JPH1166545A - ワツクス分散物粒子を使用した透明磁気記録媒体 - Google Patents

ワツクス分散物粒子を使用した透明磁気記録媒体

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Publication number
JPH1166545A
JPH1166545A JP9225996A JP22599697A JPH1166545A JP H1166545 A JPH1166545 A JP H1166545A JP 9225996 A JP9225996 A JP 9225996A JP 22599697 A JP22599697 A JP 22599697A JP H1166545 A JPH1166545 A JP H1166545A
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JP
Japan
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magnetic recording
layer
recording medium
dispersion
particles
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Application number
JP9225996A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Matsunaga
直裕 松永
Masatoshi Nakanishi
正寿 仲西
Hitoshi Ikeda
仁 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1166545A publication Critical patent/JPH1166545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気記録層を有する写真用支持体ワックス分散
物を用いることにより、耐傷性、磁気情報エラーのない
ハロゲン化銀写真感光層を有する磁気記録媒体を提供す
る。 【解決手段】支持体上に少なくとも1層の磁性粒子を含
む磁気記録層を有する磁気記録媒体において、該磁気記
録層側の少なくともいずれかの同一層内または/及び異
なる層に、平均一次粒径が異なる無機または有機粒子を
2種以上含有し、かつ、該磁気記録層側の少なくともい
ずれかの同一層内または/及び異なる層に、融点が90
℃以上のワックスの分散物を塗布してなる透明磁気記録
媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造適性や安定性
に優れ、搬送・走行安定性、磁気ヘッドの汚れ、磁気情
報の入出力エラーなどに関連する耐傷性が向上する磁気
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオテープ、ビデオテープ、フロ
ッピーディスクのような磁気記録媒体の磁気記録層は光
透過性がない。米国特許第5,491,051号には繰
り返し使用しうる磁気特性及び写真特性の優れた透明磁
気記録層を有する写真要素が記載されている。これらの
要素は製造時のウェブのハンドリング性、カメラ、現像
処理機、磁気入出力機器などでの搬送性、走行性およ
び、製造または利用時の耐傷性の付与のために、支持体
の磁気記録層側に滑り剤を用いる。長鎖の脂肪族炭化水
素基を有するワックスは、優れた滑り性を与えるが、そ
の特性を最大限に発現させるためには溶解、分散、塗布
等の使用法にいくつかの問題点を有していた。ワックス
である高級脂肪酸の誘導体、高級アルコールの誘導体及
び高級炭化水素の塗布方法としては、溶剤に溶解して塗
布する方法、ワックス分散物を塗布する方法があるが、
いずれも乾燥時に加熱されるので、例えば、カルナウバ
ワックスでは、乾燥時または乾燥後に塗布面と接触する
部位たとえばローラーなどにワックスが付着集積し、塗
布面に再転写して面状を悪化させる問題があった。塗膜
の均一性を付与するには分散物を塗布する方法が好まし
い。これはたとえば特開平7−133488号、同6−
293188号、同3−258339号、同3−199
267号、同1−225684号に記載されている。し
かし、これらの方法では塗布液中のワックス粒子の分散
安定性は十分でなく凝集沈降を防止しきれない。また磁
気記録情報の入出力などの要求からより高い耐傷性、走
行性、搬送性が要求されており、耐傷性や搬送性は十分
でない。上記耐傷性の問題は、バッキング層に磁気記録
層を有する感光材料を取り扱う上で磁気記録層に情報の
入出力時に大きな問題となるもので、スペースロスに起
因するエラーを発生することである。スペースロスの原
因としては、主にバッキング層に塗設したワックスや磁
気記録層の摩耗粉、感材を取り扱う時に付着するゴミ、
感材屑、雰囲気中のほこり、現像処理液乾固物等が挙げ
られ、これらがフィルム走行時に磁気ヘッド表面に付着
・堆積して汚れることによりフィルムと磁気ヘッドとの
間の空隙を大きくしてスペースロスを生じ、磁気入出力
エラーが発生することが挙げられる。ヘッド表面の汚れ
の蓄積を研磨剤で防止する方法があるが、効果のある量
を入れると透明性の低下、磁気ヘッドの寿命が短くな
る、研磨剤の脱落によるゴミの発生といった問題が生じ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的の
第1は、ワックス含有層塗布時のワックスの製造機から
の再転写による面状の悪化がなく、分散安定性に優れ、
目的の第2は磁気記録層の耐傷性、走行性、搬送性を改
良し、目的の第3は実質的に透明でかつ磁気ヘッドの汚
れを防止して磁気情報の入出力エラーを低減する最適な
表面形状を有する透明磁気記録媒体を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、上記課題は下記の手段によって達成できた。即
ち、 (1)支持体上に少なくとも1層の磁性粒子を含む磁気
記録層を有する磁気記録媒体において、該磁気記録層側
の少なくともいずれかの同一層内または/及び異なる層
に、平均一次粒径が異なる無機または有機粒子を2種以
上含有し、かつ、該磁気記録層側の少なくともいずれか
の同一層内または/及び異なる層に、融点が90℃以上
のワックスの分散物を塗布してなることを特徴とする透
明磁気記録媒体。 (2)前記ワックスが主として一般式(I)、(II)ま
たは(III)で表される1種以上の化合物からなることを
特徴とする(1)に記載の透明磁気記録媒体。 一般式(I) R1−X1−R2 一般式(II) R3−X2−R4−(X3−R5n 一般式(III) R6OBH 式中、R1〜R3、R5、R6は炭素数10〜70の置換も
しくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和もしくは不
飽和の炭化水素基、R4は炭素数10〜50の二価以上
の置換もしくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和も
しくは不飽和の炭化水素基である。X1〜X3は−COO
−、−OCO−、−CONR−、−NRCO−であり、
nは1以上の整数である。Bはポリアルキレンオキサイ
ド鎖である。 (3)前記分散物が高圧ホモジナイザーにおいてホモジ
ナイジングチャンバーから処理液吐出口まで閉管であっ
て、ホモジナイジングチャンバー後方に背圧付与装置を
有する装置を用いて調製されることを特徴とする(1)
または(2)に記載の透明磁気記録媒体。 (4)該透明磁気記録媒体において、支持体をはさみ該
磁気記録層に対し反対側に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有することを特徴とする(1)ないし(3)
に記載のハロゲン化銀乳剤層付き透明磁気記録媒体。 (5)前記分散物の塗布量が16mg/m2以上であること
を特徴とする(1)ないし(4)に記載の透明磁気記録
媒体。 (6)前記透明磁気記録媒体の25℃相対湿度60%、
荷重16kg/m2下での波長0.5μmの光学接触面積が
20%以上80%以下であることを特徴とする(1)な
いし(5)に記載の透明磁気記録媒体。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においてはワックスが主と
して高級脂肪酸またはその誘導体、高級アルコールまた
はその誘導体または高級炭化水素から選ばれる1種以上
の化合物からなることが好ましい。融点は90℃であ
り、好ましくは95℃以上である。高級脂肪酸の誘導
体、高級脂肪酸の誘導体としては、高級脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸の多価アルコールエ
ステル、高級脂肪酸アルコールの多価脂肪酸エステル
等、高級炭化水素としてはパラフィンワックス、ポリエ
チレンワックス、フィッシャートロプシュワックスなど
があげられる。とくに下記一般式(I)、(II)または
(III)で表される化合物が好ましい。 一般式(I) R1−X1−R2 一般式(II) R3−X2−R4−(X3−X5n 一般式(III) R6OBH 式中、R1〜R3、R5、R6は炭素数10〜70の置換も
しくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和もしくは不
飽和の炭化水素基、R4は炭素数10〜50の二価以上
の置換もしくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和も
しくは不飽和の炭化水素基である。X1〜X3は−COO
−、−OCO−、−CONR−、−NRCO−であり、
nは1以上の整数である。Bはポリアルキレンオキサイ
ド鎖である。式中、R1〜R3、R5は炭素数10〜7
0、より好ましくは15〜50の置換もしくは無置換の
直鎖、分岐、環状を含む飽和もしくは不飽和の炭化水素
基、R 4は炭素数10〜50、より好ましくは12〜2
5の二価以上の置換もしくは無置換の直鎖、分岐、環状
を含む飽和もしくは不飽和の炭化水素基である。nは2
以上の整数である。
【0006】一般式(I)では総炭素数は20〜120
が好ましい。より好ましくは25〜100、さらに好ま
しくは30〜80である。一般式(II)では総炭素数は
20〜150が好ましい。より好ましくは40〜13
0、さらに好ましくは50〜120である。X1〜X3
−COO−、−OCO−、−CONR−、−NRCO−
であり、RはHまたは炭素数8以下のアルキル基を表
す。アルキレンオキサイド鎖としてはエチレンオキサイ
ド、及びプロピレンオキサイドが好ましく、より好まし
くはエチレンオキサイドである。重合度は特に制限はな
いが、10〜120が好ましい。
【0007】置換基としては、ハロゲン原子、ヒドロキ
シ基、シアノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
ルキルチオ基、アリールチオ基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、アミノ基、アシルア
ミノ基、スルホニル基、スルフィニル基、アリール基お
よびアルキル基を挙げることができる。これらの基はさ
らに置換基を有してもよい。好ましい置換基としては、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキル
チオ基、アルコキシカルボニル基、アシルアミノ基、ス
ルホニルアミノ基、アシル基およびアルキル基である。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子が好まし
い。アルコキシ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボ
ニル基のアルキル基は先に説明したR2のアルキル基に
同じである。アシルアミノ基、スルホニルアミノ基のア
ミノ基はN置換アミノ基であってもよく、置換基は上記
アルキルが好ましい。アシルアミノ基、アシル基のカル
ボニル基およびスルホニルアミノ基のスルホニル基に結
合する基はアルキル基、アリール基であるが、上記アル
キル基が好ましい。
【0008】本発明でワックスが主として1種以上の化
合物からなるとは、一般式で表される1種以上の化合物
の総量が70重量%以上含まれることをさす。ワックス
は、天然物であっても合成物であってもよい。天然物、
あるいは合成物であっても高級脂肪酸やアルコールを原
料とした合成化合物は、炭素数の異なるものや直鎖と分
岐のものを含み、これらの混合物となるが、これらの混
合物を使用することは何等差し支えない。以下に好まし
い一般式(I)、(II)または(III)で表される化合物
の具体例を示す。
【0009】 (W-1) C11H23CO2C50H101 融点 104℃ (W-2) C30H61OOC(CH2)18CO2C30H61 融点 90℃ (W-3) C30H61OOC(CH2)18CO2CH2CH2C8F17 融点 92 ℃(W-4) C30H61OOC(CH2CH2O)CH2CH2CO2C31H61 融点 93 ℃(W-5) CH3CO2C50H101 融点 91℃(W-6) C7H15CO2C50H101 融点 104℃(W-7) CH3CO2C40H81 融 点 91℃(W-8) C7H15CO2C40H81 融点 93℃(W-9) C11H23CO2C40H81 融点 90℃(W-10) C18H37NHCO(CH2)10CONHC18H37 融点 130℃(W-11) C40H81OCOCH2CH2CO2H 融点 96℃(W-12) C40H81OCOCH2CH2CO(CH2CH2O)4.5H 融点 94℃(W-13) C40H81OCOCH2CH2CO2(CH2CH2O)8.5H 融点 101℃(W-14) C40H81OCOCH2CH2CO2(CH2CH2O)22.5H 融点 97℃(W-15) C40H81OCOCH2CH2CO2(CH(CH3)CH2O)6.5H 融点 91℃
【0010】 (W-16) C40H81OCOCH2CH2CO2(CH2CH2O)8.5CH3 融点 96℃ (W-17) C30H61O(CH2CH2O)2.6H 融点 95 ℃(W-18) C30H61O(CH2CH2O)10H 融点 94 ℃(W-19) C40H81O(CH2CH2O)13H 融点 100 ℃(W-20) C50H101O(CH2CH2O)4H 融点 1 06℃(W-21) C50H101O(CH2CH2O)16H 融点 107℃(W-22) C50H101OCOCH2CH2CO2H 融 点 103℃(W-23) C50H101OCOCH2CH2CO2(CH2CH2O)8.5H 融点 103℃(W-24) C30H61OCOCH2CH2CO2(CH2CH2O)COCH2CH2CO2C30H61 融点 93℃(W-25) C50H101CO2H 融点 109℃(W-26) CH3(CH2)7CHI-CHCl(CH2)7CO2C40H81 融点 91℃(W-27) C17H35CO2C50H101 融点 95℃(W-28) C8H17CH(OH)C6H12CO2C50H101 融点 97℃
【0011】 これらの化合物は、例えば、特開昭58−90633号
に一部記載がある。上記のワックスは単独で用いても混
合して用いても構わない。
【0012】前述ワックスの粒子は水中もしくは有機溶
剤中で作製することができる。粒子を水中で作製する手
法としては、粒子を構成する成分の融点以上で融解して
水中で乳化する手法、有機溶剤に溶解しておいて水中で
乳化する手法、大きな粒子からボールミル、サンドグラ
インダーで破砕する手法などがあげられる。このような
粒子作製法については、刈米、小石、日高編集、「乳化
・分散技術応用ハンドブック」(サイエンスフォーラム
版)等の成書に記載されている。粒子を有機溶剤中で作
製する方法としては、有機溶剤中で加温溶解し、攪拌し
ながら冷却析出する手法、粒子を構成する成分の融点以
上で融解又は有機溶剤中で加温溶解し、常温または冷却
した有機溶剤を添加して冷却析出させる手法、大きな粒
子からボールミル、サンドグラインダーで破砕していく
手法などがあげられる。本発明での水または有機溶剤中
での粒子作製法としては、有機溶剤中で加温溶解し、常
温または冷却した水または有機溶剤中に添加して冷却析
出させ、超音波分散機、高圧ホモジナイザーで分散する
手法が好ましい。分散に用いる有機溶剤は特に制限はな
いが、ケトン類、アルコール類、エーテルアルコール類
が好ましい。
【0013】分散媒に水、有機溶剤を用いる場合共に、
ワックス粒子を作成する手法としては、高圧ホモジナイ
ザーを用いることが最も好ましい。特に高圧ホモジナイ
ザーの中でもホモジナイジングチャンバーと処理液吐出
口の間が閉管であって、その間に背圧付与装置を有する
高圧ホモジナイザーが特に好ましい。さらに上記ホモジ
ナイジングチャンバー直前に処理液加熱用の熱交換器を
設置し、ホモジナイジングチャンバーと背圧付与装置の
間に処理液冷却用の熱交換器を設置した高圧ホモジナイ
ザーが本発明の分散機として最も優れる。上述の分散機
を用いることで、処理液中ワックス粒子はホモジナイジ
ングチャンバーの処理直前で融解し、処理される際さら
に発熱するが背圧付与装置により高圧下で冷却されるた
め、処理後に分散液が沸騰することを抑制され安定に微
細なワックス分散物を得ることができる。この装置を用
いてワックス分散物を作成する場合、分散圧力としては
200から5000kg/cm2 の範囲が好ましく、500
から1700kg/cm2 の範囲が更に好ましい。分散物中
のワックスの濃度に特に制限はないが、1から40重量
%の範囲が好ましい。ワックス分散物の粒子サイズに特
に制限はないが、0.005から5μmの範囲が好まし
く、さらに好ましくは0.02以上0.2μm未満の範
囲である。
【0014】次に、バッキング層について説明する。本
発明で言うバッキング層とは、支持体の一方の面に下塗
り層を施した上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
乳剤層が設けられた(以下、感光性層と略称する)側と
は支持体を挟んで反対側に設けられた層を総称してバッ
キング層と言う。このバッキング層は感光性層と同様に
下塗り層を設けた上に塗設された層であってもよく、下
塗り層がなく表面処理された支持体上に直接塗設されて
いてもよい。また、下塗り層は支持体とバッキング層の
接着を良化するために2層以上から成っていてもよい。
但し、本発明ではバッキング層というときは、下塗り層
を有していてもこの下塗り層を除いた層を総称して言
う。バッキング層は、感光材料の写真性能に付加して要
求される種々の機能を与えることを主目的として設けら
れる。種々の機能とは、例えば、スタチックマークの発
生防止、感光材料の製造・取り扱い上の接着防止や滑り
性付与、カール防止、支持体側から感光性層に入る不要
な光のカット、さらには感光材料の製造や撮影条件など
の情報を記録する等であり、これらの機能を与えるため
には帯電防止剤、マット剤、滑り剤、カール防止剤、光
吸収剤、フィルター染料、紫外線吸収剤と呼称される化
合物や強磁性体微粒子などが用いられ、これらの化合物
等を担持するためのバインダー、硬化剤、可塑剤、界面
活性剤、塗布助剤等が併せて用いられる。上記の種々の
機能を与えるために設けられるバッキング層は、感光材
料に要求される付加機能に応じて上記のいくつかの化合
物を含有せしめる。これらの化合物は1つの層に含有す
るものであってもよいが、付与する機能に応じて2層以
上とすることが好ましい。また、付与する同一機能の層
を2層以上設けてもよく、付与する機能層の間に中間層
を設けることもできる。
【0015】本発明のワックスは前記のように水、又は
公知の有機溶剤に分散又は溶解して塗布することができ
る。また、ワックスを皮膜形成能のあるバインダーと塗
布することは、ワックス塗布面状の改良、ワックス含有
層の膜強度アップの点で特に好ましい。バインダーとし
ては、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、放射線硬化
性樹脂、反応性樹脂などを使用することができ、また、
これらを組み合わせて使用してもよい。本発明のワック
ス分散物を含有する層はバッキング層側であればどこに
塗設されていてもよく、特に好ましい添加層は、磁気記
録層、最外層である。本発明のワックスの使用量は、十
分な耐傷性、滑り性を発現するためには2〜100mg/
m2必要であり、好ましくは16〜50mg/m2、特に好ま
しくは16〜40mg/m2である。ワックス層はワックス
の融点以上の温度で乾燥または熱処理されることが望ま
しい。本発明の滑り剤により付与されるバッキング層側
の表面の滑り性能は、磁気記録層を有する場合、25
℃、60%RHで直径5mmのステンレス球を用いて1
00gの荷重で評価した現像処理前後の動摩擦係数が、
ともに0.03〜0.20であり、好ましくは0.04
〜0.15、更に好ましくは0.05〜0.14、特に
好ましくは0.06〜0.13である。また、現像処理
前は特に0.05〜0.12であることが好ましい。動
摩擦係数が0.20より大きくなると写真システム走行
時の感材の傷つきが顕著となる。
【0016】ワックスを分散する溶剤またはワックス含
有層を塗布する溶媒としては水、有機溶剤、水と有機溶
剤の混合液などを用いることができる。有機溶剤として
はアルコール類(メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノールなど)、ケトン類(アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノンなど)、エステル類(酢酸、蟻酸などのメチル、
エチル、プロピル、ブチルエステルなど)、炭化水素系
(ヘキサン、シクロヘキサンなど)ハロゲン化炭化水素
系(メチレンクロライド、クロロホルム、四塩化炭素な
ど)、芳香族炭化水素系(ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ベンジルアルコールなど)、アミド系(ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、n-メチルピロリド
ンなど)、エーテル系(ジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラハイドロフランなど)、エーテルアルコール
類(1−メトキシ−2−プロパノールなど)などがあげ
られるが、中でもアルコール類、ケトン類、エステル類
が好ましい。
【0017】さらに、併用できる好ましい公知の滑り剤
として、市販または合成によって入手可能なシリコーン
系化合物を挙げることができる。シリコーン系化合物と
してはポリオルガノシロキサン類が好ましい。市販のシ
リコーン化合物は、米国Dow Corning社、独国BYK Chemi
e社、信越化学工業(株)、東芝シリコーン(株)、東
レシリコーン(株)、日本ユニカー(株)、チッソ
(株)より種々の構造のものが市販の化成品として販売
されており容易に入手可能である。また、これらの市販
のシリコーンを原料として通常の化学反応により容易に
誘導体化することもできる。これらの滑り剤は組み合わ
せて用いることも好ましい。
【0018】ワックス含有層には、必要に応じてバイン
ダーを使用しても良い。バインダーとしては、公知の化
合物、例えば、各種ゼラチン類(アルカリ処理、酸処
理、酵素処理、改質(フタル化、コハク化、トリメリト
化等)、変性、特別な分子量分布等のゼラチンなど)、
置換もしくは無置換のセルロース類、天然物のアラビア
ゴム、デキストラン等の親水性バインダーや通常の有機
溶媒に可溶で現像処理液など水に全くまたは殆ど不溶、
かつ、フィルム形成性を有する疎水性バインダー、例え
ば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル
などのホモもしくはコポリマー、セルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート、エチルセルロース、セ
ルロースナイトレート、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、セルロースプロピネートなどのセルロース誘導体、
さらに、ポリビニルアセタール、ポリビニルベンザー
ル、ポリビニルホルマールなどのアセタール類などが挙
げられる。これらは2種以上を混合使用しても良い。
【0019】本発明では、親水性バインダーとしてはゼ
ラチン類、置換もしくは無置換のセルロース誘導体、特
に置換アルキルセルロース類が、疎水性バインダーとし
てはセルロース誘導体の使用が好ましい。特にヒドロキ
シアルキル(アルキル基は炭素数が1〜5)セルロース
類、セルロースジアセテートの使用が好ましく、ヒドロ
キシアルキル(炭素数が2〜4)セルロースの使用が最
も好ましい。
【0020】親水性バインダーに使用に際しては、硬膜
剤を用いて水不溶もしくは難溶性にすることが望まし
い。各種ゼラチン類の場合は、公知の硬膜剤を使用する
ことができる。
【0021】本発明で用いられる無機粒子としては、酸
化アルミニウム(α−アルミナ、γ−アルミナ、コラン
ダム等)、酸化クロム(Cr2O3)、酸化鉄(α-Fe2O3) 、
シリカ、コロイダルシリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化錫等の酸化物、シリコンカーバイト(SiC)、炭化珪
素、炭化チタン等の炭化物、ダイヤモンド等の微粉末、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、
硫酸ストロンチウムバリウム、マンガンコロイド等が挙
げられる。有機高分子粒子としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン、セルロースアセテート、ポリスチレン、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA) 、ポリプロピルメタク
リレート、ポリメチルアクリレート、ポリエチレンカー
ボネートなどの樹脂粒子やでんぷん等があり、またそれ
らの粉砕分級物も挙げられる。
【0022】また、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、イタコン酸ジエステル、クロトン酸エステ
ル、マレイン酸ジエステル、フタル酸ジエステル、スチ
レン誘導体、ビニルエステル類、アクリルアミド類、ビ
ニルエーテル類、アリル化合物、ビニルケトン類、ビニ
ル異節環化合物、アリル化合物、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、多官能モノマー類、等の単量体の1
種または2種以上の重合体である高分子化合物を種々の
手段、例えば懸濁重合法、スプレードライ法、あるいは
分散法等によって粒子としたものであっても良い。他
に、シロキサン樹脂粒子やベンゾグアナミン樹脂粒子等
がある。
【0023】これら粒子の本発明の好ましい使用法につ
いて以下に述べる。平均一次粒子径が異なる無機又は/
及び有機高分子粒子を2種類以上、磁気記録層側の少な
くともいずれか1層に含有させることが必要である(同
一素材種で粒径が異なる場合も含む)。その際、少なく
とも一つの粒子の平均一次粒子径が0.2μm 以上1.
0μm 以下、好ましくは0.3〜0.9μm であり、ま
た少なくとも一つの粒子の平均一次粒子径が0.01μ
m 以上0.2μm 未満であり、好ましくは0.015〜
0.15μm にすることが好ましい。平均一次粒子径が
1.0μを越えると、ハロゲン化銀乳剤層付き透明磁気
記録媒体として使用する場合、表面突起が乳剤層表面を
傷つけたり、粒状性低下といった問題が生ずる可能性が
ある。さらに、表面形状の効果を効率良く発揮させる為
に、最外層側に位置する磁気記録層又は/及び磁気記録
層に隣接する層にこれら粒子を含有させることが特に好
ましい。
【0024】前記平均一次粒子径の異なる2種類以上の
無機又は/及び有機高分子粒子を含有した透明磁気記録
媒体では、平均一次粒子径が小さい粒子でできた微小突
起が、いわば目の細かい研磨フィルムとして機能するこ
とがわかり、さらに、現像処理を伴うハロゲン化銀乳剤
層を有する透明磁気記録媒体の場合、現像処理液の乾固
物(汚れ)が、磁気記録層側表面にも付着残存するが汚
れ突起を核としてその乾固物に汚れを微小かつ均一に分
散できることがわかった。これら微小粒子でできた微小
突起は大粒子でできる粗大突起間に存在する為、粗大突
起が磁気ヘッドと媒体とのスペースを確保することで、
微細分散した汚れを磁気ヘッドに非常に転写させにく
い、透明磁気記録媒体を実現することができる。また目
の粗い研磨フィルムとして粗大突起は機能することがで
き、目の粗い面と、細かい面とを合わせもつ、非常に磁
気ヘッドクリーニング能の高い透明磁気記録媒体として
も成立することができる。使用する粒子の粒度分布は、
シャープであることが好ましく、平均一次粒子径の大き
な粒子としては粒度分布がシャープなものを得るのが容
易であるPMMA、α−アルミナ、シリカ、又は/及びシロ
キサン粒子が好ましく、平均一次粒子径が小さな粒子と
しては、0.2μm 未満の粒子を得るのが容易である。
α−アルミナ、γ−アルミナ、θ−アルミナ、PMMA、シ
リカ、コロイダルシリカ、又は/及び二酸化チタン粒子
が好ましい。但しこの限りではない。上記の中でモース
硬度9のα−アルミナが少なくとも含有されていること
が磁気ヘッドそのものを鏡面に研磨できる点では好まし
い。
【0025】平均一次粒子径が大きな粒子の具体的な例
としては、以下が挙げられるが、この限りではない。 (α−アルミナ)住友化学工業(株)製の「AKP30」「A
KP20」「AKP15」「AKP10」「スミコランダム」「HIT5
0」、レイノルズ(株)製の「ERC-DBM」、ノートン
(株)製「Norton-E600 」 (シリカ)日本触媒(株)製の「シーホスタKEP30」
「シーホスタKEP50」「シーホスタKEP70」「シーホスタ
KEP90」「シーホスタKEP100」「シーホスタKEP150」 (シロキサン)東芝シリコーン(株)製の「トスパール
105 」「トスパール108 」「XC99-A8808」 (PMMA)綜研化学(株)製の「MX-100」「MX-150」、日本
ペイント(株)製の「P-1430」「P-5000」、また平均一
次粒子径が小さな粒子の具体的な例としては、以下が挙
げられる。
【0026】(α−アルミナ)住友化学工業(株)製の
「HIT100」「HIT80 」「HIT80G」「AKP80 」「AKP50」 (γ−アルミナ)住友化学工業(株)製の「AKP-G015」 (θ−アルミナ)住友化学工業(株)製の「AKP-G008」 (シリカ)日本触媒(株)製の「シーホスタKEP10 」 (コロイダルシリカ)日産化学(株)製の「MEK-ST」
「MLBK-ST 」「メタノールシリカゲル」「MA-ST-M 」
「IPA-ST」 (PMMA)綜研化学(株)製の「MS-300K 」「MS-300S
」、日本ペイント(株)製の「P-8000」「S-5001」「S
-5002」「P-5001」「P-5002」 これらの粒子の使用量について以下に述べる。平均一次
粒子径の異なる二種類以上の粒子(微小〜大粒子)の合
計は、これらを含有する層の0.1wt%以上500wt%
以下であることが望ましい。平均一次粒子径の最も大き
な粒子と最も小さな粒子の比は重量比で、大粒子:小粒
子が通常1:0.1〜1:100、好ましくは1:0.
2〜1:30、さらに好ましくは1:0.3〜1:15
である。
【0027】また、最も平均一次粒子径が小さい粒子
(微小突起を形成する粒子)は、5mg/m2以上500mg
/m2以下で含有されていることが好ましい。500mg/
m2を越えると性能改良効果は、すでに充分であるため、
コストの面で好ましくない。一方、5mg/m2を下回ると
磁気入出力性の改善効果が減少する。さらに、平均一次
粒子径が大きい粒子(粗大突起を形成する粒子)は、2
5℃60%RH、荷重16kgf/cm2 下での該透明磁気記
録媒体の波長0.5μm での光学接触面積が20%以上
80%以下になる様に添加されることが望ましい。(粒
子径や使用量が大きくなると、光学接触面積は減少し、
ヘッドを媒体間のスペーシングが大きくなったことに相
当する。測定法については後述する。)80%より大き
いと、汚れを磁気ヘッドに転写させない効果が不足して
くるし、20%より小さいと磁気出力のスペースロス損
失がある程度大きくなり、どちらもあまり好ましくな
い。平均一次粒子径の異なる二種類以上の無機又は/及
び有機高分子粒子は、同一層に含有されても良いし、異
なる別々の層に含有されても構わない。
【0028】また塗設した層内に存在する粒子(2次粒
子を含む)の90%以上が1.0μm 以下であることが
好ましい。さらに好ましくは95%以上1.0μm 以下
である。これは極めて均一に磁気ヘッドに接触できる
上、カレンダリング(鏡面加工)の様な後工程が不要と
なる為である。この様な粒子はそれぞれ単独で/又は複
数で分散スラリー化され、組み込む層の塗布液に添加・
混合されることが塗布液の経時安定性等の処方上の許容
度が広がり好ましい。該無機又は/及び有機高分子粒子
を含有する層の厚みは、その層内で最も平均一次粒子径
が大きい粒子の粒子径の90%以下であることが突起を
充分に形成する上で好ましく、さらに好ましくは80%
以下である。
【0029】また該無機又は/及び有機高分子粒子を含
有する層の塗布液溶剤の一部又は全部を、該層の下層を
溶解できる溶剤にすることで、該粒子含有層を塗布する
際、下層の一部を溶解し粒子を下層の一部に埋めること
ができる。特に該粒子含有層の層厚を極端に薄くする場
合、有効で、その際一つ一つの粒子が体積で30%以上
埋まっていることが粒子を充分に保持する上で好まし
く、50%以上がさらに好ましい。本発明に使用する粒
子の屈折率に、特に制限はないが、粒子を含有する層の
屈折率に対してその差が0.08以下、より好ましくは
0.04以下、さらに好ましくは0.02以下であるこ
とが、ヘイズ等の媒体の透明性を良化できる点で望まし
い。
【0030】特に本発明で好ましい磁気記録媒体とし
て、ハロゲン化銀感光層を含むカラーリバーサルフィル
ムとカラーネガフィルムを挙げることができる。特に一
般用カラーネガフィルムが好ましい。ハロゲン化銀乳剤
は、通常、物理熟成、化学熟成および分光増感を行った
ものを使用する。本発明の効果は、金化合物と含イオウ
化合物で増感した乳剤を使用したときに特に顕著に認め
られる。このような工程で使用される添加剤はリサーチ
・ディスクロージャーNo. 17643および同No. 18
716に記載されており、その該当箇所を後に挙げた。
【0031】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記の2つのリサーチ・ディスクロージャーに記載され
ており、下記の表に関連する記載箇所を示した。 添加剤の種類 RD17643 RD18716 1. 化学増感剤 23頁 648頁右欄 2. 感度上昇剤 同上 3. 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 強色増感剤 649頁右欄 4. 増白剤 24頁 5. かぶり防止剤、 24〜25頁 649頁右欄〜 および安定剤 6. 光吸収剤、フィ 24〜25頁 649頁右欄〜 ルター染料、紫 650頁左欄 外線吸収剤 7. ステイン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄 8. 色素画像安定剤 25頁 9. 硬膜剤 26頁 651頁左欄 10. バインダー 26頁 同上 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁左欄 12. 塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 表面活性剤
【0032】本発明でAPS(Advanced Photo System)
カラー感材を内蔵したパトローネの場合、パトローネお
よびパトローネケースに使用されるプラスチックの総重
量は通常1g以上25g以下、好ましくは5g以上15
g以下である。APSの場合、フィルムのロール幅が2
4mmとなるのでパトローネを小型化できる。本発明のパ
トローネは、その形態について特に限定されない。収納
される写真フィルムは現像前のいわゆる生フィルムでも
よいし、現像処理された写真フィルムでもよい。又、生
フィルムと現像済みの写真フィルムが同じ新パトローネ
に収納されていてもよいし、別のパトローネでもよい。
【0033】
【実施例】以下に具体例を挙げて本発明を詳しく説明す
るが、本発明の趣旨を越えない限り、実施例に限定され
るものではない。 (実施例1)ワックス分散物を以下の様に作成し、粒子
サイズおよび塗布液中のワックス粒子の分散安定性を評
価した。平均粒子サイズは電子顕微鏡で500個を測定
し算術平均として求めた。液中のワックス粒子の分散安
定性は、塗布液500gを25℃で3日静置した後、容
器底の粒子の沈降の程度から判断した。 沈降物がみられない ◎ わずかに沈降物がみられる ○ 沈降物が堆積層を形成 △ 沈降物が堆積層を形成し、上澄みが透明 × (分散物A)野田セラリカ社製カルナウバNo.1微粉
末(以下カルナウバ微粉末と略)150gにキシレン1
15g、シクロヘキサノン32.0g、1−メトキシ−
2−プロパノール12.0gを添加し、90℃で溶解し
た。この溶液を、強攪伴したシクロヘキサノン9755
gの混合液に添加し冷却しながら、添加し、超音波分散
機で処理して、分散液Aを作成した。
【0034】(分散液A1)分散液A 100gを83
7gのイソプロピルアルコールに添加し、分散液A1を
作成した。 (分散液A2)分散液A 300gを637gのイソプ
ロピルアルコールに添加し、分散液A2を作した。 (分散液A3)分散液A1 400gを背圧付与装置及
び加熱冷却器付き高圧ホモジナイザ(マイクロフルイダ
イザー(みづほ工業社製EH110))を用いて、ホモ
ジナイジングバルブ直前に95℃に加熱し、1200kg
/cm2 の圧力で処理した後に30℃に冷却して処理液を
吐出する工程を3回繰り返して分散液A3を作成した。 (分散液A4)分散液A2を分散液A3と同様の操作に
より処理し、分散液A4を作成した。
【0035】(分散液B、B1、B2、B3、B4)分
散液A、A1、A2、A3、A4においてカルナバ微粉
末の代わりに下記化合物(WT)75g、W−21 7
5gを用いたほかは、同様の操作により分散液B、B
1、B2、B3、B4を作成した。
【0036】(分散液C、C1、C2、C3、C4)分
散液A、A1、A2、A3、A4においてカルナバ微粉
末の代わりにW−28 75g、W−21 75gを用
いたほかは、同様の操作により分散液B、C1、C2、
C3、C4を作成した。
【0037】(分散液D、D1、D3)分散液A、A
1、A3においてカルナバ微粉末の代わりにW−28
180g、W−21 75gを用いたほかは、同様の操
作により分散液D、D1、D3を作成した。
【0038】結果を表1に示した。本発明の高圧ホモジ
ナイザーを用いると、分散液の濃度を増加させても分散
液の安定性は損なわれない。
【0039】
【表1】
【0040】
【化1】
【0041】実施例2 1)第1層及び下塗り層 厚さ90μm のポリエチレンナフタレート支持体につい
て、その各々の両面に、処理雰囲気圧力0.2Torr、雰
囲気気体中のH2O 分圧75%、放電周波数30kHz 、出
力2500W 、処理強度0.5kV・A ・分/m2でグロー
放電処理を施した。この支持体上に、第1層として下記
組成の塗布液を特公昭58−4589号公報のバー塗布
法を用いて、5cc/m2の塗布量で塗布した。 導電性微粒子分散液(SnO2/Sb2O5粒子濃度 50重量部 10%の水分散液、一次粒子径0.005μm の二次凝集体で その平均粒径が0.05μm ) ゼラチン 0.5重量部 水 49重量部 ポリグリセロールポリグリシジルエーテル 0.16重量部 ポリ(重合度20)オキシエチレン 0.1重量部 ソルビタンモノラウレート さらに、第1層を塗設後、直径20cmのステンレス巻き
芯に巻き付けて、110℃(PEN 支持体のTg:119℃)、
48時間加熱処理し熱履歴させた後、支持体をはさみ第
1層側と反対側に下塗り層として下記組成の塗布液をバ
ー塗布法を用いて、10cc/m2の塗布量で塗布した。
【0042】 ゼラチン 1.01重量部 サリチル酸 0.30重量部 レゾルシン 0.40重量部 ポリ(重合度10)オキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.11重量部 水 3.53重量部 メタノール 84.57重量部 n−プロパノール 10.08重量部 さらに、後述する第2、第3を、第1層の上に順に塗設
し、最後に、特開平7−287345号公報の実施例1
に記載された、カラーネガ感光材料を重層塗布すること
で、ハロゲン化銀乳剤層付き透明磁気記録媒体を作製し
た。
【0043】2)第2層(透明磁気記録層) 磁性体の分散 Co被着γ-Fe2O3磁性体(Hc:831Oe、σs :77.1
emu/g、σr :37.4emu/g、SBET :38.7m2
g)1100重量部、水220重量部及びシランカップ
リング剤〔3−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)
オキシプロピルトリメトキシシラン〕165重量部を添
加して、オープンニーダーで3時間良く混練した。この
粗分散した粘性のある液を70℃で一昼夜乾燥し水を除
去した後、110℃、1時間加熱して処理をし、表面処
理をした磁気粒子を作製した。
【0044】さらに以下の処方で、再びオープンニーダ
ーにて4時間混練した。 上記表面処理済み磁気粒子 855g ジアセチルセルロース 25.3g メチルエチルケトン 136.3g シクロヘキサノン 136.3g
【0045】さらに、以下の処方で、サンドミル(1/
4Gのサンドミル)にて2000rpm 、4時間微細分散
した。メディアは1mmφのガラスビーズを用いた。 上記混練液 45g ジアセチルセルロース 23.7g メチルエチルケトン 127.7g シクロヘキサノン 127.7g
【0046】さらに、以下の処方で、第3層塗布液を作
製した。 磁性体含有中間液の作製 上記磁性体微細分散液 50.8g ジアセチルセルロース溶液 1914.7g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) これらをディスパーにて攪拌・混合し、「磁性体含有中
間液」を作製した。
【0047】 粒子分散液の作製 (1) トスパール105粒子分散液の作製(大粒子) 以下の処方にてトスパール105粒子分散液を作製した。 トスパール105(平均一次粒径0.5μm ) 10g ジアセチルセルロース溶液 190g (固形分3%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) 氷冷・攪拌しながら、超音波ホモジナイザー「SONIFIER
450(BRANSON(株)製)」を用いて1時間分散した。但
し、本発明試料2−Gでは、トスパール105分散液を
作製する際、ジアセチルセルロース溶液を用いず、メチ
ルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1である、バ
インダーを含まない分散媒にて、1時間分散した。
【0048】 (2) シーホスタKEP70粒子分散液の作製(大粒子) 以下の処方にてシーホスタKEP70 粒子分散液を作製した。 シーホスタKEP70(平均一次粒径0.7μm ) 10g ジアセチルセルロース溶液 190g (固形分3%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) 氷冷・攪拌しながら、超音波ホモジナイザー「SONIFIER
450(BRANSON(株)製)」を用いて1時間分散した。
【0049】(3) AKP20粒子分散液の作製(大粒
子) 以下の処方にてAKP20粒子分散液を作製した。 AKP20(平均一次粒径0.6μm ) 10g ジアセチルセルロース溶液 190g (固形分3%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサ
ノン=1/1)氷冷・攪拌しながら、超音波ホモジナイザー
「SONIFIER450(BRANSON(株)製)」を用いて3時間分散
した。(4) HIT100粒子分散液の作製(微細粒子) 以下の処方にて、サンドミル(ベッセル内及び回転ディ
スクがセラミックコートされた1/4Gのサンドミル)
にて2000rpm 、12時間微細分散した。メディアは
1mmφのジルコニアビーズを用いた。 HIT100(α−アルミナ、平均一次粒子径0.10μm ) 37g シランカップリング剤 8.4g 〔3−(ポリ(重合度10)オキシエチニル)オキシプロピルトリ メトキシシラン〕 ジアセチルセルロース溶液 324.6g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1)
【0050】(5) コロイダルシリカ粒子分散液(微細粒
子) 日産化学(株)製の「MEK−シリカゾル」を使用し
た。これは、メチルエチルケトンを分散媒とした、平均
一次粒径0.015μm のコロイダルシリカの分散液で
あり、固形分は30%である。
【0051】 第2層塗布液の作製 (比較例1−ア試料) 上記磁性体含有中間液 3500g トスパール105分散液 147g 架橋剤〔1〕:ミリオネートMR−400 8g (日本ポリウレタン(株)製) HIT100分散液 147g メチルエチルケトン 15.5g シクロヘキサノン 15.5g この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量29.3cc/m2
になるように塗布した。乾燥は110℃で行った。この
時、トスパール105は50mg/m2で塗布された。
【0052】3)第3層 第3層塗布液の作製 滑り分散原液B−1 482gに下記の化合物を加え塗
布液とした。 下記化合物 0.73g C6H13CH(OH)C10H20COOC40H81 C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4-(CH2)4SO3Na ポリエステル変性シリコーン溶液 2.88g (BYKケミジャパン(株)製、商品名:BYK310、固形分 含量25%) 上記滑り層塗布液を10.4cc/m2の塗布量で塗布し
た。
【0053】次に試料の評価について記す。 a)磁気出入力性能の評価 幅24mm、長さ300m にスリットした作製試料を、搬
送速度100mm/secにて、予め6kHz のFM信号にて
磁気記録した。この後、富士写真フイルムのCN−16
Xケミカル処方により現像処理を行った。現像機は富士
写真フイルム(株)製のシネ式自動現像機FNCP−9
00を用いた。現像処理後の試料について、ギャップ5
μm 、巻き数2000ターンの汎用の磁気再生ヘッドに
て、約95dBのゲインがあるアンプを用いて記録信号を
再生し、再生信号の一つ一つを以下の様に調べ、磁気入
出力性能の評価を行った。透明磁気記録層側表面に残存
する、現像処理液の乾固物が主成分である汚れが、試料
走行時に、磁気ヘッド表面に転写・蓄積してしまう試料
は、スペースロス損失により信号振幅の大きさが小さく
なり、ドロップアウトの回数が増加することから採用し
た。各々の再生信号(再生出力)の大きさが、磁気ヘッ
ドに汚れの無い場合の理想的な再生信号の大きさに対
し、35%以下になったとき「ドロップアウト」と定義
し、 ドロップアウトが10回以上の時 ×(N.G.) ドロップアウトが5回以上10回未満の時 △(N.G.) ドロップアウトが3回以上5回未満の時 〇 ドロップアウトが1回以上3回未満の時 〇〇 ドロップアウトがない時 〇〇〇 と判定した。
【0054】b)光学接触面積の測定 東洋精機製作所(株)製のマイクロトポグラフを用いて
測定した。測定は25℃60%、荷重16kgf/cm2 、測
定波長0.5μm で行った。この測定では、光学的に、
試料表面が平滑であった場合に100%と計測され、試
料表面が平滑でなくなるに従い、その値は低下する。
【0055】c)耐傷性の評価 現像処理後の感材を温度25℃、湿度60%RHで2時
間調湿した後、バッキング層に先端0.25mmRのダイ
ヤ針を垂直に当て、連続荷重をかけ、60cm/分の速度
で引っ掻いた。引っ掻いた後の感材を16倍に拡大プリ
ントし、画面に引っ掻き傷が見え始めたときの荷重
(g)を引っ掻き強度とした。数値が大きいほど耐傷性
が良好である。 e)ローラーへの転写量 金属ローラーに試料面を接触させ、5kg/cm2 となるよ
うに圧力をかけ、110℃で2hr放置後ローラーに転写
したワックスを定量した。
【0056】(比較例試料1−イ)第3層塗布液に使用
する分散液をB2に代える他は、1−アと全く同様に作
成した。これを比較例試料1−イとする。 (比較例試料1−ウ)第3層塗布液に使用する分散液を
B4に代える他は、1−アと全く同様に作成した。これ
を比較例試料1−ウとする。 (比較例試料1−エ)第3層塗布液に使用する分散液を
C4に代える他は、1−アと全く同様に作成した。これ
を比較例試料1−エとする。 (本発明試料1−A)第3層塗布液に使用する分散液を
C4に代える他は、1−アと全く同様に作成した。これ
を本発明試料1−Aとする。 (本発明試料1−B)第3層塗布液に使用する分散液を
D3に代える他は、1−アと全く同様に作成した。これ
を本発明試料1−Bとする。
【0057】(比較例試料1−オ)第2層塗布液の処方
を以下に、また第3層塗布液の分散液をC−4に代える
以外は、本発明試料1−Aと全く同様に作製した。これ
を比較例試料1−オとする。 上記磁性体含有中間液 3500g コロイダルシリカ分散液(固形分30%) 98g 架橋剤〔1〕:ミリオネートMR−400(日本ポリウレタン(株)製) 8g ジアセチルセルロース溶液 147g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) メチルエチルケトン 40g シクロヘキサノン 40g
【0058】(本発明試料2−A)第2層塗布液の処方
を以下に代え、さらに第2層と第3層との間に中間層な
る以下の処方の層を1層追加して塗設し、第3層の分散
液をC4とする以外は、本発明試料1−Aと全く同様に
作製した。これを本発明試料2−Aとする。 <第2層塗布液処方> 上記磁性体含有中間液 3500g ジアセチルセルロース溶液 294g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) 架橋剤〔1〕:ミリオネートMR−400(日本ポリウレタン(株)製) 8g メチルエチルケトン 15.5g シクロヘキサノン 15.5g <中間層塗布液処方> ジアセチルセルロース溶液 36g (固形分4.5%、溶媒:メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=1/1) メチルエチルケトン 909g シクロヘキサノン 909g トスパール105分散液 87g AKP20分散液 9g コロイダルシリカ分散液(固形分30%) 51g この塗布液をワイヤーバーにて、塗布量10.4cc/m2
になるように塗布した。乾燥は110℃で行った。
【0059】
【表2】
【0060】表2よりわかる様に、本発明試料にける、
磁気入出力性能、耐傷性及びローラー転写の改良効果は
顕著であり、確実な磁気入出力性能と透明性を兼ね備え
た優れた透明磁気記録媒体を提供することができる。
【0061】(その他−本発明試料−その2)前述した
本発明試料すべてにおいて、それぞれ、第2層の磁性体
塗布量を0.6倍にし、乳剤層を反転カラー乳剤層であ
る特開平2−854実施例1の試料101と同様にし
て、さらに現像処理を特開平2−854実施例1に示さ
れるようなカラーリバーサル感材用の現像処理法により
実施する以外は、前述本発明試料とそれぞれ同様に行っ
たところ、全く同じ改良効果(結果)が得られ、磁気入
出力性能が良く製造適性のある、優れたハロゲン化銀乳
剤層付き透明磁気記録媒体が得られた。
【0062】
【発明の効果】本発明により、確実な磁気入出力性能と
製造適性を兼ね備えた、優れた透明磁気記録媒体を提供
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 171/06 C10M 171/06 G03C 1/00 GAP G03C 1/00 GAPE 1/76 502 1/76 502 G11B 5/633 G11B 5/633 // C10N 20:00 20:06 40:18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の磁性粒子を
    含む磁気記録層を有する磁気記録媒体において、該磁気
    記録層側の少なくともいずれかの同一層内または/及び
    異なる層に、平均一次粒径が異なる無機または有機粒子
    を2種以上含有し、かつ、該磁気記録層側の少なくとも
    いずれかの同一層内または/及び異なる層に、融点が9
    0℃以上のワックスの分散物を塗布してなることを特徴
    とする透明磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記ワックスが主として一般式(I)ま
    たは(II)で表される1種以上の化合物からなることを
    特徴とする請求項1に記載の透明磁気記録媒体。 一般式(I) R1−X1−R2 一般式(II) R3−X2−R4−(X3−R5n 一般式(III) R6OBH 式中、R1〜R3、R5、R6は炭素数10〜70の置換も
    しくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和もしくは不
    飽和の炭化水素基、R4は炭素数10〜50の二価以上
    の置換もしくは無置換の直鎖、分岐、環状を含む飽和も
    しくは不飽和の炭化水素基である。X1〜X3は−COO
    −、−OCO−、−CONR−、−NRCO−であり、
    nは1以上の整数である。Bはポリアルキレンオキサイ
    ド鎖である。
  3. 【請求項3】 前記分散物が高圧ホモジナイザーにおい
    てホモジナイジングチャンバーから処理液吐出口まで閉
    管であって、ホモジナイジングチャンバー後方に背圧付
    与装置を有する装置を用いて調製されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の透明磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 該透明磁気記録媒体において、支持体を
    はさみ該磁気記録層に対し反対側に少なくとも1層のハ
    ロゲン化銀乳剤層を有することを特徴とする請求項1な
    いし3に記載のハロゲン化銀乳剤層付き透明磁気記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 前記分散物の塗布量が16mg/m2以上で
    あることを特徴とする請求項1ないし4に記載の透明磁
    気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記透明磁気記録媒体の25℃相対湿度
    60%、荷重16kg/m2下での波長0.5μmの光学接
    触面積が20%以上80%以下であることを特徴とする
    請求項1ないし5に記載の透明磁気記録媒体。
JP9225996A 1997-08-22 1997-08-22 ワツクス分散物粒子を使用した透明磁気記録媒体 Pending JPH1166545A (ja)

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