JPH1172216A - 焼却炉の二次空気制御方法 - Google Patents

焼却炉の二次空気制御方法

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Publication number
JPH1172216A
JPH1172216A JP23316697A JP23316697A JPH1172216A JP H1172216 A JPH1172216 A JP H1172216A JP 23316697 A JP23316697 A JP 23316697A JP 23316697 A JP23316697 A JP 23316697A JP H1172216 A JPH1172216 A JP H1172216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary air
flame
nozzle
primary combustion
incinerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23316697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nagahama
和男 長▲濱▼
Akihisa Kamisaki
顕久 神先
Yoshihiro Matsuda
圭博 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH1172216A publication Critical patent/JPH1172216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次燃焼における火炎の高さの変化に追随し
て二次空気の噴出状態を調整する。 【解決手段】 焼却炉1の燃焼帯における一次燃焼の火
炎を工業用テレビカメラ5で撮影し、撮影した一次燃焼
火炎の画像情報を画像処理手段12において画像処理
し、画像処理によって火炎高さを検出し、検出した火炎
高さ情報を二次空気ノズル切換え手段10に送信し、二
次空気ノズル切換え手段により二次空気が噴出する二次
空気ノズル6を火炎高さを指標として選択するととも
に、当該二次空気ノズルに対応する開閉バルブ7を開放
することにより、二次空気ノズルから噴出する二次空気
が一次燃焼の火炎に到達しないように調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ゴミや廃棄物
の焼却処理に用いられる焼却炉の二次空気制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の焼却炉では、プッシャによって
都市ゴミや廃棄物等の被燃焼物をストーカの燃焼帯上に
送り出し、ストーカの下方から一次空気を供給する状態
において一次燃焼を行なう。一次燃焼においては、NO
xの発生を防止するために、空気が過剰にならないよう
にその量を調節している。
【0003】一次燃焼において生起する未燃ガスは、炉
内空間の上部に設定する二次燃焼領域において完全燃焼
する。このために、焼却炉の二次燃焼領域には、燃焼帯
の上方から二次空気を供給し、この二次空気によって一
次燃焼の燃焼帯から上昇して来るガスを攪拌し、二次空
気と未燃ガスの混合を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の焼却炉
において、二次空気によるガスの攪拌によって未燃ガス
と二次空気の十分な混合を行なうためには、ガス中へ噴
出する二次空気の流速を、二次空気がガスを貫通する程
に高く設定する必要がある。しかし、一次燃焼における
燃焼状態は投入する被燃焼物のごみ質によって変動し、
燃焼状態の変動に伴って一次燃焼の火炎はその高さが変
化する。したがって、二次空気が定常的に噴出する場合
には、一次燃焼の火炎に対して二次空気が直接に接触す
ることが起こり、NOxが発生する問題があった。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、一次燃焼における火炎の高さの変化に追随して二次
空気の噴出状態を調整することができる焼却炉の二次空
気制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の焼却炉の二次空気制御方法は、吹込高
さを異ならして配置した複数の二次空気ノズルからなる
ノズル群か、口径の異なる複数の二次空気ノズルからな
るノズル群か、吹込角度を異ならして配置した複数の二
次空気ノズルからなるノズル群かのうちで少なくとも1
つのノズル群を設け、各二次空気ノズルはそれぞれ開閉
バルブを介して二次空気供給源に接続し、焼却炉の燃焼
帯における一次燃焼の火炎を工業用テレビカメラで撮影
し、撮影した一次燃焼火炎の画像情報を画像処理手段に
おいて画像処理し、画像処理によって火炎高さを検出
し、検出した火炎高さ情報を二次空気ノズル切換え手段
に送信し、二次空気ノズル切換え手段により二次空気が
噴出する二次空気ノズルを火炎高さを指標として選択す
るとともに、当該二次空気ノズルに対応する開閉バルブ
を開放することにより、二次空気ノズルから噴出する二
次空気が一次燃焼の火炎に到達しないように調節する構
成としたものであります。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、焼却炉1は、スト
ーカ2によって形成する燃焼帯上において都市ゴミや廃
棄物等の被燃焼物3を燃焼するものであり、燃焼帯にお
ける一次燃焼の火炎4を撮影する工業用テレビカメラ5
を備えている。
【0008】焼却炉1の上部には、炉内の二次燃焼領域
に二次空気を供給するための複数の二次空気ノズル6か
らなるノズル群が配置してある。ノズル群は、炉内への
二次空気の吹込高さが異なるように各二次空気ノズル6
を配置したものか、炉内への二次空気の吹込流速を違え
るように各二次空気ノズル6の口径を異ならせたもの
か、炉内への二次空気の吹込角度が異なるように各二次
空気ノズル6を配置したものかの何れかの形態を有し、
あるいはそれらの組み合わせからなる形態を有してい
る。各二次空気ノズル6はそれぞれ開閉バルブ7を介し
て二次空気供給系8に連通しており、二次空気供給系8
は空気供給源としてファン9aと空気流量を調整するダ
ンパ装置9bとを有している。
【0009】各開閉バルブ7はその開閉動作を制御する
二次空気ノズル切換え装置10に接続し、ダンパ装置9
bはその開閉を制御する二次空気流量制御装置11に接
続しており、工業用テレビカメラ5は撮影した一次燃焼
火炎の画像情報を画像処理する手段としての画像処理装
置12に接続している。二次空気ノズル切換え装置10
には、二次空気流量制御装置11および画像処理装置1
2が接続している。
【0010】上記した構成における作用を説明する。焼
却炉1においては、燃焼帯上に送り出した被燃焼物3が
ストーカ2の下方から供給する一次空気を受けて一次燃
焼し、一次燃焼における未燃ガスが二次燃焼領域におい
て二次空気ノズル6から供給する二次空気を受けて二次
燃焼する。
【0011】二次空気ノズル6から供給する二次空気の
総量は、一次空気量との関係において決定するものであ
り、二次空気流量制御装置11によりダンパ装置9bの
開度を調整することにより制御する。二次空気流量制御
装置11は二次空気供給系8を流れる二次空気の流量情
報を二次空気ノズル切換え装置10に送る。
【0012】一方、工業用テレビカメラ5により燃焼帯
における一次燃焼の火炎を撮影し、撮影した一次燃焼火
炎の画像情報を画像処理装置12に送り、画像処理によ
って火炎高さを検出する。火炎高さの検出は火炎の先端
が予め設定した複数段のレベルのうちどのレベルに存在
するかを判定して行なう。画像処理装置12は検出した
火炎高さのレベルの値を火炎高さ情報として二次空気ノ
ズル切換え装置10に送る。
【0013】二次空気ノズル切換え装置10は、二次空
気供給系8を流れる二次空気の流量を考慮しつつ火炎高
さのレベル値を指標として、二次空気が噴出する二次空
気ノズル6を選択するとともに、選択した二次空気ノズ
ル6に対応する開閉バルブ7を開放する。
【0014】例えば、各二次空気ノズル6が炉内への二
次空気の吹込高さが異なるように配置したものである場
合に、火炎高さが低いレベルにあるときには低位の二次
空気ノズル6を選択し、火炎高さが高いレベルにあると
きには高位の二次空気ノズル6を選択する。また、各二
次空気ノズル6が炉内への二次空気の吹込流速を違える
ように口径を異ならせたものである場合に、火炎高さが
低いレベルにあるときには吹込流速の速い二次空気ノズ
ル6を選択し、火炎高さが高いレベルにあるときには吹
込流速の遅い二次空気ノズル6を選択する。この場合
に、二次空気供給系8を流れる二次空気の流量は設定し
た値を維持するので、二次空気ノズル6の口径を変更す
ることにより流速が定まった値に変化する。また、各二
次空気ノズル6が炉内への二次空気の吹込角度が異なる
ように配置したものである場合に、火炎高さが低いレベ
ルにあるときには下方に向けた吹込角度の大きい二次空
気ノズル6を選択し、火炎高さが高いレベルにあるとき
には下方に向けた吹込角度の小さい二次空気ノズル6を
選択する。この結果として、二次空気ノズル6から噴出
する二次空気が一次燃焼の火炎に到達しないように調節
する。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、焼
却炉の燃焼帯における一次燃焼の火炎高さを画像処理に
よって検出し、検出した火炎高さ指標として二次空気ノ
ズルを選択することにより、一次燃焼における火炎の高
さの変化に追随して二次空気の噴出状態を調整すること
ができ、二次空気ノズルから噴出する二次空気が一次燃
焼の火炎に接触することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る焼却炉の全体構造を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 焼却炉 3 被燃焼物 4 火炎 5 工業用テレビカメラ 6 二次空気ノズル 7 開閉バルブ 9a ファン 9b ダンパ装置 10 二次空気ノズル切換え装置 11 二次空気流量制御装置 12 画像処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹込高さを異ならして配置した複数の二
    次空気ノズルからなるノズル群か、口径の異なる複数の
    二次空気ノズルからなるノズル群か、吹込角度を異なら
    して配置した複数の二次空気ノズルからなるノズル群か
    のうちで少なくとも1つのノズル群を設け、各二次空気
    ノズルはそれぞれ開閉バルブを介して二次空気供給源に
    接続し、焼却炉の燃焼帯における一次燃焼の火炎を工業
    用テレビカメラで撮影し、撮影した一次燃焼火炎の画像
    情報を画像処理手段において画像処理し、画像処理によ
    って火炎高さを検出し、検出した火炎高さ情報を二次空
    気ノズル切換え手段に送信し、二次空気ノズル切換え手
    段により二次空気が噴出する二次空気ノズルを火炎高さ
    を指標として選択するとともに、当該二次空気ノズルに
    対応する開閉バルブを開放することにより、二次空気ノ
    ズルから噴出する二次空気が一次燃焼の火炎に到達しな
    いように調節することを特徴とする焼却炉の二次空気制
    御方法。
JP23316697A 1997-08-29 1997-08-29 焼却炉の二次空気制御方法 Pending JPH1172216A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23316697A JPH1172216A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 焼却炉の二次空気制御方法

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JP23316697A JPH1172216A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 焼却炉の二次空気制御方法

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JPH1172216A true JPH1172216A (ja) 1999-03-16

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ID=16950764

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JP23316697A Pending JPH1172216A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 焼却炉の二次空気制御方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007703A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 火炎終端位置検出方法、自動燃焼制御方法、及び廃棄物焼却炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007703A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 川崎重工業株式会社 火炎終端位置検出方法、自動燃焼制御方法、及び廃棄物焼却炉

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302