JPH1171974A - ガラスルーバー窓 - Google Patents

ガラスルーバー窓

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JPH1171974A
JPH1171974A JP9230794A JP23079497A JPH1171974A JP H1171974 A JPH1171974 A JP H1171974A JP 9230794 A JP9230794 A JP 9230794A JP 23079497 A JP23079497 A JP 23079497A JP H1171974 A JPH1171974 A JP H1171974A
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JP
Japan
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louver
outdoor
indoor
clip
blades
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JP9230794A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakano
茂 中野
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Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内外ルーバー羽根の軌跡の設定を自由に行う
ことができる構成のガラスルーバー窓を提供する。 【解決手段】ルーバー窓の左右の縦枠側または上下の横
枠側に、対向するように複数個のクリップ10を配列す
る。各クリップ10により内外2枚のルーバー羽根8a
1〜8a3、8b1〜8b2の各端部を支持する。ルー
バー羽根を開く際にその室外側先端が近接する側の枠に
最も近いクリップ10に端部が支持される室外側ルーバ
ー羽根8b1の幅を、室内側ルーバー羽根8a1等の他
のルーバー羽根の幅より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば居室、浴室
等のように、必要に応じて換気を要する建物の開口部に
設けられるガラスルーバー窓に係り、特に1枚のクリッ
プに2枚のルーバー羽根の端部を支持させるダブルガラ
スルーバー窓に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、例えば左右の縦枠に
上下に配列した複数個のクリップ50に室内側ルーバー
羽根51と室外側ルーバー羽根52とを支持させたダブ
ルガラスルーバー窓において、ルーバー羽根を開く際に
室外側に突出するように動かす(図中、a、bはそれぞ
れ室内側ルーバー羽根51の上端部、下端部の軌跡を示
す)ようにすれば、ルーバー羽根を開く際に、その上端
が室内側に移動するように開く構造に比較し、ルーバー
羽根が開くために室内側にスペースを確保する必要がな
く、枠の狭幅化を図ることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ル
ーバー羽根51、52を開く際に室外側に移動させる構
成を採用する場合、室内側ルーバー羽根51の上端が、
上枠53に設けられた室外側ルーバー羽根52の気密材
54の受部55に当接し、開くことができないという問
題点がある。もし、室外側ルーバー羽根52を室内側ル
ーバー羽根51より高く設定すると、最下部の室外側ル
ーバー羽根52の受部を、室内側ルーバー羽根の受部よ
り高くする必要があるという不具合が生じる。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑み、ダブルガ
ラスルーバー窓において、室内外ルーバー羽根の軌跡の
設定を自由に行うことができる構成のガラスルーバー窓
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ルーバー窓の左右の縦枠側に、対向するよ
うに複数個のクリップを上下に配列すると共に、各クリ
ップにより室内側、室外側の内外2列に配列されたルー
バー羽根の各端部を支持させ、各クリップの回動中心は
開動作時に室外側に移動する構成を有し、少なくとも上
下方向の中間位置のクリップに支持された室外側、室内
側のルーバー羽根は互いに平行となし、かつ全閉時にお
いて室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも上
に位置し、最上部のクリップに端部が支持される室外側
ルーバー羽根の幅を、他の室外側ルーバー羽根の幅より
大きくしたことを特徴とする(請求項1)。
【0006】また、本発明は、ルーバー窓の上下の横枠
側に、対向するように複数個のクリップを左右に配列す
ると共に、各クリップにより室内側、室外側の内外2列
に配列されたルーバー羽根の各端部を支持させ、各クリ
ップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構成を有
し、少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持さ
れた室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行とな
し、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ル
ーバー羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するよう
に室内外ルーバー羽根を斜めに対向させ、前記全閉時に
室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接す
る方の縦枠に最も近いクリップに端部が支持される室外
側ルーバー羽根の幅を、他の室外側ルーバー羽根の幅よ
り大きくしたことを特徴とする(請求項2)。
【0007】また、本発明は、ルーバー窓の左右の縦枠
側に、対向するように複数個のクリップを上下に配列す
ると共に、各クリップにより室内側、室外側の内外2列
に配列されたルーバー羽根の各端部を支持させ、各クリ
ップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構成を有
し、少なくとも上下方向の中間位置のクリップに支持さ
れた室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行とな
し、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ル
ーバー羽根よりも上に位置し、最上部のクリップに端部
が支持される室内側ルーバー羽根の幅を、他の室内側ル
ーバー羽根の幅より小さくしたことを特徴とする(請求
項3)。
【0008】また、本発明は、ルーバー窓の上下の横枠
側に、対向するように複数個のクリップを左右に配列す
ると共に、各クリップにより室内側、室外側の内外2列
に配列されたルーバー羽根の各端部を支持させ、各クリ
ップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構成を有
し、少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持さ
れた室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行とな
し、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ル
ーバー羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するよう
に室内外ルーバー羽根を斜めに対向させ、前記全閉時に
室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接す
る方の縦枠に最も近いクリップに端部が支持される室内
側ルーバー羽根の幅を、他の室内側ルーバー羽根の幅よ
り小さくしたことを特徴とする(請求項4)。
【0009】また、本発明は、ルーバー窓の左右の縦枠
側に、対向するように複数個のクリップを上下に配列す
ると共に、各クリップにより室内側、室外側の内外2列
に配列されたルーバー羽根の各端部を支持させ、各クリ
ップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構成を有
し、少なくとも上下方向の中間位置のクリップに支持さ
れた室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行とな
し、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ル
ーバー羽根よりも上に位置し、最上部クリップに、室外
側ルーバー羽根のみを取付けたことを特徴とする(請求
項5)。
【0010】また、本発明は、ルーバー窓の上下の横枠
側に、対向するように複数個のクリップを左右に配列す
ると共に、各クリップにより室内側、室外側の内外2列
に配列されたルーバー羽根の各端部を支持させ、各クリ
ップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構成を有
し、少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持さ
れた室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行とな
し、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ル
ーバー羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するよう
に室内外ルーバー羽根を斜めに対向させ、前記全閉時に
室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接す
る方の縦枠に最も近いクリップに、室外側ルーバー羽根
のみを取付けたことを特徴とする(請求項6)。
【0011】
【作用】請求項1〜4においては、ルーバー羽根が横向
きに取付けられる場合には最上部のクリップにおいて、
また、ルーバー羽根が縦向きに取付けられる場合には全
閉時に室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも
近接する方の縦枠に最も近い端部クリップにおいて、室
外側ルーバー羽根が室内側ルーバー羽根より広幅に形成
されるから、該端部のクリップの室内側ルーバー羽根が
開く時に、室外側ルーバー羽根の受部が干渉することが
ない。
【0012】請求項5、6においては、前記端部クリッ
プにおいては、室外側ルーバー羽根のみを設けたので、
前記室内側ルーバー羽根の干渉の問題が生じない。
【0013】
【実施例】図1(A)は本発明によるルーバー窓の一実
施例を閉塞状態で示す縦断面図、図1(B)はルーバー
羽根開閉用リンクの構成図、図2は本実施例のルーバー
窓の横断面図、図3(A)、(B)はクリップにキャッ
プを組み込んだ状態を示す図とキャップにルーバー羽根
を組み込んだ状態を示す図、図4(A)〜(C)、図5
(A)、(B)は端部ルーバー羽根の各例を示す図であ
る。
【0014】図1(A)および図2において、1は建物
の壁等に設けられた開口部に固定される枠であり、該枠
1はアルミニウム合金製あるいは合成樹脂製押出形材で
なる上枠2と下枠3と縦枠4とを方形に組んでタッピン
グねじ等の固定具で結合することにより構成される。本
例の枠2〜4は、それぞれ室内側部材2a〜4aと室外
側部材2b〜4bとの間に断熱材5を設けることによ
り、断熱形材として構成されたものであるが、本発明
は、断熱材5を有しない一般の形材でなるものにも適用
される。
【0015】図2に示すように、左右の縦枠4には可動
ルーバーの取付け枠6がねじ等の固定具7により固定さ
れる。各取付け枠6にはルーバー羽根8a1〜8a3、
8b1〜8b3(以下これらを8a、8bと記す場合が
ある)をキャップ9を介して保持する複数個のクリップ
10が、枢着軸11および後述の連動バー12および第
1〜第3のリンク15〜17により連動するように、縦
に配列して取付けられる。
【0016】図3(A)、(B)に示すように、1つの
クリップ10に2個のキャップ9を係止爪を孔や係止片
に係止させて嵌着あるいは接着、固定具による固定等に
より取付け、キャップ9に同幅のルーバー羽根8a、8
bの端部をそれぞれキャップ9に嵌着して取付ける。
【0017】図1(A)、(B)、図2に示すように、
連動バー12は、クリップ10を連動させてルーバー羽
根8a、8bを開閉するためのものであり、左右にそれ
ぞれ1本ずつ、前記取付け枠6のガイド部6aに沿って
上下動自在に取付けられる。13は該連動バー12を上
下させるハンドルであり、該ハンドル13の回動は、変
換機構14を介して連動バー12の上下動に変換され
る。
【0018】連動バー12の上下動をクリップ10の動
きに変換するための第1のリンク15は、その一端を前
記連動バー12に連結軸18により連結し、他端を、第
3のリンク17の下端に連結軸19により連結する。ま
た、第3のリンク17の上端はクリップ10の中央上部
に連結軸20により連結する。第2のリンク16は、前
記枢着軸11により取付け枠6に一端を連結し、他端を
クリップ10の上部の室内側に連結軸21により連結す
る。また、第1のリンク15の中間部と第2のリンク1
6の中間部を連結軸22により連結する。
【0019】前記各ルーバー羽根8a、8bの上端面に
は、図3(B)に示すように、室内側に寄った位置に、
ゴム等の弾性材からなるひれ状の気密材23を接着等に
より固着し、各ルーバー羽根8a、8bの下端には、中
空状に形成することにより変形を容易にしたゴム等の弾
性材からなる気密材24を接着等により固着する。
【0020】これらの気密材23、24は、ルーバー羽
根8a、8bと共押しによって一体成形することによ
り、効率良く製造することを可能とし、もって気密材を
含めたルーバー羽根価格を低減すると共に、ルーバー羽
根8a、8bの端面の保護機能や人の負傷防止機能も気
密材23、24に兼ね持たせるものである。なお、本実
施例のルーバー羽根下部の気密材24は、取付け部24
aに設けた被係止部24bをキャップ9に設けた係止部
9aに係止させてルーバー羽根8a、8bをキャップ9
に支持させている。24cは隣接するルーバー羽根との
当接部である。
【0021】図1(A)、図2に示すように、各枠2〜
4の室内側部材2a、3a、4aには、補助枠2c、3
c、4cが取付けられ、これらの補助枠2c、3c、4
cに、4周にわたり連続する気密材26が取付けられ、
該気密材26にルーバー羽根8aの板面あるいは最上部
のルーバー羽根8a1の気密材23を当接させる。
【0022】また、図2に示すように、前記取付け枠6
には、クリップ10の室外側部分に側方に突出させたフ
ィン10aを当接させる気密材27を取付けている。ま
た、図1(A)に示すように、上枠2、下枠3の室外側
部材2b、3bには、最上端の室外側ルーバー羽根8b
1の上端部、最下端のルーバー羽根8b2の下端部をそ
れぞれ当接させる気密材28、29が取付けられる。
【0023】本実施例においては、各クリップ10に支
持された室内側、室外側のルーバー羽根8a、8bは互
いに平行をなし、かつ全閉時において、少なくとも中間
部において(本実施例においては最上部以外の)室内側
ルーバー羽根8aが室外側ルーバー羽根8bよりも上に
位置する。
【0024】また、図4(A)に示すように、前記ルー
バー羽根8b1を他の室外側ルーバー羽根を含めたルー
バー羽根の幅Lより上下幅L1を大きくしている。
【0025】このように、最上部の室外側のルーバー羽
根8b1の幅L1を他のルーバー羽根8a、8bのルー
バー羽根の幅Lより大きくすることにより、ルーバー羽
根の開閉時に、最上部の室内側ルーバー羽根8a1の上
部が、室外側の最上部のルーバー羽根8b1の受部であ
る気密材28の取付け部2dに当接するおそれがない。
【0026】以下本発明の他の実施例を説明する。図4
(B)の例は、最上部のクリップ10の室外側ルーバー
羽根30として他のルーバー羽根の幅Lより大きい幅L
2のアルミニウム合金製押出形材でなるルーバー羽根を
設けた例である。本実施例によれば、前記効果をあげる
ことができる他に、ルーバー羽根としての広幅の製造ラ
インを設けることなく、実施容易な押出成形ラインを使
用した製造が可能であり、比較的安価に実施できるとい
う利点がある。
【0027】図4(C)の実施例は、最上部の室外側ル
ーバー羽根31を、他のルーバー羽根と同じルーバー羽
根8と、アルミニウム合金製押出形材でなるパネル32
とによって幅の大きなルーバー羽根を構成したものであ
る。本実施例によっても図4(A)と同様の効果をあげ
ることができる上、図4(B)と同様に、実施容易な押
出成形ラインを使用し、安価に実施できるという利点が
ある。
【0028】図5(A)の実施例は、室外側ルーバー羽
根8b1の幅を他の段のルーバー羽根の幅Lと同じに
し、最上部の室内側のルーバー羽根8a1の幅L3を他
の室内側ルーバー羽根を含めた通常の他のルーバー羽根
の幅Lより小さくしたものであって、本実施例によって
も図4(A)と同様の効果をあげることができる。
【0029】図5(B)の実施例は、最上部のクリップ
に室外側ルーバー羽根8b1のみを取付け、室内側ルー
バー羽根を無くしたものである。本実施例においては、
室内側上枠3aの一部にルーバー羽根の機能を発揮させ
ている。本実施例においても、図4(A)の実施例と同
様の効果を上げることができる。図5(B)の実施例の
場合、室外側ルーバー羽根8b1として、アルミニウム
合金製押出形材を用いることもでき、また、他のルーバ
ー羽根8a、8bの幅Lと異なる幅のものを用いること
ができるが、この最上部のルーバー羽根8b1として幅
Lの他のルーバー羽根8と同様のルーバー羽根を用いれ
ば、幅の異なる特殊なルーバー羽根を準備する必要がな
いという利点がある。
【0030】上記実施例においては、ルーバー羽根8
a、8bが横向きに取付けられる例について説明した
が、ルーバー羽根8a、8bが縦向きに取付けられる場
合にも適用できる。その場合には、ルーバー窓の上下の
横枠側に、対向するように複数個のクリップを左右に配
列し、各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動
する構成を有し、各クリップにより内外2枚のルーバー
羽根の各端部を支持し、少なくとも中間位置のクリップ
に支持された室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平
行をなし、かつ全閉時において室内側ルーバー羽根が室
外側ルーバー羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接す
るように室内外ルーバー羽根を斜めに対向させる。
【0031】そして、前記全閉時に室内側ルーバー羽根
が室外側ルーバー羽根よりも近接する方の縦枠に最も近
い端部クリップに端部が支持される室外側ルーバー羽根
の幅を、他の室外側ルーバー羽根の幅より大きくした構
造や、該端部クリップに端部が支持される室内側ルーバ
ー羽根の幅を、他の室内側ルーバー羽根の幅より小さく
した構造や、該端部クリップに室外側ルーバー羽根のみ
を取付けた構造が適用される。
【0032】本発明において、クリップ10は一部材か
らなるだけでなく、内外のルーバー羽根をそれぞれ別体
の支持部で支持してなる2部材または3部材からなる構
成にしてもよい。また、ルーバー羽根は、全閉時に隣接
するルーバー羽根が一直線になるものだけではなく、隣
接するルーバー羽根の一部が重なるものも含まれる。そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、枠2〜
4、取付け枠6、取付け枠6に対するクリップ10の取
付け構造、ルーバー羽根8a、8b、30〜34やクリ
ップ10の構造、気密材23〜29等の構造や取付け位
置等について種々の変更、付加が可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、最上部のクリ
ップに支持される室内側ルーバー羽根が開く時に、室外
側ルーバー羽根の受部が干渉することがない。このた
め、室内外ルーバー羽根の軌跡の設定を自由に行うこと
ができる。
【0034】請求項2の構成によれば、全閉時に室内側
ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接する方の
縦枠に最も近いクリップに支持される室内側ルーバー羽
根が開く時に、室外側ルーバー羽根の受部が干渉するこ
とがない。このため、室内外ルーバー羽根の軌跡の設定
を自由に行うことができる。
【0035】請求項3の構成によれば、最上部のクリッ
プに支持される室内側ルーバー羽根が開く時に、室外側
ルーバー羽根の受部が干渉することがない。このため、
室内外ルーバー羽根の軌跡の設定を自由に行うことがで
きる。
【0036】請求項4の構成によれば、全閉時に室内側
ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接する方の
縦枠に最も近いクリップに支持される室内側ルーバー羽
根が開く時に、室外側ルーバー羽根の受部が干渉するこ
とがない。このため、室内外ルーバー羽根の軌跡の設定
を自由に行うことができる。
【0037】請求項5の構成によれば、最上部のクリッ
プには室内側ルーバー羽根を取付けていないため、室内
側ルーバー羽根に室外側ルーバー羽根の受部が干渉する
問題が生じない。このため、室内外ルーバー羽根の軌跡
の設定を自由に行うことができる。
【0038】請求項6の構成によれば、全閉時に室内側
ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根よりも近接する方の
縦枠に最も近いクリップに室内側ルーバー羽根を取付け
ていないため、室内側ルーバー羽根に室外側ルーバー羽
根の受部が干渉する問題が生じない。このため、室内外
ルーバー羽根の軌跡の設定を自由に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明によるルーバー窓の一実施例を
閉塞状態で示す縦断面図、(B)はそのルーバー羽根開
閉用リンクの構成図である。
【図2】本実施例のルーバー窓の横断面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ本実施例において、
クリップにキャップを組み込んだ状態を示す図とキャッ
プにルーバー羽根を組み込んだ状態を示す図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明における端部ルーバー
羽根の各例を示す図である。
【図5】(A)、(B)は本発明における端部ルーバー
羽根の各例を示す図である。
【図6】従来のダブルガラスルーバー窓における最上部
ルーバー羽根の軌跡を示す図である。
【符号の説明】
1:枠、2:上枠、3:縦枠、4:下枠、5:断熱材、
6:ルーバー羽根の取付け枠、8a:室内側ルーバー羽
根、8b:室外側ルーバー羽根、8b1:最上部室外側
ルーバー羽根、9:キャップ、10:クリップ、11:
枢着軸、12:連動バー、13:ハンドル、14:変換
機構、15〜17:リンク、18〜22:連結軸、23
〜29:気密材、30、31、34:最上部側ルーバー
羽根、32:押出形材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーバー窓の左右の縦枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを上下に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも上下方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも上に位置し、 最上部のクリップに端部が支持される室外側ルーバー羽
    根の幅を、他の室外側ルーバー羽根の幅より大きくした
    ことを特徴とするガラスルーバー窓。
  2. 【請求項2】ルーバー窓の上下の横枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを左右に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するように室内
    外ルーバー羽根を斜めに対向させ、 前記全閉時に室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根
    よりも近接する方の縦枠に最も近いクリップに端部が支
    持される室外側ルーバー羽根の幅を、他の室外側ルーバ
    ー羽根の幅より大きくしたことを特徴とするガラスルー
    バー窓。
  3. 【請求項3】ルーバー窓の左右の縦枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを上下に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも上下方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも上に位置し、 最上部のクリップに端部が支持される室内側ルーバー羽
    根の幅を、他の室内側ルーバー羽根の幅より小さくした
    ことを特徴とするガラスルーバー窓。
  4. 【請求項4】ルーバー窓の上下の横枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを左右に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するように室内
    外ルーバー羽根を斜めに対向させ、 前記全閉時に室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根
    よりも近接する方の縦枠に最も近いクリップに端部が支
    持される室内側ルーバー羽根の幅を、他の室内側ルーバ
    ー羽根の幅より小さくしたことを特徴とするガラスルー
    バー窓。
  5. 【請求項5】ルーバー窓の左右の縦枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを上下に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも上下方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも上に位置し、 最上部クリップに、室外側ルーバー羽根のみを取付けた
    ことを特徴とするガラスルーバー窓。
  6. 【請求項6】ルーバー窓の上下の横枠側に、対向するよ
    うに複数個のクリップを左右に配列すると共に、 各クリップにより室内側、室外側の内外2列に配列され
    たルーバー羽根の各端部を支持させ、 各クリップの回動中心は開動作時に室外側に移動する構
    成を有し、 少なくとも左右方向の中間位置のクリップに支持された
    室外側、室内側のルーバー羽根は互いに平行となし、か
    つ全閉時において室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー
    羽根よりも左右いずれかの縦枠側に近接するように室内
    外ルーバー羽根を斜めに対向させ、 前記全閉時に室内側ルーバー羽根が室外側ルーバー羽根
    よりも近接する方の縦枠に最も近いクリップに、室外側
    ルーバー羽根のみを取付けたことを特徴とするガラスル
    ーバー窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012097470A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Lixil Corp ルーバー窓、及びルーバー窓の施工方法

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