JPH116984A - 偏光分離型サーキュレータ - Google Patents

偏光分離型サーキュレータ

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JPH116984A
JPH116984A JP16172097A JP16172097A JPH116984A JP H116984 A JPH116984 A JP H116984A JP 16172097 A JP16172097 A JP 16172097A JP 16172097 A JP16172097 A JP 16172097A JP H116984 A JPH116984 A JP H116984A
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JP
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polarization
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light
output ports
circulator
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Yoshikazu Toba
良和 鳥羽
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 二つの偏光成分から成る光に対して何れの偏
光成分に関しても同等に光路切替え機能及び非相反機能
を示し、二つの偏光成分が独立に利用されて有効に出力
される機能を有する偏光分離型サーキュレータを提供す
ること。 【解決手段】 この偏光分離型サーキュレータは、第1
の偏光分離器11,第1のファラデー回転素子15,第
1の旋光子13,第2の偏光分離器13,第2のファラ
デー回転素子16,及び第2の旋光子14をこの順に配
置して成ると共に、一方向順として偏光分離器11側に
配置した入力ポート1に入力されて透過された光を互い
に垂直な偏波面を有する直線偏光に分離して旋光子14
側に配置した入出力ポート2,3へそれぞれ出力し、且
つ一方向順と逆な他方向順として入出力ポート2,3に
入力されて透過された光を互いに垂直な偏波面を有する
直線偏光として偏光分離器11側に配置した出力ポート
4,5へそれぞれ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として光通信や
光計測の分野において用いられるサーキュレータに関
し、詳しくは偏波面がランダムな入力光,或いは互いに
垂直な偏光成分の入力光が互いに垂直な二つの偏光に分
離して出力される偏光分離型サーキュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的にサーキュレータの基本的
機能は、図5に示す入出力の模試図を参照すれば、第1
のポート(ポートA)に入力された光が第2のポート
(ポートB)から出力され、第2のポート(ポートB)
に入力された光が第3のポート(ポートC)から出力さ
れ、第3のポート(ポートC)に入力された光が第1の
ポート(ポートA)から出力されるようになっている。
但し、ここでサーキュレータは、例えば第2のポート
(ポートB)に入力された光が上述した対応以外のポー
トとして、例えば第1のポート(ポートA)から出力さ
れない等の非相反性を有する光学デバイスとなってい
る。
【0003】このようなサーキュレータは、最近の光通
信や光計測等の分野において、システム構成の複雑さが
増大するに伴い、光路切替機能デバイスとして多く活用
される傾向にある。
【0004】図6は、図5で説明した機能を有するサー
キュレータの基本構成を例示したものである。このサー
キュレータは、2個の偏光スプリッタ54,55及びこ
れらの間に配置された非相反素子である1個のファラデ
ー回転素子58から成り、偏光スプリッタ54が第1の
ポート(ポートA)及び第3のポート(ポートC)を有
し、偏光スプリッタ55が第2のポート(ポートB)を
有するように構成されている。
【0005】図7は、従来のサーキュレータの他例に関
する基本構成を示したものである。このサーキュレータ
は、2個の偏光スプリッタ56,57及びこれらの間の
偏光スプリッタ56側に配置された非相反素子である1
個のファラデー回転素子59の他、偏光スプリッタ5
6,57の間の偏光スプリッタ57側に配置された光学
活性旋光子61と、偏光スプリッタ56及びファラデー
回転素子59の間の入出力光を反射するように配置され
たミラー63と、偏光スプリッタ57及び光学活性旋光
子61の間の入出力光を反射するように配置されたミラ
ー64とから構成され、偏光スプリッタ56,57がそ
れぞれ二つで総計4つのポートを有し、出力光の偏波面
が入力光に依存しないように構成されている。
【0006】即ち、サーキュレータは、一般に様々な用
途に見合った機能を具備するように構成され、そうした
機能を具備することによって、光通信や光計測等の分野
において様々な形態で利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したサーキュレー
タの場合、例えば図6に示したものでは、入力される光
がランダム偏光や互いに垂直な二つの偏光成分から成る
場合に一方の偏光成分を使用することができない。即
ち、こうしたサーキュレータでは、例えば光変調器を用
いて電気信号を光信号に変調する場合、ランダム偏光の
光源から出力される光に関しては一つの偏波成分が使わ
れるのみでこれに直交する他の偏光成分は吸収される
か、或いは光路を遮断される等により有効に使われない
ようになっている。
【0008】又、図7に示したものでは、入力される光
がランダム偏光や互いに垂直な二つの偏光成分から成る
場合にも二つの偏光成分を使用できるが、その反面とし
て出力される光を直交する二つの直線偏光として分離し
てそれぞれ別々に使用することができない。即ち、こう
したサーキュレータでは、例えば2チャンネルの信号等
の異なる2種類の電気信号に対して独立な二つの光変調
器を用いる場合、それぞれの光変調器の入力光には2台
の光源と、入力光毎に入力光伝送路としての光ファイバ
とが必要とされるが、出力系に関しては二つの偏光成分
を有効に出力することができないようになっている。
【0009】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、二つの偏光成分か
ら成る光に対して何れの偏光成分に関しても同等に光路
切替え機能及び非相反機能を示し、二つの偏光成分が独
立に利用されて有効に出力される機能を有する偏光分離
型サーキュレータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光が入
力される一つの入力ポートと、光が出力される二つの出
力ポートと、光が入力されると共に出力される二つの入
出力ポートとが備えられた偏光分離型サーキュレータが
得られる。
【0011】又、本発明によれば、上記偏光分離型サー
キュレータにおいて、一つの入力ポートから入力された
光を互いに垂直な偏波面を有する直線偏光に分離して二
つの入出力ポートへそれぞれ出力し、且つ該二つの入出
力ポートから入力された光を互いに垂直な偏波面を有す
る直線偏光として二つの出力ポートへそれぞれ出力する
偏光分離型サーキュレータが得られる。
【0012】更に、本発明によれば、上記何れかの偏光
分離型サーキュレータにおいて、第1の偏光分離器,第
1のファラデー回転素子,第2の偏光分離器,及び第2
のファラデー回転素子をこの順に配置して成ると共に、
該配置における一方向順として該第1の偏光分離器側に
配置した一つの入力ポートから入力されて透過された光
を互いに垂直な偏波面を有する直線偏光に分離して該第
2のファラデー回転素子側に配置した二つの入出力ポー
トへそれぞれ出力し、且つ該配置における該一方向順と
逆な他方向順として該二つの入出力ポートから入力され
て透過された光を互いに垂直な偏波面を有する直線偏光
として該第1の偏光分離器側に配置した二つの出力ポー
トへそれぞれ出力する偏光分離型サーキュレータが得ら
れる。
【0013】加えて、本発明によれば、上記何れかの偏
光分離型サーキュレータにおいて、第1の偏光分離器,
第1のファラデー回転素子,第1の旋光子,第2の偏光
分離器,第2のファラデー回転素子,及び第2の旋光子
をこの順に配置して成ると共に、該配置における一方向
順として該第1の偏光分離器側に配置した一つの入力ポ
ートから入力されて透過された光を互いに垂直な偏波面
を有する直線偏光に分離して該第2の旋光子側に配置し
た二つの入出力ポートへそれぞれ出力し、且つ該配置に
おける該一方向順と逆な他方向順として該二つの入出力
ポートから入力されて透過された光を互いに垂直な偏波
面を有する直線偏光として該第1の偏光分離器側に配置
した二つの出力ポートへそれぞれ出力する偏光分離型サ
ーキュレータが得られる。
【0014】これらの偏光分離型サーキュレータにおい
て、二つの入出力ポート及び二つの出力ポートのうちの
少なくとも一方に光路を移動するための光学素子を備え
たり、或いは二つの入出力ポートに偏波面保持ファイバ
をそれぞれ結合することは好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の偏
光分離型サーキュレータについて、図面を参照して詳細
に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係る偏光分離
型サーキュレータの基本構成を示したものである。この
偏光分離型サーキュレータは、方解石から成る第1の偏
光分離器11,磁気光学ガーネット厚膜から成る第1の
ファラデー回転素子15,水晶から成る第1の旋光子1
3,方解石から成る第2の偏光分離器12,磁気光学ガ
ーネット厚膜から成る第2のファラデー回転素子16,
及び水晶から成る第2の旋光子14をこの順に配置して
成る。ここでは、配置における一方向順として、第1の
偏光分離器11側に配置した一つの入力ポート(ポート
A)1に入力されて透過された光を互いに垂直な偏波面
を有する直線偏光に分離して第2の旋光子14側に配置
した二つの入出力ポート(ポートB,C)2,3へそれ
ぞれ出力し、且つ配置における一方向順と逆な他方向順
として二つの入出力ポート(ポートB,C)2,3に入
力されて透過された光を互いに垂直な偏波面を有する直
線偏光として第1の偏光分離器11側に配置した二つの
出力ポート(ポートD,E)4,5へそれぞれ出力する
ようになっている。
【0017】即ち、この偏光分離サーキュレータでは、
光の入力又は出力のための5個のポート1〜5を有し、
ポート1を入力専用とし、ポート2,3を入出力用と
し、ポート4,5をポート2,3にそれぞれ光が入力さ
れた場合の出力専用としている。ポート1を除く他の4
つのポート2,3,4,5には、光路の移動を助けて光
ファイバの接続を容易にするために、それぞれプリズム
32,33,34,35が配置されている。ポート2,
3にはそれぞれ偏波面保持ファイバ22,23が接続さ
れ、他の3つのポート1,4,5にはそれぞれシングル
モードファイバ21,24,25が接続されている。こ
こでは、ポート2,3から入力された光が各素子を通過
して第1のファラデー回転素子15を透過する光路にお
いて、プリズム32,33,34,35を採用してポー
ト4,5を設けることによって、全体の小型化が計られ
ている。
【0018】図2は、この偏光分離サーキュレータの要
部における光路及び偏波面の状態を説明するために示し
たもので、同図(a)は一方向順の入力時(ポート1の
入力時)に関するもの,同図(b)は他方向順の入力時
(ポート2,3の入力時)に関するものである。但し、
ここでは各素子を通過する前後のそれぞれの偏波面の方
向を矢印によって示している。
【0019】図1及び図2(a)を参照すれば、ポート
1に接続されたシングルモードファイバ21の先端に
は、ランダム偏光を出力する光源(図示せず)が結合さ
れており、この光源からのランダム偏光は、シングルモ
ードファイバ21及びポート1を通って第1の偏光分離
器11に入力される。第1の偏光分離器11では、入力
された光を互いに垂直な二つの偏光成分に分離する。分
離された光は第1のファラデー回転素子15でそれぞれ
偏波面が45度回転して透過される。第1のファラデー
回転素子15を透過した光の偏波面は、第1の旋光子1
3によって更にそれぞれ45度回転され、これらの二つ
の偏光の光路は第2の偏光分離器12で更に分離距離が
拡大される。第2の偏光分離器12を透過した二つの偏
光は、引き続いて第2のファラデー回転素子16,第2
の旋光子14によって偏波面がそれぞれ45度ずつ回転
された状態で透過される。
【0020】従って、この偏光分離サーキュレータにお
いて、一方向順に入力されるランダム偏光は、互いに垂
直な偏波面を持つ二つの直線偏光に分離されて出力され
る。尚、この偏光分離サーキュレータにおいて、第1の
ファラデー回転素子15及び第2のファラデー回転素子
16は、何れも図示されない永久磁石によって磁化され
ているものとするが、これらの第1のファラデー回転素
子15及び第2のファラデー回転素子16には予め磁化
されて永久磁石等の外部磁界を要しない磁気ガーネット
膜を採用することもできる。又、ポート2,3へそれぞ
れ出力された光は直線偏光として偏波面保持ファイバ2
2,23の他端に結合された図示されないセンサヘッド
等へ伝送されるが、このようにポート2,3に接続され
る光ファイバを偏波面保持ファイバ22,23とするこ
とによって、センサヘッド等への入力光の偏波面を制御
された状態で入力を行うことができる。
【0021】ところで、ポート2,3に光が入力される
場合、第2のファラデー回転素子16,第1のファラデ
ー回転素子15は非相反素子として機能するが、これら
二つの光は偏光分離サーキュレータ内では交わったり、
或いは一致することがないようになっている。
【0022】そこで、図2(b)を参照すれば、ポート
2,3に入力された光は、図2(a)で説明した逆の手
順でそれぞれ互いに直交する2偏光成分に分離され、直
線偏光であって且つ偏波面が互いに直交するものとして
ポート4,5へそれぞれ出力されるが、ポート1からは
出力されない。
【0023】従って、この偏光分離型サーキュレータの
場合、二つの偏光成分から成る光に対して何れの偏光成
分に関しても同等に光路切替え機能及び非相反機能を示
し、二つの偏光成分が独立に利用されて有効に出力され
る機能を有するものとなる。因みに、ここでの偏光分離
サーキュレータにおいて、ポート1に入力されてポート
2,3へそれぞれ出力される光の損失は0.4dB以下
であり、ポート2,C3に入力されてポート4,5へそ
れぞれ出力される光の損失は1dB以下であった。
【0024】図3は、本発明の他の実施例に係る偏光分
離型サーキュレータの基本構成を示したものである。こ
の偏光分離型サーキュレータは、第1の偏光分離器1
1,第1のファラデー回転素子15,第2の偏光分離器
12,及び第2のファラデー回転素子16をこの順に配
置して成るもので、図1に示した偏光分離サーキュレー
タから第1の旋光子13及び第2の旋光子14を除いた
構成となっている。ここでは、配置における一方向順と
して、第1の偏光分離器11側に配置した一つの入力ポ
ート(ポートA)1に入力されて透過された光を互いに
垂直な偏波面を有する直線偏光に分離して第2のファラ
デー回転素子16側に配置した二つの入出力ポート(ポ
ートB,C)2,3へそれぞれ出力し、且つ配置におけ
る一方向順と逆な他方向順として二つの入出力ポート
(ポートB,C)2,3に入力されて透過された光を互
いに垂直な偏波面を有する直線偏光として第1の偏光分
離器11側に配置した二つの出力ポート(ポートD,
E)4,5へそれぞれ出力するようになっている。
【0025】この偏光分離型サーキュレータの場合、先
の一実施例のものと比べ、消光比やクロストークが若干
低下するものの、基本的には同一の機能を示し、一層小
型化を計り得るものとなっている。
【0026】図4は、図1や図3に示した偏光分離型サ
ーキュレータ41を組み込んだ受信システムの基本構成
を例示したものである。
【0027】この受信システムは、複数の電波を受信す
るもので、偏光分離型サーキュレータ41のポート1及
びランダム偏光の光源46の間と、偏光分離サーキュレ
ータ41のポート4,5及び光検出器47,48のそれ
ぞれの間とは、何れも光ファイバ49で結合されてい
る。
【0028】この受信システムでは、二つの受信アンテ
ナ44,45で受信変換された電気信号が例えば電気光
学結晶の基板上に形成された導波路光干渉形光変調器か
ら成る二つのセンサヘッド42,43へそれぞれ伝送さ
れ、ここで光強度信号に変調される。これらのセンサヘ
ッド42,43における入力光は、偏光分離型サーキュ
レータ41のポート2,3からのそれぞれの出力光が用
いられる。センサヘッド42,43から変調された出力
光は、再び偏光分離サーキュレータ41のポート2,3
にそれぞれ入力され、偏光分離型サーキュレータ41の
ポート4,5からそれぞれ出力される。
【0029】この受信システムの場合、光ファイバ49
による伝送の特徴を考慮すれば、光源46や光検出器4
7,48等を受信アンテナ44,45の近くに設置する
必然性は無く、特に山間や離島等での放送電波の共同受
信や電波中継等に有効なものとなっている。
【0030】こうした受信システムを構築する上で適用
される偏光分離型サーキュレータ41は、個々の光学素
子を組み合わせて二つの偏光に分離するサーキュレータ
を組み合わせる代用することによっても構成できるが、
一体化された偏光分離型サーキュレータ41の採用はシ
ステムの構築を容易にするのみならず、システムに安定
した光学特性を実現して高い信頼性をもたらすという点
で有効である。又、こうした受信システムを構築する場
合、光源46として直線偏光を出力する2個の光源を用
いて偏波面が互いに垂直になるように合成して偏光分離
型サーキュレータ41に入力するようにすることもでき
る。
【0031】何れにせよ、ここでの偏光分離型サーキュ
レータ41は、入力光の一部のみが利用されて他の光は
遮断或いは故意に吸収して利用しない等の所謂無駄は無
く、例えばポート1に入力された光の全部の偏光成分が
有効に利用されるように出力される。又、この偏光分離
型サーキュレータ41は、ポート1に入力されて分離さ
れる二つの直線偏光と、ポート2,3にそれぞれ入力さ
れた光とが同一の光学素子を通過するように構成されて
いる。更に、偏光分離型サーキュレータ41として、例
えば図1に示した構成のものを用いれば、それぞれポー
ト4,5からポート2,3に向けたそれぞれの光損失は
何れも80dBと高く、結果として低いクロストークが
得られる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の偏光分
離型サーキュレータによれば、1個の入力専用ポート,
2個の入出力ポート,及び2個の出力専用ポートを有す
ると共に、二つの偏光成分から成る光に対して何れの偏
光成分に関しても同等に光路切替え機能及び非相反機能
を示し、二つの偏光成分が独立に利用されて有効に出力
される機能を有するため、例えば電気光変調を含む電波
の受信システム等の広い分野に適用可能になり、工業上
有益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る偏光分離型サーキュレ
ータの基本構成を示したものである。
【図2】図1に示す偏光分離サーキュレータの要部にお
ける光路及び偏波面の状態を説明するために示したもの
で、(a)は一方向順の入力時に関するもの,(b)は
他方向順の入力時に関するものである。
【図3】本発明の他の実施例に係る偏光分離型サーキュ
レータの基本構成を示したものである。
【図4】図1又は図3に示した偏光分離型サーキュレー
タを組み込んだ受信システムの基本構成を例示したもの
である。
【図5】従来のサーキュレータの基本的機能を説明する
ために示した入出力の模試図である。
【図6】図5で説明した機能のサーキュレータの基本構
成を例示したものである。
【図7】従来のサーキュレータの他例に関する基本構成
を示したものである。
【符号の説明】
1〜5 ポート 11 第1の偏光分離器 12 第2の偏光分離器 13 第1の旋光子 14 第2の旋光子 15 第1のファラデー回転素子 16 第2のファラデー回転素子 21,24,25 シングルモードファイバ 22,23 偏波面保持ファイバ 32,33,34,35 プリズム 41 偏光分離型サーキュレータ 42,43 センサヘッド 44,45 受信アンテナ 46 光源 47,48 光検出器 49 光ファイバ 54,55,56,57 偏光スプリッタ 58,59 ファラデー回転素子 61 光学活性旋光子 63,64 ミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光が入力される一つの入力ポートと、光
    が出力される二つの出力ポートと、光が入力されると共
    に出力される二つの入出力ポートとが備えられたことを
    特徴とする偏光分離型サーキュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏光分離型サーキュレー
    タにおいて、前記一つの入力ポートに入力された光を互
    いに垂直な偏波面を有する直線偏光に分離して前記二つ
    の入出力ポートへそれぞれ出力し、且つ該二つの入出力
    ポートに入力された光を互いに垂直な偏波面を有する直
    線偏光として前記二つの出力ポートへそれぞれ出力する
    ことを特徴とする偏光分離型サーキュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の偏光分離型サーキ
    ュレータにおいて、第1の偏光分離器,第1のファラデ
    ー回転素子,第2の偏光分離器,及び第2のファラデー
    回転素子をこの順に配置して成ると共に、該配置におけ
    る一方向順として該第1の偏光分離器側に配置した前記
    一つの入力ポートに入力されて透過された光を互いに垂
    直な偏波面を有する直線偏光に分離して該第2のファラ
    デー回転素子側に配置した前記二つの入出力ポートへそ
    れぞれ出力し、且つ該配置における該一方向順と逆な他
    方向順として該二つの入出力ポートに入力されて透過さ
    れた光を互いに垂直な偏波面を有する直線偏光として該
    第1の偏光分離器側に配置した前記二つの出力ポートへ
    それぞれ出力することを特徴とする偏光分離型サーキュ
    レータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の偏光分離型サーキ
    ュレータにおいて、第1の偏光分離器,第1のファラデ
    ー回転素子,第1の旋光子,第2の偏光分離器,第2の
    ファラデー回転素子,及び第2の旋光子をこの順に配置
    して成ると共に、該配置における一方向順として該第1
    の偏光分離器側に配置した前記一つの入力ポートに入力
    されて透過された光を互いに垂直な偏波面を有する直線
    偏光に分離して該第2の旋光子側に配置した前記二つの
    入出力ポートへそれぞれ出力し、且つ該配置における該
    一方向順と逆な他方向順として該二つの入出力ポートに
    入力されて透過された光を互いに垂直な偏波面を有する
    直線偏光として該第1の偏光分離器側に配置した前記二
    つの出力ポートへそれぞれ出力することを特徴とする偏
    光分離型サーキュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れか一つに記載の偏光
    分離型サーキュレータにおいて、前記二つの入出力ポー
    ト及び前記二つの出力ポートのうちの少なくとも一方に
    は光路を移動するための光学素子が備えられたことを特
    徴とする偏光分離型サーキュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載の偏光
    分離型サーキュレータにおいて、前記二つの入出力ポー
    トには偏波面保持ファイバがそれぞれ結合されたことを
    特徴とする偏光分離型サーキュレータ。
JP16172097A 1997-06-18 1997-06-18 偏光分離型サーキュレータ Withdrawn JPH116984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4601999A (en) * 1983-11-09 1986-07-22 William B. Retallick Metal support for a catalyst
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