JPH1170163A - 血液透析器用のカプラコネクタ - Google Patents
血液透析器用のカプラコネクタInfo
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- JPH1170163A JPH1170163A JP10131688A JP13168898A JPH1170163A JP H1170163 A JPH1170163 A JP H1170163A JP 10131688 A JP10131688 A JP 10131688A JP 13168898 A JP13168898 A JP 13168898A JP H1170163 A JPH1170163 A JP H1170163A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M39/00—Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
- A61M39/10—Tube connectors; Tube couplings
- A61M39/1055—Rotating or swivel joints
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 滞留や汚染が少なくなり、より安全で効率的
な透析を行うことのできるカプラコネクタを提供するこ
と。 【解決手段】 本体2の側部に液体移送チューブの接続
部材8とバイパスライン6を装着し、本体2の内側にカ
プラの装着溝3と、前記接続部材8とカプラの透析液通
路24に連通する透析液通路5を形成し、本体2の内壁
面に前記バイパスライン6及び本体内面とカプラの先端
の間に生じる狭い空間Sに連通する透析液通路11を形
成し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加したOリング
を装着した血液透析器用のカプラコネクタ1。
な透析を行うことのできるカプラコネクタを提供するこ
と。 【解決手段】 本体2の側部に液体移送チューブの接続
部材8とバイパスライン6を装着し、本体2の内側にカ
プラの装着溝3と、前記接続部材8とカプラの透析液通
路24に連通する透析液通路5を形成し、本体2の内壁
面に前記バイパスライン6及び本体内面とカプラの先端
の間に生じる狭い空間Sに連通する透析液通路11を形
成し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加したOリング
を装着した血液透析器用のカプラコネクタ1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血液透析器用のカプ
ラコネクタの改良に関するもので、特に透析液の滞留や
汚染をなくしたカプラコネクタである。
ラコネクタの改良に関するもので、特に透析液の滞留や
汚染をなくしたカプラコネクタである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】腎機能不
全者の体内に蓄積した老廃物を排出するために血液透析
治療が日常的に行われているが、長期に血液透析の施行
を続けている患者の中には手や肩の関節痛を訴える者が
多く、原因が通常の透析では除去しづらい低分子量蛋白
物質が患部及び血液中に蓄積しているためであることが
解明された。本原因物質の除去機能に優れた、オンライ
ンHDF療法(ヘモダイアフィルターで大量の除水を行
うことで原因物質の除去を行い、同時にET除去フィル
ターで濾過清浄化した透析液で希釈する血液透析療法)
が研究的に実施されているが透析装置とダイアライザー
とを接続するカプラコネクタ部分での汚染には問題が残
っている。
全者の体内に蓄積した老廃物を排出するために血液透析
治療が日常的に行われているが、長期に血液透析の施行
を続けている患者の中には手や肩の関節痛を訴える者が
多く、原因が通常の透析では除去しづらい低分子量蛋白
物質が患部及び血液中に蓄積しているためであることが
解明された。本原因物質の除去機能に優れた、オンライ
ンHDF療法(ヘモダイアフィルターで大量の除水を行
うことで原因物質の除去を行い、同時にET除去フィル
ターで濾過清浄化した透析液で希釈する血液透析療法)
が研究的に実施されているが透析装置とダイアライザー
とを接続するカプラコネクタ部分での汚染には問題が残
っている。
【0003】カプラコネクタ部分は透析非施行時には毎
回開放系となり、装置の中でも最も雑菌にさらされてい
る。特にOリングが装着されている部分は薬液洗浄時に
も洗浄されにくい部分でもある。図5には従来のカプラ
コネクタ51と血液透析器用のカプラ71との接続時の
拡大断面図を示す。従来のカプラコネクタ51と血液透
析器用のカプラ71の間には細い滞留部Lが発生するた
め、開放時にOリング54周辺に付着した雑菌は薬液洗
浄時にも洗浄されずに残存し、透析中には栄養分を含む
透析液が入り込んで増殖する。またカプラコネクタ51
内の透析液の通路はT字状に形成されているため、コー
ナー部Cに滞留部Lが生じていた。そこで本発明者はこ
の問題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、透析液
の滞留をなくし汚染を極力減らすことのできるカプラコ
ネクタを発明することに成功した。
回開放系となり、装置の中でも最も雑菌にさらされてい
る。特にOリングが装着されている部分は薬液洗浄時に
も洗浄されにくい部分でもある。図5には従来のカプラ
コネクタ51と血液透析器用のカプラ71との接続時の
拡大断面図を示す。従来のカプラコネクタ51と血液透
析器用のカプラ71の間には細い滞留部Lが発生するた
め、開放時にOリング54周辺に付着した雑菌は薬液洗
浄時にも洗浄されずに残存し、透析中には栄養分を含む
透析液が入り込んで増殖する。またカプラコネクタ51
内の透析液の通路はT字状に形成されているため、コー
ナー部Cに滞留部Lが生じていた。そこで本発明者はこ
の問題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、透析液
の滞留をなくし汚染を極力減らすことのできるカプラコ
ネクタを発明することに成功した。
【0004】
[1]本発明は、本体2の側部に液体移送チューブの接
続部材8を装着し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加
したOリング4を装着した、血液透析器用のカプラコネ
クタ1を提供する。 [2]本発明は、本体2の側部に液体移送チューブの接
続部材8を装着し、本体2の側部にバイパスライン6を
装着し、本体2の内壁面にバイパスライン6及び本体2
内面とカプラ21の先端の間に生じる狭い空間Sに連通
する透析液の通路11を形成した、血液透析器用のカプ
ラコネクタ1を提供する。 [3]本発明は、本体2の側部に液体移送チューブの接
続部材8とバイパスライン6を装着し、本体2の内側に
カプラの装着溝3と、前記接続部材8とカプラの透析液
通路24に連通する透析液通路5を形成し、本体2の内
壁面に前記バイパスライン6及び本体内面とカプラの先
端の間に生じる狭い空間Sに連通する透析液通路11を
形成し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加したOリン
グ4を装着した、血液透析器用のカプラコネクタ1を提
供する。 [4]本発明は、本体2Aの側部に液体移送チューブの
接続部材8Aを装着し、本体2Aのシーリングの装着溝
15Aとカプラ21Aの先端の間にこれらの双互に対向
する壁面に密着するように抗菌性物質を添加したシーリ
ング4Aを配置した、血液透析器用のカプラコネクタ1
Aを提供する。 [5]本発明は、本体2Aに抗菌性物質を添加した
[4]記載のカプラコネクタ1Aを提供する。 [6]本発明は、本体2B(2C)の側部に液体移送チ
ューブの接続部材8B(8C)を一体に形成し、前記本
体2B(2C)及び液体移送チューブの接続部材8B
(8C)を抗菌性物質を添加した硬質プラスチックによ
り構成し、前記本体2B(2C)の内壁面に抗菌性物質
を添加したOリング4B(4C)を装着したカプラコネ
クタ1B(1C)を提供する。 [7]本発明は、透析液の通路5(5A、5B)、11
をL字状に形成した、[2]ないし[6]記載の血液透
析器用のカプラコネクタ1(1A、1B)を提供する。 [8]本発明は、透析液の通路5Cをストレートに形成
した[6]に記載のカプラコネクタ1Cを提供する。
続部材8を装着し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加
したOリング4を装着した、血液透析器用のカプラコネ
クタ1を提供する。 [2]本発明は、本体2の側部に液体移送チューブの接
続部材8を装着し、本体2の側部にバイパスライン6を
装着し、本体2の内壁面にバイパスライン6及び本体2
内面とカプラ21の先端の間に生じる狭い空間Sに連通
する透析液の通路11を形成した、血液透析器用のカプ
ラコネクタ1を提供する。 [3]本発明は、本体2の側部に液体移送チューブの接
続部材8とバイパスライン6を装着し、本体2の内側に
カプラの装着溝3と、前記接続部材8とカプラの透析液
通路24に連通する透析液通路5を形成し、本体2の内
壁面に前記バイパスライン6及び本体内面とカプラの先
端の間に生じる狭い空間Sに連通する透析液通路11を
形成し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加したOリン
グ4を装着した、血液透析器用のカプラコネクタ1を提
供する。 [4]本発明は、本体2Aの側部に液体移送チューブの
接続部材8Aを装着し、本体2Aのシーリングの装着溝
15Aとカプラ21Aの先端の間にこれらの双互に対向
する壁面に密着するように抗菌性物質を添加したシーリ
ング4Aを配置した、血液透析器用のカプラコネクタ1
Aを提供する。 [5]本発明は、本体2Aに抗菌性物質を添加した
[4]記載のカプラコネクタ1Aを提供する。 [6]本発明は、本体2B(2C)の側部に液体移送チ
ューブの接続部材8B(8C)を一体に形成し、前記本
体2B(2C)及び液体移送チューブの接続部材8B
(8C)を抗菌性物質を添加した硬質プラスチックによ
り構成し、前記本体2B(2C)の内壁面に抗菌性物質
を添加したOリング4B(4C)を装着したカプラコネ
クタ1B(1C)を提供する。 [7]本発明は、透析液の通路5(5A、5B)、11
をL字状に形成した、[2]ないし[6]記載の血液透
析器用のカプラコネクタ1(1A、1B)を提供する。 [8]本発明は、透析液の通路5Cをストレートに形成
した[6]に記載のカプラコネクタ1Cを提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明のカプラコネクタ1
を血液透析器16のカプラ21に装着したところの拡大
断面図である。カプラコネクタ1は金属製本体2の側部
に液体移送チューブの接続部材8とバイパスライン6を
装着し、本体2の外周に外側ハウジング14を装着する
ことにより構成されている。本体2の内側にはカプラの
装着溝3が形成されるとともに前記液体移送チューブの
接続部材8とカプラ21の透析液の通路24に連通する
L字状の透析液の通路5が形成されている。本体2の内
壁面には前記バイパスライン6と、本体内面とカプラ2
1の先端の間に生じる狭い空間Sに連通するようにL字
状の透析液の通路11が形成されている。さらに前記カ
プラの装着溝3に連続してOリングの装着溝15が形成
され、これに抗菌性物質を添加したシリコーンゴム製の
Oリング4が装着されている。また外側ハウジング14
に隣接する本体2の壁面にはステンレス製のカプラ固定
用ボウルの装着溝13が形成され、これにカプラ固定用
ボウル12が装着されている。さらに外側ハウジング1
4と本体2の間にはステンレススプリング26が配置さ
れている。
を血液透析器16のカプラ21に装着したところの拡大
断面図である。カプラコネクタ1は金属製本体2の側部
に液体移送チューブの接続部材8とバイパスライン6を
装着し、本体2の外周に外側ハウジング14を装着する
ことにより構成されている。本体2の内側にはカプラの
装着溝3が形成されるとともに前記液体移送チューブの
接続部材8とカプラ21の透析液の通路24に連通する
L字状の透析液の通路5が形成されている。本体2の内
壁面には前記バイパスライン6と、本体内面とカプラ2
1の先端の間に生じる狭い空間Sに連通するようにL字
状の透析液の通路11が形成されている。さらに前記カ
プラの装着溝3に連続してOリングの装着溝15が形成
され、これに抗菌性物質を添加したシリコーンゴム製の
Oリング4が装着されている。また外側ハウジング14
に隣接する本体2の壁面にはステンレス製のカプラ固定
用ボウルの装着溝13が形成され、これにカプラ固定用
ボウル12が装着されている。さらに外側ハウジング1
4と本体2の間にはステンレススプリング26が配置さ
れている。
【0006】図2は本発明のその他の実施例を示すカプ
ラコネクタ1Aを血液透析器16Aのカプラ21Aに装
着しところの拡大断面図である。カプラコネクタ1Aは
硬質プラスチック製の本体2Aの側部に液体移送チュー
ブの接続部材8Aを装着し(液体移送チューブの接続部
材8Aは本体2Aに一体成形しても良いし、本体2Aと
別の部材で形成し前記カプラコネクタ1の液体移送チュ
ーブの接続部材8と同様に本体2Aに接続しても良
い)、本体2Aの外周に外側ハウジング14Aを装着す
ることにより構成されている。本体2Aはシーリングの
装着溝15Aとカプラ21Aの先端の間にこれらの双互
に対向する壁面に密着するように抗菌性物質を添加した
シリコーンゴム製のシーリング4Aが配置されている。
またカプラコネクタ1A内部の汚染を少しでも少なくす
るように本体2Aにも抗菌性物質が添加される。
ラコネクタ1Aを血液透析器16Aのカプラ21Aに装
着しところの拡大断面図である。カプラコネクタ1Aは
硬質プラスチック製の本体2Aの側部に液体移送チュー
ブの接続部材8Aを装着し(液体移送チューブの接続部
材8Aは本体2Aに一体成形しても良いし、本体2Aと
別の部材で形成し前記カプラコネクタ1の液体移送チュ
ーブの接続部材8と同様に本体2Aに接続しても良
い)、本体2Aの外周に外側ハウジング14Aを装着す
ることにより構成されている。本体2Aはシーリングの
装着溝15Aとカプラ21Aの先端の間にこれらの双互
に対向する壁面に密着するように抗菌性物質を添加した
シリコーンゴム製のシーリング4Aが配置されている。
またカプラコネクタ1A内部の汚染を少しでも少なくす
るように本体2Aにも抗菌性物質が添加される。
【0007】前記Oリング4、シーリング4A、本体2
Aに添加する抗菌性物質として例えば新東Vセラミック
ス株式会社製の抗菌セラミックス、株式会社日本水処理
技研製の抗菌セラミックス(商品名セラグレーズ:シリ
カ、アルミナ、酸化チタンを主成分とし粒径が7mmか
ら1μmの物質)が使用される。Oリング4、シーリン
グ4A、本体2Aは前記抗菌セラミックスをシリコーン
ゴム、硬質プラスチックに0.1重量%から10重量%
混練して成形される。特にセラグレーズは無機系で、金
属溶出がなく安全性が高く、抗菌作用も強く好適であ
る。
Aに添加する抗菌性物質として例えば新東Vセラミック
ス株式会社製の抗菌セラミックス、株式会社日本水処理
技研製の抗菌セラミックス(商品名セラグレーズ:シリ
カ、アルミナ、酸化チタンを主成分とし粒径が7mmか
ら1μmの物質)が使用される。Oリング4、シーリン
グ4A、本体2Aは前記抗菌セラミックスをシリコーン
ゴム、硬質プラスチックに0.1重量%から10重量%
混練して成形される。特にセラグレーズは無機系で、金
属溶出がなく安全性が高く、抗菌作用も強く好適であ
る。
【0008】カプラコネクタ1は使用に際してはカプラ
の装着溝3をカプラ21に装着しOリング4で液密に保
持する。洗浄液をハウジング17のカプラ21方向から
透析液の通路5を経て液体移送チューブ10へ流出させ
ながら洗浄を行う。狭い空間Sに洗浄液が滞留しても透
析液の通路11を経てバイパスライン6から洗浄液を排
出させることができるので、狭い空間Sへの慢性的な滞
留はなくなる。またカプラコネクタ1Aではシーリング
4Aをシーリングの装着溝15Aとカプラ21Aの先端
の間に隙間なく密に装着することにより、前記カプラコ
ネクタ1のようにバイパスライン6を設けなくても滞留
を防止することができる。また透析液の通路5(5A)
をL字状に形成しているので洗浄液は透析液の通路5内
で滞留することなく速やかに液体移送チューブ10方向
へ排出される。さらに洗浄終了後、カプラコネクタ1
(1A)をはずしてもOリング4、シーリング4A、本
体2Aは抗菌性物質が添加されているので雑菌が付着す
ることなく、衛生的な状態を保持することができる。
の装着溝3をカプラ21に装着しOリング4で液密に保
持する。洗浄液をハウジング17のカプラ21方向から
透析液の通路5を経て液体移送チューブ10へ流出させ
ながら洗浄を行う。狭い空間Sに洗浄液が滞留しても透
析液の通路11を経てバイパスライン6から洗浄液を排
出させることができるので、狭い空間Sへの慢性的な滞
留はなくなる。またカプラコネクタ1Aではシーリング
4Aをシーリングの装着溝15Aとカプラ21Aの先端
の間に隙間なく密に装着することにより、前記カプラコ
ネクタ1のようにバイパスライン6を設けなくても滞留
を防止することができる。また透析液の通路5(5A)
をL字状に形成しているので洗浄液は透析液の通路5内
で滞留することなく速やかに液体移送チューブ10方向
へ排出される。さらに洗浄終了後、カプラコネクタ1
(1A)をはずしてもOリング4、シーリング4A、本
体2Aは抗菌性物質が添加されているので雑菌が付着す
ることなく、衛生的な状態を保持することができる。
【0009】図3及び図4は本発明のその他の実施例を
示すカプラコネクタ1B、1Cを血液透析器(図示せ
ず)のカプラ21B、21Cに装着したところの拡大断
面図である。カプラコネクタ1B、1Cは、図1のカプ
ラコネクタ1の本体2を金属で形成する代わりに、本体
2B、2Cを例えばポリプロピレン等の硬質プラスチッ
クにより構成し、これに前記の抗菌性物質を添加するこ
とにより形成したものである。さらにカプラコネクタ1
が本体2と液体移送チューブの接続部材8を別部品で構
成し、本体2に液体移送チューブの接続部材8を接続し
ているのに対し、カプラコネクタ1Bは液体移送チュー
ブの接続部材8B(本体2Bと同材料で前記抗菌性物質
を添加)を本体2Bに一体に形成し、カプラコネクタ1
のバイパスライン6とバイパスラインの装着溝7及び透
析液の通路11を削除したものである。その他の形状、
構造、材料及び使用方法等は実質的にカプラコネクタ1
と同じであるから詳細な説明は省略する。またカプラコ
ネクタ1Cはカプラコネクタ1Bが本体2Bの透析液の
通路5BをL字状に形成しているのに対して本体2Cの
透析液の通路5Cをストレートに形成したものである。
その他の形状、構造、使用方法等はカプラコネクタ1B
と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
示すカプラコネクタ1B、1Cを血液透析器(図示せ
ず)のカプラ21B、21Cに装着したところの拡大断
面図である。カプラコネクタ1B、1Cは、図1のカプ
ラコネクタ1の本体2を金属で形成する代わりに、本体
2B、2Cを例えばポリプロピレン等の硬質プラスチッ
クにより構成し、これに前記の抗菌性物質を添加するこ
とにより形成したものである。さらにカプラコネクタ1
が本体2と液体移送チューブの接続部材8を別部品で構
成し、本体2に液体移送チューブの接続部材8を接続し
ているのに対し、カプラコネクタ1Bは液体移送チュー
ブの接続部材8B(本体2Bと同材料で前記抗菌性物質
を添加)を本体2Bに一体に形成し、カプラコネクタ1
のバイパスライン6とバイパスラインの装着溝7及び透
析液の通路11を削除したものである。その他の形状、
構造、材料及び使用方法等は実質的にカプラコネクタ1
と同じであるから詳細な説明は省略する。またカプラコ
ネクタ1Cはカプラコネクタ1Bが本体2Bの透析液の
通路5BをL字状に形成しているのに対して本体2Cの
透析液の通路5Cをストレートに形成したものである。
その他の形状、構造、使用方法等はカプラコネクタ1B
と実質的に同じであるから詳細な説明は省略する。
【0010】
【発明の作用効果】本発明のカプラコネクタ1(1A、
1B、1C)を採用することにより原水のRO処理、エ
ンドトキシンの濾過除去等で清浄化された透析液の血液
透析器用のカプラコネクタ部での滞留や汚染が少なくな
ることより、より安全で効率的な透析(オンラインDH
F等)を供給することができる。
1B、1C)を採用することにより原水のRO処理、エ
ンドトキシンの濾過除去等で清浄化された透析液の血液
透析器用のカプラコネクタ部での滞留や汚染が少なくな
ることより、より安全で効率的な透析(オンラインDH
F等)を供給することができる。
【図1】本発明のカプラコネクタの拡大断面図
【図2】本発明のカプラコネクタのその他の実施例を示
す拡大断面図
す拡大断面図
【図3】本発明のカプラコネクタのその他の実施例を示
す拡大断面図
す拡大断面図
【図4】本発明のカプラコネクタのその他の実施例を示
す拡大断面図
す拡大断面図
【図5】従来のカプラコネクタの拡大断面図
1、1A、1B、1C カプラコネクタ 2、2A、2B、2C 本体 3、3A、3B、3C カプラの装着溝 4、4B、4C Oリング 4A シーリング 5、5A、5B、5C 透析液の通路 6 バイパスライン 7 バイパスラインの装着溝 8、8A、8B、8C 液体移送チューブの接続
部材 9 液体移送チューブの装着
溝 10、10A 液体移送チューブ 11 透析液の通路 12、12A、12B、12C カプラ固定用ボウル 13、13A、13B、13C カプラ固定用ボウルの
装着溝 14、14A、14B、14C 外側ハウジング 15、15B、15C Oリングの装着溝 15A シーリングの装着溝 16、16A 血液透析器 17、17A ハウジング 21、21A、21B、21C カプラ 22、22B、22C Oリングの装着溝 22A ステンレスリングの装
着溝 23、23A、23B、23C カプラ固定用ボウルの
装着溝 24、24A、24B、24C 透析液の通路 25A ステンレスリング 26、26A、26B、26C ステンレススプリング
部材 9 液体移送チューブの装着
溝 10、10A 液体移送チューブ 11 透析液の通路 12、12A、12B、12C カプラ固定用ボウル 13、13A、13B、13C カプラ固定用ボウルの
装着溝 14、14A、14B、14C 外側ハウジング 15、15B、15C Oリングの装着溝 15A シーリングの装着溝 16、16A 血液透析器 17、17A ハウジング 21、21A、21B、21C カプラ 22、22B、22C Oリングの装着溝 22A ステンレスリングの装
着溝 23、23A、23B、23C カプラ固定用ボウルの
装着溝 24、24A、24B、24C 透析液の通路 25A ステンレスリング 26、26A、26B、26C ステンレススプリング
Claims (8)
- 【請求項1】本体2の側部に液体移送チューブの接続部
材8を装着し、本体2の内壁面に抗菌性物質を添加した
Oリング4を装着した、ことを特徴とする血液透析器用
のカプラコネクタ1。 - 【請求項2】本体2の側部に液体移送チューブの接続部
材8を装着し、本体2の側部にバイパスライン6を装着
し、本体2の内壁面にバイパスライン6及び本体2内面
とカプラ21の先端の間に生じる狭い空間Sに連通する
透析液の通路11を形成した、ことを特徴とする血液透
析器用のカプラコネクタ1。 - 【請求項3】本体2の側部に液体移送チューブの接続部
材8とバイパスライン6を装着し、 本体2の内側にカプラの装着溝3と、前記接続部材8と
カプラの透析液通路24に連通する透析液通路5を形成
し、本体2の内壁面に前記バイパスライン6及び本体内
面とカプラの先端の間に生じる狭い空間Sに連通する透
析液通路11を形成し、 本体2の内壁面に抗菌性物質を添加したOリング4を装
着した、ことを特徴とする血液透析器用のカプラコネク
タ1。 - 【請求項4】本体2Aの側部に液体移送チューブの接続
部材8Aを装着し、本体2Aのシーリングの装着溝15
Aとカプラ21Aの先端の間にこれらの双互に対向する
壁面に密着するように抗菌性物質を添加したシーリング
4Aを配置した、ことを特徴とする血液透析器用のカプ
ラコネクタ1A。 - 【請求項5】本体2Aに抗菌性物質を添加した請求項4
記載のカプラコネクタ1A。 - 【請求項6】 本体2B(2C)の側部に液体移送チュ
ーブの接続部材8B(8C)を一体に形成し、 前記本体2B(2C)及び液体移送チューブの接続部材
8B(8C)を抗菌性物質を添加した硬質プラスチック
により構成し、 前記本体2B(2C)の内壁面に抗菌性物質を添加した
Oリング4B(4C)を装着したことを特徴とするカプ
ラコネクタ1B(1C)。 - 【請求項7】透析液の通路5(5A、5B)、11をL
字状に形成した、ことを特徴とする請求項2ないし請求
項6記載の血液透析器用のカプラコネクタ1(1A、1
B)。 - 【請求項8】透析液の通路5Cをストレートに形成した
ことを特徴とする請求項6に記載のカプラコネクタ1
C。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131688A JPH1170163A (ja) | 1997-06-18 | 1998-05-14 | 血液透析器用のカプラコネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-177724 | 1997-06-18 | ||
JP17772497 | 1997-06-18 | ||
JP10131688A JPH1170163A (ja) | 1997-06-18 | 1998-05-14 | 血液透析器用のカプラコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170163A true JPH1170163A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26466447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10131688A Pending JPH1170163A (ja) | 1997-06-18 | 1998-05-14 | 血液透析器用のカプラコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1170163A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002005874A1 (fr) * | 2000-07-14 | 2002-01-24 | Estech Corporation Ltd. | Douille destinee a un dialyseur artificiel |
US7017948B2 (en) * | 2003-06-18 | 2006-03-28 | Nipro Corporation | Dialyzer connecting coupler |
WO2016122895A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for stopcock medical connectors |
US10149971B2 (en) | 2014-04-23 | 2018-12-11 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial stopcock medical connector |
US10792398B2 (en) | 2014-02-20 | 2020-10-06 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
US10792399B2 (en) | 2014-02-20 | 2020-10-06 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10131688A patent/JPH1170163A/ja active Pending
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US11291749B2 (en) | 2014-02-20 | 2022-04-05 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
US11931483B2 (en) | 2014-02-20 | 2024-03-19 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
US10792398B2 (en) | 2014-02-20 | 2020-10-06 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
US10792399B2 (en) | 2014-02-20 | 2020-10-06 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for medical devices |
US10149971B2 (en) | 2014-04-23 | 2018-12-11 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial stopcock medical connector |
US10994118B2 (en) | 2014-04-23 | 2021-05-04 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial stopcock medical connector |
WO2016122895A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for stopcock medical connectors |
US11077293B2 (en) | 2015-01-27 | 2021-08-03 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for stopcock medical connectors |
US11554259B2 (en) | 2015-01-27 | 2023-01-17 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for stopcock medical connectors |
US10004890B2 (en) | 2015-01-27 | 2018-06-26 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial inserts for stopcock medical connectors |
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