JPH1168766A - マルチレイヤａｔｍ通信装置 - Google Patents
マルチレイヤａｔｍ通信装置Info
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- JPH1168766A JPH1168766A JP22514697A JP22514697A JPH1168766A JP H1168766 A JPH1168766 A JP H1168766A JP 22514697 A JP22514697 A JP 22514697A JP 22514697 A JP22514697 A JP 22514697A JP H1168766 A JPH1168766 A JP H1168766A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L49/00—Packet switching elements
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- H04L49/3009—Header conversion, routing tables or routing tags
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- H04L49/602—Multilayer or multiprotocol switching, e.g. IP switching
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- H04L49/00—Packet switching elements
- H04L49/25—Routing or path finding in a switch fabric
- H04L49/253—Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L49/00—Packet switching elements
- H04L49/30—Peripheral units, e.g. input or output ports
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全てのスイッチングノードにレイヤ３のルー
ティングプロトコル処理機能を持たせることなく、大規
模なネットワークを構築できる安価な通信装置を提供す
ること。 【解決手段】 レイヤ３用の通信装置では、レイヤ３用
スイッチ部とＭＡＣレイヤ用スイッチ部とフロー識別部
とＡＴＭスイッチ部から構成され、フロー識別部におい
て転送のフローを識別し、隣接するスイッチングノード
との間でフローとＡＴＭセルのＶＰＩおよびＶＣＩの割
り当て情報の交換を行うことによって、入力ポートのＶ
ＰＩおよびＶＣＩと出力ポートのＶＰＩおよびＶＣＩを
対応させて、容易にショートカットパスの設定ができ
る。これにより、レイヤ３用のルーティングプロトコル
処理機能を持たなくても大規模なネットワークを構築で
きる。
ティングプロトコル処理機能を持たせることなく、大規
模なネットワークを構築できる安価な通信装置を提供す
ること。 【解決手段】 レイヤ３用の通信装置では、レイヤ３用
スイッチ部とＭＡＣレイヤ用スイッチ部とフロー識別部
とＡＴＭスイッチ部から構成され、フロー識別部におい
て転送のフローを識別し、隣接するスイッチングノード
との間でフローとＡＴＭセルのＶＰＩおよびＶＣＩの割
り当て情報の交換を行うことによって、入力ポートのＶ
ＰＩおよびＶＣＩと出力ポートのＶＰＩおよびＶＣＩを
対応させて、容易にショートカットパスの設定ができ
る。これにより、レイヤ３用のルーティングプロトコル
処理機能を持たなくても大規模なネットワークを構築で
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
通信装置に係わり、特に安価で大規模なネットワークを
構成するマルチレイヤの非同期転送モード通信装置に関
する。
通信装置に係わり、特に安価で大規模なネットワークを
構成するマルチレイヤの非同期転送モード通信装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、非同期転送モード（Asynchronous
Transfer Mode：以下、ＡＴＭと略す。）通信装置は、
データ転送をする前に送信元から宛先に対してコネクシ
ョンを設定することによって高速なデータ転送を実現し
ていたが、通信用途の多様化と通信量の増大により、こ
のデータ転送前のコネクション設定のオーバヘッドが無
視できないようになってきている。これに対して、コネ
クションの設定をネットワーク層であるレイヤ３のルー
ティング情報を用いることによって、高速データ転送が
可能なショートカットパスを生成するコネクションの設
定を簡易に実現できる方式を用いたＡＴＭ通信装置が提
案されている。適用例としては、ＩＥＴＦ（Internatio
nal Engineering Task Force）のＲＦＣ(Request For C
omments)１９５４のＩＦＭＰ（Ipsilon Flow Managemen
t Protocol）を用いたＡＴＭ通信装置がある。
Transfer Mode：以下、ＡＴＭと略す。）通信装置は、
データ転送をする前に送信元から宛先に対してコネクシ
ョンを設定することによって高速なデータ転送を実現し
ていたが、通信用途の多様化と通信量の増大により、こ
のデータ転送前のコネクション設定のオーバヘッドが無
視できないようになってきている。これに対して、コネ
クションの設定をネットワーク層であるレイヤ３のルー
ティング情報を用いることによって、高速データ転送が
可能なショートカットパスを生成するコネクションの設
定を簡易に実現できる方式を用いたＡＴＭ通信装置が提
案されている。適用例としては、ＩＥＴＦ（Internatio
nal Engineering Task Force）のＲＦＣ(Request For C
omments)１９５４のＩＦＭＰ（Ipsilon Flow Managemen
t Protocol）を用いたＡＴＭ通信装置がある。
【０００３】図１４を用いて、この装置の動作概念を説
明する。各スイッチングノードはＡＴＭスイッチ１４０
１とＩＰコントローラ１４０２から構成される。転送開
始時はショートカットパスが設定されていないため、デ
ータ転送フローの最初にＡＴＭスイッチ１４０１に到着
したＩＰパケットを構成するセルはＩＰコントローラ１
４０２においてＩＰパケットにまで組み立てられた後、
ＩＰルーティングプロトコルに従って転送する出力ポー
トを決定し、この出力ポートから出力ポートに隣接する
スイッチングノードに対してセル転送を行う（１４１
３）。
明する。各スイッチングノードはＡＴＭスイッチ１４０
１とＩＰコントローラ１４０２から構成される。転送開
始時はショートカットパスが設定されていないため、デ
ータ転送フローの最初にＡＴＭスイッチ１４０１に到着
したＩＰパケットを構成するセルはＩＰコントローラ１
４０２においてＩＰパケットにまで組み立てられた後、
ＩＰルーティングプロトコルに従って転送する出力ポー
トを決定し、この出力ポートから出力ポートに隣接する
スイッチングノードに対してセル転送を行う（１４１
３）。
【０００４】このＩＰコントローラは、このパケットの
フローを識別し、長時間続くフローと判断した場合はこ
のフローのＡＴＭセルに予め定義されているＶＰＩ（Vi
rtual Path Identifier ）情報およびＶＣＩ（Virtual
Channel Identifier）情報を割り当て、このフローの送
信側に位置する上位のスイッチングノードに対して通知
する（１４１４）。このフローの受信側に位置する下流
のスイッチングノードから、このフローのＡＴＭセルに
対するＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てが通知されたとき
に、上流側に通知したＶＰＩおよびＶＣＩと下流側から
通知されたＶＰＩおよびＶＣＩの対応付けをして、ＡＴ
Ｍスイッチ１４０１においてショートカットパスとして
設定する（１４１５）。
フローを識別し、長時間続くフローと判断した場合はこ
のフローのＡＴＭセルに予め定義されているＶＰＩ（Vi
rtual Path Identifier ）情報およびＶＣＩ（Virtual
Channel Identifier）情報を割り当て、このフローの送
信側に位置する上位のスイッチングノードに対して通知
する（１４１４）。このフローの受信側に位置する下流
のスイッチングノードから、このフローのＡＴＭセルに
対するＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てが通知されたとき
に、上流側に通知したＶＰＩおよびＶＣＩと下流側から
通知されたＶＰＩおよびＶＣＩの対応付けをして、ＡＴ
Ｍスイッチ１４０１においてショートカットパスとして
設定する（１４１５）。
【０００５】この後、このフローに属するＩＰパケット
は、各ＩＰコントローラでＩＰパケットに組み立てられ
ることなく、設定されたショートカットパスを通してＡ
ＴＭセルのまま出力ポートに転送される（１４１６）。
このショートカットパスの解除は、トラヒックを監視し
て、同一のフローが一定期間到着しないことを検出する
ことによって行うことができる。
は、各ＩＰコントローラでＩＰパケットに組み立てられ
ることなく、設定されたショートカットパスを通してＡ
ＴＭセルのまま出力ポートに転送される（１４１６）。
このショートカットパスの解除は、トラヒックを監視し
て、同一のフローが一定期間到着しないことを検出する
ことによって行うことができる。
【０００６】このような通信装置を用いて大規模なネッ
トワークを構築することも重要になっている。この大規
模なネットワークを構築する通信装置として、複数のブ
リッジ間で経路選択制御を行いネットワーク内のループ
を回避するスパンニングツリーアルゴリズム（Spanning
Tree Algorithm ：以下、ＳＴＡと略す。）を用いた通
信装置がある。特開平６−３５０６０６に開示されてい
る「ネットワーク構成方法」を用いた通信装置では、所
定のデータフレームを受信したときの時間値と予め設定
されたタイムアウト値に基づいて、その受信ブリッジの
下位ブリッジのＳＴＡによるツリーを構成することによ
って大規模なネットワークの構築を実現している。ま
た、複数のネットワーク接続状態の変化を検知してネッ
トワークに接続されないポートを切り離すことによっ
て、特開平８−１９５７７０に開示されている「スパン
ニングツリーのポート管理方法」を用いた通信装置では
複数のネットワークを接続した際にＳＴＡを用いても二
重中継が起こらないようにすることができる。
トワークを構築することも重要になっている。この大規
模なネットワークを構築する通信装置として、複数のブ
リッジ間で経路選択制御を行いネットワーク内のループ
を回避するスパンニングツリーアルゴリズム（Spanning
Tree Algorithm ：以下、ＳＴＡと略す。）を用いた通
信装置がある。特開平６−３５０６０６に開示されてい
る「ネットワーク構成方法」を用いた通信装置では、所
定のデータフレームを受信したときの時間値と予め設定
されたタイムアウト値に基づいて、その受信ブリッジの
下位ブリッジのＳＴＡによるツリーを構成することによ
って大規模なネットワークの構築を実現している。ま
た、複数のネットワーク接続状態の変化を検知してネッ
トワークに接続されないポートを切り離すことによっ
て、特開平８−１９５７７０に開示されている「スパン
ニングツリーのポート管理方法」を用いた通信装置では
複数のネットワークを接続した際にＳＴＡを用いても二
重中継が起こらないようにすることができる。
【０００７】しかし複数のネットワーク間を接続すると
きに、特開平５−２３５９４３に開示されている「ＬＡ
Ｎ間接続装置」では、例えばデータリンク層であるレイ
ヤ２のデータ転送をＳＴＡによる経路で行うことによ
り、あるポートがブロッキングされてＲＩＰ（Routing
Information Protocol）による経路選択後、データリン
ク層のレイヤ２の転送とネットワーク層のレイヤ３のデ
ータ転送が重複してしまい負荷が重くなることを避ける
ために、レイヤ３で行う経路設定時には、このポートに
対するメトリック値を操作できるようにして、負荷の低
減を図っている。データリンク層において異種の複数の
データリンクプロトコルリンクが存在するネットワーク
を接続するときには、ブリッジ装置に対応する数だけの
データリンクプロトコル処理手段を備えることによっ
て、異種プロトコル間の接続が可能であるということが
特開平５−２３５９４５に開示された「ブリッジ装置及
びネットワーク構築方法」を用いた通信装置では実現で
きる。
きに、特開平５−２３５９４３に開示されている「ＬＡ
Ｎ間接続装置」では、例えばデータリンク層であるレイ
ヤ２のデータ転送をＳＴＡによる経路で行うことによ
り、あるポートがブロッキングされてＲＩＰ（Routing
Information Protocol）による経路選択後、データリン
ク層のレイヤ２の転送とネットワーク層のレイヤ３のデ
ータ転送が重複してしまい負荷が重くなることを避ける
ために、レイヤ３で行う経路設定時には、このポートに
対するメトリック値を操作できるようにして、負荷の低
減を図っている。データリンク層において異種の複数の
データリンクプロトコルリンクが存在するネットワーク
を接続するときには、ブリッジ装置に対応する数だけの
データリンクプロトコル処理手段を備えることによっ
て、異種プロトコル間の接続が可能であるということが
特開平５−２３５９４５に開示された「ブリッジ装置及
びネットワーク構築方法」を用いた通信装置では実現で
きる。
【０００８】また、異種のネットワークが接続され、特
に高速ネットワークと低速ネットワークが接続されてい
るときには、ポート番号とＭＡＣ（Media Access Contr
ol）アドレスの対応テーブル等のいくつかの学習テーブ
ルを備え、これらの学習テーブルから対応する情報を得
られなかったときは、転送しようとするフレームを破棄
することが特開平５−２２２９４に開示された「ＭＡＣ
ブリッジ制御方式」を用いた通信装置で低速ネットワー
クに不要なトラヒックを発生させないようにすることが
できる。
に高速ネットワークと低速ネットワークが接続されてい
るときには、ポート番号とＭＡＣ（Media Access Contr
ol）アドレスの対応テーブル等のいくつかの学習テーブ
ルを備え、これらの学習テーブルから対応する情報を得
られなかったときは、転送しようとするフレームを破棄
することが特開平５−２２２９４に開示された「ＭＡＣ
ブリッジ制御方式」を用いた通信装置で低速ネットワー
クに不要なトラヒックを発生させないようにすることが
できる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチレイヤの
ＡＴＭ通信装置にあっては、隣接スイッチノード間でフ
ローに対するＶＰＩおよびＶＣＩの割り当ての情報を交
換する分だけ、ショートカットパスとなるコネクション
の設定が可能であるが、すべてのスイッチングノードに
おいてＩＰルーティングプロトコル処理を行う必要があ
り、装置が複雑かつ高価になってしまう。また、通常の
ルータ同様に、入出力ポート毎にＩＰアドレスで示され
るサブネットワークを設定する必要があり、サブネット
ワークの構成はノードの入出力ポートに制限されてしま
うため、ネットワーク端末の移動が発生した場合、この
ネットワーク端末におけるＩＰアドレスの再設定等の処
理を行う必要がある。
ＡＴＭ通信装置にあっては、隣接スイッチノード間でフ
ローに対するＶＰＩおよびＶＣＩの割り当ての情報を交
換する分だけ、ショートカットパスとなるコネクション
の設定が可能であるが、すべてのスイッチングノードに
おいてＩＰルーティングプロトコル処理を行う必要があ
り、装置が複雑かつ高価になってしまう。また、通常の
ルータ同様に、入出力ポート毎にＩＰアドレスで示され
るサブネットワークを設定する必要があり、サブネット
ワークの構成はノードの入出力ポートに制限されてしま
うため、ネットワーク端末の移動が発生した場合、この
ネットワーク端末におけるＩＰアドレスの再設定等の処
理を行う必要がある。
【００１０】そこで、本発明の第１の目的は、全てのス
イッチングノードにレイヤ３のルーティングプロトコル
処理機能を持たせることなく、大規模なネットワークを
構築できる安価な通信装置を提供することにある。
イッチングノードにレイヤ３のルーティングプロトコル
処理機能を持たせることなく、大規模なネットワークを
構築できる安価な通信装置を提供することにある。
【００１１】また、本発明の第２の目的は、ＡＴＭセル
のＶＰＩを利用することによって、論理的にネットワー
クの区別をすることができるようになり、ネットワーク
端末の移動が生じても、このネットワーク端末のＩＰア
ドレスの再設定等が不要になってネットワークに柔軟性
を持たせることができる通信装置を提供することにあ
る。
のＶＰＩを利用することによって、論理的にネットワー
クの区別をすることができるようになり、ネットワーク
端末の移動が生じても、このネットワーク端末のＩＰア
ドレスの再設定等が不要になってネットワークに柔軟性
を持たせることができる通信装置を提供することにあ
る。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明で
は、（イ）転送入力データとしてＡＴＭセルを入力する
ための入力ポートと、（ロ）転送出力データとしてＡＴ
Ｍセルを出力するための出力ポートと、（ハ）この入力
ポートから入力されたＡＴＭセルの転送経路を決定する
ための転送経路情報と、この転送経路情報にそれぞれ対
応した入力ポート情報と出力ポート情報を格納するポー
ト情報格納手段と、（ハ）入力されたＡＴＭセル内の転
送経路情報とこのＡＴＭセルが入力された入力ポート番
号に基づいて、ポート情報格納手段に格納された出力ポ
ート情報に対応した出力ポートからＡＴＭセルの転送出
力を行うＡＴＭ転送出力手段と、（ニ）このＡＴＭセル
内の転送経路情報に基づいて、この入力ポートから入力
された転送入力データをデータリンク層の構成要素の一
つであるＭＡＣレイヤのＭＡＣフレームに組み立てるＭ
ＡＣフレーム組立手段と、（ホ）この入力ポートから入
力されたＡＴＭセル内に組み込まれた宛先情報と送信元
情報にそれぞれ対応した情報としてのフロー情報と、こ
のフロー情報に対応して前記ＡＴＭセルを転送出力する
ための転送出力情報とを格納するフロー情報格納手段
と、（ヘ）このフロー情報格納手段に、ＭＡＣフレーム
組立手段によって組み立てられたＭＡＣフレームのフロ
ー情報に対応した転送出力情報があるときには、この転
送出力情報に基づいて、このＭＡＣフレームを前記出力
ポートから転送出力を行うフロー転送手段と、（ト）こ
のＭＡＣフレームの宛先情報と、この宛先情報に対応し
た転送出力情報を格納するＭＡＣアドレス格納手段と、
（チ）このＭＡＣアドレス格納手段に、このＭＡＣフレ
ームの宛先情報に対応した転送出力情報があるときに
は、このＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて
前記出力ポートから転送出力し、転送出力情報がないと
きには新たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに
対して、このＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポ
ートを通知するとともに受信側スイッチから通知された
出力ポートをもとにショートカットパスを設定してこの
出力ポートから転送出力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力
手段と、（リ）このＭＡＣフレームの宛先が自スイッチ
であるときに、レイヤ３用パケットに組み立てるレイヤ
３パケット組立手段と、（ヌ）このレイヤ３用パケット
の宛先をもとに経路選択を行うルーティングプロトコル
処理に従い、この出力ポートからレイヤ３パケット組立
手段によって組み立てられたレイヤ３用パケットの転送
出力を行うレイヤ３用転送出力手段とをマルチレイヤの
ＡＴＭ通信装置に具備させる。
は、（イ）転送入力データとしてＡＴＭセルを入力する
ための入力ポートと、（ロ）転送出力データとしてＡＴ
Ｍセルを出力するための出力ポートと、（ハ）この入力
ポートから入力されたＡＴＭセルの転送経路を決定する
ための転送経路情報と、この転送経路情報にそれぞれ対
応した入力ポート情報と出力ポート情報を格納するポー
ト情報格納手段と、（ハ）入力されたＡＴＭセル内の転
送経路情報とこのＡＴＭセルが入力された入力ポート番
号に基づいて、ポート情報格納手段に格納された出力ポ
ート情報に対応した出力ポートからＡＴＭセルの転送出
力を行うＡＴＭ転送出力手段と、（ニ）このＡＴＭセル
内の転送経路情報に基づいて、この入力ポートから入力
された転送入力データをデータリンク層の構成要素の一
つであるＭＡＣレイヤのＭＡＣフレームに組み立てるＭ
ＡＣフレーム組立手段と、（ホ）この入力ポートから入
力されたＡＴＭセル内に組み込まれた宛先情報と送信元
情報にそれぞれ対応した情報としてのフロー情報と、こ
のフロー情報に対応して前記ＡＴＭセルを転送出力する
ための転送出力情報とを格納するフロー情報格納手段
と、（ヘ）このフロー情報格納手段に、ＭＡＣフレーム
組立手段によって組み立てられたＭＡＣフレームのフロ
ー情報に対応した転送出力情報があるときには、この転
送出力情報に基づいて、このＭＡＣフレームを前記出力
ポートから転送出力を行うフロー転送手段と、（ト）こ
のＭＡＣフレームの宛先情報と、この宛先情報に対応し
た転送出力情報を格納するＭＡＣアドレス格納手段と、
（チ）このＭＡＣアドレス格納手段に、このＭＡＣフレ
ームの宛先情報に対応した転送出力情報があるときに
は、このＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて
前記出力ポートから転送出力し、転送出力情報がないと
きには新たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに
対して、このＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポ
ートを通知するとともに受信側スイッチから通知された
出力ポートをもとにショートカットパスを設定してこの
出力ポートから転送出力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力
手段と、（リ）このＭＡＣフレームの宛先が自スイッチ
であるときに、レイヤ３用パケットに組み立てるレイヤ
３パケット組立手段と、（ヌ）このレイヤ３用パケット
の宛先をもとに経路選択を行うルーティングプロトコル
処理に従い、この出力ポートからレイヤ３パケット組立
手段によって組み立てられたレイヤ３用パケットの転送
出力を行うレイヤ３用転送出力手段とをマルチレイヤの
ＡＴＭ通信装置に具備させる。
【００１３】すなわち請求項１記載の発明では、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行うことによっ
て、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティングプロ
トコル処理のないスイッチングノードを用いてショート
カットパスの設定が可能となり、大規模なネットワーク
を安価に構成できる。
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行うことによっ
て、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティングプロ
トコル処理のないスイッチングノードを用いてショート
カットパスの設定が可能となり、大規模なネットワーク
を安価に構成できる。
【００１４】請求項２記載の発明では、（イ）転送入力
データとしてＡＴＭセルを入力するための入力ポート
と、（ロ）転送出力データとしてＡＴＭセルを出力する
ための出力ポートと、（ハ）転送入力データとしてＡＴ
Ｍ転送に対応しないデータを入力するための既存回線入
力ポートと転送出力データとしてＡＴＭ転送に対応しな
いデータを出力するための既存回線出力ポートを有し、
これらのＡＴＭ転送に対応しない回線への接続を行うと
ともに、前記既存回線入力ポートから入力された転送入
力データのＡＴＭのフレームデータへの変換と前記既存
回線出力ポートから出力するための転送出力データのＡ
ＴＭ転送に対応しないデータへの変換を行う既存回線接
続手段と、（ニ）この入力ポートから入力されたＡＴＭ
セルの転送経路を決定するための転送経路情報と、この
転送経路情報にそれぞれ対応した入力ポート情報と出力
ポート情報を格納するポート情報格納手段と、（ホ）入
力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこのＡＴＭセル
が入力された入力ポート番号に基づいて、ポート情報格
納手段に格納された出力ポート情報に対応した出力ポー
トからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ転送出力手段
と、（ヘ）このＡＴＭセル内の転送経路情報に基づい
て、前記入力ポートから入力された転送入力データをデ
ータリンク層の構成要素の一つであるＭＡＣレイヤのＭ
ＡＣフレームに組み立てるＭＡＣフレーム組立手段と、
（ト）この入力ポートから入力されたＡＴＭセル内に組
み込まれた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応した情
報としてのフロー情報と、このフロー情報に対応して前
記ＡＴＭセルを転送出力するための転送出力情報とを格
納するフロー情報格納手段と、（チ）このフロー情報格
納手段に、このＭＡＣフレーム組立手段によって組み立
てられたＭＡＣフレームのフロー情報に対応した転送出
力情報があるときには、この転送出力情報に基づいて、
このＭＡＣフレームを前記出力ポートから転送出力を行
うフロー転送手段と、（リ）このＭＡＣフレームの宛先
情報と、この宛先情報に対応した転送出力情報を格納す
るＭＡＣアドレス格納手段と、（ヌ）このＭＡＣアドレ
ス格納手段に、このＭＡＣフレームまたは前記既存回線
接続手段によって作成されたフレームデータの宛先情報
に対応した転送出力情報があるときには、このＭＡＣフ
レームをこの転送出力情報に基づいて出力ポートから転
送出力し、転送出力情報がないときには新たに入力ポー
トを割り当て、送信側スイッチに対して、このＭＡＣフ
レームの前記フロー情報と入力ポートを通知するととも
に受信側スイッチから通知された出力ポートをもとにシ
ョートカットパスを設定してこの出力ポートから転送出
力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段と、（ル）ＭＡＣ
フレームの宛先が自スイッチであるときに、レイヤ３用
パケットに組み立てるレイヤ３パケット組立手段と、
（ヲ）このレイヤ３用パケットの宛先をもとに経路選択
を行うルーティングプロトコル処理に従い、前記出力ポ
ートまたは既存回線出力ポートから前記レイヤ３パケッ
ト組立手段によって組み立てられたレイヤ３用パケット
の転送出力を行うレイヤ３用転送出力手段とをマルチレ
イヤのＡＴＭ通信装置に具備させる。
データとしてＡＴＭセルを入力するための入力ポート
と、（ロ）転送出力データとしてＡＴＭセルを出力する
ための出力ポートと、（ハ）転送入力データとしてＡＴ
Ｍ転送に対応しないデータを入力するための既存回線入
力ポートと転送出力データとしてＡＴＭ転送に対応しな
いデータを出力するための既存回線出力ポートを有し、
これらのＡＴＭ転送に対応しない回線への接続を行うと
ともに、前記既存回線入力ポートから入力された転送入
力データのＡＴＭのフレームデータへの変換と前記既存
回線出力ポートから出力するための転送出力データのＡ
ＴＭ転送に対応しないデータへの変換を行う既存回線接
続手段と、（ニ）この入力ポートから入力されたＡＴＭ
セルの転送経路を決定するための転送経路情報と、この
転送経路情報にそれぞれ対応した入力ポート情報と出力
ポート情報を格納するポート情報格納手段と、（ホ）入
力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこのＡＴＭセル
が入力された入力ポート番号に基づいて、ポート情報格
納手段に格納された出力ポート情報に対応した出力ポー
トからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ転送出力手段
と、（ヘ）このＡＴＭセル内の転送経路情報に基づい
て、前記入力ポートから入力された転送入力データをデ
ータリンク層の構成要素の一つであるＭＡＣレイヤのＭ
ＡＣフレームに組み立てるＭＡＣフレーム組立手段と、
（ト）この入力ポートから入力されたＡＴＭセル内に組
み込まれた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応した情
報としてのフロー情報と、このフロー情報に対応して前
記ＡＴＭセルを転送出力するための転送出力情報とを格
納するフロー情報格納手段と、（チ）このフロー情報格
納手段に、このＭＡＣフレーム組立手段によって組み立
てられたＭＡＣフレームのフロー情報に対応した転送出
力情報があるときには、この転送出力情報に基づいて、
このＭＡＣフレームを前記出力ポートから転送出力を行
うフロー転送手段と、（リ）このＭＡＣフレームの宛先
情報と、この宛先情報に対応した転送出力情報を格納す
るＭＡＣアドレス格納手段と、（ヌ）このＭＡＣアドレ
ス格納手段に、このＭＡＣフレームまたは前記既存回線
接続手段によって作成されたフレームデータの宛先情報
に対応した転送出力情報があるときには、このＭＡＣフ
レームをこの転送出力情報に基づいて出力ポートから転
送出力し、転送出力情報がないときには新たに入力ポー
トを割り当て、送信側スイッチに対して、このＭＡＣフ
レームの前記フロー情報と入力ポートを通知するととも
に受信側スイッチから通知された出力ポートをもとにシ
ョートカットパスを設定してこの出力ポートから転送出
力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段と、（ル）ＭＡＣ
フレームの宛先が自スイッチであるときに、レイヤ３用
パケットに組み立てるレイヤ３パケット組立手段と、
（ヲ）このレイヤ３用パケットの宛先をもとに経路選択
を行うルーティングプロトコル処理に従い、前記出力ポ
ートまたは既存回線出力ポートから前記レイヤ３パケッ
ト組立手段によって組み立てられたレイヤ３用パケット
の転送出力を行うレイヤ３用転送出力手段とをマルチレ
イヤのＡＴＭ通信装置に具備させる。
【００１５】すなわち請求項２記載の発明では、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段と設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフロー情報を識別
し、隣接スイッチングノードとの間で、このフロー情報
と入力ポート情報と出力ポート情報の交換を行い、ＡＴ
Ｍ以外の回線入出力をＭＡＣスイッチ部で行わせること
によって、通信レイヤに対して柔軟性を持ち、ネットワ
ーク層であるレイヤ３のルーティングプロトコル処理の
できないスイッチングノードを用いてショートカットパ
スの設定が可能となり、大規模なネットワークを安価に
構成できる。
レイヤにフロー識別手段と設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフロー情報を識別
し、隣接スイッチングノードとの間で、このフロー情報
と入力ポート情報と出力ポート情報の交換を行い、ＡＴ
Ｍ以外の回線入出力をＭＡＣスイッチ部で行わせること
によって、通信レイヤに対して柔軟性を持ち、ネットワ
ーク層であるレイヤ３のルーティングプロトコル処理の
できないスイッチングノードを用いてショートカットパ
スの設定が可能となり、大規模なネットワークを安価に
構成できる。
【００１６】請求項３記載の発明では、（イ）転送入力
データとしてＡＴＭセルを入力するための入力ポート
と、（ロ）転送出力データとしてＡＴＭセルを出力する
ための出力ポートと、（ハ）この入力ポートから入力さ
れたＡＴＭセルの転送経路を決定するための転送経路情
報と、この転送経路情報にそれぞれ対応した入力ポート
情報と出力ポート情報を格納するポート情報格納手段
と、（ニ）入力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこ
のＡＴＭセルが入力された入力ポート番号に基づいて、
ポート情報格納手段に格納された出力ポート情報に対応
した出力ポートからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ
転送出力手段と、（ホ）このＡＴＭセル内の転送経路情
報に基づいて、入力ポートから入力された転送入力デー
タをＭＡＣレイヤのデータリンク層の構成要素の一つで
あるＭＡＣフレームに組み立てるＭＡＣフレーム組立手
段と、（へ）この入力ポートから入力されたＡＴＭセル
内に組み込まれた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応
した情報としてのフロー情報と、このフロー情報に対応
して前記ＡＴＭセルを転送出力するための転送出力情報
とを格納するフロー情報格納手段と、（ト）このフロー
情報格納手段に、ＭＡＣフレーム組立手段によって組み
立てられたＭＡＣフレームのフロー情報に対応した転送
出力情報があるときには、この転送出力情報に基づい
て、このＭＡＣフレームを前記出力ポートから転送出力
を行うフロー転送手段と、（チ）このＭＡＣフレームの
宛先情報と、この宛先情報に対応した転送出力情報を格
納するＭＡＣアドレス格納手段と、（リ）このＭＡＣア
ドレス格納手段に、このＭＡＣフレームの宛先情報に対
応した転送出力情報があるときには、このＭＡＣフレー
ムをこの転送出力情報に基づいてこの出力ポートから転
送出力し、転送出力情報がないときには新たに入力ポー
トを割り当て、送信側スイッチに対して、このＭＡＣフ
レームのフロー情報と入力ポートを通知するとともに受
信側スイッチから通知された出力ポートをもとにショー
トカットパスを設定してこの出力ポートから転送出力を
行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段とをマルチレイヤのＡ
ＴＭ通信装置に具備させる。
データとしてＡＴＭセルを入力するための入力ポート
と、（ロ）転送出力データとしてＡＴＭセルを出力する
ための出力ポートと、（ハ）この入力ポートから入力さ
れたＡＴＭセルの転送経路を決定するための転送経路情
報と、この転送経路情報にそれぞれ対応した入力ポート
情報と出力ポート情報を格納するポート情報格納手段
と、（ニ）入力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこ
のＡＴＭセルが入力された入力ポート番号に基づいて、
ポート情報格納手段に格納された出力ポート情報に対応
した出力ポートからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ
転送出力手段と、（ホ）このＡＴＭセル内の転送経路情
報に基づいて、入力ポートから入力された転送入力デー
タをＭＡＣレイヤのデータリンク層の構成要素の一つで
あるＭＡＣフレームに組み立てるＭＡＣフレーム組立手
段と、（へ）この入力ポートから入力されたＡＴＭセル
内に組み込まれた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応
した情報としてのフロー情報と、このフロー情報に対応
して前記ＡＴＭセルを転送出力するための転送出力情報
とを格納するフロー情報格納手段と、（ト）このフロー
情報格納手段に、ＭＡＣフレーム組立手段によって組み
立てられたＭＡＣフレームのフロー情報に対応した転送
出力情報があるときには、この転送出力情報に基づい
て、このＭＡＣフレームを前記出力ポートから転送出力
を行うフロー転送手段と、（チ）このＭＡＣフレームの
宛先情報と、この宛先情報に対応した転送出力情報を格
納するＭＡＣアドレス格納手段と、（リ）このＭＡＣア
ドレス格納手段に、このＭＡＣフレームの宛先情報に対
応した転送出力情報があるときには、このＭＡＣフレー
ムをこの転送出力情報に基づいてこの出力ポートから転
送出力し、転送出力情報がないときには新たに入力ポー
トを割り当て、送信側スイッチに対して、このＭＡＣフ
レームのフロー情報と入力ポートを通知するとともに受
信側スイッチから通知された出力ポートをもとにショー
トカットパスを設定してこの出力ポートから転送出力を
行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段とをマルチレイヤのＡ
ＴＭ通信装置に具備させる。
【００１７】すなわち請求項３記載の発明では、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行うことによっ
て、レイヤ３用のＡＴＭ通信装置とのデータ転送に限ら
ず、ＭＡＣレイヤのデータ転送にも対応でき、レイヤ３
のルーティングプロトコル処理のないスイッチングノー
ドを用いてショートカットパスの設定が可能となり、大
規模なネットワークを安価に構成できる。
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行うことによっ
て、レイヤ３用のＡＴＭ通信装置とのデータ転送に限ら
ず、ＭＡＣレイヤのデータ転送にも対応でき、レイヤ３
のルーティングプロトコル処理のないスイッチングノー
ドを用いてショートカットパスの設定が可能となり、大
規模なネットワークを安価に構成できる。
【００１８】請求項４記載の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、ＭＡＣ
レイヤ用転送出力手段は、ＭＡＣアドレス格納手段にＭ
ＡＣフレームの宛先情報にそれぞれ対応した転送出力情
報があるときには、このＭＡＣフレームをこの転送出力
情報に基づいて出力ポートから転送出力し、転送出力情
報がないときには新たに入力ポートを割り当て、送信側
スイッチに対して、前記ＭＡＣフレームの前記フロー情
報と入力ポートを通知するとともに関連するポートに宛
先解決要求パケットを送出して受信したパケットに含ま
れる情報を保持することによって、この保持した情報に
基づいてショートカットパスを設定して転送出力を行う
ことを特徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、ＭＡＣ
レイヤ用転送出力手段は、ＭＡＣアドレス格納手段にＭ
ＡＣフレームの宛先情報にそれぞれ対応した転送出力情
報があるときには、このＭＡＣフレームをこの転送出力
情報に基づいて出力ポートから転送出力し、転送出力情
報がないときには新たに入力ポートを割り当て、送信側
スイッチに対して、前記ＭＡＣフレームの前記フロー情
報と入力ポートを通知するとともに関連するポートに宛
先解決要求パケットを送出して受信したパケットに含ま
れる情報を保持することによって、この保持した情報に
基づいてショートカットパスを設定して転送出力を行う
ことを特徴としている。
【００１９】すなわち請求項４記載の発明では、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行わせるようにし
て、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティングプロ
トコル処理のないスイッチングノードを用いてショート
カットパスの設定が可能となり、大規模なネットワーク
を安価に構成できる。さらに、次スイッチに転送するた
めのＭＡＣアドレスが不明のときには、ＭＡＣアドレス
解決要求パケットを送信し、その返答パケットの内容を
転送先にいたるまでの各スイッチングノードに情報を保
持させることによって、転送先に至るまでのスイッチン
グノードはこの保持情報に基づき、アドレス解決を一切
行う必要がなくなる。
レイヤにフロー識別手段を設け、転送セルのヘッダ情報
である宛先と送信元情報に基づいたフローを識別し、隣
接スイッチングノードとの間で、このフロー情報と入力
ポート情報と出力ポート情報の交換を行わせるようにし
て、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティングプロ
トコル処理のないスイッチングノードを用いてショート
カットパスの設定が可能となり、大規模なネットワーク
を安価に構成できる。さらに、次スイッチに転送するた
めのＭＡＣアドレスが不明のときには、ＭＡＣアドレス
解決要求パケットを送信し、その返答パケットの内容を
転送先にいたるまでの各スイッチングノードに情報を保
持させることによって、転送先に至るまでのスイッチン
グノードはこの保持情報に基づき、アドレス解決を一切
行う必要がなくなる。
【００２０】請求項５記載の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
識別手段は、ショートカットパス毎にＡＴＭセルの通信
量を監視し、予め定められた一定時間以上の間、通信さ
れるＡＴＭセルが検出されない場合にはショートカット
パスを解除することを特徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
識別手段は、ショートカットパス毎にＡＴＭセルの通信
量を監視し、予め定められた一定時間以上の間、通信さ
れるＡＴＭセルが検出されない場合にはショートカット
パスを解除することを特徴としている。
【００２１】すなわち請求項５記載の発明では、請求項
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、一旦設定されたショートカットパスの設定をそのデ
ータ転送量に応じて解除させることによって、ポート数
に制限されたような通信フローの迅速なコネクションの
解除を行うことができるため、通信用途に応じて融通性
のあるネットワークを構成することができる。
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、一旦設定されたショートカットパスの設定をそのデ
ータ転送量に応じて解除させることによって、ポート数
に制限されたような通信フローの迅速なコネクションの
解除を行うことができるため、通信用途に応じて融通性
のあるネットワークを構成することができる。
【００２２】請求項６記載の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
識別手段は、ショートカットパス毎に上位レイヤの情報
を監視し、この監視した上位レイヤの情報に基づいてシ
ョートカットパスを解除することを特徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
識別手段は、ショートカットパス毎に上位レイヤの情報
を監視し、この監視した上位レイヤの情報に基づいてシ
ョートカットパスを解除することを特徴としている。
【００２３】すなわち請求項６記載の発明では、請求項
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、一旦設定されたショートカットパスの設定をアプリ
ケーションに応じて解除させることによって、特定の通
信フローの迅速なコネクションの解除を行うことができ
るため、通信用途に応じて融通性のあるネットワークを
構成することができる。
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、一旦設定されたショートカットパスの設定をアプリ
ケーションに応じて解除させることによって、特定の通
信フローの迅速なコネクションの解除を行うことができ
るため、通信用途に応じて融通性のあるネットワークを
構成することができる。
【００２４】請求項７記載の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、ＡＴＭ
セル内に組み込まれた転送経路を決定するための転送経
路情報に基づいてネットワークを構築し、転送パケット
の宛先情報を判別することによって転送を行うことを特
徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、ＡＴＭ
セル内に組み込まれた転送経路を決定するための転送経
路情報に基づいてネットワークを構築し、転送パケット
の宛先情報を判別することによって転送を行うことを特
徴としている。
【００２５】すなわち請求項７記載の発明では、請求項
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置を
用いて、ＡＴＭセルのＶＰＩ毎にネットワークを分割す
ることによって、スイッチングノードの入出力ポートに
依存せずに、すべてのスイッチングノードにわたって論
理的に区別されたネットワークを構成できるため、異な
るネットワーク間のデータ転送時のみレイヤ３用スイッ
チ手段を通過することになるので、レイヤ３のルーティ
ングプロトコル処理を行うレイヤ３用スイッチ手段の負
荷を軽減することができる。
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置を
用いて、ＡＴＭセルのＶＰＩ毎にネットワークを分割す
ることによって、スイッチングノードの入出力ポートに
依存せずに、すべてのスイッチングノードにわたって論
理的に区別されたネットワークを構成できるため、異な
るネットワーク間のデータ転送時のみレイヤ３用スイッ
チ手段を通過することになるので、レイヤ３のルーティ
ングプロトコル処理を行うレイヤ３用スイッチ手段の負
荷を軽減することができる。
【００２６】請求項記載８の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭの通信装置で、ＡＴ
Ｍセル内に組み込まれた転送経路を決定するための転送
経路情報に基づいてネットワークを構築し、ＭＡＣレイ
ヤ用スイッチおよびレイヤ３用スイッチを論理的に接続
することを特徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭの通信装置で、ＡＴ
Ｍセル内に組み込まれた転送経路を決定するための転送
経路情報に基づいてネットワークを構築し、ＭＡＣレイ
ヤ用スイッチおよびレイヤ３用スイッチを論理的に接続
することを特徴としている。
【００２７】すなわち請求項８記載の発明では、請求項
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置を
用いて、ＡＴＭセルのＶＰＩ毎にネットワークを分割す
ることによって、スイッチングノードの入出力ポートに
依存せずに、すべてのスイッチングノードにわたって論
理的に区別されたネットワークを構成できるため、端末
は接続するスイッチングノードを変更するような移動を
行っても、アドレスの変更の処理を行う必要がなくな
り、ネットワークの保守性を高めることができる。
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置を
用いて、ＡＴＭセルのＶＰＩ毎にネットワークを分割す
ることによって、スイッチングノードの入出力ポートに
依存せずに、すべてのスイッチングノードにわたって論
理的に区別されたネットワークを構成できるため、端末
は接続するスイッチングノードを変更するような移動を
行っても、アドレスの変更の処理を行う必要がなくな
り、ネットワークの保守性を高めることができる。
【００２８】請求項９記載の発明では、請求項１から請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
転送手段は、前記フロー情報の識別を、前記ＭＡＣフレ
ームによって組み立てられたフレーム内に組み込まれた
宛先情報と送信元情報と上位レイヤの情報によって行う
ことを特徴としている。
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置で、フロー
転送手段は、前記フロー情報の識別を、前記ＭＡＣフレ
ームによって組み立てられたフレーム内に組み込まれた
宛先情報と送信元情報と上位レイヤの情報によって行う
ことを特徴としている。
【００２９】すなわち請求項９記載の発明では、請求項
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、転送セルのヘッダ情報にある宛先と送信元情報に限
らずアプリケーションの用途に応じてフロー情報を与え
ることによって、さらに高度で効率的なデータ転送を行
えるようになる。
１から請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置
に、転送セルのヘッダ情報にある宛先と送信元情報に限
らずアプリケーションの用途に応じてフロー情報を与え
ることによって、さらに高度で効率的なデータ転送を行
えるようになる。
【００３０】
【００３１】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
する。
【００３２】第１の実施例
【００３３】図１は、本発明の第１の実施例におけるネ
ットワーク層のレイヤ３用マルチレイヤ通信装置の要部
構成を示すものである。なお、図１において、図１４に
示す従来例と同一要素部分には同一符号を付している。
ットワーク層のレイヤ３用マルチレイヤ通信装置の要部
構成を示すものである。なお、図１において、図１４に
示す従来例と同一要素部分には同一符号を付している。
【００３４】図１のレイヤ３用マルチレイヤの通信装置
は、ＡＴＭスイッチ部１０３と、フロー識別部１０５
と、ＭＡＣスイッチ部１０７と、レイヤ３スイッチ部１
０９から構成される。ＡＴＭスイッチ部１０３は、２本
の入力ポート１０１と２本の出力ポート１０２とを有
し、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４が接続され
ている。フロー識別部１０５とＭＡＣスイッチ部１０７
には、それぞれフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０６
とポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８が接続されて
いる。レイヤ３スイッチ部１０９には、レイヤ３アドレ
スルーティングテーブル１１０とレイヤ３アドレス・Ｍ
ＡＣアドレステーブル１１１とレイヤ３ルーティングプ
ロトコル処理部１１２が接続されている。
は、ＡＴＭスイッチ部１０３と、フロー識別部１０５
と、ＭＡＣスイッチ部１０７と、レイヤ３スイッチ部１
０９から構成される。ＡＴＭスイッチ部１０３は、２本
の入力ポート１０１と２本の出力ポート１０２とを有
し、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４が接続され
ている。フロー識別部１０５とＭＡＣスイッチ部１０７
には、それぞれフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０６
とポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８が接続されて
いる。レイヤ３スイッチ部１０９には、レイヤ３アドレ
スルーティングテーブル１１０とレイヤ３アドレス・Ｍ
ＡＣアドレステーブル１１１とレイヤ３ルーティングプ
ロトコル処理部１１２が接続されている。
【００３５】このようなマルチレイヤの通信装置では、
入力ポート１０１のいづれか一つのポートから入力され
たＡＴＭセルは、各レイヤに有するポート・ＶＰＩ−Ｖ
ＣＩテーブル１０４と、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ル１０６と、ポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８の
それぞれのテーブルを参照することによって得られた出
力ポート１０２のいづれか一つから、レイヤ３用パケッ
トに組み立て直すことなく転送出力を行う。
入力ポート１０１のいづれか一つのポートから入力され
たＡＴＭセルは、各レイヤに有するポート・ＶＰＩ−Ｖ
ＣＩテーブル１０４と、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ル１０６と、ポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８の
それぞれのテーブルを参照することによって得られた出
力ポート１０２のいづれか一つから、レイヤ３用パケッ
トに組み立て直すことなく転送出力を行う。
【００３６】以下、転送単位となるＡＴＭセルの構成や
各参照テーブルの構成を示しながら図１の本発明におけ
る第１の実施例のレイヤ３用マルチレイヤ通信装置を構
成する各部について詳細に説明する。
各参照テーブルの構成を示しながら図１の本発明におけ
る第１の実施例のレイヤ３用マルチレイヤ通信装置を構
成する各部について詳細に説明する。
【００３７】図２には、ＡＴＭセルの構成を示す。この
ようにＡＴＭセル２０１は、大きく転送セルのヘッダ情
報とユーザ情報で構成される。ヘッダ情報は、転送セル
の転送経路を決定する１２ビット構成のＶＰＩ２０１と
１６ビット構成のＶＣＩ２０２と、ユーザ情報の属性を
示す３ビット構成のＰＴ（Payload Type）２０３と、転
送の輻輳時に転送セルの廃棄を決める３ビット構成のＣ
ＬＰ（Cell Loss Priority）２０４と、転送セルの誤り
訂正を行うための８ビット構成のＨＥＣ（Header Error
Control）２０５から構成される。転送セルのユーザ情
報は、４８バイトのペイロードから構成される。このよ
うにＡＴＭ転送では、５３バイトのセルを一単位として
処理される。
ようにＡＴＭセル２０１は、大きく転送セルのヘッダ情
報とユーザ情報で構成される。ヘッダ情報は、転送セル
の転送経路を決定する１２ビット構成のＶＰＩ２０１と
１６ビット構成のＶＣＩ２０２と、ユーザ情報の属性を
示す３ビット構成のＰＴ（Payload Type）２０３と、転
送の輻輳時に転送セルの廃棄を決める３ビット構成のＣ
ＬＰ（Cell Loss Priority）２０４と、転送セルの誤り
訂正を行うための８ビット構成のＨＥＣ（Header Error
Control）２０５から構成される。転送セルのユーザ情
報は、４８バイトのペイロードから構成される。このよ
うにＡＴＭ転送では、５３バイトのセルを一単位として
処理される。
【００３８】図３には、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ルの構成を示す。このように、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩ
テーブル１０４は、入力ポート３０１と“入力ポートＶ
ＰＩ／ＶＣＩ”情報３０２に“出力ポートＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ”情報３０３と出力ポート３０４が対応している。従
って、入力ポート３０１と“入力ポートＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ”情報３０２と“出力ポートＶＰＩ／ＶＣＩ”情報３
０３と出力ポート３０４からショートカットパスの設定
を行う。
ルの構成を示す。このように、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩ
テーブル１０４は、入力ポート３０１と“入力ポートＶ
ＰＩ／ＶＣＩ”情報３０２に“出力ポートＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ”情報３０３と出力ポート３０４が対応している。従
って、入力ポート３０１と“入力ポートＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ”情報３０２と“出力ポートＶＰＩ／ＶＣＩ”情報３
０３と出力ポート３０４からショートカットパスの設定
を行う。
【００３９】図４に各レイヤのＡＴＭ転送データのマッ
ピング構成を示す。このように、ＡＴＭセルヘッダ４０
１1 、ＡＴＭセルペイロード４０２1 、ＡＴＭセルヘッ
ダ４０１2 、ＡＴＭセルペイロード４０２2 、…、ＡＴ
Ｍセルヘッダ４０１n とＡＴＭセルペイロード４０２n
は、上位レイヤの情報である“ＡＡＡＬ５−ＳＤＵ”４
１０とトレイラ４１１に組み立てることができる。“Ａ
ＡＡＬ５−ＳＤＵ”４１０は、ＭＡＣフレーム４２５
と、ＬＬＣ（Logical Link Control）フィールド４２１
と、ＯＵＩ（Organizationally Unique Identifier）フ
ィールド４２２とＰＩＤ（Packet Identifier ）フィー
ルド４２３とＰＡＤ（Padding ）フィールド４２４を付
与するような構成をとる。ＭＡＣレイヤにおける転送単
位となるＭＡＣフレーム４２５は、レイヤ３パケット４
３２にＭＡＣヘッダ４３１を付与するような構成をと
る。レイヤ３における転送単位となるレイヤ３パケット
４３２は、レイヤ４データグラム４４２にレイヤ３ヘッ
ダ４４１に付与するような構成をとる。
ピング構成を示す。このように、ＡＴＭセルヘッダ４０
１1 、ＡＴＭセルペイロード４０２1 、ＡＴＭセルヘッ
ダ４０１2 、ＡＴＭセルペイロード４０２2 、…、ＡＴ
Ｍセルヘッダ４０１n とＡＴＭセルペイロード４０２n
は、上位レイヤの情報である“ＡＡＡＬ５−ＳＤＵ”４
１０とトレイラ４１１に組み立てることができる。“Ａ
ＡＡＬ５−ＳＤＵ”４１０は、ＭＡＣフレーム４２５
と、ＬＬＣ（Logical Link Control）フィールド４２１
と、ＯＵＩ（Organizationally Unique Identifier）フ
ィールド４２２とＰＩＤ（Packet Identifier ）フィー
ルド４２３とＰＡＤ（Padding ）フィールド４２４を付
与するような構成をとる。ＭＡＣレイヤにおける転送単
位となるＭＡＣフレーム４２５は、レイヤ３パケット４
３２にＭＡＣヘッダ４３１を付与するような構成をと
る。レイヤ３における転送単位となるレイヤ３パケット
４３２は、レイヤ４データグラム４４２にレイヤ３ヘッ
ダ４４１に付与するような構成をとる。
【００４０】さてＡＴＭスイッチ部１０３において、入
力ポート１０１のいずれか１つから入力されたＡＴＭセ
ル２０１は、このＡＴＭセルのヘッダ情報内の転送経路
情報として定義されているＶＰＩ２０１およびＶＣＩ２
０２に基づいて、ＭＡＣフレームに組み立てるか否かを
判断される。ＭＡＣフレームに組み立てないと判断され
たときには、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４に
基づいて、転送出力する際のＡＴＭ出力ポート３０４と
転送出力するときのＶＰＩおよびＶＣＩ３０３を得る。
組み立てると判断されたときには、この入力されたＡＴ
Ｍセルはフロー識別部１０５に出力される。
力ポート１０１のいずれか１つから入力されたＡＴＭセ
ル２０１は、このＡＴＭセルのヘッダ情報内の転送経路
情報として定義されているＶＰＩ２０１およびＶＣＩ２
０２に基づいて、ＭＡＣフレームに組み立てるか否かを
判断される。ＭＡＣフレームに組み立てないと判断され
たときには、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４に
基づいて、転送出力する際のＡＴＭ出力ポート３０４と
転送出力するときのＶＰＩおよびＶＣＩ３０３を得る。
組み立てると判断されたときには、この入力されたＡＴ
Ｍセルはフロー識別部１０５に出力される。
【００４１】ＭＡＣフレームに組み立てるためにＡＴＭ
出力ポート１０２ではなくフロー識別部１０５に出力す
る場合には、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４の
出力ポートのフィールド３０４に、フロー識別部１０５
行きを示すことで対応するＶＰＩおよびＶＣＩを持つセ
ルをフロー識別部１０５に転送することができる。フロ
ー識別部１０５では、ＡＴＭスイッチ部１０３から転送
されたＡＴＭセル２０１を例えばＡＡＬ５処理を行うこ
とによってＭＡＣフレームを組み立てる。また、フロー
識別部転送セルのフローを識別するために、レイヤ３ヘ
ッダ内のレイヤ３の宛先アドレスと送信元アドレスをも
とに、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０６を参照し
て、出力するＡＴＭポートと出力ＶＰＩおよび出力ＶＣ
Ｉを得る。
出力ポート１０２ではなくフロー識別部１０５に出力す
る場合には、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４の
出力ポートのフィールド３０４に、フロー識別部１０５
行きを示すことで対応するＶＰＩおよびＶＣＩを持つセ
ルをフロー識別部１０５に転送することができる。フロ
ー識別部１０５では、ＡＴＭスイッチ部１０３から転送
されたＡＴＭセル２０１を例えばＡＡＬ５処理を行うこ
とによってＭＡＣフレームを組み立てる。また、フロー
識別部転送セルのフローを識別するために、レイヤ３ヘ
ッダ内のレイヤ３の宛先アドレスと送信元アドレスをも
とに、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０６を参照し
て、出力するＡＴＭポートと出力ＶＰＩおよび出力ＶＣ
Ｉを得る。
【００４２】図５には、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ルの構成を示す。このように、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩ
テーブル１０６において送信元レイヤ３アドレス５０１
と宛先レイヤ３アドレス５０２を出力ポートＶＰＩ情報
および出力ポートＶＣＩ情報５０３と出力ポート５０４
と対応付けし、送信元レイヤ３アドレス５０１と宛先レ
イヤ３アドレス５０２をフロー情報としてフローの識別
に用いられる。
ルの構成を示す。このように、フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩ
テーブル１０６において送信元レイヤ３アドレス５０１
と宛先レイヤ３アドレス５０２を出力ポートＶＰＩ情報
および出力ポートＶＣＩ情報５０３と出力ポート５０４
と対応付けし、送信元レイヤ３アドレス５０１と宛先レ
イヤ３アドレス５０２をフロー情報としてフローの識別
に用いられる。
【００４３】このフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０
６に、該当する宛先アドレスと送信元アドレスに基づい
たフローがない場合、ＭＡＣスイッチ部１０７に対し
て、組み立てられたＭＡＣフレームを出力する。
６に、該当する宛先アドレスと送信元アドレスに基づい
たフローがない場合、ＭＡＣスイッチ部１０７に対し
て、組み立てられたＭＡＣフレームを出力する。
【００４４】ＭＡＣスイッチ部１０７では、フロー識別
部１０５から出力されたＭＡＣフレームのＭＡＣヘッダ
内の宛先ＭＡＣアドレスをもとにポート・ＭＡＣアドレ
ステーブル１０８から、出力するＡＴＭ出力ポートを得
る。
部１０５から出力されたＭＡＣフレームのＭＡＣヘッダ
内の宛先ＭＡＣアドレスをもとにポート・ＭＡＣアドレ
ステーブル１０８から、出力するＡＴＭ出力ポートを得
る。
【００４５】図６には、ポート・ＭＡＣアドレステーブ
ルの構成を示す。このように、ポート・ＭＡＣアドレス
テーブル１０８は、次のスイッチへ転送するために宛先
ＭＡＣアドレス６０１から対応づけした出力ポート６０
２を得ることができる。
ルの構成を示す。このように、ポート・ＭＡＣアドレス
テーブル１０８は、次のスイッチへ転送するために宛先
ＭＡＣアドレス６０１から対応づけした出力ポート６０
２を得ることができる。
【００４６】前述の通り、フロー識別部１０５からＭＡ
Ｃスイッチ部１０７に出力される場合には転送フローご
とに割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないことか
ら、隣接スイッチ間で事前に設定されたある特定のＶＰ
ＩおよびＶＣＩを使用することによってＡＴＭスイッチ
部１０３を介して転送を行う。また、このポート・ＭＡ
Ｃアドレステーブル１０８に宛先ＭＡＣアドレスがない
場合、ＭＡＣアドレス解決要求パケットを関連する出力
ポートに転送する。この要求パケットに対して返答され
た返答パケットを受信することによって、この受信した
ポートを出力ポートとし、この返答結果をポート・ＭＡ
Ｃアドレステーブル１０８において学習する。この返答
パケットの内容は、要求したスイッチ以外のスイッチで
も学習され、対応するＭＡＣフレームを送信する以前
に、宛先に至るまでのスイッチのポート・ＭＡＣアドレ
ステーブル１０８にこのＭＡＣフレームを登録させるこ
とによって、次回のこのＭＡＣフレームの転送時に利用
する。また、このＭＡＣレイヤの宛先ＭＡＣアドレスが
自スイッチのＭＡＣアドレスであった場合は、レイヤ３
スイッチ部１０９に対してＭＡＣフレームをレイヤ３パ
ケットに組み立てて出力する。
Ｃスイッチ部１０７に出力される場合には転送フローご
とに割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないことか
ら、隣接スイッチ間で事前に設定されたある特定のＶＰ
ＩおよびＶＣＩを使用することによってＡＴＭスイッチ
部１０３を介して転送を行う。また、このポート・ＭＡ
Ｃアドレステーブル１０８に宛先ＭＡＣアドレスがない
場合、ＭＡＣアドレス解決要求パケットを関連する出力
ポートに転送する。この要求パケットに対して返答され
た返答パケットを受信することによって、この受信した
ポートを出力ポートとし、この返答結果をポート・ＭＡ
Ｃアドレステーブル１０８において学習する。この返答
パケットの内容は、要求したスイッチ以外のスイッチで
も学習され、対応するＭＡＣフレームを送信する以前
に、宛先に至るまでのスイッチのポート・ＭＡＣアドレ
ステーブル１０８にこのＭＡＣフレームを登録させるこ
とによって、次回のこのＭＡＣフレームの転送時に利用
する。また、このＭＡＣレイヤの宛先ＭＡＣアドレスが
自スイッチのＭＡＣアドレスであった場合は、レイヤ３
スイッチ部１０９に対してＭＡＣフレームをレイヤ３パ
ケットに組み立てて出力する。
【００４７】レイヤ３スイッチ部１０９では、出力され
てきたレイヤ３パケットのヘッダ内の宛先レイヤ３アド
レスをもとにレイヤ３アドレスルーティングテーブル１
１０から出力するＡＴＭ出力ポートを得る。レイヤ３が
ＩＰ（Internet Protocol ）の場合には、ＩＰアドレス
はネットワークアドレス部とホストアドレス部からなっ
ているが、レイヤ３アドレスルーティングテーブル１１
０にはＩＰアドレスのネットワークアドレス部が登録さ
れる。宛先ＩＰアドレスの最上位ビットから比較を行
い、一致したビット長が最も長いネットワークアドレス
がこの宛先ＩＰアドレスに対応するものとみなされる。
てきたレイヤ３パケットのヘッダ内の宛先レイヤ３アド
レスをもとにレイヤ３アドレスルーティングテーブル１
１０から出力するＡＴＭ出力ポートを得る。レイヤ３が
ＩＰ（Internet Protocol ）の場合には、ＩＰアドレス
はネットワークアドレス部とホストアドレス部からなっ
ているが、レイヤ３アドレスルーティングテーブル１１
０にはＩＰアドレスのネットワークアドレス部が登録さ
れる。宛先ＩＰアドレスの最上位ビットから比較を行
い、一致したビット長が最も長いネットワークアドレス
がこの宛先ＩＰアドレスに対応するものとみなされる。
【００４８】図７には、レイヤ３アドレスルーティング
テーブルの構成を示す。このように、レイヤ３アドレス
ルーティングテーブル１１０では、宛先ネットワークア
ドレス７０１とマスク情報７０２と経路選択の重み付け
となる“Ｍｅｔｒｉｃ”値７０３と次の転送先となるス
イッチを示す“Ｎｅｘｔ Ｓｗｉｔｃｈアドレス”７０
４と出力ポート７０５を対応付けている。
テーブルの構成を示す。このように、レイヤ３アドレス
ルーティングテーブル１１０では、宛先ネットワークア
ドレス７０１とマスク情報７０２と経路選択の重み付け
となる“Ｍｅｔｒｉｃ”値７０３と次の転送先となるス
イッチを示す“Ｎｅｘｔ Ｓｗｉｔｃｈアドレス”７０
４と出力ポート７０５を対応付けている。
【００４９】このレイヤ３アドレスルーティングテーブ
ル１１０から、レイヤ３パケットのヘッダ内の宛先レイ
ヤ３アドレスに基づいてＡＴＭ出力ポートを得ると、レ
イヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１から宛先レイヤ
３アドレスに対応し、宛先アドレスに至る経路上の次の
スイッチを示すＭＡＣアドレスを得る。
ル１１０から、レイヤ３パケットのヘッダ内の宛先レイ
ヤ３アドレスに基づいてＡＴＭ出力ポートを得ると、レ
イヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１から宛先レイヤ
３アドレスに対応し、宛先アドレスに至る経路上の次の
スイッチを示すＭＡＣアドレスを得る。
【００５０】図８には、レイヤ３・ＭＡＣアドレステー
ブルの構成を示す。このように、レイヤ３・ＭＡＣアド
レステーブル１１１は、宛先となるレイヤ３アドレスを
次の転送スイッチを示すＭＡＣアドレスを対応づけてい
る。
ブルの構成を示す。このように、レイヤ３・ＭＡＣアド
レステーブル１１１は、宛先となるレイヤ３アドレスを
次の転送スイッチを示すＭＡＣアドレスを対応づけてい
る。
【００５１】レイヤ３ルーティングの場合、直接の宛先
との間にレイヤ３用の通信装置があれば、次のホップに
あたるレイヤ３用の通信装置に転送することになるの
で、レイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１のＭＡＣ
アドレスは次のホップのレイヤ３用の通信装置のＭＡＣ
アドレスである場合がある。また、この場合はフロー毎
に割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないため、隣接
スイッチ間で予め設定されたある特定のＶＰＩおよびＶ
ＣＩを使用することによってＡＴＭスイッチ部１０３を
介して転送を行う。さらにレイヤ３・ＭＡＣアドレステ
ーブル１１１に、宛先ＭＡＣアドレスがない場合は、Ｍ
ＡＣアドレス解決要求パッケージを全ての出力ポートに
転送する。この要求パケットに対する返答パケット内に
は、宛先ＭＡＣアドレスが含まれることになるので、返
答結果をこのレイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１
において学習する。
との間にレイヤ３用の通信装置があれば、次のホップに
あたるレイヤ３用の通信装置に転送することになるの
で、レイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１のＭＡＣ
アドレスは次のホップのレイヤ３用の通信装置のＭＡＣ
アドレスである場合がある。また、この場合はフロー毎
に割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないため、隣接
スイッチ間で予め設定されたある特定のＶＰＩおよびＶ
ＣＩを使用することによってＡＴＭスイッチ部１０３を
介して転送を行う。さらにレイヤ３・ＭＡＣアドレステ
ーブル１１１に、宛先ＭＡＣアドレスがない場合は、Ｍ
ＡＣアドレス解決要求パッケージを全ての出力ポートに
転送する。この要求パケットに対する返答パケット内に
は、宛先ＭＡＣアドレスが含まれることになるので、返
答結果をこのレイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１１
において学習する。
【００５２】レイヤ３ルーティングプロトコル処理部１
１２では、ルーティングプロトコルのメッセージを転送
するレイヤ３パケットを処理してレイヤ３ルーティング
プロトコルを構成する。レイヤ３パケットの宛先レイヤ
３アドレスが自レイヤ３アドレスである場合には、他の
通信装置への転送を行わず、ルーティングプロトコルの
メッセージを転送するレイヤ３パケットとして処理す
る。また、必要に応じてルーティングプロトコルのメッ
セージを転送するレイヤ３パケットの生成を行う。
１２では、ルーティングプロトコルのメッセージを転送
するレイヤ３パケットを処理してレイヤ３ルーティング
プロトコルを構成する。レイヤ３パケットの宛先レイヤ
３アドレスが自レイヤ３アドレスである場合には、他の
通信装置への転送を行わず、ルーティングプロトコルの
メッセージを転送するレイヤ３パケットとして処理す
る。また、必要に応じてルーティングプロトコルのメッ
セージを転送するレイヤ３パケットの生成を行う。
【００５３】第２の実施例
【００５４】図９に、本発明の第２の実施例におけるＭ
ＡＣレイヤ用通信装置の構成を示す。図９で図１と同一
の部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適
宜省略する。第２の実施例では、第１の実施例における
レイヤ３用の通信装置からレイヤ３用スイッチ部を省略
した構成であり、２本の入力ポート１０１と２本の出力
ポート１０２とポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４
を有するＡＴＭスイッチ部１０３と、ＡＴＭスイッチ部
１０３と接続されてフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１
０６を有するフロー識別部１０５と、フロー識別部１０
５と接続されてポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８
を有するＭＡＣスイッチ部９０７から構成される。これ
らのブロックの動作についてはレイヤ３用のＡＴＭ通信
装置と同様である。
ＡＣレイヤ用通信装置の構成を示す。図９で図１と同一
の部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適
宜省略する。第２の実施例では、第１の実施例における
レイヤ３用の通信装置からレイヤ３用スイッチ部を省略
した構成であり、２本の入力ポート１０１と２本の出力
ポート１０２とポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１０４
を有するＡＴＭスイッチ部１０３と、ＡＴＭスイッチ部
１０３と接続されてフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１
０６を有するフロー識別部１０５と、フロー識別部１０
５と接続されてポート・ＭＡＣアドレステーブル１０８
を有するＭＡＣスイッチ部９０７から構成される。これ
らのブロックの動作についてはレイヤ３用のＡＴＭ通信
装置と同様である。
【００５５】この第２の実施例のＭＡＣスイッチ部９０
７は、第１の実施例のＭＡＣスイッチ部１０７と同様
に、フロー識別部１０５から出力されたＭＡＣフレーム
のＭＡＣヘッダ内の宛先ＭＡＣアドレスをもとにポート
・ＭＡＣアドレステーブル１０８から、出力するＡＴＭ
出力ポートを得る。第１の実施例と同じように、フロー
識別部１０５から転送される場合には転送フローごとに
割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないことから、隣
接スイッチ間で事前に設定されたある特定のＶＰＩおよ
びＶＣＩを利用することによってＡＴＭスイッチ部１０
３を介して転送を行う。また、このポート・ＭＡＣアド
レステーブル１０８に宛先ＭＡＣアドレスがない場合、
ＭＡＣアドレス解決要求パケットを関連する出力ポート
に転送する。この要求パケットに対して返答された返答
パケットを受信することによって、この受信したポート
を出力ポートとし、この返答結果をポート・ＭＡＣアド
レステーブル１０８において学習する。この返答パケッ
トの内容は、要求したスイッチ以外のスイッチでも学習
され、対応するＭＡＣフレームを送信する以前に、宛先
に至るまでのスイッチのポート・ＭＡＣアドレステーブ
ル１０８にこのＭＡＣフレームを登録させることによっ
て、次回のこのＭＡＣフレームの転送時に利用する。こ
のように転送データのフローを識別し、ＶＰＩおよびＶ
ＣＩと対応づけることによって、ＭＡＣレイヤ用の通信
装置でも、従来のブリッジ装置より高度なショートカッ
トパス設定によるデータ転送を実現できる。
７は、第１の実施例のＭＡＣスイッチ部１０７と同様
に、フロー識別部１０５から出力されたＭＡＣフレーム
のＭＡＣヘッダ内の宛先ＭＡＣアドレスをもとにポート
・ＭＡＣアドレステーブル１０８から、出力するＡＴＭ
出力ポートを得る。第１の実施例と同じように、フロー
識別部１０５から転送される場合には転送フローごとに
割り当てられたＶＰＩおよびＶＣＩがないことから、隣
接スイッチ間で事前に設定されたある特定のＶＰＩおよ
びＶＣＩを利用することによってＡＴＭスイッチ部１０
３を介して転送を行う。また、このポート・ＭＡＣアド
レステーブル１０８に宛先ＭＡＣアドレスがない場合、
ＭＡＣアドレス解決要求パケットを関連する出力ポート
に転送する。この要求パケットに対して返答された返答
パケットを受信することによって、この受信したポート
を出力ポートとし、この返答結果をポート・ＭＡＣアド
レステーブル１０８において学習する。この返答パケッ
トの内容は、要求したスイッチ以外のスイッチでも学習
され、対応するＭＡＣフレームを送信する以前に、宛先
に至るまでのスイッチのポート・ＭＡＣアドレステーブ
ル１０８にこのＭＡＣフレームを登録させることによっ
て、次回のこのＭＡＣフレームの転送時に利用する。こ
のように転送データのフローを識別し、ＶＰＩおよびＶ
ＣＩと対応づけることによって、ＭＡＣレイヤ用の通信
装置でも、従来のブリッジ装置より高度なショートカッ
トパス設定によるデータ転送を実現できる。
【００５６】第３の実施例
【００５７】図１０に、本発明の第３の実施例における
ゲートウェイスイッチの構成を示す。この第３の実施例
で第１の実施例と同一の部分には同一の符号を付してお
り、これらの説明を適宜省略する。第３の実施例では、
ＡＴＭ以外の回線を接続し、複数の入力ポート１００１
と複数の出力ポート１００２を有する既存回線スイッチ
部１００３からＭＡＣスイッチ部１００７へ入力されて
いる。図１０ではレイヤ３のルーティングプロトコルを
処理した結果に従って、レイヤ３パケットを転送する。
他のブロック構成部の動作は前述のレイヤ３用の通信装
置と同様な処理を行う。ポート・ＭＡＣアドレステーブ
ル１０８に従って転送を行うゲートウェイスイッチは、
図１０からレイヤ３スイッチング機能を省略した構成で
実現できる。
ゲートウェイスイッチの構成を示す。この第３の実施例
で第１の実施例と同一の部分には同一の符号を付してお
り、これらの説明を適宜省略する。第３の実施例では、
ＡＴＭ以外の回線を接続し、複数の入力ポート１００１
と複数の出力ポート１００２を有する既存回線スイッチ
部１００３からＭＡＣスイッチ部１００７へ入力されて
いる。図１０ではレイヤ３のルーティングプロトコルを
処理した結果に従って、レイヤ３パケットを転送する。
他のブロック構成部の動作は前述のレイヤ３用の通信装
置と同様な処理を行う。ポート・ＭＡＣアドレステーブ
ル１０８に従って転送を行うゲートウェイスイッチは、
図１０からレイヤ３スイッチング機能を省略した構成で
実現できる。
【００５８】この第３の実施例のゲートウェイスイッチ
は、ＡＴＭ以外の回線から入力されたデータを既存回線
部１００３においてＡＴＭ転送に対応するデータの組み
立てを行うなどのメディアやプロトコルが異なる等のネ
ットワークの差を吸収してＭＡＣスイッチ部１００７へ
転送している。ＭＡＣスイッチ部１００７は、データ転
送の入出力をＡＴＭ回線で行うか、ＡＴＭ以外の回線で
行うかにより、フロー識別部１０５か既存回線部１００
３に接続を変更することができる以外は、レイヤスイッ
チ部１０７と同様の動作を行う。このようにネットワー
クの差を吸収できるゲートウェイスイッチにおいても、
本発明を用いることによって、より柔軟なネットワーク
にも対応できる。
は、ＡＴＭ以外の回線から入力されたデータを既存回線
部１００３においてＡＴＭ転送に対応するデータの組み
立てを行うなどのメディアやプロトコルが異なる等のネ
ットワークの差を吸収してＭＡＣスイッチ部１００７へ
転送している。ＭＡＣスイッチ部１００７は、データ転
送の入出力をＡＴＭ回線で行うか、ＡＴＭ以外の回線で
行うかにより、フロー識別部１０５か既存回線部１００
３に接続を変更することができる以外は、レイヤスイッ
チ部１０７と同様の動作を行う。このようにネットワー
クの差を吸収できるゲートウェイスイッチにおいても、
本発明を用いることによって、より柔軟なネットワーク
にも対応できる。
【００５９】次に、以上のように説明した実施例を用い
て、動作の説明をする。
て、動作の説明をする。
【００６０】図１１から図１３は、以上のように説明し
た実施例におけるレイヤ３用の通信装置とＭＡＣレイヤ
用の通信装置を用いたデータ転送時の各スイッチの動作
を説明するための図である。なお、図１２と図１３は、
図１１に示す動作説明の最初の手順を示す説明図と同一
要素部分には同一符号を付している。
た実施例におけるレイヤ３用の通信装置とＭＡＣレイヤ
用の通信装置を用いたデータ転送時の各スイッチの動作
を説明するための図である。なお、図１２と図１３は、
図１１に示す動作説明の最初の手順を示す説明図と同一
要素部分には同一符号を付している。
【００６１】動作を説明するための図１１では、前述し
たレイヤ３用通信装置Ａと前述したＭＡＣレイヤ用通信
装置Ｂと同様にレイヤ３用通信装置Ｃが接続されてい
る。レイヤ３用通信装置ＡからＭＡＣレイヤ用通信装置
Ｂを介して、レイヤ３用通信装置Ｃへデータを転送する
ものとする。また図１２と図１３は、図１１から順に動
作手順に基づいて説明するためのものである。
たレイヤ３用通信装置Ａと前述したＭＡＣレイヤ用通信
装置Ｂと同様にレイヤ３用通信装置Ｃが接続されてい
る。レイヤ３用通信装置ＡからＭＡＣレイヤ用通信装置
Ｂを介して、レイヤ３用通信装置Ｃへデータを転送する
ものとする。また図１２と図１３は、図１１から順に動
作手順に基づいて説明するためのものである。
【００６２】データ転送フローの最初のＭＡＣフレーム
およびレイヤ３パケットはフロー識別部のフロー・ＶＰ
Ｉ−ＶＣＩテーブル１１０６1 〜１１０６3 登録がない
ため、ＭＡＣレイヤ用通信装置ではＭＡＣスイッチ部１
１０７2 にＭＡＣフレームが、レイヤ３用通信装置では
ＭＡＣスイッチ部１１０７3 またはレイヤ３スイッチ部
１１０９3 に転送される。（図１１の１１５１）図１１
では、レイヤ３スイッチ部１１０９3 に転送される場合
を示している。
およびレイヤ３パケットはフロー識別部のフロー・ＶＰ
Ｉ−ＶＣＩテーブル１１０６1 〜１１０６3 登録がない
ため、ＭＡＣレイヤ用通信装置ではＭＡＣスイッチ部１
１０７2 にＭＡＣフレームが、レイヤ３用通信装置では
ＭＡＣスイッチ部１１０７3 またはレイヤ３スイッチ部
１１０９3 に転送される。（図１１の１１５１）図１１
では、レイヤ３スイッチ部１１０９3 に転送される場合
を示している。
【００６３】転送される際、ＭＡＣフレームはポート・
ＭＡＣアドレステーブルに従って、レイヤ３パケットは
レイヤ３ルーティングテーブルに従って転送されること
になる。このとき、レイヤ３パケットの次の転送先のレ
イヤアドレスがレイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１
１１1 、あるいはＭＡＣフレームの次の転送先のレイヤ
アドレスがポート・ＭＡＣアドレステーブル１１０８2
にないときには、ＭＡＣアドレス解決要求パケットを転
送先が含まれるネットワークに関連する全ての出力ポー
トに送信される。このＭＡＣアドレス解決要求パケット
に対する返答パケットを受信して、返答パケットの内容
を各テーブルに学習させることによって、ＭＡＣフレー
ムおよびレイヤ３パケットの転送を行う。この転送は予
め隣接スイッチ間で定めたある特定のフロー転送用で、
通常転送では割り当てられていないＶＰＩおよびＶＣＩ
を利用して転送を行う（図１１の１１５１）。
ＭＡＣアドレステーブルに従って、レイヤ３パケットは
レイヤ３ルーティングテーブルに従って転送されること
になる。このとき、レイヤ３パケットの次の転送先のレ
イヤアドレスがレイヤ３・ＭＡＣアドレステーブル１１
１１1 、あるいはＭＡＣフレームの次の転送先のレイヤ
アドレスがポート・ＭＡＣアドレステーブル１１０８2
にないときには、ＭＡＣアドレス解決要求パケットを転
送先が含まれるネットワークに関連する全ての出力ポー
トに送信される。このＭＡＣアドレス解決要求パケット
に対する返答パケットを受信して、返答パケットの内容
を各テーブルに学習させることによって、ＭＡＣフレー
ムおよびレイヤ３パケットの転送を行う。この転送は予
め隣接スイッチ間で定めたある特定のフロー転送用で、
通常転送では割り当てられていないＶＰＩおよびＶＣＩ
を利用して転送を行う（図１１の１１５１）。
【００６４】フロー識別部のフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテ
ーブル１１０６2 に登録されていなければ、このフロー
が長時間データ転送が必要である等の理由で、ＭＡＣフ
レームやレイヤ３パケットに組み立て直すことなく、Ａ
ＴＭスイッチ部１１０３2 のみで受信したＡＴＭセルを
出力ポートに転送するときには、このフローにＶＰＩお
よびＶＣＩを割り当て、このフローの送信側である上流
スイッチに対して、このフローとＶＰＩおよびＶＣＩ情
報を通知する（図１１の１１５２）。
ーブル１１０６2 に登録されていなければ、このフロー
が長時間データ転送が必要である等の理由で、ＭＡＣフ
レームやレイヤ３パケットに組み立て直すことなく、Ａ
ＴＭスイッチ部１１０３2 のみで受信したＡＴＭセルを
出力ポートに転送するときには、このフローにＶＰＩお
よびＶＣＩを割り当て、このフローの送信側である上流
スイッチに対して、このフローとＶＰＩおよびＶＣＩ情
報を通知する（図１１の１１５２）。
【００６５】次に図１２において、前述のフローに対す
るＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てが通知されると、各ス
イッチのフロー識別部ではフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテー
ブルに、通知されたフローとＶＰＩおよびＶＣＩを登録
する。この割り当ての通知があるまでは、フロー転送用
に定められて利用したＶＰＩおよびＶＣＩと、転送に使
用した出力ポートの登録を行うことによって、このテー
ブルを使用する。登録後は、このフローで行われるＭＡ
Ｃフレームやレイヤ３パケットの転送は、このフロー・
ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１１０６2 を参照して行われる
（図１２の１２５３）。
るＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てが通知されると、各ス
イッチのフロー識別部ではフロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテー
ブルに、通知されたフローとＶＰＩおよびＶＣＩを登録
する。この割り当ての通知があるまでは、フロー転送用
に定められて利用したＶＰＩおよびＶＣＩと、転送に使
用した出力ポートの登録を行うことによって、このテー
ブルを使用する。登録後は、このフローで行われるＭＡ
Ｃフレームやレイヤ３パケットの転送は、このフロー・
ＶＰＩ−ＶＣＩテーブル１１０６2 を参照して行われる
（図１２の１２５３）。
【００６６】次に図１３において、前述の送信側に位置
する上流スイッチにＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てを通
知し、受信側に位置する下流スイッチからＶＰＩおよび
ＶＣＩの割り当てが通知されると、ＡＴＭスイッチ部で
はそれぞれ入力ＶＰＩおよび入力ＶＣＩと出力ＶＰＩお
よび出力ＶＣＩとして対応するＡＴＭスイッチ部の入力
ポートと出力ポートを結び付けることによって、ショー
トカットパスを設定し、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ル１１０４2 に登録する。このようにショートカットパ
スとして設定されたフローに属するＡＴＭセルの転送は
ＭＡＣフレームやレイヤ３パケットに組み立てずに行わ
れることになる（図１３の１３５４）。
する上流スイッチにＶＰＩおよびＶＣＩの割り当てを通
知し、受信側に位置する下流スイッチからＶＰＩおよび
ＶＣＩの割り当てが通知されると、ＡＴＭスイッチ部で
はそれぞれ入力ＶＰＩおよび入力ＶＣＩと出力ＶＰＩお
よび出力ＶＣＩとして対応するＡＴＭスイッチ部の入力
ポートと出力ポートを結び付けることによって、ショー
トカットパスを設定し、ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテーブ
ル１１０４2 に登録する。このようにショートカットパ
スとして設定されたフローに属するＡＴＭセルの転送は
ＭＡＣフレームやレイヤ３パケットに組み立てずに行わ
れることになる（図１３の１３５４）。
【００６７】なお前述の本実施例では入力ポートと出力
ポートが２本であったが、例えばこれらのポート数が増
えても本発明による効果に変わりはない。
ポートが２本であったが、例えばこれらのポート数が増
えても本発明による効果に変わりはない。
【００６８】また前述の第１の実施例ではＭＡＣフレー
ムの組み立てはＡＡＡＬ５処理で行ったが、例えばＡＡ
Ｌ３処理やＡＡＬ４処理でもよく、その組み立て方法に
よって本発明の効果は変わらない。
ムの組み立てはＡＡＡＬ５処理で行ったが、例えばＡＡ
Ｌ３処理やＡＡＬ４処理でもよく、その組み立て方法に
よって本発明の効果は変わらない。
【００６９】また前述の第１の実施例ではフローの識別
を行うためにレイヤ３ヘッダ内のレイヤ３宛先アドレス
と送信元アドレスを使用しているが、レイヤ４以上の情
報を利用してもよく、例えばレイヤ４として「ＴＣＰ／
ＵＤＰ」を考えた場合は、宛先と送信元ポート番号を利
用することができる。
を行うためにレイヤ３ヘッダ内のレイヤ３宛先アドレス
と送信元アドレスを使用しているが、レイヤ４以上の情
報を利用してもよく、例えばレイヤ４として「ＴＣＰ／
ＵＤＰ」を考えた場合は、宛先と送信元ポート番号を利
用することができる。
【００７０】本発明を用いたゲートウェイスイッチにお
いても同様な動作が行われる。ＡＴＭ以外の既存回線部
はＭＡＣスイッチ部までのものは通常のブリッジと同様
な動作をし、レイヤ３スイッチ部までのものは通常のル
ータと同様な動作をする。
いても同様な動作が行われる。ＡＴＭ以外の既存回線部
はＭＡＣスイッチ部までのものは通常のブリッジと同様
な動作をし、レイヤ３スイッチ部までのものは通常のル
ータと同様な動作をする。
【００７１】ＭＡＣレイヤ用スイッチを介した接続を論
理的にツリー状に接続することによって、宛先とは無関
係なスイッチへの無駄なトラヒックを減らすことができ
る。論理的にツリー状に接続する方式は、各スイッチで
設定してもよいし、ＩＥＥＥ（Institute of Electrica
l and Electronics Engineers ）８２．１．Ｄのスパニ
ングツリープロトコルを用いても、その効果は変わらな
い。
理的にツリー状に接続することによって、宛先とは無関
係なスイッチへの無駄なトラヒックを減らすことができ
る。論理的にツリー状に接続する方式は、各スイッチで
設定してもよいし、ＩＥＥＥ（Institute of Electrica
l and Electronics Engineers ）８２．１．Ｄのスパニ
ングツリープロトコルを用いても、その効果は変わらな
い。
【００７２】さらに、ＡＴＭ以外の既存回線を収容し、
レイヤ３のルーティングプロトコル処理を行うゲートウ
ェイスイッチにおいて、ＡＴＭ回線を収容する端末がレ
イヤ３用の通信装置に接続されている場合には、レイヤ
３のルーティングプロトコルを利用して複数のネットワ
ークをそれぞれ異なるＶＰＩに割り当てる。本発明のマ
ルチレイヤＡＴＭ通信装置において、入力されるフロー
のレイヤ３パケットの宛先ネットワークを判別し、この
宛先ネットワークに割り当てられたＶＰＩを使用して転
送することもできる。これにより、ネットワーク全体に
物理的な制約がない、論理的に分割されたネットワーク
を構築することが可能となり、同一ネットワークは各ス
イッチを論理的にツリー接続し、そのツリーに沿って転
送することで可能となる。
レイヤ３のルーティングプロトコル処理を行うゲートウ
ェイスイッチにおいて、ＡＴＭ回線を収容する端末がレ
イヤ３用の通信装置に接続されている場合には、レイヤ
３のルーティングプロトコルを利用して複数のネットワ
ークをそれぞれ異なるＶＰＩに割り当てる。本発明のマ
ルチレイヤＡＴＭ通信装置において、入力されるフロー
のレイヤ３パケットの宛先ネットワークを判別し、この
宛先ネットワークに割り当てられたＶＰＩを使用して転
送することもできる。これにより、ネットワーク全体に
物理的な制約がない、論理的に分割されたネットワーク
を構築することが可能となり、同一ネットワークは各ス
イッチを論理的にツリー接続し、そのツリーに沿って転
送することで可能となる。
【００７３】さらに、ショートカットパス毎にＡＴＭセ
ルの通信量を監視し、ある一定時間以上通信されるＡＴ
Ｍセルが検出されない場合にはショートカットパスを解
除することができる。または本発明のＡＴＭ通信装置に
おけるフローの出口にあたるゲートウェイスイッチにお
いて、レイヤ４以上の上位レイヤの情報を監視し、上位
レイヤのセッションの解放等を検出したときに、そのフ
ローの送信側のスイッチに対しショートカットパスの解
除を通知し、各スイッチの上流方向にその通知を転送す
れば、より迅速なショートカットパスの解除が実現でき
る。例えば、レイヤ４がＴＣＰである場合、ＴＣＰのヘ
ッダのＦＩＮフィールドを監視し、ＦＩＮフィールドが
オンになっていることを検出したときに、ショートカッ
トパスの解除を通知すればよい。これにより、迅速なコ
ネクション解除が可能となる。
ルの通信量を監視し、ある一定時間以上通信されるＡＴ
Ｍセルが検出されない場合にはショートカットパスを解
除することができる。または本発明のＡＴＭ通信装置に
おけるフローの出口にあたるゲートウェイスイッチにお
いて、レイヤ４以上の上位レイヤの情報を監視し、上位
レイヤのセッションの解放等を検出したときに、そのフ
ローの送信側のスイッチに対しショートカットパスの解
除を通知し、各スイッチの上流方向にその通知を転送す
れば、より迅速なショートカットパスの解除が実現でき
る。例えば、レイヤ４がＴＣＰである場合、ＴＣＰのヘ
ッダのＦＩＮフィールドを監視し、ＦＩＮフィールドが
オンになっていることを検出したときに、ショートカッ
トパスの解除を通知すればよい。これにより、迅速なコ
ネクション解除が可能となる。
【００７４】以上説明したように、ＭＡＣレイヤ用スイ
ッチにフロー識別手段を追加し、フローとＶＰＩおよび
ＶＣＩの割り当て情報を隣接スイッチ間で交換すること
によって、容易にショートカットパスを形成することが
できる。また、レイヤ３のルーティングプロトコルを処
理する機能を持たない安価なＭＡＣレイヤ用スイッチを
用いて、高速なデータ転送が可能な大規模ネットワーク
を構築することができる。さらに本発明によって実現可
能になった機能をふまえてネットワークを構築すれば、
より安価に柔軟なネットワークの構築が可能となる。
ッチにフロー識別手段を追加し、フローとＶＰＩおよび
ＶＣＩの割り当て情報を隣接スイッチ間で交換すること
によって、容易にショートカットパスを形成することが
できる。また、レイヤ３のルーティングプロトコルを処
理する機能を持たない安価なＭＡＣレイヤ用スイッチを
用いて、高速なデータ転送が可能な大規模ネットワーク
を構築することができる。さらに本発明によって実現可
能になった機能をふまえてネットワークを構築すれば、
より安価に柔軟なネットワークの構築が可能となる。
【００７５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１記載の発明によれば、ＭＡＣレイヤにフロー識別手段
を設けて、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティン
グプロトコル処理を行わずショートカットパスの設定を
可能にしたので、大規模なネットワークを安価に構成で
きる。
１記載の発明によれば、ＭＡＣレイヤにフロー識別手段
を設けて、ネットワーク層であるレイヤ３のルーティン
グプロトコル処理を行わずショートカットパスの設定を
可能にしたので、大規模なネットワークを安価に構成で
きる。
【００７６】また、請求項２記載の発明によれば、ＭＡ
Ｃレイヤにフロー識別手段を設けて、ＡＴＭ以外の回線
入出力をＭＡＣスイッチ部で行わせるとともに、ネット
ワーク層であるレイヤ３のルーティングプロトコル処理
を行わずショートカットパスの設定を可能にしたので、
通信レイヤに対して柔軟性を持ち、大規模なネットワー
クを安価に構成できる。
Ｃレイヤにフロー識別手段を設けて、ＡＴＭ以外の回線
入出力をＭＡＣスイッチ部で行わせるとともに、ネット
ワーク層であるレイヤ３のルーティングプロトコル処理
を行わずショートカットパスの設定を可能にしたので、
通信レイヤに対して柔軟性を持ち、大規模なネットワー
クを安価に構成できる。
【００７７】また請求項３記載の発明によれば、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段を設けて、ネットワーク層であ
るレイヤ３のルーティングプロトコル処理を行わずショ
ートカットパスの設定を可能にしたので、大規模なネッ
トワークを安価に構成できる。
レイヤにフロー識別手段を設けて、ネットワーク層であ
るレイヤ３のルーティングプロトコル処理を行わずショ
ートカットパスの設定を可能にしたので、大規模なネッ
トワークを安価に構成できる。
【００７８】また請求項４記載の発明によれば、ＭＡＣ
レイヤにフロー識別手段を設けて、ネットワーク層であ
るレイヤ３のルーティングプロトコル処理を行わずショ
ートカットパスの設定を可能にしたので、大規模なネッ
トワークを安価に構成できる。さらに、転送先のＭＡＣ
アドレスが不明のときには、送信したアドレス解決要求
パケットに対する返答パケットの内容を転送先にいたる
までの各スイッチングノードに情報を保持させることに
よって、転送先に至るまでのスイッチングノードはこの
保持情報に基づき、アドレス解決を一切行う必要がなく
なる。
レイヤにフロー識別手段を設けて、ネットワーク層であ
るレイヤ３のルーティングプロトコル処理を行わずショ
ートカットパスの設定を可能にしたので、大規模なネッ
トワークを安価に構成できる。さらに、転送先のＭＡＣ
アドレスが不明のときには、送信したアドレス解決要求
パケットに対する返答パケットの内容を転送先にいたる
までの各スイッチングノードに情報を保持させることに
よって、転送先に至るまでのスイッチングノードはこの
保持情報に基づき、アドレス解決を一切行う必要がなく
なる。
【００７９】さらに請求項５記載の発明によれば、ポー
ト数に制限されたような通信フローの迅速なコネクショ
ンの解除を行うことができるため、通信用途に応じて融
通性のあるネットワークを構成することができる。
ト数に制限されたような通信フローの迅速なコネクショ
ンの解除を行うことができるため、通信用途に応じて融
通性のあるネットワークを構成することができる。
【００８０】さらに請求項６記載の発明によれば、一旦
設定されたショートカットパスの設定をアプリケーショ
ンに応じて解除させることによって、特定の通信フロー
の迅速なコネクションの解除を行うことができるため、
通信用途に応じて融通性のあるネットワークを構成する
ことができる。
設定されたショートカットパスの設定をアプリケーショ
ンに応じて解除させることによって、特定の通信フロー
の迅速なコネクションの解除を行うことができるため、
通信用途に応じて融通性のあるネットワークを構成する
ことができる。
【００８１】さらに請求項７記載の発明によれば、スイ
ッチングノードの入出力ポートに依存せずに、すべての
スイッチングノードにわたって論理的に区別されたネッ
トワークを構成できるため、異なるネットワーク間のデ
ータ転送時のみレイヤ３用スイッチ手段を通過すること
になるので、レイヤ３のルーティングプロトコル処理を
行うレイヤ３用スイッチ手段の負荷を軽減することがで
きる。
ッチングノードの入出力ポートに依存せずに、すべての
スイッチングノードにわたって論理的に区別されたネッ
トワークを構成できるため、異なるネットワーク間のデ
ータ転送時のみレイヤ３用スイッチ手段を通過すること
になるので、レイヤ３のルーティングプロトコル処理を
行うレイヤ３用スイッチ手段の負荷を軽減することがで
きる。
【００８２】さらに請求項８記載の発明では、スイッチ
ングノードの入出力ポートに依存せずに、すべてのスイ
ッチングノードにわたって論理的に区別されたネットワ
ークを構成できるため、端末は接続するスイッチングノ
ードを変更するような移動を行っても、アドレスの変更
の処理を行う必要がなくなり、ネットワークの保守性を
高めることができる。
ングノードの入出力ポートに依存せずに、すべてのスイ
ッチングノードにわたって論理的に区別されたネットワ
ークを構成できるため、端末は接続するスイッチングノ
ードを変更するような移動を行っても、アドレスの変更
の処理を行う必要がなくなり、ネットワークの保守性を
高めることができる。
【００８３】さらに請求項９記載の発明によれば、転送
セルのヘッダ情報にある宛先と送信元情報に限らずアプ
リケーションの用途に応じてフロー情報を与えることに
よって、さらに高度で効率的なデータ転送を行えるよう
になる。
セルのヘッダ情報にある宛先と送信元情報に限らずアプ
リケーションの用途に応じてフロー情報を与えることに
よって、さらに高度で効率的なデータ転送を行えるよう
になる。
【図１】 本発明の第１の実施例におけるレイヤ３用の
ＡＴＭ通信装置の構成ブロック図である。
ＡＴＭ通信装置の構成ブロック図である。
【図２】 本第１の実施例におけるＡＴＭセルの構成を
表わした図である。
表わした図である。
【図３】 本第１の実施例におけるポート・ＶＰＩ−Ｖ
ＣＩテーブルの構成を表わした図である。
ＣＩテーブルの構成を表わした図である。
【図４】 本第１の実施例におけるＭＡＣフレームとＡ
ＴＭのマッピング構成を表わした図である。
ＴＭのマッピング構成を表わした図である。
【図５】 本第１の実施例におけるフロー・ＶＰＩ−Ｖ
ＣＩテーブル構成を表わした図である。
ＣＩテーブル構成を表わした図である。
【図６】 本第１の実施例におけるポート・ＭＡＣアド
レステーブル構成を表わした図である。
レステーブル構成を表わした図である。
【図７】 本第１の実施例におけるレイヤ３アドレスル
ーティングテーブル構成を表わした図である。
ーティングテーブル構成を表わした図である。
【図８】 本第１の実施例におけるレイヤ３・ＭＡＣア
ドレステーブル構成を表わした図である。
ドレステーブル構成を表わした図である。
【図９】 本発明の第２の実施例におけるＭＡＣ用通信
装置の構成ブロック図である。
装置の構成ブロック図である。
【図１０】 本発明の第３の実施例におけるゲートウェ
イスイッチ構成を表わした図である。
イスイッチ構成を表わした図である。
【図１１】 本発明の実施例を組み合わせたときのデー
タ転送動作の第４の手順を説明するための図である。
タ転送動作の第４の手順を説明するための図である。
【図１２】 本発明の実施例を組み合わせたときのデー
タ転送動作の第２の手順を説明するための図である。
タ転送動作の第２の手順を説明するための図である。
【図１３】 本発明の実施例を組み合わせたときのデー
タ転送動作の第３の手順を説明するための図である。
タ転送動作の第３の手順を説明するための図である。
【図１４】 従来のショートカットパス設定を行う通信
装置の構成例である。
装置の構成例である。
１０１ 入力ポート １０２ 出力ポート １１０３1 〜１１０３3 ＡＴＭスイッチ部 １１０４1 〜１１０４3 ポート・ＶＰＩ−ＶＣＩテー
ブル １１０５1 〜１１０５3 フロー識別部 １１０６1 〜１１０６3 フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテー
ブル １１０７1 〜１１０７3 ＭＡＣスイッチ部 １１０８1 〜１１０８3 ポート・ＭＡＣアドレステー
ブル １１０９1 ，１１０９3 レイヤ３スイッチ部 １１１０1 ，１１１０3 レイヤ３アドレスルーティン
グテーブル １１１１1 ，１１１１3 レイヤ３・ＭＡＣアドレステ
ーブル １１１２1 ，１１１２3 レイヤ３ルーティングプロト
コル処理部
ブル １１０５1 〜１１０５3 フロー識別部 １１０６1 〜１１０６3 フロー・ＶＰＩ−ＶＣＩテー
ブル １１０７1 〜１１０７3 ＭＡＣスイッチ部 １１０８1 〜１１０８3 ポート・ＭＡＣアドレステー
ブル １１０９1 ，１１０９3 レイヤ３スイッチ部 １１１０1 ，１１１０3 レイヤ３アドレスルーティン
グテーブル １１１１1 ，１１１１3 レイヤ３・ＭＡＣアドレステ
ーブル １１１２1 ，１１１２3 レイヤ３ルーティングプロト
コル処理部
Claims (9)
- 【請求項１】 転送入力データとしてＡＴＭセルを入力
するための入力ポートと、 転送出力データとしてＡＴＭセルを出力するための出力
ポートと、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセルの転送経路を
決定するための転送経路情報と、この転送経路情報にそ
れぞれ対応した入力ポート情報と出力ポート情報を格納
するポート情報格納手段と、 入力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこのＡＴＭセ
ルが入力された入力ポート番号に基づいて、ポート情報
格納手段に格納された出力ポート情報に対応した出力ポ
ートからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ転送出力手
段と、 前記ＡＴＭセル内の転送経路情報に基づいて、前記入力
ポートから入力された転送入力データをデータリンク層
の構成要素の一つであるＭＡＣレイヤのＭＡＣフレーム
に組み立てるＭＡＣフレーム組立手段と、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセル内に組み込ま
れた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応した情報とし
てのフロー情報と、このフロー情報に対応して前記ＡＴ
Ｍセルを転送出力するための転送出力情報とを格納する
フロー情報格納手段と、 このフロー情報格納手段に、前記ＭＡＣフレーム組立手
段によって組み立てられたＭＡＣフレームのフロー情報
に対応した転送出力情報があるときには、この転送出力
情報に基づいて、このＭＡＣフレームを前記出力ポート
から転送出力を行うフロー転送手段と、 前記ＭＡＣフレームの宛先情報と、この宛先情報に対応
した転送出力情報を格納するＭＡＣアドレス格納手段
と、 このＭＡＣアドレス格納手段に、このＭＡＣフレームの
宛先情報に対応した転送出力情報があるときには、この
ＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて前記出力
ポートから転送出力し、転送出力情報がないときには新
たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに対して、
このＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポートを通
知するとともに受信側スイッチから通知された出力ポー
トをもとにショートカットパスを設定してこの出力ポー
トから転送出力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段と、 前記ＭＡＣフレームの宛先が自スイッチであるときに、
レイヤ３用パケットに組み立てるレイヤ３パケット組立
手段と、 前記レイヤ３用パケットの宛先をもとに経路選択を行う
ルーティングプロトコル処理に従い、前記出力ポートか
ら前記レイヤ３パケット組立手段によって組み立てられ
たレイヤ３用パケットの転送出力を行うレイヤ３用転送
出力手段とを具備することを特徴とするマルチレイヤの
ＡＴＭ通信装置。 - 【請求項２】 転送入力データとしてＡＴＭセルを入力
するための入力ポートと、 転送出力データとしてＡＴＭセルを出力するための出力
ポートと、 転送入力データとしてＡＴＭ転送に対応しないデータを
入力するための既存回線入力ポートと転送出力データと
してＡＴＭ転送に対応しないデータを出力するための既
存回線出力ポートを有し、これらのＡＴＭ転送に対応し
ない回線への接続を行うとともに、前記既存回線入力ポ
ートから入力された転送入力データのＡＴＭのフレーム
データへの変換と前記既存回線出力ポートから出力する
ための転送出力データの前記ＡＴＭ転送に対応しないデ
ータへの変換を行う既存回線接続手段と、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセルの転送経路を
決定するための転送経路情報と、この転送経路情報にそ
れぞれ対応した入力ポート情報と出力ポート情報を格納
するポート情報格納手段と、 入力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこのＡＴＭセ
ルが入力された入力ポート番号に基づいて、ポート情報
格納手段に格納された出力ポート情報に対応した出力ポ
ートからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ転送出力手
段と、 前記ＡＴＭセル内の転送経路情報に基づいて、前記入力
ポートから入力された転送入力データをデータリンク層
の構成要素の一つであるＭＡＣレイヤのＭＡＣフレーム
に組み立てるＭＡＣフレーム組立手段と、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセル内に組み込ま
れた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応した情報とし
てのフロー情報と、このフロー情報に対応して前記ＡＴ
Ｍセルを転送出力するための転送出力情報とを格納する
フロー情報格納手段と、 このフロー情報格納手段に、前記ＭＡＣフレーム組立手
段によって組み立てられたＭＡＣフレームのフロー情報
に対応した転送出力情報があるときには、この転送出力
情報に基づいて、このＭＡＣフレームを前記出力ポート
から転送出力を行うフロー転送手段と、 前記ＭＡＣフレームの宛先情報と、この宛先情報に対応
した転送出力情報を格納するＭＡＣアドレス格納手段
と、 このＭＡＣアドレス格納手段に、このＭＡＣフレームま
たは前記既存回線接続手段によって作成されたフレーム
データの宛先情報に対応した転送出力情報があるときに
は、このＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて
前記出力ポートから転送出力し、転送出力情報がないと
きには新たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに
対して、このＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポ
ートを通知するとともに受信側スイッチから通知された
出力ポートをもとにショートカットパスを設定してこの
出力ポートから転送出力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力
手段と、 前記ＭＡＣフレームの宛先が自スイッチであるときに、
レイヤ３用パケットに組み立てるレイヤ３パケット組立
手段と、 前記レイヤ３用パケットの宛先をもとに経路選択を行う
ルーティングプロトコル処理に従い、前記出力ポートま
たは既存回線出力ポートから前記レイヤ３パケット組立
手段によって組み立てられたレイヤ３用パケットの転送
出力を行うレイヤ３用転送出力手段とを具備することを
特徴とするマルチレイヤのＡＴＭ通信装置。 - 【請求項３】 転送入力データとしてＡＴＭセルを入力
するための入力ポートと、 転送出力データとしてＡＴＭセルを出力するための出力
ポートと、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセルの転送経路を
決定するための転送経路情報と、この転送経路情報にそ
れぞれ対応した入力ポート情報と出力ポート情報を格納
するポート情報格納手段と、 入力されたＡＴＭセル内の転送経路情報とこのＡＴＭセ
ルが入力された入力ポート番号に基づいて、ポート情報
格納手段に格納された出力ポート情報に対応した出力ポ
ートからＡＴＭセルの転送出力を行うＡＴＭ転送出力手
段と、 前記ＡＴＭセル内の転送経路情報に基づいて、前記入力
ポートから入力された転送入力データをデータリンク層
の構成要素の一つであるＭＡＣレイヤのＭＡＣフレーム
に組み立てるＭＡＣフレーム組立手段と、 前記入力ポートから入力されたＡＴＭセル内に組み込ま
れた宛先情報と送信元情報にそれぞれ対応した情報とし
てのフロー情報と、このフロー情報に対応して前記ＡＴ
Ｍセルを転送出力するための転送出力情報とを格納する
フロー情報格納手段と、 このフロー情報格納手段に、前記ＭＡＣフレーム組立手
段によって組み立てられたＭＡＣフレームのフロー情報
に対応した転送出力情報があるときには、この転送出力
情報に基づいて、このＭＡＣフレームを前記出力ポート
から転送出力を行うフロー転送手段と、 前記ＭＡＣフレームの宛先情報と、この宛先情報に対応
した転送出力情報を格納するＭＡＣアドレス格納手段
と、 このＭＡＣアドレス格納手段に、このＭＡＣフレームの
宛先情報に対応した転送出力情報があるときには、この
ＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて前記出力
ポートから転送出力し、転送出力情報がないときには新
たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに対して、
このＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポートを通
知するとともに受信側スイッチから通知された出力ポー
トをもとにショートカットパスを設定してこの出力ポー
トから転送出力を行うＭＡＣレイヤ用転送出力手段とを
具備することを特徴とするマルチレイヤのＡＴＭ通信装
置。 - 【請求項４】 前記ＭＡＣレイヤ用転送出力手段は、前
記ＭＡＣアドレス格納手段に前記ＭＡＣフレームの宛先
情報にそれぞれ対応した転送出力情報があるときには、
このＭＡＣフレームをこの転送出力情報に基づいて前記
出力ポートから転送出力し、転送出力情報がないときに
は新たに入力ポートを割り当て、送信側スイッチに対し
て、前記ＭＡＣフレームの前記フロー情報と入力ポート
を通知するとともに関連するポートに宛先解決要求パケ
ットを送出して受信したパケットに含まれる情報を保持
することによって、この保持した情報に基づいてショー
トカットパスを設定して転送出力を行うことを特徴とす
る請求項１〜請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信
装置。 - 【請求項５】 前記フロー識別手段は、ショートカット
パス毎にＡＴＭセルの通信量を監視し、予め定められた
一定時間以上の間、通信されるＡＴＭセルが検出されな
い場合にはショートカットパスを解除することを特徴と
する請求項１〜請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通
信装置。 - 【請求項６】 前記フロー識別手段は、ショートカット
パス毎に上位レイヤの情報を監視し、この監視した上位
レイヤの情報に基づいてショートカットパスを解除する
ことを特徴とする請求項１〜請求項３記載のマルチレイ
ヤのＡＴＭ通信装置。 - 【請求項７】 ＡＴＭセル内に組み込まれた転送経路を
決定するための転送経路情報に基づいてネットワークを
構築し、転送パケットの宛先情報を判別することによっ
て転送を行うことを特徴とする請求項１〜請求項３記載
のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置。 - 【請求項８】 ＡＴＭセル内に組み込まれた転送経路を
決定するための転送経路情報に基づいてネットワークを
構築し、ＭＡＣレイヤ用スイッチおよびレイヤ３用スイ
ッチを論理的に接続することを特徴とした請求項１〜請
求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置。 - 【請求項９】 前記フロー転送手段は、前記フロー情報
の識別を、前記ＭＡＣフレームによって組み立てられた
フレーム内に組み込まれた宛先情報と送信元情報と上位
レイヤの情報によって行うことを特徴とする請求項１〜
請求項３記載のマルチレイヤのＡＴＭ通信装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22514697A JP3042457B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マルチレイヤａｔｍ通信装置 |
| US09/133,406 US6373845B1 (en) | 1997-08-21 | 1998-08-13 | Multilayer ATM communication equipment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22514697A JP3042457B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マルチレイヤａｔｍ通信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1168766A true JPH1168766A (ja) | 1999-03-09 |
| JP3042457B2 JP3042457B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16824677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22514697A Expired - Fee Related JP3042457B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | マルチレイヤａｔｍ通信装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6373845B1 (ja) |
| JP (1) | JP3042457B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6826189B1 (en) | 1999-09-27 | 2004-11-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | ATM switch |
| US7009941B1 (en) | 1999-04-08 | 2006-03-07 | Seiko Epson Corporation | Node-search method, device, and medium on which a node-search program is recorded |
| US7715379B2 (en) | 2001-09-24 | 2010-05-11 | Rumi Sheryar Gonda | Method for supporting ethernet MAC circuits |
| JP2012039188A (ja) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信システム、制御サーバ、フロー制御方法およびそのプログラム |
| US8819107B2 (en) | 2010-05-14 | 2014-08-26 | Fujitsu Limited | Relay apparatus, recording medium storing a relay program, and a relay method |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2778809B1 (fr) * | 1998-05-18 | 2000-07-28 | Inst Nat Rech Inf Automat | Installation de transmission de messages a stations perfectionnees, et procede correspondant |
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