JPH116742A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH116742A
JPH116742A JP17766997A JP17766997A JPH116742A JP H116742 A JPH116742 A JP H116742A JP 17766997 A JP17766997 A JP 17766997A JP 17766997 A JP17766997 A JP 17766997A JP H116742 A JPH116742 A JP H116742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突発的に寄り道をする場合の操作性に優れ、
かつ、操作者にとって、寄り道経路誘導時と通常経路誘
導時とが明確に分かる利便性の高いナビゲーション装置
を提供する。 【解決手段】 目的地への経路誘導中、寄り道を設定し
た場合に、現在地30から寄り道先34までの経路と、
寄り道先34から本来の目的地までの経路を演算し、通
常経路誘導路31を赤の実線で表示するとともに、現在
地30から寄り道先34までの経路35を青の実線で表
示し、寄り道先34から通常経路誘導路31との合流点
までの経路を黄の実線で表示し、寄り道先を緑で表示す
る。また、表示経路の各交差箇所に、進行方向を示す矢
印を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択された目的地
までの経路検索および経路誘導を行うナビゲーション装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平5−127596号公報に
開示されているように、GPS(グローバルポジショニ
ングシステム)等による位置検出技術を使用し、選択さ
れた特定の目的地、あるいは固有地名を特定しない目的
地語句と車両の現在位置と属性と目的地データとから決
定される目的地までの経路検索および経路誘導を行うナ
ビゲーション装置が従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置は、ある目的地(第1目的地)への
経路誘導中に別の目的地(第2目的地)への寄り道が必
要となった場合に、第1目的地への経路誘導をキャンセ
ルして目的地を第2目的地に設定し直し、第2目的地へ
の寄り道を終えた後でまた目的地を第1目的地に設定し
直すという操作が必要で、突発的に寄り道をする場合の
操作性に問題があった。
【0004】したがって、ナビゲーション装置におい
て、突発的に寄り道をする場合の操作性を向上させるこ
とが課題である。
【0005】本発明は、突発的に寄り道をする場合の操
作性に優れ、かつ、操作者にとって、寄り道経路誘導時
と通常の経路誘導時とが明確に分かる利便性の高いナビ
ゲーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のナ
ビゲーション装置は、現在位置を検出し、設定された目
的地までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該
経路に沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーシ
ョン装置であって、第1目的地を設定する目的地設定手
段と、第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可
能とする寄り道設定手段と、第2目的地が設定されたと
きに、第1目的地への経路誘導を一時保留し、第1目的
地への通常経路誘導の表示を残したまま第2目的地に寄
り道をするための寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導
手段を備えたことを特徴とする。
【0007】このナビゲーション装置は、現在位置を検
出し、設定された目的地(第1目的地)までの経路を検
索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って操作者
を誘導する。そして、その経路誘導中に寄り道先(第2
目的地)が設定されると、第1目的地への経路誘導を保
留して、第1目的地への通常経路誘導の表示を残したま
ま第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行
い、寄り道を抜けると第1目的地への経路誘導を再開す
る。この装置では、ある目的地(第1目的地)への経路
誘導中に別の目的地(第2目的地)への寄り道が必要と
なった場合に、寄り道先を第2目的地として設定するた
めの操作を行うだけでよく、第1目的地への経路誘導を
キャンセルして目的地を第2目的地に設定し直し、第2
目的地への寄り道を終えた後でまた目的地を第1目的地
に設定し直すといった面倒な操作が不要で、突発的に寄
り道をする場合の操作性が向上する。また、寄り道経路
誘導中も第1目的地への通常経路誘導の表示が残るた
め、操作者にとって、現在位置の表示を見て、寄り道経
路誘導路を進んでいるとか、寄り道を抜けて通常経路誘
導路に戻ったといった経路誘導の状況把握が容易とな
る。
【0008】請求項2に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項1に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導の
表示形態に対して第2目的地への寄り道経路誘導の表示
形態を変えるようにしたものである。この場合、経路誘
導の状況把握が一層容易となる。
【0009】請求項3に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項2に係る前記ナビゲーション装置において、
通常経路誘導と寄り道経路誘導とで、経路誘導路の色を
変えるなど、経路誘導路の表示形態を変えるようにした
ものである。このようにして経路誘導路の表示形態を変
えることにより、操作者が経路交差地点等でどちらに進
むべきかといった判断をする際の視認性が向上し、経路
誘導の状況を把握し易くなる。
【0010】請求項4に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項3に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導路上の少なくとも第2目的地を設定した
ことによって新たに発生する部分について、第1目的地
への通常経路誘導路の表示形態に対し表示形態を変えよ
うにしたものである。寄り道経路誘導に入った後、通常
経路誘導路との分岐点に達するまでは、通常経路誘導路
と重複する部分を含めて寄り道経路誘導路の表示形態が
変わっている方が経路誘導の状況把握に有利であるが、
少なくとも第2目的地を設定したことによって新たに発
生する部分について寄り道経路誘導路の表示形態が変わ
ると、経路誘導の状況が把握し易い。
【0011】請求項5に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項2に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導時
に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、第2目的
地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情
報密度を変えるようにしたものである。この場合、寄り
道経路誘導時に寄り道経路誘導に適した情報密度の地図
を表示して、経路誘導の状況把握を一層容易なものとす
ることができる。
【0012】請求項6に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項5に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導時
に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、第2目的
地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情
報密度を低くするものである。寄り道先である第2目的
地は第1目的地に対して比較的近いのが普通であるた
め、寄り道経路誘導時には情報密度を低くしても経路誘
導が可能で、情報密度を低くすることで、かえって経路
誘導の状況が把握し易くなる。
【0013】請求項7に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項1に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導手段が、第2目的地に着くまでと第2目
的地に着いた後通常経路誘導路に合流するまでとで寄り
道経路誘導の表示形態を変えるようにしたものである。
この場合、経路交差地点等での視認性が一層向上し、経
路誘導の状況把握が容易となる。
【0014】請求項8に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項7に係る前記ナビゲーション装置において、
寄り道経路誘導手段が、第2目的地に着くまでの経路誘
導路と第2目的地に着いた後通常経路誘導路に合流する
までの経路誘導路とが少なくとも一部重複する場合に、
第2目的地に着くまでと第2目的地に着いた後通常誘導
経路に合流するまでとで寄り道経路誘導の表示形態を変
え、経路誘導路が重複する部分については両表示形態を
重複させるようにしたものである。こうすることによ
り、寄り道経路誘導で同じ経路誘導路を往復する場合の
視認性が向上する。
【0015】請求項9に係る発明のナビゲーション装置
は、請求項1に係るナビゲーション装置において、経路
誘導手段が、寄り道経路誘導がキャンセルされたとき
に、寄り道経路誘導前の第1目的地への経路誘導の表示
とキャンセル地点までの経路誘導の表示とを残したまま
第1目的地を目的地として経路誘導を行うようにしたも
のである。この場合、寄り道経路誘導をキャンセルする
ための操作を行うだけで、第1目的地への経路誘導に戻
ることができ、また、第1目的地への通常経路誘導の表
示およびキャンセル地点までの寄り道経路誘導の表示も
残るため、経路誘導の状況把握が容易となる。
【0016】請求項10に係る発明のナビゲーション装
置は、請求項9に係るナビゲーション装置において、経
路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導の表示形態
に対してキャンセル地点までの経路誘導の表示形態を変
え、さらに、キャンセル地点から通常経路誘導路に合流
するまでの経路誘導の表示形態を変えるようにしたもの
である。この場合、経路交差地点等での視認性が向上
し、経路誘導の状況把握が容易となる。
【0017】請求項11に係る発明のナビゲーション装
置は、請求項1または9に係るナビゲーション装置にお
いて、経路誘導手段および寄り道経路誘導手段が各経路
交差点に経路誘導の方向を示す矢印を表示するようにし
たものである。こうすることにより、経路交差地点でど
ちらに進むべきかといった判断をする際の視認性が一層
向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のナビゲー
ション装置に適用した実施の形態の一例を、図面を参照
して説明する。
【0019】図1は、本発明によるナビゲーション装置
を自動車に実装した状態を示すシステム構成図である。
【0020】図において、1は車体である。2は集中制
御ユニットであり、走行状態に係る各種データ(燃料残
量、平均燃費 平均車速)を算出し各種装置を統括的に
制御する。また、3は車載LANユニットであり、例え
ばアンチロックブレーキシステム(ABS)や4輪駆動
制御等の制御に必要な図示しないセンサ及び駆動部と集
中制御ユニット2との間の所謂ローカルエリアネットワ
ーク通信を制御する。4は、RAMカードドライブであ
り、例えば、シート位置,ミラー位置等の運転者に関す
る情報を記憶したRAMカードのデータ読み込み及び書
き込みを行う。5は、データドライブであり、例えば、
FD,MD,PD等のデータ記憶媒体に記憶した各種情
報の読み込み及び書き込みを行う。6は音声ガイド用ス
ピーカである。この音声ガイド用スピーカ6からは、後
述するナビゲーションコントローラ17からの音声情報
が集中制御ユニット2内の図示しない音声出力インタフ
ェースを介して出力される。7はマイクである。このマ
イク7からは、操作者の音声による指示が集中制御ユニ
ット2内の図示しない音声認識インタフェースを介して
ナビゲーションコントローラ17に入力される。8は液
晶表示等のディスプレイである。このディスプレイ8に
は、ナビゲーション画面,各種入力操作用の画面,車両
の状態(車速、空調設定等)が表示される。ディスプレ
イ8の前面は、画面表示に応じてタッチ操作による入力
操作が可能な、静電容量方式,赤外線方式等の入力装置
を備えている。なお、ディスプレイ8は、表示情報のう
ち運転中常時必要な情報については所謂ヘッドアップデ
ィスプレイ(図示せず)に表示するようにしてもよい。
9は携帯電話、10は集中制御ユニット2及びナビゲー
ションコントローラ17への入力操作を行う操作スイッ
チ、11はGPS(グローバルポジションシステム)ア
ンテナ、12はFMアンテナ、13は電話アンテナ、1
4は電波ビーコンアンテナ、15は光ビーコンアンテ
ナ、16はFMアンテナ12からのVICS対応のFM
多重放送を受信するFMチューナ、17はナビゲーショ
ンコントローラ、18は電波ビーコンアンテナ14及び
光ビーコンアンテナ15からのビーコン信号を受信する
ビーコン信号受信機、19はCD−ROMチェンジャで
ある。携帯電話9は電話アンテナ13に接続される。ナ
ビゲーションコントローラ17には、GPSアンテナ1
1が接続され、CD−ROMチェンジャ19が接続さ
れ、また、FMチューナ16が接続され、ビーコン信号
受信機18が接続されている。ナビゲーションコントロ
ーラ17は、GPSアンテナ11からの位置情報とCD
−ROMチェンジャ19に搭載されたCD−ROMの地
図情報に基づいて、操作者が操作スイッチ10等により
指定した目的地までの適当な経路を検索し、ディスプレ
イ8に表示し、また、音声ガイド用スピーカ6から音声
を出力して経路誘導を行う。CD−ROMチェンジャ1
9により読み出されるCD−ROMの地図情報は、以下
の説明におけるディスプレイ8への表示情報の基本情報
である。また、ナビゲーションコントローラ17は、F
Mチューナ16やビーコン信号受信機18により得られ
るVICS信号及びビーコン信号を交通規制情報と解釈
し、ディスプレイ8に表示し、また、経路誘導の際の経
路検索の条件(制約条件)として使用する。また、ナビ
ゲーションコントローラ17は、走行経路周辺の地域情
報をデータドライブ5等から入力し、表示情報に利用す
る。なお、GPSによる自車位置の検出手法は公知のも
のである。
【0021】次に、この実施の形態のナビゲーション装
置の動作を説明する。
【0022】<指定銘柄の登録・表示>このナビゲーシ
ョン装置は指定銘柄の登録・表示機能を有する。この指
定銘柄の登録・表示機能は、ディスプレイ8の画面の表
示にしたがって操作者が指定銘柄(好み)を登録し、そ
の登録された指定銘柄にしたがって、操作者に迅速に認
識させるよう、情報を選択的に画面に表示するものであ
る。
【0023】図2は、指定銘柄登録画面を示す図であ
る。この登録画面は例えば操作スイッチ10を操作する
ことによって展開するもので、操作者が好みの銘柄を指
定する項目として、ディスプレイ8の前面の入力装置に
より構成されるスイッチ(以下、ソフトスイッチ)B−
1,B−2,B−3,B−5,B−6,B−7に対応し
て、それぞれ、ファミリーレストラン,金融機関,デパ
ート,ガソリンスタンド,ホテル/旅館,コンビニ(コ
ンビニエンスストア)が表示される。操作者はこの指定
銘柄登録画面上でタッチ操作によって指定銘柄を登録す
る。指定銘柄が登録されると、ディスプレイ8の画面は
指定銘柄別の設定画面に変わる。
【0024】図3は、指定ガソリンスタンド設定画面を
示す図である。この設定画面は、指定銘柄登録画面(図
2)上でガソリンスタンドを登録することにより展開す
るもので、設定可能なガソリンスタンドの銘柄として予
め登録された代表的なガソリンメーカーが表示される。
この画面で、操作者は、操作スイッチ10によって、表
示されたガソリンメーカーに所望の優先順位を設定し、
画面のソフトスイッチ[登録]をオンにすることにより
登録する。図3の画面は、A石油が優先順位1、B石油
が優先順位2として登録された状態を示している。ガソ
リンスタンド以外の指定銘柄が登録された場合に展開さ
れる設定画面は、基本的には前記のガソリンスタンドの
場合と略同様の構成である。ただし、ファミリーレスト
ラン,コンビニの各項目から展開される画面では、操作
者が飲食希望時間を設定できるものとする。そして、飲
食希望時間が設定されると、後述の指定銘柄の優先表示
処理において、指定銘柄が例えばガソリンスタンドであ
る場合にも、指定食事時間帯においてファミリーレスト
ラン等の指定ランドマークが表示される。
【0025】次に、前記の指定銘柄の登録および設定に
より実現するディスプレイ8上の表示と、その表示のた
めの処理を、一例として、指定銘柄がガソリンスタンド
である場合について説明する。
【0026】図4は、通常走行時(経路誘導中ではな
く、ディスプレイ8に現在位置の表示をしながら走行し
ている場合)の指定銘柄の優先表示処理を示すフローチ
ャートである。
【0027】この処理では、まず、ステップ101で、
指定銘柄の設定画面(図3)で優先順位を付された銘柄
に関する識別用のマーク(ランドマーク)を表示するモ
ードが指定されたかどうかを判定し、NOの場合は、ス
テップS103に進む。一方、ステップ101でYES
の場合は、ステップS102で、現在のディスプレイ8
の表示範囲の中に存在する指定ランドマークを表示し、
ステップS101に戻る。
【0028】ステップS103では、集中制御ユニット
2で算出された燃料残量が所定量より少ないかどうかを
判定する。そして、NOの場合はステップ105に進
む。一方、ステップS103でYESの場合は、ステッ
プS104で、現在のディスプレイ8の表示範囲の中に
存在する指定ガソリンスタンドのランドマークを表示
し、ステップS105に進む。そして、ステップS10
5では、予め指定銘柄別の設定画面により指定した指定
食事時間帯かどうかを判定する。そして、NOの場合に
はリターンする。一方、ステップS105でYESの場
合は、ステップS106でディスプレイ8にファミリー
レストラン等の指定ランドマークを表示し、リターンす
る。
【0029】図5は、通常走行時に銘柄指定されたガソ
リンスタンドが優先表示されたナビゲーション画面の一
例を示す図である。
【0030】図中、四角で囲まれたAおよびBのランド
マークは、予め指定銘柄別設定画面(図3)により指定
した石油メーカーのガソリンスタンドを示しており、一
例として優先順位の高いA石油のランドマーク(各銘柄
の商標等)が大きく表示されている。また、丸の中に三
角を表したマーク30は自車位置を示す。
【0031】次に、経路誘導時(ディスプレイ8に現在
位置を表示しながら目的地への経路誘導をしている場
合)の指定銘柄の優先表示処理を図6に示すフローチャ
ートによって説明する。
【0032】この処理では、ステップ201で、集中制
御ユニット2により算出された燃料残量及び平均燃費に
基づいて、現時点から走行が可能であると予測できる距
離を算出し、次いで、ステップS202で、その算出し
た距離の範囲内に存在する誘導経路上の指定銘柄のガソ
リンスタンドであって、最後の、即ち現在位置から最も
遠いガソリンスタンドを検索する。そして、ステップS
203で、ステップS201で算出した走行可能距離が
所定距離より短いかどうかを判定する。そして、NOの
場合はステップS205に進む。一方、ステップS20
3でYESの場合は、ステップS204で、ステップS
202で検索した最後のガソリンスタンドのランドマー
クをディスプレイ8に強調表示(例えば、点滅,表示サ
イズの変更等)し、音声ガイド用スピーカ6からアナウ
ンスする。そして、ステップS205に進む。
【0033】ステップS205では、予め指定銘柄別設
定画面(図3)により指定した指定食事時間帯かどうか
を判定する。そして、NOの場合はリターンする。一
方、ステップS205でYESの場合は、ステップS2
06で、集中制御ユニット2で算出された平均車速に基
づいて、当該時間帯で食事をするための走行可能な距離
を算出し、ステップS207で、その算出した距離の範
囲内に存在する経路誘導路上の指定銘柄のファミリーレ
ストラン等のうちの最後のものを検索する。そして、ス
テップS208で、その検索された指定銘柄のファミリ
ーレストラン等のランドマークをステップS204と同
様に強調表示し、アナウンスする。そして、リターンす
る。
【0034】ここで、ステップS204及びステップS
208における当該ランドマークの表示処理は、ディス
プレイ8の表示範囲の中に当該ランドマークが入ったと
きに行うようにしてもよく、あるいは、現在の表示範囲
には存在しない場合に、当該ランドマークと現在位置と
が表示できるよう強制的に表示範囲を変更するようにし
てもよい。また、ステップS204及びステップS20
8の処理では、それぞれ算出した範囲内の最後のガソリ
ンスタンドまたはレストランを表示したが、最後のもの
だけではなく、現在位置から当該最後のガソリンスタン
ドまたはレストランまでの経路誘導路上に存在するもの
を全て表示してもよいことは言うまでもない。
【0035】図6のフローチャートによる経路誘導時の
画面は、算出した範囲内に存在する最後のガソリンスタ
ンド(ファミリーレストラン等)を点滅等の方法で強調
し、経路誘導路を赤で表示する以外は図5と略同様であ
る。
【0036】<目的別の最適目的地の検索および経路誘
導>また、このナビゲーション装置は目的別の最適目的
地の検索機能を有する。この目的別の最適目的地の検索
機能は、操作者がある特定の目的地を意図するのではな
く、ある目的とする行動だけを意図している場合に、目
的別の複数の項目から所望する項目を操作者に選択さ
せ、その選択された項目に属する目的地のうち現在位置
から最も近い目的地または最も短時間で到達できること
が予想される目的地を自動的に検索するものである。
【0037】図7は、目的別検索画面を示す図である。
この画面は例えば操作スイッチ10を操作することによ
り展開するもので、操作者が選択する項目として、B−
1からB−8の各ソフトスイッチに対応して、ファミリ
ーレストラン,金融機関,デパート,トイレ,ガソリン
スタンド,ホテル/旅館,コンビニ,医療機関が表示さ
れる。操作者はこの目的別検索画面上でタッチ操作によ
って項目を選択する。そして、ナビゲーションコントロ
ーラ17は、操作者が選択した項目をキーとして、後述
する検索処理により、その選択された項目に属し、現在
位置から最も近い目的地を検索する。なお、これらの各
項目に属する個々の情報は、例えば、地域別に予め作成
されたCD−ROMや、データドライブ5により読み込
む各種記憶媒体から入手する形態のもの、あるいは情報
提供会社等から携帯電話9等を介して入手する形態のも
のとし、各項目へのグループ分け,選択等の処理は、個
々の情報に付加されている識別用コードをキーとするこ
とは言うまでもない。
【0038】また、この目的別検索画面はソフトスイッ
チA−1からA−6に対応して、最短距離,進路前方,
進路後方含む,VICS情報,その他の制約,銘柄指定
の各項目を表示する。これらソフトスイッチA−1から
A−6は、ソフトスイッチB−1からB−7までの中か
ら操作者が選択した項目に応じて最適な目的地を検索す
るのに先立って、操作者の意志で設定する条件スイッチ
である。A−1(最短距離)は現在位置から最短距離の
検索を指定するスイッチ、A−2(進路前方)は、現在
の自車の進行方向の前方だけを検索範囲に指定するスイ
ッチ、A−3(進路後方含む)は現在の自車の進行方向
の後方も検索範囲に含めるように指定するスイッチ、A
−4(VICS情報)はFMチューナ16を介して得ら
れるVICS情報やビーコン信号受信機18を介して得
られるビーコン信号を検索条件に含めるように指定する
スイッチ、Aー5(その他の制約)は駐車場の有無,道
路幅等のVICS情報以外の制約情報を検索条件に含め
るように指定するスイッチであり、A−6(銘柄指定)
は前述の指定銘柄別設定画面(図3)で設定した優先順
位を検索時に有効とするスイッチである。これらの各ス
イッチは、タッチ操作によりオンにされることにより、
それぞれの指定条件が以下に述べる評価式の項として作
用する。
【0039】図8は、現在位置から最も近い目的地を検
索する際の方位別の係数マップを示す図である。図中、
同心円(円弧)の中心(三角印)は自車位置で、半径は
自車位置からの距離を表す。また、同図の上方を進行方
向とする。図示の如く、自車の周辺部は、所定の係数を
付されて複数の領域に分けられている。この係数マップ
は、予めナビゲーションコントローラ17に記憶してお
くものとする。そして、この係数マップの係数、地図情
報から得られる候補地の位置(座標)情報、現在の自車
の位置及び方向、そして図7のA群のソフトスイッチの
選択状態に基づいて、複数の候補地の中から現在位置に
最も近い候補地を選択するため、ナビゲーションコント
ローラ17が各候補地について経路を検索し、評価式K
を計算する。
【0040】評価式Kは、K=(候補地と現在位置との
距離)×(現在の自車の方向に対する候補地の方向係
数)×(VICS情報に関する係数)×(その他の制約
条件に関する係数)で表現できる。ここで、第1項の
「(候補地と現在位置との距離)」は、CD−ROMの
地図情報から得られる候補地の位置(座標)情報とGP
Sにより得られる現在位置とにより予め算出される。ま
た、第2項の「(現在の自車の方向に対する候補地の方
向係数)」は、GPSにより得られる現在の自車の進行
方向情報と、第1項の「(候補地と現在位置との距
離)」に基づいて図8の係数マップを参照することによ
り得られる。また、第4項の「(VICS情報に関する
係数)」は、受信して解読したVICS情報に応じて算
出される係数であり、受信したVICS情報(例えば道
路規制情報、渋滞情報等)が、現在位置からある候補地
までの経路上に該当する場合は大きな係数とする(ソフ
トスイッチA−4がオフの場合は最小値1とする)。そ
して第5項の「その他の制約条件に関する係数」は、駐
車場の有無,道路幅等のVICS情報以外の制約情報に
応じて算出される係数であり、例えば駐車場が無い場
合、道路幅が狭い場合には大きな係数が算出されるもの
とする(ソフトスイッチA−5がオフの場合は最小値1
とする)。
【0041】次に、前記の目的別の最適目的地の検索処
理をフローチャートによって説明する。
【0042】図9は、目的別の最適目的地の検索処理を
示すフローチャートであり、図7の目的別検索画面がデ
ィスプレイ8に表示されることにより起動される。
【0043】そして、ステップS301で、目的別検索
入力が有ったかどうかを判定する。このステップの処理
は、図7のB−1からB−8までの何れかの項目が選択
されるまでの待機処理である。そして、ステップS30
2で、銘柄指定が有る(銘柄指定のソフトスイッチA−
6がオンされることにより、前述の指定銘柄登録画面
(図3)で登録した特定の銘柄の指定が有効とされてい
る)かどうかを判定する。そして、NOの場合は、ステ
ップS307へ進んで、現在のディスプレイ8の表示範
囲の中にあって、ステップS301で選択された項目に
属するランドマークだけを表示し、ステップS308に
進む。一方、ステップS302でYESの場合は、ステ
ップS303で、現在のディスプレイ8の表示範囲の中
に、当該銘柄で、且つステップS301で選択された項
目に属するものがあるかどうかを判定し、YESであれ
ば、ステップS304で、対象となるランドマークだけ
を強調表示し、ステップS308に進む。一方、ステッ
プS303でNOの場合は、(ステップS1205)現
在のディスプレイ8の表示範囲の中にあって、ステップ
S301で選択された項目に属するランドマークだけを
表示し、ステップS1206で、銘柄指定されているも
のが現在の表示範囲に無いことを音声や画面表示によっ
て操作者に通知し、ステップS308に進む。
【0044】そして、ステップS308では、目的別検
索画面(図7)でソフトスイッチA−1(最短距離)が
オンされていたかどうかを判定し、NOの場合は、ステ
ップS309で、目標とするランドマークを操作者に選
択させ、ステップS311にてその目標とするランドマ
ークに対応する地点への経路誘導を行う。一方、ステッ
プS308でYESの場合は、ステップS310に進
み、表示中のランドマークについて評価式Kによる評価
及び順位付けと操作者による選択とを行う(ステップS
310の処理は、後述の図10のフローチャートによ
る)。そしてステップS311では、ステップS309
またはステップS310で決定された目標地点への経路
誘導処理を行う。
【0045】図10は、評価式Kに基づく経路誘導先の
選択処理を示すフローチャートである。
【0046】この処理では、ステップS401で、ソフ
トスイッチA−2(進路前方)がオンかどうか判定す
る。そして、NOの場合はステップS403に進む。一
方、ステップS401でYESの場合は、ステップS4
02で、係数マップ(図8)における自車の進路前方
(矢印の範囲:領域I)だけから目的地を容易に選択で
きるように、進路前方以外の領域II,領域IIIおよび領
域IV(係数が1.5以上の領域)の係数を、自車からの
距離に関らず所定の大きな数に変更し、ステップS40
5に進む。
【0047】ステップS403では、ソフトスイッチA
−3(進路後方を含む)がオンかどうかを判定する。そ
して、NOの場合はステップS405に進む。一方、ス
テップS403でYESの場合は、ステップS404に
て、係数マップ(図8)の領域IIIの係数を、例えば領
域IIおよび領域IVのように、距離に応じて3種類の係数
1.5,2.0,3.0に変更し、ステップS405に
進む。
【0048】ステップS405では、ソフトスイッチA
−4(VICS情報)がオンかどうか判定する。そし
て、YESの場合はステップS407に進む。一方、ス
テップS405でNOの場合は、ステップS406で、
評価式Kの「(VICS情報に関する係数)」の項の値
を1に固定し、ステップS407に進む。
【0049】ステップS407では、ソフトスイッチA
−5(その他の制約)がオンかどうかを判定し、YES
の場合はステップS409に進む。一方、ステップS4
07でNOの場合は、ステップS408で、評価式Kの
「(その他の制約条件に関する係数)」の項の値を1に
固定し、ステップS409に進む。
【0050】ステップS409では、図9のフローチャ
ートのステップS301で選択された項目に属し、且つ
現在の表示範囲の中にある各ランドマーク、あるいは、
ステップS301で選択された項目に属し、且つ現在の
表示範囲の中にある指定銘柄の各ランドマークについ
て、現在位置からの経路検索を行い、その得られた経路
に対応する道路規制情報等を表わすVICS情報に関す
る係数と、駐車場の有無,道路幅等のVICS情報以外
の情報に関する係数と、候補地と現在位置との距離(ま
たは経路検索により得られた道のり)に基づいて、評価
式Kの値を算出する。そして、ステップS410で、ス
テップS409で算出した各評価値に応じて、評価値の
小さいものから順に、その順位を付してランドマークを
ディスプレイ8に表示し、そのうち一番順位の高いもの
を強調表示する。
【0051】そして、ステップS411およびステップ
S412のルーチン(ナビゲーションコントローラ17
が順位付きで選択したランドマークの中から、最終的に
操作者の意志で経路誘導先のランドマークを選択するル
ーチン)で、現在強調表示されているランドマークへの
経路誘導を開始しても良いかを操作者に決定させ、現在
強調表示しているランドマークに満足しない場合は、優
先順位が次に高いランドマークを強調表示し、この処理
を順次繰り返す。この場合、強調表示される各地点は、
現在位置から物理的に近いだけではなく、実際の道路状
況を考慮して、所要時間が少ないことが予想される地点
を表わす。
【0052】図11及び図12は、経路誘導先の選択画
面の一例を示す図である。
【0053】図中、41〜45は、評価式Kに基づいて
順位付けされたランドマークである。図11の画面は、
図10のフローチャートのステップS410の処理によ
り展開する画面であって、最も優先順位が高いランドマ
ーク41が強調表示(例えば点滅表示)されている。ま
た、ランドマーク45は、自車位置30からの距離は近
いが、渋滞中(VICS情報)のため、算出された優先
順位は低く、渋滞を操作者に知らせるためのコメント4
8が表示されている。このとき、渋滞している道路部分
(同図では破線の部分)は表示色等を変更しても良いこ
とは言うまでもない。また、46及び47は、経路誘導
先を現在強調表示されているランドマークに決定するか
どうかを操作者が入力するスイッチである。スイッチ4
6(決定)をオンにすれば、図10の処理は終了して、
図9のフローチャートのステップS311(経路誘導処
理)が始まる。また、ソフトスイッチ47(変更)をオ
ンにすれば、図12の如く次順位のランドマーク42が
強調表示される。
【0054】なお、現在の表示範囲が、図8の係数マッ
プの円の大きさと比較して広い場合には、例えば、係数
の値の大きさを考慮せず領域Iの範囲を同心円状に拡大
し、その拡大した範囲(図8の斜線部)内に存在する検
索候補地だけを対象として経路検索すればよい。
【0055】また、図10のフローチャートにおけるス
テップS402の処理は、自車位置を基準として図8の
係数マップを対応させたときに領域Iの中に存在しない
ランドマークを排除する処理としてもよく、そうするこ
とにより、ステップS409における検索処理の検索候
補地を少なくできる。
【0056】また、VICS情報およびその他の制約条
件の参照が不必要な場合は、評価式Kから「(VICS
情報に関する係数)」および「(その他の制約条件に関
する係数)」の項を省略し、K’=(候補地と現在位置
との距離)×(現在の自車の方向に対する候補地の方向
係数)を評価式とすることができる。この場合、得られ
る目的地は実際の道路状況を考慮しない、現在位置から
物理的に近い地点が選択されることになる。
【0057】<寄り道先の検索および経路誘導>また、
このナビゲーション装置は寄り道先の検索機能を有す
る。この寄り道先の検索機能は、ある目的地(第1目的
地)への経路誘導中に、操作者がある特定の寄り道先で
はなく、ある目的とする行動だけを意図して寄り道を希
望している場合に、目的別の複数の候補地から所望する
寄り道先(第2目的地)を容易に、且つ迅速に操作者に
選択させるよう、選択された項目に属し、現在位置から
最も近い目的地を自動的に検索・誘導し、かつ、その寄
り道先での用事が終了し、寄り道を抜けたら、本来の目
的地(第1目的地)への経路誘導を再開するものであ
る。
【0058】図13は、経路誘導中の画面(経路表示画
面)の表示例を示す図である。図中、太線部分31は第
1目的地までの検索された経路誘導路であり、所定表示
形態(赤の実線)で表示されている。また、丸の中に三
角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自車位置
を示す。ディスプレイ8上には、また、ソフトスイッチ
32(寄り道設定)が表示されている。この画面で、操
作者がソフトスイッチ32(寄り道設定)をオンにする
ことにより、図14の画面に展開する。
【0059】図14は、寄り道先選択画面を示す図であ
る。この画面に表示された個々のソフトスイッチ及びそ
の操作は、前述の図7の場合と同様である。また、画面
上の各項目に属する個々の情報も前述の図7の場合と同
様で、例えば、地域別に予め作成されたCD−ROM
や、データドライブ5により読み込む各種記憶媒体から
入手する形態のもの、あるいは情報提供会社等から携帯
電話9等を介して入手する形態のものとし、各項目への
グループ分け,選択等の処理は、個々の情報に付加され
ている識別用コードをキーに行うものとする。
【0060】次に、前記寄り道先選択画面(図14)に
より選択された項目に属する候補地から寄り道先を選択
する処理を、図15および図16を参照して説明する。
【0061】図15および図16は、寄り道経路誘導の
選択処理を示すフローチャートである。
【0062】この処理では、ステップS501で、経路
誘導中かどうかを判定する。そして、NOの場合は、ス
テップS502で、経路表示画面から、寄り道設定スイ
ッチおよびキャンセルスイッチを消去し、経路誘導路の
表示を消去し、待機する。一方、ステップS502でY
ESの場合は、ステップS503で、演算された経路誘
導路を所定表示形態(例えば赤の実線)で表示し、ステ
ップS504で、その経路表示画面にソフトスイッチ3
2(寄り道設定)を表示する。このとき、経路表示画面
は図13の状態となる。そして、ステップS505で、
ソフトスイッチ32(寄り道設定)が操作者によりオン
にされたかどうかを判定し、オンにされるまで待機す
る。
【0063】ステップS505で、寄り道設定スイッチ
がオンされたら、ステップS506で寄り道先選択画面
(図14)を表示し、ステップS507で、A−1から
A−6のソフトスイッチによる検索条件の設定操作およ
びB−1からB−8までの何れかの項目の選択操作を操
作者に行なわせる。そして、ステップS508で、前述
の図10と同様の処理により、現在位置から最も近いも
のを検索し、そのランドマークを強調表示する。そし
て、ステップS509で、操作者にディスプレイ8に強
調表示されている寄り道先の候補のランドマーク中から
所望するランドマークを選択させ、ステップS510
で、現在地から寄り道先(第2目的地)までの経路と、
寄り道先から本来の目的地(第1目的地)までの経路を
演算する。そして、ステップS511で、経路表示画面
にキャンセルスイッチを表示し、寄り道設定スイッチを
消去し、ステップS512で、通常経路誘導時の経路を
例えば赤の実線で表示するとともに、現在地から決定さ
れた寄り道先までの経路を例えば青の実線で表示し、寄
り道先から通常経路誘導時の経路との合流点までの経路
を例えば黄の実線で表示し、寄り道先を例えば緑で表示
する。また、ステップS513で、表示経路の各交差箇
所について、走行する進行方向を演算し、走行し終わっ
た箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示する。図17
はこのときの経路表示画面を示す。図中、太い実線が通
常経路誘導路31、33がキャンセルスイッチ、34が
寄り道先、破線が寄り道経路誘導路のうちの寄り道先ま
での経路部分35、一点鎖線が寄り道先から通常経路誘
導路との合流点までの経路部分36を示す。また、丸の
中に三角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自
車位置を示す。
【0064】次に、ステップS514で、ソフトスイッ
チ33(キャンセル)が操作者によりオンにされたかど
うかを判定する。そして、NOであれば、ステップS5
15で、寄り道設定によって新たに追加される経路が表
示画面内にあるかどうかを判定し、NOであれば、ステ
ップS516で、経路表示画面からキャンセルスイッチ
を消去して、寄り道設定スイッチを表示し、リターンす
る。一方、ステップS515でYESであれば、NOに
なるまでステップS511〜515のルーチンを繰り返
す。
【0065】一方、ステップS514で、ソフトスイッ
チ33(キャンセル)が操作者によりオンにされた(Y
ES)というときは、ステップS517で、経路表示画
面からキャンセルスイッチを消去して、寄り道設定スイ
ッチを表示し、ステップS518で現在地から本来の目
的地(第1目的地)までの経路を演算し、ステップS5
19で、通常経路誘導時の経路を例えば赤の実線で表示
するとともに、通常経路誘導時の経路との分岐点から現
在地までの経路を例えば青の実線で表示し、現在地から
通常経路誘導時の経路との合流点までの経路を例えば黄
の実線で表示する。また、ステップS520で、表示経
路の各交差箇所について、走行する進行方向を演算し、
走行し終わった箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示
する。図18はこのときの経路表示画面を示す。図中、
太い実線が通常経路誘導路31で、32が寄り道設定ス
イッチ、破線が寄り道経路誘導路のうちのキャンセル地
点Cまでの経路部分35、一点鎖線がキャンセル地点C
から通常経路誘導路との合流点までの経路部分36を示
す。そして、Sは寄り道設定地点である。また、丸の中
に三角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自車
位置を示す。
【0066】次に、ステップS521で、寄り道設定に
よって新たに追加される経路が表示画面内にあるかどう
かを判定し、NOであればリターンする。一方、ステッ
プS521でYESであれば、ステップS522で、寄
り道設定スイッチが操作者によって再びオンにされたか
どうかを判定し、NOであれば、ステップS517に戻
って、ステップS521でNOになるまでステップS5
17〜521を繰り返す。一方、ステップS522でY
ESであれば、ステップS506に戻る。
【0067】上の例において、図13,図17および図
18には、道路の表示と幹線道路のルート名(R50
0,R100)だけが示されているが、実際の経路表示
画面には、経路誘導路周囲のレストラン,銀行,デパー
ト,ガソリンスタンド,ホテル,コンビニエンススト
ア,病院といった、経路誘導のための他の様々な地図情
報が示される。そして、寄り道設定による経路誘導時に
は、通常経路誘導に必要であっても寄り道誘導には必要
でないような情報は省略される。つまり、寄り道経路誘
導時には、通常経路誘導時すなわち本来の目的地(第1
目的地)への経路誘導時の地図の情報密度に対して経路
誘導の地図の情報密度が低くされる。また、寄り道経路
誘導路の一部が行きと戻りで重複する場合には、一度通
った道を戻るのは容易であるため、重複部分の戻りは、
行きに対して情報密度が更に低くされる。
【0068】図19は、寄り道設定時の情報密度設定の
処理を示すフローチャートである。
【0069】この処理では、ステップS601で、寄り
道設定時(寄り道経路誘導時)かどうかを判定する。そ
して、YESになるまで待機する。一方、ステップS6
01でYESの場合は、ステップS602で、寄り道上
の戻り道(寄り道経路誘導路の戻り道で、行きと重複す
る部分)かどうかを判定し、NOの場合は、ステップS
603で、通常経路誘導路からの分岐点を過ぎて寄り道
上の行き道に入ったかどうかを判定する。そして、ステ
ップS603でNOであれば、ステップS604で、寄
り道を抜けたかどうかを判定する。そして、寄り道を抜
けていない(NO)という場合はステップS602に戻
る。一方、寄り道を抜けた(YES)という場合は、S
601に戻る。そして、ステップS603でYESの場
合は、ステップS605で地図の情報密度を下げる。ま
た、ステップS602でYESの場合は、ステップS6
06でさらに情報密度を下げる。
【0070】図20は、寄り道経路誘導中に寄り道設定
がキャンセルされたときの経路表示画面の他の例を示
す。この例は、図15および図16のフローチャートに
おいて、ステップS514の判定がYESで、ステップ
S518で現在地から本来の目的地(第1目的地)まで
の経路を演算したときに、キャンセルによって元来た道
を引き返すことになった場合の表示例である。この場合
は、やはり、通常経路誘導時の経路31(太い実線)を
例えば赤の実線で表示するとともに、通常経路誘導時の
経路31との分岐点Sから自車位置30までの経路(破
線)35を例えば青の実線で表示し、自車位置30から
通常経路誘導時の経路31との合流点までの経路(一点
鎖線)36を例えば黄の実線で表示する。また、走行し
終わった箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示する。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、突発的に寄り道をする
場合の操作性に優れ、かつ、操作者にとって、寄り道経
路誘導時と通常の経路誘導時とが明確に分かる利便性の
高いナビゲーション装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナビゲーション装置を自動車に実
装した状態を示すシステム構成図である。
【図2】同ナビゲーション装置の指定銘柄登録画面を示
す図である。
【図3】同ナビゲーション装置の指定ガソリンスタンド
設定画面を示す図である。
【図4】同ナビゲーション装置の通常走行時の指定銘柄
の優先表示処理を示すフローチャートである。
【図5】同ナビゲーション装置の通常走行時に銘柄指定
されたガソリンスタンドが優先表示されたナビゲーショ
ン画面の一例を示す図である。
【図6】同ナビゲーション装置の経路誘導時の指定銘柄
の優先表示処理を示すフローチャートである。
【図7】同ナビゲーション装置の目的別検索画面を示す
図である。
【図8】同ナビゲーション装置の現在位置から最も近い
目的地を検索する際の方位別の係数マップを示す図であ
る。
【図9】同ナビゲーション装置の目的別の最適目的地の
検索処理を示すフローチャートである。
【図10】同ナビゲーション装置の評価式に基づく経路
誘導先の選択処理を示すフローチャートである。
【図11】同ナビゲーション装置の経路誘導先の選択画
面の一例を示す図である。
【図12】同ナビゲーション装置の経路誘導先の選択画
面の一例を示す図である。
【図13】同ナビゲーション装置の経路表示画面の一例
を示す図である。
【図14】同ナビゲーション装置の寄り道先選択画面を
示す図である。
【図15】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の処
理を示すフローチャートの一部である。
【図16】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の処
理を示すフローチャートの一部である。
【図17】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の経
路表示画面の一例を示す図である。
【図18】同ナビゲーション装置の寄り道キャンセル時
の経路表示画面の一例を示す図である。
【図19】同ナビゲーション装置の寄り道設定時の情報
密度設定の処理を示すフローチャートである。
【図20】同ナビゲーション装置の寄り道キャンセル時
の経路表示画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
2 集中制御ユニット 5 データドライブ 8 ディスプレイ 10 操作スイッチ 11 GPSアンテナ 12 FMアンテナ 16 FMチューナ 17 ナビゲーションコントローラ 18 ビーコン信号受信機 19 CD−ROMチェンジャ 30 自車位置 31 経路誘導路(通常) 34 寄り道先(第2目的地) 35 寄り道経路誘導路(寄り道先までの経路部分) 36 寄り道経路誘導路(寄り道先から合流点までの経
路部分)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を検出し、設定された目的地ま
    での経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に
    沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーション装
    置であって、 第1目的地を設定する目的地設定手段と、 前記第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可能
    とする寄り道設定手段と、 前記第2目的地が設定されたときに、前記第1目的地へ
    の経路誘導を一時保留し、該第1目的地への通常経路誘
    導の表示を残したまま前記第2目的地に寄り道をするた
    めの寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導手段を備えた
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記寄り道経路誘導手段は、前記第1目
    的地への通常経路誘導の表示形態に対して前記第2目的
    地への寄り道経路誘導の表示形態を変える請求項1記載
    のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記表示形態は、各経路誘導路の表示形
    態である請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記第1目的地への通常経路誘導路の表
    示形態に対して表示形態を変えるのは、寄り道経路誘導
    路上の少なくとも前記第2目的地を設定したことによっ
    て新たに発生する部分である請求項3記載のナビゲーシ
    ョン装置。
  5. 【請求項5】 前記寄り道経路誘導手段は、前記第1目
    的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情
    報密度に対し、前記第2目的地への寄り道経路誘導時に
    表示する経路誘導の地図の情報密度を変える請求項2記
    載のナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記寄り道経路誘導手段は、前記第1目
    的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情
    報密度に対し、前記第2目的地への寄り道経路誘導時に
    表示する経路誘導の地図の情報密度を低くする請求項5
    記載のナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 前記寄り道経路誘導手段は、前記第2目
    的地に着くまでと該第2目的地に着いた後通常経路誘導
    路に合流するまでとで寄り道経路誘導の表示形態を変え
    る請求項1記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 前記寄り道経路誘導手段は、前記第2目
    的地に着くまでの経路誘導路と該第2目的地に着いた後
    通常経路誘導路に合流するまでの経路誘導路とが少なく
    とも一部重複する場合に、前記第2目的地に着くまでと
    該第2目的地に着いた後通常誘導経路に合流するまでと
    で寄り道経路誘導の表示形態を変え、経路誘導路が重複
    する部分については両表示形態を重複させる請求項7記
    載のナビゲーション装置。
  9. 【請求項9】 前記経路誘導手段は、寄り道経路誘導が
    キャンセルされたときに、寄り道経路誘導前の前記第1
    目的地への経路誘導の表示とキャンセル地点までの経路
    誘導の表示とを残したまま前記第1目的地を目的地とし
    て経路誘導を行う請求項1記載のナビゲーション装置。
  10. 【請求項10】 前記経路誘導手段は、前記第1目的地
    への通常経路誘導の表示形態に対して前記キャンセル地
    点までの経路誘導の表示形態を変え、さらに、該キャン
    セル地点から通常経路誘導路に合流するまでの経路誘導
    の表示形態を変える請求項9記載のナビゲーション装
    置。
  11. 【請求項11】 前記経路誘導手段および寄り道経路誘
    導手段は各経路交差点に経路誘導の方向を示す矢印を表
    示する請求項1または9記載のナビゲーション装置。
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