JPH1165248A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1165248A
JPH1165248A JP9218782A JP21878297A JPH1165248A JP H1165248 A JPH1165248 A JP H1165248A JP 9218782 A JP9218782 A JP 9218782A JP 21878297 A JP21878297 A JP 21878297A JP H1165248 A JPH1165248 A JP H1165248A
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JP
Japan
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developer
developing
container
toner
port
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JP9218782A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Suga
芳春 須賀
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1165248A publication Critical patent/JPH1165248A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤補給口から現像容器内への新規現像剤
の補給時に現像剤が流動して現像剤排出口から排出され
るのを防止すること。 【解決手段】 現像領域Q2にトナーおよびキャリアか
ら成る2成分現像剤を搬送する現像ロールR0と、前記
現像ロールR0に前記現像剤を供給する現像剤撹拌搬送
部材(R1+R2)と、前記現像ロールR0、2成分現像
剤および現像剤撹拌搬送部材(R1+R2)を収容し且つ
容器内に現像剤を補給するための現像剤補給口48およ
び容器内の現像剤を排出するための現像剤排出口49が
設けられた現像容器41と、新規現像剤を前記現像剤補
給口48から前記現像容器41内に補給する現像剤補給
装置H1と、前記現像剤補給口48から前記現像容器4
1内に新規現像剤が補給される時、前記現像剤排出口4
9の開口部面積が小さくなるように作動する排出口面積
調節部材59とを備えた現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
レーザープリンタ等の画像形成装置において、像担持体
上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置
に関し、特に、トナー及びキャリアからなる2成分現像
剤を使用する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式複写機等において、トナーと
キャリアとからなる2成分現像剤で感光体表面の静電潜
像の可視化、すなわち現像を行う現像装置が用いられて
いる。このような現像装置においては、トナーは現像動
作によって消費されていく一方、キャリアは消費されず
に現像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナー
と共に攪拌されるキャリアは攪拌時間が長くなるにつれ
て、表面へのトナーの粘着といった事態が生じて汚染さ
れ劣化する。このために、現像剤の帯電性能が徐々に低
下することにより、かぶり等の画質欠陥を生じて、画質
を低下させる原因になっている。
【0003】前記かぶり等の画質欠陥が生じないように
するため、定期的に現像容器内の現像剤を交換する必要
があった。そして、その現像剤を交換するためのメンテ
ナンスが面倒であった。そこで現像剤の無交換を目的
に、キャリアとトナーを現像容器内の現像容器に補給
し、帯電性能の低下した劣化現像剤を現像容器より排出
し、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置が提案
されている。この種の技術は、従来、「トリックル現像
方式」と呼ばれており、下記の技術(J01),(J02)
が知られている。
【0004】(J01)特公平2−21591号(特開昭
59ー100471号)公報記載の技術 この公報に記載された技術は、消費されるトナーの補給
とは別に新しいキャリアを現像容器内に補給し、過剰と
なった現像容器内の現像剤が、現像容器壁面に設けられ
ている現像剤排出口からオーバーフローして排出され、
現像剤回収容器に回収される。このようなキャリア及び
劣化現像剤の補給・排出が繰り返されることによって、
現像容器内で汚染され劣化していく現像剤が、新たに供
給されるトナーおよびキャリアに置換されていく。これ
により、現像剤の帯電性能を維持し、画質の低下を抑え
るようになっている。
【0005】(J02)特開平5−289506号公報記
載の技術 この公報に記載された技術は、現像剤排出口にシャッタ
部材駆動手段により開閉可能なシャッタ部材を設けて、
現像装置の駆動モータの停止時には前記シャッタを閉じ
ることにより、画像形成装置の移動等において現像装置
に衝撃が加わっても、必要な現像剤が現像剤排出口から
排出されないようしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J01),(J02)の問題点)前記(J01),
(J02)で提案されたようなトリックル現像方式の現像
装置においては、現像容器は、容器内へ現像剤を補給す
る現像剤補給口と容器内の余剰現像剤を外に排出する現
像剤排出口とを有している。前記現像剤排出口および現
像剤補給口は、設計の都合上隣接した位置に配置する場
合がある。前記現像剤補給口および現像剤排出口を互い
に隣接した位置に配置した場合、現像剤補給口から現像
容器内に補給された現像剤が、補給された直後に前記現
像剤排出口から排出されてしまうことがある。この場
合、現像剤が無駄に消費(排出)されてしまうという問
題点がある。本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)
の記載内容を課題とする。 (O01)現像剤補給口から現像容器内への新規現像剤の
補給時に現像剤が流動して現像剤排出口から排出される
のを防止すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の現像装置は、下記の要件を備えたこ
とを特徴とする、(A01)現像領域(Q2)にトナーお
よびキャリアから成る2成分現像剤を搬送する現像ロー
ル(R0)、(A02)前記現像ロール(R0)に前記現像
剤を供給する現像剤撹拌搬送部材(R1+R2)、(A0
3)前記現像ロール(R0)、2成分現像剤および現像剤
撹拌搬送部材(R1+R2)を収容し且つ容器内に現像剤
を補給するための現像剤補給口(48)および容器内の
現像剤を排出するための現像剤排出口(49)が設けら
れた現像容器(41)、(A04)新規現像剤を前記現像
剤補給口(48)から前記現像容器(41)内に補給す
る現像剤補給装置(H1)、(A05)前記現像剤補給口
(48)から前記現像容器(41)内に新規現像剤が補
給される時、前記現像剤排出口(49)の開口部面積が
小さくなるように作動する排出口面積調節部材(59,
79,87,88)。
【0009】(第1発明の作用)前記課題を解決するた
めに、本発明の現像装置では、現像剤補給口(48)お
よび現像剤排出口(49)を有する現像容器(41)に
収容される現像剤撹拌搬送部材(R1+R2)は、現像ロ
ール(R0)に現像剤を供給する。現像ロール(R0)
は、現像領域(Q2)にトナーおよびキャリアから成る
2成分現像剤を搬送する。前記現像領域(Q2)に搬送
されたトナーは現像領域(Q2)を通過する像担持体
(16)表面の静電潜像をトナー像に現像するのに消費
される。前記トナーの消費により現像容器(41)内の
トナーが減少するので、現像剤補給装置(H1)は、新
規現像剤を前記現像剤補給口(48)から前記現像容器
(41)内に補給する。前記現像剤排出口(49)の開
口部面積を調節する排出口面積調節部材(59,79,
87,88)は、前記現像剤補給口(48)から新規現
像剤が補給される時、前記開口部面積が小さくなるよう
に作動する。したがって、前記現像剤補給口(48)か
ら新規現像剤が補給される時に前記開口部面積が小さく
なるので、新規補給現像剤がその補給時に流動して前記
現像剤排出口(49)から排出されるのを防止すること
ができる。
【0010】(第2発明)また、本出願の第2発明の現
像装置は、下記の要件を備えたことを特徴とする、(B
01)画像書込装置により画像情報に応じた複数の色成分
の潜像が書き込まれ且つ回転移動する像担持体(16)
表面に隣接して配置されるとともに、固定フレームによ
り回転可能に支持された回転軸(Do)を有し、複数の
現像器を支持する現像器支持部材(H)、(B02)前記
回転軸(Do)の回転移動および停止により、前記複数
の現像器を、前記像担持体(16)表面の各色成分の潜
像を各色のトナー像に現像する第1停止位置に順次停止
させる前記現像器支持部材(H)、(B03)新規現像剤
を補給するための現像剤補給口(48)および余剰現像
剤を排出するための現像剤排出口(49)を有しトナー
およびキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容
器(41)と、前記第1停止位置に移動したとき前記像
担持体(16)表面に隣接する現像領域(Q2)に前記
2成分現像剤を搬送する現像ロール(R0)と、前記現
像ロール(R0)に現像剤を供給する現像剤撹拌搬送部
材(R1+R2)とをそれぞれ備えた前記複数の各現像
器、(B04)前記現像剤補給口(48)から前記現像容
器(41)内に新規現像剤が補給される時、前記現像剤
排出口(49)の開口部面積が小さくなるように作動す
る排出口面積調節部材(79)。
【0011】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明の現像装置では、固定フレームにより回転可能に支
持された回転軸(Do)を有し、複数の現像器を支持す
る現像器支持部材(H)は、画像書込装置により画像情
報に応じた複数の色成分の潜像が書き込まれ且つ回転移
動する像担持体(16)表面に隣接して配置される。前
記現像器支持部材(H)は、前記回転軸(Do)の回転
移動および停止により、前記複数の現像器を前記像担持
体(16)表面の各色成分の潜像を各色のトナー像に現
像する第1停止位置に順次停止させる。各現像器の現像
剤撹拌搬送部材(R1+R2)は、現像容器(41)に収
容されたトナーおよびキャリアから成る2成分現像剤を
現像ロール(R0)に供給する。現像ロール(R0)は、
現像器が前記第1停止位置に移動したとき前記像担持体
(16)表面に隣接する現像領域(Q2)に前記トナー
およびキャリアから成る2成分現像剤を搬送する。前記
現像ロール(R0)により現像領域(Q2)に搬送された
トナーは現像動作により消費される。前記トナーの消費
により現像容器(41)内のトナー減少しキャリアが劣
化する。このため、現像剤補給口(48)から現像容器
(41)内に新規現像剤が補給され、劣化したキャリア
を含む余剰現像剤が現像剤排出口(49)から排出され
る。前記現像剤排出口(49)の開口部面積を調節する
排出口面積調節部材(79)は、前記現像剤補給口(4
8)から新規現像剤が補給される時、前記開口部面積が
小さくなるように作動する。したがって、前記現像剤補
給口(48)から新規現像剤が補給される時に前記開口
部面積が小さくなるので、新規補給現像剤がその補給時
に流動して前記現像剤排出口(49)から排出されるの
を防止することができる。
【0012】
【発明の実施例の形態】
(第1発明の実施の形態1)第1発明の現像装置の実施
の形態1は、前記第1発明において下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(A06)前記現像剤補給口(48)
から新規現像剤が補給される時に、前記開口部面積を0
とする前記排出口面積調節部材(59,79,87,8
8)。 (第1発明の実施の形態1の作用)第1発明の現像装置
の実施の形態1では、前記排出口面積調節部材(59,
79,87,88)は、前記現像剤補給口(48)から
新規現像剤が補給される時に、前記開口部面積を0とす
る。したがって、現像剤補給口(48)および現像剤排
出口(49)が互いに隣接して形成されていても、新規
現像剤の補給時に現像容器(41)内の現像剤が流動し
て前記現像剤排出口(49)から排出されることはな
い。
【0013】(第1発明の実施の形態2)第1発明の実
施の形態2の現像装置は、前記第1発明または第1発明
の実施の形態1の現像装置において下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(A07)前記現像材補給口(48)
に補給される新規現像剤の移動力に応じて自動的に動作
する前記排出口面積調節部材(87,88)。前記新規
現像剤の移動力に応じて自動的に動作する構成として
は、前記現像剤補給口(48)に搬送された新規現像剤
の重量を利用して排出口面積調節部材(87,88)を
動作させる構成を採用することが可能である。
【0014】(第1発明の実施の形態2の作用)第1発
明の実施の形態2の現像装置では、前記排出口面積調節
部材(87,88)は、前記現像材補給口に補給される
新規現像剤の移動力に応じて自動的に動作する。したが
って、前記排出口面積調節部材(87,88)を駆動す
るための部材を必要としない。
【0015】(第1発明の実施の形態3)第1発明の実
施の形態3の現像装置は、前記第1発明または第1発明
の実施の形態1もしくは2において下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(A08)前記現像剤補給口(48)
を開閉する補給口シャッタ(83)、(A09)前記現像
剤補給口(48)から現像剤を補給する時に前記補給口
シャッタ(83)を開き、非作動時には前記補給口シャ
ッタ(83)を閉じる補給口シャッタ作動装置(SL
2)。
【0016】(第1発明の実施の形態3の作用)第1発
明の実施の形態3の現像装置では、補給口シャッタ(8
3)は前記現像剤補給口(48)を開閉する。補給口シ
ャッタ作動装置(SL2)は、前記現像剤補給口(4
8)から現像剤を補給する時に前記補給口シャッタ(8
3)を開き、非作動時には前記補給口シャッタ(83)
を閉じる。したがって、現像装置に衝撃が作用したり、
傾いたりしても、現像容器(41)内に対して現像剤補
給口(48)から現像剤が流出したり流入したりするこ
とがない。
【0017】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施の形
態の例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例
に限定されるものではない。以後の説明の理解を容易に
するために、図面において互いに直交する矢印X,Y,
Zの方向に直交座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印
X方向を前方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方
とする。この場合、X方向(前方)と逆向き(−X方
向)は後方、Y方向(左方)と逆向き(−Y方向)は右
方、Z方向(上方)と逆向き(−Z方向)は下方とな
る。また、前方(X方向)及び後方(−X方向)を含め
て前後方向又はX軸方向といい、左方(Y方向)及び右
方(−Y方向)を含めて左右方向又はY軸方向といい、
上方(Z方向)及び下方(−Z方向)を含めて上下方向
又はZ軸方向ということにする。さらに図中、「○」の
中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう
矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは
紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0018】(実施例1)図1は本発明の現像装置の実
施例1を備えた画像形成装置全体の説明図である。図2
は前記図1の要部拡大説明図である。図3は同実施例1
の現像容器の斜視図である。図4は前記図2のIV−IV
線断面図である。図5は現像容器の現像剤排出口に設け
られた現像剤排出用シャッタおよびシャッタ制御駆動装
置の斜視図である。図6は前記シャッタおよびシャッタ
制御駆動装置の詳細説明図で、図6Aは図5のVIA−
VIA線断面図、図6Bは前記図6AのVIB−VIB線
断面図である。図7は同実施例1のブロック線図であ
る。図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテン
ガラス(透明な原稿台)A1を有する画像形成装置本体
としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガラ
スA1上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置U2を
備えている。前記自動原稿搬送装置U2は、複写しよう
とする各種サイズの原稿Gi(i=1,2,…,n,
…、図示せず)が重ねて載置される原稿給紙トレイTR
kを有している。原稿給紙トレイTRkに載置された原稿
GiはプラテンガラスA1上の複写位置に搬送され、複写
済みの原稿Giは原稿排紙トレイTRhに排出されるよう
に構成されている。
【0019】前記複写機U1は、UI(ユーザインタフ
ェース)と、前記プラテンガラスA1の下方に順次配置
された画像読取部としてのIIT(イメージインプット
ターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT
(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITお
よびIOT間に設けられたIPS(イメージプロセッシ
ングシステム)とを有している。
【0020】前記UIは、ユーザがコピースタート等の
作動指令信号を入力操作する部分であり、図7に示すよ
うに表示部UIa、コピースタートボタンUIb、コピー
設定枚数入力キーUIc等を有している。前記表示部U
Iaには画像形成装置Uの現在の設定状態に関する情報
の表示等が行われるようになっている。複写機本体U1
上面の透明なプラテンガラスA1の下方に配置された前
記IITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置さ
れた露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、お
よび露光光学系1を有している。この露光光学系1は、
移動可能なランプユニット2を有しており、このランプ
ユニット2は、原稿照明用のランプ3と第1ミラー4と
が一体化されて構成されている。また、前記露光光学系
1は、前記ランプユニット2の移動速度の1/2の速度
で移動する移動ミラーユニット5を有している。この移
動ミラーユニット5は、第2ミラー6および第3ミラー
7から構成されている。
【0021】そして、前記ランプユニット2が原稿に対
して平行に図1中左右方向に移動し、前記移動ミラーユ
ニット5が前記ランプユニット2の移動速度の1/2の
速度で1/2の距離だけ移動すると、原稿Giとレンズ
8との間の距離は一定に保たれるので、その間、前記ラ
ンプ3によって照明された原稿Giの反射光は、前記露
光光学系1を通ってCCD(固体撮像素子)上に収束さ
れるように構成されている。前記CCDは、その撮像面
上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する機能を
有している。
【0022】また、IPSは、前記IITのCCDで得
られる読取画像のアナログ電気信号のゲインを調節して
シェーディング補正等を行い、デジタル信号に変換して
出力する画像読取データ出力手段11を有している。ま
た、IPSは、前記画像読取データ出力手段11の出力
する画像読取データ(デジタル信号)が入力される書込
画像データ出力手段12を有しており、書込画像データ
出力手段12は画像データを一時的に記憶する画像メモ
リ13を有している。書込画像データ出力手段12は、
入力された前記画像読取データに濃度補正、拡大縮小補
正等のデータ処理を施して、書込用画像データ(レーザ
駆動データ)としてIOTに出力する機能を有してい
る。
【0023】前記IPSの書込画像データ出力手段12
が出力する画像書込データ(レーザ駆動データ)が入力
されるIOTのレーザ駆動信号出力装置14は、入力さ
れた画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書
込走査装置、すなわち、潜像形成装置)に出力する。前
記ROSは、入力された前記レーザ駆動信号で変調され
たレーザビームにより、回転する像担持体16表面の静
電潜像書込位置Q1を走査する。前記像担持体16周囲
にはその回転方向に沿って、前記潜像書込位置Q1の上
流側に帯電用チャージャ17が配置されており、前記潜
像書込位置Q1の下流側には順次、現像位置Q2に現像装
置Dが配置され、転写位置Q3に転写器19が配置さ
れ、さらにその下流側にクリーナユニット20が配置さ
れている。なお、前記現像位置Q2および転写位置Q3の
間には、像担持体16上に形成された小さな面積の濃度
検出用トナー像(すなわち、パッチ)の濃度を検出する
トナー像濃度センサSNdが配置されている。
【0024】また、前記複写機本体U1には、下方に向
かって順次、記録シートを収容する第1給紙トレイT
1、第2給紙トレイT2、両面複写時等に使用する一時ス
トック用の中間トレイT0、第3給紙トレイT3、第4給
紙トレイT4、大量記録シートを収容する第5給紙トレ
イT5が着脱自在に収納されている。そして前記第1給
紙トレイT1に対応して第1送出しロールR11、第1さ
ばきロール装置R12、第1テイクアウェイロール装置R
13が配設されており、前記第1テイクアウェイロール装
置R13の手前には第1フィードセンサSN1が配設され
ている。そして前記各給紙トレイT2〜T5に対しても同
様の送出しロールR21、…R51、さばきロール装置R2
2、…R52、テイクアウェイロール装置R23、…R53、
フィードセンサSN2、…SN5等が配設されている。ま
た、前記中間トレイT0に対しては、送出しロールR0
1、テイクアウェイロール装置R03、フィードセンサS
N0等が配設されている。中間トレイT0は両面コピーま
たは多重コピー等の際に1回目のコピーが行われた記録
シートSを循環させて前記転写位置Q3に再送する時に
使用されるトレイである。
【0025】前記第1給紙トレイT1の右側上方位置に
は手差トレイ21が設けられている。手差トレイ21か
ら給紙用のローラR6およびR7により搬送される記録シ
ートおよび前記各給紙トレイT1〜T5から送り出される
各記録シートは、第1シート搬送路22を通って前記転
写位置Q3に搬送されるようになっている。第1シート
搬送路22を搬送される記録シートは、前記第1フィー
ドセンサSN1およびシートレジセンサSNyによって検
出される。前記第1シート搬送路22の終端には、前記
転写位置Q3のシート搬送方向上流側に、搬送されて来
た記録シートSを一旦停止させてから、前記転写位置Q
3に搬入するためのレジゲート23およびレジロール2
4が配置されている。転写位置Q3に配置された前記転
写器19は、転写位置Q3を通過する記録シートSに像
担持体16表面のトナー像を転写させる。前記転写位置
Q3を通過した像担持体16表面は、表面に残留したト
ナーが前記クリーナユニット20により回収された後、
再び、前記帯電器17により一様に帯電されるようにな
っている。
【0026】前記転写位置Q3でトナー像を転写された
記録シートSは、シート排出トレイTRに接続する第2
シート搬送路25の搬送ベルト26を通って定着位置Q
4に搬送される。定着位置Q4には加熱ロール27および
加圧ロール28から構成される一対の定着ロール27,
28を有する定着装置Fが配置されており、定着位置Q
4を通過する記録シートS上の未定着トナー像を加熱加
圧により定着するように構成されている。前記定着ロー
ル27内部には定着用ヒータ27hが内蔵されている。
なお、加熱ロール27表面温度は定着温度センサSNt
により検出されており、また、定着装置Fの直後には定
着装置排出センサSNfが配置されれている。前記第2
シート搬送路25には、前記定着位置Q4の下流側にシ
ート排出トレイTRに記録シートを排出するための排出
ローラ29が設けられている。
【0027】前記第2シート搬送路25には前記排出ロ
ーラ29の上流側に切替ゲート31が配置されている。
切替ゲート31は、前記第2シート搬送路25上の記録
シートSの搬送方向をシート循環路32または前記シー
ト排出トレイTRの方向に切り替える際に使用される。
シート循環路32は、シート反転路33および前記中間
トレイT0に切替ゲート34を介して接続されている。
前記切替ゲート34は、両面コピーを行う場合にはシー
ト循環路32の記録シートSをシート反転路33に向か
わせ、多重コピーの場合には直接中間トレイT0に向か
わせるようになっている。前記シート反転路33に設け
られたシート状且つ櫛の歯状のマイラーゲート36は、
通過する記録シートSが下方に搬送される際には弾性変
形して記録シートSの下方への移動を許し、マイラーゲ
ート36を通過した記録シートSがスイッチバックして
上方に搬送される場合には中間トレイT0の方向に誘導
するように構成されている。中間トレイT0に一旦収容
された記録シートSは、中間トレイT0から前記第1シ
ート搬送路22により前記転写位置Q3に再搬送される
ように構成されている。
【0028】図2において、現像領域Q2において像担
持体16に対向して配置された現像装置Dは、負極帯電
性のトナーおよび正極帯電性の磁性キャリアから成る2
成分現像剤を収容する現像容器41を有している。前記
現像容器41は、現像ロールR0を収容する現像ロール
収容部42、前記現像ロール収容部42に隣接する第1
現像剤攪拌領域である第1の現像剤溜まり43および前
記第1の現像剤溜まり43に隣接する第2現像剤攪拌領
域である第2の現像剤溜まり44を有している。図4に
示すように、前記第1の現像剤溜まり43および第2の
現像剤溜まり44の間にはそれらの両端部以外の部分に
仕切壁45が設けられており、第1の現像剤溜まり43
および第2の現像剤溜まり44はその前後方向(X軸方
向)両端部の接続部Eにおいて接続している。前記第1
の現像剤溜まり43には第1搬送部材R1が配置され、
前記第2の現像剤溜まり44には第2搬送部材R2が配
置されており、前記第1搬送部材R1と第2搬送部材R2
から現像剤撹拌搬送部材(R1+R2)が構成されてい
る。図2において現像ロールR0は、従来公知の固定し
た磁石ロールR0aとその外周を回転する現像スリーブR
0bにより構成されている。また図2に示すように、現像
ロール収容部42内には前記現像ロールR0上の現像剤
の層厚を規制するための層厚規制部材47が配置されて
いる。さらに、前記第2の現像剤溜まり44の上面には
現像剤補給口48(図2、図3参照)が形成されてい
る。
【0029】図2、図4において、前記第2の現像剤溜
り44の現像容器41の外側面には現像剤排出口49が
形成されている。現像剤排出口49は、前記現像剤補給
口48から補給された新しい現像剤が補給後すぐに排出
される割合を少なくするため、前記現像剤補給口48の
位置より搬送方向上流側に形成されている。以上、前記
符号42〜49で示された要素から、本実施例における
現像容器41(42〜49)が構成されている。
【0030】図4において、前記第1および第2搬送部
材R1およびR2は、回転軸回りに装着された搬送用スク
リューにより構成されており、またそれぞれの軸の後端
部(−X側端部)には、互いに噛み合う被駆動用のギヤ
G1,G2が固着されている。また、前記第1搬送部材R
1のギヤG1は、前記現像ロールR0の軸の後端部(−X
側端部)に装着されたギヤG0に噛み合っている。前記
ギヤG0と一体的に回転する軸にはクラッチCr1を介し
てギヤG0′が装着されている。現像装置用モータ(図
2、図7参照)M1の回転力は、ギヤG0′、クラッチC
r1を介して、前記ギヤG0に伝達される。ギヤG0が回転
すると、ギヤG1,G2も互いに逆方向に回転するように
構成されている。クラッチCr1(図2参照)のオン、オ
フを制御する現像装置用クラッチ作動回路Cr1dはコト
ローラCにより制御されている。
【0031】そして、前記ギヤG1,G2と一体的に回転
する前記第1および第2搬送部材R1,R2により、図4
に示すように前記第1および第2の現像剤溜まり43お
よび44内で現像剤が循環するようになっている。図4
において、現像容器41上面には前記現像剤補給口48
の前後に現像剤補給筒支持壁51,51が配置されてい
る。現像剤補給筒支持壁51,51には現像剤補給筒5
2が接着されている。前記現像剤補給筒52には現像剤
補給用開口52a(図2参照)が形成されている。図2
において、現像剤補給筒52内にはオーガ回転軸53a
およびその周囲に装着された羽根53bを有する補給用
現像剤搬送部材53が回転可能に配置されている。前記
オーガ回転軸53aの一端にはギアG3(図3)が固定さ
れており、ギアG3は補給用クラッチ作動回路Cr2d(図
2、図7参照)により制御されるクラッチCr2(図2参
照)を介して現像装置用モータM1に接続されている。
前記補給用クラッチ作動回路Cr2dはコトローラCによ
り制御されている。前記現像装置用モータM1はコント
ローラCが制御する現像装置用モータ駆動回路D1(図
2、図7参照)により駆動される。
【0032】図3に示すように前記現像剤補給筒52の
一端には現像剤貯蔵容器54が接続されている。前記現
像剤貯蔵容器54の上面には補給筒54aが設けられて
おり、ここから供給されたトナー濃度の高い2成分現像
剤(以下、「高濃度現像剤」という)が前記現像剤貯蔵
容器54内に貯蔵されている。前記現像剤貯蔵容器54
から現像剤補給筒52内に流入した高濃度現像剤は前記
現像装置用モータM1の駆動中でクラッチCr2がオンの
とき回転駆動する前記補給用現像剤搬送部材53によっ
て搬送され、現像剤補給口48から第2の現像剤溜まり
44内に補給されるようになっている。この高濃度現像
剤の補給は、通常の使用時には現像容器41内に配置さ
れた容器内トナー濃度センサSNv(容器内トナー濃度T
bを検出するセンサ、図2参照)が検出する容器内トナ
ー濃度Tbが基準値Tbo以下のときに行われる。なお、
高濃度現像剤の補給は前記トナー像濃度センサSNd(ト
ナー像濃度Taを検出するセンサ、図2参照)が検出す
るトナー像濃度Taが基準値Tao以下のときにも行われ
る。
【0033】図3〜図5において、現像容器41の前記
現像剤排出口49(図2、図4参照)の外側には排出容
器56が配置されている。前記排出容器56の側壁には
前後一対の支持部材貫通溝56a,56a(図6B参照)
が形成されており前記支持部材貫通溝56a,56aに沿
って排出容器56内部にシャッタガイド56b,56b
(図6参照)が設けられている。前記排出容器56には
排出用現像剤搬送筒57の前端部(X側の端)が接続さ
れており、排出用現像剤搬送筒57の後端部は現像剤回
収容器T(図3、図4参照)に接続されている。前記排
出用現像剤搬送筒57内部には、回転可能な回転軸58
aおよび回転軸58aの外周部に装着された搬送用の羽根
58bを有する排出用現像剤搬送部材58が配置されて
いる。前記排出用現像剤搬送部材58の回転軸58aの
後端部にはギヤG4(図3、図7参照)が装着されてお
り、前記現像装置用モータM1(図7参照)の回転力
は、前記ギヤG4を介して前記排出用現像剤搬送部材5
8に伝達されるように構成されている。
【0034】図6において、前記支持部材貫通溝56a
には、現像剤排出用シャッタ(排出口面積調節部材)5
9を支持する枠状のシャッタ支持部材61が上下移動可
能に貫通している。前後両端(X軸方向両端)がシャッ
タ支持部材61により連通された現像剤排出用シャッタ
59は、板状の部材で、前記現像剤排出口49を閉塞す
る位置(上方に移動した位置)と開口面積が異なる2以
上の開放位置(例えば、下方に移動した全開位置および
上下方向中間の所定開度の位置)との間で移動可能に配
置されている。また、現像剤排出用シャッタ59の前後
の両端部は、前記シャッタガイド56b,56bにより現
像容器41の外側面から離れずに上下動するように構成
されている。前記シャッタ支持部材61の下端部にはカ
ム当接部61a(図5参照)が設けられている。前記現
像剤排出用シャッタ59の上端は開閉用圧縮バネ63に
より常時下方に押されている。したがって、前記開閉用
圧縮バネ63により、現像剤排出用シャッタ59は現像
剤排出口49を閉塞する位置に保持されている。
【0035】前記カム当接部61aの下方には偏心カム
64が当接する。前記偏心カム64はギアG6と一体的
に回転し、ギアG6にはギアG7が噛み合っている。ギア
G7はシャッタ開閉用モータM2により回転される。図2
に示すように、前記シャッタ開閉用モータM2は、コン
トローラCが制御するシャッタ開閉用モータ駆動回路D
2(図7参照)により作動する。したがって、シャッタ
開閉用モータM2が作動するとギアG6、G7を介して偏
心カム64が回転し現像剤排出用シャッタ59を上下移
動させ、現像剤排出口49が開いているときは現像剤が
排出され、閉じているときは現像剤が排出されず、前記
現像容器41内の現像剤量が一定範囲に保持されるよう
に構成されている。前記現像容器41内の現像剤量が一
定範囲に保持されているか否かは、前記現像容器41内
に設けられた現像剤上限高さセンサSNjおよび現像剤下
限高さセンサSNkにより検知されている。なお、前記現
像剤上限高さセンサSNjおよび現像剤下限高さセンサS
Nkにより現像剤量検出手段が構成されている。
【0036】図7において、コントローラCは、CPU
(中央処理装置装置)、ROM(リードオンリーメモ
リ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、I/O(入
出力インタフェース)等を有するマイコンにより構成さ
れている。前記コントローラCには、UIから入力され
るコピースタート信号およびコピー設定枚数等の外、容
器内トナー濃度信号Tb、トナー像濃度信号Ta、現像剤
上限高さ検出信号SNja、現像剤下限高さ検出信号SNka
や、その他の入力信号が入力されている。前記コントロ
ーラCは、入力された信号に応じて、補給用クラッチ作
動回路Cr2d、現像装置用モータ駆動回路D1、現像装置
用クラッチ作動回路Cr1d、シャッタ開閉用モータ駆動
回路D2、や、その他の作動回路(図示せず)の制御信
号を出力している。
【0037】また、前記コントローラCの前記ROMに
は、前記各入力信号に応じて作動するプログラムおよび
必要なデータが記憶されている。前記プログラムにより
作動するコントローラCは、前記補給すべき現像剤量を
決定する現像剤補給量決定手段C1、コピー枚数カウン
タC2、シャッタ制御手段C3、10枚カウンタC4等の
機能を有している。 (現像剤補給量決定手段C1)前記現像剤補給量決定手
段C1は、前記現像容器41内トナー濃度信号Tbと基準
値Tboとの差に対応して定まる現像剤の補給量(クラッ
チCr2の作動時間)を決定する機能およびトナー像濃度
信号Taと基準値Taoとの差に対応して定まる現像剤の
補給量(クラッチCr2の作動時間)を決定する機能を有
している。決定したクラッチCr2の作動時間だけクラッ
チCr2が作動して補給用現像剤搬送部材53により現像
剤が補給される。なお、前記符号52〜54、G3、Cr
2、M1、Ta、Tb、C1で示された要素から、本実施例
における現像剤補給装置H1が構成されている。 (コピー枚数カウンタC2)コピー枚数カウンタC2は、
UI(ユーザインターフェース)のコピースタートボタ
ンが押されてからコピー動作が終了するまでのコピー枚
数をカウントするカウンタである。
【0038】(シャッタ制御手段C3)前記シャッタ制
御手段C3は、前記現像剤の上面高さが前記現像剤上限
高さセンサSNjより高いことを検知すると前記カム64
を回転させて前記現像剤排出用シャッタ59を全開させ
る。前記現像剤の上面高さが前記現像剤下限高さセンサ
SNkより低いことを検知すると前記カム64を回転させ
て前記現像剤排出用シャッタ59を全閉させる。また、
現像容器内の現像剤の上面高さが前記現像剤上限高さ以
下で且つ現像剤下限高さ以上のときは、設定されたシャ
ッタ開度(たとえば1/2)に現像剤排出用シャッタ5
9を移動させて、現像剤を排出させる。前記符号64、
D2、G4、G5、M2、SNj、SNk、C3で示された要素に
より、シャッタ制御駆動装置Sc1が構成されている。 (10枚カウンタC4)前記10枚カウンタC4は、連続
コピーを10枚行う毎に、前記パッチ(濃度検出用のト
ナー像)を像担持体16上に形成するために使用するカ
ウンタである。
【0039】(実施例1の作用)前述の構成を備えた本
発明の現像装置の実施例1おいて、像担持体16は、帯
電装置17によりその表面を負極性に一様に帯電され
る。次にROSにより、露光され、像担持体16の表面
には静電潜像が形成される。現像装置Dの前記現像容器
41内の第1、第2の現像剤溜り43、44に収容され
た第1、第2搬送部材R1、R2は、互いに相反する方向
に回転し、現像剤補給口48から補給される高濃度現像
剤を攪拌、搬送する。このとき、トナーとキャリアとの
混合作用によって摩擦帯電がなされた均質な2成分現像
剤となる。この均一に混合された2成分現像剤は磁石ロ
ールR0aの磁力により現像ロールR0表面上に層状に吸
着される。現像ロールR0の表面の現像剤は、前記層厚
規制部材47により均一な層に形成される。前記現像ロ
ールR0の表面に形成された均一な現像剤層は、現像領
域Q2において像担持体16上の静電潜像をトナー像に
現像する。現像工程終了後、現像ロールR0上に残存す
る現像剤は、現像ロールR0(すなわち現像スリーブR0
b)表面から剥離し、再び攪拌、搬送される。
【0040】トナー像が転写される記録シートあるいは
透明な転写材等の記録シートSは、給紙トレイT0〜T5
から、取り出されて搬送され、レジゲート23で一旦停
止させられた後、レジロール24により所定のタイミン
グで像担持体16と転写器19の間の転写位置Q3へ搬
送される。転写位置Q3において、像担持体16上のト
ナー像は、転写器19により記録シートS上に転写され
る。そして、トナー像が転写された記録シートSは定着
装置Fで、加熱定着されて、シート排出トレイTRに排
出される。トナー像の転写を終えた前記像担持体16
は、その後、クリーナユニット20により表面に残った
トナーがかき取られる。
【0041】上記のような複写動作が繰り返されると、
前記図2の現像装置Dの現像容器41内に収納されてい
る現像剤中のトナーは徐々に消費され、キャリアに対す
るトナーの比率、すなわちトナー濃度が低下していく。
このトナー濃度の変化は、現像容器41に設けられた容
器内トナー濃度センサSNv(図2、図7参照)により検
出される。前記容器内トナー濃度Tbが現像に必要な適
正範囲以下になると、前記コントローラCは、前記クラ
ッチCr2をオンにして補給用現像剤搬送部材53を駆動
させ、現像剤貯蔵容器54内の高濃度現像剤を現像剤補
給口48から、現像容器41内に補給する。
【0042】一方、現像容器41内の現像剤中のキャリ
アは、現像動作により消費されることはなく、現像容器
41内でトナーといっしょに攪拌されたり、現像ロール
R0のマグネットローラの磁力の影響、ならびに、像担
持体16およびトナーとの接触などの影響により、キャ
リア表面へのトナー粘着が生じて徐々に表面等が汚染さ
れて、劣化していく。このようにキャリアが劣化してい
くと、現像剤帯電性能が低下し、トナーに所定の帯電量
を付与し得なくなり、画質の低下を生じることとなる。
前記第1、第2の現像剤溜り43、44を循環する現像
剤は、前記現像剤溜り44に近い部分に形成された現像
剤排出口49から排出される。排出された現像剤は排出
容器56の回収部56aに回収される。このとき、現像
容器41内の現像剤量が前記現像剤上限高さセンサSNj
より高い場合には前記現像剤排出用シャッタ59が現像
剤排出口49を全開するので、現像容器41内の現像剤
が排出される。現像容器41内の現像剤量が前記現像剤
下限高さセンサSNkより低い場合には前記現像剤排出用
シャッタ59が現像剤排出口49を全閉するので、現像
容器41内の現像剤が排出されない。また、現像容器内
の現像剤の上面高さが前記現像剤上限高さ以下で且つ現
像剤下限高さ以上の場合には前記現像剤排出用シャッタ
59が予め設定された開度に開く。
【0043】次に図8に示すフローチャートにより前記
コントローラCの現像剤補給および排出処理を説明す
る。図8はUI(ユーザインターフェース)のコピース
タートボタンが入力されたときの、複写機の動作制御フ
ローである。図8において、コピースタートボタンがオ
ンされると、ST1(ステップ1)において前記像担持
体16上に濃度検出用のトナー像を現像し、そのトナー
像濃度(現像したトナー像の濃度)Taを前記トナー像
濃度センサSNd(図1参照)により検出する。次にST
2においてトナー像濃度の検出値Taが、設定された基準
値Tao以上であるか否か判断する。前記ST2において
ノー(N)の場合はST3に移る。ST3において現像剤
排出用シャッタ59を全閉する。次にST4において、
前記Tao−Taの差に応じた量の現像剤(高濃度現像
剤)補給を実施してから前記ST1に戻る。このST4で
は前記現像剤排出用シャッタ59が閉じられているの
で、補給された現像剤により前記現像剤排出口49近傍
の現像剤が流動しても、流動する現像剤が現像剤排出口
49から排出されることはない。
【0044】前記ST2においてイエス(Y)の場合は
ST5に移る。ST5において、容器内トナー濃度センサ
SNvにより現像容器41内のトナー濃度Tbを検出す
る。このときの前記検出値Tbは、前記トナー像濃度の
検出値Taが前記設定された基準値Tao以上ある場合の
容器内トナー濃度であるので、その検出値Tbを容器内
トナー濃度基準値Tboに設定する。次にST6におい
て、10枚カウンタC4のカウント値nを「0」とす
る。すなわち、n=0とする。次にST7において、Tb
≧Tboか否か判断する。前記ST5においてTb=Tboに
設定したので、最初はイエス(Y)となる。次にST8
において、現像剤の上面高さは上限位置より高いか否か
判断する。前記判断は現像剤上限高さセンサSNj(図2
参照)の検知信号により判断される。イエス(Y)の場
合はST9に移り、ノー(N)の場合はST10に移る。
ST9において、現像剤排出用シャッタ59を全開す
る。前記現像剤排出口49が全開されると現像容器41
内の現像剤が排出可能となり、開口面積に応じて現像剤
が排出される。
【0045】次にST10において、現像剤の上面高さは
下限位置より低いか否か判断する。前記判断は現像剤下
限高さセンサSNk(図2参照)の検知信号により判断さ
れる。イエス(Y)の場合はST11に移り、ノー(N)
の場合はST12に移る。ST11において、現像剤排出用
シャッタ59を全閉する。この状態では前記現像剤排出
口49が全閉して現像容器41内からの現像剤の排出を
停止する。次にST12において、現像剤排出用シャッタ
59の開度を設定値(全開と全閉じとの中間の値、開度
1/2)とする。この状態では、前記現像剤排出口49
の開口面積が所定の大きさ(全開の場合の1/2)とな
り、その開口面積に応じて現像剤が現像容器41内から
排出される。次にST13においてコピーを実施する。前
記ST7においてノー(N)の場合はST14においてシ
ャッタを全閉する。次にST15において、現像剤排出用
シャッタ59を全閉状態のままコピーを実施すると同時
にTbo−Tbの差に応じた量の現像剤(高濃度現像剤)
を補給する。このとき、前記現像剤排出用シャッタ59
が閉じられているので、補給された現像剤により前記現
像剤排出口49近傍の現像剤が移動しても、移動する現
像剤が現像剤排出口49から排出されることはない。
【0046】次にST16において、前記10枚カウンタ
nのカウント値を「1」インクリメントする。次にST
17においてコピー終了か否か判断する。この判断はUI
から入力された設定コピー枚数のコピーが終了したか否
かにより行う。ノー(N)の場合はST18に移る。次に
ST18においてn=「10」か否か判断する。ノー
(N)の場合はST19に移る。ST19において容器内ト
ナー濃度Tbを検出してから、前記ST7に戻る。前記S
T18においてイエス(Y)の場合はコピーを10枚した
こととなり、前記ST1に戻る。すなわち、この実施例
1では、コピーを10枚取る毎にST1に戻ってトナー
像濃度Taのチェックを行っている。前記ST17におい
てイエス(Y)の場合はST20に移る。ST20において
現像剤排出用シャッタ59全閉して現像剤補給および排
出処理を終了する。
【0047】このように、検出されたトナー像濃度およ
び容器内トナー濃度に応じて、現像剤の補給および現像
剤の排出が行われる。この際、現像剤排出用シャッタ5
9により現像剤排出口49を全開、全閉または所定の開
口面積(例えば全開の1/2)に開口することで、前記
現像容器41内の最適な現像剤量が保持される。したが
って、現像容器41内に現像剤量が多い場合、現像容器
41内に過剰な排出現像剤が増加し現像容器41内の現
像剤の帯電性能の低下をまねいたり、また、帯電性能を
低下させないために必要以上に現像剤を補給して前記容
器内の現像剤量を増加することで搬送攪拌部材などの駆
動系への負荷トルク増大によるモータの脱調などの不具
合を防ぐことができる。さらに、現像容器41内の現像
剤量が少ない場合、現像剤が少なくて発生するオーガマ
ークあるいはブラシマークなどの画質欠陥の発生を未然
に防ぐことができる。また、現像剤の補給は、前記現像
剤排出用シャッタ59が全閉状態のときに行われるの
で、補給された現像剤により現像容器41内の現像剤が
流動しても、現像剤排出口49から排出されることはな
い。したがって、現像剤補給口48および現像剤排出口
49を接近して配置しても、現像剤補給時に現像容器4
1内の現像剤が無駄に排出されることがない。
【0048】(実施例2)図9は本発明の実施例2の要
部斜視図で、前記実施例1の図3に対応する図である。
図10は前記図9の矢印Xで示す部分の拡大図であり、
前記実施例1の図5に対応する図である。図11は前記
図9の矢印XI−XI線断面図である。なお、この実施例
2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する
構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省
略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相
違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成さ
れている。図9において実施例2は、前記実施例1の図
5の符号52〜59で示す要素の代わりに符号72〜7
9で示す要素により構成されている。そして、前記現像
容器41の現像剤補給口48の前後に配置された現像剤
補給筒支持壁51,51には、現像剤補給用開口72a
を有する現像剤補給筒72が接着されている。
【0049】図9〜図11において、現像剤補給筒72
内にはオーガ回転軸73aおよびその周囲に装着された
羽根73bを有する補給用現像剤搬送部材73が回転可
能に配置されている。前記現像剤補給筒72には高濃度
現像剤が前端部(X側端部)側から補給されるように構
成されており、前記後端部側から補給されるように構成
された前記実施例1と相違している。現像容器41の前
記現像剤排出口49の外側には排出容器76が配置され
ている。前記排出容器76の前側(X側)の側壁には、
排出用現像剤搬送筒77の後端部が接続されており、排
出用現像剤搬送筒77の前端部は現像剤回収容器T(図
示せず)に接続されている。前記排出用現像剤搬送筒5
7内部には、回転可能な回転軸78aおよび回転軸78a
の外周部に装着された搬送用の羽根78bを有する排出
用現像剤搬送部材78が配置されている。
【0050】前記排出容器76の前側(X側)の側壁に
は現像剤排出用シャッタ(排出口面積調節部材)79が
貫通する貫通溝が形成されている。現像剤排出用シャッ
タ79は前後にスライド可能に配置されており、現像剤
排出孔79aが形成されている。前記現像剤排出用シャ
ッタ79の前端と前記排出容器76の前側の側壁との間
には引張ばねが設けられて、前記現像剤排出用シャッタ
79は常時後方(−X方向)に引っ張られて、前記排出
容器76内部に引っ込んだ状態に保持されている。この
状態では、図10に示すように、現像剤排出用シャッタ
79の前記現像剤排出孔79aは前記現像剤排出口49
とずれた位置に保持されている。前記現像剤排出用シャ
ッタ79はソレノイドSL1がオンしたときには前方に
移動して前記現像剤排出孔79aおよび現像剤排出口4
9の位置が重なり合うように構成されている。このと
き、前記現像容器41内の現像剤は前記重なり合った前
記現像剤排出口49および現像剤排出孔79aから排出
容器76内に排出されるように構成されている。
【0051】前記実施例2の現像装置Dは、現像剤補給
時に前記ソレノイドSL1をオフにして前記現像剤排出
口49を閉塞することにより、現像剤補給時に現像容器
41内の現像剤が流動して前記現像剤排出口49から無
駄に排出されるのを防止することができる。
【0052】(実施例3)図12は本発明の実施例3の
要部斜視図で、前記実施例2の図9に対応する図であ
る。図13は同実施例3の現像剤補給口の部分の説明図
で、図13Aは前記図12の矢印XIIIAで示す部分の
拡大図、図13Bは前記図12の矢印XIIIB−XIIIB
線断面図である。なお、この実施例3の説明において、
前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
3の現像装置Dは、下記の点で前記実施例2と相違して
いるが、他の点では前記実施例2と同様に構成されてい
る。図12、図13において前記現像容器41の現像剤
補給口48の前後に配置されている現像剤補給筒支持壁
81,81には現像剤補給筒72が接着されている。前
記現像剤補給筒支持壁81,81は連結壁82により連
結されている。
【0053】前側の前記現像剤補給筒支持壁81には補
給口シャッタ83が貫通する貫通溝が形成されている。
補給口シャッタ83は前後にスライド可能に配置されて
おり、現像剤補給孔83aが形成されている。前記補給
口シャッタ83の前端と前記前側の前記現像剤補給筒支
持壁81との間には引張ばねが設けられて、前記補給口
シャッタ83は常時後方に引っ張られて、前記前後一対
の現像剤補給筒支持壁81,81間に引き込まれた状態
に保持されている。この状態では、図13Aに示すよう
に、補給口シャッタ83の前記現像剤補給孔83aは前
記現像剤補給口48とずれた位置に保持されている。前
記補給口シャッタ83はソレノイドSL2がオンしたと
きには前方に移動して前記現像剤補給孔83aおよび現
像剤補給口48の位置が重なり合うように構成されてい
る。このとき、前記現像剤補給筒72から補給される現
像剤は前記重なり合った前記現像剤排出口49および現
像剤排出孔79aから現像容器41内に排出されるよう
に構成されている。
【0054】前記実施例3の現像装置Dは、現像剤補給
時に前記ソレノイドSL2をオンにして前記現像剤補給
口48を開放することにより、現像容器41内への現像
剤の補給を可能とし、現像剤補給時以外は前記ソレノイ
ドSL2をオフにしている。このように構成することに
より、画像形成装置Uを移動させたり、画像形成装置U
から現像装置Dを取り出したりして現像装置Dを傾けた
ときに、現像容器41内の現像剤が前記現像剤補給筒7
2側に逆流することを防ぐことができる。また現像剤補
給時に前記ソレノイドSL1をオフにして前記現像剤排
出口49を閉塞することにより、現像剤補給時に現像容
器41内の現像剤が流動して前記現像剤排出口49から
無駄に排出されるのを防止することができる。
【0055】(実施例4)図14は本発明の現像装置の
実施例4の説明図である。図14において、現像装置D
はK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、および
C(シアン)の各色のトナーで像担持体16上の静電潜
像を現像する現像器Dk,Dy,Dm,Dcを有している。
前記各現像器Dk,Dy,Dm,Dcは、前記図12、図1
3に示す現像装置と同様の構成を有しているので、前記
図12、図13に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付している。前記各現像器Dk,Dy,Dm,
Dcは、回転軸D0および前記回転軸D0に装着された現
像器装着ブロック86を有する現像器支持部材Hにより
支持されている。前記現像器支持部材Hが時計方向に回
転および停止することにより各現像器Dk,Dy,Dm,
Dcは順次第1停止位置P1〜第4停止位置P4に停止す
るように構成されている。前記第1停止位置P1に停止
した現像器は像担持体16に対向する現像領域Q2にお
いて、像担持体16上に形成された静電潜像を各色のト
ナー像に現像するようになっている。
【0056】(実施例4の作用)この実施例4において
は第1停止位置P1に停止した現像器は、現像動作に必
要な回転動力が本体側から伝達される。そして、現像動
作に応じて前記現像領域Q2でトナーが消費される。前
記トナーの消費により現像容器41内のトナーが減少す
るので、新しいトナーおよびキャリアを含む2成分現像
剤が現像剤補給口48から前記現像容器41内に補給さ
れる。前記現像剤の補給時のみ(すなわち、補給用現像
剤搬送部材73が回転駆動されるときのみ)、前記補給
口シャッタ83が開放されるように構成されており、そ
の他の時には補給口シャッタ83は閉塞されている。し
たがって、前記各現像器Dk,Dy,Dm,Dcが回転移動
するときには、前記補給口シャッタ83により前記現像
剤補給口48は閉塞されているので、現像容器41内の
現像剤が現像剤補給筒72に逆流することはない。
【0057】前記現像剤排出口49を開閉する前記現像
剤排出用シャッタ79は、各現像器が前記第1停止位置
P1において現像動作を行うとき以外は、前記現像剤排
出口49を閉塞するように構成されている。したがっ
て、前記各現像器Dk,Dy,Dm,Dcが回転移動すると
きには、前記現像剤排出用シャッタ79により前記現像
剤排出口49は閉塞されているので、現像容器41内の
現像剤が現像容器41から現像剤排出容器76および排
出用現像剤搬送筒77に逆流することはない。また、前
記現像剤排出用シャッタ79は、各現像器が前記第1停
止位置P1において現像動作を行うとき前記現像剤排出
口49を開放するので、現像容器41内の現像剤は前記
現像剤排出口49から前記現像剤排出容器76内に排出
される。しかし、前記現像剤補給口48から新しい現像
剤が現像容器41内に補給されるときには、前記現像剤
排出用シャッタ79は前記現像剤排出口49を閉塞する
ので、現像剤の排出は行われない。すなわち、現像剤が
現像容器41内に新たに補給されたときの現像容器41
内の現像剤の移動および運動等により、現像剤排出口4
9から現像剤が排出されることはない。
【0058】(実施例5)図15は本発明の現像装置の
実施例5の説明図で、図15Aは現像容器の断面図、図
15Bは前記図15Aとは異なる位置の断面図である。
この実施例5の現像装置の説明において前記実施例2に
対応する要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。この実施例5の現像剤排出口49を開閉する現像
剤排出用シャッタ(排出口面積調節部材)87は、弱い
ばね(図示せず)により、時計方向の回転力を受けてお
り、前記現像剤補給口48から補給される現像剤が現像
容器41内に流入する通路を塞ぐ位置(図15A参照)
に保持されている。したがって、前記現像剤補給口48
から補給される現像剤は一旦前記現像剤排出用シャッタ
87上面に蓄積されるように構成されている。
【0059】(実施例5の作用)前記現像剤排出用シャ
ッタ87上面に蓄積された現像剤量の重量がある値以上
となると、その現像剤の重量により前記現像剤排出用シ
ャッタ87は反時計方向に回動して図15Bの状態とな
り、現像剤が現像容器41内に補給される。このとき、
図15Bに示すように、前記現像剤排出用シャッタ87
は、現像剤排出口49を閉塞する位置または現像剤排出
口49の開口面積を実質的に小さくする位置に移動して
いる。このため、現像剤が現像容器41内に新たに補給
されたときの現像容器41内の現像剤の移動および運動
等により、現像剤排出口49から排出される現像剤の量
を減少させることができる。
【0060】(実施例6)図16は本発明の現像装置の
実施例6の説明図で、図16Aは現像容器の断面図、図
16Bは前記図16Aとは異なる位置の断面図である。
この実施例6の現像装置の説明において前記実施例5に
対応する要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。この実施例6の現像剤排出口49を開閉する現像
剤排出用シャッタ(排出口面積調節部材)88は、開口
88aおよび現像剤流れ止め88bを有している。現像剤
流れ止め88bは前記開口88aの右側に隣接して上方に
突出している。前記現像剤排出用シャッタ88は、弱い
ばね(図示せず)により、反時計方向の回転力を受け
て、前記現像剤補給口48から補給される現像剤が現像
容器41内に流入する通路を塞ぐ位置(図16A参照)
に保持されている。したがって、前記現像剤補給口48
から補給される現像剤は一旦前記現像剤排出用シャッタ
88上面に蓄積されるように構成されている。
【0061】(実施例6の作用)前記現像剤排出用シャ
ッタ88上面に蓄積された現像剤量の重量がある値以上
となると、その現像剤の重量により前記現像剤排出用シ
ャッタ88は時計方向に回動して図16Bの状態とな
り、前記開口88aから現像剤が現像容器41内に補給
される。このとき、図16Bに示すように、前記現像剤
排出用シャッタ87は、現像剤排出口49を閉塞する位
置または現像剤排出口49の開口面積を実質的に小さく
する位置に移動している。このため、現像剤が現像容器
41内に新たに補給されたときの現像容器41内の現像
剤の移動および運動等により、現像剤排出口49から排
出される現像剤の量を減少させることができる。
【0062】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)本発明は、デジタル複写機以外に、アナログ複
写機、プリンタ、ファクシミリ等に適用することが可能
である。 (H02)前記実施例4においてトナーの補給量(クラッ
チCr2の作動時間)はトナー像濃度信号Taの検出値と
基準値との差(Ta−Tao)に対応して定めることも可
能である。 (H03)本発明は現像ロールと第1搬送部材との間にパ
ドルを配置することも可能である。 (H04)前記実施例5および実施例6において、現像剤
排出用シャッタ87および88の開閉動作は重力により
作動させる代わりに、駆動手段を用いて開閉動作の制御
を行うことが可能である。
【0063】
【発明の効果】前述の本発明の現像装置用は、下記の効
果を奏することができる。 (E01)現像剤補給口から現像容器内への新規現像剤の
補給時に現像剤が流動して現像剤排出口から排出される
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の現像装置の実施例1を備えた
画像形成装置全体の説明図である。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大説明図である。
【図3】 図3は同実施例1の現像容器の斜視図であ
る。
【図4】 図4は前記図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 図5は前記現像容器の現像剤排出口に設けら
れた現像剤排出用シャッタおよびシャッタ制御駆動装置
の斜視図である。
【図6】 図6は前記シャッタおよびシャッタ制御駆動
装置の詳細説明図で、図6Aは前記図5のVIA−VIA
線断面図、図6Bは前記図6AのVIB−VIB線断面図
である。
【図7】 図7は同実施例1のブロック線図である。
【図8】 図8はUI(ユーザインターフェース)のコ
ピースタートボタンが入力されたときの、複写機の動作
制御フローである。
【図9】 図9は本発明の実施例2の要部斜視図で、前
記実施例1の図3に対応する図である。
【図10】 図10は前記図9の矢印Xで示す部分の拡
大図であり、前記実施例1の図5に対応する図である。
【図11】 図11は前記図9の矢印XI−XI線断面図
である。
【図12】 図12は本発明の実施例3の要部斜視図
で、前記実施例2の図9に対応する図である。
【図13】 図13は同実施例3の現像剤補給口の部分
の説明図で、図13Aは前記図12の矢印XIIIAで示
す部分の拡大図、図13Bは前記図12の矢印XIIIB
−XIIIB線断面図である。
【図14】 図14は本発明の現像装置の実施例4の説
明図である。
【図15】 図15は本発明の現像装置の実施例5の説
明図で、図15Aは現像容器の断面図、図15Bは前記
図15Aとは異なる位置の断面図である。
【図16】 図16は本発明の現像装置の実施例6の説
明図で、図16Aは現像容器の断面図、図16Bは前記
図16Aとは異なる位置の断面図である。
【符号の説明】
Do…回転軸、H…現像器支持部材、H1…現像剤補給装
置、Q2…現像領域、R0…現像ロール、(R1+R2)…
現像剤撹拌搬送部材、16…像担持体、41…現像容
器、48…現像剤補給口、49…現像剤排出口、59,
79,87,88…排出口面積調節部材(現像剤排出用
シャッタ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする現
    像装置、(A01)現像領域にトナーおよびキャリアから
    成る2成分現像剤を搬送する現像ロール、(A02)前記
    現像ロールに前記現像剤を供給する現像剤撹拌搬送部
    材、(A03)前記現像ロール、2成分現像剤および現像
    剤撹拌搬送部材を収容し且つ容器内に現像剤を補給する
    ための現像剤補給口および容器内の現像剤を排出するた
    めの現像剤排出口が設けられた現像容器、(A04)新規
    現像剤を前記現像剤補給口から前記現像容器内に補給す
    る現像剤補給装置、(A05)前記現像剤補給口から前記
    現像容器内に新規現像剤が補給される時、前記現像剤排
    出口の開口部面積が小さくなるように作動する排出口面
    積調節部材。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の現像装置、(A06)前記現像剤補給口から
    新規現像剤が補給される時に、前記開口部面積を0とす
    るように前記排出口面積調節部材を作動させる前記排出
    口面積調節装置。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする現
    像装置、(B01)画像書込装置により画像情報に応じた
    複数の色成分の潜像が書き込まれ且つ回転移動する像担
    持体表面に隣接して配置されるとともに、固定フレーム
    により回転可能に支持された回転軸を有し、複数の現像
    器を支持する現像器支持部材、(B02)前記回転軸の回
    転移動および停止により、前記複数の現像器を、前記像
    担持体表面の各色成分の潜像を各色のトナー像に現像す
    る第1停止位置に順次停止させる前記現像器支持部材、
    (B03)新規現像剤を補給するための現像剤補給口およ
    び余剰現像剤を排出するための現像剤排出口を有しトナ
    ーおよびキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像
    容器と、前記第1停止位置に移動したとき前記像担持体
    表面に隣接する現像領域に前記2成分現像剤を搬送する
    現像ロールと、前記現像ロールに現像剤を供給する現像
    剤撹拌搬送部材とをそれぞれ備えた前記複数の各現像
    器、(B04)前記現像剤補給口から前記現像容器内に新
    規現像剤が補給される時、前記現像剤排出口の開口部面
    積が小さくなるように作動する排出口面積調節部材。
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