JPH1170666A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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- JPH1170666A JPH1170666A JP24962997A JP24962997A JPH1170666A JP H1170666 A JPH1170666 A JP H1170666A JP 24962997 A JP24962997 A JP 24962997A JP 24962997 A JP24962997 A JP 24962997A JP H1170666 A JPH1170666 A JP H1170666A
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Abstract
ンク滴のインク量変化に起因する印字品質の低下を防止
すること。 【解決手段】 記録ヘッド6とバッファタンク8とを、
インクの圧力変動を吸収できるコンプライアンスを備え
たチューブ26により接続し、記録ヘッド6とバッファ
タンク8との接続流路で水撃をチューブ26により吸
収、減衰させる。
Description
向に移動するキャリッジに記録ヘッドとバッファタンク
とを搭載し、函体に収容されたインクカートリッジから
インク供給チューブによりバッファタンクを介して記録
ヘッドにインクを供給するインクジェット式記録装置に
関する。
め、少なくとも濃マゼンタ、淡マゼンタ、濃シアン、淡
シアン、イエロー、及びブラックの6色のインクを使用
するインクジェット式記録装置が提案されている。
っては、少なくとも6色分のインクカートリッジを必要
とするため、インクタンクをキャリッジに搭載する形式
の記録装置ではキャリッジの総重量が大きくなって、キ
ャリッジ駆動モータに出力の大きなものが必要となるば
かりでなく、キャリッジリターンの際のキャリッジの反
動が大きくなる等の問題がある。
られるようにキャリッジに可撓性袋からなる圧力ダンパ
ーとしてのバッファタンクAを搭載する一方、函体に載
置されたインクカートリッジBとバッファタンクAとを
インク供給チューブCにより接続し、バッファタンクA
を介して記録ヘッドDにインクを供給する分離インク供
給方式が提案されている。
ッドDの確実にインクを供給することができるばかりで
なく、キャリッジの全体の重量を軽量化して高速印刷
と、インク補充の期間の延長を図ることができるメリッ
トがあるものの、バッファタンクAと記録ヘッドDと間
を比較的細いチューブEにより接続している関係上、例
えば印刷データが文字からグラフィックに切り替わっ
て、記録ヘッドDでのインク消費量が急変すると、記録
ヘッドDの容量成分とチューブEの流路抵抗とにより、
インクの慣性に起因して水撃現象が発生し、これによる
周期的な圧力変動が記録ヘッドに若干の期間作用し、イ
ンク滴のインク量が周期的に変化して、図7(ロ)に見
られるように濃部B1と淡部B2を生じ、印刷品質を低
下させるという問題がある。もとより、このような問題
を解消するためには、バッファタンクAと記録ヘッドD
との接続流路の流路抵抗を下げることにより解消するこ
とは可能であるが、記録ヘッド本体のインク供給系の変
更を必要として大幅な設計変更を招くという問題があ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは、記録ヘッドの設計変更
を必要とすることなく、記録ヘッドでのインク消費量の
急変にも対応して安定な印刷を行うことができるインク
ジェット式記録装置を提供することである。
るために本発明においては、インク供給チューブを介し
てインクカートリッジのインクを、一部を弾性フイルム
で封止されたバッファタンクに供給し、前記バッファタ
ンクから記録ヘッドにインクを供給して印刷を行なうイ
ンクジェット式記録装置において、前記記録ヘッドと前
記バッファタンクとの接続流路に、前記バッファタンク
の圧力変動を吸収できるコンプライアンスを付与するよ
うにした。
ンク量が急変してバッファタンクと記録ヘッドとを接続
する流路に水撃が発生した場合にも、バッファタンクと
記録ヘッドとの間の接続流路のコンプライアンスにより
圧力変動を吸収して、記録ヘッドへの伝搬を防止する。
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明のイン
クジェット式記録装置の一実施例を示すものであって、
キャリッジ1は、タイミングベルト2によりモータ3に
接続されいて、ガイド部材4に案内されてプラテン5に
平行に移動するように構成され、プラテンに対応する面
には記録ヘッド6がヘッドホルダ7を介して取り付けら
れ、また上面にはバッファタンク8が搭載されている。
が収容されていて、インク供給チューブ10によりバッ
ファタンク8に接続され、また記録ヘッド6の移動経路
の非印字領域に記録ヘッド6のノズルプレートを封止す
るキャッピング装置11が設けられている。
すものであって、凹部20が形成された基台21の一側
にインク流入口22が、他側にインク流出口23が形成
され、開口をインクの圧力により変形する遮気性の高い
フィルム24により封止して構成されている。なお、図
中符号25はインク流出口近傍に設けられたフィルタを
示す。
は、図3に示したようにインク流入口22をインク供給
チューブ10に接続され、またインク流出口23を、イ
ンクの圧力により膨張、収縮する柔軟で、かつ遮気性の
高い材料からの弾性チューブ26により記録ヘッド6か
ら延びるインク供給管12に接続されている。
8のインク流出口23と記録ヘッド6のインク供給管1
2を接続するのに必要な長さよりも長くしたり、また容
易に弾性変形可能なシリコンゴム等により構成され、少
なくとも10のマイナス13(m4s2/kg)以上のコ
ンプライアンスを発現するように構成されている。
ブは、インクを構成しているアルカリイオン等により劣
化したり、またインクを構成している溶媒や環境の大気
を透過させてインクの組成に変化をきたしたり、インク
内に気泡を発生させたり、また気泡の成長を助長するこ
とがある。
ーブ26は、シリコン系樹脂やフッ素系樹脂等の耐薬品
性を備えた弾性材料によるものを内層とし、また塩化ビ
ニールや金属膜等の高い遮気性を備えた材料によるもの
を外層とした少なくとも2層構造として構成するのが望
ましい。
信号を供給して印刷を実行すると、記録ヘッド6からイ
ンク滴が吐出され、同時にバッファタンク8のインクが
弾性チューブ26を経由して記録ヘッド6に流れ込む。
またバッファタンク8には、インク供給チューブ10を
介してカートリッジ9のインク9が流れ込む。
費量が比較的少ないデータから、グラフィックデータの
ように多量のインクを消費するデータに切り替わると、
バッファタンク8から記録ヘッド6に瞬間的に大量のイ
ンクが流れ込むため、バッファタンク8のインク流出口
23と記録ヘッド6のインク供給管12との間に接続さ
れている弾性チューブ26で水撃作用が発生するが、弾
性チューブ26のコンプライアンスにより吸収されて、
持続振動には至らず、記録ヘッド6はインク量が一定な
インク滴を吐出する。
インク供給チューブ10を介してバッファタンク8に流
れ込むと、インク供給チューブ10を流れるインクの慣
性が急変し、バッファタンク8に圧力変動を誘起しよう
とするが、バッファタンク8のコンプライアンスにより
吸収されるため、インク滴のインク量には変化は生じな
い。
部とを9ミリ秒の周期で6回繰り返して印刷し、その後
中間濃度の印刷を行った場合の印字サンプルで、図
(イ)の本発明によるものでは濃度変化部がほとんど見
られないが、図(ロ)の従来のものでは濃部B1と淡部
B2とが一定の周期で数回繰り返して発生している。
タンク8との間を弾性チューブ26により接続すること
が、印字データの変化等による記録ヘッド6でのインク
消費量の急増、または急減に関わりなく、一定の印字品
質を確保するの有効な手段であることが確認できる。
あって、この実施例においては、バッファタンク8のイ
ンク流出口23と記録ヘッド6のインク供給管12との
間を、両端に接続部30、31を備えた部材33に、こ
れら接続部30、31に連通する溝34を形成し、溝3
4を遮気性が高いフィルム35により封止した接続具3
6により接続したものである。
コンプライアンスを付与できるため、チューブ26等よ
りサイズに比較して容易に大きなコンプライアンスを与
えることができる。
は、インクを構成しているアルカリイオン等により劣化
したり、またインクを構成している溶媒や環境の大気を
透過させてインクの組成に変化をきたしたり、インク内
に気泡を発生させたり、また気泡の成長を助長すること
がある。
35は、シリコン系樹脂やフッ素系樹脂等の耐薬品性を
備えた弾性材料によるものをインクとの接触層とし、ま
た塩化ビニールや金属膜等の高い遮気性を備えた材料に
よるものを大気接触層とした少なくとも2層構造として
構成するのが望ましい。
は、インク供給チューブを介してインクカートリッジの
インクを、一部を弾性フイルムで封止されたバッファタ
ンクに供給し、バッファタンクから記録ヘッドにインク
を供給して印刷を行なうインクジェット式記録装置にお
いて、記録ヘッドと記録ヘッドとの接続流路に、バッフ
ァタンクの圧力変動を吸収できるコンプライアンスを付
与したので、記録ヘッドとバッファタンクとを接続する
流路で生じる水撃現象に起因する圧力変動を接続流路の
コンプライアンスにより吸収できて、インク滴のインク
量に変動を来すことがなく、安定に印刷を行うことがで
きる。
ンクと記録ヘッドとの接続流路を形成する部品の交換だ
けで済むため、記録ヘッド等に大幅な設計変更を要する
こと無く、印字品質を簡単に向上することができる。
を示す図である。
施例を示す断面図である。
施例を示す図である。
実施例を示す図である。
装置のインク供給経路を示す図である。
ンクジェット式記録装置とにおいて、ベタ画像と空白部
を周期的に印刷した以後の濃度変化の様子を示す図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 インク供給チューブを介してインクカー
トリッジのインクを、一部を弾性フイルムで封止された
バッファタンクに供給し、前記バッファタンクから記録
ヘッドにインクを供給して印刷を行なうインクジェット
式記録装置において、 前記記録ヘッドと前記バッファタンクとの接続流路に、
前記バッファタンクの圧力変動を吸収できるコンプライ
アンスを付与してなるインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記接続流路が、前記バッファタンクの
圧力変動を吸収できるコンプライアンスを発現する弾性
チューブにより構成されている請求項1に記載のインク
ジェット式記録装置。 - 【請求項3】 前記弾性チューブが、耐薬品性を有する
内層と、遮気性を有する外層とにより構成されている請
求項2に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記接続流路が、一部をフィルムにより
封止された接続具により構成されている請求項1に記載
のインクジェット式記録装置。 - 【請求項5】 前記フィルムが、耐薬品性を有するイン
ク接触層と、遮気性を有する大気接触層とにより構成さ
れている請求項4に記載のインクジェット式記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24962997A JP3869084B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | インクジェット式記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24962997A JP3869084B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | インクジェット式記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170666A true JPH1170666A (ja) | 1999-03-16 |
JP3869084B2 JP3869084B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=17195878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24962997A Expired - Lifetime JP3869084B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | インクジェット式記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3869084B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1120257A2 (en) * | 2000-01-26 | 2001-08-01 | Seiko Epson Corporation | Print head unit |
GB2403185A (en) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Sii Printek Inc | Pressure buffer and inkjet recording apparatus |
JP2005131974A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Ricoh Printing Systems Ltd | インクジェットヘッド |
JP2021094743A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | ブラザー工業株式会社 | ファン付きのヒートシンクを有するヘッドモジュール |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24962997A patent/JP3869084B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
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US6460986B2 (en) | 2000-01-26 | 2002-10-08 | Seiko Epson Corporation | Head unit for an ink jet printer |
GB2403185A (en) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Sii Printek Inc | Pressure buffer and inkjet recording apparatus |
JP2005014315A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Sii Printek Inc | 圧力緩衝器、及び液滴噴射式記録装置 |
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JP4570850B2 (ja) * | 2003-06-24 | 2010-10-27 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | 圧力緩衝器、及び液滴噴射式記録装置 |
JP2005131974A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Ricoh Printing Systems Ltd | インクジェットヘッド |
JP2021094743A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | ブラザー工業株式会社 | ファン付きのヒートシンクを有するヘッドモジュール |
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JP3869084B2 (ja) | 2007-01-17 |
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