JPH1168067A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1168067A
JPH1168067A JP9228169A JP22816997A JPH1168067A JP H1168067 A JPH1168067 A JP H1168067A JP 9228169 A JP9228169 A JP 9228169A JP 22816997 A JP22816997 A JP 22816997A JP H1168067 A JPH1168067 A JP H1168067A
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JP
Japan
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interlayer insulating
insulating film
film
polysilicon
forming
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JP9228169A
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Inventor
Nobuo Ozawa
信男 小澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を簡略にして、しかも素子の集積度
を向上できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜15上にレジストパターン1
6を形成し、これをマスクに層間絶縁膜15をエッチン
グしてコンタクトホール17を形成する第1工程と、コ
ンタクトホール17を含む層間絶縁膜15上にポリシリ
コン膜を堆積させ、このポリシリコン膜をコンタクトホ
ール17内のみに埋め込みポリシリコン18として残す
ようにエッチングする第2工程と、下層のワード線13
と後に形成されるプレート電極21との間での電気的絶
縁性が保たれる厚さで層間絶縁膜15を残すように、層
間絶縁膜15を埋め込みポリシリコン18に対して選択
的にエッチングする第3工程とを順次施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に係り、特にキャパシタを有するメモリセルにお
いて、そのキャパシタのストレージ電極と半導体基板と
を接続するコンタク卜構造及びストレージ電極自体の構
造を改良した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶素子の一種であるダイナミッ
ク・ランダムアクセスメモリ(DRAM)では、容量に
蓄えられた電荷の有無によって情報の記憶が行われる。
同じ蓄積容量であっても、その面積をできるだけ小さく
する工夫が種々に行われているが、そのようなメモリセ
ルの構造の1つに、図9に示すようなスタックトキャパ
シタセル(stacked capacitor cell)がある。これは、
3層多結晶シリコン技術を使用して選択トランジスタや
ビット線、あるいは分離領域の上に蓄積容量を形成する
ことにより、メモリセルの面積を小さくするものであ
る。
【0003】図9において、10はシリコン(Si)基
板、11はフィールド酸化膜、12はゲート酸化膜、1
3は多結晶シリコン(ポリシリコン)によるワード線、
14はスイッチングトランジスタのエミッタ、コレクタ
領域を構成する不純物拡散層、15は層間絶縁膜、19
はメモリセルのキャパシタを構成するストレージ電極、
20はキャパシタ誘電体膜、21はキャパシタのプレー
ト電極である。ここで、層間絶縁膜15上に形成された
ストレージ電極19は、コンタクトホールを介してスイ
ッチングトランジスタの一方領域に接続され、さらにス
イッチングトランジスタの他方領域が図示しないビット
線に接続されている。
【0004】このメモリセルでは、キャパシタ誘電体膜
20に蓄積された電荷の有無に応じて“1”と“0”の
ビット情報が記録され、スイッチングトランジスタをオ
ン、オフ制御することによって、ビット情報の読み出
し、書き込み、及び記憶保持などの動作が行われる。
【0005】図10は、図9のスタックトキャパシタセ
ルにおけるコンタクトホール及びストレージ電極19の
製造工程を示す断面説明図である。
【0006】図10(a)では、Si基板10に能動領
域を確定するようにLOCOS(local oxidation of s
ilicon)法等により、フィールド酸化膜11を選択的に
形成した後、ゲート酸化膜12を形成する。次にワード
線13を加工後、能動領域に不純物拡散層14を作り、
層間絶縁膜15を堆積させ、この層間絶縁膜15上にフ
ォトリソグラフィによりレジストホールパターン(レジ
ストパターン)16を形成する。
【0007】同図(b)では、このレジストパターン1
6をマスクにして層間絶縁膜15をドライエッチング
し、その後レジストを除去することで層間絶縁膜15に
コンタクトホール17を形成する。
【0008】同図(c)では、既に能動領域に形成され
ているスイッチングトランジスタと接続するように、ポ
リシリコン膜22を堆積してコンタクトホール17内に
埋め込む。
【0009】同図(d)では、ポリシリコン膜22の残
しパターンに対応するレジスト31を、フォトリソグラ
フィによりストレージ電極パターンとして形成する。
【0010】同図(e)では、ストレージ電極パターン
のレジスト31をマスクにして、ポリシリコン膜22を
ドライエッチングした後、レジストパターンを除去して
ポリシリコン膜からなるキャパシタのストレージ電極1
9を形成する。
【0011】同図(f)では、ストレージ電極19上に
キャパシタ誘電体膜20を形成し、キャパシタ誘電体膜
20を覆うようにポリシリコン膜によってキャパシタの
プレート電極21を形成することでキャパシ夕セルを完
成させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
半導体記憶素子の製造方法では、ストレージ電極19と
スイッチングトランジスタを結ぶためのコンタクトホー
ル17を形成する工程(図10(a))、及びストレー
ジ電極19の形成工程(図10(d))において、それ
ぞれフォトリソグラフィ及びエッチングの技術が使用さ
れ、それぞれの膜種毎にガス等の条件を変更しているた
めに、工程が極めて繁雑になる。
【0013】また、ストレージ電極19のフォトリソグ
ラフィにおいては、コンタクトホール17に対して合わ
せ余裕をとる必要があり、この合わせ余裕が半導体記憶
素子の微細化の阻害要因になっていた。
【0014】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、製造工程を簡略にして、しかも
素子の集積度を向上できる半導体装置の製造方法を提供
することを目的にしている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の製造方法は、スイッチングトランジスタを形成した
半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、スイッチングトラ
ンジスタの活性領域に達するコンタクトホールを形成
し、このコンタクトホールにストレージ電極を形成して
なる半導体装置の製造方法において、層間絶縁膜上にレ
ジストパターンを形成し、これをマスクに層間絶縁膜を
エッチングしてコンタクトホールを形成する第1工程
と、コンタクトホールを含む層間絶縁膜上にポリシリコ
ン膜を堆積して、このポリシリコン膜をコンタクトホー
ル内のみに埋め込みポリシリコンとして残すようにエッ
チングする第2工程と、下層のワード線と後に形成され
るプレート電極との間での電気的絶縁性が保たれる厚さ
で層間絶縁膜を残すように、層間絶縁膜を埋め込みポリ
シリコンに対して選択的にエッチングする第3工程とを
備えたことを特徴とする。
【0016】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
スイッチングトランジスタを形成した半導体基板上に層
間絶縁膜を形成し、スイッチングトランジスタの活性領
域に達するコンタクトホールを形成し、このコンタクト
ホールにストレージ電極を形成してなる半導体装置の製
造方法において、層間絶縁膜上にレジストパターンを形
成し、これをマスクに層間絶縁膜をエッチングして第1
の開口を形成する第1工程と、第1の開口を含む層間絶
縁膜上にポリシリコン膜を堆積して、このポリシリコン
膜を第1の開口の内周壁面にのみサイドウォールポリシ
リコンとして残すようにエッチングする第2工程と、層
間絶縁膜をサイドウォールポリシリコンに対して選択的
にエッチングしてコンタクトホールとなる第2の開口を
形成する第3工程と、層間絶縁膜上に第2の開口内を埋
め尽くす程度までポリシリコンを充填するようにポリシ
リコン膜を堆積する第4工程と、ポリシリコン膜をその
膜厚分だけ異方性エッチングしてストレージ電極を形成
する第5工程とを備えたことを特徴とする。
【0017】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、スイッチングトランジスタを形成した半導体基板
上に第1の層間絶縁膜を形成し、スイッチングトランジ
スタの活性領域に達するコンタクトホールを形成し、こ
のコンタクトホールにストレージ電極を形成してなる半
導体装置の製造方法において、第1の層間絶縁膜上にシ
リコン窒化膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積する第1
工程と、第2の層間絶縁膜上にレジストパターンを形成
し、これをマスクに第2の層間絶縁膜とシリコン窒化膜
と第1の層間絶縁膜をドライエッチングしてコンタクト
ホールとなる第1の開口を形成する第2工程と、コンタ
クトホールを含む第2の層間絶縁膜上にポリシリコン膜
を堆積して、このポリシリコン膜をコンタクトホール内
のみに埋め込みポリシリコンとして残すようにエッチン
グする第3工程と、第2の層間絶縁膜上のレジストパタ
ーンとして埋め込みポリシリコンを含む領域にストレー
ジ電極の抜きパターンを形成し、これをマスクに第2の
層間絶縁膜をシリコン窒化膜に対して選択的にドライエ
ッチングして第2の開口を形成する第4工程と、第2の
開口を含む第2の層間絶縁膜上にポリシリコン膜とシリ
コン酸化膜とを順次に堆積させる第5工程と、シリコン
酸化膜及びポリシリコン膜を順次にジャストエッチング
する第6工程と、シリコン酸化膜及び第2の層間絶縁膜
をそれぞれ除去してストレージ電極を形成する第7工程
とを備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、この発明に係る半導体装置の製造
方法は、層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールある
いはヴィアホールを介して下層の第1配線を上層の第2
配線と接続するようにプラグを形成してなる半導体装置
の製造方法において、プラグの上面に対して層間絶縁膜
の上面高さを低くするようにエッチングした後、第2配
線を形成することによって、プラグの上面とともに側壁
部でも第2配線と接触するように構成したことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明に係る半導体装置の製造
方法は、半導体記憶素子、例えばDRAMセルに適用で
きる。以下では、添付した図面を参照して、この発明の
実施の形態を説明する。
【0020】第1の実施の形態.図1は、第1の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を説明するために一部
破断して示す断面図である。なお、以下の説明にあたっ
て、図10に示す従来装置と対応する部分には同一の符
号を付している。
【0021】図1(a)に示すように、Si基板10に
能動領域を確定するために、LOCOS法等により、フ
ィールド酸化膜11を選択的に形成し、ゲート酸化膜1
2を形成する。次に、ワード線13を加工後、能動領域
に不純物拡散層14を作り、層間絶縁膜15として、例
えばΒPSG(boron-phospho silicate glass)膜を1
[μm]の厚さに堆積する。
【0022】つぎに、図1(b)では、層間絶縁膜15
上にレジストホールパターン(レジストパターン)16
を、例えばフォトリソグラフィにより、0.4[μm]径
に形成する。
【0023】そして図1(c)に示すように、層間絶縁
膜をドライエッチングし、さらにレジストを除去するこ
とによりに、コンタクトホール17を形成する。
【0024】つぎに、図1(d)では、コンタクトホー
ル17内を埋め尽くす程度までポリシリコンが充填され
るように、例えば膜厚2500[Å]のポリシリコン膜を
減圧(LP)CVD法により堆積させ、その後、層間絶
縁膜15上面に対して、リセスが少なくなるように(例
えばリセス量300[Å]以内)このポリシリコン膜をエ
ッチングし、コンタクトホール17内に埋め込みポリシ
リコン18を形成する。ここでエッチングには、例えば
電子サイクロトロン共鳴(ECR)プラズマエッチング
装置を使用して、マイクロ波パワ−400[W]、コイル
電流(上段/下段)20/5[Å]、高周波(RF)パワ
−20[W]、Cl2 の流量100[sccm](standard cm3
/min;基準の温度、圧力で測定された分毎の体積)、ガ
ス圧5[mTorr]の条件で行う。エッチング終点は、28
7[nm]のSiClの発光強度変化で判定する。
【0025】つぎに、図1(e)では、埋め込みポリシ
リコン18に対して選択的に層間絶縁膜15がエッチン
グされる条件で、層間絶縁膜15をエッチングする。こ
のエッチングには、例えばリアクティブエッチング(R
IE)装置を使用して、圧力500[mTorr]、CHF3
/CF4 /Ar=20/15/400[sccm]、RFパ
ワ−300[W]、選択比(層間絶縁膜/ポリシリコン)
約20の条件の下で、例えば層間絶縁膜15を2000
[Å]程度の厚さでエッチングする。この結果、層間絶縁
膜15内に配置されている下層のワード線13と後に形
成されるセルプレート電極との間の電気的絶縁性が保た
れる程度の厚さで層間絶縁膜15が残され、ストレージ
電極191が形成される。
【0026】その後、図1(f)に示すように、このス
トレージ電極191を覆うようにキャパシタ誘電体膜2
0を形成し、キャパシタ誘電体膜20を覆うようにポリ
シリコン膜によるキャパシタのプレート電極21を形成
することでキャパシタが完成する。
【0027】以上説明したように、第1の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、層間絶縁膜15上にレジ
ストパターン16を形成し、これをマスクに層間絶縁膜
15をエッチングしてコンタクトホール17を形成する
第1工程と、コンタクトホール17を含む層間絶縁膜1
5上にポリシリコン膜を堆積させ、このポリシリコン膜
をコンタクトホール17内のみに埋め込みポリシリコン
18として残すようにエッチングする第2工程と、下層
のワード線13と後に形成されるプレート電極21との
間での電気的絶縁性が保たれる厚さで層間絶縁膜15を
残すように、層間絶縁膜15を埋め込みポリシリコン1
8に対して選択的にエッチングする第3工程とを順次施
すようにしたので、コンタクトホール17及びストレー
ジ電極となる埋め込みポリシリコン18の形成のための
フォトリソグラフィを1回だけ行えばよくなり、従来方
法に比較してフォトリソグラフィエ程を簡略にすること
が可能である。
【0028】また、ストレージ電極191となる埋め込
みポリシリコン18は、フォトリソグラフィ装置を使用
しないで自己整合的に形成できるため、従来方法で必要
としていたコンタクトホール17に対するストレージ電
極191の合わせ余裕が不要になる。したがって、こう
した合わせ余裕の分だけ半導体記憶素子を微細化し、全
体の集積度を高めることが可能である。
【0029】さらに、図1(e)に示す工程において、
層間絶縁膜15のエッチング量を調整してストレージ電
極191の表面積を変えることができ、これによりキャ
パシタ容量の変更設定が容易になる。すなわち、例えば
層間絶縁膜15のエッチング量を増やすことで、キャパ
シタ誘電体膜20と接触するストレージ電極191の側
壁面積を増加させれば、ストレージ電極の表面積が増加
してキャパシタ容量が増加する。
【0030】第2の実施の形態.図2は、第2の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態で形成
されたストレージ電極191に、更にサイドウォールポ
リシリコンを形成したものである。
【0031】図2(a)に示すように、第1の実施の形
態の図1(a)〜図1(e)に示すものと同一の方法に
より、ストレージ電極191を形成する。
【0032】つぎに、図2(b)では、ストレージ電極
191を含む層間絶縁膜15上にLPCVD法によりポ
リシリコン膜22を堆積する。このポリシリコン膜22
の膜厚は、互いに近接するストレージ電極のそれぞれに
次工程で形成されるポリシリコンのサイドウォール相互
の間が、電気的絶縁分離を保持するに足りるものとす
る。この膜厚については、ストレージ電極間の最小スペ
ース幅の半分以下が目安となる。
【0033】つぎに、図2(c)では、第1の実施の形
態の図1(d)に示す工程におけるエッチング条件で、
ポリシリコン膜22をその堆積膜厚分だけ異方性エッチ
ングする。これによって、ストレージ電極191にはそ
の側面にサイドウォールポリシリコンが設けられること
になり、サイドウォール付ストレージ電極192を覆う
ようにしてキャパシタ誘電体膜が形成され、さらにこの
キャパシタ誘電体膜を覆うプレート電極が形成され、キ
ャパシタが完成する(図1(f)参照)。
【0034】以上説明したように、第2の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、ストレージ電極191に
サイドウォールポリシリコンを形成するようにしたの
で、第1の実施の形態のストレージ電極191より、ス
トレージ電極192の表面積が増加し、キャパシタ容量
のさらなる増大が可能となる。
【0035】第3の実施の形態.図3は、第3の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第3の実施の形態も、第2の実施の形態と同様
にサイドウォールポリシリコンを形成して、キャパシタ
容量の増大を可能としたものである。
【0036】まず、図3(a)に示すように、第1の実
施の形態の図1(b)に示すものと同様のフォトリソグ
ラフィエ程によって、層間絶縁膜15上にレジストホー
ルパターン(レジストパターン)16を形成する。ここ
で、コンタクト抵抗の制約から決まる最小コンタクト径
をr1とするとき、このレジストパターン16の径r2
(>r1)は、第1の実施の形態では0.4[μm]に設
計されていたが、ここではより大きな値、例えば0.6
[μm]に設定できる。
【0037】つぎに、図3(b)では、レジストパター
ン16をマスクにして層間絶縁膜15をドライエッチン
グし、層間絶縁膜15に深さh3のホールパターン23
を形成し、その後、レジストパターン16のレジストが
除去される。
【0038】このホールパターン23の深さh3は、例
えば3000[Å]であって、この第3の実施の形態にお
いては、図3(c)に示すように、コンタクトホールの
形成部となる不純物拡散層14上に堆積された層間絶縁
膜15の厚さh1と、ワード線13上に堆積された層間
絶縁膜15の厚さh2と、層間絶縁膜ホールパターンの
深さh3とを、それぞれどのように設定するかが重要と
なる。ここでは、これらの値の相互の関係を、次の2点
において規定している。
【0039】(a)h1−h3<h2であること。
【0040】(b)(h2−h3)が、ワード線13上
の層間絶縁膜15の限界値、すなわち層間絶縁膜15に
よりワード線13とキャパシタのストレージ電極との間
を電気的に絶縁できる最小膜厚以上であること。
【0041】つぎに、図3(d)では、まずポリシリコ
ンを所定の膜厚で堆積させて、この堆積した膜厚分のポ
リシリコンを、第1の実施の形態の図1(d)に示すも
のと同様のエッチング条件で異方性エッチングする。こ
れにより層間絶縁膜15のホールパターン23内の側壁
には、サイドウォールポリシリコン24が形成される。
ここでポリシリコン24は、サイドウォール幅が(r2
−rl)/2より小さく、かつ、次工程でサイドウォー
ルポリシリコン24回りの層間絶縁膜がなくなってもサ
イドウォールが倒れない範囲の膜厚、例えば1000
[Å]だけ堆積させている。
【0042】つぎに、図3(e)では、コンタクトホー
ル17を形成するために、層間絶縁膜15を(hl−h
3)の厚さ分だけ、サイドウォールポリシリコン24に
対して選択的にエッチングする。このエッチングによ
り、約0.4[μm]径で一方の不純物拡散層14に到達
するようにコンタクトホール17が形成される。なお、
このときのエッチング条件は、第1の実施の形態の図1
(e)に示すものと同様である。
【0043】その後、図3(f)に示すように、ポリシ
リコン膜22をコンタクトホール17内を埋め尽くす程
度までポリシリコンが充填されるように、例えば膜厚2
500[Å]で減圧(LP)CVD法により堆積させる。
【0044】さらに、図3(g)では、第1の実施の形
態の図1(d)に示す工程におけるエッチング条件で、
ポリシリコン膜22をその堆積膜厚分だけ異方性エッチ
ングする。これによって、ストレージ電極193が形成
される。そして、このサイドウォールを内包するストレ
ージ電極193を覆うようにしてキャパシタ誘電体膜が
形成され、さらにこのキャパシタ誘電体膜を覆うプレー
ト電極が形成され、キャパシタが完成する(図1(f)
参照)。
【0045】以上説明したように、第3の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、層間絶縁膜15上にレジ
ストパターン16を形成し、これをマスクに層間絶縁膜
15をエッチングしてホールパターン(第1の開口)2
3を形成する第1工程と、ホールパターン23を含む層
間絶縁膜15上にポリシリコン膜を堆積して、このポリ
シリコン膜をホールパターン23の内周壁面にのみサイ
ドウォールポリシリコン24として残すようにエッチン
グする第2工程と、層間絶縁膜15をサイドウォールポ
リシリコン24に対して選択的にエッチングしてコンタ
クトホール(第2の開口)17を形成する第3工程と、
層間絶縁膜15上にコンタクトホール17内を埋め尽く
す程度までポリシリコンを充填するようにポリシリコン
膜22を堆積する第4工程と、ポリシリコン膜22をそ
の膜厚分だけ異方性エッチングしてストレージ電極19
3を形成する第5工程とを順次に施すようにしたので、
ストレージ電極193の表面積が増加し、キャパシタ容
量のさらなる増大が可能となる。
【0046】また、サイドウォールポリシリコン24を
形成したことにより、第1工程のフォトリソグラフィに
よるレジストパターン16より小さい径でコンタクトホ
ール17が形成できる。したがって、第1、第2の実施
の形態の場合に比較して、微細なコンタクトホールを容
易に形成することができ、半導体記憶素子の微細化が可
能となる。
【0047】第4の実施の形態.図4は、第4の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第4の実施の形態では、層間絶縁膜の途中にポ
リシリコンを形成しておくことで、ワード線がエッチン
グされることを防ぐようにしたものである。
【0048】ここでは、図4(a)に示すように、実施
の形態の図1(a)と同様に、第1の層間絶縁膜15を
形成した後、順次にポリシリコン膜25及び第2の層間
絶縁膜26を、ぞれぞれ例えば1000[Å]、及び20
00[Å]の膜厚で堆積させ、さらに、フォトリソグラフ
ィエ程によって、層間絶縁膜15上にレジストホールパ
ターン16を形成する。なお、図3に示す第3の実施の
形態と対応する部分には同一の符号を付している。
【0049】つぎに、図4(b)では、ポリシリコン膜
25に対してレジストパターン16をマスクにして、層
間絶縁膜26をドライエッチングし、レジストを除去す
ることで、第2の層間絶縁膜26にホールパターン23
を形成する。
【0050】つぎに、図4(c)では、ポリシリコンを
所定の膜厚で堆積させて、この堆積した膜厚分のポリシ
リコンを、第1の実施の形態の図1(d)に示すものと
同様のエッチング条件で異方性エッチングする。この異
方性エッチングでは、層間絶縁膜26上のホールパター
ン23底部に露出するポリシリコン膜25をも同時にエ
ッチングされ、第2の層間絶縁膜26のホールパターン
23内の側壁には、サイドウォールポリシリコン24が
形成される。
【0051】その後、図4(d)乃至(f)に示すよう
な工程を経て、ストレージ電極194が形成される。こ
れらの工程は図3(d)乃至(g)と基本的に同じもの
である。そして、このサイドウォールを内包するストレ
ージ電極194を覆うようにしてキャパシタ誘電体膜が
形成され、さらにこのキャパシタ誘電体膜を覆うプレー
ト電極が形成され、キャパシタが完成する。
【0052】だだし、図4(f)におけるポリシリコン
膜22に対する異方性エッチングでは、ポリシリコン膜
22にポリシリコン膜25の膜厚分を加えた厚さだけエ
ッチングが行われ、ストレージ電極194を形成してい
る。
【0053】以上説明したように、第4の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、層間絶縁膜15上にポリ
シリコン膜25と第2の層間絶縁膜26を順次堆積させ
ているため、第2の層間絶縁膜26へのホールパターン
23の加工に際して、その深さ制御が容易になる。
【0054】また、図4(d)に示すコンタクトホール
17の形成工程において、能動領域を除く領域ではエッ
チングがポリシリコン膜25でストップされ、第1の層
間絶縁膜15がエッチングされないため、過剰なエッチ
ングによりワード線の機能を損うおそれが解消される。
【0055】第5の実施の形態.図5は、第5の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第5の実施の形態の半導体装置は、フィン構造
を有するストレージ電極によって電極面積を増加させる
ようにしたものである。
【0056】図5(a)に示すように、まず第1の実施
の形態の図1(a)に示すものと同様に第1の層間絶縁
膜15が形成され、次にシリコン窒化膜27を500
[Å]と、第2の層間絶縁膜26を5000[Å]と、ポリ
シリコン膜25を1000[Å]、それぞれ順次に堆積さ
せる。さらに、第3の実施の形態の図3(a)に示すも
のと同様にして、例えば0.6[μm]径のレジストパタ
ーン16を形成する。
【0057】つぎに、図5(b)では、レジストパター
ン16をマスクにしてポリシリコン膜25を、第1の実
施の形態の図1(d)に示すものと同様の条件でエッチ
ングし、さらに5000[Å]の厚さの第2の層間絶縁膜
26を、同じく図1(e)に示すものと同様の条件で約
3000[Å]までエッチングした後、レジストを除去す
ることでホールパターン23を形成する。この第2の層
間絶縁膜26のホールパターン23は、第2の層間絶縁
膜厚を最低でも500[Å]だけは残す必要があり、また
ホールの最小径がr2となるように形成される。
【0058】つぎに、図5(c)では、図3(d)と同
様の手順によってホールパターン23の側壁にサイドウ
ォールポリシリコン24が形成される。ここで最初に形
成されたポリシリコン膜25は異方性エッチングにおい
て、少なくとも500[Å]以上の膜厚を残すようにす
る。
【0059】つぎに、図5(d)では、図3(e)と同
様の手順でサイドウォールポリシリコン24をマスクに
してコンタクトホール17を形成する。
【0060】つぎに、図5(e)では、図1(d)と同
様にコンタクトホール17中に埋め込みポリシリコン1
8を形成する。
【0061】その後、図5(f)に示すように、フッ酸
溶液により第2の層間絶縁膜26を全て除去することに
よりストレージ電極195が形成される。そして、この
ストレージ電極195を覆うようにしてキャパシタ誘電
体膜が形成され、さらにこのキャパシタ誘電体膜を覆う
プレート電極が形成され、キャパシタが完成する。
【0062】以上説明したように、第5の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、第1の開口を形成する工
程では、レジストパターン16の形成に先立って、第1
の層間絶縁膜15上にシリコン窒化膜27と第2の層間
絶縁膜26とポリシリコン膜25とを順次堆積させ、こ
のポリシリコン膜25上に形成したレジストパターン1
6をマスクにポリシリコン膜25をエッチングし、その
後に第2の層間絶縁膜26を少なくとも500[Å]残す
ようにエッチングしてホールパターン(第1の開口)2
3を形成し、さらにストレージ電極の形成工程では、残
された第2の層間絶縁膜26を全て除去するようにした
ので、実施の形態3や実施の形態4に比較し、サイドウ
ォールポリシリコン24の底面、及び埋め込みポリシリ
コン18の側面の一部もストレージ電極195として利
用できるため、ス卜レージ電極の表面積が著しく増大
し、キャパシタ容量を増加させることができる。
【0063】第6の実施の形態.図6は、第6の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第6の実施の形態の半導体装置は、第1の層間
絶縁膜15上のシリコン窒化膜27を所定の膜厚で形成
することにより、第5の実施の形態におけるポリシリコ
ン膜25の堆積工程を省いたものである。
【0064】ここでは、図6(a)に示すように、第5
の実施の形態で500[Å]の膜厚に形成していたシリコ
ン窒化膜27を、第1の層間絶縁膜15上に2000
[Å]まで堆積させ、その上に第2の層間絶縁膜26を3
000[Å]だけ堆積させる。その後、第3の実施の形態
の図3(a)と同様の手順でレジストホールパターン1
6を形成する。このとき、シリコン窒化膜27の膜厚は
1000[Å]以上であればよい。
【0065】つぎに、図6(b)では、レジストパター
ン16をマスクに第2の層間絶縁膜26を、第1の実施
の形態の図1(e)に示すものと同様の条件でエッチン
グし、レジストを除去することでホールパターン23を
形成する。
【0066】つぎに、図6(c)では、図3(d)と同
様の手順によってホールパターン23の側壁にサイドウ
ォールポリシリコン24が形成される。
【0067】つぎに、図6(d)では、まずサイドウォ
ールポリシリコン24及び第2の層間絶縁膜26に対し
てシリコン窒化膜27を選択的にドライエッチングし、
引き続いてサイドウォールポリシリコン24及びシリコ
ン窒化膜27に対して選択的に第1の層間絶縁膜15を
ドライエッチングして、不純物拡散層14に達するコン
タクトホール17を形成する。このエッチングにはマグ
ネトロンRIE装置が使用され、シリコン窒化膜27の
選択エッチングでは圧力30[mTorr]、CH22/Ar
=20/400[sccm]、RFパワ−1500[W]の条
件で、第1の層間絶縁膜15の選択エッチングでは圧力
30[mTorr]、C48/CO/Ar=10/200/2
00[sccm]、RFパワ−1500[W]の条件で行われ
る。
【0068】つぎに、図6(e)では、図3(f)と同
様の手順によってコンタクトホール17中に埋め込みポ
リシリコン18を形成する。
【0069】その後、図6(f)に示すように、熱リン
酸溶液によりシリコン窒化膜27を第1の層間絶縁膜1
5及埋め込みポリシリコン18に対して選択的に除去す
る。これにより形成されるストレージ電極196では、
サイドウォールポリシリコン24の底面、及び埋め込み
ポリシリコン18の側面の一部にもキャパシタ誘電体膜
が形成できる。
【0070】以上説明したように、第6の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、第1の開口を形成する工
程では、レジストパターン16の形成に先立って、第1
の層間絶縁膜15上に1000[Å]以上の膜厚のシリコ
ン窒化膜27と第2の層間絶縁膜26とを順次堆積さ
せ、さらにストレージ電極の形成工程では、堆積された
シリコン窒化膜を全て除去するようにしたので、第5の
実施の形態におけるポリシリコン膜25の堆積工程を省
くことができ、製造工程の簡略化が可能となる。
【0071】第7の実施の形態.図7は、第7の実施の
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面説明図であ
る。この第7の実施の形態の半導体装置は、二重シリン
ダ構造を有するストレージ電極によって電極面積を増加
させるようにしたものである。
【0072】図7(a)に示すように、第1の実施の形
態の図1(a)に示すものと同様に第1の層間絶縁膜1
5が形成され、次にシリコン窒化膜27を500[Å]
と、第2の層間絶縁膜26を3000[Å]とがそれぞれ
順次に堆積され、その後、第1の実施の形態の図1
(b)或いは図1(c)と同様の手順でフォトリソグラ
フィとドライエッチングによりコンタクトホール17が
形成される。
【0073】つぎに、図7(b)では、図1(d)と同
様の手順により、コンタクトホール17内に埋め込みポ
リシリコン18を形成する。
【0074】つぎに、図7(c)では、レジストでスト
レージ電極の抜きパターン30を形成し、これをマスク
に用いて図6(d)に示す工程と同一の条件で第2の層
間絶縁膜26をシリコン窒化膜27が露出するまで選択
的にドライエッチングする。
【0075】つぎに、図7(d)では、レジスト除去後
にポリシリコン膜22を約1000[Å]の膜厚で堆積さ
せる。これによって、ポリシリコン膜22は抜きパター
ン30の内側で同心の溝を有する形状に形成される。そ
して、その上にスピン・オン・グラス法(SOG)でシ
リコン酸化膜29を1500[Å]の膜厚で塗布する。
【0076】つぎに、図7(e)では、シリコン酸化膜
29を図1(e)に示す工程と同一の条件でジャストエ
ッチングし、シリコン酸化膜29でポリシリコン膜22
の溝を埋め込む。
【0077】そして、図7(f)に示すように、ポリシ
リコン膜22も図1(d)に示す工程と同一の条件で、
サイドエッチが開始される直前までジャストエッチング
して、第2の層間絶縁膜26を露出させる。
【0078】その後、図7(g)では、フッ酸溶液によ
り、シリコン酸化膜29及び第2の層間絶縁膜26を全
て除去する。これにより埋め込みポリシリコン18の回
りに二重シリンダ構造を有するストレージ電極197が
形成される。
【0079】以上説明したように、第7の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、第1の層間絶縁膜15上
にシリコン窒化膜27と第2の層間絶縁膜26とを順次
堆積する第1工程と、第2の層間絶縁膜26上にレジス
トパターン30を形成し、これをマスクに第2の層間絶
縁膜26とシリコン窒化膜27と第1の層間絶縁膜15
をドライエッチングしてコンタクトホール(第1の開
口)17を形成する第2工程と、コンタクトホール17
を含む第2の層間絶縁膜26上にポリシリコン膜を堆積
して、このポリシリコン膜をコンタクトホール17内の
みに埋め込みポリシリコン18として残すようにエッチ
ングする第3工程と、第2の層間絶縁膜26上のレジス
トパターンとして埋め込みポリシリコン18を含む領域
にストレージ電極の抜きパターン30を形成し、これを
マスクに第2の層間絶縁膜26をシリコン窒化膜27に
対して選択的にドライエッチングして第2の開口30を
形成する第4工程と、第2の開口30を含む第2の層間
絶縁膜26上にポリシリコン膜22とシリコン酸化膜2
9とを順次に堆積させる第5工程と、シリコン酸化膜2
9及びポリシリコン膜22を順次にジャストエッチング
する第6工程と、シリコン酸化膜29及び第2の層間絶
縁膜26をそれぞれ除去してストレージ電極197を形
成する第7工程とを順次に施すようにしたので、コンタ
クトホール17への埋め込みポリシリコン18の回りの
層間絶縁膜15,26をエッチングすることによって、
簡便に二重シリンダ型ストレージ電極197を形成でき
る。
【0080】以上、実施の形態1〜7はDRAMのスタ
ックトキャパシタセルにおいて、キャパシタをワードラ
インとビットラインの間に配置したものについて説明し
たが、キャパシタをビットラインの上方に配置したCO
B(Capacitor 0ver Bitline)構造にも適用可能であ
る。
【0081】第8の実施の形態.第8の実施の形態は、
ヴィアホール(via hole)を介して多層配線を形成する
ようにした半導体装置の製造方法に関するものである。
図8には、この実施の形態による多層配線形成手順を示
している。
【0082】図8(a)に示すように、下層の第1配線
32を例えばアルミ合金で形成する。次に、例えばプラ
ズマCVD法で層間絶縁膜33を膜付けし、この層間絶
縁膜33に、第1配線32と接続するようにヴィアホー
ルを形成する。次に、ヴィアホールが完全に埋め込まれ
る膜厚で、タングステン膜34をCVD法により堆積さ
せる。最後に、タングステン膜34を堆積膜厚分ドライ
エッチングすることにより、ヴィアホール内にタングス
テンプラグ34を形成する。
【0083】つぎに、図8(b)では、層間絶縁膜33
をタングステンプラグ34に対して選択的にドライエッ
チングする。このエッチングでは、第1配線32に対し
てその上の第2配線との電気的絶縁が可能な最低膜厚以
上の層間絶縁膜33を残すとともに、この層間絶縁膜3
3の上面から突出するタングステンプラグ34の高さが
そこに形成される第2配線膜の高さ以下になる範囲で、
エッチング量(時間)が調整される。このエッチングで
は、例えば第1の実施の形態の図1(e)に示す工程と
同一の条件で層間絶縁膜33をエッチングすれば良い。
【0084】つぎに、図8(c)では、上層の第2配線
膜35として、例えばアルミ合金膜をスパッタ法やリフ
ロー法等により形成する。そして、図8(d)に示すよ
うに、フォトリソグラフィにより第2配線35のレジス
トパターン36を形成する。
【0085】その後、図8(e)に示すように、このレ
ジストパターン36をマスクにして第2配線膜35をド
ライエッチングし、レジストを除去することで第2配線
37を形成する。
【0086】以上により、ヴィアホールを介して多層配
線を形成したものであれば、第2配線35のフォトリソ
グラフィにおいて、タングステンプラグ34に対して合
わせ余裕をとらなくても、接触抵抗を低減できる。
【0087】以上説明したように、第8の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、タングステンプラグ34
の上面に対して層間絶縁膜33の上面高さを低くするよ
うにエッチングした後、第2配線37を形成することに
よって、タングステンプラグ34の上面とともに側壁部
でも第2配線37のメタルが接触するように構成したの
で、タングステンプラグ34に対して第2配線37の位
置(マスクパターン)がズレてしまった場合でも、上下
の配線層間での接触抵抗の増大を抑制できる。
【0088】なお、第8の実施の形態ではヴィアホール
によって多層配線を形成したものに適用したが、プラグ
構造をもつコンタクトホールにも適用可能である。
【0089】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、製造工程を簡略にして、しかも素子の
集積度を向上できる半導体装置の製造方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図2】 第2の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図3】 第3の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図4】 第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図5】 第5の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図6】 第6の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図7】 第7の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図8】 第8の実施の形態に係る半導体装置の製造工
程を説明するために一部を破断して示す断面図である。
【図9】 従来のキャパシタを有するメモリセルのコン
タク卜構造を示す半導体装置の断面図である。
【図10】 図9の半導体装置におけるコンタクトホー
ル及びストレージ電極の製造工程を示す断面説明図であ
る。
【符号の説明】
10 シリコン(Si)基板、 11 フィールド酸化
膜、 12 ゲート酸化膜、 13 ワード線、 14
不純物拡散層、 15 層間絶縁膜、 16レジスト
ホールパターン(レジストパターン)、 17 コンタ
クトホール、18 埋め込みポリシリコン、 191〜
197 ストレージ電極、 20キャパシタ誘電体膜、
21 プレート電極、 22 ポリシリコン膜、 2
3ホールパターン(第1の開口)、 24 サイドウォ
ールポリシリコン、 25 ポリシリコン膜、 26
第2の層間絶縁膜、 27 シリコン窒化膜。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチングトランジスタを形成した半導
    体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記スイッチングトラ
    ンジスタの活性領域に達するコンタクトホールを形成
    し、このコンタクトホールにストレージ電極を形成して
    なる半導体装置の製造方法において、 前記層間絶縁膜上にレジストパターンを形成し、これを
    マスクに層間絶縁膜をエッチングしてコンタクトホール
    を形成する第1工程と、 前記コンタクトホールを含む前記層間絶縁膜上にポリシ
    リコン膜を堆積して、このポリシリコン膜を前記コンタ
    クトホール内のみに埋め込みポリシリコンとして残すよ
    うにエッチングする第2工程と、 下層のワード線と後に形成されるプレート電極との間で
    の電気的絶縁性が保たれる厚さで前記層間絶縁膜を残す
    ように、前記層間絶縁膜を前記埋め込みポリシリコンに
    対して選択的にエッチングする第3工程とを備えたこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ストレージ電極を覆うようにポリシリ
    コン膜を所定の膜厚で堆積させる第4工程と、 前記ポリシリコン膜を堆積膜厚分だけ異方性エッチング
    してストレージ電極の側壁面にサイドウォールポリシリ
    コンを形成する第5工程とを備え、前記所定の膜厚を、
    サイドウォールポリシリコンを有する近接するストレー
    ジ電極間で互いに電気的絶縁分離が保持できる大きさに
    設定したことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】スイッチングトランジスタを形成した半導
    体基板上に層間絶縁膜を形成し、前記スイッチングトラ
    ンジスタの活性領域に達するコンタクトホールを形成
    し、このコンタクトホールにストレージ電極を形成して
    なる半導体装置の製造方法において、 層間絶縁膜上にレジストパターンを形成し、これをマス
    クに層間絶縁膜をエッチングして第1の開口を形成する
    第1工程と、 前記第1の開口を含む前記層間絶縁膜上にポリシリコン
    膜を堆積して、このポリシリコン膜を前記第1の開口の
    内周壁面にのみサイドウォールポリシリコンとして残す
    ようにエッチングする第2工程と、 前記層間絶縁膜を前記サイドウォールポリシリコンに対
    して選択的にエッチングしてコンタクトホールとなる第
    2の開口を形成する第3工程と、 前記層間絶縁膜上に前記第2の開口内を埋め尽くす程度
    までポリシリコンを充填するようにポリシリコン膜を堆
    積する第4工程と、 前記ポリシリコン膜をその膜厚分だけ異方性エッチング
    して前記ストレージ電極を形成する第5工程とを備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記コンタクトホールが形成される層間絶
    縁膜の膜厚をh1、前記半導体基板上に形成されるワー
    ド線を覆う層間絶縁膜の膜厚をh2、前記第1の開口の
    深さをh3とした場合、 hl−h3>h2であって、h2−h3がワード線上の
    層間絶縁膜の膜厚限界値以上に設定したことを特徴とす
    る請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】第2工程におけるサイドウォールポリシリ
    コンは、ポリシリコン膜の堆積膜厚分だけ異方性エッチ
    ングによるものであることを特徴とする請求項3に記載
    の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】第1工程におけるレジストパターンの形成
    に先立って、前記層間絶縁膜上にポリシリコン膜と第2
    の層間絶縁膜とを順次堆積させていることを特徴とする
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】第1工程におけるレジストパターンの形成
    に先立って、前記層間絶縁膜上にシリコン窒化膜と第2
    の層間絶縁膜とポリシリコン膜とを順次堆積させ、この
    ポリシリコン膜上に形成したレジストパターンをマスク
    にポリシリコン膜をエッチングし、さらに第2の層間絶
    縁膜を所定の膜厚だけ残すようにエッチングして第1の
    開口を形成し、さらに第5工程では、前記残された第2
    の層間絶縁膜を除去してストレージ電極を形成したこと
    を特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】第1工程におけるレジストパターンの形成
    に先立って、前記第1の層間絶縁膜上に所定の膜厚でシ
    リコン窒化膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積させ、さ
    らに第5工程では、前記堆積されたシリコン窒化膜を除
    去してストレージ電極を形成したことを特徴とする請求
    項3に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1の層間絶縁膜上における第2の層
    間絶縁膜又はシリコン窒化膜の膜厚は、少なくとも50
    0[Å]以上であることを特徴とする請求項7又は8のい
    ずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】第2工程におけるポリシリコン膜を、第
    1の開口の最小径をr2、コンタクトホールの最小径を
    rlとした場合に、前記サイドウォールポリシリコンを
    (r2−rl)/2より小さい幅で、かつ前記第3工程
    でのエッチングにおいてサイドウォールポリシリコンが
    倒れない膜厚以上の膜厚に堆積することを特徴とする請
    求項3、6又は8のいずれかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】スイッチングトランジスタを形成した半
    導体基板上に第1の層間絶縁膜を形成し、前記スイッチ
    ングトランジスタの活性領域に達するコンタクトホール
    を形成し、このコンタクトホールにストレージ電極を形
    成してなる半導体装置の製造方法において、 前記第1の層間絶縁膜上にシリコン窒化膜と第2の層間
    絶縁膜とを順次堆積する第1工程と、 前記第2の層間絶縁膜上にレジストパターンを形成し、
    これをマスクに第2の層間絶縁膜とシリコン窒化膜と第
    1の層間絶縁膜をドライエッチングしてコンタクトホー
    ルとなる第1の開口を形成する第2工程と、 前記コンタクトホールを含む前記第2の層間絶縁膜上に
    ポリシリコン膜を堆積して、このポリシリコン膜を前記
    コンタクトホール内のみに埋め込みポリシリコンとして
    残すようにエッチングする第3工程と、 前記第2の層間絶縁膜上のレジストパターンとして前記
    埋め込みポリシリコンを含む領域にストレージ電極の抜
    きパターンを形成し、これをマスクに第2の層間絶縁膜
    をシリコン窒化膜に対して選択的にドライエッチングし
    て第2の開口を形成する第4工程と、 前記第2の開口を含む第2の層間絶縁膜上にポリシリコ
    ン膜とシリコン酸化膜とを順次に堆積させる第5工程
    と、 前記シリコン酸化膜及びポリシリコン膜を順次にジャス
    トエッチングする第6工程と、 前記シリコン酸化膜及び第2の層間絶縁膜をそれぞれ除
    去して前記ストレージ電極を形成する第7工程とを備え
    たことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】層間絶縁膜に形成されたコンタクトホー
    ルあるいはヴィアホールを介して下層の第1配線を上層
    の第2配線と接続するようにプラグを形成してなる半導
    体装置の製造方法において、 前記プラグの上面に対して層間絶縁膜の上面高さを低く
    するようにエッチングした後、前記第2配線を形成する
    ことによって、前記プラグの上面とともに側壁部でも第
    2配線と接触するように構成したことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7833912B2 (en) 2006-04-28 2010-11-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same

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