JPH1165520A - プラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法

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JPH1165520A
JPH1165520A JP9240321A JP24032197A JPH1165520A JP H1165520 A JPH1165520 A JP H1165520A JP 9240321 A JP9240321 A JP 9240321A JP 24032197 A JP24032197 A JP 24032197A JP H1165520 A JPH1165520 A JP H1165520A
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Shigehiro Masuchi
重博 増地
Hideki Aiba
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 疑似輪郭やフリッカを減少させることがで
き、無効電力も効率的に減少させることができるプラズ
マディスプレイパネル表示装置を提供する。 【解決手段】 ライン別最高階調検出回路12は、1ラ
イン毎に画像信号の最高階調を検出する。フィールド内
ライン別維持放電回数制御回路13は、最高階調が画像
信号のデジタル変換ビット数に対応した最大値に達しな
いラインに対して、最大値と最高階調との輝度差に応じ
て、画像信号の最上位ビットの表示に割り当てられたサ
ブフィールドから優先して維持放電回数を減少するよう
制御する。データ変換回路14は、維持放電回数の減少
に応じて、画像信号の画像ビットデータの発生パターン
を変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールド内時分
割駆動表示方法により中間調表示を行う表示デバイス、
特に、プラズマディスプレイパネルに画像表示するため
のプラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、動作状
態を点灯か非点灯の2値表示として使用する。そして、
画像表示用としての多階調表示を行うために、フィール
ド(16.6ms)内時分割駆動表示方法による視覚積
分効果を利用して中間調表示を実現させている。以下、
従来の技術として、フィールド内時分割駆動表示方法に
より中間調表示を行う3電極型のAC方式プラズマディ
スプレイパネル表示装置を例に挙げて説明をする。
【0003】図13は、一般的なAC方式プラズマディ
スプレイパネル表示装置を示すブロック図である。図1
3において、フレームメモリ1には例えば8ビットのデ
ジタル信号に変換された画像信号(R,G,B信号)が
入力される。フレームメモリ1は2つのフィールドメモ
リで構成されており、1フィールド毎に書き込みと読み
出しが交互に切り替わる。なお、画像信号の信号形態が
R,G,B信号別々の3系統となっている場合には、フ
レームメモリは3つ必要であり、R,G,B信号が複合
されて1系統となっている場合には、フレームメモリ1
は1つで構成される。
【0004】メモリ書き込み制御回路2は、フレームメ
モリ1に書き込み制御信号を入力して画像信号のフレー
ムメモリ1への書き込みを制御する。メモリ読み出し制
御回路3は、フレームメモリ1に読み出し制御信号を入
力してフレームメモリ1からのサブフィールド画像ビッ
ト信号の読み出しを制御する。フレームメモリ1より読
み出された表示データ信号であるサブフィールド画像ビ
ットデータは、アドレス電極駆動回路5に入力される。
駆動パルス発生回路4は、プラズマディスプレイパネル
11を駆動するために、アドレス電極8,X電極9,Y
電極10へ供給する各種駆動パルスを発生する。即ち、
駆動パルス発生回路4は、アドレス電極駆動回路5にア
ドレス電極駆動パルスを供給し、X電極駆動回路6にX
電極駆動パルスを供給し、Y電極駆動回路7にY電極駆
動パルスを供給する。
【0005】図14は、図13に示すプラズマディスプ
レイパネル表示装置による表示動作を説明するための駆
動波形の一例を示す図である。図14には、A1〜Am
なるアドレス電極8と、XなるX電極9と、Y1〜Yn
なるY電極10に供給する駆動波形を示している。この
図14に示すように、1サブフィールドは、リセット期
間,アドレス期間,維持放電期間の3種類の期間によっ
て構成されている。なお、サブフィールドとはフィール
ドの一部を構成するものであり、これについては後に詳
述する。
【0006】まず、リセット期間においては、全画面一
括消去,全画面一括書き込み,全画面一括消去の3段階
の動作が順になされる。このように、リセット期間が3
段階の動作によって構成されている主な理由は、リセッ
ト期間の次のアドレス期間における表示書き込み放電を
安定化させるためと、駆動ドライバICの消費電力を抑
え、低いアドレス電圧で高速に表示書き込み放電させる
ためである。次に、アドレス期間においては、各サブフ
ィールドに割り当てられた表示データである画像ビット
情報を各ライン毎に順に書き込む動作を行う。アドレス
電極8では、表示ライン数にあたるn行分の画像ビット
情報を、Y1行から1行ずつシリアルデータとして順に
出力する。このとき、各アドレス電極A1〜Amでは、
表示させる放電セルのみにアドレスパルスを選択的に印
加する。
【0007】また、Y電極10には、アドレス電極8に
印加されるシリアルデータに対応して、Y電極10にお
ける電極Y1から電極Ynに向かって1行ずつ順番に、
アドレスパルスと同位相で、0Vの電圧にするスキャン
パルスが印加される。これにより、アドレス電極8にア
ドレスパルスが印加されると共に、Y電極10にスキャ
ンパルスが印加されている場合にのみ、画像ビット情報
が書き込まれる。
【0008】そして、維持放電期間では、Y電極10と
X電極9に放電を維持させるためのサステインパルスを
交互に印加する。このとき、アドレス電極8は0Vに固
定しているが、アドレス期間において画像ビット情報が
書き込まれた放電セルに残留している壁電荷とサステイ
ンパルスのみで再放電(維持放電)する。従って、維持
放電期間では、アドレス期間で画像ビット情報が書き込
まれた放電セルのみ、サステインパルスを印加した回数
だけ放電が持続する。このように、AC方式プラズマデ
ィスプレイパネル11は、セル自体に壁電荷を残留させ
て、メモリ機能を持たせている。
【0009】図15,図16,図17は、図14に示す
維持放電期間の駆動波形のみを詳細に示す図である。図
15のように、X電極9及びY電極10に所定回数のサ
ステインパルスを印加した後、X電極9及びY電極10
共にサステインパルスを停止すれば全てのラインで維持
放電を停止することができる。また、図16のように、
放電セルに残留している壁電荷分のみを消去放電させる
イレーズパルスを全てのY電極10に印加しても、維持
放電を停止することができる。さらに、図17のよう
に、イレーズパルスの印加後はY電極10へのサステイ
ンパルスを停止することにより、駆動回路部で消費する
放電に寄与しない無効電力を削減することもできる。
【0010】図18は、図13に示すプラズマディスプ
レイパネル表示装置による表示動作を説明するための駆
動波形の他の一例を示す図である。なお、図18におい
ては、リセット期間を省略している。図14に示す駆動
波形との相違点は、アドレス期間と維持放電期間とが分
離しておらず、アドレス期間と維持放電期間とが一体と
なったアドレス維持放電期間となっていることである。
【0011】図14と同様に、アドレス電極8では、表
示ライン数にあたるn行分の画像ビット情報を、Y1行
から1行ずつシリアルデータとして順に出力し、各アド
レス電極A1〜Amでは、表示させる放電セルのみにア
ドレスパルスを選択的に印加する。このとき、Y電極1
0は、アドレス電極8に印加されるシリアルデータに対
応して、Y電極10における電極Y1から電極Ynに向
かって1行ずつ順番に、アドレスパルスと同位相でスキ
ャンパルスが印加される。これにより、アドレス電極8
にアドレスパルスが印加されると共に、Y電極10にス
キャンパルスが印加されている場合にのみ、画像ビット
情報が書き込まれる。
【0012】そして、維持放電の際には、Y電極10と
X電極9に放電を維持させるためのサステインパルスを
交互に印加し、所定回数印加後に放電セルに残留してい
る壁電荷分のみを消去放電させるイレーズパルスを全て
のY電極10に印加することにより、維持放電を停止さ
せる。この場合、図19のように、イレーズパルスの印
加後はY電極10へのサステインパルスを停止すること
により、駆動回路部で消費する放電に寄与しない無効電
力を削減することもできる。
【0013】図20は、図14に示す駆動方法でサブフ
ィールド分割による中間調表示をする場合の動作の一例
を示す図である。図20における縦軸Y1〜Ynは表示
ラインを示しており、横軸は時間軸を表している。図2
0では、256階調(8ビット)を得るために、1フィ
ールド(16.6ms)を輝度の相対比が異なる8個の
サブフィールド(SF1〜SF8)に分割し、画像ビッ
ト情報のLSB(最下位ビット)からMSB(最上位ビ
ット)まで順番にサブフィールドを構成している。この
ように、1フィールドをM個のサブフィールドに分割し
て、画像ビット情報に基づいたビットの重み付けによる
視覚的な積分効果を利用して、2のM乗の階調をプラズ
マディスプレイパネル11に画像表現している。
【0014】それぞれのサブフィールドは、上述のよう
に、リセット期間,アドレス期間,維持放電期間で構成
される。サブフィールド毎に維持放電期間の長さが異な
っているのは、ビットの重み付けに相当した維持パルス
(サステインパルス)数を印加しているためである。実
際に印加される維持パルス数は、LSBより、1,2,
4,…,128であり、発光輝度を稼ぐためにさらにそ
のN倍(Nは正の整数)のパルス数を印加している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プラズ
マディスプレイパネル表示装置の駆動方法は、1フィー
ルドを輝度の相対比が異なる複数のサブフィールドに分
割して画像信号の中間調表示を表現している。現状の駆
動条件では、画像表現に必要な8ビットのデジタル信号
による階調表現は、図20のように、1フィールドのほ
とんどの期間を費やさなければならない。この駆動方法
は、静止画の場合には特に大きな問題なく画像表現でき
るが、例えば1フィールド以内に動く、動きの速い動画
像を表示する場合には、8サブフィールドの画像を表示
し終える前に、表示すべき画像が元の場所から動いてし
まう。そのため、ビット落ちのような画像に見えたり、
サブフィールド毎の維持放電回数の違いから疑似輪郭が
現れたり、フリッカのように見えてしまうという問題点
があった。
【0016】この問題点は、全体的に暗い画像やフェー
ドイン・フェードアウト及びシーンチェンジの場合にも
同様に発生し、著しく表示品質を低下させてしまう。
【0017】これを改善するため、一例として特開平4
−127194号公報等に記載されている駆動方法があ
る。これは、維持放電回数の多い上位サブフィールドを
複数のサブフィールドに分割,分散して画像表示する方
法である。しかし、この方法では、上位ビットを常に表
示するような明るい画像の場合には効果を発揮するが、
全体的に暗い画像の場合には、上位サブフィールドの使
用率が下がるため、動画像の疑似輪郭やフリッカに対す
る改善策としての効果が発揮できなくなる。
【0018】また、上述したプラズマディスプレイパネ
ル表示装置の駆動方法は、パネル全体で消費する放電に
直接寄与しない無効電力が大きいという問題点もあっ
た。この無効電力は、特に、全体的に暗い画像や一部分
のみ明るい画像が存在する場合に顕著に発生する。
【0019】以上の問題点は上記の方式の表示装置に限
らず、1フィールドを輝度の相対比が異なる複数のサブ
フィールドに分割して画像信号の中間調表示を表現する
ようにしたプラズマディスプレイパネル表示装置では例
外なく全ての場合に共通に、全く同様に存在する。さら
に、上記問題点はプラズマディスプレイパネル表示装置
だけに限らず、フィールド内時分割駆動表示方法による
視覚積分効果を利用して中間調表示を実現させる表示デ
バイスにおいては、全く共通の問題点である。
【0020】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、動画像の疑似輪郭やフリッカを減少させる
ことができ、全体的に暗い画像やフェードイン・フェー
ドアウト及びシーンチェンジの場合においても疑似輪郭
やフリッカを減少させることができ良好な表示品質を保
つことのできると共に、駆動回路部で消費する放電に直
接寄与しない無効電力も効率的に減少させることができ
るプラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方
法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)1フィールドを複
数のサブフィールドに分割して画像信号の中間調表示を
行うようにし、前記サブフィールドを少なくともアドレ
ス期間と維持放電期間とで構成し、前記維持放電期間に
おいて前記画像信号の中間調表示に必要な回数だけ前記
サブフィールド毎に重み付けして維持放電を行うように
駆動するプラズマディスプレイパネル表示装置におい
て、前記画像信号のそれぞれのフィールドで、1ライン
毎に最高階調を検出するライン別最高階調検出回路と、
前記ライン別最高階調検出回路による検出の結果、前記
最高階調が前記画像信号のデジタル変換ビット数に対応
した最大値に達しないラインに対して、そのライン内の
全ての中間調表示を行う際に、前記最大値と前記最高階
調との輝度差に応じて、前記画像信号の最上位ビットの
表示に割り当てられたサブフィールドから優先して維持
放電回数を減少するよう制御するフィールド内ライン別
維持放電回数制御回路、もしくは、前記最大値と前記最
高階調との輝度差に応じて、前記サブフィールドにおけ
る維持放電回数の重み付けの大きいサブフィールドの順
に維持放電回数を減少するよう制御するフィールド内ラ
イン別維持放電回数制御回路とを備えて構成したことを
特徴とするプラズマディスプレイパネル表示装置を提供
し、(2)1フィールドを複数のサブフィールドに分割
して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブフ
ィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間とで
構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中間
調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み付
けして維持放電を行うように駆動するプラズマディスプ
レイパネル表示装置の駆動方法において、前記画像信号
のそれぞれのフィールドで、1ライン毎に最高階調を検
出すると共に、前記最高階調が前記画像信号のデジタル
変換ビット数に対応した最大値に達しないラインに対し
て、そのライン内の全ての中間調表示を行う際に、前記
最大値と前記最高階調との輝度差に応じて、前記画像信
号の最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィール
ドから優先して維持放電回数を減少するよう制御する
か、もしくは、前記最大値と前記最高階調との輝度差に
応じて、前記サブフィールドにおける維持放電回数の重
み付けの大きいサブフィールドの順に維持放電回数を減
少するよう制御することを特徴とするプラズマディスプ
レイパネル表示装置の駆動方法を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマディスプ
レイパネル表示装置及びその駆動方法について、添付図
面を参照して説明する。図1は本発明のプラズマディス
プレイパネル表示装置の一実施例を示すブロック図、図
2〜図5は本発明のプラズマディスプレイパネル表示装
置の駆動方法の第1実施例を説明するための図、図6は
本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置及びその
駆動方法による駆動波形の一例を示す図、図7及び図8
は本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動
方法の第2実施例を説明するための図、図9〜図11は
本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置の駆動方
法の第3実施例を説明するための図、図12は本発明の
プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動方法の第4
実施例を説明するための図である。なお、図1におい
て、図13と同一部分には同一符号が付してある。
【0023】まず、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置の構成及び動作について説明する。本発明の
プラズマディスプレイパネル表示装置の駆動波形は、従
来の図14もしくは図18と同様である。
【0024】図1において、例えば8ビットのデジタル
信号に変換された画像信号(R,G,B信号)は、フレ
ームメモリ1に入力されると共に、画像領域最高階調検
出回路12にも入力される。フレームメモリ1は2つの
フィールドメモリで構成されており、1フィールド毎に
書き込みと読み出しが交互に切り替わる。なお、画像信
号の信号形態がR,G,B信号別々の3系統となってい
る場合には、フレームメモリは3つ必要であり、R,
G,B信号が複合されて1系統となっている場合には、
フレームメモリ1は1つで構成される。
【0025】メモリ書き込み制御回路2は、フレームメ
モリ1に書き込み制御信号を入力して画像信号のフレー
ムメモリ1への書き込みを制御する。メモリ読み出し制
御回路3は、フレームメモリ1に読み出し制御信号を入
力してフレームメモリ1からのサブフィールド画像ビッ
トデータの読み出しを制御する。
【0026】ライン別最高階調検出回路12は、入力さ
れるデジタル画像信号に対して、1ライン毎に最高階調
を検出し、検出された最高階調レベルをフィールド内ラ
イン別維持放電回数制御回路13に入力する。なお、画
像信号の信号形態がR,G,B信号別々の3系統となっ
ている場合には、3系統全てのデジタル画像信号の中か
ら1ライン毎に最高階調を検出する。
【0027】フィールド内ライン別維持放電回数制御回
路13は、ライン別最高階調検出回路12において、1
ライン内の最高階調が入力画像信号のデジタル変換ビッ
ト数に対応した最大値(図1においては、入力信号が8
ビットなので最大値は255)の場合は、従来通り、図
20に示すように、各サブフィールド毎の維持パルス数
の重み付けにする制御信号をデータ変換回路14に供給
する。
【0028】しかし、1ライン内の最高階調が入力画像
信号のデジタル変換ビット数に対応した最大値に達しな
い場合には、最大値255から1ライン内の最高階調を
差し引いた輝度差に応じて、1ライン内の全ての中間調
表示を行う際に、画像信号の最上位ビットの表示に割り
当てられたサブフィールドから優先して維持放電回数を
減少するように変更する制御信号を、駆動パルス発生回
路4及びデータ変換回路14に供給する。
【0029】駆動パルス発生回路4は、プラズマディス
プレイパネル11を駆動するために、アドレス電極8,
X電極9,Y電極10へ供給する各種駆動パルスを発生
する。即ち、駆動パルス発生回路4は、アドレス電極駆
動回路5にアドレス電極駆動パルスを供給し、X電極駆
動回路6にX電極駆動パルスを供給し、Y電極駆動回路
7にY電極駆動パルスを供給する。1ライン内の最高階
調が入力画像信号のデジタル変換ビット数に対応した最
大値に達しない場合には、駆動パルス発生回路4は、入
力された制御信号に応じて維持放電回数を減少するべ
く、X電極駆動回路6及びY電極駆動回路7を制御す
る。これについては、後に詳述する。
【0030】このようにして、1ライン内の最高階調が
入力画像信号のデジタル変換ビット数に対応した最大値
に達しない場合には、プラズマディスプレイパネル11
における維持放電回数が減少するので、駆動回路部(X
電極駆動回路6及びY電極駆動回路7)で消費する放電
に直接寄与しない無効電力を効率的に減少させることが
できる。
【0031】また、データ変換回路14は、フィールド
内ライン別維持放電回数制御回路13より入力された制
御信号を基にして、フレームメモリ1より読み出された
サブフィールド画像ビットデータを維持放電回数の減少
に応じてデータ変換する。このデータ変換回路14によ
ってデータ変換した画像ビットデータを表示サブフィー
ルドデータと称することとする。データ変換回路14
は、プラズマディスプレイパネル11に表示する際の表
示データ信号となる表示サブフィールドデータをアドレ
ス電極駆動回路5に供給する。
【0032】さらに詳細には、データ変換回路14は、
維持放電回数を減少させたことに応じて、アドレス電極
駆動回路5に入力すべき表示サブフィールドデータの発
生パターンを変換するものである。また、後に詳述する
ように、維持放電回数を減少させたことに応じて、表示
サブフィールドデータの発生パターンを多様化させるこ
とが可能となるので、その複数の発生パターンを適宜に
切り替えて出力するものである。
【0033】次に、本発明のプラズマディスプレイパネ
ル表示装置の駆動方法であり、また、フィールド内ライ
ン別維持放電回数制御回路13による駆動パルス発生回
路4及びデータ変換回路14の制御の詳細について、第
1実施例〜第4実施例に順に説明する。なお、以下に説
明する本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置の
駆動方法の第1〜第4実施例においては、説明を簡略化
するため、入力画像信号が5ビットで32階調の場合に
ついて説明する。従って、入力画像信号が8ビットで2
56階調の場合でも同様である。
【0034】<第1実施例>図2は、入力画像信号が5
ビットで32階調の場合における最高階調(以下、ピー
ク値)と維持放電回数との関係の一例を示している。図
1中のフィールド内ライン別維持放電回数制御回路13
は、ライン別最高階調検出回路12によって検出された
ピーク値に応じて、図2(a)もしくは(b)に示すよ
うな維持放電回数とするよう駆動パルス発生回路4を制
御する。
【0035】この例では、32階調を5個のサブフィー
ルド(SF1〜SF5)に分割している。サブフィール
ドSF1〜SF5の下に示している数字は、各サブフィ
ールドの本来の維持放電回数を表している。また、それ
ぞれの区画に示す数字は、1ライン内の各ピーク値にお
ける、維持放電回数を減少させた各サブフィールドの維
持放電回数を示している。なお、図20で説明したよう
に、実際には、図2に示す維持放電回数のN倍の維持放
電回数(パルス数)を印加する。従って、図2に示す数
字は実際には維持放電回数比を表すが、簡略化のため、
維持放電回数として説明することとする。
【0036】図2(a)に示す第1モードは、画像信号
のそれぞれのフィールドにおいて、1ライン内のピーク
値が入力画像信号のデジタル変換ビット数に対応した最
大値(この場合は31)に達しないことが判明したライ
ンに対して、画像信号の最上位ビットの表示に割り当て
られたサブフィールド(この場合はSF5)から優先し
て維持放電回数を減少するように変更した場合の各ピー
ク値に対する各サブフィールドの維持放電回数を表して
いる。
【0037】即ち、ピーク値が31であれば、各サブフ
ィールドの維持放電回数は変更しない。例えばピーク値
が30であれば、最大値である31から30を差し引い
た1だけ、最上位ビットの表示に割り当てられたサブフ
ィールドSF5より1を減じるので、SF1〜SF5ま
での各サブフィールドの維持放電回数は、1,2,4,
8,15となる。同様に、ピーク値が29であれば、サ
ブフィールドSF5より2を減じて、SF1〜SF5ま
での各サブフィールドの維持放電回数は、1,2,4,
8,14となる。
【0038】そして、ピーク値15のように、優先して
減少させるサブフィールドSF5の維持放電回数が0に
なったら、次に優先するサブフィールドSF4の維持放
電回数を同様にして減少させていく。このように、第1
モードでは、最上位ビットの表示に割り当てられたサブ
フィールドSF5より最下位ビットの表示に割り当てら
れたサブフィールドSF1に向かって維持放電回数を減
少させていくに際し、そのサブフィールドでの維持放電
回数が0となったら順次、次の下位ビットのサブフィー
ルドの維持放電回数を減少させるよう維持放電回数を変
更する。
【0039】図2(b)に示す第2モードでは、第1モ
ードと同様、サブフィールドSF5から優先して維持放
電回数を減少させていくが、ピーク値が20の場合のよ
うに、サブフィールドSF5の維持放電回数がサブフィ
ールドSF4の維持放電回数より少なくなったら、ピー
ク値19では、サブフィールドSF4とSF5の維持放
電回数が等しくなるようにサブフィールドSF4の維持
放電回数を減じるようにする。さらに、ピーク値10の
ように、サブフィールドSF3の維持放電回数がサブフ
ィールドSF4,SF5の維持放電回数より少なくなっ
たら、ピーク値9では、サブフィールドSF3〜SF5
の維持放電回数が等しくなるようにサブフィールドSF
3の維持放電回数を減じるようにする。
【0040】このように、第2モードでは、第1モード
のように維持放電回数が0となったら順次、次の下位ビ
ットのサブフィールドの維持放電回数を減少させるので
はなく、最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィ
ールドSF5より最下位ビットの表示に割り当てられた
サブフィールドSF1に向かって維持放電回数を減少さ
せていくに際し、そのサブフィールドでの維持放電回数
と次の下位ビットのサブフィールドの維持放電回数との
関係により、即ち、そのサブフィールドでの維持放電回
数が次の下位ビットのサブフィールドの維持放電回数よ
り少なくなったら、維持放電回数を減少させるサブフィ
ールドを順次、次の下位ビットのサブフィールドに移し
ていくように維持放電回数を変更する。
【0041】このようにすると、サブフィールドSF3
〜SF5の維持放電回数は、多くのピーク値においてほ
ぼ等しくなる。なお、サブフィールドSF5の維持放電
回数が0となるのは、ピーク値が4以下の場合である。
【0042】第1実施例では、図2(a),(b)に示
す第1,第2モードのようにして、最高階調が入力画像
信号のビット数に対応した最大値に達しないラインに対
しては、1ライン内の全ての中間調表示を行う際に、最
大値から最高階調を差し引いた輝度に相当する分だけ、
最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィールドか
ら優先して維持放電回数を減少させる。従って、1ライ
ン内のピーク値が小さくなればなる程、維持放電回数の
重み付けの多いサブフィールドにおける維持放電回数が
減少するので、1ライン内のピーク値に応じて、駆動回
路部で消費する放電に直接寄与しない無効電力を大幅に
減少させることができる。
【0043】さらに、図3を用いて階調と表示サブフィ
ールドデータの発生パターンとの関係について説明す
る。図3において、(a)は、1ライン内のピーク値が
入力画像信号の最大値31と一致している場合の、それ
ぞれの階調における表示サブフィールドデータの発生パ
ターンを、(b)は1ライン内のピーク値が29の場合
の、それぞれの階調における表示サブフィールドデータ
の発生パターンを示している。なお、図3において、○
は表示サブフィールドデータありを示しており、空白は
表示サブフィールドデータなしを示している。
【0044】図3(a)に示す1ライン内のピーク値が
31の場合には、従来と全く同じであり、階調31から
階調0までの表示サブフィールドデータの発生パターン
は図示の如くである。この場合、階調16付近の画像が
広い領域を占めると、特に動画時に等高線のような疑似
輪郭状の色ノイズや輝度ノイズが発生しやすくなる。こ
れは、階調16における表示サブフィールドデータの発
生パターンが、図3(a)に示すように、サブフィール
ドSF1〜SF4までが表示サブフィールドデータなし
となり、最上位のサブフィールドSF5のみに偏ってし
まうためである。
【0045】このため、視線が動画の動きに追従する
と、フィールド内で画像が完成する前に違う場所に視線
が動くことになり、上記のノイズが認識されることにな
る。この現象では、主として維持放電回数の重み付け最
大のサブフィールド(ここではSF5)が単独で選択さ
れる階調付近の画像で、ノイズの妨害が特に目立つ傾向
となる。
【0046】図3(b)に示す1ライン内のピーク値が
29の場合には、前述のように、最大値31からピーク
値29を差し引いた2階調分だけ、最上位ビットの表示
に割り当てたサブフィールドSF5の維持放電回数を減
少させて表示する。従って、サブフィールドSF5の維
持放電回数は14となる。このようにサブフィールドS
F5の維持放電回数を変更すると、一例として図3
(a)に示すピーク値31のときの階調29と図3
(b)に示すピーク値29のときの階調29とを比較す
れば分かるように、表示サブフィールドデータの発生パ
ターンは異なる。このように、データ変換回路14は、
維持放電回数の変更(減少)に応じて、表示サブフィー
ルドデータの発生パターンを変換する。
【0047】しかも、階調14から階調16までの表示
サブフィールドデータの発生パターンは、第1パターン
と第2パターンの2通り存在することになる。例えば、
階調14では、サブフィールドSF5のみに表示サブフ
ィールドデータを発生する第1パターンと、サブフィー
ルドSF2〜SF4の全てに表示サブフィールドデータ
を発生する第2パターンとを選択することができる。
【0048】従って、データ変換回路14によって、ア
ドレス駆動回路5に入力すべきサブフィールド画像ビッ
トデータを変換し、さらには、それぞれの階調におい
て、これらの複数の発生パターンの内、疑似輪郭状ノイ
ズが発生しにくい発生パターンを選択することが可能と
なる。また、表示サブフィールドデータの発生パターン
を、例えば同じピーク値どうしでライン毎に変更するこ
とにより、上述した動画時の疑似輪郭状ノイズを大きく
減少させることが可能となる。広範囲に同じ階調(ピー
ク値)が続いた場合には、表示サブフィールドデータの
発生パターンを適宜に分散させ、疑似輪郭状ノイズを減
少させることができる。
【0049】このようにして本発明では、階調16付近
の画像が広い領域を占める場合でも、1ライン内のピー
ク値が31に満たない場合に上記の制御を施せば、維持
放電回数の重み付けが最大のサブフィールドが単独で選
択される確率が激減し、動画像における疑似輪郭やフリ
ッカ等の画像妨害を著しく減少させることができる。
【0050】上記のような動画像における疑似輪郭やフ
リッカ等の画像妨害は、上位サブフィールドが単独で選
択される階調付近だけでなく、全体的に暗い画像やフェ
ードイン・フェードアウト及びシーンチェンジの場合に
おいても目立つ傾向にある。従って、本発明は、このよ
うな場合にも動画像妨害を著しく減少させることができ
る。
【0051】ここでは、1ライン内のピーク値が29の
場合について示したが、1ライン内のピーク値が31に
満たない他の場合でも同様に、動画時の疑似輪郭状ノイ
ズの軽減効果を発揮することができる。図4は図2の第
1モードにおけるピーク値が19の場合の表示サブフィ
ールドデータの発生パターン、図5は図2の第2モード
におけるピーク値が19の場合の表示サブフィールドデ
ータの発生パターンを示している。
【0052】図4に示す第1モードにおいては、階調4
から階調15までの領域における表示サブフィールドデ
ータの発生パターンが2通り存在する。また、図5に示
す第2モードにおいては、階調6から階調13までの領
域における表示サブフィールドデータの発生パターンが
2もしくは3通り存在する。
【0053】このように複数の発生パターンが存在する
領域の階調では、サブフィールドの選択確率が集中しな
いよう、ほぼ等しくなるように分散させて表示を行うよ
うに制御する。また、上述のように、同一のピーク値が
続くライン毎に対して発生パターンを適宜組み合わせる
ことにより、動画時の疑似輪郭状ノイズの発生を激減さ
せることができる。さらに、フェードイン・フェードア
ウト及びシーンチェンジ時には、1ライン内のピーク値
が徐々に小さく変化するため、上記の制御を繰り返し施
せば、サブフィールドの選択確率が時間軸領域にも分散
され、動画像妨害を効果的に減少させることができる。
【0054】ここで、各ライン毎のピーク値が異なる場
合の維持放電期間の駆動波形の一例を図6に示す。な
お、図6は図16に示す駆動波形に基づいたものであ
る。本発明によれば、各ライン毎のピーク値に応じて維
持放電回数を減少させて表示するので、従来の図16の
ようにイレーズパルスの位置は同一ではなく、イレーズ
パルスの位置が異なっていることが分かる。図示してい
ないが、図17〜図19に示す駆動波形に本発明を適用
した場合も同様、イレーズパルスの位置は各ライン毎の
ピーク値に応じて変化することになる。特に、図17や
図19の駆動波形の場合には、イレーズパルスの印加後
にY電極10へのサステインパルスの印加を停止するた
め、これを各ライン毎に必要最小限のサステインパルス
数にすることができ、全体的に暗い画像になればなる
程、放電に寄与しない無効電力を大幅に低減することが
可能である。
【0055】以上のように、本発明の第1実施例では、
1ライン内の入力画像信号のピーク値が入力画像信号の
デジタル変換ビット数に対応した最大値に達しないライ
ンに対して、入力画像信号のデジタル変換ビット数の最
大値からピーク値を差し引いた輝度に応じて、画像信号
の最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィールド
から優先して維持放電回数を減少するよう制御するの
で、駆動回路部で消費する放電に直接寄与しない無効電
力を大幅に減少させることができる。
【0056】しかも、維持放電回数を減少することに応
じて、表示サブフィールドデータの発生パターンを変更
させたり、増加させたりすることができるので、維持放
電回数の重み付けが最大のサブフィールドが単独で選択
される確率が激減し、動画像における疑似輪郭やフリッ
カ等の画像妨害を著しく減少させることができる。ま
た、全体的に画像が暗い場合や、フェードイン・フェー
ドアウト及びシーンチェンジ時においても、動画像妨害
を減少させることができ、高画質な画像表示を行うこと
が可能となる。
【0057】<第2実施例>第2実施例は、基本的な考
え方は第1実施例と同様であるが、画像信号の最上位ビ
ットの表示に割り当てられたサブフィールドが、他の画
像ビットの表示に割り当てられたサブフィールドにもま
たがっている場合を示している。
【0058】具体的には、第2実施例である図7は、入
力画像信号が5ビットで32階調の場合、最上位ビット
と2番目の上位ビットの表示に割り当てられたサブフィ
ールドの維持放電回数を加算して均等に4で分割して分
散した場合を示している。この例では、32階調を7個
のサブフィールド(SF1〜SF7)に分割して変換す
る。サブフィールドSF1〜SF7の下に示している数
字は、各サブフィールドの本来の維持放電回数を表して
いる。また、それぞれの区画に示す数字は、1ライン内
の各ピーク値における、維持放電回数を減少させた各サ
ブフィールドの維持放電回数を示している。ここでも実
際には、数字は維持放電回数比を表すが、簡略化のた
め、維持放電回数として説明することとする。
【0059】図7(a)に示す第1モードは、1ライン
内のピーク値が入力画像信号のデジタル変換ビット数に
対応した最大値(この場合は31)に達しないことが判
明したラインに対して、画像信号の最上位ビットの表示
に割り当てられたサブフィールドSF4〜SF7の内の
SF7から優先して維持放電回数を減少するように変更
した場合の各ピーク値に対する各サブフィールドの維持
放電回数を表している。第1モードでは、サブフィール
ドSF7よりサブフィールドSF1に向かって、そのサ
ブフィールドでの維持放電回数が0となったら順次、次
の下位のサブフィールドの維持放電回数を減少させるよ
う維持放電回数を変更する。
【0060】図7(b)に示す第2モードでは、第1モ
ードのように維持放電回数が0となったら順次、次の下
位のサブフィールドの維持放電回数を減少させるのでは
なく、最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィー
ルドSF4〜SF7の内のSF7より最下位ビットの表
示に割り当てられたサブフィールドSF1に向かって維
持放電回数を減じていくのに際し、そのサブフィールド
での維持放電回数が次の下位のサブフィールドの維持放
電回数より少なくなったら、維持放電回数を減少させる
サブフィールドを順次、次の下位のサブフィールドに移
していくように維持放電回数を変更する。
【0061】この場合、サブフィールドSF7の維持放
電回数が0となるのは、ピーク値が6以下の場合であ
る。
【0062】第2実施例でも、図7(a),(b)に示
す第1,第2モードのようにして、最高階調が入力画像
信号のビット数に対応した最大値に達しないラインに対
しては、1ライン内の全ての中間調表示を行う際に、最
大値から最高階調を差し引いた輝度に応じて、最上位ビ
ットの表示に割り当てられたサブフィールドより優先的
に維持放電回数を減少させる。従って、1ライン内のピ
ーク値が小さくなればなる程、維持放電回数の重み付け
の多いサブフィールドにおける維持放電回数が減少する
ので、1ライン内のピーク値に応じて、駆動回路部で消
費する放電に直接寄与しない無効電力を大幅に減少させ
ることができる。
【0063】さらに、図8を用いて階調と表示サブフィ
ールドデータの発生パターンとの関係について説明す
る。図8において、(a)に示す第1モード及び(b)
に示す第2モードは、図7(a),(b)に示す第1モ
ード及び第2モードにおける画像領域のピーク値が19
の場合の、表示サブフィールドデータの発生パターンの
代表例を示している。サブフィールドSF1〜SF7の
下に示している数字は、画像領域のピーク値が19の場
合の各サブフィールドの維持放電回数を表しており、区
画中の○は、表示サブフィールドデータありを示してい
る。また、選択数として示している数字は、各階調にお
ける発生パターンの組み合わせ総数(選択可能な数)を
示している。
【0064】第2実施例でも、図8(a),(b)に示
すように、複数の発生パターンが存在する階調では、ラ
イン毎に発生パターンをほぼ同確率で分散させて組み合
わせることにより、動画時の疑似輪郭状ノイズの発生を
激減させることができる。さらに、フェードイン・フェ
ードアウト及びシーンチェンジ時には、1ライン内のピ
ーク値が徐々に小さく変化するため、上記の制御を繰り
返し施せば、サブフィールドの選択確率が時間軸領域に
も分散され、動画像妨害を効果的に減少させることがで
きる。
【0065】特に、図8(b)に示す第2モードの場合
は、低階調時においても各サブフィールドの利用効率が
よく、各発生パターンが多いのでそれらを大きく分散さ
せることができるため、第1モードよりもその効果が大
きい。なお、表示サブフィールドデータの発生パターン
が多数存在する場合には、それらの全てを用いなくても
よく、それらの内の好ましい一部の発生パターンを用い
てもよいことは当然である。
【0066】このように、第2実施例では、画像信号の
最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィールド
が、他の画像ビットの表示に割り当てられたサブフィー
ルドにもまたがるようにし、1ライン内の入力画像信号
のピーク値が入力画像信号のデジタル変換ビット数に対
応した最大値に達しないラインに対して、入力画像信号
のデジタル変換ビット数の最大値からピーク値を差し引
いた輝度に応じて、画像信号の最上位ビットの表示に割
り当てられたサブフィールドから優先して維持放電回数
を減少するよう制御するので、駆動回路部で消費する放
電に直接寄与しない無効電力を大幅に減少させることが
できる。
【0067】しかも、表示サブフィールドデータの発生
パターンが第1実施例よりもさらに増加するので、維持
放電回数の重み付けが最大のサブフィールドが単独で選
択される確率が激減し、動画像における疑似輪郭やフリ
ッカ等の画像妨害をさらに著しく減少させることができ
る。また、全体的に画像が暗い場合や、フェードイン・
フェードアウト及びシーンチェンジ時においても、動画
像妨害を減少させることができ、高画質な画像表示を行
うことが可能となる。
【0068】<第3実施例>第3実施例は、基本的な考
え方は第1実施例と同様であるが、画像信号の最上位ビ
ットの表示に割り当てられたサブフィールドが、さらに
複数のサブフィールドに分割されている場合を示してい
る。
【0069】具体的には、第3実施例である図9,図1
0は、入力画像信号が5ビットで32階調の場合、図2
における最上位ビットの表示に割り当てられたサブフィ
ールドSF5が、さらに3個もしくは2個のサブフィー
ルドに分割され、サブフィールドSF5〜SF7もしく
はサブフィールドSF5,SF6となっている場合を示
している。なお、図9は、各サブフィールドSF5〜S
F7の維持放電回数に重み付けがあり、維持放電回数
3,5,8のように均等でない場合の例であり、図10
は、図2におけるサブフィールドSF5の維持放電回数
が8ずつに均等に分割され、サブフィールドSF5,S
F6とされている例である。
【0070】これらの例では、32階調を7個のサブフ
ィールド(SF1〜SF7)もしくは6個のサブフィー
ルド(SF1〜SF6)に分割して変換する。サブフィ
ールドSF1〜SF7,SF1〜SF6の下に示してい
る数字は、各サブフィールドの本来の維持放電回数を表
している。また、それぞれの区画に示す数字は、1ライ
ン内の各ピーク値における、維持放電回数を減少させた
各サブフィールドの維持放電回数を示している。ここで
も実際には、数字は維持放電回数比を表すが、簡略化の
ため、維持放電回数として説明することとする。
【0071】図9(a)に示す第1モードは、1ライン
内のピーク値が入力画像信号のデジタル変換ビット数に
対応した最大値(この場合は31)に達しないことが判
明したラインに対して、画像信号の最上位ビットの表示
に割り当てられ、維持放電回数の重み付けの多いサブフ
ィールドSF7から優先して維持放電回数を減少するよ
うに変更した場合の各ピーク値に対する各サブフィール
ドの維持放電回数を表している。第1モードでは、サブ
フィールドSF7よりサブフィールドSF1に向かって
維持放電回数を減少させていくに際し、そのサブフィー
ルドでの維持放電回数が0となったら順次、次の下位の
サブフィールドの維持放電回数を減少させるよう維持放
電回数を変更する。
【0072】図9(b)に示す第2モードでは、第1モ
ードのように、画像信号の最上位ビットの表示に割り当
てられたサブフィールドSF5〜SF7を単純に優先す
るのではなく、サブフィールドSF1〜SF7におい
て、維持放電回数の重み付けの大きい順に維持放電回数
を減少させていく。今までの例では、画像信号の最上位
ビットの表示に割り当てられたサブフィールドは、維持
放電回数の重み付けが最も大きいサブフィールドであっ
たが、図9のように、サブフィールドSF4の維持放電
回数がサブフィールド5の維持放電回数より多い場合に
は、維持放電回数の重み付けの大きいサブフィールドを
優先してもよい。
【0073】例えばピーク値が30であれば、最大値で
ある31から30を差し引いた1だけ、最上位ビットの
表示に割り当てられたサブフィールドSF7より1を減
じるので、SF1〜SF7までの各サブフィールドの維
持放電回数は、1,2,4,8,3,5,7となる。そ
して、ピーク値が29であれば、サブフィールドSF4
より1を減じて、SF1〜SF7までの各サブフィール
ドの維持放電回数を、1,2,4,7,3,5,7とす
る。
【0074】この例では、それぞれのピーク値におい
て、各サブフィールドの維持放電回数が同一である場合
には、より上位のビットの表示に割り当てられたサブフ
ィールドより維持放電回数を減少させている。即ち、ピ
ーク値25におけるサブフィールドSF4,SF6,S
F7における維持放電回数はそれぞれ5であるので、ピ
ーク値24では、最上位のサブフィールドSF7より1
を減じている。このように、各サブフィールドの維持放
電回数が同一の場合には、その下のピークにおいては、
いずれのサブフィールドより維持放電回数を減少させて
もよい。ピーク値24におけるサブフィールドSF4,
SF6,SF7における維持放電回数をそれぞれ、4,
5,5あるいは5,4,5とすることも可能である。ま
た、これらを同一のピーク値が続くライン毎に対して適
宜に分散させてもよい。
【0075】このように、第2モードでは、それぞれの
ピーク値における維持放電回数の重み付けの大きさを考
慮し、維持放電回数の重み付けの大きい順に維持放電回
数を減少させていく。この場合、サブフィールドSF7
の維持放電回数が0となるのは、ピーク値が6以下の場
合である。
【0076】さらに、図10においても、(a)に示す
第1モードは、最上位ビットの表示に割り当てられ、維
持放電回数の重み付けの多いサブフィールドSF6から
優先して維持放電回数を減少するように変更するもので
あり、(b)に示す第2モードは、最上位ビットの表示
に割り当てられたサブフィールドSF6より最下位ビッ
トの表示に割り当てられたサブフィールドSF1に向か
って維持放電回数を減少させていくに際し、そのサブフ
ィールドでの維持放電回数が次の下位のサブフィールド
の維持放電回数より少なくなったら、維持放電回数を減
少させるサブフィールドを順次、次の下位のサブフィー
ルドに移していくように維持放電回数を変更する。
【0077】第3実施例でも、図9及び図10の
(a),(b)に示す第1,第2モードのようにして、
最高階調が入力画像信号のビット数に対応した最大値に
達しないラインに対しては、1ライン内の全ての中間調
表示を行う際に、最大値から最高階調を差し引いた輝度
に応じて、最上位ビットの表示に割り当てられたサブフ
ィールドより優先的に、あるいは、維持放電回数の重み
付けの大きい順に維持放電回数を減少させる。従って、
1ライン内のピーク値が小さくなればなる程、維持放電
回数の重み付けの多いサブフィールドにおける維持放電
回数が減少するので、1ライン内のピーク値に応じて、
駆動回路部で消費する放電に直接寄与しない無効電力を
大幅に減少させることができる。
【0078】さらに、図11を用いて階調と表示サブフ
ィールドデータの発生パターンとの関係について説明す
る。図11は、図9及び図10の第1モードと第2モー
ドにおける画像領域のピーク値が19の場合の各階調に
おける発生パターンの組み合わせ総数(選択パターン
数)を表している。各モード共に、複数の選択パターン
が存在する階調で、最も好ましい発生パターンを選択し
たり、さらには、ライン毎に各発生パターンをほぼ同確
率で分散させることにより、動画時の疑似輪郭状ノイズ
を大幅に軽減することができる。
【0079】特に、図9(b)に示す第2モードの場合
は、低階調時においても各サブフィールドの利用効率が
よく、各発生パターンが多いのでそれらを大きく分散さ
せることができるため、その他のモードよりもその効果
が大きい。
【0080】<第4実施例>図12に示す第4実施例
は、基本的な考え方は第3実施例における図10と同様
であるが、下位の3サブフィールドSF1〜SF3につ
いては維持放電回数の変更を行わない例を示している。
図12において、(a),(b)はそれぞれ上述と同様
の第1モード,第2モードを示している。このように、
元々維持放電回数の少ない下位のサブフィールドについ
ては維持放電回数の変更を行わず、上位のサブフィール
ドについてのみ維持放電回数の変更を行っても、第1〜
第3実施例と同様の効果を奏することができる。
【0081】以上のようにして、本発明のプラズマディ
スプレイパネル表示装置及びその駆動方法によれば、最
高階調が画像信号のデジタル変換ビット数に対応した最
大値に達しないラインに対して、1ライン内の全ての中
間調表示を行う際に、最大値と最高階調との輝度差に応
じて、画像信号の最上位ビットの表示に割り当てられた
サブフィールドから優先して維持放電回数を減少した
り、維持放電回数の重み付けの大きい順に維持放電回数
を減少するよう制御することにより、駆動回路部で消費
する放電に直接寄与しない無効電力を効率的に減少させ
ることができる。
【0082】さらに、維持放電回数の減少に応じて、プ
ラズマディスプレイパネル11に供給する画像ビットデ
ータの発生パターンを変換することにより、動画像の疑
似輪郭やフリッカを減少させることができ、全体的に暗
い画像やフェードイン・フェードアウト及びシーンチェ
ンジの場合においても疑似輪郭やフリッカを減少させる
ことができ良好な表示品質を保つことができる。
【0083】ところで、本発明のプラズマディスプレイ
パネル表示装置は、図1に示す実施例に限定されること
はない。例えば、データ変換回路14には、フィールド
内ライン別維持放電回数制御回路13より出力された制
御信号を入力しているが、ライン別最高階調検出回路1
2の出力を入力することにより、同様に表示サブフィー
ルドデータの発生パターンを変更することも可能であ
る。回路構成については種々変更可能である。
【0084】また、本実施例では、表示サブフィールド
データの発生パターンは、維持放電回数が完全に同一の
ものを選択するようにしたが、特に上位ビットの表示に
割り当てられたサブフィールドにおいては、維持放電回
数が極めて多いので、本来の維持放電回数でなくても視
覚上問題を発生しない。従って、表示サブフィールドデ
ータの複数の発生パターンを選択する際には、維持放電
回数がほぼ同一のものを含めてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
ラズマディスプレイパネル表示装置及びその駆動方法
は、最高階調が画像信号のデジタル変換ビット数に対応
した最大値に達しないラインに対して、1ライン内の全
ての中間調表示を行う際に、最大値と最高階調との輝度
差に応じて、画像信号の最上位ビットの表示に割り当て
られたサブフィールドから優先して維持放電回数を減少
したり、維持放電回数の重み付けの大きい順に維持放電
回数を減少するよう構成したので、駆動回路部で消費す
る放電に直接寄与しない無効電力を効率的に減少させる
ことができる。さらに、維持放電回数の減少に応じて、
プラズマディスプレイパネルに供給する画像ビットデー
タの発生パターンを変換することにより、動画像の疑似
輪郭やフリッカを減少させることができ、全体的に暗い
画像やフェードイン・フェードアウト及びシーンチェン
ジの場合においても疑似輪郭やフリッカを減少させるこ
とができ良好な表示品質を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第1実施例を説明するための図である。
【図3】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第1実施例を説明するための図である。
【図4】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第1実施例を説明するための図である。
【図5】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第1実施例を説明するための図である。
【図6】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
及びその駆動方法の駆動波形の一例を示す図である。
【図7】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第2実施例を説明するための図である。
【図8】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第2実施例を説明するための図である。
【図9】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装置
の駆動方法の第3実施例を説明するための図である。
【図10】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装
置の駆動方法の第3実施例を説明するための図である。
【図11】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装
置の駆動方法の第3実施例を説明するための図である。
【図12】本発明のプラズマディスプレイパネル表示装
置の駆動方法の第4実施例を説明するための図である。
【図13】従来のプラズマディスプレイパネル表示装置
の一例を示すブロック図である。
【図14】プラズマディスプレイパネル表示装置による
表示動作を説明するための駆動波形の一例を示す図であ
る。
【図15】図14に示す維持放電期間の駆動波形を詳細
に示す図である。
【図16】図14に示す維持放電期間の駆動波形を詳細
に示す図である。
【図17】図14に示す維持放電期間の駆動波形を詳細
に示す図である。
【図18】プラズマディスプレイパネル表示装置による
表示動作を説明するための駆動波形の他の一例を示す図
である。
【図19】プラズマディスプレイパネル表示装置による
表示動作を説明するための駆動波形のさらに他の一例を
示す図である。
【図20】サブフィールド分割による中間調表示をする
場合の動作の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 メモリ書き込み制御回路 3 メモリ読み出し制御回路 4 駆動パルス発生回路 5 アドレス電極駆動回路 6 X電極駆動回路 7 Y電極駆動回路 8 アドレス電極 9 X電極 10 Y電極 11 プラズマディスプレイパネル 12 ライン別最高階調検出回路 13 フィールド内ライン別維持放電回数制御回路 14 データ変換回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うように駆動するプラズマディス
    プレイパネル表示装置において、 前記画像信号のそれぞれのフィールドで、1ライン毎に
    最高階調を検出するライン別最高階調検出回路と、 前記ライン別最高階調検出回路による検出の結果、前記
    最高階調が前記画像信号のデジタル変換ビット数に対応
    した最大値に達しないラインに対して、そのライン内の
    全ての中間調表示を行う際に、前記最大値と前記最高階
    調との輝度差に応じて、前記画像信号の最上位ビットの
    表示に割り当てられたサブフィールドから優先して維持
    放電回数を減少するよう制御するフィールド内ライン別
    維持放電回数制御回路とを備えて構成したことを特徴と
    するプラズマディスプレイパネル表示装置。
  2. 【請求項2】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うように駆動するプラズマディス
    プレイパネル表示装置において、 前記画像信号のそれぞれのフィールドで、1ライン毎に
    最高階調を検出するライン別最高階調検出回路と、 前記ライン別最高階調検出回路による検出の結果、前記
    最高階調が前記画像信号のデジタル変換ビット数に対応
    した最大値に達しないラインに対して、そのライン内の
    全ての中間調表示を行う際に、前記最大値と前記最高階
    調との輝度差に応じて、前記サブフィールドにおける維
    持放電回数の重み付けの大きいサブフィールドの順に維
    持放電回数を減少するよう制御するフィールド内ライン
    別維持放電回数制御回路とを備えて構成したことを特徴
    とするプラズマディスプレイパネル表示装置。
  3. 【請求項3】前記維持放電回数の減少に応じて、前記画
    像信号の画像ビットデータの発生パターンを変換するデ
    ータ変換回路をさらに備えることを特徴とする請求項1
    または2のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネ
    ル表示装置。
  4. 【請求項4】前記データ変換回路は、前記画像信号の画
    像ビットデータの発生パターンを複数有し、この複数の
    発生パターンを切り替えることを特徴とする請求項3記
    載のプラズマディスプレイパネル表示装置。
  5. 【請求項5】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うように駆動するプラズマディス
    プレイパネル表示装置の駆動方法において、 前記画像信号のそれぞれのフィールドで、1ライン毎に
    最高階調を検出すると共に、前記最高階調が前記画像信
    号のデジタル変換ビット数に対応した最大値に達しない
    ラインに対して、そのライン内の全ての中間調表示を行
    う際に、前記最大値と前記最高階調との輝度差に応じ
    て、前記画像信号の最上位ビットの表示に割り当てられ
    たサブフィールドから優先して維持放電回数を減少する
    よう制御することを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】1フィールドを複数のサブフィールドに分
    割して画像信号の中間調表示を行うようにし、前記サブ
    フィールドを少なくともアドレス期間と維持放電期間と
    で構成し、前記維持放電期間において前記画像信号の中
    間調表示に必要な回数だけ前記サブフィールド毎に重み
    付けして維持放電を行うように駆動するプラズマディス
    プレイパネル表示装置の駆動方法において、 前記画像信号のそれぞれのフィールドで、1ライン毎に
    最高階調を検出すると共に、前記最高階調が前記画像信
    号のデジタル変換ビット数に対応した最大値に達しない
    ラインに対して、そのライン内の全ての中間調表示を行
    う際に、前記最大値と前記最高階調との輝度差に応じ
    て、前記サブフィールドにおける維持放電回数の重み付
    けの大きいサブフィールドの順に維持放電回数を減少す
    るよう制御することを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネル表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】前記維持放電回数の減少に応じて、前記画
    像信号の画像ビットデータの発生パターンを変換するこ
    とを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイパネル表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】前記画像信号の画像ビットデータの発生パ
    ターンを複数有し、この複数の発生パターンを切り替え
    ることを特徴とする請求項7記載のプラズマディスプレ
    イパネル表示装置の駆動方法。
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