JPH1166137A - 3次元cadによる組立品群の図面生成方法 - Google Patents

3次元cadによる組立品群の図面生成方法

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JPH1166137A
JPH1166137A JP9230804A JP23080497A JPH1166137A JP H1166137 A JPH1166137 A JP H1166137A JP 9230804 A JP9230804 A JP 9230804A JP 23080497 A JP23080497 A JP 23080497A JP H1166137 A JPH1166137 A JP H1166137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立品群の各組立品をそれぞれ構成する各部
品を図面から容易に知ることができると共に、各組立品
間で共有されている部品を判断することを目的とする。 【解決手段】 先ず、ステップS104にて、各組立品
の形状を特定する3次元モデルデータを生成する。次
に、ステップS106にて、各部品に対して、各組立品
群内に限定して特有な品番を与える。続いて、ステップ
S108にて、各3次元モデルデータ等に組立品群識別
情報Xを付与する。そして、ステップS110にて、各
3次元モデルデータ等をデータベース等に記憶する。組
立品群の図面を生成する場合、抽出された3次元モデル
データから特定される組立品形状を示す図面を生成す
る。そして、ステップS120にて、各組立品を構成し
ている各部品と上記品番とが対応づけられた部品構成表
を生成する。そして、作業者の必要に応じて、部品構成
表及び各組立品の3面図を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元CADによ
る図面生成方法、特に、複数種の組立品がまとめられた
組立品群の図面生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、コンピュータにより図面を生
成する方法として、2次元CADを利用して図面を生成
する方法がある。従来より、この図面を利用して、複数
種の部品から構成される組立品が複数種まとめられた組
立品群の部品管理が行われている。組立品群の部品管理
を効率良く行うためには、各組立品間で共有されている
部品を迅速に知る必要がある。そうすれば、例えば組立
品群の試作等において、作業者による共有部品の使用個
数の数え間違いを防止できる。このような組立品群の図
面生成方法として、各組立品の形状をまとめた組立品群
の形状を示す1つの図面と、組立品群の各組立品の部品
構成の様子を示す部品構成表と、を組み合わせることに
より組立品群の図面を生成する方法がある。
【0003】この組立品群の図面生成方法を以下に示
す。即ち、2次元CADにより各組立品形状を生成し、
組立品群の3面展開図(以下、3面図という)を生成す
る。この図面生成方法においては、組立品群の各組立品
をそれぞれ構成している各部品と品番とが対応づけられ
た部品構成表も例えば手入力により生成する。
【0004】上述のようにして、2次元CADにより生
成された組立品群の3面図及び部品構成表が、1図面に
まとめられた多品一葉図面を図8に示す。図8に示す多
品一葉図面50においては、組立品群を識別する表示と
して、組立品群図番Xが与えられると共に、各組立品を
識別する表示として、組立品識別表示G1、G2が与え
られる。図8に示すように、組立品群Xは、組立品G1
及び組立品G2からなる。組立品G1は、部品A(円柱
形状)及び部品B(平板形状)からなり、組立品G2
は、部品B及び部品C(直方体形状)からなる。そし
て、組立品群Xの多品一葉図面50は、組立品群Xの3
面図及び部品構成表52から構成されている。3面図に
は、組立品G1、G2の形状がまとめられた図面とし
て、上面図54、正面図56及び側面図58が示されて
いる。一方、部品構成表52には、品番1、2、3と、
これらの品番にそれぞれ対応する部品A,B,Cと、組
立品G1、G2をそれぞれ構成する各部品の個数と、が
示される。
【0005】この多品一葉図面50においては、組立品
G1と組立品G2との間で共有されている部品Bに、共
通の品番2が与えられているので、組立品群X内の共有
部品Bを迅速に知ることができる。
【0006】しかし、図8に示す技術では、組立品G
1、G2の形状が1つの3面図にまとめられている。こ
のため、各組立品が多くの部品から構成されている場合
には、各組立品が、3面図で示される各部品の形状のう
ち、どの部品の形状から構成されているかを判断するこ
とが困難である。この結果、各組立品の形状を3面図か
ら知ることができない場合がある。
【0007】この問題を解決するためには、従来、以下
に示す方法しかなかった。即ち、3次元CADにより各
組立品毎に、3面図及び部品構成表を生成する方法であ
る。この方法においては、3面図は各3次元モデルデー
タ毎に生成され、部品構成表は組立品内における整理番
号としての品番と、各部品と、が対応づけられて生成さ
れる。
【0008】図9に、この方法により生成した部品構成
表64、66及び3面図68、70が、組立品毎に、ま
とめられた部品構成図面60、62を示す。なお、図9
において、図8と同一物には同一符号を付してその詳細
な説明は省略する。部品構成図面60、62には、組立
品図番X−G1、X−G2が与えられている。これらの
部品構成図面60、62には、それぞれ、組立品G1、
G2の形状が示されているので、各組立品G1、G2を
それぞれ構成している各部品を3面図から容易に知るこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図9に示す従来技術には、以下に示す問題点がある。即
ち、上述の3次元CADによる図面生成方法において、
そのままでは、多品一様図面の部品構成表のような部品
構成表、即ち組立品群内の各組立品に共通する部品に共
通の品番が与えられている部品構成表を自動に生成する
ことができなかった。このため、部品構成表における各
部品に与えられる品番が各組立品毎に独立したものにな
ってしまう。
【0010】例えば、図9に示す図番X−G1,X−G
2の部品構成表において、組立品G1と組立品G2との
間で共有されている部品Bには、相互に異なる品番が与
えられてしまう。この結果、作業者は部品構成図面を見
ても、組立品群の各組立品間で、どの部品が共有されて
いるかを明確に判断することができないという問題点が
ある。このため、例えば作業者は、所定の組立品群の試
作等に必要な共有部品の使用個数を間違えてしまうこと
があった。
【0011】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、組立品群の各
組立品をそれぞれ構成する各部品を図面から容易に知る
ことができると共に、各組立品間で共有されている部品
を判断することができる3次元CADによる組立品群の
図面生成装置及びその方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る3次元CADによる組立
品群の図面生成方法は、複数種の部品から構成される組
立品のうち、同一部品を共有する組立品が複数種まとめ
られた組立品群の図面を、3次元CADを利用して組立
品群毎に生成する3次元CADによる組立品群の図面生
成方法において、前記組立品群の組立品の形状を特定す
る3次元モデルデータを生成する3次元モデルデータ生
成ステップと、各部品に対して、各組立品群内に限定し
て特有な品番を与える品番付与ステップと、前記組立品
群の各組立品の形状をそれぞれ特定する各3次元モデル
データから特定される組立品形状を示す図面を3次元モ
デルデータ毎に生成する組立品図面生成ステップと、各
組立品をそれぞれ構成している各部品と前記品番とが対
応づけられた部品構成表を生成する部品構成表生成ステ
ップと、を有するものである。
【0013】第2の発明に係る3次元CADによる組立
品群の図面生成方法は、第1の発明において、前記品番
付与ステップの前に、前記組立品群と、この組立品群に
含まれる各部品と、がそれぞれ対応づけられた各部品構
成データをまとめた組立品群部品構成データを組立品群
毎に生成する組立品群部品構成データ生成ステップを有
し、前記品番付与ステップでは、各部品構成データに対
して、各組立品群内に限定して特有な品番を与え、この
品番を、前記組立品群部品構成データ内で、各部品構成
データと対応づけるものである。
【0014】第3の発明に係る3次元CADによる組立
品群の図面生成方法は、第1の発明において、前記品番
付与ステップの前に、前記組立品群と、この組立品群に
含まれる各部品と、がそれぞれ対応づけられた各部品構
成データをまとめた組立品群部品構成データを組立品群
毎に生成する組立品群部品構成データ生成ステップを有
し、前記品番付与ステップでは、各部品構成データに対
して、各組立品群内に限定して特有な品番を与え、前記
各部品構成データと、前記品番と、が対応づけられた部
品構成ファイルを生成するものである。
【0015】第4の発明に係る3次元CADによる組立
品群の図面生成方法は、第1、第2又は第3の発明にお
いて、前記組立品群を識別する組立品群識別情報を各3
次元モデルデータに付与する組立品群識別情報付与ステ
ップを有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0017】図1、2は、本発明の実施の形態である組
立品群の図面を生成する方法を示すフローチャート図で
ある。この際、図8に示した同一部品Bを共有する組立
品G1、G2がまとめられた組立品群Xを例にして、こ
の組立品群Xの図面生成方法を説明する。なお、図1及
び図2は、同一のフローチャート図を示している。
【0018】先ず、ステップS102にて、各組立品を
構成する各部品の形状を特定する部品モデルデータを生
成する。そして、各部品モデルデータに各種認識情報や
属性情報を与える。これらの各種認識情報及び属性情報
を部品属性データという。なお、部品属性データは、部
品データベースを利用して与えてもよい。
【0019】ステップS104にて、各部品モデルデー
タ及びこれに付与した部品属性データ、をまとめて3次
元モデルデータを生成する。これにより、3次元モデル
データを組立品の形状を特定することができる。そし
て、生成された3次元モデルデータに対して、必要に応
じて認識情報や属性情報を与える。
【0020】なお、3次元モデルデータから直接、3面
展開図(以下、3面図という)を生成して、この3面図
を出力させることができる。これにより、組立品形状を
確認しながら3次元モデルデータを生成することもでき
る。
【0021】ステップS106にて、各部品A,B,C
に対して、品番1、2、3を付与する。この品番は、各
部品の組立手順や取り付け位置を示す連番に相当するも
のであり、例えば2次元CADにより生成する場合、バ
ルーンと呼ばれている。本実施の形態における品番は、
各部品に対して、各組立品群内に限定して特有に与える
情報である。なお、この品番の付与工程は、ステップS
102にて与えてもよい。
【0022】このステップS104における品番の与え
方について、以下に詳細に説明する。
【0023】図3は、ステップS104内の工程を示す
フローチャート図である。
【0024】先ず、ステップS202にて、ディスプレ
イ等に各部品を表す部品表示を出力させ、これらの部品
表示に、それぞれ、表された各部品のうち、組立品群X
に含まれる部品A,B,Cを選択する。次に、ステップ
S204にて、組立品群Xに含まれる各部品A,B,C
に対応する品番をそれぞれ入力する。続いて、ステップ
S206にて、ステップS204で入力された品番を、
各部品に対して、組立品群X内に限定して特有なように
付与する。これにより、組立品群内の共通部品には、共
通の品番が与えられる。
【0025】上記ステップS206における品番の付与
方法について、その詳細な説明を以下に示す。
【0026】図4は、組立品群Xの形状と、組立品群部
品構成データ16と、を示す模式図である。組立品群X
は、組立品G1及び組立品G2からなる。組立品G1
は、部品A(円柱形状)及び部品B(平板形状)からな
り、組立品G2は、部品B及び部品C(直方体形状)か
らなる。
【0027】組立品群部品構成データ16には、組立品
群Xと、この組立品群X内に含まれる各部品A,B,C
とが、それぞれ、対応づけられた部品構成データ10、
12、14がまとめられている。そして、ステップS2
04にて入力された品番を、各部品構成データ10、1
2、14に対して、組立品群X内に限定して特有なよう
に1、2、3と付与する。そして、これらの品番1、
2、3は、組立品群部品構成データ16内で、各部品構
成データ10、12、14と対応づけられる。なお、組
立品群部品構成データ16は、3次元モデルデータ内に
格納される。
【0028】この品番付与方法においては、各品番が組
立品群部品構成データ16内に保持されている。このた
め、品番を示す品番データ等を組立品群部品構成データ
16とは別に生成する必要がないので、データベース等
に記憶するデータ数が少なくて済む。但し、組立品群部
品構成データ16は、3次元CADシステムに対応して
生成されるので、各部品に付与された品番を組立品群部
品構成データ16から抽出する方法は3次元CADシス
テムにより異なる。
【0029】また、各部品に対して組立品群X内に限定
して特有な品番を与える方法としては、上述に示す方法
と異なる方法がある。この方法について図5を用いて以
下に示す。図5は、組立品群Xの形状と、組立品群部品
構成データ16と、この組立品群部品構成データ16か
ら生成される部品構成表ファイル18と、を示す模式図
である。図5において、図4と同一物には同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。この方法においては、
先ず、組立品群部品構成データ16から各部品構成デー
タ10、12、14を抽出する。そして、これらの各部
品構成データをまとめた部品構成ファイル18を生成す
る。この部品構成ファイル18は例えばテキストファイ
ルとして生成される。次にステップS204にて入力さ
れた品番を、各部品構成データに対して、組立品群X内
に限定して特有なように付与する。例えば、図5におい
ては、部品構成データ10、12、14に対して、品番
1、2、3と付与している。そして、部品構成ファイル
18内の各部品構成データと、各品番とを対応づける。
【0030】この品番付与方法においては、組立品群部
品構成データ16とは別に部品構成ファイル18を生成
している。このため、部品構成ファイル18を例えばテ
キストファイルで生成すれば、部品構成表生成における
品番の抽出方法はどのCADシステムでも同じである。
この結果、どの3次元CADシステムでも上記部品構成
ファイル18を利用することができる。
【0031】上述のようにして、各部品に対して組立品
群X内で特有な品番を付与した後、各3次元モデルデー
タが組立品群Xに属する場合には、各3次元モデルデー
タをデータベース等に記憶する際に、各3次元モデルデ
ータに組立品群識別情報Xを付与する。
【0032】ステップS108では、各3次元モデルデ
ータに組立品群識別情報Xを付与する。また、組立品群
X内で、各組立品G1、G2を識別する情報として、組
立品識別情報G1、G2を各3次元モデルデータに付与
する。この結果、各3次元モデルデータには、X−G
1、X−G2という識別情報が付与される。また、部品
構成ファイル18にも組立品群識別情報Xが付与される
ことが好ましい。そうすると、例えば、図5に示すよう
に、部品構成ファイル18は、組立品群Xと依存関係に
あるファイルとすることができる。
【0033】そして、ステップS110にて、上述のス
テップS108において識別情報X−G1、X−G2が
与えられた各3次元モデルデータを、データベースに記
憶する。なお、部品構成ファイル18が生成されている
場合には、部品構成ファイル18もデータベース等に記
憶する。
【0034】以上のステップにより、組立品群Xの図面
生成に必要なデータの生成及び記憶が行われたが、次
に、データベース等に記憶された3次元モデルデータ等
から組立品群Xの図面を生成する方法について説明す
る。
【0035】先ず、ステップS114にて、組立品群識
別情報Xを入力する。
【0036】次に、ステップS116にて、組立品群識
別情報Xが付与された3次元モデルデータがデータベー
ス等から抽出される。この際、組立品群識別情報Xが付
与された部品構成ファイル18が生成されている場合に
は、この部品構成ファイル18もデータベース等から抽
出される。
【0037】続いて、ステップS118にて、組立品群
部品構成データ16又は部品構成ファイル18から、各
部品と、品番と、が対応づけられた部品構成情報を抽出
する。
【0038】そして、ステップS120にて、ステップ
S118で抽出された部品構成情報から、部品構成表を
生成する。この際、各部品の数も3次元モデルデータ毎
に算出する。そして、各部品と品番とが対応づけられる
と共に、各部品の個数が示されている組立品群部品構成
表を生成する。また、各組立品毎に、各部品と品番とが
対応づけられていると共に、各部品数が示されている組
立品部品構成表も生成する。そして、図1に示す記号Z
を介して、図2のフローチャートへ移行する。
【0039】以下、単に部品構成表という場合には、組
立品群部品構成表及び組立品部品構成表を示すものとす
る。
【0040】なお、部品構成表生成に必要な情報が3次
元モデルデータに含まれていない場合には、外部の部品
データベースから読み出された情報を利用して部品構成
表を生成する。
【0041】図2に示すように、ステップS122に
て、部品構成表を編集するか否かを判定し、部品構成表
を編集する場合、ステップS124へ移行する。部品構
成表を編集しない場合、ステップS126へ移行する。
【0042】そして、ステップS124にて、部品構成
表に対して、各部品の属性情報等の追加等の編集を行
う。この際、編集中の部品構成表を出力させることがで
きる。このため、作業者は編集中の部品構成表を出力さ
せながら、必要な情報を入力することにより、部品構成
表を編集することができる。但し、3次元モデルデータ
に含まれる情報と、部品構成表に表示される情報と、の
整合性を維持するために、部品構成表に表示された品
番、部品、部品数等の編集については不可とする。
【0043】そして、ステップS126にて、部品構成
表を3面図等の図面と合成可能なように部品構成表変換
する。
【0044】そして、ステップS128にて、部品構成
図面を生成する。即ち、先ず、組立品部品構成表と3面
図とを組み合わせて、組立品部品構成図面を組立品毎に
生成する。次に、組立品群Xに属する組立品部品構成図
面と、組立品群部品構成表と、を組み合わせて部品構成
図面を生成する。
【0045】なお、通常部品構成表は、3面図と合成を
行うが、ステップS120の後、一旦データベース等に
記憶してもよい。
【0046】上述の図面生成方法により生成された組立
品群Xの部品構成図面を図6に示す。この部品構成図面
40は、ディスプレイ等の出力画面に出力される。部品
構成図面40は、組立品群部品構成表34、組立品部品
構成図面35、36からなる。組立品部品構成図面3
5、36は、それぞれ、各組立品の3面図42、43及
び組立品部品構成表37、38からなる。3面図42、
43には、それぞれ、組立品G1、G2の形状が示され
ている。組立品部品構成表37、38には、各品番と、
これらに対応する各部品と、が示されている。組立品群
部品構成表34には、組立品群図番Xと、品番1、2、
3と、これらの品番にそれぞれ対応する部品A,B,C
と、組立品G1、G2をそれぞれ構成する各部品の個数
と、が表示される。なお、組立品群図番Xは組立品群識
別情報Xに対応して与えられる。
【0047】そして、ステップS130にて、ステップ
S128で生成した部品構成図面40は、作業者の必要
に応じてデータベース等に記憶する。これにより、作業
者が、例えば組立品群Xの試作に必要な部品やその個数
を知りたい場合、組立品群識別情報Xを入力すれば、デ
ータベース等から部品構成図面40が読み出されて、こ
の部品構成図面40を出力画面に出力することができ
る。
【0048】なお、ステップS128にて、部品構成図
面40を生成しないで、組立品群部品構成表34と、各
組立品部品構成図面35、36と、を分けてデータベー
ス等に記憶してもよい。また、組立品部品構成図面3
5、36においても、3面図42、43と、組立品部品
構成表37、38とを、分けてデータベース等に記憶し
てもよい。
【0049】上述のようにして、本実施の形態において
は、各部品に対して、各品番を組立品群内に限定して特
有に付与しているが、組立品群内に限定している理由を
以下に示す。図7は、各部品に特有な品番を付与した場
合において生成された組立品群X、Rの組立品群の形状
及び組立品群部品構成表20、22を示す模式図であ
る。
【0050】一般的には、複数種の組立品において、相
互に異なる組立品を組み合わせて試作する場合や、組立
品を複数種まとめて組立品群に属させる場合等を除いて
は、部品管理は各組立品単位で行えばよい。
【0051】しかし、品番を組立品群内に限定しないで
各部品のみに特有なように付与すると、図7に示すよう
に、部品A,B,Cに対して品番1、2、3と与えられ
る。そうすると、例えば、互いに類似しない組立品群
X、Rでは、その構成部品を統一的に管理する必要がな
いにもかかわらず、同一部品Bの品番は一義的に2と与
えられてしまう。また、組立品群に属させる必要のない
組立品を構成する部品が、他の組立品群の構成部品であ
る場合には、その部品の品番は一義的に与えられてしま
う。このため、例えば組立品群X内の同一部品Bに付与
された品番2が、他の非類似の組立品群R内の同一部品
Bでも共通に与えられてしまうので、作業者は組立品群
毎に自由に品番を付与することができない場合がある。
同様に、組立品群に属させる必要のない各組立品につい
ても自由に品番を付与することができない場合がある。
この結果、例えば作業者は、組立品群Rにおいて、同一
部品Bの品番2を部品管理しやすいように例えば品番1
に再度付与し直すこともあった。
【0052】そこで、本実施の形態では、各部品に対し
て、各組立品群内に限定して特有な品番を付与してい
る。この結果、類似関係にない組立品群X,Rが共に同
一部品Bを有する場合、この同一部品Bには、組立品群
毎に独立して、品番を付与することができる。従って、
組立品群Xに含まれる部品A,B,Cに対して品番を
1、2、3と付与し、組立品群Rに含まれる部品B、
X、Yに対して品番を1、2、3と付与することができ
る。また、組立品群に属させる必要のない組立品につい
ても、その構成部品が一義的に品番が付与されてしまう
ことを防止することができる。
【0053】このようにして生成された組立品群Xの部
品構成図面40において、組立品群部品構成表34に
は、共有部品Bに対して、同一の品番2が付与されてい
る。このため、作業者は、組立品群部品構成表34を見
れば、各組立品間でどの部品が共有されているか迅速に
知ることができる。また、共有部品Bの各組立品におけ
る使用個数も表示されているので、組立品群の試作等に
必要な共有部品の使用個数の間違いを防止することがで
きる。また、組立品群に属しない組立品についても、各
組立品に限定して特有な品番を、各部品に与えることが
できる。
【0054】また、組立品G1、G2に対して、それぞ
れ、3面図42、43が生成されているので、組立品G
1、G2をそれぞれ構成している各部品A、B、Cを各
3面図42、43から容易に知ることができる。
【0055】さらに、組立品群識別情報Xが、組立品群
Xに属する各3次元モデルデータに付与されているの
で、組立品群識別情報Xが付与された各3次元モデルデ
ータをまとめることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、各部品に対して、各組立品群内に限定し
て特有な品番と、各組立品をそれぞれ構成している各部
品と、が対応づけられた部品構成表を生成する。この結
果、組立品群の各組立品間で共有されている同一部品に
は、共通の品番が与えられるので、作業者は、どの部品
が共有されているかを迅速に知ることができる。また、
3次元モデルデータ毎に図面を生成するので、各組立品
をそれぞれ構成している各部品を各図面から容易に知る
ことができる。さらに、各部品に対して、各組立品群内
に限定して特有なように品番を付与している。このた
め、複数種の組立品群間に同一部品が含まれていても、
この同一部品には、組立品群毎に独立して品番を付与す
ることができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、組立品群
部品構成データ内で、品番を各部品構成データと対応づ
けている。このため、例えば品番を示す品番データ等を
組立品群部品構成データとは別に生成する必要がないの
で、データベース等に記憶するデータ数が少なくて済
む。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、組立品群
部品構成データとは別に部品構成ファイルを生成してい
る。このため、部品構成ファイルを例えばテキストファ
イルで生成すれば、部品構成表生成における品番の抽出
方法はどのCADシステムでも同じである。この結果、
どの3次元CADシステムでも上記部品構成ファイルを
利用することができる。
【0059】請求項4に記載の発明によれば、組立品群
を識別する組立品群識別情報が各3次元モデルデータに
付与されているので、組立品群識別情報が付与された各
3次元モデルデータを組立品群毎にまとめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である3次元CADによ
る組立品群の図面生成方法を示すフローチャート図であ
る。
【図2】 同じく、本発明の実施の形態である3次元C
ADによる組立品群の図面生成方法を示すフローチャー
ト図である。
【図3】 本発明の実施の形態である3次元CADによ
る組立品群の図面生成方法の一部を示すフローチャート
図である。
【図4】 組立品群Xの各組立品G1、G2の形状と、
組立品群部品構成データと、を示す模式図である。
【図5】 組立品群Xの各組立品G1、G2の形状と、
組立品群部品構成データと、部品構成表ファイルと、を
示す模式図である。
【図6】 組立品群Xの各組立品G1、G2の形状を示
す斜視図と、組立品群Xの部品構成図面と、を示す図で
ある。
【図7】 各部品に特有な品番を付与した場合において
生成された組立品群X、Rの組立品群の形状及び部品構
成表を示す模式図である。
【図8】 組立品群Xの各組立品G1、G2の形状を示
す斜視図と、従来の多品一葉図面と、を示す図である。
【図9】 組立品群Xの各組立品G1、G2の形状を示
す斜視図と、従来の組立品群の部品構成図面と、を示す
図である。
【符号の説明】
10,12,14 部品構成データ、16 組立品群部
品構成データ、18部品構成ファイル、20,22,3
4,52 組立品群部品構成表、35,36組立品部品
構成図面、37,38,64,66 組立品部品構成
表、40 部品構成図面、50 多品一葉図面、42,
43,54,56,58,68,703面図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の部品から構成される組立品のう
    ち、同一部品を共有する組立品が複数種まとめられた組
    立品群の図面を、3次元CADを利用して生成する3次
    元CADによる組立品群の図面生成方法において、 前記組立品群の各組立品の形状を特定する3次元モデル
    データを生成する3次元モデルデータ生成ステップと、 各部品に対して、各組立品群内に限定して特有な品番を
    与える品番付与ステップと、 前記組立品群の各組立品の形状をそれぞれ特定する各3
    次元モデルデータから特定される組立品形状を示す図面
    を3次元モデルデータ毎に生成する組立品図面生成ステ
    ップと、 各組立品をそれぞれ構成している各部品と前記品番とが
    対応づけられた部品構成表を生成する部品構成表生成ス
    テップと、を有することを特徴とする3次元CADによ
    る組立品群の図面生成方法。
  2. 【請求項2】 前記品番付与ステップの前に、前記組立
    品群と、この組立品群に含まれる各部品と、がそれぞれ
    対応づけられた各部品構成データをまとめた組立品群部
    品構成データを組立品群毎に生成する組立品群部品構成
    データ生成ステップを有し、 前記品番付与ステップでは、各部品構成データに対し
    て、各組立品群内に限定して特有な品番を与え、 この品番を、前記組立品群部品構成データ内で、各部品
    構成データと対応づけることを特徴とする請求項1に記
    載の組立品群の図面生成方法。
  3. 【請求項3】 前記品番付与ステップの前に、前記組立
    品群と、この組立品群に含まれる各部品と、がそれぞれ
    対応づけられた各部品構成データをまとめた組立品群部
    品構成データを組立品群毎に生成する組立品群部品構成
    データ生成ステップを有し、 前記品番付与ステップでは、各部品構成データに対し
    て、各組立品群内に限定して特有な品番を与え、 前記各部品構成データと、前記品番と、が対応づけられ
    た部品構成ファイルを生成することを特徴とする請求項
    1に記載の組立品群の図面生成方法。
  4. 【請求項4】 前記組立品群を識別する組立品群識別情
    報を各3次元モデルデータに付与する組立品群識別情報
    付与ステップを有することを特徴とする請求項1、2又
    は3に記載の組立品群の図面生成方法。
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