JPH1169011A - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JPH1169011A
JPH1169011A JP9240245A JP24024597A JPH1169011A JP H1169011 A JPH1169011 A JP H1169011A JP 9240245 A JP9240245 A JP 9240245A JP 24024597 A JP24024597 A JP 24024597A JP H1169011 A JPH1169011 A JP H1169011A
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JP
Japan
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telephone number
telephone
facsimile
mode
incoming call
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JP9240245A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kojima
秀行 小嶋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線を電話器と共用するファクシミリ装
置の使い勝手を向上できるファクシミリ装置の制御方法
を提供することを目的としている。 【解決手段】 網から受信した発信元電話番号と短縮ダ
イアルテーブルに登録されているファクシミリ番号を比
較して、一致している場合には、受信モードをファクシ
ミリモードへ変更しているので、ユーザがいる場合に、
発呼側がファクシミリ装置の場合であってもユーザが応
答しなければならないという事態を回避することがで
き、円滑にファクシミリ通信を行うことができるという
効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線を電話器
と共用するファクシミリ装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電話回線を電話器と共用するフ
ァクシミリ装置では、着信時の応答モードとして、電話
モード、電話優先自動切換モード、ファクシミリモー
ド、および、ファクシミリ優先自動切換モードのいずれ
か1つを選択できるようになっている。
【0003】電話モードでは、電話器として応答し、ユ
ーザからの切り換え操作を待って、ファクシミリ動作を
開始するが、ユーザから切り換え操作がなされなかった
場合には、ファクシミリ動作を開始しない。
【0004】電話優先自動切換モードでは、電話器とし
て応答し、リンガーを鳴動してユーザ呼出を行うが、所
定回数までリンガーを鳴動してもユーザが応答しない場
合には、着信応答してファクシミリ受信動作を開始す
る。
【0005】ファクシミリモードでは、無鳴動で着信応
答してファクシミリ着信時の動作を行う一方、ユーザが
電話器の受話器を取り上げると、ファクシミリ着信時の
動作を停止して、電話器での通話モードへ移行する。
【0006】ファクシミリ優先自動切換モードでは、無
鳴動で着信し、相手に対し「電話の方はそのままお待ち
ください。ファクシミリの方はスタートボタンを押して
ください。」等の音声ガイダンスメッセージを発呼側へ
応答し、この音声ガイダンスメッセージの前後の無音区
間で、ファクシミリ信号を検出すると、自動的にファク
シミリ受信動作を開始する一方、音声ガイダンスメッセ
ージの前後の無音区間でファクシミリ信号を検出できな
い場合には、相手は電話(または、マニュアル操作のフ
ァクシミリ装置)と判断し、リンガーを鳴動してユーザ
を呼び出す。さらに、このリンガーの鳴動にユーザが応
答しなかった場合には、「呼び出したが、近くにおりま
せん。ファクシミリに切り換えます。」等の音声ガイダ
ンスメッセージを発呼側へ応答し、それ以降ファクシミ
リ着信時動作を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、着信時の応答モードとして適用できるものが、電話
モード、電話優先自動切換モード、ファクシミリモー
ド、および、ファクシミリ優先自動切換モードのいずれ
か1つのみであったため、次のような不具合を生じてい
た。
【0008】(ア) 電話モードの場合
【0009】ユーザがいる場合、発呼側がファクシミリ
装置の場合であってもユーザが応答しなければならな
い。また、ユーザが不在の場合、発呼側がファクシミリ
装置であった場合にはファクシミリ受信動作を行うこと
ができない。
【0010】(イ) 電話優先自動切換モードの場合
【0011】ユーザがいる場合、発呼側がファクシミリ
装置の場合であってもユーザが応答しなければならな
い。また、ユーザが不在の場合、設定回数だけリンガー
の鳴動を終了するまでファクシミリ受信動作を開始せ
ず、その結果、ファクシミリ通信に要する時間が長くな
る。
【0012】(ウ) ファクシミリモードの場合
【0013】ユーザがいる場合でも、まず、ファクシミ
リ機能が応答するので、発呼側が電話器の場合、回線を
切断される場合が多く、なかなか通話できない。また、
ユーザが不在の場合、必ず装置が着信応答するため、発
呼側が電話器の場合、発呼側が通話できないにもかかわ
らず課金を生じる。
【0014】(エ) ファクシミリ優先自動切換モード
の場合
【0015】ユーザがいる場合、通話までに、着信して
から相手側に音声ガイダンスメッセージを送出している
期間、ファクシミリ信号を検出するための無音期間、お
よび、ユーザ呼出のためのリンガーの鳴動期間の総和の
時間に対して無駄な課金を生じ、通話料金が嵩む。
【0016】ユーザが不在の場合、必ず装置が着信応答
するため、発呼側が電話器の場合、発呼側が通話できな
いにもかかわらず課金を生じる。特にこの場合、着信し
てから相手側に音声ガイダンスメッセージを送出してい
る期間、ファクシミリ信号を検出するための無音期間、
および、リンガーの鳴動期間の総和の時間に対して課金
されるので、無駄な課金額が嵩む。
【0017】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、電話回線を電話器と共用するファクシミリ装
置の使い勝手を向上できるファクシミリ装置の制御方法
を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、電話回線を電
話器と共用するファクシミリ装置の制御方法において、
着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
号通知サービス処理手段と、宛先ファクシミリの電話番
号を所定の短縮ダイアル操作で指定可能なファクシミリ
短縮ダイアル番号登録手段を備え、着信検出時に上記発
信電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電話番
号と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル
番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、登録さ
れているときには、着信時の応答モードをファクシミリ
モードに設定するようにしたものである。
【0019】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段を備え、着信検出時に上記発信電話番号通知サービ
ス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電話番号
が上記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録さ
れているかどうかを調べ、登録されているときには、着
信時の応答モードをファクシミリ優先自動切換モードに
設定するようにしたものである。
【0020】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段を備え、着信時の応答モードとして、電話モードま
たは電話優先自動切換モードが設定されている場合、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファクシ
ミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどう
かを調べ、登録されているときには、着信時の応答モー
ドをファクシミリモードに変更するようにしたものであ
る。
【0021】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段を備え、着信時の応答モードとして、電話モードま
たは電話優先自動切換モードが設定されている場合、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファクシ
ミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどう
かを調べ、登録されているときには、着信時の応答モー
ドをファクシミリ優先自動切換モードに変更するように
したものである。
【0022】また、着信検出時に前記発信電話番号通知
サービス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電
話番号が前記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段に
登録されているかどうかを調べる際、あらかじめ登録さ
れている比較除外情報を、比較対象となる発信電話番号
および電話番号より削除するようにするとよい。
【0023】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で
指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着信
検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検出
した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短縮ダ
イアル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、
登録されているときには、着信時の応答モードを電話モ
ードに設定するようにするとよい。
【0024】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で
指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着信
検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検出
した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短縮ダ
イアル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、
登録されているときには、着信時の応答モードを電話優
先自動切換モードに設定するようにするとよい。
【0025】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で
指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着信
時の応答モードとして、ファクシミリモードまたはファ
クシミリ優先自動切換モードが設定されている場合、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短縮
ダイアル番号登録手段に登録されているかどうかを調
べ、登録されているときには、着信時の応答モードを電
話モードに変更するようにするとよい。
【0026】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で
指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着信
時の応答モードとして、ファクシミリモードまたはファ
クシミリ優先自動切換モードが設定されている場合、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短縮
ダイアル番号登録手段に登録されているかどうかを調
べ、登録されているときには、着信時の応答モードを電
話優先自動切換モードに変更するようにするとよい。
【0027】また、着信検出時に前記発信電話番号通知
サービス処理手段が検出した発信番号と一致する電話番
号が前記電話短縮ダイアル番号登録手段に登録されてい
るかどうかを調べる際、あらかじめ登録されている比較
除外情報を、比較対象となる上記発信電話番号および電
話番号より削除するようにするとよい。
【0028】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作
で指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファクシ
ミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電話短縮ダイ
アル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、そ
の発信電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番号登
録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段の双方
に登録されているときには、着信時の応答モードをファ
クシミリ優先自動切換モードに設定するようにするとよ
い。
【0029】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作
で指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着
信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が検
出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファクシ
ミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電話短縮ダイ
アル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、そ
の発信電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番号登
録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段の双方
に登録されているときには、着信時の応答モードを電話
優先自動切換モードに設定するようにするとよい。
【0030】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作
で指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着
信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは電
話モードが設定されている場合、着信検出時に上記発信
電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電話番号
と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番
号登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段に
登録されているかどうかを調べ、その発信電話番号が上
記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電
話短縮ダイアル番号登録手段の双方に登録されていると
きには、着信時の応答モードをファクシミリ優先自動切
換モードに設定するようにするとよい。
【0031】また、電話回線を電話器と共用するファク
シミリ装置の制御方法において、着信検出時に網との間
で発信電話番号通知サービス手順を実行して、網より発
信電話番号を受信する発信電話番号通知サービス処理手
段と、宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイア
ル操作で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録
手段と、宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作
で指定可能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、着
信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは電
話モードが設定されている場合、着信検出時に上記発信
電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電話番号
と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番
号登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段に
登録されているかどうかを調べ、その発信電話番号が上
記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電
話短縮ダイアル番号登録手段の双方に登録されていると
きには、着信時の応答モードを電話優先自動切換モード
に設定するようにするとよい。
【0032】また、着信検出時に前記発信電話番号通知
サービス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電
話番号が前記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段お
よび前記電話短縮ダイアル番号登録手段に登録されてい
るかどうかを調べる際、あらかじめ登録されている比較
除外情報を、比較対象となる上記発信電話番号および電
話番号より削除するようにするとよい。
【0033】また、着信前の応答モードを待避保存し、
その着信時の動作を終了した後に、待避保存した応答モ
ードへ復帰するようにするとよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。なお、このグルー
プ3ファクシミリ装置が接続する電話回線は、網との間
で発信電話番号通知サービスを受ける契約がなされてい
る。
【0036】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、
システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御
処理プログラム、および、処理プログラムを実行すると
きに必要な各種データなどを記憶するとともに、システ
ム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラ
メータメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置に
固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回
路4は、現在時刻情報を出力するためのものである。
【0037】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0038】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0039】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0040】網制御装置11は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えているとともに、発信電話番号通知サー
ビスの通信手順の処理機能も備えている。また、網制御
装置11には、通話のための電話器12が付設されてい
る。
【0041】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス13に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス13を介して行われている。
【0042】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0043】ここで、網の発信電話番号通知サービスに
ついて説明する。
【0044】この発信番号通知サービスを受けている回
線では、加入者線交換機は、ID受信端末に対して、図
2に示すようなシーケンスで発呼動作を行う。
【0045】すなわち、加入者線交換機は、まず、回線
L1,L2を極性反転した後に、所定のID受信端末起
動信号を送出する。これにより、ID受信端末は、一次
応答信号として直流ループを形成する。
【0046】このようにして、ID受信端末が一次応答
すると、加入者交換機は、発ID(発信者電話番号)等
を所定信号形式(後述)のモデム信号(例えば、V.2
3モデム信号)により送出し、ID受信端末は、そのモ
デム信号を受信すると、受信完了信号として直流ループ
を断する。
【0047】このようにして、ID受信端末が発IDを
受信完了すると、加入者線交換機は、所定の呼出信号を
送出し、ID受信端末は、呼出信号に応答して二次応答
信号として直流ループを形成し、それにより、加入者交
換機は、回線L1,L2を復極し、それ以降は、通常の
通話(通信)動作が行われる。
【0048】このような、発呼シーケンスにおいて、発
ID等を送出する際のモデム信号の信号形式の一例を図
3に示す。
【0049】この信号形式は、情報メッセージのヘッデ
ィングの開始を示す制御信号SOH、交換機から端末へ
の情報送出のためのヘッダ、テキストの開始およびヘッ
ディングの終了を示す制御信号STX、送信情報の内容
が発呼者通知サービスであることを通知するためのサー
ビス種別、後続のパラメータ(1)〜パラメータ(n)
までの総バイト数を示すためのメッセージ内容長、送信
情報の内容をなすパラメータ(1)〜パラメータ
(n)、テキストの終わりを示す制御信号ETX、およ
び、誤り検出符号CHKを順次配列したものである。な
お、おのおのの制御信号の直前には、所定の透過モード
用制御信号DLEが付加されている。
【0050】また、おのおののパラメータは、パラメー
タの種別をあらわすパラメータ種別情報と、情報内容の
バイト数をあらわす情報内容長情報と、送信する情報
(この場合は、発呼者番号)をあらわす情報内容長情報
からなる。
【0051】なお、おのおのの制御信号は、1語7ビッ
ト長のデータからなる。
【0052】したがって、網制御装置11は、このよう
な発信電話番号通知サービスに適用できるように、この
発信電話番号通知サービスのシーケンス処理機能、およ
び、上述したモデム信号の受信機能なども備えている。
【0053】また、このグループ3ファクシミリ装置
は、短いダイアル操作で目的の電話番号を操作入力する
ことができる短縮ダイアル機能を備えており、この短縮
ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録される電
話番号を図4に示すような短縮ダイアルテーブルに登録
している。
【0054】この短縮ダイアルテーブルには、1つの短
縮ダイアルについて、ファクシミリ用の電話番号である
ファクシミリ番号と、電話器用の電話番号である電話番
号が登録される。
【0055】また、本実施例では、後述するように、着
信時に網より通知された発IDの電話番号が、短縮ダイ
アルテーブルに登録されたファクシミリ番号または電話
番号に一致するか否かの検索処理を行うが、このとき、
網より通知された発IDの電話番号と同一形式でファク
シミリ番号または電話番号を処理する必要がある。
【0056】短縮ダイアルテーブルにファクシミリ番号
または電話番号を登録する際、外線発信を指定するため
の番号(例えば、ゼロ発信の「0」)や、市外局番等を
区切るためのポーズ符号(例えば、「−」)を、ファク
シミリ番号または電話番号から除外(削除)する必要が
ある。
【0057】そのために、図5に示すような比較除外情
報テーブルを設けて、ファクシミリ番号または電話番号
から除外する情報を登録している。
【0058】図6(a),(b)は、着信時にこのグル
ープ3ファクシミリ装置が実行する動作の一例を示して
いる。
【0059】着信検出すると(判断101の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理102)、
一次応答信号を送出し(処理103)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理104)。
【0060】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理105)、この発信元電話番号が
短縮ダイアルテーブルに登録されたファクシミリ番号に
一致するか否かを調べるファクシミリ短縮ダイアル検索
処理を実行する(処理106)。
【0061】このファクシミリ短縮ダイアル検索処理
(処理106)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されている
ことが検出された場合で、判断107の結果がYESに
なるときには、現在の受信モードを変更前受信モードと
して待避し(処理108)、受信モードをファクシミリ
モードへ変更する(処理109)。また、判断107の
結果がNOになるときには、処理108,109を実行
せず、現在の受信モードを変更しない。
【0062】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
110)、網より呼出信号を受信すると(処理11
1)、二次応答信号を送出し(処理112)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理113)。
【0063】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断114のNOループ)、受信処理が終了して、判
断114の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
115)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理116)、この着信時の処理を終了する。
【0064】処理106で実行するファクシミリ短縮ダ
イアルテーブル検索処理の一例を図7に示す。
【0065】まず、発信元電話番号から、不要なコード
情報を削除し、その削除後の電話番号を比較番号Aとし
てセットし(処理201)、比較除外情報テーブルの内
容を読み出す(処理202)。
【0066】次に、短縮ダイアルテーブルからファクシ
ミリ番号を1つ選択し(処理203)、読み出したファ
クシミリ番号から、比較除外情報テーブルに登録されて
いる除外情報を削除して、その削除後の電話番号を比較
番号Bとしてセットする(処理204)。
【0067】ここで、比較番号Bに市外局番が付加され
ているかどうかを調べ(判断205)、比較番号Bに市
外局番が付加されていない場合で判断205の結果がN
Oになるときには、自端末に登録されている電話番号の
市外局番を比較番号Bに付加して、比較番号Bを更新す
る(処理206)。
【0068】そして、比較番号Aと比較番号Bとが等し
いかどうかを調べ(判断207)、比較番号Aと比較番
号Bとが等しい場合で判断207の結果がYESになる
ときには、そのときの発信元電話番号が登録されている
ことを応答し(処理208)、このファクシミリ短縮ダ
イアルテーブル検索処理を終了する。
【0069】また、比較番号Aと比較番号Bとが等しく
ない場合で判断207の結果がNOになるときには、短
縮ダイアルテーブルに登録されている全てのファクシミ
リ番号について処理を終了したかどうかを調べ(判断2
09)、判断209の結果がNOになるときには、処理
203に戻り、処理していない他のファクシミリ番号を
選択し、それ以降の処理を繰り返し行う。
【0070】また、判断209の結果がYESになると
きには、短縮ダイアルテーブルに登録されている全ての
ファクシミリ番号と、受信した発信元電話番号が一致し
なかった場合なので、そのときの発信元電話番号が登録
されていることを応答し(処理210)、このファクシ
ミリ短縮ダイアルテーブル検索処理を終了する。
【0071】また、図8は、比較除外情報テーブルに除
外情報を登録する際の処理の一例を示している。
【0072】比較除外情報テーブルへの情報登録が指定
されて判断301の結果がYESになると、入力完了が
指定されるまで除外情報の入力処理を実行し(処理30
2、判断303のNOループ)、入力完了が指定されて
判断303の結果がYESになると、入力された除外情
報を比較除外情報テーブルへ登録し(処理304)、こ
の処理を終了する。
【0073】このようにして、本実施例では、網から受
信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブルに登録さ
れているファクシミリ番号を比較して、一致している場
合には、受信モードをファクシミリモードへ変更してい
るので、ユーザがいる場合に、発呼側がファクシミリ装
置の場合であってもユーザが応答しなければならないと
いう事態を回避することができ、円滑にファクシミリ通
信を行うことができる。また、受信動作終了後には、変
更前の受信モードへ復帰しているので、ユーザが指定し
た受信モードを適切に維持することができる。
【0074】図9(a),(b)は、着信時にこのグル
ープ3ファクシミリ装置が実行する動作の他の例を示し
ている。
【0075】着信検出すると(判断401の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理402)、
一次応答信号を送出し(処理403)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理404)。
【0076】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理405)、この発信元電話番号が
短縮ダイアルテーブルに登録されたファクシミリ番号に
一致するか否かを調べるファクシミリ短縮ダイアル検索
処理を実行する(処理406)。なお、この場合のファ
クシミリ短縮ダイアル検索処理としては、図7に示した
処理を適用することができる。
【0077】このファクシミリ短縮ダイアル検索処理
(処理406)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されている
ことが検出された場合で、判断407の結果がYESに
なるときには、現在の受信モードを変更前受信モードと
して待避し(処理408)、受信モードをファクシミリ
優先自動切換モードへ変更する(処理409)。また、
判断407の結果がNOになるときには、処理408,
409を実行せず、現在の受信モードを変更しない。
【0078】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
410)、網より呼出信号を受信すると(処理41
1)、二次応答信号を送出し(処理412)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理413)。
【0079】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断414のNOループ)、受信処理が終了して、判
断414の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
415)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理416)、この着信時の処理を終了する。
【0080】このようにして、本実施例では、網から受
信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブルに登録さ
れているファクシミリ番号を比較して、一致している場
合には、受信モードをファクシミリ優先自動切換モード
へ変更しているので、ユーザがいる場合に、発呼側がフ
ァクシミリ装置の場合であってもユーザが応答しなけれ
ばならないという事態を回避することができ、円滑にフ
ァクシミリ通信を行うことができる。また、発呼側が電
話器を使用している場合には、通話動作を適切に行うこ
とができる。また、受信動作終了後には、変更前の受信
モードへ復帰しているので、ユーザが指定した受信モー
ドを適切に維持することができる。
【0081】図10(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作の他の例を示
している。
【0082】着信検出すると(判断501の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理502)、
一次応答信号を送出し(処理503)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理504)。
【0083】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理505)、このときに、受信モー
ドとして、電話モードまたは電話優先自動切換モードが
設定されているかどうかを調べる(判断506,50
7)。
【0084】受信モードとして、電話モードまたは電話
優先自動切換モードが設定されている場合で、判断50
6または判断507の結果がYESになるときには、処
理505で抽出した発信元電話番号が短縮ダイアルテー
ブルに登録されたファクシミリ番号に一致するか否かを
調べるファクシミリ短縮ダイアル検索処理を実行する
(処理508)。なお、この場合のファクシミリ短縮ダ
イアル検索処理としては、図7に示した処理を適用する
ことができる。
【0085】このファクシミリ短縮ダイアル検索処理
(処理508)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されている
ことが検出された場合で、判断509の結果がYESに
なるときには、現在の受信モードを変更前受信モードと
して待避し(処理510)、さらに、ファクシミリ動作
時の受信モードとして、ファクシミリモードが指定され
ているかどうかを調べる(判断511)。
【0086】ファクシミリ動作時の受信モードとして、
ファクシミリモードが指定されている場合で、判断51
1の結果がYESになるときには、受信モードをファク
シミリモードへ変更し(処理512)、ファクシミリ動
作時の受信モードとして、ファクシミリ優先自動切換モ
ードが指定されている場合で、判断511の結果がNO
になるときには、受信モードをファクシミリ優先自動切
換モードへ変更する(処理513)。また、判断509
の結果がNOになるとき、および、受信モードが電話モ
ードでも電話優先自動切換モードでもない場合で、判断
507の結果がNOになるときには、受信モードを変更
しない。
【0087】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
514)、網より呼出信号を受信すると(処理51
5)、二次応答信号を送出し(処理516)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理517)。
【0088】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断518のNOループ)、受信処理が終了して、判
断518の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
519)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理520)、この着信時の処理を終了する。
【0089】このようにして、本実施例では、受信モー
ドとして電話モードまたは電話優先自動切換モードが設
定されている場合に限り、網から受信した発信元電話番
号と短縮ダイアルテーブルに登録されているファクシミ
リ番号を比較して、一致している場合には、受信モード
をファクシミリモードまたはファクシミリ優先自動切換
モードへ変更しているので、ユーザがいる場合に、発呼
側がファクシミリ装置の場合であってもユーザが応答し
なければならないという事態を回避することができ、円
滑にファクシミリ通信を行うことができるとともに、受
信モードとして電話モードまたは電話優先自動切換モー
ドが設定されていない場合には、ユーザの設定を有効に
することができ、ユーザの意図に従った受信動作を行う
ことができる。また、受信動作終了後には、変更前の受
信モードへ復帰しているので、ユーザが指定した受信モ
ードを適切に維持することができる。
【0090】図11(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作の別な例を示
している。
【0091】着信検出すると(判断601の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理602)、
一次応答信号を送出し(処理603)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理604)。
【0092】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理605)、この発信元電話番号が
短縮ダイアルテーブルに登録された電話番号に一致する
か否かを調べる電話短縮ダイアル検索処理を実行する
(処理606)。
【0093】この電話短縮ダイアル検索処理(処理60
6)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブ
ルに電話番号として登録されていることが検出された場
合で、判断607の結果がYESになるときには、現在
の受信モードを変更前受信モードとして待避し(処理6
08)、受信モードをファクシミリモードへ変更する
(処理609)。また、判断607の結果がNOになる
ときには、処理608,609を実行せず、現在の受信
モードを変更しない。
【0094】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
610)、網より呼出信号を受信すると(処理61
1)、二次応答信号を送出し(処理612)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理613)。
【0095】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断614のNOループ)、受信処理が終了して、判
断614の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
615)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理616)、この着信時の処理を終了する。
【0096】処理606で実行する電話短縮ダイアルテ
ーブル検索処理の一例を図12に示す。
【0097】まず、発信元電話番号から、不要なコード
情報を削除し、その削除後の電話番号を比較番号Aとし
てセットし(処理701)、比較除外情報テーブルの内
容を読み出す(処理702)。
【0098】次に、短縮ダイアルテーブルから電話番号
を1つ選択し(処理703)、読み出した電話番号か
ら、比較除外情報テーブルに登録されている除外情報を
削除して、その削除後の電話番号を比較番号Bとしてセ
ットする(処理704)。
【0099】ここで、比較番号Bに市外局番が付加され
ているかどうかを調べ(判断705)、比較番号Bに市
外局番が付加されていない場合で判断705の結果がN
Oになるときには、自端末に登録されている電話番号の
市外局番を比較番号Bに付加して、比較番号Bを更新す
る(処理706)。
【0100】そして、比較番号Aと比較番号Bとが等し
いかどうかを調べ(判断707)、比較番号Aと比較番
号Bとが等しい場合で判断207の結果がYESになる
ときには、そのときの発信元電話番号が登録されている
ことを応答し(処理708)、この電話短縮ダイアルテ
ーブル検索処理を終了する。
【0101】また、比較番号Aと比較番号Bとが等しく
ない場合で判断707の結果がNOになるときには、短
縮ダイアルテーブルに登録されている全ての電話番号に
ついて処理を終了したかどうかを調べ(判断709)、
判断709の結果がNOになるときには、処理703に
戻り、処理していない他のファクシミリ番号を選択し、
それ以降の処理を繰り返し行う。
【0102】また、判断709の結果がYESになると
きには、短縮ダイアルテーブルに登録されている全ての
電話番号と、受信した発信元電話番号が一致しなかった
場合なので、そのときの発信元電話番号が登録されてい
ることを応答し(処理710)、このファクシミリ短縮
ダイアルテーブル検索処理を終了する。
【0103】このようにして、本実施例では、網から受
信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブルに登録さ
れている電話番号を比較して、一致している場合には、
受信モードを電話モードへ変更しているので、ユーザが
いる場合に、ファクシミリ機能が応答したために通話で
きないという事態を回避することができる。また、ユー
ザがいる場合、通話までに無駄な課金を生じるような事
態を回避することができる。また、受信動作終了後に
は、変更前の受信モードへ復帰しているので、ユーザが
指定した受信モードを適切に維持することができる。
【0104】図13(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作の別の他の例
を示している。
【0105】着信検出すると(判断801の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理802)、
一次応答信号を送出し(処理803)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理804)。
【0106】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理805)、この発信元電話番号が
短縮ダイアルテーブルに登録された電話番号に一致する
か否かを調べる電話短縮ダイアル検索処理を実行する
(処理806)。なお、この場合の電話短縮ダイアル検
索処理としては、図12に示した処理を適用することが
できる。
【0107】この電話短縮ダイアル検索処理(処理80
6)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブ
ルに電話番号として登録されていることが検出された場
合で、判断807の結果がYESになるときには、現在
の受信モードを変更前受信モードとして待避し(処理8
08)、受信モードを電話優先自動切換モードへ変更す
る(処理809)。また、判断807の結果がNOにな
るときには、処理808,809を実行せず、現在の受
信モードを変更しない。
【0108】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
810)、網より呼出信号を受信すると(処理81
1)、二次応答信号を送出し(処理812)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理813)。
【0109】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断814のNOループ)、受信処理が終了して、判
断814の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
815)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理816)、この着信時の処理を終了する。
【0110】このようにして、本実施例では、網から受
信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブルに登録さ
れているファクシミリ番号を比較して、一致している場
合には、受信モードを電話優先自動切換モードへ変更し
ているので、ユーザがいる場合に、ファクシミリ機能が
応答したために通話できないという事態を回避すること
ができる。また、ユーザがいる場合、通話までに無駄な
課金を生じるような事態を回避することができる。ま
た、受信動作終了後には、変更前の受信モードへ復帰し
ているので、ユーザが指定した受信モードを適切に維持
することができる。また、発呼側がファクシミリ装置を
使用している場合には、ファクシミリ通信動作へ自動的
に切り換わるので、ファクシミリ通信動作を適切に行う
ことができる。また、受信動作終了後には、変更前の受
信モードへ復帰しているので、ユーザが指定した受信モ
ードを適切に維持することができる。
【0111】図14(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作のさらに別の
他の例を示している。
【0112】着信検出すると(判断901の結果がYE
S)、ID受信端末起動信号を受信し(処理902)、
一次応答信号を送出し(処理903)、網より発ID等
のモデム信号を受信する(処理904)。
【0113】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理905)、このときに、受信モー
ドとして、ファクシミリモードまたはファクシミリ優先
自動切換モードが設定されているかどうかを調べる(判
断906,907)。
【0114】受信モードとして、ファクシミリモードま
たはファクシミリ優先自動切換モードが設定されている
場合で、判断906または判断907の結果がYESに
なるときには、処理905で抽出した発信元電話番号が
短縮ダイアルテーブルに登録された電話番号に一致する
か否かを調べる電話短縮ダイアル検索処理を実行する
(処理908)。なお、この場合の電話短縮ダイアル検
索処理としては、図12に示した処理を適用することが
できる。
【0115】この電話短縮ダイアル検索処理(処理90
8)で、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブ
ルに電話番号として登録されていることが検出された場
合で、判断909の結果がYESになるときには、現在
の受信モードを変更前受信モードとして待避し(処理9
10)、さらに、電話動作時の受信モードとして、電話
モードが指定されているかどうかを調べる(判断91
1)。
【0116】電話動作時の受信モードとして、電話モー
ドが指定されている場合で、判断911の結果がYES
になるときには、受信モードを電話モードへ変更し(処
理912)、電話動作時の受信モードとして、電話優先
自動切換モードが指定されている場合で、判断911の
結果がNOになるときには、受信モードを電話リ優先自
動切換モードへ変更する(処理913)。また、判断9
09の結果がNOになるとき、および、受信モードがフ
ァクシミリモードでもファクシミリ優先自動切換モード
でもない場合で、判断907の結果がNOになるときに
は、受信モードを変更しない。
【0117】次いで、受信完了信号を網へ送出し(処理
914)、網より呼出信号を受信すると(処理91
5)、二次応答信号を送出し(処理916)、そのとき
に設定した受信モードに対応した受信処理を開始する
(処理917)。
【0118】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断918のNOループ)、受信処理が終了して、判
断918の結果がYESになると、回線を復旧し(処理
919)、待避した変更前受信モードへ受信モードを復
帰して(処理920)、この着信時の処理を終了する。
【0119】このようにして、本実施例では、受信モー
ドとして電話モードまたは電話優先自動切換モードが設
定されている場合に限り、網から受信した発信元電話番
号と短縮ダイアルテーブルに登録されているファクシミ
リ番号を比較して、一致している場合には、受信モード
をファクシミリモードまたはファクシミリ優先自動切換
モードへ変更しているので、ユーザがいる場合に、ファ
クシミリ機能が応答したために通話できないという事態
を回避することができる。また、ユーザがいる場合、通
話までに無駄な課金を生じるような事態を回避すること
ができ、円滑に通話を行うことができるとともに、受信
モードとしてファクシミリモードまたはファクシミリ優
先自動切換モードが設定されていない場合には、ユーザ
の設定を有効にすることができ、ユーザの意図に従った
受信動作を行うことができる。また、受信動作終了後に
は、変更前の受信モードへ復帰しているので、ユーザが
指定した受信モードを適切に維持することができる。
【0120】図15(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作のさらに別の
他の例を示している。
【0121】着信検出すると(判断1001の結果がY
ES)、ID受信端末起動信号を受信し(処理100
2)、一次応答信号を送出し(処理1003)、網より
発ID等のモデム信号を受信する(処理1004)。
【0122】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理1005)、現在の受信モードを
変更前受信モードとして待避する(処理1006)。
【0123】次いで、処理1005で抽出した発信元電
話番号が短縮ダイアルテーブルに登録されたファクシミ
リ番号に一致するか否かを調べるファクシミリ短縮ダイ
アル検索処理(処理1007)と、処理1005で抽出
した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブルに登録され
た電話番号に一致するか否かを調べる電話短縮ダイアル
検索処理(処理1008)を実行する。なお、この場合
のファクシミリ短縮ダイアル検索処理としては、図7に
示した処理を適用することができる。また、電話短縮ダ
イアル検索処理としては、図12に示した処理を適用す
ることができる。
【0124】次に、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されている
ことがファクシミリ短縮ダイアル検索処理(処理100
7)で検出され、かつ、受信した発信元電話番号が短縮
ダイアルテーブルに電話番号として登録されていること
が電話短縮ダイアル検索処理(処理1008)で検出さ
れた場合で、判断1009の結果がYESになるときに
は、さらに、自動判定時の受信モードとして、ファクシ
ミリ優先自動切換モードが指定されているかどうかを調
べる(判断1010)。
【0125】自動判定時の受信モードとしてファクシミ
リ優先自動切換モードが指定されている場合で判断10
10の結果がYESになるときには、受信モードをファ
クシミリ優先自動切換モードへ変更し(処理101
1)、自動判定時の受信モードとして電話優先自動切換
モードが指定されている場合で判断1010の結果がN
Oになるときには、受信モードを電話優先自動切換モー
ドへ変更する(処理1012)。
【0126】また、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されていな
いことがファクシミリ短縮ダイアル検索処理(処理10
07)で検出され、あるいは、受信した発信元電話番号
が短縮ダイアルテーブルに電話番号として登録されてい
ないことが電話短縮ダイアル検索処理(処理1008)
で検出された場合で、判断1009の結果がNOになる
ときには、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテー
ブルにファクシミリ番号としてのみ検出されているかど
うかを調べる(判断1013)。
【0127】判断1013の結果がYESになるときに
は、処理1011に移行して、受信モードをファクシミ
リ優先自動切換モードへ変更し、また、判断1013の
結果がNOになるときには、処理1012に移行して、
受信モードを電話優先自動切換モードへ変更する。な
お、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブルに
ファクシミリ番号としても電話番号としても登録されて
いない場合には、現在の受信モードを変更しない。
【0128】このようにして、受信モードの設定を完了
すると、受信完了信号を網へ送出し(処理1014)、
網より呼出信号を受信すると(処理1015)、二次応
答信号を送出し(処理1016)、そのときに設定した
受信モードに対応した受信処理を開始する(処理101
7)。
【0129】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断1018のNOループ)、受信処理が終了して、
判断1018の結果がYESになると、回線を復旧し
(処理1019)、待避した変更前受信モードへ受信モ
ードを復帰して(処理1020)、この着信時の処理を
終了する。
【0130】このようにして、本実施例では、網から受
信した発信元電話番号が、短縮ダイアルテーブルに電話
番号かつファクシミリ番号として登録されている場合に
は、受信モードを電話優先自動切換モードまたはファク
シミリ優先自動切換モードへ変更しているので、相手端
末の種別に応じて、適切な通信動作を行うことができ
る。また、受信動作終了後には、変更前の受信モードへ
復帰しているので、ユーザが指定した受信モードを適切
に維持することができる。
【0131】図16(a),(b)は、着信時にこのグ
ループ3ファクシミリ装置が実行する動作のさらに別の
他の例を示している。
【0132】着信検出すると(判断1101の結果がY
ES)、ID受信端末起動信号を受信し(処理110
2)、一次応答信号を送出し(処理1103)、網より
発ID等のモデム信号を受信する(処理1104)。
【0133】そして、受信したモデム信号から発信元電
話番号を抽出し(処理1105)、現在の受信モードを
変更前受信モードとして待避し(処理1106)、この
ときに、受信モードとして、電話モードまたはファクシ
ミリモードが設定されているかどうかを調べる(判断1
107,1108)。
【0134】受信モードとして、電話モードまたはファ
クシミリモードが設定されている場合で、判断1107
または判断1108の結果がYESになるときには、処
理1105で抽出した発信元電話番号が短縮ダイアルテ
ーブルに登録されたファクシミリ番号に一致するか否か
を調べるファクシミリ短縮ダイアル検索処理(処理11
09)と、処理1105で抽出した発信元電話番号が短
縮ダイアルテーブルに登録された電話番号に一致するか
否かを調べる電話短縮ダイアル検索処理(処理111
0)を実行する。なお、この場合のファクシミリ短縮ダ
イアル検索処理としては、図7に示した処理を適用する
ことができる。また、電話短縮ダイアル検索処理として
は、図12に示した処理を適用することができる。
【0135】次に、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されている
ことがファクシミリ短縮ダイアル検索処理(処理110
9)で検出され、かつ、受信した発信元電話番号が短縮
ダイアルテーブルに電話番号として登録されていること
が電話短縮ダイアル検索処理(処理1110)で検出さ
れた場合で、判断1111の結果がYESになるときに
は、さらに、自動判定時の受信モードとして、ファクシ
ミリ優先自動切換モードが指定されているかどうかを調
べる(判断1112)。
【0136】自動判定時の受信モードとしてファクシミ
リ優先自動切換モードが指定されている場合で判断11
12の結果がYESになるときには、受信モードをファ
クシミリ優先自動切換モードへ変更し(処理111
3)、自動判定時の受信モードとして電話優先自動切換
モードが指定されている場合で判断1112の結果がN
Oになるときには、受信モードを電話優先自動切換モー
ドへ変更する(処理1114)。
【0137】また、受信した発信元電話番号が短縮ダイ
アルテーブルにファクシミリ番号として登録されていな
いことがファクシミリ短縮ダイアル検索処理(処理11
09)で検出され、あるいは、受信した発信元電話番号
が短縮ダイアルテーブルに電話番号として登録されてい
ないことが電話短縮ダイアル検索処理(処理1110)
で検出された場合で、判断1111の結果がNOになる
ときには、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテー
ブルにファクシミリ番号としてのみ検出されているかど
うかを調べる(判断1115)。
【0138】判断1115の結果がYESになるときに
は、処理1113に移行して、受信モードをファクシミ
リ優先自動切換モードへ変更し、また、判断1115の
結果がNOになるときには、処理1114に移行して、
受信モードを電話優先自動切換モードへ変更する。な
お、受信した発信元電話番号が短縮ダイアルテーブルに
ファクシミリ番号としても電話番号としても登録されて
いない場合には、現在の受信モードを変更しない。
【0139】また、受信モードがファクシミリ優先自動
切換モード、または、電話優先自動切換モードに設定さ
れており、判断1108の結果がNOになるときには、
現在の受信モードを変更しない。
【0140】このようにして、受信モードの設定を完了
すると、受信完了信号を網へ送出し(処理1116)、
網より呼出信号を受信すると(処理1117)、二次応
答信号を送出し(処理1118)、そのときに設定した
受信モードに対応した受信処理を開始する(処理111
9)。
【0141】その後は、受信処理が終了するまで待ち
(判断1120のNOループ)、受信処理が終了して、
判断1120の結果がYESになると、回線を復旧し
(処理1121)、待避した変更前受信モードへ受信モ
ードを復帰して(処理1122)、この着信時の処理を
終了する。
【0142】このようにして、本実施例では、受信モー
ドが電話モードまたはファクシミリモードに設定されて
いる場合には、網から受信した発信元電話番号が、短縮
ダイアルテーブルに電話番号かつファクシミリ番号とし
て登録されているかどうかを調べ、その結果に応じて、
受信モードを電話優先自動切換モードまたはファクシミ
リ優先自動切換モードへ変更しているので、相手端末の
種別に応じて、適切な通信動作を行うことができる。ま
た、受信動作終了後には、変更前の受信モードへ復帰し
ているので、ユーザが指定した受信モードを適切に維持
することができる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
網から受信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブル
に登録されているファクシミリ番号を比較して、一致し
ている場合には、受信モードをファクシミリモードへ変
更しているので、ユーザがいる場合に、発呼側がファク
シミリ装置の場合であってもユーザが応答しなければな
らないという事態を回避することができ、円滑にファク
シミリ通信を行うことができるという効果を得る。ま
た、受信動作終了後には、変更前の受信モードへ復帰し
ているので、ユーザが指定した受信モードを適切に維持
することができるという効果も得る。
【0144】また、網から受信した発信元電話番号と短
縮ダイアルテーブルに登録されているファクシミリ番号
を比較して、一致している場合には、受信モードをファ
クシミリ優先自動切換モードへ変更しているので、ユー
ザがいる場合に、発呼側がファクシミリ装置の場合であ
ってもユーザが応答しなければならないという事態を回
避することができ、円滑にファクシミリ通信を行うこと
ができるという効果も得る。また、発呼側が電話器を使
用している場合には、通話動作を適切に行うことができ
るという効果も得る。
【0145】また、受信モードとして電話モードまたは
電話優先自動切換モードが設定されている場合に限り、
網から受信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブル
に登録されているファクシミリ番号を比較して、一致し
ている場合には、受信モードをファクシミリモードまた
はファクシミリ優先自動切換モードへ変更しているの
で、ユーザがいる場合に、発呼側がファクシミリ装置の
場合であってもユーザが応答しなければならないという
事態を回避することができ、円滑にファクシミリ通信を
行うことができるとともに、受信モードとして電話モー
ドまたは電話優先自動切換モードが設定されていない場
合には、ユーザの設定を有効にすることができ、ユーザ
の意図に従った受信動作を行うことができるという効果
も得る。
【0146】また、網から受信した発信元電話番号と短
縮ダイアルテーブルに登録されている電話番号を比較し
て、一致している場合には、受信モードを電話モードへ
変更しているので、ユーザがいる場合に、ファクシミリ
機能が応答したために通話できないという事態を回避す
ることができるという効果も得る。また、ユーザがいる
場合、通話までに無駄な課金を生じるような事態を回避
することができるという効果も得る。
【0147】また、網から受信した発信元電話番号と短
縮ダイアルテーブルに登録されているファクシミリ番号
を比較して、一致している場合には、受信モードを電話
優先自動切換モードへ変更しているので、ユーザがいる
場合に、ファクシミリ機能が応答したために通話できな
いという事態を回避することができるという効果も得
る。
【0148】また、受信モードとして電話モードまたは
電話優先自動切換モードが設定されている場合に限り、
網から受信した発信元電話番号と短縮ダイアルテーブル
に登録されているファクシミリ番号を比較して、一致し
ている場合には、受信モードをファクシミリモードまた
はファクシミリ優先自動切換モードへ変更しているの
で、ユーザがいる場合に、ファクシミリ機能が応答した
ために通話できないという事態を回避することができる
という効果も得る。
【0149】また、網から受信した発信元電話番号が、
短縮ダイアルテーブルに電話番号かつファクシミリ番号
として登録されている場合には、受信モードを電話優先
自動切換モードまたはファクシミリ優先自動切換モード
へ変更しているので、相手端末の種別に応じて、適切な
通信動作を行うことができるという効果も得る。
【0150】また、受信モードが電話モードまたはファ
クシミリモードに設定されている場合には、網から受信
した発信元電話番号が、短縮ダイアルテーブルに電話番
号かつファクシミリ番号として登録されているかどうか
を調べ、その結果に応じて、受信モードを電話優先自動
切換モードまたはファクシミリ優先自動切換モードへ変
更しているので、相手端末の種別に応じて、適切な通信
動作を行うことができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】発信番号通知サービスを受けている回線におけ
る発呼動作シーケンスの一例を示すタイミングチャー
ト。
【図3】発ID等を送出する際のモデム信号の信号形式
の一例を示した概略図。
【図4】短縮ダイアルテーブルの一例を示した概略図。
【図5】比較除外情報テーブルの一例を示した概略図。
【図6】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が実
行する動作の一例を示したフローチャート。
【図7】ファクシミリ短縮ダイアルテーブル検索処理の
一例を示すフローチャート。
【図8】比較除外情報テーブルに除外情報を登録する際
の処理の一例を示したフローチャート。
【図9】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が実
行する動作の他の例を示したフローチャート。
【図10】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。
【図11】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。
【図12】電話短縮ダイアルテーブル検索処理の一例を
示すフローチャート。
【図13】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。
【図14】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。
【図15】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。
【図16】着信時にこのグループ3ファクシミリ装置が
実行する動作のさらに他の例を示したフローチャート。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段を
    備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファク
    シミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかど
    うかを調べ、登録されているときには、着信時の応答モ
    ードをファクシミリモードに設定することを特徴とする
    ファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段を
    備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファク
    シミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかど
    うかを調べ、登録されているときには、着信時の応答モ
    ードをファクシミリ優先自動切換モードに設定すること
    を特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段を
    備え、 着信時の応答モードとして、電話モードまたは電話優先
    自動切換モードが設定されている場合、着信検出時に上
    記発信電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電
    話番号と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイ
    アル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、登
    録されているときには、着信時の応答モードをファクシ
    ミリモードに変更することを特徴とするファクシミリ装
    置の制御方法。
  4. 【請求項4】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段を
    備え、 着信時の応答モードとして、電話モードまたは電話優先
    自動切換モードが設定されている場合、着信検出時に上
    記発信電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電
    話番号と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイ
    アル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、登
    録されているときには、着信時の応答モードをファクシ
    ミリ優先自動切換モードに変更することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 着信検出時に前記発信電話番号通知サー
    ビス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電話番
    号が前記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段に登録
    されているかどうかを調べる際、あらかじめ登録されて
    いる比較除外情報を、比較対象となる上記発信電話番号
    および電話番号より削除することを特徴とする請求項1
    または請求項2または請求項3または請求項4記載のフ
    ァクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短
    縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどうかを調
    べ、登録されているときには、着信時の応答モードを電
    話モードに設定することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
  7. 【請求項7】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電話短
    縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどうかを調
    べ、登録されているときには、着信時の応答モードを電
    話優先自動切換モードに設定することを特徴とするファ
    クシミリ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは
    ファクシミリ優先自動切換モードが設定されている場
    合、着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手
    段が検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電
    話短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどうか
    を調べ、登録されているときには、着信時の応答モード
    を電話モードに変更することを特徴とするファクシミリ
    装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 電話回線を電話器と共用するファクシミ
    リ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは
    ファクシミリ優先自動切換モードが設定されている場
    合、着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手
    段が検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記電
    話短縮ダイアル番号登録手段に登録されているかどうか
    を調べ、登録されているときには、着信時の応答モード
    を電話優先自動切換モードに変更することを特徴とする
    ファクシミリ装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 着信検出時に前記発信電話番号通知サ
    ービス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電話
    番号が前記電話短縮ダイアル番号登録手段に登録されて
    いるかどうかを調べる際、あらかじめ登録されている比
    較除外情報を、比較対象となる上記発信電話番号および
    電話番号より削除することを特徴とする請求項6または
    請求項7または請求項8または請求項9記載のファクシ
    ミリ装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 電話回線を電話器と共用するファクシ
    ミリ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段
    と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファク
    シミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電話短縮ダ
    イアル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、
    その発信電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番号
    登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段の双
    方に登録されているときには、着信時の応答モードをフ
    ァクシミリ優先自動切換モードに設定することを特徴と
    するファクシミリ装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 電話回線を電話器と共用するファクシ
    ミリ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段
    と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信検出時に上記発信電話番号通知サービス処理手段が
    検出した発信電話番号と一致する電話番号が上記ファク
    シミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記電話短縮ダ
    イアル番号登録手段に登録されているかどうかを調べ、
    その発信電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル番号
    登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段の双
    方に登録されているときには、着信時の応答モードを電
    話優先自動切換モードに設定することを特徴とするファ
    クシミリ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 電話回線を電話器と共用するファクシ
    ミリ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段
    と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは
    電話モードが設定されている場合、着信検出時に上記発
    信電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電話番
    号と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル
    番号登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段
    に登録されているかどうかを調べ、その発信電話番号が
    上記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記
    電話短縮ダイアル番号登録手段の双方に登録されている
    ときには、着信時の応答モードをファクシミリ優先自動
    切換モードに設定することを特徴とするファクシミリ装
    置の制御方法。
  14. 【請求項14】 電話回線を電話器と共用するファクシ
    ミリ装置の制御方法において、 着信検出時に網との間で発信電話番号通知サービス手順
    を実行して、網より発信電話番号を受信する発信電話番
    号通知サービス処理手段と、 宛先ファクシミリの電話番号を所定の短縮ダイアル操作
    で指定可能なファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段
    と、 宛先電話の電話番号を所定の短縮ダイアル操作で指定可
    能な電話短縮ダイアル番号登録手段を備え、 着信時の応答モードとして、ファクシミリモードまたは
    電話モードが設定されている場合、着信検出時に上記発
    信電話番号通知サービス処理手段が検出した発信電話番
    号と一致する電話番号が上記ファクシミリ短縮ダイアル
    番号登録手段および上記電話短縮ダイアル番号登録手段
    に登録されているかどうかを調べ、その発信電話番号が
    上記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段および上記
    電話短縮ダイアル番号登録手段の双方に登録されている
    ときには、着信時の応答モードを電話優先自動切換モー
    ドに設定することを特徴とするファクシミリ装置の制御
    方法。
  15. 【請求項15】 着信検出時に前記発信電話番号通知サ
    ービス処理手段が検出した発信電話番号と一致する電話
    番号が前記ファクシミリ短縮ダイアル番号登録手段およ
    び前記電話短縮ダイアル番号登録手段に登録されている
    かどうかを調べる際、あらかじめ登録されている比較除
    外情報を、比較対象となる上記発信電話番号および電話
    番号より削除することを特徴とする請求項11または請
    求項12または請求項13または請求項14記載のファ
    クシミリ装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 着信前の応答モードを待避保存し、そ
    の着信時の動作を終了した後に、待避保存した応答モー
    ドへ復帰することを特徴とする請求項1または請求項2
    または請求項3または請求項4または請求項5または請
    求項6または請求項7または請求項8または請求項9ま
    たは請求項10または請求項11または請求項12また
    は請求項13または請求項14または請求項15記載の
    ファクシミリ装置の制御方法。
JP9240245A 1997-08-22 1997-08-22 ファクシミリ装置の制御方法 Pending JPH1169011A (ja)

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