JPH1169534A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH1169534A JPH1169534A JP9221251A JP22125197A JPH1169534A JP H1169534 A JPH1169534 A JP H1169534A JP 9221251 A JP9221251 A JP 9221251A JP 22125197 A JP22125197 A JP 22125197A JP H1169534 A JPH1169534 A JP H1169534A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high voltage
- voltage portion
- insulating
- gas
- metal container
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Circuit Breakers (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 各要素間の接続部における電界集中を緩和
することで、ガス絶縁機器全体の絶縁特性を向上せしめ
ること。 【解決手段】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
1内に高電圧部15を配設し、この高電圧部15を支え
る絶縁筒4を有するガス絶縁開閉装置において、高電圧
部15と絶縁筒4並びに金属容器1と絶縁筒4の接続に
ゴムファスナー18を用いる。
することで、ガス絶縁機器全体の絶縁特性を向上せしめ
ること。 【解決手段】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
1内に高電圧部15を配設し、この高電圧部15を支え
る絶縁筒4を有するガス絶縁開閉装置において、高電圧
部15と絶縁筒4並びに金属容器1と絶縁筒4の接続に
ゴムファスナー18を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地金属容器内に
配設した高電圧部を絶縁筒にて支えるガス絶縁機器に関
する。
配設した高電圧部を絶縁筒にて支えるガス絶縁機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、変電所などにおけ
る開閉操作に必要な断路器や遮断器、接地装置、計器用
変圧器、避雷器などを、SF6 ガスなどの絶縁性能の優
れたガスとともに、密閉した金属容器内に収納したもの
である。これらの機器内部の高電圧部は絶縁スペーサや
絶縁筒によって電気的、機械的に支持・接続されてい
る。
る開閉操作に必要な断路器や遮断器、接地装置、計器用
変圧器、避雷器などを、SF6 ガスなどの絶縁性能の優
れたガスとともに、密閉した金属容器内に収納したもの
である。これらの機器内部の高電圧部は絶縁スペーサや
絶縁筒によって電気的、機械的に支持・接続されてい
る。
【0003】図5および図6に従来のガス絶縁遮断器を
示す。図5は遮断部のみであり、駆動部は含まない。図
5において1は接地電位の菊族容器、2は可動接触子
部、3は固定接触子部である。可動接触子部2は絶縁筒
4によって前記金属容器に絶縁支持されている。また、
固定接触子部3は絶縁筒14によって金属容器に絶縁支
持されている。可動接触部2は、操作ロッド5、パッフ
ァーシリンダ6、通電接触子7、アーク接触子8、絶縁
性ノズル9によって構成される。一方、固定接触子3
は、アーク接触子11、通電接触子12、コンタクトベ
ース13で構成される。図6は絶縁筒による支持部を示
すものである。図6において高電圧シールド15とピス
トン10はボルト16によって絶縁筒4に接続されてお
り、絶縁筒4はボルト16により金属容器1に固定され
る。また、図6の高電圧シールド15bはボルト16を
通す位置をえぐられている。
示す。図5は遮断部のみであり、駆動部は含まない。図
5において1は接地電位の菊族容器、2は可動接触子
部、3は固定接触子部である。可動接触子部2は絶縁筒
4によって前記金属容器に絶縁支持されている。また、
固定接触子部3は絶縁筒14によって金属容器に絶縁支
持されている。可動接触部2は、操作ロッド5、パッフ
ァーシリンダ6、通電接触子7、アーク接触子8、絶縁
性ノズル9によって構成される。一方、固定接触子3
は、アーク接触子11、通電接触子12、コンタクトベ
ース13で構成される。図6は絶縁筒による支持部を示
すものである。図6において高電圧シールド15とピス
トン10はボルト16によって絶縁筒4に接続されてお
り、絶縁筒4はボルト16により金属容器1に固定され
る。また、図6の高電圧シールド15bはボルト16を
通す位置をえぐられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高電圧
シールド15bのえぐられた部分およびボルト16の頭
の部分は、高電圧部に電圧が印加された場合、電界が集
中する。特に絶縁筒内部に金属異物等が混入すると絶縁
破壊に至る可能性があった。
シールド15bのえぐられた部分およびボルト16の頭
の部分は、高電圧部に電圧が印加された場合、電界が集
中する。特に絶縁筒内部に金属異物等が混入すると絶縁
破壊に至る可能性があった。
【0005】そこで、本発明は、上記のような課題を解
決するためになされたものであり、その目的は、各要素
間の接続部における電界集中と緩和することで、ガス絶
縁機器全体の絶縁特性を向上せしめることである。
決するためになされたものであり、その目的は、各要素
間の接続部における電界集中と緩和することで、ガス絶
縁機器全体の絶縁特性を向上せしめることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3に対応する
本発明は、前記の問題点を解決するため、ガス絶縁開閉
機器における高電圧部と絶縁筒および絶縁筒と金属容器
との接続にゴム材とその内部にあるスプリングで構成さ
れたゴムファスナーを利用する。また、請求項4の発明
ではゴムカバーを加熱密着させることで接続させる。請
求項5の発明では、圧力をかけることにより、高電圧部
と絶縁筒および絶縁筒と金属容器とを接着させる。
本発明は、前記の問題点を解決するため、ガス絶縁開閉
機器における高電圧部と絶縁筒および絶縁筒と金属容器
との接続にゴム材とその内部にあるスプリングで構成さ
れたゴムファスナーを利用する。また、請求項4の発明
ではゴムカバーを加熱密着させることで接続させる。請
求項5の発明では、圧力をかけることにより、高電圧部
と絶縁筒および絶縁筒と金属容器とを接着させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。本発明によるガス絶縁開閉機
器の一実施形態を図1に示す。図1において絶縁筒4は
高電圧シールド15およびピストン10を金属容器1に
機械的に支持する。18はゴムファスナーであり、スプ
リング(オス側、メス側)19a、19bとゴム材20
a、20bから構成される。スプリングは金属のみなら
ずゴム、プラスチックでも良く、特に、ゴム材、プラス
チック材を用いた場合は、電位分布をより一層安定下す
ることができる。ゴムファスナー18によりシールド1
5およびピストン10と絶縁筒4、絶縁筒4と金属容器
1とは接続固定される。
を参照しながら説明する。本発明によるガス絶縁開閉機
器の一実施形態を図1に示す。図1において絶縁筒4は
高電圧シールド15およびピストン10を金属容器1に
機械的に支持する。18はゴムファスナーであり、スプ
リング(オス側、メス側)19a、19bとゴム材20
a、20bから構成される。スプリングは金属のみなら
ずゴム、プラスチックでも良く、特に、ゴム材、プラス
チック材を用いた場合は、電位分布をより一層安定下す
ることができる。ゴムファスナー18によりシールド1
5およびピストン10と絶縁筒4、絶縁筒4と金属容器
1とは接続固定される。
【0008】図2は本発明のガス絶縁開閉装置の他の実
施形態を示したものである。高電圧シールド15および
10と絶縁筒4はゴムファスナー18によって接続され
る。ゴムファスナー18はスプリング(オス側、メス
側)19a、19bとゴム材20a、20bから構成さ
れる。スプリング19a、19bを導電性物質で作成
し、高電圧部と同電位とすることにより、絶縁筒の高電
圧側に集中する電界を緩和するシールド効果を持たせる
ことができる。これにより従来シールド(図6中15
a)の外側への凸部をなくすことができ、機器の信頼性
を下げることなく機器の小型化を図ることができる。
施形態を示したものである。高電圧シールド15および
10と絶縁筒4はゴムファスナー18によって接続され
る。ゴムファスナー18はスプリング(オス側、メス
側)19a、19bとゴム材20a、20bから構成さ
れる。スプリング19a、19bを導電性物質で作成
し、高電圧部と同電位とすることにより、絶縁筒の高電
圧側に集中する電界を緩和するシールド効果を持たせる
ことができる。これにより従来シールド(図6中15
a)の外側への凸部をなくすことができ、機器の信頼性
を下げることなく機器の小型化を図ることができる。
【0009】図3は本発明の更に他の実施形態を示すも
のである。シールド15とピストン10と絶縁筒4、並
びに絶縁筒4と金属容器1は、ゴム21を加熱密着させ
ることにより、それぞれ接続される。この場合も、接続
部に導電材が存在しない為、電位分布のより一層の安定
化が可能となる。
のである。シールド15とピストン10と絶縁筒4、並
びに絶縁筒4と金属容器1は、ゴム21を加熱密着させ
ることにより、それぞれ接続される。この場合も、接続
部に導電材が存在しない為、電位分布のより一層の安定
化が可能となる。
【0010】図4は本発明の更に他の実施形態を示すも
のである。ピストン10とシールド15、シールド15
と絶縁筒4、絶縁筒4と金属容器1はA部においてそれ
ぞれ加圧密着(圧着)することにより、接続される。こ
の場合も、接続部に導電材が存在しないことによる電位
分布の安定化が可能になるとともに、製造工程の簡略化
も可能となる。
のである。ピストン10とシールド15、シールド15
と絶縁筒4、絶縁筒4と金属容器1はA部においてそれ
ぞれ加圧密着(圧着)することにより、接続される。こ
の場合も、接続部に導電材が存在しないことによる電位
分布の安定化が可能になるとともに、製造工程の簡略化
も可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ガス絶
縁開閉装置の高電圧部と絶縁筒並びに絶縁筒と金属容器
との接続にボルトを使用することなく、ボルト頭周辺に
おける電界集中をなくすことができ、信頼性の高いガス
絶縁開閉装置を提供することができる。
縁開閉装置の高電圧部と絶縁筒並びに絶縁筒と金属容器
との接続にボルトを使用することなく、ボルト頭周辺に
おける電界集中をなくすことができ、信頼性の高いガス
絶縁開閉装置を提供することができる。
【図1】本発明の第一の実施形態のガス絶縁開閉装置を
示す概略構造図。
示す概略構造図。
【図2】本発明の他の実施形態のガス絶縁開閉装置を示
す概略構造図。
す概略構造図。
【図3】本発明の更に他の実施形態のガス絶縁開閉装置
を示す概略構造図。
を示す概略構造図。
【図4】本発明の更に他の実施形態のガス絶縁開閉装置
を示す概略構造図。
を示す概略構造図。
【図5】従来のガス絶縁遮断器の概略構造図。
【図6】従来のガス絶縁遮断器の絶縁筒による支持部分
を示す概略構造図。
を示す概略構造図。
1…金属容器、2…可動接触子部、3…固定接触子部、
4…絶縁筒、5…操作ロッド、6…パッファシリンダ、
7…通電接触子、8…アーク接触子、9…ノズル、10
…パッフアーピストン、11…アーク接触子、12…通
電接触子、13…コンタクトベース、14…絶縁筒、1
5a、15b…高圧側シールド、16…ボルト。
4…絶縁筒、5…操作ロッド、6…パッファシリンダ、
7…通電接触子、8…アーク接触子、9…ノズル、10
…パッフアーピストン、11…アーク接触子、12…通
電接触子、13…コンタクトベース、14…絶縁筒、1
5a、15b…高圧側シールド、16…ボルト。
Claims (5)
- 【請求項1】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
内に高電圧部を配設し、前記高電圧部を支える絶縁筒を
有するガス絶縁開閉装置において、前記高電圧部と前記
絶縁筒並びに前記金属容器と前記絶縁筒の接続に産業用
ゴムファスナーを用いたことを特徴とするガス絶縁開閉
装置。 - 【請求項2】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
内に高電圧部を配設し、前記高電圧部を支える絶縁筒を
有するガス絶縁開閉装置において、前記高電圧部と前記
絶縁筒並びに前記金属容器と前記絶縁筒の接続に産業用
ゴムファスナーを用い、前記ファスナー内のスプリング
をゴム材としたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項3】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
内に高電圧部を配設し、前記高電圧部を支える絶縁筒を
有するガス絶縁開閉装置において、前記高電圧部と前記
絶縁筒並びに前記金属容器と前記絶縁筒の接続に産業用
ゴムファスナーを用い、前記ファスナー内のスプリング
を高電圧部と同電位としたことを特徴とするガス絶縁開
閉装置。 - 【請求項4】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
内に高電圧部を配設し、前記高電圧部を支える絶縁筒を
有するガス絶縁開閉装置において、前記高電圧部と前記
絶縁筒並びに前記金属容器と前記絶縁筒を、ゴムを加熱
密着させることで接続することを特徴とするガス絶縁開
閉装置。 - 【請求項5】 絶縁ガスを封入した接地電位の金属容器
内に高電圧部を配設し、前記高電圧部を支える絶縁筒を
有するガス絶縁開閉装置において、前記高電圧部と前記
絶縁筒並びに前記金属容器と前記絶縁筒の接続に圧着を
用いたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221251A JPH1169534A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9221251A JPH1169534A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1169534A true JPH1169534A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16763850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9221251A Pending JPH1169534A (ja) | 1997-08-18 | 1997-08-18 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1169534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008108430A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Japan Ae Power Systems Corp | ガス絶縁遮断器 |
-
1997
- 1997-08-18 JP JP9221251A patent/JPH1169534A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008108430A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Japan Ae Power Systems Corp | ガス絶縁遮断器 |
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