JP3704892B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選択された目的地までの経路検索および経路誘導を行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平5−127596号公報に開示されているように、GPS(グローバルポジショニングシステム)等による位置検出技術を使用し、選択された特定の目的地、あるいは固有地名を特定しない目的地語句と車両の現在位置と属性と目的地データとから決定される目的地までの経路検索および経路誘導を行うナビゲーション装置が従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲーション装置は、ある目的地(第1目的地)への経路誘導中に別の目的地(第2目的地)への寄り道が必要となった場合に、第1目的地への経路誘導をキャンセルして目的地を第2目的地に設定し直し、第2目的地への寄り道を終えた後でまた目的地を第1目的地に設定し直すという操作が必要で、突発的に寄り道をする場合の操作性に問題があった。
【0004】
したがって、ナビゲーション装置において、突発的に寄り道をする場合の操作性を向上させることが課題である。
【0005】
本発明は、突発的に寄り道をする場合の操作性に優れ、かつ、操作者にとって、寄り道経路誘導時と通常の経路誘導時とが明確に分かる利便性の高いナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のナビゲーション装置は、現在位置を検出し、設定された目的地までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーション装置であって、第1目的地を設定する目的地設定手段と、第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可能とする寄り道設定手段と、第2目的地が設定されたときに、第1目的地への経路誘導を一時保留し、第1目的地への通常経路誘導の表示を残したまま第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
このナビゲーション装置は、現在位置を検出し、設定された目的地(第1目的地)までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って操作者を誘導する。そして、その経路誘導中に寄り道先(第2目的地)が設定されると、第1目的地への経路誘導を保留して、第1目的地への通常経路誘導の表示を残したまま第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行い、寄り道を抜けると第1目的地への経路誘導を再開する。この装置では、ある目的地(第1目的地)への経路誘導中に別の目的地(第2目的地)への寄り道が必要となった場合に、寄り道先を第2目的地として設定するための操作を行うだけでよく、第1目的地への経路誘導をキャンセルして目的地を第2目的地に設定し直し、第2目的地への寄り道を終えた後でまた目的地を第1目的地に設定し直すといった面倒な操作が不要で、突発的に寄り道をする場合の操作性が向上する。また、寄り道経路誘導中も第1目的地への通常経路誘導の表示が残るため、操作者にとって、現在位置の表示を見て、寄り道経路誘導路を進んでいるとか、寄り道を抜けて通常経路誘導路に戻ったといった経路誘導の状況把握が容易となる。
【0008】
このナビゲーション装置は寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導の表示形態に対して第2目的地への寄り道経路誘導の表示形態を変えるようにしたものであるのがよい。この場合、経路誘導の状況把握が一層容易となる。
【0009】
そして、このナビゲーション装置は通常経路誘導と寄り道経路誘導とで、経路誘導路の色を変えるなど、経路誘導路の表示形態を変えるようにしたものであるのがよい。このようにして経路誘導路の表示形態を変えることにより、操作者が経路交差地点等でどちらに進むべきかといった判断をする際の視認性が向上し、経路誘導の状況を把握し易くなる。
【0010】
また、このナビゲーション装置は寄り道経路誘導路上の少なくとも第2目的地を設定したことによって新たに発生する部分について、第1目的地への通常経路誘導路の表示形態に対し表示形態を変えようにしたものであるのがよい。寄り道経路誘導に入った後、通常経路誘導路との分岐点に達するまでは、通常経路誘導路と重複する部分を含めて寄り道経路誘導路の表示形態が変わっている方が経路誘導の状況把握に有利であるが、少なくとも第2目的地を設定したことによって新たに発生する部分について寄り道経路誘導路の表示形態が変わると、経路誘導の状況が把握し易い。
【0011】
請求項1に係る発明のナビゲーション装置は、また、寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、第2目的地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度を変えるようにしたことを特徴とするものである。この場合、寄り道経路誘導時に寄り道経路誘導に適した情報密度の地図を表示して、経路誘導の状況把握を一層容易なものとすることができる。
【0012】
請求項2に係る発明のナビゲーション装置は、請求項1に係る前記ナビゲーション装置において、寄り道経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、第2目的地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度を低くするものである。寄り道先である第2目的地は第1目的地に対して比較的近いのが普通であるため、寄り道経路誘導時には情報密度を低くしても経路誘導が可能で、情報密度を低くすることで、かえって経路誘導の状況が把握し易くなる。
【0013】
また、このナビゲーション装置は寄り道経路誘導手段が、第2目的地に着くまでと第2目的地に着いた後通常経路誘導路に合流するまでとで寄り道経路誘導の表示形態を変えるようにしたものであるのがよい。この場合、経路交差地点等での視認性が一層向上し、経路誘導の状況把握が容易となる。
【0014】
また、このナビゲーション装置は寄り道経路誘導手段が、第2目的地に着くまでの経路誘導路と第2目的地に着いた後通常経路誘導路に合流するまでの経路誘導路とが少なくとも一部重複する場合に、第2目的地に着くまでと第2目的地に着いた後通常誘導経路に合流するまでとで寄り道経路誘導の表示形態を変え、経路誘導路が重複する部分については両表示形態を重複させるようにしたものであるのがよい。こうすることにより、寄り道経路誘導で同じ経路誘導路を往復する場合の視認性が向上する。
【0015】
請求項3に係る発明のナビゲーション装置は、現在位置を検出し、設定された目的地までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーション装置であって、第1目的地を設定する目的地設定手段と、前記第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可能とする寄り道設定手段と、前記第2目的地が設定されたときに、前記第1目的地への経路誘導を一時保留し、該第1目的地への通常経路誘導の表示を残したまま前記第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導手段を備え、経路誘導手段が、寄り道経路誘導がキャンセルされたときに、寄り道経路誘導前の第1目的地への経路誘導の表示とキャンセル地点までの経路誘導の表示とを残したまま第1目的地を目的地として経路誘導を行うようにしたものである。この場合、寄り道経路誘導をキャンセルするための操作を行うだけで、第1目的地への経路誘導に戻ることができ、また、第1目的地への通常経路誘導の表示およびキャンセル地点までの寄り道経路誘導の表示も残るため、経路誘導の状況把握が容易となる。
【0016】
請求項4に係る発明のナビゲーション装置は、請求項3に係るナビゲーション装置において、経路誘導手段が、第1目的地への通常経路誘導の表示形態に対してキャンセル地点までの経路誘導の表示形態を変え、さらに、キャンセル地点から通常経路誘導路に合流するまでの経路誘導の表示形態を変えるようにしたものである。この場合、経路交差地点等での視認性が向上し、経路誘導の状況把握が容易となる。
【0017】
また、このナビゲーション装置は経路誘導手段および寄り道経路誘導手段が各経路交差点に経路誘導の方向を示す矢印を表示するようにしたものであるがのよい。こうすることにより、経路交差地点でどちらに進むべきかといった判断をする際の視認性が一層向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車のナビゲーション装置に適用した実施の形態の一例を、図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明によるナビゲーション装置を自動車に実装した状態を示すシステム構成図である。
【0020】
図において、1は車体である。2は集中制御ユニットであり、走行状態に係る各種データ(燃料残量、平均燃費 平均車速)を算出し各種装置を統括的に制御する。また、3は車載LANユニットであり、例えばアンチロックブレーキシステム(ABS)や4輪駆動制御等の制御に必要な図示しないセンサ及び駆動部と集中制御ユニット2との間の所謂ローカルエリアネットワーク通信を制御する。4は、RAMカードドライブであり、例えば、シート位置,ミラー位置等の運転者に関する情報を記憶したRAMカードのデータ読み込み及び書き込みを行う。5は、データドライブであり、例えば、FD,MD,PD等のデータ記憶媒体に記憶した各種情報の読み込み及び書き込みを行う。6は音声ガイド用スピーカである。この音声ガイド用スピーカ6からは、後述するナビゲーションコントローラ17からの音声情報が集中制御ユニット2内の図示しない音声出力インタフェースを介して出力される。7はマイクである。このマイク7からは、操作者の音声による指示が集中制御ユニット2内の図示しない音声認識インタフェースを介してナビゲーションコントローラ17に入力される。8は液晶表示等のディスプレイである。このディスプレイ8には、ナビゲーション画面,各種入力操作用の画面,車両の状態(車速、空調設定等)が表示される。ディスプレイ8の前面は、画面表示に応じてタッチ操作による入力操作が可能な、静電容量方式,赤外線方式等の入力装置を備えている。なお、ディスプレイ8は、表示情報のうち運転中常時必要な情報については所謂ヘッドアップディスプレイ(図示せず)に表示するようにしてもよい。9は携帯電話、10は集中制御ユニット2及びナビゲーションコントローラ17への入力操作を行う操作スイッチ、11はGPS(グローバルポジションシステム)アンテナ、12はFMアンテナ、13は電話アンテナ、14は電波ビーコンアンテナ、15は光ビーコンアンテナ、16はFMアンテナ12からのVICS対応のFM多重放送を受信するFMチューナ、17はナビゲーションコントローラ、18は電波ビーコンアンテナ14及び光ビーコンアンテナ15からのビーコン信号を受信するビーコン信号受信機、19はCD−ROMチェンジャである。携帯電話9は電話アンテナ13に接続される。ナビゲーションコントローラ17には、GPSアンテナ11が接続され、CD−ROMチェンジャ19が接続され、また、FMチューナ16が接続され、ビーコン信号受信機18が接続されている。ナビゲーションコントローラ17は、GPSアンテナ11からの位置情報とCD−ROMチェンジャ19に搭載されたCD−ROMの地図情報に基づいて、操作者が操作スイッチ10等により指定した目的地までの適当な経路を検索し、ディスプレイ8に表示し、また、音声ガイド用スピーカ6から音声を出力して経路誘導を行う。CD−ROMチェンジャ19により読み出されるCD−ROMの地図情報は、以下の説明におけるディスプレイ8への表示情報の基本情報である。また、ナビゲーションコントローラ17は、FMチューナ16やビーコン信号受信機18により得られるVICS信号及びビーコン信号を交通規制情報と解釈し、ディスプレイ8に表示し、また、経路誘導の際の経路検索の条件(制約条件)として使用する。また、ナビゲーションコントローラ17は、走行経路周辺の地域情報をデータドライブ5等から入力し、表示情報に利用する。なお、GPSによる自車位置の検出手法は公知のものである。
【0021】
次に、この実施の形態のナビゲーション装置の動作を説明する。
【0022】
<指定銘柄の登録・表示>
このナビゲーション装置は指定銘柄の登録・表示機能を有する。この指定銘柄の登録・表示機能は、ディスプレイ8の画面の表示にしたがって操作者が指定銘柄(好み)を登録し、その登録された指定銘柄にしたがって、操作者に迅速に認識させるよう、情報を選択的に画面に表示するものである。
【0023】
図2は、指定銘柄登録画面を示す図である。この登録画面は例えば操作スイッチ10を操作することによって展開するもので、操作者が好みの銘柄を指定する項目として、ディスプレイ8の前面の入力装置により構成されるスイッチ(以下、ソフトスイッチ)B−1,B−2,B−3,B−5,B−6,B−7に対応して、それぞれ、ファミリーレストラン,金融機関,デパート,ガソリンスタンド,ホテル/旅館,コンビニ(コンビニエンスストア)が表示される。操作者はこの指定銘柄登録画面上でタッチ操作によって指定銘柄を登録する。指定銘柄が登録されると、ディスプレイ8の画面は指定銘柄別の設定画面に変わる。
【0024】
図3は、指定ガソリンスタンド設定画面を示す図である。この設定画面は、指定銘柄登録画面(図2)上でガソリンスタンドを登録することにより展開するもので、設定可能なガソリンスタンドの銘柄として予め登録された代表的なガソリンメーカーが表示される。この画面で、操作者は、操作スイッチ10によって、表示されたガソリンメーカーに所望の優先順位を設定し、画面のソフトスイッチ[登録]をオンにすることにより登録する。図3の画面は、A石油が優先順位1、B石油が優先順位2として登録された状態を示している。ガソリンスタンド以外の指定銘柄が登録された場合に展開される設定画面は、基本的には前記のガソリンスタンドの場合と略同様の構成である。ただし、ファミリーレストラン,コンビニの各項目から展開される画面では、操作者が飲食希望時間を設定できるものとする。そして、飲食希望時間が設定されると、後述の指定銘柄の優先表示処理において、指定銘柄が例えばガソリンスタンドである場合にも、指定食事時間帯においてファミリーレストラン等の指定ランドマークが表示される。
【0025】
次に、前記の指定銘柄の登録および設定により実現するディスプレイ8上の表示と、その表示のための処理を、一例として、指定銘柄がガソリンスタンドである場合について説明する。
【0026】
図4は、通常走行時(経路誘導中ではなく、ディスプレイ8に現在位置の表示をしながら走行している場合)の指定銘柄の優先表示処理を示すフローチャートである。
【0027】
この処理では、まず、ステップ101で、指定銘柄の設定画面(図3)で優先順位を付された銘柄に関する識別用のマーク(ランドマーク)を表示するモードが指定されたかどうかを判定し、NOの場合は、ステップS103に進む。一方、ステップ101でYESの場合は、ステップS102で、現在のディスプレイ8の表示範囲の中に存在する指定ランドマークを表示し、ステップS101に戻る。
【0028】
ステップS103では、集中制御ユニット2で算出された燃料残量が所定量より少ないかどうかを判定する。そして、NOの場合はステップ105に進む。一方、ステップS103でYESの場合は、ステップS104で、現在のディスプレイ8の表示範囲の中に存在する指定ガソリンスタンドのランドマークを表示し、ステップS105に進む。そして、ステップS105では、予め指定銘柄別の設定画面により指定した指定食事時間帯かどうかを判定する。そして、NOの場合にはリターンする。一方、ステップS105でYESの場合は、ステップS106でディスプレイ8にファミリーレストラン等の指定ランドマークを表示し、リターンする。
【0029】
図5は、通常走行時に銘柄指定されたガソリンスタンドが優先表示されたナビゲーション画面の一例を示す図である。
【0030】
図中、四角で囲まれたAおよびBのランドマークは、予め指定銘柄別設定画面(図3)により指定した石油メーカーのガソリンスタンドを示しており、一例として優先順位の高いA石油のランドマーク(各銘柄の商標等)が大きく表示されている。また、丸の中に三角を表したマーク30は自車位置を示す。
【0031】
次に、経路誘導時(ディスプレイ8に現在位置を表示しながら目的地への経路誘導をしている場合)の指定銘柄の優先表示処理を図6に示すフローチャートによって説明する。
【0032】
この処理では、ステップ201で、集中制御ユニット2により算出された燃料残量及び平均燃費に基づいて、現時点から走行が可能であると予測できる距離を算出し、次いで、ステップS202で、その算出した距離の範囲内に存在する誘導経路上の指定銘柄のガソリンスタンドであって、最後の、即ち現在位置から最も遠いガソリンスタンドを検索する。そして、ステップS203で、ステップS201で算出した走行可能距離が所定距離より短いかどうかを判定する。そして、NOの場合はステップS205に進む。一方、ステップS203でYESの場合は、ステップS204で、ステップS202で検索した最後のガソリンスタンドのランドマークをディスプレイ8に強調表示(例えば、点滅,表示サイズの変更等)し、音声ガイド用スピーカ6からアナウンスする。そして、ステップS205に進む。
【0033】
ステップS205では、予め指定銘柄別設定画面(図3)により指定した指定食事時間帯かどうかを判定する。そして、NOの場合はリターンする。一方、ステップS205でYESの場合は、ステップS206で、集中制御ユニット2で算出された平均車速に基づいて、当該時間帯で食事をするための走行可能な距離を算出し、ステップS207で、その算出した距離の範囲内に存在する経路誘導路上の指定銘柄のファミリーレストラン等のうちの最後のものを検索する。そして、ステップS208で、その検索された指定銘柄のファミリーレストラン等のランドマークをステップS204と同様に強調表示し、アナウンスする。そして、リターンする。
【0034】
ここで、ステップS204及びステップS208における当該ランドマークの表示処理は、ディスプレイ8の表示範囲の中に当該ランドマークが入ったときに行うようにしてもよく、あるいは、現在の表示範囲には存在しない場合に、当該ランドマークと現在位置とが表示できるよう強制的に表示範囲を変更するようにしてもよい。また、ステップS204及びステップS208の処理では、それぞれ算出した範囲内の最後のガソリンスタンドまたはレストランを表示したが、最後のものだけではなく、現在位置から当該最後のガソリンスタンドまたはレストランまでの経路誘導路上に存在するものを全て表示してもよいことは言うまでもない。
【0035】
図6のフローチャートによる経路誘導時の画面は、算出した範囲内に存在する最後のガソリンスタンド(ファミリーレストラン等)を点滅等の方法で強調し、経路誘導路を赤で表示する以外は図5と略同様である。
【0036】
<目的別の最適目的地の検索および経路誘導>
また、このナビゲーション装置は目的別の最適目的地の検索機能を有する。この目的別の最適目的地の検索機能は、操作者がある特定の目的地を意図するのではなく、ある目的とする行動だけを意図している場合に、目的別の複数の項目から所望する項目を操作者に選択させ、その選択された項目に属する目的地のうち現在位置から最も近い目的地または最も短時間で到達できることが予想される目的地を自動的に検索するものである。
【0037】
図7は、目的別検索画面を示す図である。この画面は例えば操作スイッチ10を操作することにより展開するもので、操作者が選択する項目として、B−1からB−8の各ソフトスイッチに対応して、ファミリーレストラン,金融機関,デパート,トイレ,ガソリンスタンド,ホテル/旅館,コンビニ,医療機関が表示される。操作者はこの目的別検索画面上でタッチ操作によって項目を選択する。そして、ナビゲーションコントローラ17は、操作者が選択した項目をキーとして、後述する検索処理により、その選択された項目に属し、現在位置から最も近い目的地を検索する。なお、これらの各項目に属する個々の情報は、例えば、地域別に予め作成されたCD−ROMや、データドライブ5により読み込む各種記憶媒体から入手する形態のもの、あるいは情報提供会社等から携帯電話9等を介して入手する形態のものとし、各項目へのグループ分け,選択等の処理は、個々の情報に付加されている識別用コードをキーとすることは言うまでもない。
【0038】
また、この目的別検索画面はソフトスイッチA−1からA−6に対応して、最短距離,進路前方,進路後方含む,VICS情報,その他の制約,銘柄指定の各項目を表示する。これらソフトスイッチA−1からA−6は、ソフトスイッチB−1からB−7までの中から操作者が選択した項目に応じて最適な目的地を検索するのに先立って、操作者の意志で設定する条件スイッチである。A−1(最短距離)は現在位置から最短距離の検索を指定するスイッチ、A−2(進路前方)は、現在の自車の進行方向の前方だけを検索範囲に指定するスイッチ、A−3(進路後方含む)は現在の自車の進行方向の後方も検索範囲に含めるように指定するスイッチ、A−4(VICS情報)はFMチューナ16を介して得られるVICS情報やビーコン信号受信機18を介して得られるビーコン信号を検索条件に含めるように指定するスイッチ、Aー5(その他の制約)は駐車場の有無,道路幅等のVICS情報以外の制約情報を検索条件に含めるように指定するスイッチであり、A−6(銘柄指定)は前述の指定銘柄別設定画面(図3)で設定した優先順位を検索時に有効とするスイッチである。これらの各スイッチは、タッチ操作によりオンにされることにより、それぞれの指定条件が以下に述べる評価式の項として作用する。
【0039】
図8は、現在位置から最も近い目的地を検索する際の方位別の係数マップを示す図である。図中、同心円(円弧)の中心(三角印)は自車位置で、半径は自車位置からの距離を表す。また、同図の上方を進行方向とする。図示の如く、自車の周辺部は、所定の係数を付されて複数の領域に分けられている。この係数マップは、予めナビゲーションコントローラ17に記憶しておくものとする。そして、この係数マップの係数、地図情報から得られる候補地の位置(座標)情報、現在の自車の位置及び方向、そして図7のA群のソフトスイッチの選択状態に基づいて、複数の候補地の中から現在位置に最も近い候補地を選択するため、ナビゲーションコントローラ17が各候補地について経路を検索し、評価式Kを計算する。
【0040】
評価式Kは、K=(候補地と現在位置との距離)×(現在の自車の方向に対する候補地の方向係数)×(VICS情報に関する係数)×(その他の制約条件に関する係数)で表現できる。ここで、第1項の「(候補地と現在位置との距離)」は、CD−ROMの地図情報から得られる候補地の位置(座標)情報とGPSにより得られる現在位置とにより予め算出される。また、第2項の「(現在の自車の方向に対する候補地の方向係数)」は、GPSにより得られる現在の自車の進行方向情報と、第1項の「(候補地と現在位置との距離)」に基づいて図8の係数マップを参照することにより得られる。また、第4項の「(VICS情報に関する係数)」は、受信して解読したVICS情報に応じて算出される係数であり、受信したVICS情報(例えば道路規制情報、渋滞情報等)が、現在位置からある候補地までの経路上に該当する場合は大きな係数とする(ソフトスイッチA−4がオフの場合は最小値1とする)。そして第5項の「その他の制約条件に関する係数」は、駐車場の有無,道路幅等のVICS情報以外の制約情報に応じて算出される係数であり、例えば駐車場が無い場合、道路幅が狭い場合には大きな係数が算出されるものとする(ソフトスイッチA−5がオフの場合は最小値1とする)。
【0041】
次に、前記の目的別の最適目的地の検索処理をフローチャートによって説明する。
【0042】
図9は、目的別の最適目的地の検索処理を示すフローチャートであり、図7の目的別検索画面がディスプレイ8に表示されることにより起動される。
【0043】
そして、ステップS301で、目的別検索入力が有ったかどうかを判定する。このステップの処理は、図7のB−1からB−8までの何れかの項目が選択されるまでの待機処理である。そして、ステップS302で、銘柄指定が有る(銘柄指定のソフトスイッチA−6がオンされることにより、前述の指定銘柄登録画面(図3)で登録した特定の銘柄の指定が有効とされている)かどうかを判定する。そして、NOの場合は、ステップS307へ進んで、現在のディスプレイ8の表示範囲の中にあって、ステップS301で選択された項目に属するランドマークだけを表示し、ステップS308に進む。一方、ステップS302でYESの場合は、ステップS303で、現在のディスプレイ8の表示範囲の中に、当該銘柄で、且つステップS301で選択された項目に属するものがあるかどうかを判定し、YESであれば、ステップS304で、対象となるランドマークだけを強調表示し、ステップS308に進む。一方、ステップS303でNOの場合は、(ステップS1205)現在のディスプレイ8の表示範囲の中にあって、ステップS301で選択された項目に属するランドマークだけを表示し、ステップS1206で、銘柄指定されているものが現在の表示範囲に無いことを音声や画面表示によって操作者に通知し、ステップS308に進む。
【0044】
そして、ステップS308では、目的別検索画面(図7)でソフトスイッチA−1(最短距離)がオンされていたかどうかを判定し、NOの場合は、ステップS309で、目標とするランドマークを操作者に選択させ、ステップS311にてその目標とするランドマークに対応する地点への経路誘導を行う。一方、ステップS308でYESの場合は、ステップS310に進み、表示中のランドマークについて評価式Kによる評価及び順位付けと操作者による選択とを行う(ステップS310の処理は、後述の図10のフローチャートによる)。そしてステップS311では、ステップS309またはステップS310で決定された目標地点への経路誘導処理を行う。
【0045】
図10は、評価式Kに基づく経路誘導先の選択処理を示すフローチャートである。
【0046】
この処理では、ステップS401で、ソフトスイッチA−2(進路前方)がオンかどうか判定する。そして、NOの場合はステップS403に進む。一方、ステップS401でYESの場合は、ステップS402で、係数マップ(図8)における自車の進路前方(矢印の範囲:領域I)だけから目的地を容易に選択できるように、進路前方以外の領域II,領域IIIおよび領域IV(係数が1.5以上の領域)の係数を、自車からの距離に関らず所定の大きな数に変更し、ステップS405に進む。
【0047】
ステップS403では、ソフトスイッチA−3(進路後方を含む)がオンかどうかを判定する。そして、NOの場合はステップS405に進む。一方、ステップS403でYESの場合は、ステップS404にて、係数マップ(図8)の領域IIIの係数を、例えば領域IIおよび領域IVのように、距離に応じて3種類の係数1.5,2.0,3.0に変更し、ステップS405に進む。
【0048】
ステップS405では、ソフトスイッチA−4(VICS情報)がオンかどうか判定する。そして、YESの場合はステップS407に進む。一方、ステップS405でNOの場合は、ステップS406で、評価式Kの「(VICS情報に関する係数)」の項の値を1に固定し、ステップS407に進む。
【0049】
ステップS407では、ソフトスイッチA−5(その他の制約)がオンかどうかを判定し、YESの場合はステップS409に進む。一方、ステップS407でNOの場合は、ステップS408で、評価式Kの「(その他の制約条件に関する係数)」の項の値を1に固定し、ステップS409に進む。
【0050】
ステップS409では、図9のフローチャートのステップS301で選択された項目に属し、且つ現在の表示範囲の中にある各ランドマーク、あるいは、ステップS301で選択された項目に属し、且つ現在の表示範囲の中にある指定銘柄の各ランドマークについて、現在位置からの経路検索を行い、その得られた経路に対応する道路規制情報等を表わすVICS情報に関する係数と、駐車場の有無,道路幅等のVICS情報以外の情報に関する係数と、候補地と現在位置との距離(または経路検索により得られた道のり)に基づいて、評価式Kの値を算出する。そして、ステップS410で、ステップS409で算出した各評価値に応じて、評価値の小さいものから順に、その順位を付してランドマークをディスプレイ8に表示し、そのうち一番順位の高いものを強調表示する。
【0051】
そして、ステップS411およびステップS412のルーチン(ナビゲーションコントローラ17が順位付きで選択したランドマークの中から、最終的に操作者の意志で経路誘導先のランドマークを選択するルーチン)で、現在強調表示されているランドマークへの経路誘導を開始しても良いかを操作者に決定させ、現在強調表示しているランドマークに満足しない場合は、優先順位が次に高いランドマークを強調表示し、この処理を順次繰り返す。この場合、強調表示される各地点は、現在位置から物理的に近いだけではなく、実際の道路状況を考慮して、所要時間が少ないことが予想される地点を表わす。
【0052】
図11及び図12は、経路誘導先の選択画面の一例を示す図である。
【0053】
図中、41〜45は、評価式Kに基づいて順位付けされたランドマークである。図11の画面は、図10のフローチャートのステップS410の処理により展開する画面であって、最も優先順位が高いランドマーク41が強調表示(例えば点滅表示)されている。また、ランドマーク45は、自車位置30からの距離は近いが、渋滞中(VICS情報)のため、算出された優先順位は低く、渋滞を操作者に知らせるためのコメント48が表示されている。このとき、渋滞している道路部分(同図では破線の部分)は表示色等を変更しても良いことは言うまでもない。また、46及び47は、経路誘導先を現在強調表示されているランドマークに決定するかどうかを操作者が入力するスイッチである。スイッチ46(決定)をオンにすれば、図10の処理は終了して、図9のフローチャートのステップS311(経路誘導処理)が始まる。また、ソフトスイッチ47(変更)をオンにすれば、図12の如く次順位のランドマーク42が強調表示される。
【0054】
なお、現在の表示範囲が、図8の係数マップの円の大きさと比較して広い場合には、例えば、係数の値の大きさを考慮せず領域Iの範囲を同心円状に拡大し、その拡大した範囲(図8の斜線部)内に存在する検索候補地だけを対象として経路検索すればよい。
【0055】
また、図10のフローチャートにおけるステップS402の処理は、自車位置を基準として図8の係数マップを対応させたときに領域Iの中に存在しないランドマークを排除する処理としてもよく、そうすることにより、ステップS409における検索処理の検索候補地を少なくできる。
【0056】
また、VICS情報およびその他の制約条件の参照が不必要な場合は、評価式Kから「(VICS情報に関する係数)」および「(その他の制約条件に関する係数)」の項を省略し、K’=(候補地と現在位置との距離)×(現在の自車の方向に対する候補地の方向係数)を評価式とすることができる。この場合、得られる目的地は実際の道路状況を考慮しない、現在位置から物理的に近い地点が選択されることになる。
【0057】
<寄り道先の検索および経路誘導>
また、このナビゲーション装置は寄り道先の検索機能を有する。この寄り道先の検索機能は、ある目的地(第1目的地)への経路誘導中に、操作者がある特定の寄り道先ではなく、ある目的とする行動だけを意図して寄り道を希望している場合に、目的別の複数の候補地から所望する寄り道先(第2目的地)を容易に、且つ迅速に操作者に選択させるよう、選択された項目に属し、現在位置から最も近い目的地を自動的に検索・誘導し、かつ、その寄り道先での用事が終了し、寄り道を抜けたら、本来の目的地(第1目的地)への経路誘導を再開するものである。
【0058】
図13は、経路誘導中の画面(経路表示画面)の表示例を示す図である。図中、太線部分31は第1目的地までの検索された経路誘導路であり、所定表示形態(赤の実線)で表示されている。また、丸の中に三角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自車位置を示す。ディスプレイ8上には、また、ソフトスイッチ32(寄り道設定)が表示されている。この画面で、操作者がソフトスイッチ32(寄り道設定)をオンにすることにより、図14の画面に展開する。
【0059】
図14は、寄り道先選択画面を示す図である。この画面に表示された個々のソフトスイッチ及びその操作は、前述の図7の場合と同様である。また、画面上の各項目に属する個々の情報も前述の図7の場合と同様で、例えば、地域別に予め作成されたCD−ROMや、データドライブ5により読み込む各種記憶媒体から入手する形態のもの、あるいは情報提供会社等から携帯電話9等を介して入手する形態のものとし、各項目へのグループ分け,選択等の処理は、個々の情報に付加されている識別用コードをキーに行うものとする。
【0060】
次に、前記寄り道先選択画面(図14)により選択された項目に属する候補地から寄り道先を選択する処理を、図15および図16を参照して説明する。
【0061】
図15および図16は、寄り道経路誘導の選択処理を示すフローチャートである。
【0062】
この処理では、ステップS501で、経路誘導中かどうかを判定する。そして、NOの場合は、ステップS502で、経路表示画面から、寄り道設定スイッチおよびキャンセルスイッチを消去し、経路誘導路の表示を消去し、待機する。一方、ステップS502でYESの場合は、ステップS503で、演算された経路誘導路を所定表示形態(例えば赤の実線)で表示し、ステップS504で、その経路表示画面にソフトスイッチ32(寄り道設定)を表示する。このとき、経路表示画面は図13の状態となる。そして、ステップS505で、ソフトスイッチ32(寄り道設定)が操作者によりオンにされたかどうかを判定し、オンにされるまで待機する。
【0063】
ステップS505で、寄り道設定スイッチがオンされたら、ステップS506で寄り道先選択画面(図14)を表示し、ステップS507で、A−1からA−6のソフトスイッチによる検索条件の設定操作およびB−1からB−8までの何れかの項目の選択操作を操作者に行なわせる。そして、ステップS508で、前述の図10と同様の処理により、現在位置から最も近いものを検索し、そのランドマークを強調表示する。そして、ステップS509で、操作者にディスプレイ8に強調表示されている寄り道先の候補のランドマーク中から所望するランドマークを選択させ、ステップS510で、現在地から寄り道先(第2目的地)までの経路と、寄り道先から本来の目的地(第1目的地)までの経路を演算する。そして、ステップS511で、経路表示画面にキャンセルスイッチを表示し、寄り道設定スイッチを消去し、ステップS512で、通常経路誘導時の経路を例えば赤の実線で表示するとともに、現在地から決定された寄り道先までの経路を例えば青の実線で表示し、寄り道先から通常経路誘導時の経路との合流点までの経路を例えば黄の実線で表示し、寄り道先を例えば緑で表示する。また、ステップS513で、表示経路の各交差箇所について、走行する進行方向を演算し、走行し終わった箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示する。図17はこのときの経路表示画面を示す。図中、太い実線が通常経路誘導路31、33がキャンセルスイッチ、34が寄り道先、破線が寄り道経路誘導路のうちの寄り道先までの経路部分35、一点鎖線が寄り道先から通常経路誘導路との合流点までの経路部分36を示す。また、丸の中に三角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自車位置を示す。
【0064】
次に、ステップS514で、ソフトスイッチ33(キャンセル)が操作者によりオンにされたかどうかを判定する。そして、NOであれば、ステップS515で、寄り道設定によって新たに追加される経路が表示画面内にあるかどうかを判定し、NOであれば、ステップS516で、経路表示画面からキャンセルスイッチを消去して、寄り道設定スイッチを表示し、リターンする。一方、ステップS515でYESであれば、NOになるまでステップS511〜515のルーチンを繰り返す。
【0065】
一方、ステップS514で、ソフトスイッチ33(キャンセル)が操作者によりオンにされた(YES)というときは、ステップS517で、経路表示画面からキャンセルスイッチを消去して、寄り道設定スイッチを表示し、ステップS518で現在地から本来の目的地(第1目的地)までの経路を演算し、ステップS519で、通常経路誘導時の経路を例えば赤の実線で表示するとともに、通常経路誘導時の経路との分岐点から現在地までの経路を例えば青の実線で表示し、現在地から通常経路誘導時の経路との合流点までの経路を例えば黄の実線で表示する。また、ステップS520で、表示経路の各交差箇所について、走行する進行方向を演算し、走行し終わった箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示する。図18はこのときの経路表示画面を示す。図中、太い実線が通常経路誘導路31で、32が寄り道設定スイッチ、破線が寄り道経路誘導路のうちのキャンセル地点Cまでの経路部分35、一点鎖線がキャンセル地点Cから通常経路誘導路との合流点までの経路部分36を示す。そして、Sは寄り道設定地点である。また、丸の中に三角を表したマーク30は経路誘導路上の現在の自車位置を示す。
【0066】
次に、ステップS521で、寄り道設定によって新たに追加される経路が表示画面内にあるかどうかを判定し、NOであればリターンする。一方、ステップS521でYESであれば、ステップS522で、寄り道設定スイッチが操作者によって再びオンにされたかどうかを判定し、NOであれば、ステップS517に戻って、ステップS521でNOになるまでステップS517〜521を繰り返す。一方、ステップS522でYESであれば、ステップS506に戻る。
【0067】
上の例において、図13,図17および図18には、道路の表示と幹線道路のルート名(R500,R100)だけが示されているが、実際の経路表示画面には、経路誘導路周囲のレストラン,銀行,デパート,ガソリンスタンド,ホテル,コンビニエンスストア,病院といった、経路誘導のための他の様々な地図情報が示される。そして、寄り道設定による経路誘導時には、通常経路誘導に必要であっても寄り道誘導には必要でないような情報は省略される。つまり、寄り道経路誘導時には、通常経路誘導時すなわち本来の目的地(第1目的地)への経路誘導時の地図の情報密度に対して経路誘導の地図の情報密度が低くされる。また、寄り道経路誘導路の一部が行きと戻りで重複する場合には、一度通った道を戻るのは容易であるため、重複部分の戻りは、行きに対して情報密度が更に低くされる。
【0068】
図19は、寄り道設定時の情報密度設定の処理を示すフローチャートである。
【0069】
この処理では、ステップS601で、寄り道設定時(寄り道経路誘導時)かどうかを判定する。そして、YESになるまで待機する。一方、ステップS601でYESの場合は、ステップS602で、寄り道上の戻り道(寄り道経路誘導路の戻り道で、行きと重複する部分)かどうかを判定し、NOの場合は、ステップS603で、通常経路誘導路からの分岐点を過ぎて寄り道上の行き道に入ったかどうかを判定する。そして、ステップS603でNOであれば、ステップS604で、寄り道を抜けたかどうかを判定する。そして、寄り道を抜けていない(NO)という場合はステップS602に戻る。一方、寄り道を抜けた(YES)という場合は、S601に戻る。そして、ステップS603でYESの場合は、ステップS605で地図の情報密度を下げる。また、ステップS602でYESの場合は、ステップS606でさらに情報密度を下げる。
【0070】
図20は、寄り道経路誘導中に寄り道設定がキャンセルされたときの経路表示画面の他の例を示す。この例は、図15および図16のフローチャートにおいて、ステップS514の判定がYESで、ステップS518で現在地から本来の目的地(第1目的地)までの経路を演算したときに、キャンセルによって元来た道を引き返すことになった場合の表示例である。この場合は、やはり、通常経路誘導時の経路31(太い実線)を例えば赤の実線で表示するとともに、通常経路誘導時の経路31との分岐点Sから自車位置30までの経路(破線)35を例えば青の実線で表示し、自車位置30から通常経路誘導時の経路31との合流点までの経路(一点鎖線)36を例えば黄の実線で表示する。また、走行し終わった箇所を含めて進行方向を示す矢印を表示する。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、突発的に寄り道をする場合の操作性に優れ、かつ、操作者にとって、寄り道経路誘導時と通常の経路誘導時とが明確に分かる利便性の高いナビゲーション装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるナビゲーション装置を自動車に実装した状態を示すシステム構成図である。
【図2】同ナビゲーション装置の指定銘柄登録画面を示す図である。
【図3】同ナビゲーション装置の指定ガソリンスタンド設定画面を示す図である。
【図4】同ナビゲーション装置の通常走行時の指定銘柄の優先表示処理を示すフローチャートである。
【図5】同ナビゲーション装置の通常走行時に銘柄指定されたガソリンスタンドが優先表示されたナビゲーション画面の一例を示す図である。
【図6】同ナビゲーション装置の経路誘導時の指定銘柄の優先表示処理を示すフローチャートである。
【図7】同ナビゲーション装置の目的別検索画面を示す図である。
【図8】同ナビゲーション装置の現在位置から最も近い目的地を検索する際の方位別の係数マップを示す図である。
【図9】同ナビゲーション装置の目的別の最適目的地の検索処理を示すフローチャートである。
【図10】同ナビゲーション装置の評価式に基づく経路誘導先の選択処理を示すフローチャートである。
【図11】同ナビゲーション装置の経路誘導先の選択画面の一例を示す図である。
【図12】同ナビゲーション装置の経路誘導先の選択画面の一例を示す図である。
【図13】同ナビゲーション装置の経路表示画面の一例を示す図である。
【図14】同ナビゲーション装置の寄り道先選択画面を示す図である。
【図15】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の処理を示すフローチャートの一部である。
【図16】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の処理を示すフローチャートの一部である。
【図17】同ナビゲーション装置の寄り道経路誘導の経路表示画面の一例を示す図である。
【図18】同ナビゲーション装置の寄り道キャンセル時の経路表示画面の一例を示す図である。
【図19】同ナビゲーション装置の寄り道設定時の情報密度設定の処理を示すフローチャートである。
【図20】同ナビゲーション装置の寄り道キャンセル時の経路表示画面の他の例を示す図である。
【符号の説明】
2 集中制御ユニット
5 データドライブ
8 ディスプレイ
10 操作スイッチ
11 GPSアンテナ
12 FMアンテナ
16 FMチューナ
17 ナビゲーションコントローラ
18 ビーコン信号受信機
19 CD−ROMチェンジャ
30 自車位置
31 経路誘導路(通常)
34 寄り道先(第2目的地)
35 寄り道経路誘導路(寄り道先までの経路部分)
36 寄り道経路誘導路(寄り道先から合流点までの経路部分)

Claims (4)

  1. 現在位置を検出し、設定された目的地までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーション装置であって、
    第1目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可能とする寄り道設定手段と、
    前記第2目的地が設定されたときに、前記第1目的地への経路誘導を一時保留し、該第1目的地への通常経路誘導の表示を残したまま前記第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導手段を備え、
    前記寄り道経路誘導手段は、前記第1目的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、前記第2目的地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度を変えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記寄り道経路誘導手段は、前記第1目的地への通常経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度に対し、前記第2目的地への寄り道経路誘導時に表示する経路誘導の地図の情報密度を低くする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 現在位置を検出し、設定された目的地までの経路を検索し、その検索した経路を表示し該経路に沿って誘導する経路誘導手段を備えたナビゲーション装置であって、
    第1目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記第1目的地への経路誘導中に第2目的地を設定可能とする寄り道設定手段と、
    前記第2目的地が設定されたときに、前記第1目的地への経路誘導を一時保留し、該第1目的地への通常経路誘導の表示を残したまま前記第2目的地に寄り道をするための寄り道経路誘導を行う寄り道経路誘導手段を備え、
    前記経路誘導手段は、寄り道経路誘導がキャンセルされたときに、寄り道経路誘導前の前記第1目的地への経路誘導の表示とキャンセル地点までの経路誘導の表示とを残したまま前記第1目的地を目的地として経路誘導を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 前記経路誘導手段は、前記第1目的地への通常経路誘導の表示形態に対して前記キャンセル地点までの経路誘導の表示形態を変え、さらに、該キャンセル地点から通常経路誘導路に合流するまでの経路誘導の表示形態を変える請求項3記載のナビゲーション装置。
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