JPH1169540A - 電気ケーブル繰り出し装置 - Google Patents

電気ケーブル繰り出し装置

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JPH1169540A
JPH1169540A JP23184097A JP23184097A JPH1169540A JP H1169540 A JPH1169540 A JP H1169540A JP 23184097 A JP23184097 A JP 23184097A JP 23184097 A JP23184097 A JP 23184097A JP H1169540 A JPH1169540 A JP H1169540A
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JP
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cable
variable
speed
motor
drum
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JP23184097A
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Yukio Wada
幸男 和田
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TOWA SUPPLY KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一定なケーブル弛み量を確保したまま、ケー
ブルに損傷を与えず安定に繰り出す。 【解決手段】 可変速モータMの電源とした可変周波数
電源6の出力周波数を変化させる可変抵抗器7を可逆モ
ータmで滑り可動して可変速モータMの速度を変えるモ
ータ速度制御回路を構成し、さらに、回動アーム3の上
動に関連して順次にカム作動する3個の自己復帰スイッ
チS1,S2,S3を設けて、ケーブル弛み量の減少に
伴う回動アームの上動により、最初に作動するスイッチ
S1で可変速モータMを予め定めた低速度で始動させ、
残余の二つのスイッチS2,S3で可逆モータmの正逆
電源入力端子m1,m2と電源Bとの導通接続を交互に
切換え、ケーブル弛み量に応じて可変抵抗器を正逆に駆
動することで可変周波数電源の出力周波数を変え、可変
速モータMによるドラム2の回転駆動速度を制御して電
気ケーブル1をドラムから所定の弛み量で繰り出すこと
ができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気ケーブルを
巻装したドラムから、その巻径の大幅な径小化とケーブ
ル牽引速度により変動するケーブル弛み量を常にほぼ一
定化してケーブルに損傷を与えずに安定に繰り出すこと
ができる電気ケーブルの繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブル繰り出し装置として
は、従来、例えば特開平9−37423号公報記載のも
のが有った。この従来の技術は、牽引されている架渉用
ケーブルを任意の繰り出し速度にて繰り出すケーブル自
動繰り出し装置において、繰り出されたケーブルの弛み
量を検出する弛み検出手段と、前記弛み検出手段で検出
された前記弛み量が所定の第1弛み量以上のときは、ケ
ーブルの繰り出しを停止し、前記弛み検出手段で検出さ
れた前記弛み量が前記第1弛み量よりも小さくて前記第
1弛み量より小さな第2弛み量より大きいときはケーブ
ルの繰り出し速度を第1の速度に設定し、前記弛み検出
手段で検出された前記弛み量が前記第2の弛み量以下の
ときはケーブルの繰り出し速度を前記第1の速度より速
い第2の速度に設定するケーブル繰り出し速度調節手段
とを具備することを特徴とするケーブル自動繰り出し装
置である。
【0003】また、前記におけるケーブルの弛みを検出
する弛み検出手段が、回動部材と、第1リミットスイッ
チと、第2リミットスイッチとを具備し、前記回動部材
がケーブルの弛み検出手段に係合し、かつ前記回動部材
の前記係合部分以外の部分が所定個所に回動自在に支持
され、前記回動部材の位置が前記ケーブルの第1弛み量
に対応するときに前記第1リミットスイッチが作動し、
前記一動部材の位置が前記ケーブルの第2弛み量に対応
するときに第2リミットスイッチが作動するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、ケーブル繰り出し弛み量が第1弛み量以上のとき
は、下側設置の第1リミットスイッチをオンしてケーブ
ルの繰り出しを停止し、前記弛み検出手段で検出された
前記弛み量が前記第1弛み量よりも小さくて前記第1弛
み量より小さな第2弛み量より大きいときは、上記第1
のリミットスイッチをオフしてケーブルの繰り出し速度
を第1の速度に設定し、前記弛み検出手段で検出された
前記弛み量が前記第2の弛み量以下のときは、上側設置
の第2リミットスイッチをオンしてケーブルの繰り出し
速度を前記第1の速度より速い第2の速度に設定すると
いうものである。
【0005】また、この従来例を初めとして現用のケー
ブル繰り出し装置の多くは、大電力送電ケーブル等の1
m当り8kg〜10kg程度で直径が60〜80mm程度
の太径大重量ケーブルについては、通常のケーブル繰出
し速度は毎分8mである。さらに、光ファイバーケーブ
ルのような、直径が10〜25mm程度の小径軽量ケーブ
ルについては、ケーブル繰出し速度は毎分20〜30m
である処、前記従来例公報『0020』および図6の記
載例では毎秒10mとか20mとか記載してあるが、こ
れは毎分10mと20mという誤記と思われる。
【0006】このように、上記従来例では、ケーブル繰
り出し速度が2段階切り換えであるから、ケーブルの種
類毎に上記ケーブル繰り出し速度の初期設定をしなけれ
ばならず、この設定には経験と熟練とを要し、かつ、面
倒で時間が掛るという第1の問題点が有る。
【0007】また、上記従来例における繰り出しケーブ
ルの弛度の変化は、ケーブル弛み検知アームで作動する
第1・第2の各リミットスイッチの配置角度が唯一の実
施例のように90°であるから、ケーブル弛度変化が前
記従来例公報図面図5のように極端に大きくなってしま
い、ケーブルにその繰り出しイナーシャにより無用な張
力や捻れ力が加わり、ケーブルに損傷を与える場合も有
るという第2の問題点も有る。
【0008】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、電気ケーブルを巻装したドラムからケーブルを
繰り出すに伴い減小するケーブル巻径とケーブル牽引速
度に対応して、ドラム回転数を簡単かつ安価な手段で多
段階に自動可変して、ドラムに対するケーブルの巻初め
から巻き終りまで、ほぼ一定なケーブル弛み量を確保し
たまま、ケーブルに損傷を与えることなく安定に繰り出
すことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、電気ケーブルを巻装したドラムからケーブルをウイ
ンチで牽引して繰り出し、この繰り出し部における前記
ケーブルの弛み量を回動アームで検出してドラムの回転
速度を可変速モータで制御し、電気ケーブルをドラムか
ら所定張力で繰り出すに当り、前記ケーブル繰り出し部
の終点に設置した台枠にガイドローラを枢支してケーブ
ルを載せるとともに、台枠に枢支した前記回動アームの
先端ローラ部をケーブル上に載せ、また、前記可変速モ
ータの電源とした可変周波数電源の出力周波数を変化さ
せる可変抵抗器を可逆モータで滑り可動して可変速モー
タの速度を変えるモータ速度制御回路を構成し、さら
に、前記回動アームの上動に関連して順次に作動する3
個の自己復帰スイッチを台枠に設けて、これら各スイッ
チのうち、ケーブル弛み量の減少に伴う回動アームの上
動により、最初に作動するスイッチで前記可変速モータ
を予め定めた低速度で始動させ、残余の二つのスイッチ
で前記可逆モータの正逆電源入力端子と電源との導通接
続を交互に切換え、前記ケーブル弛み量に応じて可変抵
抗器を正逆に駆動することで可変周波数電源の出力周波
数を変え、可変速モータによる前記ドラムの回転駆動速
度を制御して電気ケーブルをドラムから所定の弛み量で
繰り出すことで達成できた。また、前記ケーブル弛み量
の増大に伴い作動するスイッチと直列に前記可変抵抗器
の下限側で開くリミットスイッチを接続してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1のように、通信用多重光ファイバーケーブルや、発
電・変電用絶縁ケーブル等の電気ケーブル1を巻装した
中心枢支のドラム2からケーブル1を周知のウインチ
(図示せす)の牽引力で先導牽引ロープLの長さ分だけ
牽引して繰り出し、この繰り出し部における前記ケーブ
ルの弛み量を自重で下降する回動アーム3で検出してド
ラムの回転速度を可変速モータMで制御し、電気ケーブ
ル1をドラム2からその巻径の減少に拘らず常にほぼ所
定張力で繰り出す装置を得ることに有る。
【0011】そして、本発明では、前記ケーブル繰り出
し部の終点、すなわち、ドラム2から2〜4メートル離
れた床面や地上に強固に設置した台枠4の上部にガイド
ローラ5を枢支してケーブル1を載せるとともに、台枠
4の下部両側に二本一対の回動アーム3を枢軸3aで回
動可能に強固に枢支して、これら各アーム3をその肉厚
方向にガタ振れしないように枢支し、かつ、このアーム
3の先端に枢支したローラ部3Aをケーブル1上に載せ
る。
【0012】また、前記可変速モータMの電源として周
知のインバータ電源等の可変周波数電源6を用い、その
出力周波数を変化させる可変抵抗器7の摺動子7aを可
逆モータmで摩擦クラッチ7Aを介し滑り回動して可変
速モータMの速度を変えるようにした周知のモータ速度
制御回路を構成する。
【0013】さらに、ケーブル1の弛度減少による前記
回動アーム3の上動に関連して図2に示す回動アーム3
の橇状部3Bを経た押圧部3Cで押されて順次に個別作
動する3個の自己復帰スイッチS1,S2,S3を前記
台枠4の側面に上下3個並列固定して設け、これら各ス
イッチのうち、ケーブル弛み量の減少に伴う回動アーム
3の上動により、その押圧部3Cで図2(b)のように
自己突出する作動突子Sが押されて最初にオンする第1
のスイッチS1により、前記可変速モータMを予め可変
抵抗器7の下限位置で定めた電源6の低周波数出力によ
り、ケーブル牽引速度よりも遅い低速度で始動させるよ
うにする。
【0014】次いで、図2の(c),(d)のように、
回動アーム3の上動で、それぞれ順次に個別作動する第
2、第3のスイッチS2,S3で前記可逆モータmの正
逆電源入力端子m1,m2と電源Bとの導通接続をアー
ム3の上下動に対応して図3(c)、図4(a),
(b)のように、交互に切換えるようにする。
【0015】こうして、前記ケーブル弛み量に応じ、可
逆モータmを正逆に駆動して可変抵抗器7を正逆に個別
駆動することで、可変周波数電源6の出力周波数を変
え、可変速モータMによる前記ドラム2の回転駆動速度
を上記各図のようにアーム3の仰角に対応制御して電気
ケーブル1をドラム2からその巻径の変化に拘らず図3
から図5までの各図のように、所定範囲内の弛み量で繰
り出し可能となした本発明による電気ケーブル繰り出し
装置を構成する。
【0016】なお、前記各スイッチS1〜S3には図2
に示すような自己突出する作動突子式自己復帰のマイク
ロスイッチを用い、これらのスイッチのうち第1のスイ
ッチS1と第3のスイッチS3は、その自己突出の各作
動突子を図2(a)のようにそれぞれ回動アーム3で押
し込まないときにはいずれもオフで、図2(d)のよう
に第1、第2の各スイッチS1,S2の各作動突子Sを
アーム押圧部3Cで押し込んでいるスイッチS1,S3
はオンとなるマイクロスイッチを用い、また、スイッチ
S2には、同図2(a),(b)における作動突子Sの
自己突出時にオンとなり、図2(c),(d)のよう
に、アーム押圧部3Cで作動突子Sを押し込んでいる時
にオフとなる自己復帰のマイクロスイッチを用いるが、
これら各スイッチは、図示例のメカ的なマイクロスイッ
チに限らず、アーム3の動きに関連して作動する磁気的
リードスイッチや光電変換式スイッチ回路等周知のスイ
ッチ手段を採用でき、これら各スイッチトS1,S2,
S3は、それぞれ回動アーム3の枢支部にアーム3と共
動するように設けたカムにより、前述の作動順序で制御
するようにしてもよい。
【0017】また、可変速モータMには、電源周波数に
同期する減速機付モータを用いてベルトVで図1のよう
にドラム2を駆動したり、または、ドラム2のリムを原
動ゴムタイヤなどでリムドライブすることもでき、他の
周知のドラム駆動手段でドラム2を駆動し、また可変速
モータMを減速してドラム2を制動するようにしてお
く。
【0018】本発明装置は、以上のような構成となした
ので、これを使用するに当っては、先ず、図3(a)の
ようにケーブル1を牽引しない自然待機状態では、ケー
ブル1が、その繰り出し部で大きく弛んでいて回動アー
ム3のローラ部3Aは、ケーブル1と共にその自重で図
2(a)、図3(a)のように接地していてほぼ水平位
置にあり、このとき各スイッチS1〜S3のうち、スイ
ッチS1,S3はオフしており、可変速モータMは停止
でドラム2も停止待機中であり、スイッチS2だけがオ
ンとなっていて、可逆モータmは回転しているが、クラ
ッチ7Aの滑りにより可変抵抗器7は駆動されず、その
摺動子7aは、モータMの最低速度側で停止している。
【0019】このときにおける可逆モータmを停止モー
ドとするには、スイッチS2と可逆モータmとの間に手
動スイッチまたは可変抵抗器7の摺動子7aが可変速モ
ータMの最低速度側に来たときにオフするリミットスイ
ッチを直列接続することで、前記図5における待機モー
ド中に可逆モータmを停止させておくこともできる。
【0020】次に、ケーブル1を図3(b)の矢示方向
へウインチ等で牽引すると、ドラム2は停止中のためケ
ーブル繰り出し部におけるケーブル1の弛みが減小して
回動アーム3が若干上動し、図2(b)のように回動ア
ーム3の橇状部3Bを経てアーム押圧部3Cが第1のス
イッチS1の自己突出作動突子Sに乗り上げて、この突
子Sをその突出弾力に抗し押し下げることで、この第1
のスイッチS1だけがオンするから、今度は、可変速モ
ータMが前記したようにケーブル牽引速度よりも遅い最
低設定の低速度で回転し始め、ドラム2は緩徐に回転し
始める。
【0021】その後、ケーブル1のウインチによる右進
によりその弛みがますます減小すると、図2(c)のよ
うにアーム押圧部3Cで第2のスイッチS2の作動突子
Sを押し込むことで、この第2のスイッチS2がオフと
なると共に、回動アーム3は図3の(c)のように目一
杯上動してその仰角がさらに増加しようとする。ところ
が、その直前には、第3のスイッチS3の作動突子Sが
図2(d)のように、アーム押圧部3Cで押し込まれ
て、この第3のスイッチS3がオンし、可変抵抗器7を
駆動する可逆モータmが正回転してクラッチ7Aを介
し、可変抵抗器7の摺動子7aをドラム高速駆動の方向
へ動かす。
【0022】すなわち、可変周波数電源6の出力周波数
が高くなってモータMの回転が速くなり、今度は、ドラ
ム2の回転数が高まり、そのケーブル繰り出し速度が図
6のように速くなって前記ケーブル牽引速度付近になる
につれて回動アーム3も図4(a)のように適正な仰角
となり、図2(c)のようにアーム押圧部3Cで作動突
子Sが押された第1のスイッチS1と第2のスイッチS
2のうち、第1のスイッチS1だけがオン、第2のスイ
ッチS2は、前記のようにオフ作動した安定なケーブル
送り状態を維持する。
【0023】その途中で、何んらかの原因により、ケー
ブル1の弛みが図4(b)のように若干増大すると、今
度は、回動アーム3の若干の下動により、図2(b)の
ようにアーム押圧部3Cが第2のスイッチS2の作動突
子Sから外れてこのスイッチS2がオンとなり、可逆モ
ータmを逆転して可変抵抗7を周波数低減側に駆動する
結果、可変周波数電源6の出力周波数が低くなると共
に、モータMが遅くなってドラム2の回転数が図7のよ
うに減小してケーブル1の弛みが図4(a)のように少
くなってケーブル1の送り速度は再び安定し、ケーブル
送りの進行で図4(c)および図7のようにドラム2に
対するケーブル1の巻径が減小するまで、ケーブル1を
同図実線から鎖線で示す所定張力範囲内で繰り出し続け
ることができる。
【0024】次いで、ドラム2からケーブル1を図5
(a)のように全部繰り出し終わると、今度は、前記図
2(a),図3(a)のようにスイッチS1,S3はオ
フ、スイッチS2だけがオンとなってドラム2は停止す
るが、スイッチS2のオンにより、可変抵抗器7は可逆
モータmで最低周波数側に向けて駆動を継続し、摺動子
7aが図5(b)のようにその下限位置まで来るとクラ
ッチ7Aが滑り、摺動子7aは停止するとともに、前記
のようにリミットスイッチで自動的に、または、手動ス
イッチで可逆モータmの電源を断てば、ドラム2からの
ケーブル繰り出し作業が終了する。
【0025】そして、この発明では、ドラム2に対する
ケーブル1の巻径が半減しても、アーム3の仰角の変位
時間を可逆モータmで可変抵抗器7の抵抗値に変換して
ドラム回転速度を図7のように大幅に可変制御できるか
ら、アーム仰角をケーブルに無理が掛らない範囲内に保
ちつつケーブル1をほぼ所定の弛み量で最初から最後ま
で、繰り出すことができる。
【0026】
【実施例】ケーブル1の繰り出し途中で、何等かの要因
で、ウインチを停止し、ケーブル牽引を中断したときに
は、ドラム2の継続低速回転により、ケーブル繰り出し
部におけるケーブル1は、図5の(C)のように大きく
弛むので、回動アーム3は水平近くなると共に、スイッ
チS1,S3はオフでドラム2は停止し、スイッチS2
のオンで可逆モータmは、可変抵抗器7の周波数下限側
に向け回転し、この下限位置で前記のようにリミットス
イッチLSが図5(C)のようにオフしてすべてが自動
的に仮停止状態になる。
【0027】この状態から再びウインチ等でケーブル牽
引を開始すると、前記した図3の(a),(b),
(c)の順序で各部が動作してケーブル1をドラム2か
ら安定に繰り出し始め、またこの繰り出しを図4の
(a)(b)の状態を経て、図4の(c)のように継続
できる。
【0028】なお、前記回動アーム3は一本アームとし
てもよいが、上部ローラ部3Aは片持ち枢支となり、ま
た、前記3個のスイッチS1〜S3の並列間隔は、図2
における各スイッチS1〜S3の相互間隔を、スペーサ
により決定したり、各スイッチS1〜S3の台枠4に対
する取付位置を適宜定めることで、決定できる。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態を採用し
たので、以下に記載の効果を奏する。電気ケーブル1を
巻装したドラム2からケーブルをウインチで牽引して繰
り出し、この繰り出し部における前記ケーブルの弛み量
を回動アーム3で検出してドラムの回転速度を可変速モ
ータMで制御し、電気ケーブル1をドラム2から所定張
力で繰り出すに当り、前記ケーブル繰り出し部の終点に
設置した台枠4にガイドローラ5を枢支してケーブル1
を載せるとともに、台枠4に枢支した前記回動アーム3
の先端ローラ部3Aをケーブル1上に載せ、また、前記
可変速モータMの電源とした可変周波数電源6の出力周
波数を変化させる可変抵抗器7を前記回動アーム3の上
下動に掛る時間に対応して可逆モータmで正逆駆動し、
可変速モータMの速度をケーブル1の弛度に応じて変え
ることで、ドラム2の回転速度をケーブル巻径の大幅な
減小に確実に追従して速めることができるから、ケーブ
ル1をその繰り出しに伴なうドラム巻径の大幅な径小化
とケーブル1の種類毎に異なるケーブル牽引速度の如何
に拘らず、常時自動的に、ほぼ最適なケーブル繰り出し
弛度でドラム2からケーブル1を安定に繰り出すことが
できたという第1の効果が有る。
【0030】また、本発明では、前記回動アーム3の上
動に関連して順次に作動する3個の自己復帰スイッチS
1,S2,S3は台枠4に対して3個共接近して並列配
設できるので、3個のスイッチの配置をコンパクト、か
つ、リード線処理を含めて全体的にスッキリまとめるこ
とができたという第2の効果も有る。
【0031】請求項2によれば、ケーブル1の繰り出し
中断時または、繰り出し終了時に、可逆モータmをリミ
ットスイッチLSで自動停止することができ、作業の自
動化をより一層促進できたという効果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の一例を示す要部斜視図
【図2】本発明実施形態に用いるアームとスイッチとの
関係を示す説明図
【図3】本発明装置の作動状態の変化例を示す説明図
【図4】本発明装置の作動状態の変化例を示す説明図
【図5】本発明装置の作動状態の変化例を示す説明図
【図6】本発明装置の動作例を示す曲線図的説明図
【図7】本発明装置の動作例を示す曲線図的説明図
【符号の説明】
1 電気ケーブル 2 ドラム 3 回動アーム 3A ローラ部 4 台枠 5 ガイドローラ 6 可変周波数電源 7 可変抵抗器 7A クラッチ 7a 可変抵抗器の摺動子 B 電源 M 可変速モータ m 可逆モータ S1,S2,S3 自己復帰スイッチ LS リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気ケーブル1を巻装したドラム2から
    ケーブルをウインチで牽引して繰り出し、この繰り出し
    部における前記ケーブルの弛み量を回動アーム3で検出
    してドラムの回転速度を可変速モータMで制御し、電気
    ケーブル1をドラム2から所定張力で繰り出す装置にお
    いて、前記ケーブル繰り出し部の終点に設置した台枠4
    にガイドローラ5を枢支してケーブル1を載せるととも
    に、台枠4に枢支した前記回動アーム3の先端ローラ部
    3Aをケーブル1上に載せ、また、前記可変速モータM
    の電源とした可変周波数電源6の出力周波数を変化させ
    る可変抵抗器7を可逆モータmで滑り回動して可変速モ
    ータMの速度を変えるモータ速度制御回路を構成し、さ
    らに、前記回動アーム3の上動に関連して順次に作動す
    る3個の自己復帰スイッチS1,S2,S3を前記台枠
    4に設けて、これら各スイッチのうち、ケーブル弛み量
    の減少に伴う回動アーム3の上動により、最初に作動す
    るスイッチS1で前記可変速モータMを予め定めた低速
    度で始動させ、残余の二つのスイッチS2,S3で前記
    可逆モータmの正逆電源入力端子m1,m2と電源Bと
    の導通接続を交互に切換え、前記ケーブル弛み量に応じ
    て可変抵抗器7を正逆に駆動することで可変周波数電源
    6の出力周波数を変え、可変速モータMによる前記ドラ
    ム2の回転駆動速度を制御して電気ケーブル1をドラム
    2から所定の弛み量で繰り出し可能となした電気ケーブ
    ル繰り出し装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル弛み量の増大に伴い作動す
    るスイッチS2と直列に前記可変抵抗器7の下限側で開
    くリミットスイッチLSを接続してなる請求項1記載の
    電気ケーブル繰り出し装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107089538A (zh) * 2017-05-18 2017-08-25 厦门精合电气自动化有限公司 一种能够实时托住自动化机械带料的装置
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