JPH07191279A - 光学アイソレータ - Google Patents
光学アイソレータInfo
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- JPH07191279A JPH07191279A JP29902294A JP29902294A JPH07191279A JP H07191279 A JPH07191279 A JP H07191279A JP 29902294 A JP29902294 A JP 29902294A JP 29902294 A JP29902294 A JP 29902294A JP H07191279 A JPH07191279 A JP H07191279A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/09—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
- G02F1/093—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect used as non-reciprocal devices, e.g. optical isolators, circulators
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Optics & Photonics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 相対ウォークオフ(すなわち、同軸の正常レ
イと異常レイ)とネットウォークオフ(同軸出力ビーム
と入力ビーム)とをゼロにするような光学アイソレータ
を提供すること。 【構成】 本発明の光学アイソレータは、光学要素の第
1グループを有し、この第1グループ(10.1)は、
入力ビームを受光し、この入力ビームを正常レイと異常
レイに分離し、さらに、光学要素の第2グループ(1
0.2)を有し、この第2グループは、正常レイと異常
レイを受光して、第2グループの出力点でそれらをほぼ
同軸に一致させる。一実施例によれば、この第2グルー
プと第1グループとは、互いにミラーイメージとなるよ
う構成される。
イと異常レイ)とネットウォークオフ(同軸出力ビーム
と入力ビーム)とをゼロにするような光学アイソレータ
を提供すること。 【構成】 本発明の光学アイソレータは、光学要素の第
1グループを有し、この第1グループ(10.1)は、
入力ビームを受光し、この入力ビームを正常レイと異常
レイに分離し、さらに、光学要素の第2グループ(1
0.2)を有し、この第2グループは、正常レイと異常
レイを受光して、第2グループの出力点でそれらをほぼ
同軸に一致させる。一実施例によれば、この第2グルー
プと第1グループとは、互いにミラーイメージとなるよ
う構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイソレータ出力点に
おける常光線と異常光線との間の変位(相対ウォークオ
フ(walk-off))と、アイソレータの入力ビームと出力ビ
ームとの間の変位(ネットウォークオフ)を減少させる
光学アイソレータに関する。
おける常光線と異常光線との間の変位(相対ウォークオ
フ(walk-off))と、アイソレータの入力ビームと出力ビ
ームとの間の変位(ネットウォークオフ)を減少させる
光学アイソレータに関する。
【0002】
【従来技術の説明】光システムの反射は、ノイズ、およ
び、光学フィードバックを生成し、このために、様々な
システムの要素の性能、特に、半導体レーザとしての信
号源の性能を劣化させる。そのために、レーザ、あるい
は、他の素子を、この反射から光学的に保護(分離)す
ることは、このシステムの性能の鍵となる。特に、従来
の光学アイソレータは、一般的に、一対の極性セレクタ
(例えば、リニアポラライザ、複屈折プレート、あるい
は、複屈折ウェッジ)の間に配置された非相反性(non-
reciprocal)の回転子(例えば、バイアス磁場内で配置
された45゜ファラデー回転子)を有する。前進方向へ
の伝送中に、このアイソレータを通過する入力信号は、
極性セレクタ、ファラデー回転子を介して、出力素子
(例えば、光ファイバ)に完全に結合される。しかし、
逆方向に反射される際に、アイソレータを介して伝搬す
る反射信号の極性は、反射信号が信号ソースに結合され
ないように回転される。
び、光学フィードバックを生成し、このために、様々な
システムの要素の性能、特に、半導体レーザとしての信
号源の性能を劣化させる。そのために、レーザ、あるい
は、他の素子を、この反射から光学的に保護(分離)す
ることは、このシステムの性能の鍵となる。特に、従来
の光学アイソレータは、一般的に、一対の極性セレクタ
(例えば、リニアポラライザ、複屈折プレート、あるい
は、複屈折ウェッジ)の間に配置された非相反性(non-
reciprocal)の回転子(例えば、バイアス磁場内で配置
された45゜ファラデー回転子)を有する。前進方向へ
の伝送中に、このアイソレータを通過する入力信号は、
極性セレクタ、ファラデー回転子を介して、出力素子
(例えば、光ファイバ)に完全に結合される。しかし、
逆方向に反射される際に、アイソレータを介して伝搬す
る反射信号の極性は、反射信号が信号ソースに結合され
ないように回転される。
【0003】一般的なアイソレータは、一対の複屈折ウ
ェッジの間に配置されたファラデー回転子スラブを有す
る。これについては、“Proc. OFC”の“Abstract THF
2”(1989年:W. Emkey他著)を参照のこと。ある
条件下では、このアイソレータは、その極性依存性を減
少させることができる。しかし、アイソレータの入力ビ
ームと出力ビームとは、互いに変位する。これはネット
ウォークオフ(net-walk-off)と称する現象である。入力
ビームと出力ビームとが同軸でないため、アイソレータ
の機械的/光学的な設計は複雑となり、製造コストが増
大する。
ェッジの間に配置されたファラデー回転子スラブを有す
る。これについては、“Proc. OFC”の“Abstract THF
2”(1989年:W. Emkey他著)を参照のこと。ある
条件下では、このアイソレータは、その極性依存性を減
少させることができる。しかし、アイソレータの入力ビ
ームと出力ビームとは、互いに変位する。これはネット
ウォークオフ(net-walk-off)と称する現象である。入力
ビームと出力ビームとが同軸でないため、アイソレータ
の機械的/光学的な設計は複雑となり、製造コストが増
大する。
【0004】さらに、この構成は、相対的ウォークオフ
と呼ばれる現象を引き起こす。すなわち、入力信号は、
常光線と異常光線とに分離し、それらは、互いに出力点
で変位する。入力がレンズにより開口(例えば、ファイ
バコア)に入力されると、各レイから光ファイバ内に結
合されたパワーは異なり、そして、この全体の結合パワ
ーは、相対的ウォークオフが発生しない場合よりも少な
くなる。
と呼ばれる現象を引き起こす。すなわち、入力信号は、
常光線と異常光線とに分離し、それらは、互いに出力点
で変位する。入力がレンズにより開口(例えば、ファイ
バコア)に入力されると、各レイから光ファイバ内に結
合されたパワーは異なり、そして、この全体の結合パワ
ーは、相対的ウォークオフが発生しない場合よりも少な
くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、相対ウォークオフ(すなわち、同軸の常光線と異常
光線との変位)をゼロにし、ネットウォークオフ(同軸
出力ビームと入力ビームとの変位)とをゼロにするよう
な光学アイソレータを提供することである。
は、相対ウォークオフ(すなわち、同軸の常光線と異常
光線との変位)をゼロにし、ネットウォークオフ(同軸
出力ビームと入力ビームとの変位)とをゼロにするよう
な光学アイソレータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光学アイソレー
タは、光学要素の第1グループを有し、この第1グルー
プは、入力ビームを受光し、この入力ビームを常光線と
異常光線に分離し、さらに、光学要素の第2グループを
有し、この第2グループは、これらの常光線と異常光線
を受光して、第2グループの出力点でそれらをほぼ同軸
にする。一実施例によれば、この第2グループと第1グ
ループとは、ミラーイメージとなるよう構成される。
タは、光学要素の第1グループを有し、この第1グルー
プは、入力ビームを受光し、この入力ビームを常光線と
異常光線に分離し、さらに、光学要素の第2グループを
有し、この第2グループは、これらの常光線と異常光線
を受光して、第2グループの出力点でそれらをほぼ同軸
にする。一実施例によれば、この第2グループと第1グ
ループとは、ミラーイメージとなるよう構成される。
【0007】また、各グループは、光学アイソレータ、
すなわち、ファラデー回転子スラブを一対の複屈折ウェ
ッジの間に有する。さらに、本発明の他の実施例によれ
ば、第1グループのウェジの傾斜表面は、グループ間の
共通軸の直角から+αの角度だけ傾斜しており、この第
2グループの同一表面は、これにより−αだけ傾斜して
いる。これらの実施例は、相対的ウォークオフとネット
ウォークオフの一方、あるいは、両方を減少させる。
すなわち、ファラデー回転子スラブを一対の複屈折ウェ
ッジの間に有する。さらに、本発明の他の実施例によれ
ば、第1グループのウェジの傾斜表面は、グループ間の
共通軸の直角から+αの角度だけ傾斜しており、この第
2グループの同一表面は、これにより−αだけ傾斜して
いる。これらの実施例は、相対的ウォークオフとネット
ウォークオフの一方、あるいは、両方を減少させる。
【0008】
【実施例】図1において、本発明の光学アイソレータ
は、第1要素グループ10.1を有し、この第1要素グ
ループ10.1は、入力信号ビームを受光し、この入力
信号ビームを常光線(oレイ)と異常光線(eレイ)と
に分離する。さらに、第2要素グループ10.2を有
し、この第2要素グループ10.2は、これらの常光線
と異常光線を受光して、それらを第2要素グループ1
0.2の出力点で同軸になるようにしている。同図にお
いては、第1要素グループ10.1と第2要素グループ
10.2は、共通軸13に沿って同軸に配置されてい
る。この各グループは、3個の基本的要素を有してい
る。すなわち、一対の複屈折(例えば、ルチル、方解
石)の入力ウェッジ14.1、出力ウェッジ16.1と
入力ウェッジ14.2、出力ウェッジ16.2と、これ
らのウェッジの間に配置された非相反性(ファレデー)
の回転子スラブ回転子スラブ12.1、12.2(例え
ば、ガーネット製の薄フィルム)を有する。本発明の一
実施例によれば、第1要素グループ10.1と第2要素
グループ10.2は、イメージプレーン15に関し、互
いにミラーイメージとなるように構成されている。この
イメージプレーン15は、第1要素グループ10.1と
第2要素グループ10.2との間に配置され、共通軸1
3に直交する。
は、第1要素グループ10.1を有し、この第1要素グ
ループ10.1は、入力信号ビームを受光し、この入力
信号ビームを常光線(oレイ)と異常光線(eレイ)と
に分離する。さらに、第2要素グループ10.2を有
し、この第2要素グループ10.2は、これらの常光線
と異常光線を受光して、それらを第2要素グループ1
0.2の出力点で同軸になるようにしている。同図にお
いては、第1要素グループ10.1と第2要素グループ
10.2は、共通軸13に沿って同軸に配置されてい
る。この各グループは、3個の基本的要素を有してい
る。すなわち、一対の複屈折(例えば、ルチル、方解
石)の入力ウェッジ14.1、出力ウェッジ16.1と
入力ウェッジ14.2、出力ウェッジ16.2と、これ
らのウェッジの間に配置された非相反性(ファレデー)
の回転子スラブ回転子スラブ12.1、12.2(例え
ば、ガーネット製の薄フィルム)を有する。本発明の一
実施例によれば、第1要素グループ10.1と第2要素
グループ10.2は、イメージプレーン15に関し、互
いにミラーイメージとなるように構成されている。この
イメージプレーン15は、第1要素グループ10.1と
第2要素グループ10.2との間に配置され、共通軸1
3に直交する。
【0009】しかし、本発明は、別の観点からみると、
第1要素グループ10.1において、入力ビームが入射
する傾斜表面は、共通軸13に直交する面に対し、角度
+αだけ傾斜しているが、第2要素グループ10.2に
おいては、この傾斜表面は、共通軸13に直交する面
に、角度−αだけ傾斜している。
第1要素グループ10.1において、入力ビームが入射
する傾斜表面は、共通軸13に直交する面に対し、角度
+αだけ傾斜しているが、第2要素グループ10.2に
おいては、この傾斜表面は、共通軸13に直交する面
に、角度−αだけ傾斜している。
【0010】何れの場合においても、第1要素グループ
10.1のoレイは第2要素グループ10.2のoレイ
でもあるし、同様に、第1要素グループ10.1のeレ
イは第2要素グループ10.2のeレイでもある。すな
わち、このoレイとeレイの同一性は、ビームが2つの
グループを透過しても保持される。
10.1のoレイは第2要素グループ10.2のoレイ
でもあるし、同様に、第1要素グループ10.1のeレ
イは第2要素グループ10.2のeレイでもある。すな
わち、このoレイとeレイの同一性は、ビームが2つの
グループを透過しても保持される。
【0011】この構成の重要な利点は、oレイとeレイ
は、アイソレータの出力点で同軸であり、このことは、
第1要素グループ10.1と第2要素グループ10.2
の間の領域で、距離δだけ互いにずれていてもいえるこ
とである。すなわち、本発明のアイソレータは、ほぼゼ
ロの相対的ウォークオフを示すことになる。さらに、こ
の構成は、ほぼゼロのネットウォークオフを示すことに
なる。すなわち、入力ビームと出力ビームは、共通軸1
3に沿って同軸である。かくして、本発明は、極性依存
性損失(polarization dependent loss:PDL)を減
少させる。この現象は、非同軸のoレイとeレイが異な
る角度で開口に入射し、この開口(光ファイバのコア)
に対し、異なる結合係数を有することである。さらに、
本発明は、入力ビームと出力ビームが同軸であるため
に、製造(整合ステップ、パッケージの設計)が容易と
なる利点がある。
は、アイソレータの出力点で同軸であり、このことは、
第1要素グループ10.1と第2要素グループ10.2
の間の領域で、距離δだけ互いにずれていてもいえるこ
とである。すなわち、本発明のアイソレータは、ほぼゼ
ロの相対的ウォークオフを示すことになる。さらに、こ
の構成は、ほぼゼロのネットウォークオフを示すことに
なる。すなわち、入力ビームと出力ビームは、共通軸1
3に沿って同軸である。かくして、本発明は、極性依存
性損失(polarization dependent loss:PDL)を減
少させる。この現象は、非同軸のoレイとeレイが異な
る角度で開口に入射し、この開口(光ファイバのコア)
に対し、異なる結合係数を有することである。さらに、
本発明は、入力ビームと出力ビームが同軸であるため
に、製造(整合ステップ、パッケージの設計)が容易と
なる利点がある。
【0012】実際には、これらのアイソレータの動作に
は、共通軸13に平行な磁界Hを生成するための永久磁
石を必要とし、レンズ要素と反射防止コーティングとも
必要とする。これらは、当業者に公知である。図面を明
瞭にするために、磁石とコーティングは示していない
が、本発明によれば、アイソレータの動作を理解するの
には必ずしも必要でないと考えたからである。このレン
ズ要素は、図ではレンズ22として示し、このレンズ2
2は、入力信号を光ファイバ24のコアのような開口に
集光させる。
は、共通軸13に平行な磁界Hを生成するための永久磁
石を必要とし、レンズ要素と反射防止コーティングとも
必要とする。これらは、当業者に公知である。図面を明
瞭にするために、磁石とコーティングは示していない
が、本発明によれば、アイソレータの動作を理解するの
には必ずしも必要でないと考えたからである。このレン
ズ要素は、図ではレンズ22として示し、このレンズ2
2は、入力信号を光ファイバ24のコアのような開口に
集光させる。
【0013】本発明によれば、出力ウェッジ16.1と
入力ウェッジ14.2は、互いに平行なC軸を有する
が、入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ16.2のC
軸同士の関係は、磁界の方向に依存する。すなわち、磁
界の方向が、両方のアイソレータ(図1)内で同一の場
合には、入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ16.2
のC軸は、互いに直交する。しかし、この磁界の方向が
反対の場合には、これらのC軸は平行となる。何れの場
合においても、これらの要素グループは、互いにミラー
イメージとなる。
入力ウェッジ14.2は、互いに平行なC軸を有する
が、入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ16.2のC
軸同士の関係は、磁界の方向に依存する。すなわち、磁
界の方向が、両方のアイソレータ(図1)内で同一の場
合には、入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ16.2
のC軸は、互いに直交する。しかし、この磁界の方向が
反対の場合には、これらのC軸は平行となる。何れの場
合においても、これらの要素グループは、互いにミラー
イメージとなる。
【0014】さらに、従来公知のように、第1要素グル
ープ10.1の入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ1
6.1は、互いに45゜傾斜したC軸を有し、同様に、
第2要素グループ10.2の入力ウェッジ14.2と出
力ウェッジ16.2は、互いに45゜ずれたC軸を有す
る。例えば、図2に示した例においては、入力ウェッジ
14.1と出力ウェッジ16.1は、傾斜表面17.1
の面にC軸を有し、19.1に対し、角度α=+22.
5゜だけ傾斜している。一方、入力ウェッジ14.2と
出力ウェッジ16.2は、傾斜表面17.2の面にC軸
を有し、対応する19.2に対し、角度α=−22.5
゜だけ傾斜している。
ープ10.1の入力ウェッジ14.1と出力ウェッジ1
6.1は、互いに45゜傾斜したC軸を有し、同様に、
第2要素グループ10.2の入力ウェッジ14.2と出
力ウェッジ16.2は、互いに45゜ずれたC軸を有す
る。例えば、図2に示した例においては、入力ウェッジ
14.1と出力ウェッジ16.1は、傾斜表面17.1
の面にC軸を有し、19.1に対し、角度α=+22.
5゜だけ傾斜している。一方、入力ウェッジ14.2と
出力ウェッジ16.2は、傾斜表面17.2の面にC軸
を有し、対応する19.2に対し、角度α=−22.5
゜だけ傾斜している。
【0015】回転子スラブ12は、従来技術で公知のも
のであるが、そこを通過する光学信号に対し、非相反性
の45゜の極性回転を与える。かくして、この入力光学
信号は、光学アイソレータ10を左から右に減衰せずに
通過し、一方、逆(反射)の光学信号は、右から左に伝
搬して、光学アイソレータ10により入力信号のソース
(図示せず)に入らないように反射、あるいは、変調さ
れる。
のであるが、そこを通過する光学信号に対し、非相反性
の45゜の極性回転を与える。かくして、この入力光学
信号は、光学アイソレータ10を左から右に減衰せずに
通過し、一方、逆(反射)の光学信号は、右から左に伝
搬して、光学アイソレータ10により入力信号のソース
(図示せず)に入らないように反射、あるいは、変調さ
れる。
【0016】さらに、2個のアイソレータ要素を直列に
使用することにより、単一段の素子に比較して、その分
離強度を増加させ、一方、挿入損失をそれほど大きく増
加させることはない。
使用することにより、単一段の素子に比較して、その分
離強度を増加させ、一方、挿入損失をそれほど大きく増
加させることはない。
【0017】本発明の変形例としては、2個のウェッジ
の単一スラブ以外にも他の形状が考えられる。さらに、
これらのウェッジは、同一の複屈折材料で形成されてい
るが、異なるウェッジには異なる複屈折材料を用いるこ
とも可能である。
の単一スラブ以外にも他の形状が考えられる。さらに、
これらのウェッジは、同一の複屈折材料で形成されてい
るが、異なるウェッジには異なる複屈折材料を用いるこ
とも可能である。
【0018】さらに、ここでウェッジと称する部品は、
直角の形状のものを断面にする必要はなく、いかなる三
角形の形状でもかまわない。このようなウェッジの重要
な形状の特徴点は、光ビームが入る2個の非平行な表面
を有することである。例えば、入力ウェッジ14.1の
傾斜表面15.1と表面20.1、出力ウェッジ16.
1の傾斜表面18.1と表面22.1、入力ウェッジ1
4.2の傾斜表面15.2と表面20.2、出力ウェッ
ジ16.2の傾斜表面18.2と表面22.2である。
最後に、第1要素グループ10.1と第2要素グループ
10.2は、互いに横方向にオフセットされ(イメージ
プレーン15に沿った方向で)、共通軸13を共有する
ことはない。しかし、これらのグループは、互いに平行
な対応する軸を有する。このように配置することによ
り、この2個のグループは、ミラーイメージとはならな
いが、本発明の構成の一実施例である。その理由として
は、光ビームが入射する部分は、共通の軸を有し、互い
にミラーイメージを維持するからである。
直角の形状のものを断面にする必要はなく、いかなる三
角形の形状でもかまわない。このようなウェッジの重要
な形状の特徴点は、光ビームが入る2個の非平行な表面
を有することである。例えば、入力ウェッジ14.1の
傾斜表面15.1と表面20.1、出力ウェッジ16.
1の傾斜表面18.1と表面22.1、入力ウェッジ1
4.2の傾斜表面15.2と表面20.2、出力ウェッ
ジ16.2の傾斜表面18.2と表面22.2である。
最後に、第1要素グループ10.1と第2要素グループ
10.2は、互いに横方向にオフセットされ(イメージ
プレーン15に沿った方向で)、共通軸13を共有する
ことはない。しかし、これらのグループは、互いに平行
な対応する軸を有する。このように配置することによ
り、この2個のグループは、ミラーイメージとはならな
いが、本発明の構成の一実施例である。その理由として
は、光ビームが入射する部分は、共通の軸を有し、互い
にミラーイメージを維持するからである。
【図1】本発明による一実施例の光学アイソレータで、
第1アイソレータ要素グループの出力ウェッジのC軸
は、第2要素グループの入力ウェッジのC軸に直交した
状態を表す図。
第1アイソレータ要素グループの出力ウェッジのC軸
は、第2要素グループの入力ウェッジのC軸に直交した
状態を表す図。
【図2】C軸の方向に関し、図1で用いられたウェッジ
を表す図。
を表す図。
10 光学アイソレータ 10.1 第1要素グループ 10.2 第2要素グループ 12.1、12.2 回転子スラブ 13 共通軸 14.1、14.2 入力ウェッジ 15 イメージプレーン 15.1、15.2、18.1、18.2 傾斜表面 16.1、16.2 出力ウェッジ 17.1、17.2 傾斜表面 19.1 20.1、20.2、22.1、22.2 表面 22 レンズ 24 光ファイバ
Claims (10)
- 【請求項1】 共通軸(13)に沿って、直列に配置さ
れた光学要素の第1と第2のグループ(10.1、1
0.2)を有する光学アイソレータにおいて、 前記第1と第2のグループは、前記第1と第2のグルー
プの間に配置され、前記軸(13)に直交する面(1
5)に対し、互いにミラーイメージとなることを特徴と
する光学アイソレータ。 - 【請求項2】 前記グループは、複屈折性の入力と出力
のウェッジ(14.1,16.1)と、前記ウェッジの
間に配置された非相反性の回転子スラブ(12.1)と
を有することを特徴とする請求項1の光学アイソレー
タ。 - 【請求項3】 前記第1グループの出力ウェッジと、前
記第2グループの入力ウェッジは、互いに平行なC軸を
有することを特徴とする請求項2の光学アイソレータ。 - 【請求項4】 前記第1要素グループのウェッジのC軸
は、互いに45゜傾斜しており、前記第2要素グループ
のウェッジのC軸は、互いに45゜傾斜していることを
特徴とする請求項3の光学アイソレータ。 - 【請求項5】 入力ビームを受光し、前記入力ビームを
常光線と異常光線とに分離し、前記入力ビームに、非同
軸となる出力ビームを放出するアイソレータ要素のグル
ープを有し、 前記アイソレータ要素の第1グループは、複屈折の入力
と出力の第1ウェッジと、共通軸上に配置された第1の
非相反性回転子スラブとを有し、 前記第1ウェッジは、前記軸の直交面に対し、角度+α
を形成するような傾斜表面を有し、 前記アイソレータ要素の第2グループは、複屈折の入力
と出力の第2ウェッジと、共通軸上に配置された第2の
非相反性回転子スラブとを有し、 前記第2ウェッジは、前記軸の直交面に対し、角度−α
を形成するような傾斜表面を有し、 前記第1グループの出力ウェッジと前記第2グループの
入力ウェッジは、互いに平行なC軸を有し、 前記第1ウェッジは、互いに45゜傾斜するC軸を有
し、前記第2ウェッジは、互いに45゜傾斜するC軸を
有し、これにより、前記常光線と異常光線との間に、相
対的ウォークオフをほぼゼロにし、前記入力ビームと前
記出力ビームとの間にネットウォークオフをほぼゼロに
するような光学アイソレータ。 - 【請求項6】 入力ビームを受光し、前記入力ビームを
常光線と異常光線とに分離する第1グループの光学要素
(10.1)と前記常光線と異常光線とを受光し、それ
らをその出力点でほぼ同軸にする第2グループの光学要
素(10.2)とからなることを特徴とする光学アイソ
レータ。 - 【請求項7】 前記グループの少なくとも一つは、光学
アイソレータを有することを特徴とする請求項6の光学
アイソレータ。 - 【請求項8】 前記第1グループの前記出力ウェッジ
と、前記第2グループの前記入力ウェッジとは、互いに
平行なC軸を有することを特徴とする請求項6の光学ア
イソレータ。 - 【請求項9】 前記各グループに対し、同一方向の磁界
を印加する手段を有し、前記第1グループの入力ウェッ
ジと前記第2グループの出力ウェッジは、互いに直交す
るC軸を有することを特徴とする請求項6の光学アイソ
レータ。 - 【請求項10】 前記各グループに対し、反対方向の磁
界を印加する手段を有し、前記第1グループの入力ウェ
ッジと前記第2グループの出力ウェッジは、互いに平行
なC軸を有することを特徴とする請求項6の光学アイソ
レータ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15109293A | 1993-11-12 | 1993-11-12 | |
US151092 | 1993-11-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07191279A true JPH07191279A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=22537285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29902294A Pending JPH07191279A (ja) | 1993-11-12 | 1994-11-09 | 光学アイソレータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0653660A1 (ja) |
JP (1) | JPH07191279A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7023618B2 (en) * | 2000-12-12 | 2006-04-04 | Finisar Corporation | Dual-stage optical isolator minimized polarization mode dispersion and simplified fabrication process |
US6987896B1 (en) * | 2002-04-09 | 2006-01-17 | Oplink Communications, Inc. | Optical isolator |
US8830581B2 (en) * | 2011-09-20 | 2014-09-09 | Corning Incorporated | Broadband polarization switching |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5237445A (en) * | 1990-11-30 | 1993-08-17 | Shimadzu Corporation | Optical isolator |
EP0533398A1 (en) * | 1991-09-19 | 1993-03-24 | AT&T Corp. | Optical isolator with polarization dispersion correction |
-
1994
- 1994-11-02 EP EP94308078A patent/EP0653660A1/en not_active Withdrawn
- 1994-11-09 JP JP29902294A patent/JPH07191279A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0653660A1 (en) | 1995-05-17 |
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