JP3575243B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録用紙の幅方向に移動する複数のインクジェット式記録ヘッドを有し、印刷データに一致して複数色のインクを記録用紙に噴射してカラー画像を印刷するインクジェット式プリンタや、同一キャリッジに複数のインクジェット式記録ヘッドを搭載して高い密度での印刷を可能としたインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録ヘッドを搭載した記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。このような記録装置は、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記録用紙に吐出させてドットを形成している。このため、印字品質の向上を図るためには記録用紙上での滲みを防止する必要があり、インク溶媒の割合を可及的に少なくしたり、蒸発しやすい材料が使用されているが、これに起因して印刷中にノズル開口からインク溶媒が蒸発してインクの粘度が上昇したり、また休止時にキャップでノズル面を封止してもやはりノズル開口のインクの粘度が上昇し、インクの吐出に支障を来す。
【0003】
このような問題を解消するために、例えば、特開昭54−9928号公報(特公昭61−53230)に開示されているように印刷中においては所定時間が経過した段階で記録ヘッドを非印刷領域に設けられているインク溜め(インク受け部)に移動させて、ノズル開口からインクを吐出させることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のインクジェット装置にあっては、印刷中においては所定時間が経過した段階で、記録ヘッドを非印刷領域に設けられているインク受け部に移動させて、ノズル開口からインクを吐出させているため、印字を一時中断して、キャリッジをインク吐出位置まで移動させ、インクを吐出した後、前記キャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再開しなければならなかった。そのため、キャリッジが印字中断位置に正確に戻って、印字を再開しないと印字のドットが乱れて印字が汚く、またインクを吐出した後、前記キャリッジを印字中断位置まで戻し印字を再開するために、印刷速度が遅くなり印刷時間がかかるという問題があった。
【0005】
この問題を解決すべく、本願出願人は非印刷領域に設けられているキャップ装置にインク受け部の機能を持たせると共に、前記キャップ装置が設けられている非印刷領域と反対側の非印刷領域に、更にインク受け部を設けることを案出した。すなわち、インクジェット装置の左右に形成される非印刷領域にインク受け部、キャップ装置を設け、印字の途中で中断することなく印字終了後、キャリッジが左右の印字待機位置に移動したときインクを空吐出するかを判断し、空吐出を必要とする場合には、近接したインク受け部、キャップ装置にキャリッジを移動させ、インクの空吐出を行うようにした。このようなインクジェット式記録装置にあっては、印字が途中で中断されることがないため、印字のドットの乱れがなく、また印刷時間を短くすることができる。
【0006】
しかし、図7に示すように、インク受け部101、キャップ装置102は印刷される記録用紙の外側の非印刷領域に設けられ、しかもキャップ装置102側を記録用紙の基準位置としている。そのため、例えば印刷可能な記録用紙の最大サイズがA0サイズとして設計されたインクジェット式記録装置では、その記録用紙A0の外側の非印刷領域にインク受け部101が設けられる。
【0007】
このように設計された装置で、例えばA4サイズの記録用紙を印刷すると、記録ヘッド100は前記インク受け部101まで移動し空吐出を行わなければならず、その移動距離L4はA0サイズの記録用紙の印刷の場合(移動距離L0)に比べて非常に大きくなる。このようにインクの空吐出の度に、記録ヘッド100は長い距離を移動するため、空吐出ための時間がかかり、ひいては印刷時間がかかるという技術的課題があった。
【0008】
本発明は、上記した技術的課題を解決するためになされたものであり、非印刷領域に設けられているインク受け部に記録ヘッドを移動させる時間の短縮化を図ることのできるインクジェット式記録装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために、本発明のインクジェット式記録装置は、非印刷領域に設けられ、記録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、キャップ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部とを備え、インク受け部は、記録用紙を案内するガイドの一端部に、印刷される記録用紙によって覆われない開口部により形成され、開口部はガイドの移動に伴ってキャリッジの移動方向に沿って移動可能に構成されており、かつ開口部の両側には該開口部の移動経路を覆う伸縮部材が設けられていることを特徴としている。
また、係るインクジェット式記録装置において、開口部の下方にインク吸収部材を配設し、記録ヘッドから吐出されたインクを吸収するように構成されていることを特徴としている。
【0014】
発明にかかるインクジェット式記録装置は、前記した構成を有するため、記録用紙の側部近傍のインク受け部においてインクの空吐出を行うことができ、記録ヘッドは、記録用紙の紙幅にかかわらず、前記インク受け部まで移動距離を極力短くすることができる。その結果、空吐出を行うための時間の短縮化を図ることができ、ひいては印刷時間の短縮化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施形態に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明のインクジェット式記録装置の印刷機構周辺の概要を示すものであって、図中符号1はキャリッジで、ガイド部材2に支持されるとともに、タイミングベルト3を介してパルスモータ(図示せず)に接続されていて、紙ガイド板4に平行に往復動可能に構成されている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために、本発明のインクジェット式記録装置は、非印刷領域に設けられ、記録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、キャップ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部とを備え、インク受け部は、紙ガイド板上にキャリッジの移動方向に沿って複数の開口部により形成され、複数の開口部は、印刷される記録用紙によって覆われない開口部を有し、かつ記録ヘッドに複数列形成されたノズル列に対応して配設されていることを特徴とする。
また、係るインクジェット式記録装置において、ノズル列毎に吐出するインク色が異なるように構成され、少なくとも1つのノズル列が開口部に対して吐出するように、開口部の間隔が設定されていることを特徴としている。
また、係るインクジェット式記録装置において、記録ヘッドには、ブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインクを吐出するノズル列が形成されていることを特徴としている。
また、係るインクジェット式記録装置において、記録ヘッドには、ブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ノ−マルマゼンダのインクを吐出するノズル列が形成されていることを特徴としている。
また、係るインクジェット式記録装置において、記録ヘッドには、ブラック、ライトブラック、イエロ−、ライトイエロ−、ノ−マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインクを吐出するノズル列が形成されていることを特徴としている。
また、本発明のインクジェット式記録装置は、非印刷領域に設けられ、記録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、キャップ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部とを備え、
インク受け部は、記録用紙を案内するガイドの一端部に、印刷される記録用紙によって覆われない開口部により形成され、開口部はガイドの移動に伴ってキャリッジの移動方向に沿って移動可能に構成されており、かつ開口部の両側には該開口部の移動経路を覆う伸縮部材が設けられていることを特徴としている。
また、係るインクジェット式記録装置において、開口部の下方にインク吸収部材を配設し、記録ヘッドから吐出されたインクを吸収するように構成されていることを特徴としている。
【0018】
また、印刷領域外には各記録ヘッド5、6からのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッド5、6を封止するキャップ装置12が設けられている。すなわち、このキャップ装置12はインク受け部として機能すると共に、非印刷時に記録ヘッド5、6を封止し、インク溶媒の蒸発を防止する機能を有する。
【0019】
また、各記録ヘッド5、6からのインクの吐出を受けるインク受け部10としての開口部10aが設けられている。このインク受け部10は、紙ガイド板上にキャリッジの移動方向に沿って、矩形状に開口して形成されると共に、少なくとも印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部分10bを有するように形成されている。すなわち、インク受け部10は、記録装置で印刷可能な記録用紙Pの最大紙幅と最小紙幅を考慮し、記録用紙Pがインク受け部10上を通過する際、少なくとも印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部分10bを有するように、所定の長さに形成される。具体的に説明すると、前記キャップ装置側が記録用紙基準となっているため、インク受け部10は、印刷可能な最小記録用紙の右側側縁部から、最大記録用紙の右側側縁部の外側(非印刷領域)まで形成されている。
【0020】
またその下方には配設されたインク吸収部材(図示せず)が配設されている。なお、記録用紙Pの紙幅が異なる用紙を印刷する場合には、給紙ガイドGの左側ガイドG1を図の矢印方向に移動することによって、紙幅に対応してガイド幅を調整することができるように構成されている。
【0021】
このような構成によりフレキシブルケーブル(図示せず)を介して図示しないヘッド駆動回路からの駆動信号を受けると、一方向印字である場合には、図1の矢印R方向に移動しながら記録ヘッド5、6はインクカ−トリッジ7、8からインクの供給を受け、対向配置された記録用紙Pに黒色、及び有色のドットを形成する。また双方向印字である場合には、図1の矢印R方向及び矢印L方向に移動しながら記録ヘッド5、6はインクカ−トリッジ7、8からインクの供給を受け、対向配置された記録用紙Pに黒色、及び有色のドットを形成する。
【0022】
このとき、前記矩形状のインク受け部10は前記印刷状態にある記録用紙Pによってその一部が覆われ、記録用紙Pの側縁部から外側(非印刷領域側)にインク受け部10の一部が開口(図1において開口部10b)した状態となる。このインク受け部10は印刷可能な最大印刷記録用紙幅、最小印刷記録用紙幅を考慮して、開口部10aの長さが形成されているため、記録用紙Pの紙幅が変わっても、記録用紙Pの側縁部から外側に、インク受け部10の一部が開口する。
【0023】
そして、印刷中の記録用紙Pの紙幅を検出すると共に、印刷時間、あるいは印刷中断中の時間を管理し、所定時間経過した後、記録ヘッド5、6をキャップ装置12あるいはインク受け部10の記録用紙Pによって覆われていない開口部10bに移動させ、インクの空吐出を行う。
【0024】
このように記録用紙Pの側端部近傍のインク受け部において、インクの空吐出を行うことができるため、記録ヘッドの移動距離を極力短くすることができる。
【0025】
次に、図2に基づいてインク受け部20の変形例について説明する。
【0026】
このインク受け部20は、紙ガイド板上にキャリッジの移動方向に沿って、一定の間隔をもって複数の開口部201〜204からなり、少なくとも印刷される記録用紙によって覆われない開口部(図2において開口部201)を有するように形成されている。この1つの開口部のキャッジ方向の長さは、記録ヘッド5、6のすべてのノズル開口列を包含する長さに設定されている。またその下方にはインク吸収部材(図示せず)が配設されている。
【0027】
そして記録用紙PがガイドGによって案内されながら給紙されると、前記複数の開口部の一部は(図2において開口部202〜204)、記録用紙Pによって覆われる。また記録用紙Pの側縁部から外側には、前記記録用紙Pによって覆われないインク受け部20(図2の開口部201)が開口する。
【0028】
このように、インク受け部20が一定の間隔を有する複数の開口部201〜204よって形成されているため、記録用紙Pの紙幅が変わっても、開口部201〜204のうち、記録用紙Pによって覆われていない開口部201が存在する。
【0029】
そして、印刷中の前記記録用紙Pの紙幅を検出し、印刷時間あるいは印刷中断時間を管理し、所定時間経過した場合には、記録ヘッド5、6を記録用紙の側縁部近傍の非印刷領域に設けられた記録用紙Pによって覆われていない開口部201に移動させ、インクの空吐出を行う。このような構成によっても、前述の場合と同様、記録ヘッドの移動距離を極力短くすることができる。
【0030】
なお、上記変形例において、開口部のキャッジ方向の長さを記録ヘッド5、6のすべてのノズル開口列を包含する長さとして説明したが、1つの開口部のキャッジ方向の長さを1つの記録ヘッドのノズル列を包含する長さに設定してもよい。このように、1つの開口部の長さが1つの記録ヘッドの長さに設定されている場合には、記録用紙によって覆われていない開口部を少なくとも記録ヘッドの数、すなわち2つの開口部が記録用紙Pによって覆われないようにしなければならない。但し、記録用紙Pによって覆われていない開口部を1つとし、第1のインクジェット式記録ヘッド5(黒色印刷用記録ヘッド)のみ空吐出を行うようにしてもよい。黒色印刷用インクはカラ−印刷用インクと比べ、インク溶剤が蒸発しやすく、粘性が増大しやすいためである。また、上記変形例において、開口部が4つ設けられた場合について説明したが、特にこの数に限定されるものではなく、適宜選定することができる。
【0031】
更に、図3に基づいてインク受け部の変形例について説明する。このインク受け部30は、フレ−ム上にキャリッジの移動方向に沿って、一定の間隔をもって複数の開口部301〜30nとからなり、少なくとも印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部を有するように形成されている。
【0032】
前記間隔は、記録ヘッドに形成されたノズル列の間隔に対応している。すなわち、図4に示すように、記録ヘッドにはブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインクを吐出するノズル開口列5a、6a〜6eが形成されている。そして、これら2つのノズル列からのインクの空吐出を1つの開口部(図4において開口部303、304、305)に対して行うことができるように形成されている。またその下方には同様に配設されたインク吸収部材(図示せず)が配設されている。なお、図4中の点線は、複数のノズルからなるノズル開口列を複数列配設したノズルプレ−トPLを示している。
【0033】
また図示しないが同様に、記録ヘッドにブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ノ−マルマゼンダのインクを吐出するノズル列を形成し、これら2つのノズル列が1つの開口部に対して吐出するように、前記開口部の間隔を設定しても良く、また記録ヘッドにブラック、ライトブラック、イエロ−、ライトイエロ−、ノ−マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインクを吐出するノズル列を形成し、これら2つのノズル列が1つの開口部に対して吐出するように、前記開口部の間隔を設定しても良い。
【0034】
そして記録用紙がガイドGによって案内されながら給紙されると、前記複数の開口部301〜30nのうち一部の開口部は記録用紙Pによって覆われ、また記録用紙Pの側縁部から外側には、前記記録用紙Pによって覆われないインク受け部30(図3では、開口部301〜305)が開口する。このように、インク受け部30が一定の間隔を有する開口部301〜30nよって形成されているため、記録用紙Pの紙幅が変わっても、記録用紙Pによって覆われていない開口部が存在する。
【0035】
そして、印刷中の記録用紙の紙幅を検出し、印刷時間、あるいは印刷中断時間を管理し、所定時間経過した場合には、記録ヘッド5、6を記録用紙の側縁部近傍の非印刷領域に設けられた記録用紙によって覆われていない開口部103〜105に移動させ、インクの空吐出を行う。
【0036】
また、カラ−インクと黒色インクとを比べると、黒色インクの方がインクの乾燥度合いが大きいため、黒色インクの空吐出をカラ−インクに比べて頻繁に行う必要がある。そのため黒色インクのみ空吐出を行っても良く、その場合には黒色インクに対応するノズル開口列のみ開口部に位置させて空吐出を行うことにより、記録ヘッドの移動量、空吐出時間を少なくすることができる。
【0037】
次に、図5、6に基づいてインク受け部の変形例について説明する。このインク受け部40は、記録用紙Pを案内するガイドの一端部に、印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部40aを形成し、前記ガイドG1の移動にともになって前記開口部40aがキャリッジの移動方向に沿って移動可能に構成されている。なお、この変形例にあっては、紙ガイド板にはキャリッジの移動方向に沿って開口部(図示せず)が形成されており、その上を前記開口部40aが移動する。そのため、前記フレ−ム上の開口部を通して、外部の塵、埃が装置内に侵入するのを防止するため、前記ガイドの一端部に形成されたインク受け部40の両側には、フレ−ムの開口部を覆う伸縮部材41が設けられている。
【0038】
以上のように構成されているため、記録用紙PをガイドGにセットする際、ガイドG1を移動させと、このガイドの移動に伴って、インク受け部40(開口部40a)も移動し、記録用紙Pの側縁部から外側にインク受け部40(開口部40)が位置する。このように、インク受け部40が移動可能に形成されているため、記録用紙Pの紙幅が変わっても、インク受け部40は記録用紙Pの側縁部から外側に位置し、開口した状態となる。
【0039】
そして、印刷時間あるいは印刷中断中の時間を管理し、所定時間経過した場合には、記録ヘッド5、6を記録用紙の側縁部近傍の非印刷領域のインク受け部40に移動させ、インクの空吐出を行う。なお、記録用紙をガイドするガイドGの一端部にキャリッジの移動方向に沿って凹部を形成し、またその内部にインク吸収部材が配設するように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録用紙の側部に近傍のインク受け部において、インクの空吐出を行うことができるため、記録ヘッドはインク受け部までの移動距離を極力少なくすることができる。その結果、空吐出を行うための時間の短縮化を図ることができ、ひいては印刷時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための、インクジェット式記録装置の印刷機構周辺の概要を示す斜視図である。
【図2】インク受け部の変形例を示す斜視図である。
【図3】インク受け部の他の変形例を示す斜視図である。
【図4】図3のインク受け部の他の変形例におけるノズル開口列と開口部の間隔との対応を示す図である。
【図5】インク受け部の他の変形例を示す平面図である。
【図6】図5のインク受け部の他の変形例の動作状態を示す平面図である。
【図7】記録ヘッドの移動距離を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
2 ガイド部材
3 タイミングベルト
4 紙ガイド板
5 (第1インクジェット式)記録ヘッド
5a (第1インクジェット式)記録ヘッドのノズル開口列
6 (第2インクジェット式)記録ヘッド
6a〜6e (第2インクジェット式)記録ヘッドのノズル開口列
7 黒色印刷用インクカ−トリッジ
8 カラ−印刷用インクカ−トリッジ
10 インク受け部
10a 開口部
10b 開口部分
12 キャップ装置
20 インク受け部
201 開口部
202 開口部
203 開口部
204 開口部
30 インク受け部
301〜30n 開口部
40 インク受け部
40a 開口部
21 伸縮部材
P 記録用紙
G ガイド
PL ノズルプレ−ト
Claims (2)
- 非印刷領域に設けられ、記録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、前記キャップ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部とを備え、
前記インク受け部は、記録用紙を案内するガイドの一端部に、印刷される記録用紙によって覆われない開口部により形成され、
前記開口部は前記ガイドの移動に伴ってキャリッジの移動方向に沿って移動可能に構成されており、かつ前記開口部の両側には該開口部の移動経路を覆う伸縮部材が設けられていることを特徴とするインクジェット式記録装置。 - 前記開口部の下方にインク吸収部材を配設し、記録ヘッドから吐出されたインクを吸収するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたインクジェット式記録装置。
Priority Applications (1)
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JP24873797A JP3575243B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | インクジェット式記録装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24873797A JP3575243B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | インクジェット式記録装置 |
Publications (2)
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JPH1178038A JPH1178038A (ja) | 1999-03-23 |
JP3575243B2 true JP3575243B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24873797A Expired - Fee Related JP3575243B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | インクジェット式記録装置 |
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1997
- 1997-09-12 JP JP24873797A patent/JP3575243B2/ja not_active Expired - Fee Related
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