JPH116883A - 電子制御式機械時計 - Google Patents

電子制御式機械時計

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JPH116883A
JPH116883A JP15904497A JP15904497A JPH116883A JP H116883 A JPH116883 A JP H116883A JP 15904497 A JP15904497 A JP 15904497A JP 15904497 A JP15904497 A JP 15904497A JP H116883 A JPH116883 A JP H116883A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針合わせ時等で発電機が停止した場合でも、
正確な針合わせを行うことができる電子制御式機械時計
を提供すること。 【解決手段】 ゼンマイの機械エネルギを電気エネルギ
に変換する発電機20と、発電機20の回転周期を制御
する回転制御手段50とを備える電子制御式機械時計
に、発電機20が停止中に、手動操作によって回転制御
手段50に電気エネルギを供給する補助発電機40を設
ける。針合わせ時等に発電機が停止しても、補助発電機
40を操作することで回転制御手段50に電気エネルギ
を供給することができるため、IC51や水晶振動子5
2を安定して駆動することができ、正確な時間制御を行
えて正確な針合わせを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼンマイが開放す
る時の機械エネルギを発電機で電気エネルギに変換し、
その電気エネルギにより回転制御手段を作動させて発電
機の回転周期を制御することにより、輪列に固定される
指針を正確に駆動する電子制御式機械時計に関する。
【0002】
【背景技術】ゼンマイが開放する時の機械エネルギを発
電機で電気エネルギに変換し、その電気エネルギにより
回転制御手段を作動させて発電機のコイルに流れる電流
値を制御することにより、輪列に固定される指針を正確
に駆動して正確に時刻を表示する電子制御式機械時計と
して、特開平8−5758号公報に記載されたものが知
られている。
【0003】この際、発電機による電気エネルギを一
旦、平滑用コンデンサに供給し、このコンデンサからの
電力で回路制御手段を駆動しているが、このコンデンサ
には発電機の回転周期と同期した交流の起電力が入力さ
れるため、ICや水晶振動子を備える回路制御手段の動
作を可能とするための電力を長期間保持する必要がなか
った。このため、従来は、ICや水晶振動子を数秒程度
動作可能な静電容量の比較的小さなコンデンサが用いら
れていた。
【0004】この電子制御式機械時計は、指針の駆動を
ゼンマイを動力源とするためにモータが不要であり、部
品点数が少なく安価であるという特徴がある。その上、
電子回路を作動させるのに必要な僅かな電気エネルギを
発電するだけでよく、少ない入力エネルギで時計を作動
することもできた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子制
御式機械時計は、以下の課題を有している。すなわち、
通常は竜頭を引き出して行う針合わせ(時刻合わせ)を
行う場合、正確に時刻を合わせられるように、時、分、
秒の各指針を停止させていた。指針を停止することは、
輪列を停止させることになるため、発電機も停止されて
いた。
【0006】このため、発電機から平滑用コンデンサへ
の起電力の入力が停止する一方で、ICは駆動し続ける
ため、コンデンサに蓄えられた電荷はIC側に放電され
て端子電圧が低下し、その結果、回路制御手段も停止し
てしまうとともに、コンデンサも完全に放電されてい
た。
【0007】そして、針合わせを終えて竜頭を押し込
み、発電機が回転を開始しても、放電されて電圧が0の
コンデンサを、回路制御手段の駆動開始電圧(ICを駆
動可能な電圧)に達する電圧まで充電するのには時間が
かかり、その間はICが動作せず、正確な時間制御を行
えないという問題があった。
【0008】また、水晶振動子は、電圧を加えてから、
安定して発振信号を出すまでに少々の時間を必要するた
め、ICが駆動しても、水晶振動子が安定するまでに時
間がかかり、その間も正確な時間制御を行えないという
問題があった。
【0009】このため、正確な針合わせを行うことがで
きないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、針合わせ時等で発電機が
停止した場合でも、正確な針合わせを行うことができる
電子制御式機械時計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の電子制御式
機械時計は、ゼンマイと、輪列を介して伝達されるゼン
マイの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機
と、前記輪列に結合された指針と、変換した前記電気エ
ネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御す
る回転制御手段とを備える電子制御式機械時計におい
て、前記発電機が停止している際に、人の操作によって
駆動されて前記回転制御手段に電気エネルギを供給する
補助発電機を備えることを特徴とするものである。
【0012】本発明では、針合わせ時等に発電機が停止
した場合でも、補助発電機を作動させて回転制御手段に
電気エネルギを供給することができる。このため、針合
わせ後に時計を作動させる前に、予め補助発電機によっ
てICや水晶振動子からなる回転制御手段を安定して駆
動させておくことができ、これにより、正確な時間制御
を行えて針合わせを正確に行うことができる。
【0013】この際、補助発電機としては、コイルおよ
び磁石と、コイルおよび磁石を相対移動させる移動手段
とを備え、この移動手段を操作して発電するものや、圧
電素子および圧電素子に当接可能な当接部と、この当接
部を移動させて前記圧電素子に当接させて圧電素子に応
力を加える移動手段とを備え、この移動手段を操作して
発電するもの等が利用できる。
【0014】さらに、これらにおいて、移動手段として
は、竜頭であることが好ましい。竜頭を用いた場合に
は、竜頭を回転させたり、軸方向に進退移動させること
で、コイルおよび磁石を相対移動させたり、当接部を移
動させることができる。
【0015】また、移動手段としては、回転ベゼルでも
よいし、専用に設けられた押しボタンでもよい。
【0016】また、前記補助発電機としては、圧電素子
と、この圧電素子が取り付けられた可撓性部材、例えば
時計バンド、時計バンドの中留め、時計の裏蓋等とで構
成され、前記可撓性部材を変形させて圧電素子に応力を
加えるように構成されていてもよい。
【0017】さらに、前記発電機が停止している際には
前記補助発電機を前記回転制御手段に接続し、発電機が
駆動されている際には前記補助発電機を前記回転制御手
段から切断するスイッチを備えることが好ましい。
【0018】このようなスイッチを備えていれば、発電
機が駆動している間は、前記電力供給手段を回路から切
り離しておくことができ、余分な電力消費等を防止する
ことができる。
【0019】また、本発明の第2の発明の電子制御式機
械時計は、ゼンマイと、輪列を介して伝達されるゼンマ
イの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機と、
前記輪列に結合された指針と、変換した前記電気エネル
ギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回
転制御手段とを備える電子制御式機械時計において、前
記発電機が停止している際に、人の操作によって前記発
電機を駆動して前記回転制御手段に電気エネルギを供給
する発電機駆動手段を備えることを特徴とするものであ
る。
【0020】本発明では、針合わせ時等に発電機が停止
している場合に、発電機駆動手段を作動させて発電機を
駆動し、回転制御手段に電気エネルギを供給することが
できる。このため、針合わせ後に時計を作動させる前
に、予め発電機駆動手段を操作することでICや水晶振
動子からなる回転制御手段を安定して駆動させておくこ
とができ、これにより、正確な時間制御を行えて針合わ
せを正確に行うことができる。
【0021】ここで、前記発電機駆動手段としては、輪
列の途中に設けられた規制対象歯車の回転を規制する規
制手段と、その歯車の発電機側に設けられた回転対象歯
車を回転させて前記発電機を駆動させる回転手段とを備
えて構成されるとともに、前記回転対象歯車は、その歯
車のかなに対して歯車が相対的に回転可能に構成されて
いることが好ましい。
【0022】回転対象歯車は、定常時には、通常の歯車
として動くが、針合わせ時等で発電機が停止されている
際に、規制手段でかなに噛み合う歯車の回転を規制した
状態で、歯車を回転手段により回転させて、回転対象歯
車のかなおよび歯車間に所定トルク以上の力が加わる
と、かなに対して歯車が滑って回転される。これによ
り、回転対象歯車から発電機側の各歯車を介して発電機
が駆動されて発電される。
【0023】この際、前記規制手段は、竜頭を引き出す
と前記規制対象歯車に当接してその回転を規制し、竜頭
を押し込むと前記規制対象歯車から離れる規制レバーに
より構成され、前記回転手段は、竜頭を引き出すと、前
記回転対象歯車の歯に係合し、竜頭を押し込むと、前記
回転対象歯車の外周縁の接線方向に移動して前記歯車を
回転させる駆動レバーにより構成されていることが好ま
しい。
【0024】また、前記規制手段としては、竜頭を引き
出すと前記規制対象歯車に当接してその回転を規制し、
竜頭を押し込むと前記規制対象歯車から離れる規制レバ
ーにより構成され、前記回転手段は、竜頭を引き出すと
前記回転対象歯車の歯に中間車を介して係合して前記歯
車を回転可能状態とされ、竜頭を押し込むと前記中間車
から離れるとともに、竜頭の回転により回転される鼓型
歯車により構成されているものでもよい。
【0025】さらに、前記規制手段は、竜頭を引き出す
と前記規制対象歯車に当接してその回転を規制し、竜頭
を押し込むと前記規制対象歯車から離れる規制レバーに
より構成され、前記回転手段は、竜頭を引き出すと前記
回転対象歯車の歯に当接可能とされて歯を押すことで前
記歯車を回転させるプッシュボタンにより構成されてい
るものでもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施形態の電子制御
式機械時計の要部を示す平面図であり、図2及び図3は
その断面図である。
【0028】電子制御式機械時計は、ゼンマイ1a、香
箱歯車1b、香箱真1c及び香箱蓋1dからなる香箱車
1を備えている。ゼンマイ1aは、外端が香箱歯車1
b、内端が香箱真1cに固定される。香箱真1cは、地
板2と輪列受3に支持され、角穴車4と一体で回転する
ように角穴ネジ5により固定されている。
【0029】角穴車4は、時計方向には回転するが反時
計方向には回転しないように、こはぜ6と噛み合ってい
る。なお、角穴車4を時計方向に回転しゼンマイ1aを
巻く方法は、機械時計の自動巻または手巻機構と同様で
あるため、説明を省略する。
【0030】香箱歯車1bの回転は、7倍に増速されて
二番車7へ、順次6.4倍増速されて三番車8へ、9.37
5 倍増速されて四番車9へ、3倍増速されて五番車10
へ、10倍増速されて六番車11へ、10倍増速されて
ロータ12へと、合計126,000倍の増速をしてい
る。
【0031】二番車7には筒かな7aが、筒かな7aに
は分針13が、四番車9には秒針14がそれぞれ固定さ
れている。従って、二番車7を1rphで、四番車9を
1rpmで回転させるためには、ロータ12は5rps
で回転するように制御すればよい。このときの香箱歯車
1bは、1/7rphとなる。
【0032】この電子制御式機械時計は、ロータ12、
ステータ15、コイルブロック16から構成される発電
機20を備えている。ロータ12は、ロータ磁石12
a、ロータかな12b、ロータ慣性円板12cから構成
される。ロータ慣性円板12cは、香箱車1からの駆動
トルク変動に対しロータ12の回転数変動を少なくする
ためのものである。ステータ15は、ステータ体15a
に4万ターンのステータコイル15bを巻線したもので
ある。
【0033】コイルブロック16は、磁心16aに11
万ターンのコイル16bを巻線したものである。ここ
で、ステータ体15aと磁心16aはPCパーマロイ等
で構成されている。また、ステータコイル15bとコイ
ル16bは、各々の発電電圧を加えた出力電圧がでるよ
うに直列に接続されている。
【0034】次に、電子制御式機械時計の制御回路につ
いて、図4を参照して説明する。
【0035】発電機20からの交流出力は、昇圧コンデ
ンサ21,ダイオード22,23からなる昇圧整流回路
を通して昇圧、整流されて平滑用コンデンサ30に充電
される。コンデンサ30には、IC51および水晶振動
子52を備える回転制御手段50が接続されている。
【0036】そして、コンデンサ30に、IC51およ
び水晶振動子52を駆動可能な所定電圧、例えば、1V
の電圧が蓄えられると、その蓄電力でIC51および水
晶振動子52が駆動され、発電機20のコイルに流れる
電流量を可変して電磁ブレーキ量を調整し、発電機20
つまり指針の回転周期を調速している。
【0037】なお、コイルに流れる電流量を可変する手
段としては、特開平8−101284号公報の実施例1
に記載されるような、発電機20両端と並列に接続され
た負荷制御回路の抵抗を可変する方法や、実施例2に記
載されるような、昇圧段数を可変する方法等が有効であ
る。また、昇圧整流回路に設けられたスイッチ24は、
過電流、過電圧が加わった際のリミッタである。
【0038】この回路には、補助発電機40が設けられ
ている。補助発電機40は、整流ダイオード42及びス
イッチ41を介してIC51側に接続されている。スイ
ッチ41は、時計の竜頭を引き出す(針合わせ操作を行
う)と接続され、竜頭を押し込む(針合わせ操作を終了
して時計を駆動させる)と切断されるように構成されて
いる。
【0039】補助発電機40は、図5に示すように、電
子制御式機械時計の竜頭60に取り付けられた磁石45
と、この磁石45の周囲に配置されたヨーク46に巻回
されたコイル47とからなる電磁発電機で構成されてい
る。そして、竜頭60を回転させてコイル47に対して
磁石45を相対移動させることにより、発電するように
構成されている。
【0040】このような本実施形態において、針合わせ
を行うために竜頭60を引き出して指針を停止させる
と、発電機20も停止する。同時に、スイッチ41も接
続される。
【0041】この状態で針合わせ操作を行うために、竜
頭60を回転させると、補助発電機40が作動されて電
力が出力される。この電力は、一旦、コンデンサ30に
供給された後、回転制御手段50のIC51や水晶振動
子52に供給され、回転制御手段50を駆動する。
【0042】そして、針合わせが終了して竜頭60を押
し込むと、発電機20が回転して発電し、その出力電力
によって回転制御手段50を駆動して時間制御を行う。
なお、発電機20が回転し始めてから回転制御手段50
を駆動可能な電流を出力するまでには一定時間が必要で
あるが、本実施形態では、発電機20が停止中は補助発
電機40から電力が供給されてコンデンサ30が充電さ
れているため、発電機20が立ち上がるまでは、コンデ
ンサ30から回転制御手段50に電力を供給することが
できる。また、スイッチ41は、竜頭60を押し込むの
と同時に切断される。
【0043】これにより、針合わせ時等の発電機20が
停止している間も、補助発電機40から電力が供給さ
れ、IC51および水晶振動子52からなる回転制御手
段50は、駆動し続ける。
【0044】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。
【0045】発電機20のほかに、補助発電機40を
設けたので、発電機20が停止している間も、補助発電
機40によりIC51や水晶振動子52等の回転制御手
段50に電力を供給することができる。このため、針合
わせ作業を終了して発電機20を作動させる前から補助
発電機40を作動させて電力を供給しておくことで、発
電機20が作動された直後には、既に回転制御手段50
を動作させておくことができ、正確に時間を制御でき、
正確な針合わせ作業を行うことができる。
【0046】補助発電機40は手動操作で発電するた
め、太陽電池などのように、環境、場所、時間等に制約
を受けることがなく、常にかつ確実に発電させることが
できる。
【0047】補助発電機40は、IC51等を駆動可
能な小さな電力を出力できればよいため、コンパクトに
構成することができ、電子制御式機械時計の竜頭60部
分にも容易に組み込むことができ、デザイン性を低下さ
せることもない。
【0048】スイッチ41を設けて、発電機20が作
動されている間は、補助発電機40を回路側から切り離
しているので、コンデンサ30からIC51に供給され
る電力が補助発電機40側にリークすることがなく、エ
ネルギー効率を向上することができる。
【0049】補助発電機40を、竜頭60を回転させ
ることで発電する構成としたので、針合わせ作業による
竜頭60の回転操作がそのまま発電操作になっているの
で、操作者が意識することなく発電させることができ、
操作性を向上することができる。
【0050】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。なお、以下の各実施形態において、前述の各実施形
態と同一もしくは同様の構成部分には、同一符号を付
し、説明を省略あるいは簡略する。
【0051】本実施形態は、図6に示すように、補助発
電機として前記第1実施形態の電磁発電機の代わりに、
圧電素子(ピエゾ素子)71と、この圧電素子71に当
接可能な当接部である羽根72が軸周面に取り付けられ
た移動手段である竜頭60とを備えるピエゾ発電機を用
いたものである。
【0052】本実施形態においては、竜頭60を回転さ
せると、圧電素子71に各羽根72が順次当接し、その
応力によって圧電素子71で発電が行われ、コンデンサ
30を介して回転制御手段50に電力が供給される。
【0053】この本実施形態においても、前記第1実施
形態の〜と同一の作用効果を奏することができる。
【0054】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。本実施形態は、図7に示すように、補助発電機とし
て、移動手段である竜頭60の軸に磁石45を取り付
け、その周囲にコイル47を配置し、竜頭60を軸方向
に沿って進退移動させることで磁石45およびコイル4
7を相対移動させて発電するものを用いている。
【0055】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の〜と同一の作用効果を奏することがで
きる。さらに、本実施形態では、竜頭60を押し引きす
ることで発電しているので、特に針合わせ操作終了時に
竜頭60を押し込む際にも発電することができ、発電機
20が立ち上がる直前に常に補助発電機で発電すること
ができる。
【0056】次に本発明の第4実施形態について説明す
る。本実施形態は、図8に示すように、移動手段として
バネ73によって外側に付勢されている押しボタン74
と、この押しボタン74の軸に取り付けられた磁石45
と、その周囲に配置されたコイル47とで補助発電機を
構成し、押しボタン74を軸方向に押すことで磁石45
およびコイル47を相対移動させて発電するものであ
る。
【0057】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の〜と同一の作用効果を奏することがで
きる。さらに、本実施形態では、押しボタン74は、バ
ネ73で付勢されているため、ボタン74を1回押すと
磁石45は1往復して発電でき、操作者はボタン74を
押す操作のみを行えばよいため、発電操作性をより向上
できる。さらに、竜頭60とは別の押しボタン74を用
いているので、針合わせ操作に影響せず、竜頭60によ
る針合わせをより一層正確に行うことができる。
【0058】次に本発明の第5実施形態について説明す
る。本実施形態は、図9に示すように、移動手段である
竜頭60の軸に係合し、回転軸75Aを中心に回動自在
に設けられた当接板75と、この当接板75によって図
9における左右方向(矢印方向)に折曲される圧電素子
(ピエゾ素子)71とで補助発電機を構成し、竜頭60
を軸方向に沿って進退させることで圧電素子71を折曲
させて発電するものである。
【0059】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の〜と同一の作用効果を奏することがで
きる。
【0060】次に本発明の第6実施形態について説明す
る。本実施形態は、図10に示すように、電子制御式機
械時計の表面に設けられた移動手段である回転ベゼル7
6の下面に複数の当接部77を設け、時計のケース内に
前記当接部77が当接可能な位置に圧電素子(ピエゾ素
子)71を配置して補助発電機を構成したものである。
この本実施形態においても、回転ベゼル76を回転させ
て、複数の当接部77を順次圧電素子71に当接させて
折曲させることで、発電することができる。
【0061】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の〜と同一の作用効果を奏することがで
きる。さらに、回転ベゼル76は、針合わせ操作に影響
せず、竜頭60による針合わせをより一層正確に行うこ
とができるとともに、サイズが比較的大きいため、容易
に回転操作することができ、操作性も良好にできる。
【0062】次に本発明の第7実施形態について説明す
る。本実施形態は、図11に示すように、電子制御式機
械時計の裏蓋81の内側に圧電素子(ピエゾ素子)71
を配置して補助発電機を構成したものである。この裏蓋
81は可撓性を有し、裏蓋81を指で押して圧電素子7
1を折曲させることで、発電することができる。
【0063】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の〜と同一の作用効果を奏することがで
きる。さらに、裏蓋81を指で押すだけで発電でき、操
作性も良好にできる。
【0064】次に本発明の第8実施形態について説明す
る。本実施形態は、前記各実施形態が補助発電機を用い
たものであったのに対し、発電機20を直接駆動させる
発電機駆動手段を備えたものである。
【0065】すなわち、図12に示すように、発電機駆
動手段90は、輪列の途中にある四番車9を規制する規
制手段である規制レバー91と、五番車10を回転させ
て発電機20を駆動する回転手段である駆動レバー92
とを備えている。
【0066】これらの各レバー91,92は、共通する
軸93を中心に回動自在に軸支されている。また、各レ
バー91,92には、案内溝91a,92aがそれぞれ
形成されている。
【0067】そして、これらの案内溝91a,92aに
は、軸94を中心に回動自在に軸支されるとともに、竜
頭60の軸に係合されたおしどり95のピン95bが係
合されている。なお、前記各案内溝91a,92aの形
状は、竜頭60を進退移動させた際に以下の動作を行う
ように設定されている。
【0068】すなわち、図12に示すように、竜頭60
が押し込まれた通常位置にある場合、各レバー91,9
2は、四番車9および五番車10から離れて配置されて
いる。そして、図13に示すように、竜頭60を引き出
し始めると、まず、規制レバー91が四番車9の外周に
当接して四番車9の回転を規制する。
【0069】さらに、図14に示すように、竜頭60を
引き出すと、規制レバー91は四番車9の外周に当接し
たままとされ、一方、駆動レバー92はその先端が五番
車10の歯に係合される位置に移動される。
【0070】そして、図15に示すように、竜頭60を
押し込み始めると、まず、駆動レバー92が五番車10
から離れる方向に移動する。この際、駆動レバー92の
先端は五番車10の歯に係合していたため、駆動レバー
92の移動に伴い五番車10が図15の矢印方向に回転
される。この回転は、六番車11を介してロータ12に
伝達されるため、発電機20が回転駆動されて発電が生
じる。
【0071】そして、さらに、竜頭60を押し込むと、
規制レバー91も四番車9から離れる方向に移動し、図
12の状態に戻る。
【0072】なお、五番車10のかな10aは、四番車
9の歯に噛合しているため、四番車9が規制レバー91
で止められていると、五番車10を回転させることはで
きない。そこで、本実施形態では、五番車10を図16
に示すように、かな10aと、五番車10とを分離し、
かな10aをバネ性を持たせた五番車10の軸受10b
部分に支持させて、かな10aと五番車10との間で一
定以上のトルクが加わった際、つまり四番車9が規制レ
バー91で回転停止され、五番車10が駆動レバー92
で回転させられた場合のみに、五番車10に対してかな
10aを相対的に回転できるように構成されている。
【0073】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。
【0074】針合わせ操作時の発電機20が停止して
いる際に、竜頭60を出し入れする手動操作によって五
番車10を回転させることで、六番車11を介して発電
機20を回転駆動することができ、回転制御手段50に
電力を供給することができる。このため、針合わせ作業
を終了して発電機20を作動させる前に、竜頭60を手
動操作することで発電機20を作動させて電力を供給す
ることができ、発電機20が作動された直後には、既に
回転制御手段50を動作させておくことができるので、
正確に時間を制御でき、正確な針合わせ作業を行うこと
ができる。
【0075】また、発電機20の手動駆動操作は、引
き出した竜頭60を押し込む操作であるため、針合わせ
操作の終了時の操作と同じにでき、このため、少なくと
も、針合わせ操作の終了時には必ず発電機20を作動さ
せて発電することができる。従って、針合わせ操作から
復帰して発電機20が作動された直後には、常に回転制
御手段50を動作させておくことができ、正確に時間を
制御でき、正確な針合わせ作業を行うことができるとと
もに、発電用の特別な操作が必要なく、操作性を損なう
こともない。
【0076】次に本発明の第9実施形態について説明す
る。本実施形態は、前記第8実施形態では駆動レバー9
2を用いて五番車10を回転させていたのに対し、図1
7に示すように、回転手段として、五番車10に噛み合
う五番中間車100と、竜頭60に取り付けられて五番
中間車100に噛み合う鼓型歯車101とを用いたもの
である。なお、鼓型歯車101は、竜頭60を引き出し
て針合わせ操作を行う際に五番中間車100に噛み合
い、竜頭60を押し込んだ際には五番中間車100から
離れるように構成されている。
【0077】なお、本実施形態では、図示しないが、四
番車9の回転を規制する規制レバー91も設けられてお
り、かつ五番車10はかな10aと五番車10とが一定
トルク以上で相対的に回転できるように構成され、竜頭
60で五番車10を回転させた際に四番車9の回転が規
制されるように構成されている。
【0078】このような本実施形態においては、竜頭6
0を引き出して針合わせ作業を行うと、同時に五番中間
車100、五番車10、六番車11を介して発電機20
が回転駆動されて発電し、その電力で回転制御手段50
が駆動されて時間制御が行われる。
【0079】これにより、前記第8実施形態の効果と
同様に、針合わせ操作時の発電機20が停止している際
に、竜頭60を回転させる手動操作によって五番中間車
100を回転させることで、五番車10、六番車11を
介して発電機20を回転駆動することができ、回転制御
手段50に電力を供給することができる。このため、針
合わせ作業を終了して発電機20を作動させる前に、竜
頭60を手動操作することで発電機20を作動させて電
力を供給することができ、発電機20が作動された直後
には、既に回転制御手段50を動作させておくことがで
きるので、正確に時間を制御でき、正確な針合わせ作業
を行うことができる。
【0080】また、前記第8実施形態の効果と同様
に、発電機20の手動駆動操作は、引き出した竜頭60
を回す針合わせ操作であるため、発電用の特別な操作が
必要なく、操作性を損なうこともない。
【0081】次に本発明の第10実施形態について説明
する。本実施形態は、図18に示すように、回転手段と
して五番車10の歯車に当接するプッシュボタン110
を設け、このプッシュボタン110を押して五番車10
を回転させるように構成されている。
【0082】なお、本実施形態でも、四番車9の回転を
規制する規制レバー91が設けられ、かつ五番車10は
かな10aと五番車10とが一定トルク以上で相対的に
回転できるように構成されている。
【0083】プッシュボタン110は、バネ111で外
側に付勢されており、ボタン110を押した場合に、手
を離せば自動的に元の位置に戻るように構成されてい
る。
【0084】また、プッシュボタン110には、竜頭6
0の軸に係止されて竜頭60の位置で移動される係止レ
バー112が係合されている。
【0085】この係止レバー112は、竜頭60を押し
込むとプッシュボタン110側の端部が外側に移動し、
ボタン110の軸に係止してボタン110を押し込めな
いようにし、竜頭60を引き出すとプッシュボタン11
0の軸に係止しない位置に配置され、ボタン110を押
し込むことができるようになっている。
【0086】このような本実施形態においては、竜頭6
0を引き出して針合わせ作業を行うとともに、プッシュ
ボタン110を数回〜数十回押して五番車10を回転す
る。すると、六番車11を介して発電機20が回転駆動
されて発電し、その電力で回転制御手段50が駆動され
て時間制御が行われる。
【0087】これにより、前記第8実施形態の効果と
同様に、針合わせ操作時の発電機20が停止している際
に、プッシュボタン110を押し込む手動操作によって
五番車10を回転させることで、六番車11を介して発
電機20を回転駆動することができ、回転制御手段50
に電力を供給することができる。このため、針合わせ作
業を終了して発電機20を作動させる前に、ボタン11
0を手動操作することで発電機20を作動させて電力を
供給し、発電機20が作動された直後には、既に回転制
御手段50を動作させておくことができ、正確に時間を
制御でき、正確な針合わせ作業を行うことができる。
【0088】また、プッシュボタン110の動作を規制
する係止レバー112を設けたので、定常運転中はボタ
ン110の動作をロックすることができ、誤操作を無く
すことができる。
【0089】さらに、針合わせ操作用の竜頭60とは別
に、発電操作用のプッシュボタン110を独立して設け
たので、針合わせ操作を正確に行うことができ、操作性
も向上できる。
【0090】なお、本発明は前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0091】例えば、補助発電機としては、前記各実施
形態のものに限らず、例えば、昇圧コンデンサ21を圧
電素子71で構成し、この圧電素子71に衝撃を加えて
発電するように構成されたものを用いてもよいし、圧電
素子を時計バンド、時計バンドの中留め等の可撓性部材
に取り付け、この可撓性部材を変形させて発電するよう
に構成されたものを用いてもよい。要するに、補助発電
機としては、何らかの人の動作によって発電できるもの
であればよい。
【0092】また、発電機20を直接駆動する発電機駆
動手段を用いる場合、前記各実施形態では五番車10を
回転させていたが、回転対象歯車としては、五番車10
に限らず、六番車11や四番車9、三番車8等の他の歯
車でもよい。但し、ロータ12の回転量や回転対象歯車
に加える力の点から、ロータ12の2〜3段前の五番車
10、四番車9のいずれかを回転対象歯車とすることが
好ましい。そして、規制対象歯車は、各回転対象歯車の
かなに噛み合う歯車とすればよい。
【0093】さらに、前記各実施形態では、補助発電機
を回転制御手段50に対して断続するスイッチ41を設
けていたが、このスイッチ41は必ずしも設けなくても
良い。但し、スイッチ41を設けたほうが、発電機20
が駆動している際に、前記電力供給手段を回路から切り
離しておくことができ、余分な電力消費等を防止するこ
とができる点で好ましい。
【0094】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の第1の発
明によれば、メインの発電機のほかに、手動操作で発電
される補助発電機を設けたので、針合わせ時等で発電機
が停止した場合でも、正確な針合わせを行うことができ
る。
【0095】また、本発明の第2の発明によれば、針合
わせ時等で発電機が停止した場合でも、その発電機を手
動操作で駆動する発電機駆動手段を設けたので、正確な
針合わせを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電子制御式機械
時計の要部を示す平面図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】図1の要部を示す断面図である。
【図4】前記実施形態の要部の回路を示す図である。
【図5】前記実施形態の補助発電機を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態の補助発電機を示す概略
図である。
【図7】本発明の第3実施形態の補助発電機を示す概略
図である。
【図8】本発明の第4実施形態の補助発電機を示す概略
図である。
【図9】本発明の第5実施形態の補助発電機を示す概略
図である。
【図10】本発明の第6実施形態の補助発電機を示す概
略図である。
【図11】本発明の第7実施形態の補助発電機を示す概
略図である。
【図12】本発明の第8実施形態の発電機駆動手段を示
す概略図である。
【図13】第8実施形態の発電機駆動手段の動作を説明
する概略図である。
【図14】第8実施形態の発電機駆動手段の動作を説明
する概略図である。
【図15】第8実施形態の発電機駆動手段の動作を説明
する概略図である。
【図16】第8実施形態における五番車の構成を示す概
略図である。
【図17】本発明の第9実施形態の発電機駆動手段を示
す概略図である。
【図18】本発明の第10実施形態の発電機駆動手段を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 香箱車 1a ゼンマイ 12 指針 13 分針 14 秒針 20 発電機 30 平滑用コンデンサ 40 補助発電機 41 スイッチ 42 整流ダイオード 45 磁石 46 ヨーク 47 コイル 50 回転制御手段 51 IC 52 水晶振動子 60 移動手段である竜頭 71 圧電素子 72 当接部である羽根 74 移動手段であるボタン 75 当接部である当接板 76 移動手段である回転ベゼル 77 当接部 81 裏蓋 90 発電機駆動手段 91 規制手段である規制レバー 92 回転手段である駆動レバー 100 回転手段である五番中間車 101 回転手段である鼓型歯車 110 回転手段であるプッシュボタン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼンマイと、輪列を介して伝達されるゼ
    ンマイの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機
    と、前記輪列に結合された指針と、変換した前記電気エ
    ネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御す
    る回転制御手段とを備える電子制御式機械時計におい
    て、 前記発電機が停止している際に、人の操作によって駆動
    されて前記回転制御手段に電気エネルギを供給する補助
    発電機を備えることを特徴とする電子制御式機械時計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御式機械時計に
    おいて、前記補助発電機は、コイルと、磁石と、前記コ
    イルおよび磁石の一方を他方に対して相対移動させる移
    動手段とを備えることを特徴とする電子制御式機械時
    計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子制御式機械時計に
    おいて、前記補助発電機は、圧電素子と、この圧電素子
    に当接可能な当接部と、この当接部を移動させて前記圧
    電素子に当接させ、圧電素子に応力を加える移動手段と
    を備えることを特徴とする電子制御式機械時計。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の電子制
    御式機械時計において、前記移動手段は、竜頭であるこ
    とを特徴とする電子制御式機械時計。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の電子制
    御式機械時計において、前記移動手段は、回転ベゼルで
    あることを特徴とする電子制御式機械時計。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の電子制御式機械時計に
    おいて、前記補助発電機は、圧電素子と、この圧電素子
    が取り付けられた可撓性部材とで構成され、前記可撓性
    部材を変形させて圧電素子に応力を加えるように構成さ
    れていることを特徴とする電子制御式機械時計。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子制
    御式機械時計において、前記発電機が停止している際に
    は前記補助発電機を前記回転制御手段に接続し、発電機
    が駆動されている際には前記補助発電機を前記回転制御
    手段から切断するスイッチを備えることを特徴とする電
    子制御式機械時計。
  8. 【請求項8】 ゼンマイと、輪列を介して伝達されるゼ
    ンマイの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機
    と、前記輪列に結合された指針と、変換した前記電気エ
    ネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御す
    る回転制御手段とを備える電子制御式機械時計におい
    て、 前記発電機が停止している際に、人の操作によって前記
    発電機を駆動して前記回転制御手段に電気エネルギを供
    給する発電機駆動手段を備えることを特徴とする電子制
    御式機械時計。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子制御式機械時計に
    おいて、前記発電機駆動手段は、輪列の途中に設けられ
    た規制対象歯車の回転を規制する規制手段と、その歯車
    の発電機側に設けられた回転対象歯車を回転させて前記
    発電機を駆動させる回転手段とを備えて構成されるとと
    もに、前記回転対象歯車は、その歯車のかなに対して歯
    車が相対的に回転可能に構成されていることを特徴とす
    る電子制御式機械時計。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電子制御式機械時計
    において、前記規制手段は、竜頭を引き出すと前記規制
    対象歯車に当接してその回転を規制し、竜頭を押し込む
    と前記規制対象歯車から離れる規制レバーにより構成さ
    れ、前記回転手段は、竜頭を引き出すと、前記回転対象
    歯車の歯に係合し、竜頭を押し込むと、前記回転対象歯
    車の外周縁の接線方向に移動して前記歯車を回転させる
    駆動レバーにより構成されていることを特徴とする電子
    制御式機械時計。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の電子制御式機械時計
    において、前記規制手段は、竜頭を引き出すと前記規制
    対象歯車に当接してその回転を規制し、竜頭を押し込む
    と前記規制対象歯車から離れる規制レバーにより構成さ
    れ、前記回転手段は、竜頭を引き出すと前記回転対象歯
    車の歯に中間車を介して係合して前記歯車を回転可能状
    態とされ、竜頭を押し込むと前記中間車から離れるとと
    もに、竜頭の回転により回転される鼓型歯車により構成
    されていることを特徴とする電子制御式機械時計。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の電子制御式機械時計
    において、前記規制手段は、竜頭を引き出すと前記規制
    対象歯車に当接してその回転を規制し、竜頭を押し込む
    と前記規制対象歯車から離れる規制レバーにより構成さ
    れ、前記回転手段は、竜頭を引き出すと前記回転対象歯
    車の歯に当接可能とされて歯を押すことで前記歯車を回
    転させるプッシュボタンにより構成されていることを特
    徴とする電子制御式機械時計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197004A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Glashutter Uhrenbetrieb Gmbh 時計ムーブメント用の制御・設定デバイス
JP2013078175A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Seiko Instruments Inc 電子機器
WO2015107132A3 (fr) * 2014-01-17 2015-10-29 Gianni Bulgari Idea Sa Montre
JP2016035459A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 マティアス フェヒナーMatthias Fechner アナログ時計
EP4303667A1 (fr) * 2022-07-06 2024-01-10 The Swatch Group Research and Development Ltd Dispositif de génération d'énergie électrique pour pièce d'horlogerie

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