JPH1168815A - ホスト・ルータ間接続方法、ホストコンピュータ、ルータ及び記録媒体 - Google Patents

ホスト・ルータ間接続方法、ホストコンピュータ、ルータ及び記録媒体

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JPH1168815A
JPH1168815A JP9216392A JP21639297A JPH1168815A JP H1168815 A JPH1168815 A JP H1168815A JP 9216392 A JP9216392 A JP 9216392A JP 21639297 A JP21639297 A JP 21639297A JP H1168815 A JPH1168815 A JP H1168815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はホスト・ルータ間接続方法に関し、ホ
ストとルータ間の接続回数を減らしてホストの負荷を軽
減すると共に、ホスト及びルータ側の処理の高速化を図
る。 【解決手段】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
ータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間接続方
法において、ホストコンピュータ1からルータ2への初
期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受信バッ
ファサイズをルータ2へ通知し、ホストコンピュータ1
からのフレーム受信要求時に、ルータ2からホストコン
ピュータ1への応答で、前記ホストコンピュータ1の最
大受信バッファサイズに合わせて複数個の受信フレーム
を一括して通知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN(Local Ar
ea Network)、又はWAN(Wide Area Network )等の
ネットワークに接続される、ホストコンピュータとルー
タ(メッセージの伝達を行うための中継装置)間をチャ
ネル接続方式により接続するホスト・ルータ間接続方
法、ホストコンピュータ、ルータ及び記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を説明する。なお、以下の
説明では「ホストコンピュータ」を単に「ホスト」とも
記す。 §1:従来例装置の説明・・・図12参照 図12は従来例の装置構成図である。従来、LAN、又
はWANにおいて、メッセージの伝達を行うための中継
装置として、ルータ(router)と呼ばれる装置が使用さ
れていた。図示のように、ルータ2は、LAN、或いは
WANに接続されると共に、ホスト1に接続されて使用
される。
【0003】前記ルータ2には、チャネル接続アダプタ
5と、複数の伝送路接続アダプタ7等が設けてあり、こ
れらが内部バスを介して接続されている。また、前記チ
ャネル接続アダプタ5には受信キュー6が設けてあり、
この受信キュー6にLAN、或いはWANを介して受信
した受信フレームを格納するようになっている。
【0004】更に、ホスト1には、受信フレームのリー
ド領域を確保するためにバッファ3が設けてあり、この
バッファ3にルータ2から受信した受信フレームを格納
するようになっている。この装置では、チャネル接続方
式によるホスト、ルータ間接続を行い、ルータ2で受信
した受信フレームを一旦、ルータ2内の受信キュー6に
蓄積した後、ホスト1からのフレーム受信要求に応じ
て、前記受信キュー6内の受信フレームを1個ずつ取り
出してホスト1へ通知する。
【0005】§2:ホスト及びルータの処理説明・・・
図13参照 図13は従来例の処理フローチャートである。以下、図
13に基づいて前記ホスト及びルータの処理を説明す
る。なお、S1〜S5は各処理ステップを示す。前記ホ
スト1とルータ2(チャネル接続アダプタ5を使用した
接続)間を経由したフレーム受信処理は、以下のシーケ
ンスにより、受信フレームがホスト1側に通知される。
【0006】(1) :ホスト1がルータ2からの受信フレ
ームを受信する場合、ホスト1はバッファ3にリード領
域を確保する(S1)。なお、ここでは受信されるフレ
ーム長が不明なため、前記リード領域は一定の大きさで
確保する。
【0007】(2) :一方、ルータ2側では、受信された
受信フレームは、チャネル接続アダプタ5内の受信キュ
ー6に蓄積しておく(S4)。 (3) :ホスト1は、前記のようにしてバッファ3にリー
ド領域を確保した後、ルータ2に対して受信フレームを
要求する(S2)。この場合、ホスト1からはルータ2
がI/O装置(入出力装置)として認識される。 (4) :ルータ2側は、ホスト1から受信フレームを要求
されると、チャネル接続アダプタ5内の受信キュー6に
蓄積された受信フレーム1個を取り出してホスト1に通
知する(S5)。
【0008】(5) :ホスト1ではルータ2から通知され
たフレームを、バッファ3のリード領域に展開して使用
する(S3)。 §3:その他の従来例の説明 前記従来例に関連した技術として、例えば、特開平6−
97940号公報、特開昭63−146639号公報に
記載された発明が知られていた。以下、前記各発明の概
要を説明する。
【0009】(1) :特開平6−97940号公報記載の
発明 この発明は、LAN接続処理装置2が汎用計算機1と接
続する複数のチャネルアダプタ201、202、203
と、チャネルアダプタを選択するチャネルアダプタ選択
部21と、チャネルの運用を制御する状態制御手段22
と、チャネルアダプタごとのデータを格納するデータバ
ッファ部23と、LANの入出力データを一時的に記憶
する入出力バッファ部24と、LANとの接続を制御す
るLAN接続部25と、バッファキュー制御部27と、
データ受信検出部28とを備えたものである。
【0010】そして、前記構成により、データ転送時に
チャネルにかかる負荷を複数のチャネルに分散でき、複
数のチャネルを汎用計算機とのデータ転送に利用するこ
とが可能となり、データ転送が効率的に行える、という
効果を奏する。
【0011】(2) :特開昭63−146639号公報記
載の発明 この発明は、中央処理装置と通信制御装置とがチャネル
を介して接続され、受信データと受信動作の制御情報を
主記憶装置に転送する通信システムにおいて、前記チャ
ネルに、前記主記憶装置内に確保された受信用バッファ
の残り領域が予め設定された値と同じとなったことを検
出する検出手段と、該検出手段の検出結果を前記通信制
御装置へ通知する通知手段とを設けた。
【0012】そして、前記通信制御装置は、受信データ
のデータ転送を完了すると前記通知手段からの通知があ
るまで無効データの転送を行い、その後受信動作の制御
情報の転送を行うようにした。このようにして、チャネ
ルのオーバヘッドを増加させることなしに受信動作の制
御情報をCPUへ通知することが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :図12、13に示した従来例では、ホスト1側で
リード領域を確保する場合、受信フレームのフレーム長
が不明なため、常に最大のフレーム長のリード領域を確
保する必要がある。このため、短いフレームを受信した
場合は、リード領域の未使用部分が大きくなり、資源の
無駄が発生する。また、リード領域確保のためにバッフ
ァ領域が必要以上に確保されるので、その分、他のアプ
リケーションの処理が制限されることもあり、ホスト1
側の他の処理に悪影響がでる。
【0014】(2) :図12、13に示した従来例では、
ホスト1からルータ2に対しての1度のフレーム要求
で、受信フレーム1個が通知される。このため、受信フ
レームが頻繁に通知される場合は、I/O装置(ルータ
2)に対しての接続回数が増し、ホスト1の性能低下に
繋がる。
【0015】(3) :特開平6−97940号公報記載の
発明では、データ転送時にチャネルにかかる負荷を複数
のチャネルに分散でき、複数のチャネルを汎用計算機と
のデータ転送に利用することが可能となり、データ転送
が効率的に行える。しかし、この発明では、汎用計算機
とLAN接続処理装置間の接続回数を減らして汎用計算
機の負荷を軽減することはできない。
【0016】(4) :特開昭63−146639号公報記
載の発明では、通信制御装置は、受信データのデータ転
送を完了すると前記通知手段からの通知があるまで無効
データの転送を行い、その後受信動作の制御情報の転送
を行う。これにより、チャネルのオーバヘッドを増加さ
せることなしに受信動作の制御情報をCPUへ通知する
ことが可能となる。しかし、この発明では、中央処理装
置と通信制御装置間の接続回数を減らして中央処理装置
の負荷を軽減することはできない。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決
し、ホストとルータとの間の接続回数を減らし、ホスト
の負荷を軽減すると共に、ホスト及びルータ側の処理の
高速化を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :チャネル接続方式により、ホストコンピュータ1
とルータ2間を接続するホスト・ルータ間接続方法にお
いて、ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処
理の中で、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサ
イズをルータ2へ通知し、ホストコンピュータ1からの
フレーム受信要求時に、ルータ2からホストコンピュー
タ1への応答で、前記ホストコンピュータ1の最大受信
バッファサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括
して通知するようにした。
【0019】(2) :チャネル接続方式により、ホストコ
ンピュータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間
接続方法において、ホストコンピュータ1からルータ2
への初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズ、及び優先相手装置のMACアドレス
をルータへ通知し、ホストコンピュータ1からのフレー
ム受信要求時に、ルータ2からホストコンピュータ1へ
の応答で、ルータ2内の受信キューに蓄積されている受
信フレームの内、前記MACアドレスにより識別される
優先相手装置からの受信フレームを優先し、前記ホスト
コンピュータ1の最大受信バッファサイズに合わせて複
数個の受信フレームを一括して通知するようにした。
【0020】(3) :チャネル接続方式により、ホストコ
ンピュータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間
接続方法において、ホストコンピュータ1からルータ2
への初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズ、及び優先相手装置のIPアドレスを
ルータ2へ通知し、ホストコンピュータ1からのフレー
ム受信要求時に、ルータ2からホストコンピュータ1へ
の応答で、ルータ2内の受信キューに蓄積されている受
信フレームの内、前記IPアドレスにより識別される優
先相手装置からの受信フレームを優先し、前記ホストコ
ンピュータ1の最大受信バッファサイズに合わせて複数
個の受信フレームを一括して通知するようにした。
【0021】(4) :チャネル接続方式により、ホストコ
ンピュータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間
接続方法において、ホストコンピュータ1からルータ2
への初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズをルータ2へ通知し、ホストコンピュ
ータ1からのフレーム受信要求時に、ルータ2からホス
トコンピュータ1への応答で、前記ホストコンピュータ
1の最大受信バッファサイズに合わせて、ルータ2内の
受信キューに蓄積されている受信フレームの内、MAC
(Media Access Control)アドレスで識別される同一相
手装置からの複数個の受信フレームを一括して通知する
ようにした。
【0022】(5) :チャネル接続方式により、ホストコ
ンピュータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間
接続方法において、ホストコンピュータ1からルータ2
への初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズをルータ2へ通知し、ホストコンピュ
ータ1からのフレーム受信要求時に、ルータ2からホス
トコンピュータ1への応答で、前記ホストコンピュータ
1の最大受信バッファサイズに合わせて、ルータ2内の
受信キューに蓄積されている受信フレームの内、IP
(Internet Protocol )アドレスで識別される同一相手
装置からの複数個の受信フレームを一括して通知するよ
うにした。
【0023】(6) :チャネル接続方式により、ホストコ
ンピュータ1とルータ2間を接続するホスト・ルータ間
接続方法において、ホストコンピュータ1からルータ2
への初期化処理の中で、ルータ2からホストコンピュー
タ1への応答を行う際、ルータ2側の最大受信バッファ
サイズをホストへ通知し、ホストコンピュータ1からの
フレーム送信要求時に、ホストコンピュータ1からの複
数個の送信フレームをルータ2に対して一括して通知す
るようにした。
【0024】(7) :チャネル接続方式によりルータ2と
の間を接続するホストコンピュータ1において、ルータ
2への初期化処理を行うと共に、該初期化処理の中で、
ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイズをルー
タ2へ通知する初期化処理手段と、ルータ2に対してフ
レーム受信要求を行い、その応答として、ルータ2から
複数個の受信フレームを一括して通知された場合、その
受信フレームを一括して受信する受信手段と、前記ルー
タ2から受信した複数個の受信フレームを、1フレーム
毎に区切って処理を行うフレーム処理手段を備えてい
る。
【0025】(8) :チャネル接続方式によりホストコン
ピュータ1と接続されるルータ2において、ホストコン
ピュータ1からの初期化処理の中で、ホストコンピュー
タ1から通知されたホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズを保持しておく最大バッファサイズ保持手
段と、ホストコンピュータ1からのフレーム受信要求に
対する応答で、前記ホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括し
て通知する受信フレーム一括通知手段を備えている。
【0026】(9) :コンピュータに、チャネル接続方式
により、ホストコンピュータ1とルータ2間を接続する
際のホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理
を行い、その中で、ホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズをルータ2へ通知する手順と、ルータ2に
対してフレーム受信要求を行う手順と、前記フレーム受
信要求に対する応答として、ルータ2から複数個の受信
フレームを一括して通知された場合、その受信フレーム
を一括して受信する手順と、前記ルータ2から受信した
複数個の受信フレームを、1フレーム毎に区切って処理
を行う手順と、を実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0027】(10):コンピュータに、ホストコンピュー
タ1からの初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の
最大受信バッファサイズを通知された場合、その最大バ
ッファサイズを保持しておく手順と、ホストコンピュー
タ1からのフレーム受信要求時に、ホストコンピュータ
1への応答で、前記ホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括し
て通知する手順と、を実行させるためのプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0028】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 (a) :前記(1) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化シーケン
スにおいて、ホストコンピュータ1側の最大受信バッフ
ァサイズと、一括通知の有無を通知する。その後、初期
化シーケンスが終了すると通信開始となり、ルータ2で
はLAN或いはWANを介して受信した受信フレームを
内部の受信キュー6に蓄積する。
【0029】そして、前記一括通知の有無の通知が「一
括通知有り」であった場合、ホストコンピュータ1から
の受信フレーム要求に対して、ルータ2では内部の受信
キュー6に蓄積されている受信フレームのレングス長を
算出し、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイ
ズに合わせて、複数個の受信フレームを一括して(複数
の受信フレームを連続して)ホストコンピュータ1に通
知する。
【0030】ホストコンピュータ1では、ルータ2から
一括して(複数の受信フレームを連続して)通知された
複数個の受信フレームを内部のバッファ3に格納する。
その後、ホストコンピュータ1では前記バッファ3に格
納した受信フレームを、前記レングス長を基に、1個ず
つの受信フレームに分割し、処理を行う。
【0031】このように、ルータ2からホストコンピュ
ータ1へ複数個の受信フレームを一括して(複数の受信
フレームを連続して)通知するので、ホストコンピュー
タ1のI/O接続回数が減少する。その結果、ホストC
PUの負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の
高速化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。
また、ホストコンピュータ1側のバッファを効率良く利
用できるため、アプリケーションに対するバッファ負荷
の軽減が可能になる。更に、ルータ2側では、ホストコ
ンピュータ1に対する受信フレームの通知回数が減るの
で、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0032】(b) :前記(2) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理の中
で、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイズ、
及び優先相手装置のMACアドレスをルータへ通知す
る。その後、ホストコンピュータ1からのフレーム受信
要求時に、ルータ2からホストコンピュータ1への応答
で、ルータ2内の受信キューに蓄積されている受信フレ
ームの内、MACアドレスにより識別される優先相手装
置からの受信フレームを優先し、前記ホストコンピュー
タ1の最大受信バッファサイズに合わせて複数個の受信
フレームを一括して通知する。
【0033】このようにすれば、MACアドレスにより
識別される優先相手装置からの受信フレームを優先して
ホストコンピュータ1へ通知することができる。また、
ルータ2からホストコンピュータ1へ複数個の受信フレ
ームを一括して通知するので、ホストコンピュータ1の
I/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの
負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータ1側のバッファを効率良く利用
できるため、アプリケーションに対するバッファ負荷の
軽減が可能になる。更に、ルータ2側では、ホストコン
ピュータ1に対する受信フレームの通知回数が減るの
で、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0034】(c) :前記(3) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理の中
で、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイズ、
及び優先相手装置のIPアドレスをルータ2へ通知す
る。その後、ホストコンピュータ1からのフレーム受信
要求時に、ルータ2からホストコンピュータ1への応答
で、ルータ2内の受信キューに蓄積されている受信フレ
ームの内、前記IPアドレスにより識別される優先相手
装置からの受信フレームを優先し、前記ホストコンピュ
ータ1の最大受信バッファサイズに合わせて複数個の受
信フレームを一括して通知する。
【0035】このようにすれば、IPアドレスにより識
別される優先相手装置からの受信フレームを優先してホ
ストコンピュータ1へ通知することができる。また、ル
ータ2からホストコンピュータ1へ複数個の受信フレー
ムを一括して通知するので、ホストコンピュータ1のI
/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの負
荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速化、
及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。また、ホ
ストコンピュータ1側のバッファを効率良く利用できる
ため、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が
可能になる。更に、ルータ2側では、ホストコンピュー
タ1に対する受信フレームの通知回数が減るので、チャ
ネル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0036】(d) :前記(4) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理の中
で、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイズを
ルータ2へ通知する。その後、ホストコンピュータ1か
らのフレーム受信要求時に、ルータ2からホストコンピ
ュータ1への応答で、ホストコンピュータ1の最大受信
バッファサイズに合わせて、ルータ2内の受信キューに
蓄積されている受信フレームの内、MACアドレスで識
別される同一相手装置からの複数個の受信フレームを一
括して通知する。
【0037】このようにすれば、MACアドレスで識別
される同一相手装置からの受信フレームを優先してホス
トコンピュータ1へ通知することができる。また、ルー
タ2からホストコンピュータ1へ複数個の受信フレーム
を一括して通知するので、ホストコンピュータ1のI/
O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの負荷
の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速化、及
びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。また、ホス
トコンピュータ1側のバッファを効率良く利用できるた
め、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可
能になる。更に、ルータ2側では、ホストコンピュータ
1に対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネ
ル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0038】(e) :前記(5) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理の中
で、ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイズを
ルータ2へ通知する。その後、ホストコンピュータ1か
らのフレーム受信要求時に、ルータ2からホストコンピ
ュータ1への応答で、ホストコンピュータ1の最大受信
バッファサイズに合わせて、ルータ2内の受信キューに
蓄積されている受信フレームの内、IPアドレスで識別
される同一相手装置からの複数個の受信フレームを一括
して通知する。
【0039】このようにすれば、IPアドレスで識別さ
れる同一相手装置からの受信フレームを優先してホスト
コンピュータ1へ通知することができる。また、ルータ
2からホストコンピュータ1へ複数個の受信フレームを
一括して通知するので、ホストコンピュータ1のI/O
接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの負荷の
軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速化、及び
チャネルビジィー率の軽減が可能になる。また、ホスト
コンピュータ1側のバッファを効率良く利用できるた
め、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可
能になる。更に、ルータ2側では、ホストコンピュータ
1に対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネ
ル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0040】(f) :前記(6) の作用 ホストコンピュータ1からルータ2への初期化処理の中
で、ルータ2からホストコンピュータ1への応答を行う
際、ルータ2側の最大受信バッファサイズをホストへ通
知する。その後、ホストコンピュータ1からのフレーム
送信要求時に、ホストコンピュータ1からの複数個の送
信フレームをルータ2に対して一括して通知する。
【0041】このようにすれば、ホストコンピュータ1
からの送信フレームも、前記受信フレームと同様にし
て、ホストコンピュータ1からルータ2へ一括して通知
することができる。このように、ホストコンピュータ1
からルータ2へ送信フレームを一括して(複数の受信フ
レームを連続して)通知するので、ホストコンピュータ
1のI/O接続回数が減少する。その結果、ホストCP
Uの負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高
速化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ルータ2側のバッファを効率良く利用できるため、
アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可能に
なる。
【0042】(g) :前記(7) の作用 ホストコンピュータ1の初期化処理手段は、ルータ2へ
の初期化処理を行うと共に、該初期化処理の中で、ホス
トコンピュータ1の最大受信バッファサイズをルータ2
へ通知する。その後、受信手段は、ルータ2に対してフ
レーム受信要求を行い、その応答として、ルータ2から
複数個の受信フレームを一括して通知された場合、その
受信フレームを一括して受信し、内部のバッファ3に格
納する。そして、フレーム処理手段は、前記ルータ2か
ら受信した複数個の受信フレームを、1フレーム毎に区
切って処理を行う。
【0043】このようにすれば、ホストコンピュータ1
のI/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPU
の負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータ1側のバッファを効率良く利用
できるため、アプリケーションに対するバッファ負荷の
軽減が可能になる。
【0044】(h) :前記(8) の作用 ルータ2の最大バッファサイズ保持手段は、ホストコン
ピュータ1からの初期化処理の中で、ホストコンピュー
タ1から通知されたホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズを保持しておく。そして、受信フレーム一
括通知手段は、ホストコンピュータ1からのフレーム受
信要求に対する応答で、前記ホストコンピュータ1の最
大受信バッファサイズに合わせて複数個の受信フレーム
を一括して通知する。
【0045】このようにすれば、ルータ2側では、ホス
トコンピュータ1に対する受信フレームの通知回数が減
るので、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。 (i) :前記(9) の作用 前記記録媒体のプログラムにより、ホストコンピュータ
1において、ホストコンピュータ1とルータ2間を接続
する際のホストコンピュータ1からルータ2への初期化
処理を行い、その中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズをルータ2へ通知する手順と、ルータ
2に対してフレーム受信要求を行う手順と、前記フレー
ム受信要求に対する応答として、ルータ2から複数個の
受信フレームを一括して通知された場合、その受信フレ
ームを一括して受信する手順と、前記ルータ2から受信
した複数個の受信フレームを、1フレーム毎に区切って
処理を行う手順とを実行する。
【0046】このようにすれば、ホストコンピュータ1
のI/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPU
の負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホスト1側のバッファを効率良く利用できるため、
アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可能に
なる。
【0047】(j) :前記(10)の作用 前記記録媒体のプログラムにより、ルータ2において、
ホストコンピュータ1からの初期化処理の中で、ホスト
コンピュータ1の最大受信バッファサイズを通知された
場合、その最大バッファサイズを保持しておく手順と、
ホストコンピュータ1からのフレーム受信要求時に、ホ
ストコンピュータ1への応答で、前記ホストコンピュー
タ1の最大受信バッファサイズに合わせて複数個の受信
フレームを一括して通知する手順とを実行する。
【0048】このようにすれば、ルータ2側では、ホス
トコンピュータ1に対する受信フレームの通知回数が減
るので、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1) §1:ホスト及びルータの説明 図2はホスト及びルータの構成図である。図示のよう
に、ルータ2はLAN、或いはWANに接続されると共
に、ホスト1に接続されて使用される。前記ルータ2に
は、チャネル接続アダプタ5と、複数の伝送路接続アダ
プタ7と、フレキシブルディスクドライブ(フロッピィ
ディスクドライブ)18と、フラッシュメモリ19と、
RAM20等が設けてあり、これらが内部バスを介して
接続されている。
【0050】前記チャネル接続アダプタ5には、受信キ
ュー6と、CPU11と、キャッシュメモリ12と、メ
モリ9を設けると共に、装置管理処理を行うための装置
管理処理部14と、各層(LLC層、MAC層等)の処
理を行うための層処理部15(複数の層処理部)が設け
てある。そして、前記受信キュー6にLAN、或いはW
ANを介して受信した受信フレームを格納するようにな
っている。
【0051】更に、ホスト1には、受信フレームのリー
ド領域を確保するために、バッファ3が設けてあり、こ
のバッファ3にルータ2から受信したフレームを格納す
るようになっている。また、ホスト1にはハードディス
ク装置(HDD)17が設けてある。
【0052】この装置では、チャネル接続方式によるホ
スト、ルータ間接続を行い、ルータ2で受信した受信フ
レームを、一旦、ルータ2内の受信キュー6に蓄積した
後、ホスト1からのフレーム受信要求に応じて、前記受
信キュー6内の受信フレームを1個ずつ取り出してホス
ト1へ通知するようになっている。
【0053】ところで、前記ルータ2で使用するプログ
ラムは、外部で作成し、例えば、フレキシブルディスク
(フロッピィディスク)に格納する。そして、前記フレ
キシブルディスクに格納したプログラムは、ルータ2に
設けたフレキシブルディスクドライブ(フロッピィディ
スクドライブ)18により読み取り、そのプログラムを
フラッシュメモリ19に格納しておく。
【0054】そして、ルータ2の電源立ち上げ時に、フ
ラッシュメモリ19に格納されたプログラムを読み出
し、RAM20に格納する。以降、ルータ2内では前記
RAM20に格納されたプログラムを必要に応じて読み
出すことで、各種の処理を行う。
【0055】また、チャネル接続アダプタ5内のCPU
11は、前記RAM20のプログラムを使用して処理を
行うが、この処理ではキャッシュメモリ12を使用して
高速処理を行う。すなわち、前記RAM20に格納され
たプログラムには、装置管理処理部14、及び層処理部
15のプログラムの外に、例えば、内部のハードウェア
を直接制御する多数のプログラム(ファームウェア制御
用のプログラム等)が含まれている。
【0056】そこで、内部のハードウェアを直接制御す
る多数のプログラムの内、必要とするプログラムをRA
M20から読み出した際、キャッシュメモリ12に格納
し、該キャッシュメモリ12上でプログラムを動作させ
る。また、次回以降の処理では、該当するプログラムが
キャッシュヒットすれば、キャッシュメモリ12のプロ
グラムにより高速処理を行うことができるようになって
いる。このように、ルータ2では、キャッシュメモリ1
2によりファームウェア処理の高速化を図っている。
【0057】前記ホスト1とルータ2の動作概要は次の
通りである。先ず、ホスト1からルータ2への初期化シ
ーケンスにおいて、ホスト1側の最大受信バッファサイ
ズ(最大受信バッファ数、或いは最大受信バッファ量に
等しい)と、一括通知の有無を、ホスト・ルータ間のイ
ンターフェースユニット(ホスト・ルータ間の制御用イ
ンターフェース:ホスト1とルータ2間は、このシーケ
ンスにより制御を行う)により通知する。
【0058】その後、前記初期化シーケンスが終了する
と通信開始となり、ルータ2では、LAN或いはWAN
を介して受信した受信フレームを内部の受信キュー6に
蓄積する。そして、ホスト1からの受信フレーム要求に
対して、ルータ2では内部の受信キュー6に蓄積されて
いる受信フレームのレングス長(インターフェースユニ
ットに明記されている)を算出し、ホスト1の最大受信
バッファサイズに合わせて、複数個の受信フレームを一
括して(連続して)ホスト1に通知する。
【0059】ホスト1では、ルータ2から一括して(連
続して)通知された複数個の受信フレームを内部のバッ
ファ3に格納する。その後、ホスト1では前記バッファ
3に格納した受信フレームを、前記レングス長を基に、
1個ずつの受信フレームに分割し、処理を行う。
【0060】§2:論理パス接続時の処理説明・・・図
3参照 図3は論理パス接続時の説明図である。前記構成のホス
ト1とルータ2において、論理パス接続時(ACT時)
には、ホスト1及びルータ2は次のように処理を行う。
先ず、前記初期化シーケンスにおいて、ホスト1がルー
タ2を初期化し(ACTし)、ホスト1とルータ2との
間の論理パスを接続する。
【0061】この処理では、ホスト1が内部のバッファ
3にリード領域を確保し、そのリード領域のサイズを決
めておく。そして、ホスト1は、ルータ2へのACT
時、初期化情報として、受信フレームの一括通知の有無
と、確保したホスト1側のリード領域のサイズ(「最大
受信バッファサイズ」と記す)をルータ2へ指示し、ル
ータ2内のメモリ9に初期化情報として設定する。
【0062】§3:フレーム受信時の処理説明・・・図
4参照 図4はフレーム受信時の説明図である。前記初期化シー
ケンスが終了すると通信開始となり、ルータ2では、L
AN或いはWANを介して受信した受信フレームを内部
の受信キュー6に蓄積する。このようにして、例えば、
受信キュー6には、受信フレーム#1〜#n、#mのよ
うに蓄積される。
【0063】そして、ホスト1から受信フレーム要求が
あると、ルータ2では、メモリ9に設定された初期化情
報に基づき、ホスト1への受信フレームの転送(通知)
を行う。この場合、前記初期化情報が「受信フレームの
一括通知の有」であれば、複数の受信フレームを一括し
て(複数の受信フレームを連続して)ホスト1へ転送す
る処理(通知)を行い、前記初期化情報が「受信フレー
ムの一括通知の無」であれば、従来例と同じように、受
信フレームを1個ずつホスト1へ転送(通知)する。
【0064】ホスト1では、ルータ2から一括して(複
数の受信フレームを連続して)通知された受信フレーム
を内部のバッファ3に格納する。その後、ホスト1では
前記バッファ3に格納した受信フレームを、前記レング
ス長を基に、1個ずつの受信フレームに分割し、処理を
行う。
【0065】§4:ホスト及びルータの詳細な処理の説
明・・・図5〜図10参照 図5〜図10はホスト及びルータの処理説明図1〜6を
示す。以下、図5〜図10に基づいてホスト及びルータ
の詳細な処理を説明する。なお、以下の処理は、前記初
期化情報が「受信フレームの一括通知有」の場合の処理
である。また、各図の、は処理順序を示す。
【0066】(用語の定義)以下の説明で使用する用語
を次のように定義する。 AIU:アダプタインターフェースユニット(Adapter
Interface Unit)の略。ルータ2とホスト1間のインタ
ーフェースユニット(Interface Unit)のことであり、
発行、通知、完了がある。すなわち、AIUは、ルータ
2とホスト1間のインターフェースユニット(インター
フェース情報のことを言う)であり、その内容には、発
行、通知、完了がある。
【0067】CRE−ENT:クリエートエントリ(Cr
eate Entry)の略。ルータ2の内部環境生成(初期化)
のためのAIUコード(初期化情報)のことである。 ACT−AP:アクティベイトアクセスポイント(Acti
vate Access Point )の略。ルータ2の活性化のための
AIUコードのことである。
【0068】装置管理処理部:ルータ2の装置管理を行
う処理部(チャネル接続アダプタ5内で装置管理を行う
プログラム)のことである。 層処理部:フレームの各プロトコルの処理部(チャネル
接続アダプタ5内で各層毎のプロトコルの処理を行うプ
ログラム)のことである。なお、前記層には、LLC
(Logical Linc Control:論理リンク制御)層、MAC
(Media Access Control:媒体アクセス制御)層等があ
る。
【0069】IP(Internet Protcol)アドレス:イン
ターネットプロトコルアドレスのことであり、IPは、
伝送路の確立やネットワークアドレスとホストアドレス
の定義によるネットワークの論理的な管理等を担当す
る。
【0070】MAC(Media Access Control)アドレ
ス:媒体アクセス制御アドレスのことである。 (1) :ステップ1の説明・・・図5参照 ステップ1では、ホスト1からルータ2に対し、装置
(ルータ2)の使用開始を指示する。この処理では、先
ず、ホスト1よりACT−APのAIUをルータ2の装
置管理処理部に対して発行し、ルータ2の使用開始を指
示する(の処理)。これに対してルータ2の装置管理
処理部より、ホスト1に対しACT−APの完了を応答
する(の処理)。
【0071】この場合、、の処理におけるAIUの
フォーマットは、図5に示した通りである。の処理に
おけるAIUのフォーマットでは、ACTコード、発行
コード、レングス、装置管理コード等があり、の処理
におけるAIUのフォーマットでは、ACTコード、完
了コード、レングス、装置管理コード等がある。なお、
前記「レングス」は、レングス以降の長さを示してい
る。
【0072】(2) :ステップ2の説明・・・図6参照 ステップ2では、ホスト1からルータ2に対し、一括通
知の運用を指示する。この処理では、ホスト1よりCR
E−ENTのAIUをルータ2の装置管理処理部に対し
て発行し、一括通知の運用開始の指示と、ホスト1の最
大バッファサイズを通知する(の処理)。これに対し
てルータ2の装置管理処理部は、ホスト1に対してCR
E−ENTの完了を応答する(の処理)。
【0073】この場合、、の処理におけるAIUの
フォーマットは、図6に示した通りである。の処理に
おけるAIUのフォーマットでは、CRE−ENTコー
ド、発行コード、レングス、装置管理コード、一括通知
指示フラグ、ホストの最大バッファサイズの情報を含ん
でおり、の処理におけるAIUのフォーマットでは、
CRE−ENTコード、完了コード、レングス、装置管
理コード、一括通知指示フラグ、ホストの最大バッファ
サイズの情報を含んでいる。なお、前記「レングス」
は、レングス以降の長さ、すなわち、装置管理コード、
一括通知指示フラグ、ホストの最大バッファサイズを含
めた長さを示している。
【0074】(3) :ステップ3の説明・・・図7参照 ステップ3では、ホスト1からルータ2に対して、各層
の情報を指示する。この処理では、ホスト1より、CR
E−ENTのAIUをルータ2の層処理部に対して発行
し、各層情報をルータ2に通知する(どの層を使用する
かを通知する)。これに対してルータ2の層処理部は、
ホスト1に対してCRE−ENTの完了を応答する。前
記層処理部としては、例えば、LL層、MAC層等の層
処理部である。
【0075】この場合、、の処理におけるAIUの
フォーマットは、図7に示した通りである。の処理に
おけるAIUのフォーマットでは、CRE−ENTコー
ド、発行コード、レングス、層処理コード、層処理デー
タの情報を含んでおり、の処理におけるAIUのフォ
ーマットでは、CRE−ENTコード、完了コード、レ
ングス、層処理コード、層処理データの情報を含んでい
る。なお、前記「レングス」は、レングス以降の長さ、
すなわち、層処理コード、層処理データを含めた長さを
示している。
【0076】(4) :ステップ4の説明・・・図8参照 ステップ4では、ホスト1からルータ2に対し、各層に
運用開始を指示する。この処理では、ホスト1より、A
CT−APのAIUをルータ2の各層処理部に対して発
行し、通信の開始を指示する。これに対してルータ2の
各層処理部は、ホスト1に対してACT−APの完了を
応答する。
【0077】この場合、、の処理におけるAIUの
フォーマットは、図8に示した通りである。の処理に
おけるAIUのフォーマットでは、ACTコード、発行
コード、レングス、層処理コードの情報を含んでおり、
の処理におけるAIUのフォーマットでは、ACTコ
ード、完了コード、レングス、層処理コードの情報を含
んでいる。なお、前記「レングス」は、レングス以降の
長さ、すなわち、層処理コードの長さを示している。
【0078】(5) :ステップ5の説明・・・図9、図1
0参照 ステップ5では、ルータ2からホスト1に対し、受信フ
レームを一括通知する。この処理では、ルータ2からホ
スト1に対し、伝送路からの受信フレームをホスト1の
最大受信バッファサイズに合わせて、一括して(連続し
て)通知する。ホスト1では、受信したフレームのAI
Uフォーマットのレングスを参照して、受信フレームを
区切り1フレーム毎に処理する。
【0079】前記のように、或る層処理部は、図7に示
したように、のように、受信フレーム(1) 、(2) 、
(3) 等を一括してホスト1に通知する。この場合のAI
Uフォーマットでは、DATAコード、通知コード、レ
ングス、受信フレーム、DATAコード、通知コードを
含んでおり、レングスを挟んで、複数の受信フレームが
連続している。
【0080】また、前記とは別の層処理部では、図8に
示したように、単一通知で受信フレームを通知する。こ
の場合、AIUのフォーマットには、DATAコード、
通知コード、レングス、受信フレームを含んでいる。こ
の場合、レングス以降の長さは受信フレームまでの長さ
である。
【0081】§5:ホスト、ルータ間のコマンドシーケ
ンスの説明・・・図11参照 図11はホスト、ルータ間のコマンドシーケンスを示し
た図である。以下、図11に基づいて、前記処理におけ
るホスト、ルータ間のコマンドシーケンスを説明する。
なお、図11において、j+1は送信デバイス(ホスト
1からルータ2への送信)、jは受信デバイス(ルータ
2からホスト1への応答)を示す。また、「step
1」〜「step5」は前記処理におけるステップ1〜
ステップ5に対応している。
【0082】(1) :ステップ1では、ホスト1からルー
タ2に対し、ACT−APのAIUを発行し、ルータ2
の使用開始を指示する(WRITEコマンド:ルータ使
用開始発行)。これに対してルータ2からホスト1に対
し、ACT−APの完了を応答する(Readコマン
ド:ルータ使用開始完了)。
【0083】(2) :ステップ2では、ホスト1からルー
タ2に対し、CRE−ENTのAIUを発行する(WR
ITEマンド:一括通知指示発行)。これに対してルー
タ2からホスト1に対し、CRE−ENTの完了を応答
する(Readコマンド:一括通知指示完了)。
【0084】(3) :ステップ3では、ホスト1からルー
タ2に対し、CRE−ENTのAIUを発行する(WR
ITEマンド:各層情報指示発行)。これに対してルー
タ2からホスト1に対し、CRE−ENTの完了を応答
する(Readコマンド:各層情報指示完了)。
【0085】(4) :ステップ4では、ホスト1からルー
タ2に対し、ACT−APのAIUを発行し、ルータ2
の使用開始を指示する(WRITEコマンド:各層使用
開始発行)。これに対してルータ2からホスト1に対
し、ACT−APの完了を応答する(Readコマン
ド:各層使用開始完了)。前記応答完了後、ルータ2で
は、伝送路からの受信フレームを蓄積する。
【0086】(5) :ステップ5では、ホスト1からルー
タ2に対し、受信フレームを一括通知する(Readコ
マンド:DATA通知)。 §6:記憶媒体とプログラムの説明 前記ホスト1とルータ2の前記処理は、ホスト1及びル
ータ2内のCPUがプログラムを実行することにより次
のようにして実現する。この場合、ホスト1にはハード
ディスク装置(HDD)17が設けてあり、このハード
ディスク装置17の記録媒体(ハードディスク)に、前
記ホスト1側の処理を実現するためのプログラムやその
他の各種データ等を格納しておく。そして、前記ホスト
1側の処理を行う場合は、ホスト1内のCPUの制御に
よりハードディスク装置17の記録媒体に格納されてい
る前記プログラムやデータを読み出してホスト1内のメ
モリに取り込む。
【0087】その後、前記CPUが前記メモリに格納し
てあるプログラムの内、必要なプログラムから順次読み
出して実行することにより、前記ホスト1の前記処理を
行う。すなわち、ホスト1では、チャネル接続方式によ
り、ルータ2との間を接続する際、ルータ2への初期化
処理を行い、その中で、ホストコンピュータ1の最大受
信バッファサイズをルータ2へ通知する手順と、ルータ
2に対してフレーム受信要求を行う手順と、前記フレー
ム受信要求に対する応答として、ルータ2から複数個の
受信フレームを一括して通知された場合、その受信フレ
ームを一括して受信する手順と、前記ルータ2から受信
した複数個の受信フレームを、1フレーム毎に区切って
処理を行う手順とを前記プログラムに実行させる。
【0088】一方、ルータ2では、外部で作成したプロ
グラムをフレキシブルディスクドライブ(FDD)18
によりフレキシブルディスクから読み取り、フラッシュ
メモリ19に格納しておく。そして、電源立ち上げ時
に、フラッシュメモリ19に格納されたプログラムを読
み出し、RAM20に格納する。以降、ルータ2内では
前記RAM20に格納されたプログラムを必要に応じて
読み出して実行させることで、前記処理を行う。
【0089】すなわち、ルータ2(コンピュータと同じ
機能を備えている)では、ホストコンピュータ1からの
初期化処理の中で、ホストコンピュータ1の最大受信バ
ッファサイズを通知された場合、その最大バッファサイ
ズを保持しておく手順と、ホストコンピュータ1からの
フレーム受信要求時に、ホストコンピュータ1への応答
で、前記ホストコンピュータ1の最大受信バッファサイ
ズに合わせて複数個の受信フレームを一括して通知する
手順とを前記プログラムに実行させる。、なお、前記ハ
ードディスク装置17の記録媒体、及びフラッシュメモ
リ19に格納するプログラムは、次のようにして記録
(記憶)できる。
【0090】:ホスト1では、フレキシブルディスク
(フロッピィディスク)に格納されているプログラム
(他の装置で作成したプログラムデータ)を、ホスト1
に設けたフレキシブルディスクドライブ装置により読み
取り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディス
ク)に格納する。
【0091】:ホスト1では、光磁気ディスク、或い
はCD−ROM等の記憶媒体に格納されているデータ
を、前記ホスト1に設けたドライブ装置により読み取
り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)
に格納する。
【0092】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたデータをホスト1で受信し、そのデータ
をハードディスク装置17の記録媒体(ハードディス
ク)に格納する。
【0093】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたデータをルータ2で受信し、そのデータ
をフラッシュメモリ19に格納する。 (実施の形態2)実施の形態2では、前記実施の形態1
で説明したチャネル接続方式によるホスト、ルータ間接
続において、ホスト1からルータ2への初期化処理の中
で、ホスト1の最大受信バッファサイズ、及び優先相手
操作者MACアドレスを通知し、ホスト1からのフレー
ム受信要求時、ルータ2内に設けた受信キュー6に蓄積
されている受信フレームの内、MACアドレスで識別さ
れる優先相手装置からの受信フレームを優先し、複数個
の受信フレームを一括してホスト1へ通知する。
【0094】(実施の形態3)実施の形態3では、前記
実施の形態1で説明したチャネル接続方式によるホス
ト、ルータ間接続において、ホスト1からルータ2への
初期化処理の中で、ホスト1の最大受信バッファサイズ
及び優先相手装置IPアドレスを通知し、ホスト1から
のフレーム受信要求時、ルータ2内に設けた受信キュー
6に蓄積された受信フレームの内、IPアドレスで識別
される優先相手装置からの受信フレームを優先し、ホス
ト1に対して複数個の受信フレームを一括通知する。
【0095】(実施の形態4)実施の形態4では、前記
実施の形態1で説明したチャネル接続方式によるホス
ト、ルータ間接続において、ホスト1からルータ2への
初期化処理の中で、ホスト1の最大受信バッファサイズ
を通知し、ホスト1からの受信フレーム要求時、ルータ
2内に設けた受信キュー6に蓄積されている受信フレー
ムの内、MACアドレスで識別される同一相手装置から
の複数個の受信フレームを一括通知する。
【0096】(実施の形態5)実施の形態5では、前記
実施の形態1で説明したチャネル接続方式によるホス
ト、ルータ間接続において、ホスト1からルータ2への
初期化処理の中で、ホスト1の最大受信バッファサイズ
を通知し、ホスト1からの受信フレーム要求時、ルータ
2内に設けた受信キュー6に蓄積されている受信フレー
ムの内、IPアドレスで識別される同一相手装置からの
複数個の受信フレームを一括通知する。
【0097】(実施の形態6)実施の形態6では、前記
実施の形態1で説明したチャネル接続方式によるホス
ト、ルータ間接続において、ルータ2からホスト1への
応答で、ホスト1に対してルータ2側の最大受信バッフ
ァサイズを通知し、ホスト1からのフレーム送信要求
時、ホスト1からの複数個の送信フレームを一括して通
知する。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :ホストコンピュータ側では、一括して受信フレー
ムを受信するため、I/O接続(ルータへの接続)回数
が減少し、ホストCPUの負荷軽減が可能になる。その
ため、ホストCPUの高速化が可能になる。また、チャ
ネルビジィー率の軽減が可能になる。
【0099】(2) :ホストコンピュータ側のバッファを
効率良く利用できるため、アプリケーションに対するバ
ッファ負荷の軽減となり、バッファの有効利用が可能に
なる。
【0100】(3) :ルータ側では、キャッシュメモリに
よるファームウェア処理の高速化を図っているが、ホス
トコンピュータに対する受信フレームの一括通知を行う
ので、キャッシュヒット率が向上し、ファームウェア処
理の高速化が達成できる。
【0101】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (4) :請求項1では、ホストコンピュータからルータへ
の初期化処理の中で、ホストコンピュータの最大受信バ
ッファサイズをルータへ通知し、ホストコンピュータか
らのフレーム受信要求時に、ルータからホストコンピュ
ータへの応答で、前記ホストコンピュータの最大受信バ
ッファサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括し
て通知する。
【0102】このように、ルータからホストコンピュー
タへ複数個の受信フレームを一括して(連続して)通知
するので、ホストコンピュータのI/O接続回数が減少
する。その結果、ホストCPUの負荷の軽減が可能にな
り、ホストCPUの処理の高速化、及びチャネルビジィ
ー率の軽減が可能になる。また、ホストコンピュータ側
のバッファを効率良く利用できるため、アプリケーショ
ンに対するバッファ負荷の軽減が可能になる。更に、ル
ータ側では、ホストコンピュータに対する受信フレーム
の通知回数が減るのでチャネル接続アダプタの処理量が
少なくなる。
【0103】(5) :請求項2では、ホストコンピュータ
からルータへの初期化処理の中で、ホストコンピュータ
の最大受信バッファサイズ、及び優先相手装置のMAC
アドレスをルータへ通知する。その後、ホストコンピュ
ータからのフレーム受信要求時に、ルータからホストコ
ンピュータへの応答で、ルータ内の受信キューに蓄積さ
れている受信フレームの内、MACアドレスにより識別
される優先相手装置からの受信フレームを優先し、前記
ホストコンピュータの最大受信バッファサイズに合わせ
て複数個の受信フレームを一括して通知する。
【0104】このようにすれば、MACアドレスにより
識別される優先相手装置からの受信フレームを優先して
ホストコンピュータへ通知することができる。また、ル
ータからホストコンピュータへ複数個の受信フレームを
一括して(連続して)通知するので、ホストコンピュー
タのI/O接続回数が減少する。その結果、ホストCP
Uの負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高
速化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータのバッファを効率良く利用でき
るため、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減
が可能になる。更に、ルータ側では、ホストコンピュー
タに対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネ
ル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0105】(6) :請求項3では、ホストコンピュータ
からルータへの初期化処理の中で、ホストコンピュータ
の最大受信バッファサイズ、及び優先相手装置のIPア
ドレスをルータへ通知する。その後、ホストコンピュー
タからのフレーム受信要求時に、ルータからホストコン
ピュータへの応答で、ルータ内の受信キューに蓄積され
ている受信フレームの内、前記IPアドレスにより識別
される優先相手装置からの受信フレームを優先し、前記
ホストコンピュータの最大受信バッファサイズに合わせ
て複数個の受信フレームを一括して通知する。
【0106】このようにすれば、IPアドレスにより識
別される優先相手装置からの受信フレームを優先してホ
ストコンピュータへ通知することができる。また、ルー
タからホストコンピュータへ複数個の受信フレームを一
括して(連続して)通知するので、ホストコンピュータ
のI/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPU
の負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータのバッファを効率良く利用でき
るため、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減
が可能になる。更に、ルータ側では、ホストコンピュー
タに対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネ
ル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0107】(7) :請求項4では、ホストコンピュータ
からルータへの初期化処理の中で、ホストコンピュータ
の最大受信バッファサイズをルータへ通知する。その
後、ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、
ルータからホストコンピュータへの応答で、ホストコン
ピュータの最大受信バッファサイズに合わせて、ルータ
内の受信キューに蓄積されている受信フレームの内、M
ACアドレスで識別される同一相手装置からの複数個の
受信フレームを一括して通知する。
【0108】このようにすれば、MACアドレスで識別
される同一相手装置からの受信フレームを優先してホス
トコンピュータへ通知することができる。また、ルータ
からホストコンピュータへ複数個の受信フレームを一括
して(連続して)通知するので、ホストコンピュータの
I/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの
負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータのバッファを効率良く利用でき
るため、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減
が可能になる。更に、ルータ側では、ホストコンピュー
タに対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネ
ル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【0109】(8) :請求項5では、ホストコンピュータ
からルータへの初期化処理の中で、ホストコンピュータ
の最大受信バッファサイズをルータへ通知する。その
後、ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、
ルータからホストコンピュータへの応答で、前記ホスト
コンピュータの最大受信バッファサイズに合わせて、ル
ータ内の受信キューに蓄積されている受信フレームの
内、IPアドレスで識別される同一相手装置からの複数
個の受信フレームを一括して通知する。
【0110】このようにすれば、IPアドレスで識別さ
れる同一相手装置からの受信フレームを優先してホスト
コンピュータへ通知することができる。また、ルータか
らホストコンピュータへ複数個の受信フレームを一括し
て(連続して)通知するので、ホストコンピュータのI
/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの負
荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速化、
及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。また、ホ
ストコンピュータのバッファを効率良く利用できるた
め、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可
能になる。更に、ルータ側では、ホストコンピュータに
対する受信フレームの通知回数が減るので、チャネル接
続アダプタの処理量が少なくなる。
【0111】(9) :請求項6では、ホストコンピュータ
からルータへの初期化処理の中で、ルータからホストコ
ンピュータへの応答を行う際、ルータ側の最大受信バッ
ファサイズをホストコンピュータへ通知する。その後、
ホストコンピュータからのフレーム送信要求時に、ホス
トコンピュータからの複数個の送信フレームをルータに
対して一括して通知する。
【0112】このようにすれば、ホストコンピュータか
らの送信フレームも、前記受信フレームと同様にして、
ホストコンピュータからルータへ一括して通知すること
ができる。このように、ホストコンピュータからルータ
へ送信フレームを一括して(複数の受信フレームを連続
して)通知するので、ホストコンピュータのI/O接続
回数が減少する。その結果、ホストCPUの負荷の軽減
が可能になり、ホストCPUの処理の高速化、及びチャ
ネルビジィー率の軽減が可能になる。また、ルータ2側
のバッファを効率良く利用できるため、アプリケーショ
ンに対するバッファ負荷の軽減が可能になる。
【0113】(10):請求項7では、ホストコンピュータ
の初期化処理手段は、ルータへの初期化処理を行うと共
に、該初期化処理の中で、ホストコンピュータの最大受
信バッファサイズをルータへ通知する。その後、受信手
段は、ルータに対してフレーム受信要求を行い、その応
答として、ルータから複数個の受信フレームを一括して
通知された場合、その受信フレームを一括して受信し、
内部のバッファに格納する。そして、フレーム処理手段
は、ルータから受信した複数個の受信フレームを、1フ
レーム毎に区切って処理を行う。
【0114】このようにすれば、ホストコンピュータの
I/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの
負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホスト1側のバッファを効率良く利用できるため、
アプリケーションに対するバッファ負荷の軽減が可能に
なる。
【0115】(11):請求項8では、ルータの最大バッフ
ァサイズ保持手段は、ホストコンピュータからの初期化
処理の中で、ホストコンピュータから通知されたホスト
コンピュータの最大受信バッファサイズを保持してお
く。そして、受信フレーム一括通知手段は、ホストコン
ピュータからのフレーム受信要求に対する応答で、前記
ホストコンピュータの最大受信バッファサイズに合わせ
て複数個の受信フレームを一括して通知する。
【0116】このようにすれば、ルータ側では、ホスト
コンピュータに対する受信フレームの通知回数が減るの
で、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。 (12):請求項9では、記録媒体のプログラムにより、ホ
ストコンピュータにおいて、ホストコンピュータとルー
タ間を接続する際のホストコンピュータからルータへの
初期化処理を行い、その中で、ホストコンピュータの最
大受信バッファサイズをルータへ通知する手順と、ルー
タに対してフレーム受信要求を行う手順と、前記フレー
ム受信要求に対する応答として、ルータから複数個の受
信フレームを一括して通知された場合、その受信フレー
ムを一括して受信する手順と、前記ルータから受信した
複数個の受信フレームを、1フレーム毎に区切って処理
を行う手順とを実行する。
【0117】このようにすれば、ホストコンピュータの
I/O接続回数が減少する。その結果、ホストCPUの
負荷の軽減が可能になり、ホストCPUの処理の高速
化、及びチャネルビジィー率の軽減が可能になる。ま
た、ホストコンピュータ側のバッファを効率良く利用で
きるため、アプリケーションに対するバッファ負荷の軽
減が可能になる。
【0118】(13):請求項10では、記録媒体のプログ
ラムにより、ルータにおいて、ホストコンピュータから
の初期化処理の中で、ホストコンピュータの最大受信バ
ッファサイズを通知された場合、その最大バッファサイ
ズを保持しておく手順と、ホストコンピュータからのフ
レーム受信要求時に、ホストコンピュータへの応答で、
前記ホストコンピュータの最大受信バッファサイズに合
わせて複数個の受信フレームを一括して通知する手順と
を実行する。
【0119】このようにすれば、ルータ側では、ホスト
コンピュータに対する受信フレームの通知回数が減るの
で、チャネル接続アダプタの処理量が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態1におけるホスト及びルータの構成
図である。
【図3】実施の形態1における論理パス接続時の説明図
である。
【図4】実施の形態1におけるフレーム受信時の説明図
である。
【図5】実施の形態1におけるホスト及びルータの処理
説明図1である。
【図6】実施の形態1におけるホスト及びルータの処理
説明図2である。
【図7】実施の形態1におけるホスト及びルータの処理
説明図3である。
【図8】実施の形態1におけるホスト及びルータの処理
説明図4である。
【図9】実施の形態1におけるホスト及びルータの処理
説明図5である。
【図10】実施の形態1におけるホスト及びルータの処
理説明図6である。
【図11】実施の形態1におけるホスト、ルータ間のコ
マンドシーケンスである。
【図12】従来例の装置構成図である。
【図13】従来例の処理フローチャートである。
【符号の説明】
1 ホスト(ホストコンピュータ) 2 ルータ 3 バッファ 5 チャネル接続アダプタ 6 受信キュー 7 伝送路接続アダプタ 9 メモリ 11 CPU 12 キャッシュメモリ 14 装置管理処理部 15 層処理部 17 ハードディスク装置 18 フレキシブルディスクドライブ(フロッピィディ
スクドライブ) 19 フラッシュメモリ 20 RAM

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ホストコンピュータの最大受信バッファサイズをルータ
    へ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ルー
    タからホストコンピュータへの応答で、前記ホストコン
    ピュータの最大受信バッファサイズに合わせて複数個の
    受信フレームを一括して通知することを特徴としたホス
    ト・ルータ間接続方法。
  2. 【請求項2】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ホストコンピュータの最大受信バッファサイズ、及び優
    先相手装置のMACアドレスをルータへ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ルー
    タからホストコンピュータへの応答で、ルータ内の受信
    キューに蓄積されている受信フレームの内、前記MAC
    アドレスにより識別される優先相手装置からの受信フレ
    ームを優先し、前記ホストコンピュータの最大受信バッ
    ファサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括して
    通知することを特徴としたホスト・ルータ間接続方法。
  3. 【請求項3】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ホストコンピュータの最大受信バッファサイズ、及び優
    先相手装置のIPアドレスをルータへ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ルー
    タからホストコンピュータへの応答で、ルータ内の受信
    キューに蓄積されている受信フレームの内、前記IPア
    ドレスにより識別される優先相手装置からの受信フレー
    ムを優先し、前記ホストコンピュータの最大受信バッフ
    ァサイズに合わせて複数個の受信フレームを一括して通
    知することを特徴としたホスト・ルータ間接続方法。
  4. 【請求項4】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ホストコンピュータの最大受信バッファサイズをルータ
    へ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ルー
    タからホストコンピュータへの応答で、前記ホストコン
    ピュータの最大受信バッファサイズに合わせて、ルータ
    内の受信キューに蓄積されている受信フレームの内、M
    ACアドレスで識別される同一相手装置からの複数個の
    受信フレームを一括して通知することを特徴としたホス
    ト・ルータ間接続方法。
  5. 【請求項5】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ホストコンピュータの最大受信バッファサイズをルータ
    へ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ルー
    タからホストコンピュータへの応答で、前記ホストコン
    ピュータの最大受信バッファサイズに合わせて、ルータ
    内の受信キューに蓄積されている受信フレームの内、I
    Pアドレスで識別される同一相手装置からの複数個の受
    信フレームを一括して通知することを特徴としたホスト
    ・ルータ間接続方法。
  6. 【請求項6】チャネル接続方式により、ホストコンピュ
    ータとルータ間を接続するホスト・ルータ間接続方法に
    おいて、 ホストコンピュータからルータへの初期化処理の中で、
    ルータからホストコンピュータへの応答を行う際、ルー
    タ側の最大受信バッファサイズをホストへ通知し、 ホストコンピュータからのフレーム送信要求時に、ホス
    トコンピュータからの複数個の送信フレームをルータに
    対して一括して通知することを特徴としたホスト・ルー
    タ間接続方法。
  7. 【請求項7】チャネル接続方式によりルータとの間を接
    続するホストコンピュータにおいて、 ルータへの初期化処理を行うと共に、該初期化処理の中
    で、ホストコンピュータの最大受信バッファサイズをル
    ータへ通知する初期化処理手段と、 ルータに対してフレーム受信要求を行い、その応答とし
    て、ルータから複数個の受信フレームを一括して通知さ
    れた場合、その受信フレームを一括して受信する受信手
    段と、 前記ルータから受信した複数個の受信フレームを、1フ
    レーム毎に区切って処理を行うフレーム処理手段を備え
    ていることを特徴としたホストコンピュータ。
  8. 【請求項8】チャネル接続方式によりホストコンピュー
    タと接続されるルータにおいて、 ホストコンピュータからの初期化処理の中で、ホストコ
    ンピュータから通知されたホストコンピュータの最大受
    信バッファサイズを保持しておく最大バッファサイズ保
    持手段と、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求に対する応
    答で、前記ホストコンピュータの最大受信バッファサイ
    ズに合わせて複数個の受信フレームを一括して通知する
    受信フレーム一括通知手段を備えていることを特徴とし
    たルータ。
  9. 【請求項9】コンピュータに、 チャネル接続方式により、ホストコンピュータとルータ
    間を接続する際のホストコンピュータからルータへの初
    期化処理を行い、その中で、ホストコンピュータの最大
    受信バッファサイズをルータへ通知する手順と、 ルータに対してフレーム受信要求を行う手順と、 前記フレーム受信要求に対する応答として、ルータから
    複数個の受信フレームを一括して通知された場合、その
    受信フレームを一括して受信する手順と、 前記ルータから受信した複数個の受信フレームを、1フ
    レーム毎に区切って処理を行う手順と、 を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】コンピュータに、 ホストコンピュータからの初期化処理の中で、ホストコ
    ンピュータの最大受信バッファサイズを通知された場
    合、その最大バッファサイズを保持しておく手順と、 ホストコンピュータからのフレーム受信要求時に、ホス
    トコンピュータへの応答で、前記ホストコンピュータの
    最大受信バッファサイズに合わせて複数個の受信フレー
    ムを一括して通知する手順と、 を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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JP2013115576A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Fujitsu Ltd 受信データ処理方法、通信装置、及びプログラム

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