JPH1166986A - 防護養生シート体 - Google Patents

防護養生シート体

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JPH1166986A
JPH1166986A JP22469897A JP22469897A JPH1166986A JP H1166986 A JPH1166986 A JP H1166986A JP 22469897 A JP22469897 A JP 22469897A JP 22469897 A JP22469897 A JP 22469897A JP H1166986 A JPH1166986 A JP H1166986A
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JP
Japan
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sheet
insulator
support member
protective
sheet body
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JP22469897A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Matsui
英幸 松井
Takashi Suga
孝志 菅
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SANWA TOSO KOGYO KK
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SANWA TOSO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気絶縁性碍子を確実に養生することがで
き、しかも、取り付けや取り外しを容易に短時間で行う
ことが可能な防護養生シート体を提供する。 【解決手段】 防護養生シート体12は、シート14
と、シート14を支持する2本のパイプ状の支持部材1
6A、Bと、支持部材16の一方の端部である第1端部
同士を係止するリング20と、他方の端部である第2端
部同士をそれぞれ係止する紐24A、Bとを備えてい
る。防護養生シート体12を用いて電線を支持する電気
絶縁性碍子を養生する際、作業者は、身体を水平、又は
やや下方に向け、支持部材16A、Bが碍子26の所定
の側に位置するように、防護養生シート体12により碍
子26の周囲を包囲し、リング20に支持部材16Bの
第1端部18Bを挿入して係止し、更に、支持部材16
の第2端部同士を紐24で結ぶ。作業者は従来のように
逆さ吊りの状態で作業をしなくてもよいので、防護養生
シート体12の装着が著しく容易で、作業時間が大幅に
短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気絶縁性碍子を
養生する防護養生シート体に関し、更に詳しくは、碍子
を確実に養生でき、しかも碍子への着脱を短時間で容易
に行うことを可能にした防護養生シート体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】変電所内の鉄鋼構造物、電力送電用鉄塔
等、下方に電気絶縁性の碍子を有する構造物に塗装工事
やメンテナンス等の作業を行う場合、塗料が飛散して碍
子に付着し、電気絶縁性が低下したり、また、作業者が
不注意で部品、工具等を落として碍子に損傷が生じたり
することが心配される。そこで、飛散塗料及び落下物に
よる被害が碍子に生じることを防止するために、通常、
作業箇所の下方に位置する碍子に養生シートを巻いて防
護を施し、仮に塗料が飛散、又は部品、工具等が落下し
ても、碍子に被害が生じないようにして作業を行ってい
る。本明細書で養生とは、飛散塗料及び落下物等による
被害が碍子に生じることを防止するために碍子を防護す
ることを意味する。
【0003】図7は、碍子を養生する従来の養生シート
の平面図である。従来の養生シート10は、一般に、碍
子の長手方向長さの縦長さ、及び、碍子の周縁長さの横
長さを有する長方形又は正方形状のシートである。シー
トは、例えば綿布、合成繊維や塩化ビニールのシートで
ある。
【0004】従来の養生シート10を用いて、例えば高
さ10数メートルの電力送電用鉄塔や、変電所構内の鉄
鋼構造物に架設され、電線を支持している碍子を養生す
るには、通常、作業者が、縄ばしごにより碍子の位置に
まで降り、逆さ吊りに近い状態になってシート10を碍
子(図1、図2参照)に巻き付け、図8に示すように、
紐、ロープや番線などで碍子に縛り付ける。尚、養生す
る際、時間的及び経済的な観点から足場を仮設すること
は少ないが、変電所構内の鉄鋼構造物の碍子に養生を施
す場合で、鉄鋼構造物がグレーチングを有するときは、
鉄鋼構造物の上部からチェーンで吊した水平な足場を設
けることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の碍子の
養生方法では、養生シートの取り付け及び取り外しに以
下のような問題があった。第1に、足場を充分に仮設せ
ずに行うため、作業者が、取り付け及び取り外しを行う
際、逆さに近い状態になって作業を行なわざるをえない
ことである。このことは、作業者の落下の危険性が大き
い、作業者の肉体的な負担が大きい、工具等が落下し易
い、作業性が悪いため作業に時間がかかり、例えば、取
り付けには通常20分〜30分の時間がかかる等、安全
上及び作業性上の種々の問題を引き起こしている。これ
らの問題は、碍子の下端部に取り付け及び取り外しの作
業を行う際、極端に逆さに近い状態で作業を行うため特
に顕著であり、また、鉄塔本体から水平方向に延びてい
るアームに架設されている碍子を養生する際、アームか
ら身体を下方に乗り出して作業を行うため、特に安全上
の問題となっていた。第2に、天候状態が悪いと、取り
付けや取り外しの作業を行うことが難しいことである。
風速が多少あるときでも、防護養生シート体が風に靡い
て巻き難く、更に、ロープや紐で縛ることも難しい。多
少の降雨状態のときでも、防護養生シート体が手から滑
りやすくて巻きにくく、更に、ロープや紐が手から滑り
やすいので、防護養生シート体を碍子に縛り付けること
が難しい。
【0006】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、電気絶縁性碍子を確実に養生でき、しかも、取り
付けや取り外しを容易に短時間で行うことが可能な防護
養生シート体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る防護養生シート体は、支持体に架設さ
れ、電線を支持する電気絶縁性碍子の周囲を包囲して養
生する仮設の防護養生シート体であって、縦長さとして
少なくとも碍子の長手方向長さ、及び、横長さとして少
なくとも碍子の周縁長さを有する長方形又は正方形のシ
ートと、シートの縦方向両側縁部にそれぞれ取り付けら
れてシートを支持し、シートの横方向の一方の縁部より
も外方に突出する第1端部と、他方の縁部よりも外方に
突出する第2端部とを有する2本のパイプ状又は棒状の
支持部材と、支持部材の第1端部に設けられ、支持部材
の第1端部同士を係止する第1端部係止具と、支持部材
の第2端部、又は、シートの横方向の他方の縁部に設け
られ、支持部材の第2端部同士を係止する第2端部係止
具とから構成されることを特徴としている。
【0008】支持部材の長さは、通常、100cm〜2
00cmであり、碍子の長さに合わせて決定する。支持
部材の材質は、例えば、竹竿、表面が絶縁性物質で被覆
されたスチール(以下、被覆スチールと言う)、塩化ビ
ニル、又は、軽量で強靭性のFRP(強化プラスチッ
ク)である。シートの横長さは、少なくとも碍子周縁長
さを有する限り、特に限定しないが、通常、碍子を一重
に巻いて養生するシートでは50〜100cm、碍子を
2重に巻いて養生するシートでは100cm〜200c
mの範囲内である。シートの縦長さは、通常、90cm
〜190cmの範囲内であり、碍子の長手方向の長さに
応じて決定する。シートは、例えば、綿布、合成繊維や
塩化ビニールのシートである。
【0009】第1端部係止具の一例は、一方の支持部材
の第1端部に付けられ、他方の支持部材の第1端部を挿
入するリングである。リングは、例えば、成形された金
具や針金で形成したものであり、他方の第1端部を係止
できる限り形状、材質は特に限定しない。第2端部係止
具の一例は、支持部材の第2端部、又は、シートの他方
の縁部に付けられ、相互に締結される1組の紐から構成
されるものである。
【0010】好適には、各支持部材は、第1のパイプと
第1のパイプ内に挿入された第2のパイプとから構成さ
れ、任意の長さに設定可能であり、かつ、シートに着脱
自在である。これにより、養生する碍子の長さに応じ
て、シートや支持部材長さを変更することができる。
【0011】本発明に係る防護養生シート体を碍子に取
り付けや取り外しの作業を行う際、作業者は、第2端部
を手で把持して碍子下端部への取り付けや取り外しの作
業を行うことができる。よって、作業者は、従来のよう
に逆さ吊りの状態で作業しなくてもよく、従って、作業
が著しく容易になり、また、作業にかかる時間が大幅に
短縮され、しかも、碍子を確実に養生することができ
る。
【0012】尚、本発明に係る防護養生シート体を碍子
に取り付けた状態では、第1端部同士を係止させなくて
も特に問題が生じないときがあり、この場合、防護養生
シート体を碍子に取り付ける際、第1端部同士を係止さ
せずに取り付けることが多い。また、本発明に係る防護
養生シート体を取り付けた状態でのシート上縁は、碍子
の上端が、塗料の飛散するおそれのある方向、又は、部
品、工具等の落下してくるおそれのある方向を向いてい
ない限り、開いていても特に問題ない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつより詳細
に説明する。実施例1 本実施例は、本発明に係る好適な防護養生シート体の例
である。本実施例では、従来と同じものには同じ符号を
付してその説明を省略する。図1(a)及び(b)は、
それぞれ、本実施例の防護養生シート体の平面図及び矢
視I−Iから見た図である。本実施例の防護養生シート
体12は、碍子を養生する1枚のシート14と、シート
14を支持する2本のパイプ状の支持部材16A、B
と、支持部材16の一方の端部である第1端部同士を係
止する第1端部係止具と、他方の端部である第2端部同
士をそれぞれ係止する第2端部係止具とを備えている。
【0014】シート14は、綿布からなり、長方形であ
って、碍子の長手方向長さよりもやや長い縦長さL1
1.3m、及び、碍子の周縁長さよりも少し長い横長さ
2=90cmの寸法に形成されている。
【0015】支持部材16A、Bは、それぞれ、シート
14の縦方向両側縁部17A、Bに着脱自在に取り付け
られ、シート14の横方向の一方の縁部21よりも外方
に突出する第1端部18A、Bと、他方の縁部22より
も外方に突出する第2端部19A、Bとを有する。支持
部材16A、Bは、何れも、第1のパイプと第1のパイ
プ内に挿入された第2のパイプとから構成され、任意の
長さに設定可能である。第1、第2のパイプは、何れも
被覆スチール管からなり、最外径d1が25mmであ
る。また、本実施例では、支持部材16の長さL3は、
1.5mに設定されている。
【0016】第1端部係止具は、図1(a)及び(b)
に示すように、一方の支持部材16Aの第1端部18A
に取り付けられ、他方の支持部材16Bの第1端部18
Bを挿入して係止するリング20で構成される。リング
20は金具からなり、リング20の内径d2は6cmφ
であり、リング20の中心線は、支持部材16Aにほぼ
平行である。第2端部係止具は、図1(a)に示すよう
に、支持部材16A、Bの第2端部19A、Bで、シー
ト14の縁部22の近傍にそれぞれ付けられている1組
の紐24A、Bから構成される。紐24A、Bは、何れ
も、径が約6mmφ、長さが80cmである。
【0017】図2(a)及び(b)は、防護養生シート
体12を碍子に取り付けることを示す斜視図及び矢視I
I−IIから見た図である。電力送電用鉄塔、変電所の
鉄鋼構造物等の塗装工事やメンテナンス作業を行う際、
防護養生シート体12を用い、鉄塔や鉄鋼構造物に架設
されて電線を支持している碍子を養生するには、予め、
鉄塔や鉄鋼構造物に作業者が昇り、養生する碍子のやや
上部位置に滑車(図示せず)を設置する。次いで、防護
養生シート体12を養生する碍子位置にまで誘導するた
めの誘導ロープ(図示せず)を滑車に掛け、地上の作業
者が誘導ロープを引くことにより防護養生シート体12
をこの碍子の高さ位置、例えば鉄塔のアーム高さや鉄鋼
構造物の上端にまで上げる。尚、変電所の鉄骨構造物に
付けられている碍子等、養生する碍子の位置が低いとき
は、滑車を用いずに作業者が人力で引き上げてもよい。
【0018】続いて、鉄塔に昇っている作業者が、碍
子、例えばアーム先端に垂直に吊されている碍子26
(図2参照)の位置にまで手により移動させる。次い
で、作業者が防護養生シート体12を誘導ロープから外
し、自身の安全帯が確実に締まっていることを確認した
上で、誘導ロープから防護養生シート体12を外し、防
護養生シート体12の第2端部19A、Bを手で把持
し、そのまま身体を水平、又はやや下方に向ける。続い
て、支持部材16A、Bが碍子26の所定の側に位置す
るように、防護養生シート体12により碍子26の周囲
を包囲する。碍子の所定の側とは、通常、塗料の飛散し
てくるおそれのある側や工具等の落下してくるおそれの
ある側に対向する側であり、養生しなくても影響のない
側である。包囲するに際し、リング20の付いている第
1端部18Aが下に、第2端部19が上に位置するよう
にして包囲する。尚、図3に示すように、斜めに架設さ
れている碍子を養生する場合でも同様である。次いで、
支持部材16Aのリング20に支持部材16Bの第1端
部18Bを挿入して係止する(図2(a)及び(b)参
照)。更に、支持部材16の第2端部同士を係止するよ
うに紐24A、B同士を締結する。
【0019】碍子周囲だけでなく、碍子上端も養生する
必要がある場合、シート14の縁部22が、碍子26の
やや上側に位置するように碍子26の周囲を包囲し、更
に、縁部22が碍子上端を覆うように、シート14の縁
部22の周囲を紐24で外側から巻きつつ、支持部材1
6の第2端部同士を紐24により係止する。以下、養生
すべき碍子全てを同様にして養生する。
【0020】その後、塗装工事、例えば電力送電用鉄塔
のアームの塗装工事や、ボルト締め等のメンテナンス工
事を行う。工事終了後、防護養生シート体12を碍子2
6から逆の手順により取り外して地上に降ろす。
【0021】本実施例により、(1)作業者は、従来の
ように碍子26の下端部にまで手を伸ばして取り付けや
取り外しの作業をしなくてもよいので、従来のように逆
さ吊りに近い状態で作業しなくてもよい。よって、作業
が著しく容易になり、しかも、取り付け作業に必要な時
間は約5分程度で、従来に比べて作業時間が大幅に短縮
される。また、作業者の安全性が大きく向上する。
(2)支持部材16の長さを可変に設定でき、しかも支
持部材16はシート14に着脱可能なので、碍子の長手
方向長さや周縁長さに応じて防護養生シート体12の寸
法を変更することができる。
【0022】実施例2 本実施例は、実施例1の防護養生シート体12に比べ、
シート長さの異なる防護養生シート体の例である。本実
施例では、防護養生シート体12と同じものには同じ符
号を付してその説明を省略する。本実施例の防護養生シ
ート体は、防護養生シート体12の支持部材16の長さ
を変更し、シート14に代えて、シート14よりもやや
縦長さの長いシートを備えている。本実施例の防護養生
シート体の支持部材の長さL3は2.0mに設定されて
おり、シートの縦長さL1は1.8mである。尚、シー
トの横長さL2は、シート14の横長さと同じで90c
mである。本実施例では、実施例1と同様の効果を奏す
ることができる。
【0023】実施例3 本実施例は、碍子26を2重に巻いて養生する防護養生
シート体の例である。図4は、本実施例の防護養生シー
ト体を碍子26に取り付けた状態を下方から見た図であ
る。本実施例の防護養生シート体は、実施例1の防護養
生シート体12に比べ、横長さがシート14の約2倍で
あるシート28(図4参照)をシート14に代えて備え
ている。本実施例の防護養生シート体を用いて碍子26
を養生するには、実施例1と同様、碍子26の位置にま
で防護養生シート体を移動させ、次いで、作業者が、防
護養生シート体を誘導ロープから外し、自身の安全帯が
確実に締まっていることを確認した上で、防護養生シー
ト体の第2端部19A、Bを把持したまま、身体を水
平、又はやや下方に向ける。続いて、シート28で碍子
26の周囲を包囲するように2重に巻き付け、更に、支
持部材16Bの第1端部18Bをリング20に挿入する
(図4参照)。更に、紐24A、Bで、支持部材16
A、Bの第2端部同士を互いに係止するように締結す
る。
【0024】本実施例では、碍子26にシート28を2
重に巻いているので、防護養生シート体を碍子26に取
り付けた状態での支持部材16の位置が、塗料の飛散し
てくる側に位置していても、塗料は碍子26に付着しな
い。従って、碍子26に取り付けるに際し、支持部材1
6の位置に注意して巻かなくてもよい防護養生シート体
が実現される。また、本実施例の防護養生シート体を用
いることにより、シートを1重に巻いて養生する場合に
比べ、工具等の落下による衝撃から碍子26をよ一層確
実に防護することができる。
【0025】実施例4 本実施例は、第2端部係止具が、防護養生シート体12
に比べて異なる防護養生シート体の例である。図5は、
本実施例の防護養生シート体の背面図である。本実施例
の防護養生シート体29は、実施例1の防護養生シート
体12で、第2端部係止具として、シート14の縁部2
2に、両側縁から突出する1本の紐30と、縁部22の
縁が紐30を巻き込むようにして折り曲げられてシート
14に付けられることにより縁部22に沿って形成さ
れ、紐30に沿って伸縮自在な伸縮部32とを紐24に
代えて備えている。
【0026】防護養生シート体29を用いて碍子を養生
するには、実施例1と同様にしてシート14で碍子の周
囲を包囲し、支持部材16Bの第1端部18Bをリング
20に挿入する。次いで、2本の支持部材16の第2端
部19と紐30の両端部とをそれぞれ片手で把持し、支
持部材16と伸縮部32の縦方向両側縁部17A、Bと
の距離が離れるように力を加えて伸縮部32を縮めるこ
とにより、縁部22によって形成される開口の径を縮小
する(図6参照)。続いて、その状態を維持するよう、
シート14の縦方向両側縁部17の近傍で紐30を締結
する。
【0027】本実施例により、実施例1に比べ、碍子上
端を一層容易に覆うことができる防護養生シート体が実
現される。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る防護養生シート体は、シー
トと、シートの縦方向両側縁部に設けられた2本の支持
部材と、支持部材の第1、第2端部同士をそれぞれ係止
する第1、第2端部係止具とを備えている。これによ
り、作業者は、従来のように碍子の下端部にまで手を伸
ばして防護養生シート体の取り付けや取り外しの作業を
しなくてもよいので、逆さ吊りの状態で作業しなくても
よい。従って、作業が著しく容易になり、取り付けや取
り外しの作業にかかる時間が、従来に比べて大幅に短縮
され、しかも、碍子が確実に養生され、また、作業者の
安全性が大きく向上する。これらのことは、風速が多少
あるときや多少の降雨状態のとき等、天候が悪い状態で
も実現され、風が多少強いとき、これらの効果は一層顕
著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)及び(b)は、それぞれ、実施例1
の防護養生シート体の平面図及び矢視I−Iから見た図
である。
【図2】図2(a)及び(b)は、それぞれ、実施例1
で、防護養生シート体により碍子を養生する工程を示す
斜視図及び矢視II−IIから見た図である。
【図3】斜めに架設されている碍子の一例である。
【図4】実施例3で、防護養生シート体で碍子の周囲を
包囲するように2重に巻き、支持部材をリング内に挿入
した状態を下方から見た図である。
【図5】実施例4の防護養生シート体の背面図である。
【図6】実施例4で、防護養生シート体により碍子を養
生する工程を示す斜視図である。
【図7】電気絶縁性碍子を養生する従来の養生シートの
平面図である。
【図8】従来の養生シートにより碍子を養生した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 養生シート 12 防護養生シート体 14 シート 16A、B 支持部材 17A、B 縦方向両側縁部 18A、B 第1端部 19A、B 第2端部 20 リング 21 縁部 22 縁部 24A、B 紐 26 碍子 28 シート 29 防護養生シート体 30 紐 32 伸縮部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に架設され、電線を支持する電気
    絶縁性碍子の周囲を包囲して養生する仮設の防護養生シ
    ート体であって、 縦長さとして少なくとも碍子の長手方向長さ、及び、横
    長さとして少なくとも碍子の周縁長さを有する長方形又
    は正方形のシートと、 シートの縦方向両側縁部にそれぞれ取り付けられてシー
    トを支持し、シートの横方向の一方の縁部よりも外方に
    突出する第1端部と、他方の縁部よりも外方に突出する
    第2端部とを有する2本のパイプ状又は棒状の支持部材
    と、 支持部材の第1端部に設けられ、支持部材の第1端部同
    士を係止する第1端部係止具と、 支持部材の第2端部、又は、シートの横方向の他方の縁
    部に設けられ、支持部材の第2端部同士を係止する第2
    端部係止具とから構成されることを特徴とする防護養生
    シート体。
  2. 【請求項2】 第1端部係止具は、一方の支持部材の第
    1端部に付けられ、他方の支持部材の第1端部を挿入す
    るリングで構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の防護養生シート体。
  3. 【請求項3】 第2端部係止具は、支持部材の第2端
    部、又は、シートの他方の縁部に付けられ、相互に締結
    される1組の紐から構成されることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の防護養生シート体。
  4. 【請求項4】 各支持部材は、第1のパイプと第1のパ
    イプ内に挿入された第2のパイプとから構成され、任意
    の長さに設定可能であり、かつ、シートに着脱自在であ
    ることを特徴とする請求項1から3のうち何れか1項に
    記載の防護養生シート体。
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