JPH1169775A - Gtoスナバ電圧検出方法及び検出回路 - Google Patents

Gtoスナバ電圧検出方法及び検出回路

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JPH1169775A
JPH1169775A JP21216197A JP21216197A JPH1169775A JP H1169775 A JPH1169775 A JP H1169775A JP 21216197 A JP21216197 A JP 21216197A JP 21216197 A JP21216197 A JP 21216197A JP H1169775 A JPH1169775 A JP H1169775A
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JP
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snubber
gto
circuit
voltage
capacitor
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Nobuhiro Kurio
信広 栗尾
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Undeland snubberを持つG
TOインバータにおいて、従来のスナバ電圧検出方法で
は下側アームのGTO素子のターンオフ可否判定による
GTO素子保護対策が不十分である。 【解決手段】 下側アームのGTO素子32 のスナバ回
路構成要素の1つであるす第2スナバダイオードDS2
両端差電圧を検出する差動増幅回路22と、差動増幅回
路22で検出した差電圧信号を予め設定された基準電圧
dと比較することで下側アームのGTO素子32 のター
ンオフの可否判定指令信号eをGTOオンオフ信号制御
回路11に出力する電圧判定回路23とでGTOスナバ
電圧検出回路21を構成し、差動増幅回路22で差電圧
をGTO素子32 のカソード電位を基準に検出して、大
型で高価な絶縁回路を使用しない簡素で安価な回路構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無効電力補償装置
やアクティブフィルタ等に用いられるGTOインバータ
のスナバ電圧検出方法とスナバ電圧検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】直流電源にGTO素子(ゲートターンオ
フサイリスタ)をフルブリッジ接続したGTOインバー
タのGTO素子には、GTO素子のターンオフ時の電圧
上昇率dv/dtを抑制してGTO素子を保護するスナ
バ回路が付設される。このスナバ回路を有するGTOイ
ンバータの基本回路例を図6に示し説明する。
【0003】図6は単相フルブリッジGTOインバータ
で、直流電源1に4石のGTO素子3がフルブリッジ接
続され、各GTO素子3の夫々にスナバ回路4とフライ
ホイールダイオード8が並列接続される。各スナバ回路
4は一般的なCRD型のもので、スナバダイオード5と
スナバコンデンサ6の直列回路と、スナバダイオード5
に並列接続されたスナバコンデンサ放電抵抗7で構成さ
れる。尚、図6における2はアノードリアクトル、9は
負荷、30はヒューズである。
【0004】上記GTOインバータは、上側(P側)ア
ームと下側(N側)アームの各GTO素子3を交互にオ
ンオフ制御することで、直流電源1の直流電源電圧VDC
を交流変換して負荷9に供給する。このインバータ動作
における各GTO素子3の各々のターンオフ時に、GT
O素子3に流れていた電流がスナバダイオード5を介し
てスナバコンデンサ6に分流することにより、GTO素
子3のターンオフ時の電圧上昇率dv/dtが抑制され
てGTO素子3の破壊が防止される。スナバコンデンサ
6は分流した電流で充電され、充電された電荷はGTO
素子3のターンオン時に放電抵抗7を介して放電され
る。
【0005】以上のようなスナバ回路4を有するGTO
素子3がターンオフするとき、スナバコンデンサ6に電
荷が残留していると高dv/dt電圧がGTO素子3の
A(アノード)−K(カソード)間に印加されてGTO
素子3が破壊することがある。そこで、GTO素子保護
のための周辺回路として、スナバコンデンサ6の電圧
(残留電荷)の有無を検出してGTO素子3のターンオ
フの可否を判定するためのスナバコンデンサ電圧検出回
路を設けている。このスナバコンデンサ電圧検出回路
は、例えばGTO素子3をオンオフ制御するゲートドラ
イブ回路に組込まれ、その具体例を図7に示す。
【0006】図7に示されるゲートドライブ回路10
は、GTOオンオフ信号制御回路11とパワー部12と
スナバコンデンサ電圧検出回路13を備える。GTOオ
ンオフ信号制御回路11は、入力されたオンオフ指令信
号aに基づいてパワー部12を介してGTO素子3を駆
動する。スナバコンデンサ電圧検出回路13は、スナバ
コンデンサ6の残留電圧をGTO素子3のカソード電圧
を基準に検出し、この検出した電圧を比較器14で予め
設定された基準値bと比較して、GTO素子3のターン
オフの可否判定信号cをGTOオンオフ信号制御回路1
1に出力する。スナバコンデンサ電圧検出回路13が検
出したスナバコンデンサ電圧基づく比較値が基準値bを
超えた場合にだけ、比較器14からターンオフ否判定信
号がGTOオンオフ信号制御回路11に出力される。こ
のターンオフ否判定信号はGTOオンオフ信号制御回路
11の入力のオフ指令信号aをブロックして、GTO素
子3をターンオフさせないようにする。このようなスナ
バコンデンサ電圧検出回路13は、ゲートドライブ回路
10と電位が共通のGTO素子3のカソード電圧を基準
にしてスナバコンデンサ電圧を検出するため、高耐圧直
流絶縁アンプ等の絶縁回路を必要とせず、従って、回路
全体が簡素で安価な構成のものが使用できる。
【0007】また、図6のGTOインバータの効率を改
善したGTOインバータとして、例えば図2に示すよう
なスナバ回路を有するものが知られている。この図2の
GTOインバータは、1984年にUndeland氏
が論文誌「IEEE」で発表したもので、「Undel
and snubber」の名称で知られており、以
下、U−スナバインバータと称して、その構成と動作の
概要を説明する。
【0008】図2のU−スナバインバータは単相フルブ
リッジインバータに適用したもので、同図における上側
アームのGTO素子を31 、下側アームのGTO素子を
2とすると、上側アームのGTO素子31 に第1スナ
バダイオードDS1と第1スナバコンデンサCS1の直列回
路を並列接続し、下側アーム32 のGTO素子32 に第
1スナバコンデンサCS1と第2スナバダイオードDS2
第2スナバコンデンサCS2の直列回路を並列接続し、第
2スナバダイオードDS2と第2スナバコンデンサCS2
接続点と直列電源1のプラス側の間にスナバコンデンサ
放電抵抗RS を接続して構成される。このU−スナバイ
ンバータのスナバ回路以外の構成は、図6と同様で、同
一部分には同一符号が付してある。
【0009】図2のU−スナバインバータが力行モード
から還流モードに移行する際の上側アームのGTO素子
1 のスナバ動作を説明する。
【0010】GTO素子31 のターンオフ移行により、
力行モード時にGTO素子31 を流れていた負荷電流が
第1スナバダイオードDS1と第1スナバコンデンサCS1
に転流して、第1スナバコンデンサCS1の充電が始ま
る。第1スナバコンデンサCS1の充電電圧VCSが直流電
源電圧VDCより小さい場合、GTO素子31 の電流がゼ
ロになっても全ての負荷電流がVCS=VDCになるまで第
1スナバコンデンサCS1に流れる。これによりスナバコ
ンデンサCS1のエネルギー(図6のスナバでは抵抗で消
費)が負荷電流として利用されて高効率となる。第1ス
ナバコンデンサC S1がVCS=VDCまで充電されると、第
2スナバコンデンサCS2が導通して第2スナバコンデン
サCS2に電流が分流し始める。また、アノードリアクト
ル2に蓄えられたエネルギーが両スナバコンデンサ
S1、CS2を直流電源電圧VDc以上に過充電すると、第
2スナバコンデンサCS2からは放電抵抗RS を通して過
充電された電荷の放電が始まる。アノードリアクトル2
のエネルギーの両スナバコンデンサCS1、CS2への移行
が終わると、負荷電流の還流が始まり、第1スナバコン
デンサCS1が第2スナバダイオードDS2と放電抵抗RS
を通して放電し、第2スナバコンデンサCS2が放電抵抗
S を通して放電する。
【0011】次に、図2のU−スナバインバータが力行
モードから還流モードに移行する際の下側アームのGT
O素子32 のスナバ動作を説明する。
【0012】GTO素子32 のターンオフ移行により、
力行モード時にGTO素子32 を流れていた負荷電流が
第1スナバコンデンサCS1と第2スナバダイオードDS2
と第2スナバコンデンサCS2に転流する。このとき、第
1スナバコンデンサCS1は放電動作(=逆充電)とな
り、第2スナバダイオードDS2と第2スナバコンデンサ
S2を通して負荷9へ電荷を放出する。これにより、第
1スナバコンデンサCS1の電荷が負荷電流の一部として
利用されて高効率となる。第1スナバコンデンサCS1
充電電圧VCSがゼロになる前に、下側アームのGTO素
子32 の電流がゼロになっても、スナバ充電電流は第1
スナバコンデンサCS1と第2スナバダイオードDS2と第
2スナバコンデンサCS2を流れて第2スナバコンデンサ
S2を過充電し、この過充電された電荷は放電抵抗RS
を通して放電される。VCS=0になると、両スナバダイ
オードDS1、DS2が導通して、負荷電流の還流が始ま
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2のU−
スナバインバータにおいて、上側アームのGTO素子3
1 のスナバ回路は第1スナバダイオードDS1と第1スナ
バコンデンサCS1の直列回路であり、このスナバ回路は
図6のスナバ回路とほぼ同様である。従って、上側アー
ムのGTO素子31 のターンオフに対するGTO素子保
護のためのスナバコンデンサ電圧検出回路は、図7のス
ナバコンデンサ電圧検出回路13と同様な回路、つま
り、高耐圧直流絶縁アンプ等の絶縁回路を必要としない
簡素で安価な回路の適用が可能である。
【0014】ところが、下側アームのGTO素子32
スナバ回路は、第1スナバコンデンサCS1と第2スナバ
ダイオードDS2と第2スナバコンデンサCS2の直列回路
で、2つのスナバコンデンサCS1、CS2でGTO素子保
護のためのスナバコンデンサ機能を持たせているため、
下側アームのGTO素子32 のターンオフ時のGTO素
子保護のためのスナバコンデンサ電圧検出を図7のスナ
バコンデンサ電圧検出回路13と同様な回路で行うこと
は適当でない。その理由を次に説明する。
【0015】例えば、図2のU−スナバインバータの運
転モード例として図3(A)に力行モード、図3(B)
に還流モードを示し、この図3の(A)から(B)へ正
常に移行するタイミングで1つの上側アームのGTO素
子31 がターンオフ失敗等で短絡破壊して直流短絡した
場合を図3(C)に示す。また、図3の(A)から
(B)へ正常に移行したときのアーム動作状態を図4
に、図3(C)の直流短絡発生(短絡電流増加中)時の
アーム動作状態を図5に示す。直流短絡発生の図5の状
態から下側アームのGTO素子32 がターンオフに向う
と、これに対応するスナバ回路が働かないためにGTO
素子32 のA(アノード)−K(カソード)間に直流電
源電圧VDCまで急峻な高dv/dtが印加されて、下側
アームのGTO素子32 も破壊される。この場合、最終
的にはヒューズ30にて短絡電流が遮断されて他のGT
O素子保護が行われる。
【0016】ここで、図4と図5のいずれの場合におい
ても第2スナバコンデンサCS2は同じ直流電源電圧VDC
まで充電されているので、このスナバコンデンサ電圧V
DCはGTO素子短絡を判定する要素にならず、下側アー
ムのGTO素子32 のターンオフの可否判定に使用でき
ない。また、下側アームのGTO素子32 の両端電圧
は、図4と図5のいずれの場合においても同じゼロで、
これもGTO素子短絡を判定する要素にはならない。
【0017】また、図4の正常動作状態のときの各スナ
バコンデンサCS1、CS2の両端電圧VS1、VS2は、いず
れも直流電源電圧VDCに等しい逆極性電圧であり、図5
の直流短絡発生時は第1スナバコンデンサCS1の電圧は
S1=0、第2スナバコンデンサCS2の電圧はVS2=V
DCである。図4のVS1=VS2の場合、下側アームのGT
O素子32 の両端電圧がゼロでターンオフの条件を満た
す。従って、両スナバコンデンサCS1、CS2の電圧
S1、VS2を検出して、VS1=VS2であるか否かを判定
すれば、この判定信号で下側アームのGTO素子32
ターンオフの可否判定ができる。
【0018】本発明者は、下側アームのGTO素子32
のターンオフの可否判定条件として、上記のVS1=VS2
を用いることを検討した。この場合、ターンオフの可否
判定が正確に行われて機能的には問題ないが、電圧を検
出する箇所が両スナバコンデンサCS1、CS2の2箇所と
増える不具合が生じる。また、第2スナバコンデンサC
S2の両端電圧VS2を検出する電圧検出回路とGTO素子
オンオフ制御のためのゲートドライブ回路の電位が共通
でないため、このスナバコンデンサ電圧検出回路をゲー
トドライブ回路に組込むと高耐圧直流絶縁アンプ等の大
型で高価な絶縁回路が必要となる。
【0019】そこで、本発明者は下側アームのGTO素
子32 のターンオフの可否判定条件を更に検討して、下
側アームのGTO素子32 のスナバ回路を構成する要素
の1つの第2スナバダイオードDS2の両端の差電圧をタ
ーンオフの可否判定条件としたGTOスナバ電圧検出方
法と検出回路を開発した。
【0020】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明方法は、直
流電源に接続された上側アームと下側アームの対をなす
GTO素子の上側アームのGTO素子に第1スナバダイ
オードと第1スナバコンデンサの直列回路を並列接続
し、下側アームのGTO素子に前記第1スナバコンデン
サと第2スナバダイオードと第2スナバコンデンサの直
列回路を並列接続し、第2スナバダイオードと第2スナ
バコンデンサの接続点と直流電源のプラス側の間にスナ
バコンデンサ放電抵抗を接続したGTOインバータにお
けるGTOスナバ電圧検出方法であって、第2スナバダ
イオードの両端差電圧を検出し、この検出した差電圧と
予め設定された基準電圧の大小比較信号に基づいて下側
アームのGTO素子のターンオフの可否を判定すること
を特徴とする。
【0021】また、本発明回路は、上記の第2スナバダ
イオードの両端差電圧を検出する差動増幅回路と、この
差動増幅回路で検出した差電圧信号を予め設定された基
準電圧と比較することで下側アームのGTO素子のター
ンオフの可否判定指令信号を出力する電圧判定回路を有
することを特徴とする。
【0022】ここで、本発明が適用されるGTOインバ
ータは、図2で説明したU−スナバインバータで、本発
明は下側アームのGTO素子32 のターンオフの可否を
判定するためのものであり、上側アームのGTO素子3
1 のターンオフの可否判定は図7で説明した既存の回路
で行えばよくて、本発明の領分から外してある。
【0023】
【発明の実施の形態】図2のU−スナバインバータに適
用した実施例を図1に基づき説明すると、本発明は下側
アームのGTO素子32 のスナバ回路を構成する第2ス
ナバダイオードDS2の両端の差電圧VS3を検出して、こ
の両端差電圧VS3を下側アームのGTO素子32 のター
ンオフの可否判定条件とするものである。
【0024】この可否判定条件の成立を、図4と図5を
参照して説明する。図4の正常動作状態のとき、各スナ
バコンデンサCS1、CS2の両端電圧VS1、VS2は、いず
れも直流電源電圧VDCに等しい逆極性電圧であって、第
2スナバダイオードDS2に電流が流れず、その差電圧V
S3はゼロである。一方、図5の直流短絡発生時は第1ス
ナバコンデンサCS1の電圧はVS1=0、第2スナバコン
デンサCS2の電圧はV S2=VDCであって、第2スナバダ
イオードDS2の差電圧はVS3=VDCとなる。従って、第
2スナバダイオードDS2の差電圧VS3を検出すること
で、図4の正常時と図5の直流短絡時の判定か可能であ
り、差電圧VS3に基づいて下側アームのGTO素子32
のターンオフの可否判定ができる。このターンオフの可
否判定をする具体的回路が図1の実施例に示される。
【0025】図1は下側アームのGTO素子32 のゲー
トドライブ回路20が示され、このゲートドライブ回路
20に本発明のGTOスナバ電圧検出回路21が組込ま
れる。GTOスナバ電圧検出回路21は、第2スナバダ
イオードDS2の両端差電圧V S3を検出する差動増幅回路
22と、差動増幅回路22で検出した差電圧信号を予め
設定された基準電圧dと比較することで下側アームのG
TO素子32 のターンオフの可否判定指令信号eをGT
Oオンオフ信号制御回路11に出力する電圧判定回路
(比較器)23で構成される。尚、図1のGTOオンオ
フ信号制御回路11とパワー部12は図7と同様のもの
で、同一符号を付して説明は省略する。
【0026】差動増幅回路22は、第2スナバダイオー
ドDS2の両端差電圧VS3をGTO素子32 のカソード電
位を基準に検出する。従って、差動増幅回路22の電位
がゲートドライブ回路20の電位と共通化されて、差動
増幅回路22をゲートドライブ回路20に高耐圧直流絶
縁アンプ等の大型で高価な絶縁回路を使用することなく
組込むことができ、図1のGTOスナバ電圧検出回路2
1が簡素で安価なもので構成される。
【0027】電圧判定回路23は、差動増幅回路22で
検出された差電圧信号の電位が基準電圧d以上であると
判定すると、下側アームのGTO素子32 のターンオフ
時での高dv/dt印加による破壊を防止するためにタ
ーンオフ否の判定信号をGTOオンオフ信号制御回路1
1に出力して、GTO素子32 をターンオフさせない。
また、電圧判定回路23は差電圧VS3が基準電圧dに達
していないと判定すると、ターンオフ可の判定信号をG
TOオンオフ信号制御回路11に出力し、GTO素子3
2 をターンオフ可能にする。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、高効率化されたU−ス
ナバ(Undeland snubber)を持つGT
Oインバータにおける下側アームGTO素子のターンオ
フ可否判定のためのスナバ電圧検出を、同GTO素子の
スナバ回路の構成要素の1つであるスナバダイオードの
両端差電圧の検出で行うようにしたので、高耐圧電圧絶
縁回路等を用いない差動増幅回路での電圧検出が可能と
なり、構成簡素で安価なGTO素子ターンオフ可否判定
に好適なスナバ電圧検出回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスナバ電圧検出回路を
含むGTOインバータのゲートドライブ回路図
【図2】Undeland snubberを持つGT
Oインバータの概要を示す回路図
【図3】図2のGTOインバータの運転モードを示す回
路図で、(A)は力行モード、(B)は還流モード、
(C)は直流短絡発生モードの回路図
【図4】図3(B)でのアーム動作状態を示す回路図
【図5】図3(C)でのアーム動作状態を示す回路図
【図6】一般的なGTOインバータの回路図
【図7】図6のGTOインバータのGTO素子ターンオ
フの可否判定のためのスナバ電圧検出回路を含むゲート
ドライブ回路図
【符号の説明】
1 直流電源 3 GTO素子 31 上側アームのGTO素子 32 下側アームのGTO素子 DS1 第1スナバダイオード CS1 第1スナバコンデンサ DS2 第2スナバダイオード CS2 第2スナバコンデンサ RS スナバコンデンサ放電抵抗 21 GTOスナバ電圧検出回路 22 差動増幅回路 23 電圧判定回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続された上側アームと下側
    アームの対をなすGTO素子の上側アームのGTO素子
    に第1スナバダイオードと第1スナバコンデンサの直列
    回路を並列接続し、下側アームのGTO素子に前記第1
    スナバコンデンサと第2スナバダイオードと第2スナバ
    コンデンサの直列回路を並列接続し、第2スナバダイオ
    ードと第2スナバコンデンサの接続点と直流電源のプラ
    ス側の間にスナバコンデンサ放電抵抗を接続したGTO
    インバータにおけるGTOスナバ電圧検出方法であっ
    て、 前記第2スナバダイオードの両端の差電圧を検出し、こ
    の検出した差電圧と予め設定された基準電圧の大小比較
    信号に基づいて下側アームのGTO素子のターンオフの
    可否を判定するようにしたことを特徴とするGTOスナ
    バ電圧検出方法。
  2. 【請求項2】 直流電源に接続された上側アームと下側
    アームの対をなすGTO素子の上側アームのGTO素子
    に第1スナバダイオードと第1スナバコンデンサの直列
    回路を並列接続し、下側アームのGTO素子に前記第1
    スナバコンデンサと第2スナバダイオードと第2スナバ
    コンデンサの直列回路を並列接続し、2スナバダイオー
    ドと第2スナバコンデンサの接続点と直流電源のプラス
    側の間にスナバコンデンサ放電抵抗を接続したGTOイ
    ンバータにおけるGTOスナバ電圧検出回路であって、 前記第2スナバダイオードの両端の差電圧を検出する差
    動増幅回路と、この差動増幅回路で検出した差電圧信号
    を予め設定された基準電圧と比較することで下側アーム
    のGTO素子のターンオフの可否判定指令信号を出力す
    る電圧判定回路を有することを特徴とするGTOスナバ
    電圧検出回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031526A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 三菱電機株式会社 半導体モジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020031526A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 三菱電機株式会社 半導体モジュール

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