JPH1165929A - バスブリッジ回路 - Google Patents

バスブリッジ回路

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JPH1165929A
JPH1165929A JP9229899A JP22989997A JPH1165929A JP H1165929 A JPH1165929 A JP H1165929A JP 9229899 A JP9229899 A JP 9229899A JP 22989997 A JP22989997 A JP 22989997A JP H1165929 A JPH1165929 A JP H1165929A
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JP
Japan
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tag
status
circuit
memory
index
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JP9229899A
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Kazuhide Koizumi
和秀 小泉
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスブリッジ回路のタグメモリに対するタグ
情報退避バッファを備え、CPUの処理性能を向上させ
ることを目的とする。 【解決手段】 タグヒット判定回路1602の判定結果
がミスでタグ索引データ出力パス107のステータスの
結果がダーティ、タグ索引コマンドパス106Zからの
コマンドがブロックリードであった場合に、格納指示回
路1603から格納指示パス112を通してタグ情報退
避バッファ1605に対して格納指示を行う。タグ情報
退避バッファ1605は、タグメモリ1601からの索
引データを格納する。タグ情報退避バッファ1605に
アドレス、ステータスが退避されている時に索引が行わ
れた場合には、タグ索引結果出力パス108および退避
タグ索引結果出力パス109の両方の索引結果がヒット
判定出力回路1607において反映される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスブリッジ回路
に関し、特に複数の共有バス間でデータの一貫性を保持
することができるマルチプロセッサシステムに適用され
るバスブリッジ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、たとえば、「特開平
8−16475号公報」記載の技術がある。図9は、複
数の共有バスを用いてデータの一貫性を保持するバスブ
リッジ回路を有するマルチプロセッサシステムを示すブ
ロック図である。図9を参照すると、このマルチプロセ
ッサシステムのバスブリッジ回路407、507は、ロ
ーカル共有バス406、506およびシステム共有バス
600からのリクエストに対して、プロセッサ401、
402、501、502のキャッシュメモリ403、4
04、503、504のタグ情報408、409、50
8、509をシュミレートする手段410、510をも
ち、またこのシュミレートした情報をもとにローカルメ
モリ405、505に対して、メモリ抑止を行うための
専用の信号418、518を出力する手段415、51
5を持ち、かつ、キャッシュメモリ403、404、5
03、505に対してスヌープ動作を行う必要があるこ
とを示すスヌープ要求信号416、417、516、5
17を出力する手段414、514を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
第1の問題点は、プロセッサにおいて同一セットアドレ
スに対する、キャッシュミスによるブロックリードとキ
ャッシュ内のデータをメモリに待避させるスワップ動作
によるブロックライトが同時に発生した場合に、リプラ
イを伴うブロックリードより先にスワップによるブロッ
クライトを行わなければならないため、性能が悪化する
ことである。
【0004】その理由は、バスブリッジ回路において各
プロセッサに対応したタグメモリのみしか備えていない
ため、前記同一セットアドレスに対してブロックライト
より先にブロックリードを実行するとタグメモリの情報
を不正に書き換えてしまい、その結果ステータス不正と
なり階層構造をもつコンピュータシステムのコヒーレン
シを維持できなくなるからである。
【0005】本発明の目的は、キャッシュおよびリクエ
ストバッファ、ブロックライトバッファをもつプロセッ
サユニットが複数接続されているバス(ローカル共有バ
ス)と、複数のメモリユニットが接続されているバス
(グローバル共有バス)とが、キャッシュ(アドレス)
の一部のコピーをもとにキャッシュ状態をシミュレート
する手段(タグメモリ)を有するバスブリッジ回路を介
して接続される階層バス方式のマルチプロセッサシステ
ムにおいて、バスブリッジ回路でタグ情報を一時的に退
避することができるタグ情報退避バッファを持つこと
で、プロセッサにおいて同一セットアドレスに対するキ
ャッシュミスによるブロックリード命令と、スワップに
よるブロックライト命令が同時発生した場合において
も、ブロックライトに先行してリプライを伴うブロック
リードを発行することを可能とさせることで、プロセッ
サの性能を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のバスブリ
ッジ回路は、複数のキャッシュを持つCPUが接続され
ているローカル共有バスと、少なくとも1以上のメモリ
装置が接続されているグローバル共有バスとを接続する
バスブリッジ回路であって、前記キャッシュの複製であ
りアドレスおよび前記キャッシュのステータスに対応す
るタグステータスを保持するタグメモリと、前記タグメ
モリの索引結果がミスでかつ前記タグステータスがダー
ティーである場合にアドレスおよび前記タグステータス
を格納するタグ情報待避バッファと、前記タグメモリお
よび前記タグ情報待避バッファからの索引結果とタグス
テータスとから索引結果とタグステータスとを選択する
ヒット判定出力回路と、前記ヒット判定出力回路からの
索引結果およびタグステータスに基づいて前記ローカル
共有バスへのコマンドの送出を決定するコマンド変更回
路とを有する。
【0007】本発明の第2のバスブリッジ回路は、前記
第1のバスブリッジ回路であって、(a)前記タグメモ
リの索引結果によりヒットを判定するタグヒット判定回
路と、(b)前記タグ情報退避の索引結果によりヒット
を判定する退避タグヒット判定回路と、(c)前記ロー
カル共有バスからのコマンドがブロックリードで、前記
タグヒット判定回路における判定結果がミスで、かつ、
前記タグメモリからのステータスがダーティであった場
合に、前記タグ情報退避バッファに対して前記タグメモ
リからの内容を格納するための格納指示を与える格納指
示回路と、(d)前記ローカル共用バスからのコマンド
がブロックライトで、かつ、前記退避タグヒット判定回
路における判定結果がヒットである場合に、前記タグ情
報退避バッファに対してステータスの有効ビットを無効
化するための無効化指示を与える無効化指示回路と、
(e)前記タグメモリおよび前記タグ情報待避バッファ
からの索引結果の論理和と、前記タグメモリおよび前記
タグ情報待避バッファからのタグステータスのうち、索
引結果がヒットである方のタグステータスを選択する前
記ヒット判定出力回路と、(f)前記ヒット判定出力回
路からの索引結果がヒットでかつ、タグステータスがダ
ーティーである場合に前記ローカル共有バスに対してコ
マンドの送出を行う前記コマンド変更回路と、を有す
る。
【0008】本発明の第3のバスブリッジ回路は、前記
第1または第2のバスブリッジ回路であって、前記タグ
メモリが前記ローカル共有バスからの上位アドレスおよ
びステータスを格納し、前記タグ待避バッファが、前記
タグメモリからの上位アドレスおよびステータスと、前
記ローカル共有バスからの下位アドレスとを格納する。
【0009】本発明の第4のバスブリッジ回路は、前記
第1、第2または第3のバスブリッジ回路であって、前
記タグメモリおよび前記タグ待避バッファに格納される
ステータスが、格納されているタグデータが有効である
ことを示すVビットと、システム内で唯一であり排他的
であることを示すEビットと、すでに更新されてダーテ
ィであることを示すDビットとから構成されることを特
徴とする請求項1、2、または3記載のバスブリッジ回
路。
【0010】[作用]バスブリッジ回路内のタグメモリ
回路(図1:160)においては、タグヒット判定回路
(図2:1602)の判定結果がミスで、タグ索引デー
タ出力パス(図2:107)のステータスの結果がダー
ティ(図4:D)で、タグ索引コマンドパス(図2:1
06Z)からのコマンドがブロックリード(図3:SB
R、EBR)であった場合に、格納指示回路(図2:1
603)から格納指示パス(図2:112)を介してタ
グ情報退避バッファ(図2:1605)に対して格納指
示を行う。格納指示を受けたタグ情報退避バッファ(図
2:1605)は、タグメモリ(図2:1601)から
の索引データ(アドレス、ステータス)をタグ索引デー
タ出力パス(図2:107)より格納する。タグ情報退
避バッファ(図2:1605)にアドレス、ステータス
が退避されている時にタグ索引パス(図2:106)に
より索引が行われた場合には、タグ索引結果出力パス
(図2:108)および退避タグ索引結果出力パス(図
2:109)の両方の索引結果がヒット判定出力回路
(図2:1607)において反映される。またタグ索引
コマンドパス(図2:106Z)からのコマンドがブロ
ックライト(図3:BW)でかつ退避タグヒット判定回
路(図2:1606)の判定結果がヒットした場合に
は、無効化指示回路(図2:1604)から無効化指示
パス(図2:113)を介してタグ情報退避バッファ
(図2:1605)に対して無効化指示を行う。無効化
指示を受けたタグ情報退避バッファ(図2:1605)
は格納してあるステータス情報のVビット(図6:V)
を無効にする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態が適用される情報処理装置のブロック図である。
図1を参照すると、この情報処理装置は、CPU20〜
CPU20nと、バスブリッジ回路10と、CPU20
〜CPU20nおよびローカルバスブリッジ回路10を
接続するローカル共有バス40と、メインメモリ30
と、バスブリッジ回路10およびメインメモリ30を接
続するグローバル共有バス50と、CPU20〜CPU
20nと同等のCPU60〜CPU60nと、ローカル
共有バス40と同等のローカル共有バス40aと、バス
ブリッジ回路10と同等のバスブリッジ回路10aとか
ら構成される。全てのCPU20〜CPU20n、CP
U60〜CPU60nは、それぞれバスブリッジ回路1
0、バスブリッジ回路10aを介して、メインメモリ3
0を共有している。
【0012】また、CPU20(20nまで)は、プロ
セッサ201と、キャッシュ202と、ブロックライト
バッファ203と、リクエストバッファ204とを備え
ている。
【0013】また、バスブリッジ回路10は、ローカル
共有バス40、グローバル共有バス50からのリクエス
トを入力するローカル共有バス40からのパス103お
よびグローバル共有バス50からのパス104に接続さ
れたメインパイプレジスタ部120と、メインパイプレ
ジスタ部120からタグ索引パス106により接続され
るタグメモリ回路160と、タグメモリ回路160から
のタグ索引データ出力パス107に接続されたタグ更新
回路150と、タグメモリ回路160からの索引結果が
載せられるヒット判定結果出力パス111に接続される
コマンド変更回路130と、コマンド変更回路130か
らのコマンド出力パス105に接続されるローカル共有
バスリクエストバッファ170およびグローバル共有バ
スリクエストバッファ140とを備えている。また、タ
グ更新回路150からのタグ入力データパス110はタ
グメモリ回路160にも接続されている。
【0014】図2はタグメモリ回路160の詳細ブロッ
ク図である。図2を参照すると、タグメモリ回路160
は、タグを保持するタグメモリ1601と、タグ索引パ
ス106から上位アドレス(キーアドレス)を伝えるタ
グ索引上位アドレスパス106Yとタグメモリ1601
からのタグ索引データ出力パス107とを入力とするタ
グヒット判定回路1602と、タグ情報退避バッファ1
605と、タグ情報退避バッファ1605からの退避タ
グ出力データパス114およびタグ索引パス106を入
力とする退避タグヒット判定回路1606と、タグ索引
パス106のコマンドを伝えるタグ索引コマンドパス1
06Zおよびタグヒット判定回路1602からのタグ索
引結果出力パス108およびタグメモリ1601からの
タグ索引データ出力パス107を入力とする格納指示回
路1603と、タグ索引コマンドパス106Zおよび退
避タグヒット判定回路1606からの退避タグ索引結果
出力パス109を入力とする無効化指示回路1604と
を備える。また、格納指示回路1603および無効化指
示回路1604は、各々格納指示パス112および無効
化指示パス113により、タグ情報退避バッファ160
5に接続される。
【0015】図3はローカル共有バス40およびグロー
バル共有バス50に発行されるコマンドの一覧を示す説
明図である。図3を参照すると、SBR(共有リード)
コマンドはキャッシュ202と共にメインメモリ30に
登録するリード系コマンド、EBR(排他リード)はキ
ャッシュ202のみに登録するリード系コマンド、BW
(ブロックライト)はキャッシュ202のD(ダーテ
ィ)ブロックをメインメモリ30に登録するライトコマ
ンド、INV(無効化要求)コマンドはキャッシュ20
2に登録されているデータを無効化するコマンドであ
る。
【0016】図4は、キャッシュ202のキャッシュス
テータスとタグメモリ1601内でとりうるタグステー
タスの対応一覧を示す説明図である。図4を参照する
と、キャッシュステータスはDE(排他ダーティ:シス
テム内で唯一登録されている)、DS(共有ダーティ:
単一のバス系内でのみ登録されている)、C(クリー
ン:システム内で複数登録されている)、I(インバリ
ッド:無効)のステータスをとり、タグステータスはD
(ダーティ:単一のバス系内で登録されている)、CE
(排他クリーン:メモリおよび単一のバス系内に登録さ
れている)、CS(共有クリーン:メモリおよび複数の
バス系内に登録されている)、I(インバリッド:無
効)のステータスをとる。
【0017】図5は図3のコマンドによるタグステータ
スの状態遷移を表すタグステータス状態遷移図である。
【0018】図6はタグメモリ1601のフォーマット
図である。図6を参照すると、このフォーマットは上位
アドレス(a)(キーアドレス)とステータスとから構
成される。ステータスのVビットは格納してあるタグデ
ータが有効であることを表し、Eビットは排他的である
ことを表し、Dビットはダーティであることを表す。
【0019】図7はタグ情報退避バッファのフォーマッ
ト図である。図7を参照すると、このフォーマットは、
上位アドレス(a)(キーアドレス)と下位アドレス
(b)(セットアドレス)とステータスとから構成され
る。ステータスの内容は図6と同一である。
【0020】図8は図4のタグステータスと図6のステ
ータスとの対応を示す対応図である。図8を参照する
と、各タグステータスCS、CE、D、Iとステータス
V、E、Dとの対応は、CS:(V=1、E=0、D=
0)、CE:(V=1、E=1、D=0)、D:(V=
1、E=1、D=1)、I:(V=0、E=0、D=
0)である。
【0021】次に本発明の実施の形態の動作について図
面を参照して説明する。CPU20のキャッシュ202
のアドレスa+bにおいてキャッシュミスが発生しスワ
ップによるブロックライトとブロックリードが同時に発
生した場合について説明する。CPU20では前記状態
のときブロックライトコマンドがブロックライトバッフ
ァ203に格納され、ブロックリードコマンドはリクエ
ストバッファ204に格納される。
【0022】CPU20はリプライを伴うブロックリー
ド命令をブロックライトに先行してローカル共有バス4
0に発行する。バスブリッジ回路10では受け取ったブ
ロックリードをローカル共有バス40からのパス103
を介してメインパイプレジスタ部120に転送すると同
時にタグ索引パス106よりアドレス、コマンドをタグ
メモリ回路160に送出する。タグ索引下位アドレスパ
ス106Xからのアドレスbによりタグメモリ1601
のデータがタグ索引データ出力パス107より出力され
る。前記出力データ内の上位アドレス(アドレスc)
と、タグ索引上位アドレスパス106Yからのアドレス
aとを比較し、タグヒット判定回路1602でヒット判
定を行う。
【0023】このとき格納指示回路1603においてタ
グ索引コマンドパス106Zからのコマンドがブロック
リード、タグ索引結果出力パス108からの判定結果が
ミス、かつ、タグ索引データ出力パス107からのステ
ータスがダーティ(D)が検出された場合に格納指示パ
ス112よりタグ情報退避バッファ1605に対して格
納指示が与えられる。
【0024】格納指示を受けたタグ情報退避バッファ1
605はタグ索引データ出力パス107からの上位アド
レス(アドレスc)と、ステータス(D)と、タグ索引
下位アドレスパス106Xからの下位アドレス(アドレ
スb)とを格納する。この状態においてグローバル共有
バス50からアドレスc+bに対してリクエストが発行
された場合には、バスブリッジ回路10においてはグロ
ーバル共有バス50からのパス104よりメインパイプ
レジスタ部120にグローバル共有バス50からのコマ
ンド、アドレスを転送するとともにタグ索引パス106
へアドレス、コマンドを送出する。
【0025】タグメモリ1601およびタグ情報退避バ
ッファ1605の索引は、タグヒット判定回路1602
と退避タグヒット判定回路1606で同時に行われる。
各々の判定結果はタグ索引結果出力パス108および退
避タグ索引結果出力パス109よりヒット判定出力回路
1607に送られる。ヒット判定出力回路1607で
は、タグヒット判定回路1602および待避タグヒット
判定回路1606からのタグ索引結果の論理和を作成
し、また、タグ索引結果がヒットであった方のタグステ
ータスを選択し、ヒット判定結果出力パス111を通じ
てコマンド変更回路130に送出する。コマンド変更回
路130では受けたタグの索引結果がヒットでかつダー
ティー(D)であると、ローカル共有バス40へのコマ
ンドの送出を行う。
【0026】この後CPU20においてブロックライト
命令が発行される。ローカル共有バス40にアドレスc
+bのブロックライトが発行されると、バスブリッジ回
路10ではローカル共有バス40からのパス103より
メインパイプレジスタ部120にブロックライトを転送
すると同時にタグ索引パス106にアドレス、コマンド
を送出する。無効化指示回路1604ではタグ索引コマ
ンドパス106Zからのコマンドがブロックライトで、
退避タグ索引結果109からの索引結果がヒットだった
場合には無効化指示パス113を介してタグ情報退避バ
ッファ1605に無効化指示を与える。
【0027】無効化指示を受けたタグ情報退避バッファ
1605ではステータスのVビットを無効化する。な
お、この例では1つのタグ情報退避バッファ1605で
示したが、N個のタグ情報退避バッファ1605を設け
ることでブロックライトに先行するN個のブロックリー
ド(SBR、EBR)に対応することができる。
【0028】
【発明の効果】第1の効果は、プロセッサにおいてキャ
ッシュミスによるブロックリードとスワップによるブロ
ックライトが同時に発生した場合にも、ブロックライト
に先行してブロックリードを発行することが可能であ
り、これによりプロセッサにおいては必要なリプライを
早く手に入れることができ、性能の向上が達成できるこ
とである。その理由は、バスブリッジ回路内のタグメモ
リ回路においてタグメモリの内容を一時的に退避させる
ことができるタグ情報退避バッファを設けたため、スワ
ップ対象のタグメモリのデータを一時的に保存するよう
に構成したからである。
【0029】第2の効果は、タグ情報待避バッファにス
ワップ対象のタグメモリのデータが一時的に保存されて
いる状態でグローバル共有バスにリクエストが発行され
た場合においても、タグ索引結果にタグ情報待避バッフ
ァのダーティーステータスを反映させることでローカル
共有バスにリクエストを上げることができるので、コン
ピュータシステム全体のコヒーレンシを維持することが
可能となることである。その理由は、タグ情報退避バッ
ファにダーティステータスのタグメモリ情報が格納され
ている場合のタグ索引においても、タグ情報退避バッフ
ァの索引結果を反映できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態が適用される情報処理装置
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のタグメモリ回路の詳細ブ
ロック図である。
【図3】ローカル共有バスおよびグローバル共有バスに
発行されるコマンドの一覧を示す説明図である。
【図4】キャッシュステータスとタグステータスの対応
一覧を示す説明図である。
【図5】タグステータスの状態遷移を表すタグステータ
ス状態遷移図である。
【図6】タグメモリのフォーマット図である。
【図7】タグ情報退避バッファのフォーマット図であ
る。
【図8】図4のタグステータスと図6の各ステータスと
の対応を示す対応図である。
【図9】従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 バスブリッジ回路 20 CPU 30 メインメモリ 40 ローカル共有バス 50 グローバル共有バス 60 CPU 103 パス 104 パス 105 コマンド出力パス 106 タグ索引パス 106X タグ索引下位アドレスパス 106Y タグ索引上位アドレスパス 106Z タグ索引コマンドパス 107 タグ索引データ出力パス 108 タグ索引結果出力パス 109 退避タグ索引結果出力パス 110 タグ入力データパス 111 ヒット判定結果出力パス 112 格納指示パス 113 無効化指示パス 114 退避タグ出力データパス 120 メインパイプレジスタ部 130 コマンド変更回路 140 グローバル共有バスリクエストバッファ 150 タグ更新回路 160 タグメモリ回路 170 ローカル共有バスリクエストバッファ 201 プロセッサ 202 キャッシュ 203 ブロックライトバッファ 204 リクエストバッファ 1601 タグメモリ 1605 タグ情報退避バッファ 1607 ヒット判定出力回路 1602 タグヒット判定回路 1606 退避タグヒット判定回路 1603 格納指示回路 1604 無効化指示回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャッシュを持つCPUが接続さ
    れているローカル共有バスと、少なくとも1以上のメモ
    リ装置が接続されているグローバル共有バスとを接続す
    るバスブリッジ回路であって、前記キャッシュの複製で
    ありアドレスおよび前記キャッシュのステータスに対応
    するタグステータスを保持するタグメモリと、前記タグ
    メモリの索引結果がミスでかつ前記タグステータスがダ
    ーティーである場合にアドレスおよび前記タグステータ
    スを格納するタグ情報待避バッファと、前記タグメモリ
    および前記タグ情報待避バッファからの索引結果とタグ
    ステータスとから索引結果とタグステータスとを選択す
    るヒット判定出力回路と、前記ヒット判定出力回路から
    の索引結果およびタグステータスに基づいて前記ローカ
    ル共有バスへのコマンドの送出を決定するコマンド変更
    回路と、を有することを特徴とするバスブリッジ回路。
  2. 【請求項2】(a)前記タグメモリの索引結果によりヒ
    ットを判定するタグヒット判定回路と、(b)前記タグ
    情報退避の索引結果によりヒットを判定する退避タグヒ
    ット判定回路と、(c)前記ローカル共有バスからのコ
    マンドがブロックリードで、前記タグヒット判定回路に
    おける判定結果がミスで、かつ、前記タグメモリからの
    ステータスがダーティであった場合に、前記タグ情報退
    避バッファに対して前記タグメモリからの内容を格納す
    るための格納指示を与える格納指示回路と、(d)前記
    ローカル共用バスからのコマンドがブロックライトで、
    かつ、前記退避タグヒット判定回路における判定結果が
    ヒットである場合に、前記タグ情報退避バッファに対し
    てステータスの有効ビットを無効化するための無効化指
    示を与える無効化指示回路と、(e)前記タグメモリお
    よび前記タグ情報待避バッファからの索引結果の論理和
    と、前記タグメモリおよび前記タグ情報待避バッファか
    らのタグステータスのうち、索引結果がヒットである方
    のタグステータスを選択する前記ヒット判定出力回路
    と、(f)前記ヒット判定出力回路からの索引結果がヒ
    ットでかつ、タグステータスがダーティーである場合に
    前記ローカル共有バスに対してコマンドの送出を行う前
    記コマンド変更回路と、を有することを特徴とする請求
    項1記載のバスブリッジ回路。
  3. 【請求項3】 前記タグメモリが前記ローカル共有バス
    からの上位アドレスおよびステータスを格納し、前記タ
    グ待避バッファが、前記タグメモリからの上位アドレス
    およびステータスと、前記ローカル共有バスからの下位
    アドレスとを格納することを特徴とする請求項1または
    2記載のバスブリッジ回路。
  4. 【請求項4】 前記タグメモリおよび前記タグ待避バッ
    ファに格納されるステータスが、格納されているタグデ
    ータが有効であることを示すVビットと、システム内で
    唯一であり排他的であることを示すEビットと、すでに
    更新されてダーティであることを示すDビットとから構
    成されることを特徴とする請求項1、2、または3記載
    のバスブリッジ回路。
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JP (1) JPH1165929A (ja)

Cited By (3)

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