JPH1172377A - 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法 - Google Patents

排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法

Info

Publication number
JPH1172377A
JPH1172377A JP23317597A JP23317597A JPH1172377A JP H1172377 A JPH1172377 A JP H1172377A JP 23317597 A JP23317597 A JP 23317597A JP 23317597 A JP23317597 A JP 23317597A JP H1172377 A JPH1172377 A JP H1172377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
blower
exhaust gas
gas treatment
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23317597A
Other languages
English (en)
Inventor
Keita Suzuki
啓太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23317597A priority Critical patent/JPH1172377A/ja
Publication of JPH1172377A publication Critical patent/JPH1172377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロワに振動検出部を取り付ることにより、
適正な時期にブロワのメンテナンスを行うことができる
ブロワのメンテナンス方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ブロワに振動が生じると、ブロワの所定
の振動部位に取り付られた振動検出部2が、その振動を
検出してその検出信号S1を出力する。すると、判断部
3が、この検出信号S1が示す振動値と基準振動値とを
比較し、検出信号S1が示す振動値が基準振動値以上の
場合に、表示信号S2を出力する。そして、表示部4の
アラーム発報器42がこの表示信号S2に基づいてアラ
ームを発報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブロワの振幅に
よりメンテナンスの時期を決定することができる排ガス
処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、W(タングステン)−CVD
装置の排ガス処理システムの一例を示すブロック図であ
る。この排ガス処理システムは、W−CVD装置100
とポンプ101とNF3ガス用排ガス処理装置102と
ブロワ103とから構成されており、W−CVD装置1
00内部の排ガスをポンプ101によりNF3ガス用排
ガス処理装置102に送って除害処理した後、ブロワ1
03により工場外部に排気する構造となっている。NF
3ガス用排ガス処理装置102には、乾式のものと燃焼
式のものとがある。乾式あるいは燃焼式のNF3ガス用
排ガス処理装置102は、排ガスを除害処理するときに
副生成物をつくる。この副生成物は、ブロワに多数付着
するとブロワ103を破損させる原因となるため、W−
CVD装置100の運転を停止させてメンテナンスを行
い、この副生成物を取除く必要がある。従来、この種の
メンテナンス方法としては、定期的にメンテナンスを行
う方法と、経験的にメンテナンスを行う方法とがある。
定期的にメンテナンスを行う方法は、予め決められた日
に定期的にメンテナンスを行う方法である。経験的にメ
ンテナンスを行う方法は、オペレーターのメンテナンス
経験によりメンテナンス日を決めそれに従ってメンテナ
ンスを行う方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のメンテ
ナンス方法には、次のような問題があった。定期的にメ
ンテナンスを行う方法は、ブロワ103の状態に関係な
く、予め決められた日に定期的にメンテナンスを行うの
で、ブロワ103に付着した副生成物が少なく、ブロワ
103の運転を継続することが可能な状態であっても、
W−CVD装置100を停止させ、W−CVD装置10
0の生産性を無為に低下させてしまうことがある。一
方、経験的にメンテナンスを行う方法は、オペレーター
のメンテナンス経験によりメンテナンス日を決めるの
で、ブロワ103に付着する副生成物がオペレーターの
経験よりも早いペースで堆積する場合があり、このよう
な場合には、メンテナンス時機を逸し、ブロワ103を
破損させるおそれがあった。
【0004】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、ブロワに振動検出部を取り付ることに
より、適正な時期にブロワのメンテナンスを行うことが
できるブロワのメンテナンス方法及び装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の排ガス処理システムのブロワメンテナン
ス装置は、ブロワの所定の振動部位に取り付られブロワ
の振動値を検出してその検出信号を出力する振動検出部
と、振動検出部からの検出信号が示す振動値と基準振動
値とを比較し、検出信号の振動値が基準振動値以上の場
合に、表示信号を出力する判断部と、判断部からの表示
信号に基づいて警報表示を行う表示部とを具備する構成
とした。かかる構成により、ブロワに振動が生じると、
その振動がブロワの所定の振動部位に取り付られた振動
検出部により検出されて、その検出信号が出力される。
すると、判断部において、この検出信号が示す振動値と
基準振動値とが比較され、検出信号が示す振動値が基準
振動値以上の場合に、表示信号が出力される。そして、
表示部において、この表示信号に基づいて警報表示が行
われる。また、この発明の排ガス処理システムのブロワ
メンテナンス方法は、ブロワの所定の振動部位における
振動値を検出する振動検出過程と、振動検出過程で検出
した振動値と基準振動値とを比較し、当該振動値が基準
振動値以上の場合に、表示指令を行う判断過程と、判断
過程の表示指令に基づいて警報表示を行う表示過程とを
具備する構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係る排ガス処理システムのブロワメンテナンス
装置を示すブロック図である。なお、図11の部材と同
一部材については、同一符号を付して説明する。図1に
おいて、符号200はメインテナンス対象の排ガス処理
システムであり、符号1がこの実施形態のブロワメンテ
ナンス装置である。
【0007】排ガス処理システム200は、W−CVD
装置100からの排ガス、すなわちWF6(6フッ化タ
ングステン)ガス及びNF3(3フッ化窒素)ガスを、
除害処理することができるシステムであり、W−CVD
装置100で成膜処理に使用されたWF6ガスを除害処
理するためのWF6ガス用排ガス処理装置104と、W
−CVD装置100内部に付着したWを取除くために使
用されたNF3ガスを処理するためのNF3ガス用排ガス
処理装置102とを有している。WF6ガス用排ガス処
理装置104及びNF3ガス用排ガス処理装置102
は、切替器116及びポンプ101を介してW−CVD
装置100に接続されており、これらの接続を切替器1
16によって切替ることにより、WF6ガス及びNF3ガ
スの除害処理を行っている。すなわち、WF6ガスを除
害処理するときには、切替機116を切り替えることに
より、ポンプ101を介してW−CVD装置100とW
F6ガス用排ガス処理装置104とを接続し、CVD装
置100からのWF6ガスをWF6ガス用排ガス処理装置
104にて除害処理し、NF3ガスを除害処理するとき
には、切替機116を切替ることにより、ポンプ101
を介してW−CVD装置100とNF3ガス用排ガス処
理装置102とを接続し、W−CVD装置100からの
NF3ガスをNF3ガス用排ガス処理装置102にて除害
処理する。そして、このように排ガス処理装置により除
害処理された排ガスは、それぞれブロワ103及びブロ
ワ105に送られて工場外部に排気される。なお、これ
らの切替操作は、W−CVD装置100に取り付られた
WF6ガス導入用マスフローコントローラー121及び
NF3ガス導入用マスフローコントローラー122から
の信号により切替機116を制御することにより行って
いる。
【0008】図2は、ブロワ103を一部破断して示す
正面図であり、図3は、ブロワ103のケージング11
1部分を一部破断して示す側面図である。図2に示すよ
うに、ブロワ103は、ケーシング111内部に放射状
に配置された複数の羽115を有するインペラ114を
回転させることにより、除害処理済みの排気ガスを排出
することができる構造となっている。具体的には、図3
に示すように、インペラ114の中心が回転軸108に
取り付られ、この回転軸108がベアリング式のブロワ
軸受110で回転自在に支持されている。さらに、回転
軸108は、ベルト駆動機構107を介してモータ10
6と接続されている。これにより、モータ106を駆動
させると、インペラ114が回転し、導入用ポート11
2から入ってくる除害処理済みの排気ガスを、回転する
羽115で排出用ポート113から排出する。
【0009】ブロワメンテナンス装置1は、上記のよう
な構造の排ガス処理システム200のブロワ103のメ
ンテナンス時期を知らせるための装置である。図1に示
すように、ブロワメンテナンス装置1は、振動の検出方
向により、軸方向振動検出部1−1、水平方向振動検出
部1ー2、及び垂直方向振動検出部1−3という3つの
部分から構成されている。
【0010】図4は、軸方向振動検出部1−1の構造を
示すブロック図である。軸方向振動検出部1−1は、ブ
ロワ103の軸方向の振動を検出する部分であり、図4
に示すように、振動検出部2と判断部3と表示部4とを
具備している。なお、ブロワ103の軸方向とは、図3
の矢印A方向をいう。
【0011】振動検出部2は、振動センサ21aであ
り、ケーブル22を介してして軸方向の振幅値を示す検
出信号S1を判断部3に出力する機能を有している。図
5ないし図7は、この振動センサ21aの取付状態図で
あり、図8は、ブロワ103のブロワ軸受110が軸方
向に振動したときの状態図である。図5ないし図7に示
すように、振動センサ21aは、ブロワ軸受110を軸
受台109上に固定しているフランジ117の正面部1
17aに取り付られている。これにより、図8の実線及
び二点鎖線で示すように、インペラ114が振動する
と、この振動がインペラ114が固着されている回転軸
108に伝わり、この回転軸108を支持しているブロ
ワ軸受110が振動する。振動センサ21aは、この振
動のうち軸方向(矢印A方向)の振動を検出し、その振
幅値を示す検出信号S1を図4に示す判断部3に出力す
る。
【0012】判断部3は、振動センサ21aからの検出
信号S1が示す振幅値の大きさが基準振幅値L1(基準
振動値)以上になったときに、表示信号S2を出力する
部分であり、メモリ32とCPU31とを有している。
メモリ32には、基準振幅値L1が保存されている。こ
の基準振幅値L1は、ブロワ運転時の振幅がこの値以上
になると、ブロワが破損することを示す値である。CP
U31は、このメモリ32と振動センサ21aとに接続
されている。このCPU31は、振動センサ21aを常
時モニタし、振動センサ21aからの検出信号S1が示
す振幅値をそのまま出力する機能を有している。また、
CPU31は、この振幅値とメモリ32内の基準振幅値
L1とを比較し、この振幅値の大きさが基準振幅値L1
以上になったときに、表示信号S2を出力する機能をも
有している。
【0013】表示部4は、判断部3からの信号S1,S
2に基づいて警報表示を行う部分であり、アラーム発報
器42と表示パネル41とを有している。すなわち、ア
ラーム発報器42がCPU31からの表示信号S2に基
ずいてアラームを発報し、表示パネル41がCPU31
からの検出信号S1に基ずいて振幅値を数値で表示す
る。
【0014】一方、図1に示す水平方向振動検出部1−
2は、ブロワ103の水平方向における振動を検出する
部分であり、垂直方向振動検出部1−3は、ブロワ10
3の垂直方向における振動を検出する部分である。ここ
で、ブロワ103の水平方向とは図2の矢印B方向をい
い、ブロワ103の垂直方向とは図3の矢印C方向をい
う。水平方向振動検出部1−2及び垂直方向振動検出部
1−3は、軸方向振動検出部1−1と同じ構造である
が、振動センサの取付位置が異なる。水平方向振動検出
部1−2の振動センサ21bは、図5ないし図7に示す
ようにブロワ軸受110のフランジ117の側面部11
7bに取り付られている。また、垂直方向振動検出部1
−3の振動センサ21cは、フランジ117の上面部1
17cに取り付られている。振動センサ21b,21c
を、このように取り付ることにより、水平方向振動検出
部1−2及び垂直方向振動検出部1−3が、水平方向及
び垂直方向に対して、軸方向振動検出部1−1と同様の
処理を行う。
【0015】次に本実施形態が示すブロワメンテナンス
装置1の動作について説明する。なお、この動作はこの
発明のブロワメンテナンス方法をも具体的に実行するも
のである。また、ここでは、理解を容易にするため、ブ
ロワ103の軸方向の振動に対するブロワメンテナンス
装置1の動作を主にして説明する。まず、図1に示すよ
うに、W−CVD装置100がWF6ガスを使用しウエ
ハにWを成膜すると、W−CVD装置100内部にWが
付着する。これを、取除くためにNF3ガスをW−CV
D装置100内部に流し、Wの除去作業を行う。
【0016】除去作業に使用されたNF3ガスは、ポン
プ101及び切替機116を介してNF3ガス用排ガス
処理装置102に送られ、ここで除害処理された後、ブ
ロワ103に送られる。ブロワ103に送られた除害処
理済ガスはインペラ114の回転運動により工場外部に
排気される。このとき、インペラ114の回転駆動によ
る軸方向の振動は、回転軸108を介してブロワ軸受1
10に伝搬され、ブロワ軸受110が軸方向に振動す
る。図9は、このブロワ軸受110の振動の振幅値とブ
ロワ103により排出された除害処理済ガスの総排出量
との関係を示す線図である。図9に示すように、ブロワ
103が除害処理済ガスの排出作業を開始した直後(総
排出量K1)において、ブロワ軸受110が振幅値P1
で振動しているとすると、この振幅値P1は、ブロワ軸
受110に取り付られた振動センサ21aにより検出さ
れ、振幅値P1を示す検出信号S1がCPU31に出力
される(振動検出過程)。この検出信号S1は、CPU
31を介して表示パネル41に送られ、表示パネル41
にて振幅値P1を示す数値として表示される。この動作
と並行して、CPU31にて、検出信号S1が示す振幅
値P1と基準振幅値L1とが比較される(判断過程)。
このとき、振幅値P1が基準振幅値L1より小さいの
で、表示信号S2は出力されず、アラーム発報器32に
よるアラームの発報動作は行われない。この結果、ブロ
ワ103の運転が継続され、W−CVD装置100内部
のWの除去作業が続けられる。
【0017】ところで、NF3ガスにより、W−CVD
装置100内部のWの除去作業を行うと、W−CVD装
置100内部のWとNF3ガスとが反応して、WF6ガス
が発生し、これが、燃焼式もしくは乾燥式の排ガス処理
装置であるNF3ガス用排ガス処理装置102に送られ
ると装置中でWガスが生成され、このWガスがブロワ1
03のインペラ114に付着する。
【0018】このインペラ114に付着するWの量が、
ブロワ103による除害処理済ガスの総排出量と共に増
加していき、この除害処理済ガスが総排出量K2に達す
ると、インペラ114に付着したWが、ブロワ103の
振動によって剥離される現象が発生する。これにより、
インペラ114の重量バランスが崩れ、ブロワ軸受11
0の軸方向の振動が大きくなって、その振幅が振幅値P
2に変化すると、この振幅値P2がブロワ軸受110の
正面部117aに取り付られた振動センサ21aによっ
て検出され、検出信号S1としてCPU31に出力され
る(振動検出過程)。このとき、振幅値P2が基準振幅
値L1よりも小さいため(判断過程)、表示信号S2は
出力されず、アラーム発報器32によるアラームの発報
動作は行われない。
【0019】そして、除害処理済ガスが排出量K3に達
すると、Wの剥離現象が大きくなり、インペラ114の
重量バランスがさらに崩れて、回転軸108が軸方向に
大きく振動するようになる。これにより、ブロワ軸受1
10の軸方向の振幅が振幅値P3に増大する。この振幅
値P3は、同様に振動センサ21aにより検出され(振
動検出過程)、検出信号S1としてCPU31に出力さ
れ、表示パネル41にて数値表示されると共に、CPU
31にて基準振幅値L1と比較される(判断過程)。こ
のとき、振幅値P3が基準振幅値L1と等しくなってい
るので、表示信号S2がCPU31からアラーム発報器
42に出力され、アラーム発報器42によるアラーム発
報動作が行われる(表示過程)。この結果、オペレータ
ーが、W−CVD装置100及びブロワ103を直ちに
停止させ、ブロワ103のメンテナンスを行うことで、
ブロワ103の破損を未然に防止することができる。
【0020】ところで、ブロワ103の振動が回転軸方
向だけでない場合には、回転軸108に対して斜め方向
の振動が加わることとなる。図10は、回転軸108に
加わる振動方向を示す斜視図である。図10に示すよう
に、回転軸108に加わる斜め方向の振動Fは、回転軸
108の軸方向成分の振動Faと水平方向成分の振動F
bと垂直方向成分の振動Fcとに分解される。そこで、
ブロワ軸受110の正面部117aに生じる振動Faが
軸方向振動検出部1−1の振動センサ21aで検出さ
れ、側面部117bに生じる振動Fbが水平方向振動検
出部1ー2の振動センサ21bで検出され、上面部11
7cで生じる振動Fcが垂直方向振動検出部1−3の振
動センサ21cで検出され、ブロワ103の振動が間接
的に検出される。そして、振動Fa〜Fcの振幅のいず
れかが上記基準振幅値L1に至ると、振動検出部1−1
〜1−3のいずれかのアラーム発報器42からアラーム
が発報される。
【0021】このように、この実施形態のブロワメンテ
ナンス装置1によれば、ブロワ103の振動の持つ振幅
値が基準振幅値L1よりも大きくなったときだけアラー
ムを発報することができるので、ブロワ103を破損さ
せることなく、また、不必要にW−CVD装置100を
停止させることなく、効率的にブロワ103のメンテナ
ンスを行うことができる。
【0022】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
アラーム発報器42でアラームを発報したが、W−CV
D装置100に装備されているパトライトを点滅させ
て、警報を知らせることもできる。また、上記実施形態
では、表示パネル41で振動の振幅を数値表示する構成
としたが、棒グラフなどで表示するようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明に
よれば、ブロワに振動が生じると、その振動が振動検出
部により検出されて、その検出信号が示す振動値と基準
振動値とが比較され、振動値が基準振動値以上の場合
に、警報表示が行われる構成であるので、排ガス処理シ
ステムのブロワの破損を未然に防止することができると
いう優れた効果がある。また、振動値と基準振動値とに
よって、メンテナンス時期を定量的に判断するので、適
正な時期にメンテナンスを行うことができる。この結
果、メンテナンス頻度を減少させることができ、排ガス
処理システムの稼働率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る排ガス処理システ
ムのブロワメンテナンス装置を示すブロック図である。
【図2】ブロワを一部破断して示す正面図である。
【図3】ブロワを一部破断して示す側面図である。
【図4】軸方向振動検出部の構造を示すブロック図であ
る。
【図5】ブロワ軸受の正面図である。
【図6】ブロワ軸受の側面図である。
【図7】ブロワ軸受の平面図である。
【図8】ブロワのブロワ軸受が軸方向に振動したときの
状態図である。
【図9】ブロワ軸受の振動の振幅値と除害処理済ガスの
総排出量との関係を示す線図である。
【図10】回転軸に加わる振動を示す斜視図である。
【図11】W−CVD装置の排ガス処理システムの一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ブロワメンテナンス装置、 1−1…軸方向振動検
出部、 1−2…水平方向振動検出部、 1−3…垂直
方向振動検出部、 2…振動検出部、 3…判断部、
21a,21b,21c…振動センサ、 31…CP
U、 32…メモリ、 41…表示パネル、 42…ア
ラーム発報器、 103…ブロワ、 108…回転軸、
110…ブロワ軸受、 200…排ガス処理システム
200。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワの所定の振動部位に取り付られブ
    ロワの振動値を検出してその検出信号を出力する振動検
    出部と、 上記振動検出部からの検出信号が示す振動値と基準振動
    値とを比較し、検出信号の振動値が基準振動値以上の場
    合に、表示信号を出力する判断部と、 上記判断部からの表示信号に基づいて警報表示を行う表
    示部とを具備することを特徴とする排ガス処理システム
    のブロワメンテナンス装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス装置において、 上記振動値は、上記ブロワの振動の振幅値である、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス装置において、 上記表示部は、上記判断部からの表示信号入力時にアラ
    ームを発報するアラーム発報器である、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス装置において、 上記振動検出部を、上記ブロワのインペラ回転軸を回転
    自在に支持する軸受に取り付けた、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス装置。
  5. 【請求項5】 ブロワの所定の振動部位における振動値
    を検出する振動検出過程と、 上記振動検出過程で検出した振動値と基準振動値とを比
    較し、当該振動値が基準振動値以上の場合に、表示指令
    を行う判断過程と、 上記判断過程の表示指令に基づいて警報表示を行う表示
    過程とを具備することを特徴とする排ガス処理システム
    のブロワメンテナンス方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス方法において、 上記振動値は、上記ブロワの振動の振幅値である、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス方法において、 上記表示過程は、上記判断過程の表示指令によりアラー
    ムを発報するものである、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の排ガス処理システムの
    ブロワメンテナンス方法において、 上記振動検出過程は、上記ブロワのインペラ回転軸を回
    転自在に支持する軸受の振動値を検出するものである、 ことを特徴とする排ガス処理システムのブロワメンテナ
    ンス方法。
JP23317597A 1997-08-29 1997-08-29 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法 Pending JPH1172377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23317597A JPH1172377A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23317597A JPH1172377A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1172377A true JPH1172377A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16950912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23317597A Pending JPH1172377A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1172377A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6855709B2 (en) 2002-02-22 2005-02-15 Pharmacia & Upjohn Company Pyridyl sulfone derivatives
EP1767918A1 (en) * 2005-09-26 2007-03-28 Fanuc Ltd Blower for a laser oscillator and laser oscillator using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6855709B2 (en) 2002-02-22 2005-02-15 Pharmacia & Upjohn Company Pyridyl sulfone derivatives
EP1767918A1 (en) * 2005-09-26 2007-03-28 Fanuc Ltd Blower for a laser oscillator and laser oscillator using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2460103A1 (en) Fastening apparatus and method
JP2020179316A (ja) 産業機械のエアフィルタ装置
CN111366321A (zh) 一种振动筛故障实时检测系统及方法
JPH1172377A (ja) 排ガス処理システムのブロワメンテナンス装置及びその方法
JPH027888A (ja) 2つのプロセツサを有する遠心機制御装置
JPH08195375A (ja) 回転乾燥方法および回転乾燥装置
CN211914565U (zh) 一种振动筛故障实时检测系统
JP4174464B2 (ja) 空気循環装置およびコンピュータ用筐体と防塵フィルタの目詰まり検知方法
KR20030086739A (ko) 필터의 교환시기 판단방법
JP3549452B2 (ja) 超音波洗浄装置
WO2022097075A1 (en) Waste gas purification system
JP2002316292A (ja) 工作機械の加工空間領域内の集塵能力低下検出装置
JP3546144B2 (ja) ターボ分子ポンプとその保護動作方法
CN117121361A (zh) 具备风扇马达的马达驱动装置和马达驱动装置的控制方法
JP2002239323A (ja) オイルミスト除去装置
JP3337230B2 (ja) 磁気軸受式ターボ分子ポンプ
JP2001012359A (ja) 真空ポンプの制御方法及び制御装置
JP3558474B2 (ja) 半導体製造装置に付随するベルト伝動装置
JP2004332606A (ja) 送風機インペラーの監視方法と監視装置
JP2001246275A (ja) 破砕装置の排出部構造
JP2001240231A (ja) 回転走行部材の張力監視方法およびその装置
JP3614630B2 (ja) 自動給水装置
JPH09133100A (ja) 送風装置
JPH10249787A (ja) 産業用ロボット
JPH0736262Y2 (ja) リアクトルの振動監視装置