JPH1165204A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1165204A
JPH1165204A JP9228680A JP22868097A JPH1165204A JP H1165204 A JPH1165204 A JP H1165204A JP 9228680 A JP9228680 A JP 9228680A JP 22868097 A JP22868097 A JP 22868097A JP H1165204 A JPH1165204 A JP H1165204A
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image
color
writing
signal
timing
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JP9228680A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Uko
勉 宇高
Yoshiki Matsuzaki
好樹 松崎
Kozo Tagawa
浩三 田川
Takeshi Kato
健 加藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトの周方向に複数のカラー画像
を並べて形成する場合でも、色ずれや画像の乱れのな
い、良質なカラー画像が得られるようにする。 【解決手段】 画像書込部9の走査開始信号と中間転写
ベルト16の回転周期信号との位相差を検出するととも
に、第1色目の最初のカラー画像の書込みに先立って検
出した位相差と、第2色目以降の最初のカラー画像の書
込みに先立って検出した位相差とを比較し、その比較結
果に基づいて第2色目以降の最初のカラー画像に対応す
る各色の画像書込み開始前のタイミングで中間転写ベル
ト16の回転速度を増減するコントロール部100と、
中間転写ベルト16の回転周期信号の出力タイミングを
基準に画像書込部9の走査開始信号をカウントし、その
カウント数に基づいて各々のカラー画像に対応する各色
の画像書込開始タイミングを制御する画像書込タイミン
グ制御部101とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各色のトナー画像
を転写体に重ね転写することでカラー画像を形成するカ
ラー画像形成装置に関し、特に、転写体の周方向に複数
のカラー画像を並べて形成する際の色ずれを防止するた
めの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11はカラー画像形成装置の構成例を
示す側面図である。図示したカラー画像形成装置は、大
きくは、原稿を走査して画像信号を取得する画像入力部
1と、この画像入力部1から与えられる画像信号に基づ
いて用紙に画像を形成する画像出力部8とから構成され
ている。画像入力部1では、透明な原稿台2の上面に載
せられた原稿(不図示)にランプ3から光を照射し、原
稿からの反射光を反射ミラー4,5を介してレンズ6に
入射される。レンズ6は、入射した光を収束してCCD
(Charge Coupled Device) 等の電荷結像素子7に入射さ
せる。そして電荷結合素子7は、入射した光を赤
(R)、緑(G)及び青(B)の各色に同時に分解して
R,G,B信号を出力する。
【0003】画像出力部8は、画像入力部1から供給さ
れるR,G,B信号を、これらと補色の関係にあるイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラッ
ク(K)の各色の画像信号(Y,M,C,K信号とも言
う)に分解して記憶する画像処理部(不図示)を有して
いる。そして、画像処理部から供給される画像信号は、
画像書込部9によってレーザビームLに変調される。こ
のレーザビームLは、画像書込部9に設けられたポリゴ
ンミラー(回転多面鏡)10aによって偏向させられ、
画像書込みのための主走査が一定の周期で行われる。な
お、符号10bは、ポリゴンミラー10aを回転させる
モータである。
【0004】レーザビームLの光路上には、レーザビー
ムLの透過に基づいて主走査の開始を検出し、走査開始
(SOS)信号を出力するSOSセンサ11が配設され
ている。また、SOSセンサ11を透過したレーザビー
ム11は、反射ミラー12で反射されて感光体ドラム1
3の外周面に照射され、感光体ドラム13の軸方向へ向
けて主走査される。そして、その主走査を一定の周期で
繰り返すことにより、感光体ドラム13の外周面に所定
の色(例えばイエロー)の静電潜像が書き込まれる。な
お、符号14aは、上述した静電潜像の書込みに先立っ
て感光体ドラム13の外周面を均一に帯電させる帯電
器、14bは感光体ドラム13上に残留したトナーを除
去するクリーナである。
【0005】感光体ドラム13に静電潜像が書き込まれ
ると、現像器15によって直ちに現像が行われる。現像
器15は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
各現像スリーブ15a〜15dを有しており、ドラム外
周面に書き込まれた静電潜像に対応する色のトナーを感
光体ドラム13に供給する。そして、そのように形成さ
れたトナー画像は、感光体ドラム13の外周に常時接触
させられた中間転写ベルト16に1次転写される。中間
転写ベルト16は、駆動ローラ17によって感光体ドラ
ム13の回転方向と同一方向へ同一速度で走行させられ
る。そして、中間転写ベルト16上にイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの各トナー画像が順次重ね転写
されることにより、一つのカラー画像が形成される。な
お、符号18,19は、中間転写ベルト16を支持する
支持ローラ、符号20は、中間転写ベルト16をトナー
と逆極性の電荷に帯電させるコロトロンである。
【0006】中間転写ベルト16の表面の側部には、図
12に示すように、ベルト表面と光の反射率が異なるマ
ークMが形成されている。このマークMは、中間転写ベ
ルト16に対向して配置されたホームセンサ22によっ
て検出され、その際にホームセンサ22はベルト基準信
号BH(Belt Home) を出力する。このベルト基準信号B
Hが出力されたときのベルト位置が、中間転写ベルト1
6の基準位置とされる。なお、符号23は、中間転写ベ
ルト16上の残留トナーを除去するクリーナ、符号25
は、支持ローラ19に接離可能に配置された2次転写ロ
ーラである。給紙トレイ26に積載された用紙は、給紙
ローラ27によって一枚ずつ取り出され、2次転写ロー
ラ25と支持ローラ19とのニップ位置へ供給される。
その際、用紙は図示せぬ帯電器によってトナーと逆極性
に帯電される。これにより、中間転写ベルト16上のト
ナー画像(カラー画像)は、上記ニップ部において用紙
に2次転写される。こうして、中間転写ベルト16から
カラー画像が2次転写された用紙は、その後、定着器2
8に送られて画像の定着がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなカラー画像
形成装置では、画像書込部9におけるレーザビームLの
走査間隔と中間転写ベルト16の周長との関係を、製造
公差や経時変化によるベルトの伸びなどにより、整数倍
の関係にすることが難しいため、画像書込部9の走査周
期と中間転写ベルト16の回転周期とが非同期となり、
その同期ずれに起因して色ずれが発生する。そこで、本
出願人は、画像書込部9の走査開始信号(SOS信号)
と中間転写ベルト16の回転周期信号(ベルト基準信号
BH)との位相差を検出し、第1色目に検出した位相差
と第2色目以降に検出した位相差との比較結果を基に、
各色の画像書込開始前のタイミングで中間転写ベルト1
6の回転速度を増減することにより、上記位相差ずれ
(非同期)による色ずれの発生を防止する技術を既に提
案している。
【0008】ところで、この種のカラー画像形成装置で
は、装置サイズを小型にできる反面、カラー画像を形成
するためのトナーの色数に応じて中間転写ベルト16を
何度も回転させる必要があるため、画像形成処理に時間
がかかるという難点がある。そこで、図13に示すよう
に、中間転写ベルト16の周方向に複数(図例では2
つ)のカラー画像G1,G2を並べて形成することによ
り、画像形成処理の時間短縮を実現したものが知られて
いる。
【0009】ところが、中間転写ベルト16の周方向に
複数のカラー画像G1,G2を並べて形成するにあた
り、各々のカラー画像G1,G2における色ずれの発生
を上記同様の技術によって防止しようとした場合に以下
のような不具合が発生する。即ち、各々のカラー画像G
1,G2に対応した各色の画像書込開始前のタイミング
でそれぞれ中間転写ベルト16の回転速度を増減する
と、既に全色分の画像転写を終えた最初のカラー画像G
1を用紙に転写している最中に、その後のカラー画像G
2に対応する最終色の画像書込みの際にベルト回転速度
が変更される場合があるため、用紙上に転写される最初
のカラー画像に乱れが生じてしまう。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、転写体の周方向
に複数のカラー画像を並べて形成する場合であっても、
色ずれや画像の乱れのない、良質なカラー画像を得るこ
とができるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、各色の画像信号に対応し
たレーザビームを走査開始信号に基づいて走査すること
により像担持体に静電潜像を書き込む画像書込手段と、
この画像書込手段によって像担持体に書き込まれた静電
潜像をトナー画像に現像し、かつそのトナー画像を所定
の速度で回転する転写体に転写する画像形成手段とを有
し、画像形成手段によって転写体に各色のトナー画像を
順次重ね転写することでカラー画像を形成するととも
に、そのカラー画像を転写体の周方向に複数並べて形成
可能としたカラー画像形成装置において、画像書込手段
の走査開始信号と転写体の回転周期信号との位相差を検
出するとともに、第1色目の最初のカラー画像の書込み
に先立って検出した位相差と、第2色目以降の最初のカ
ラー画像の書込みに先立って検出した位相差とを比較
し、その比較結果に基づいて第2色目以降の最初のカラ
ー画像に対応する各色の画像書込み開始前のタイミング
で転写体の回転速度を増減する駆動制御手段と、転写体
の回転周期信号の出力タイミングを基準に画像書込手段
の走査開始信号をカウントし、そのカウント数に基づい
て各々のカラー画像に対応する各色の画像書込開始タイ
ミングを制御する画像書込タイミング制御手段とを備え
た構成を採用している。
【0012】上記構成からなるカラー画像形成装置にお
いては、画像書込手段の走査開始信号と転写体の回転周
期信号とを位相差を駆動制御手段で検出するとともに、
第1色目の最初のカラー画像の書込みに先立って検出し
た位相差と、第2色目以降の最初のカラー画像の書込み
に先立って検出した位相差とを比較し、その比較結果に
基づいて第2色目以降の最初のカラー画像に対応する各
色の画像書込み開始前のタイミングで転写体の回転速度
を増減する。これにより、最初のカラー画像が転写体か
ら用紙に転写される際に、転写体の回転速度が増減され
ることがなくなる。また、上述のように駆動制御手段で
転写体の回転速度を増減したうえで、画像書込タイミン
グ制御手段が、転写体の回転周期信号の出力タイミング
を基準に画像書込手段の走査開始信号をカウントし、そ
のカウント数に基づいて各々のカラー画像に対応する各
色の画像書込開始タイミングを制御するため、各々のカ
ラー画像における各色の画像書込位置を一致させること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
るカラー画像形成装置の第1実施形態を示す機能ブロッ
ク図である。図1において、メインコントローラ102
は、カラー画像形成装置の各部を制御する各種の制御信
号を発生するものである。画像書込タイミング制御部1
01は、ホームセンサ22から出力されるベルト基準信
号BHを入力後、SOSセンサ11から入力されるSO
S信号をカウンタを用いて所定数カウントし、そのカウ
ント数に基づいて書込開始信号の立ち上がり(アクティ
ブ)タイミングを制御するもので、その書込開始信号の
立ち上がりタイミングにて、画像処理部8aが記憶する
Y,M,C,K信号を画像書込部9に出力する。
【0014】コントロール部100は、中間転写ベルト
16の回転速度を補正するための制御を行うものであ
る。このコントロール部100には、SOSセンサ11
から出力されるSOS信号と、ホームセンサ22から出
力されるベルト基準信号BHがそれぞれ入力される。そ
して、コントロール部100は、上記入力信号(SOS
信号,ベルト基準信号BH)からポリゴンミラー10a
の走査周期と中間転写ベルト16の回転周期との位相差
を検出し、その検出結果に基づいて中間転写ベルト16
の回転速度を増減するための補正信号を基準クロック発
生部120に出力する。
【0015】基準クロック発生部120には、PLL(P
hase Locked Loop) を用いたVCO(Voltage Control O
scilater) 等が使用されており、入力電圧に比例した周
波数の基準クロックを駆動モータ制御部121に出力す
る。駆動モータ制御部121は、基準クロック発生部1
20から供給される基準クロックに対応する周波数の励
磁電流をベルト駆動モータ123に供給する。なお、ベ
ルト駆動モータ123には、ステッピングモータやDC
ブラシレスモータ等が採用されている。
【0016】また、コントロール部100には、メイン
コントローラ102から出力される転写開始のタイミン
グを示す転写開始信号BTRが入力され、上記補正信号
の出力及び出力停止のタイミングを制御するようになっ
ている。すなわち、この実施の形態では、後述のように
各画像イメージの書込開始前のタイミングにおいて中間
転写ベルト16の回転速度を変更するため、転写開始信
号BTRに基づいて速度変更開始のタイミングと速度変
更停止のタイミングとを制御する。
【0017】続いて、本第1実施形態におけるカラー画
像形成装置の動作について、図2,図3のフローチャー
トと図4のタイムチャートを参照しつつ説明する。な
お、ここでは、先の図13に示したように、中間転写ベ
ルト16の周方向において、カラー画像の形成領域が2
つ設けられている場合を例に挙げて説明するが、本発明
に係るカラー画像形成装置は、中間転写ベルト16の周
方向にカラー画像の形成領域が3つ以上設けられている
場合でも適用可能である。
【0018】先ず、一連の画像形成処理に先立って、コ
ントロール部100及び画像書込タイミング制御部10
1は、カラー画像形成装置の制御系に内蔵されたタイマ
とカウンタをそれぞれリセットする(ステップS1)。
次に、コントロール部100では、ホームセンサ22か
らの最初のベルト基準信号1st BHを検知すると、タイ
マをスタートさせる(ステップS2,S3)。次いで、
SOSセンサ11からの最初のSOS信号を検知する
と、タイマを終了し、それと同時に画像書込タイミング
制御部101がカウンタをスタートさせる(ステップS
4,S5)。その際、コントロール部100では、タイ
マ終了時における計測値t1を取得し、これをメモリに
記憶してから、タイマをリセットする(ステップS6,
S7)。ここで取得した計測値t1は、図4に示すよう
に、第1色目(ベルト1周目)の画像形成に際して、ベ
ルト基準信号1st BHが立ち上がってから、最初のSO
S信号が立ち下がるまでの時間、つまりポリゴンミラー
10aの走査周期と中間転写ベルト16の回転周期との
位相差に相当する。
【0019】なお、SOS信号の基準タイミングを、そ
の立ち上がりタイミングとするか、立ち下がりタイミン
グとするかは、その後の書込開始信号PSの立ち上がり
タイミングを、どちらのタイミング(立ち上がりor立
ち下がり)で制御するかによって決定されるものであ
る。ちなみに、本第実施形態の場合は、図4に示すよう
に、SOS信号の立ち下がりタイミングを基準に書込開
始信号PSを制御していることから、SOS信号の基準
タイミングを、その立ち下がりタイミングで規定してい
る。
【0020】続いて、画像書込タイミング制御部101
は、カウンタによるSOS信号のカウント数が、予め設
定された値N1になった時点で、最初のカラー画像(以
下、第1のカラー画像と言う)に対応する書込開始信号
1st PSを立ち上げる(ステップS8,S9)。これに
より、第1のカラー画像に関して、感光体ドラム13の
表面に第1色目の画像の書込みが行われ、その書込み画
像がトナー画像に現像されて中間転写ベルト16上に転
写される。
【0021】その後も、画像書込タイミング制御部10
1では、カウンタによるSOS信号のカウント動作を継
続して行い、そのカウント数が、予め設定された値N2
(>N1)になった時点で、次のカラー画像(以下、第
2のカラー画像と言う)に対応する書込開始信号2nd P
Sを立ち上げ、その後でカウンタをリセットする(ステ
ップS10,S11,S12)。これにより、第2のカ
ラー画像に関しても、感光体ドラム13の表面に第1色
目の画像の書込みが行われ、その書込み画像がトナー画
像に現像されて中間転写ベルト16に転写される。ただ
し、この場合の画像転写位置は、上記第1のカラー画像
に対応するトナー画像とは重ならない別の位置となり、
その結果、中間転写ベルト16には、その周方向にわた
って第1色目のトナー画像からなる画像イメージが二つ
並べて形成される。
【0022】その後、コントロール部100では、ホー
ムセンサ22からの次(n個目:ただしn=2,3,
4)のベルト基準信号BHを検知すると、タイマをスタ
ートさせる(ステップS13,S14)。次いで、SO
Sセンサ11からの最初のSOS信号を検知すると、タ
イマを終了し、それと同時に画像書込タイミング制御部
101がカウンタをスタートさせる(ステップS15,
S16)。その際、コントロール部100では、タイマ
終了時における計測値t1′(位相差)を取得する(ス
テップS17)。この計測値t1′は、図4に示すよう
に、第2色目(ベルト2周目)の画像形成に際して、n
個目のベルト基準信号BHが立ち上がってから、最初の
SOS信号が立ち下がるまでの時間に相当する。
【0023】次に、コントロール部100は、第1色目
(ベルト1周目)において記憶した計測値t1と第2色
目(ベルト2周目)において取得した計測値t1′か
ら、そのずれ量(t1−t1′)を算出し、さらにその
ずれ量に基づいて中間転写ベルト16を駆動するベルト
駆動モータ123の速度補正値を設定する(ステップS
18,S19)。この場合の補正値は、基準クロック発
生部120から発生する基準クロックの周波数を所定の
時間だけ変更するための係数で、例えばその係数を5p
pmの間隔で設定しておいて、先に求めたずれ量に対応
する係数を補正値として設定する。
【0024】次に、コントロール部100では、タイマ
をリセットしたのち、ベルト基準信号BHを検知してか
ら書込開始信号PSが出力されるまでの間の非画像エリ
アか否かを判定する(ステップS20,S21)。そし
て、非画像エリアである場合は、その間に基準クロック
発生部120に補正信号を出力して中間転写ベルト16
の回転速度を変更(増加又は減少)し、その後、上記所
定の時間が経過した時点でベルト回転速度を元の定常速
度に戻す(ステップS22,S23)。ちなみに、上述
した「非画像エリア」とは、濃度検出のためのパッチ画
像の書込みや、他の制御用パラメータを設定するための
各種画像の書込みが行われない時間帯領域を意味する。
【0025】続いて、画像書込タイミング制御部101
では、カウンタによるSOS信号のカウント数が、予め
設定された値N1になった時点で、第1のカラー画像に
対応する書込開始信号1st PSを立ち上げ、その後、カ
ウンタのカウント数が、予め設定された値N2(>N
1)になった時点で、第2のカラー画像に対応する書込
開始信号2nd PSを立ち上げた後、カウンタをリセット
する(ステップS24〜S28)。これにより、中間転
写ベルト16には、その周方向にわたって第1色目のト
ナー画像に第2色目のトナー画像を重ね転写してなる二
つの画像イメージが並べて形成される。
【0026】次いで、コントロール部100では、第4
色目までの画像形成が終了したか否かを判定する(ステ
ップS30)。このとき、第4色目までの画像形成が終
わっていなければ先のステップS13に戻って、第3色
目及び第4色目に関しても上記同様の処理を行い、4色
分の画像形成を終えた段階で、一連の画像形成処理を終
了する。
【0027】このように本第1実施形態においては、ホ
ームセンサ22から出力されるベルト基準信号BHとS
OSセンサ11から出力されるSOS信号の位相差(時
間差)を、タイマーの計測によりコントロール部100
で検出し、第1色目の位相差と第2色目以降の位相差と
の差分データを基に、第2色目以降の最初のカラー画像
に対応する各色の画像書込み開始前のタイミングで中間
転写ベルト16の回転速度を増減するようにしたので、
第1のカラー画像を中間転写ベルト16から用紙に転写
している最中に、中間転写ベルト16の回転速度が増減
されることがなくなる。また、上述のようにコントロー
ル部100で中間転写ベルト16の回転速度を増減した
うえで、画像書込タイミング制御部101が、SOS信
号の出力タイミングを起点にSOS信号を継続してカウ
ントし、そのカウント数が所定の値(N1,N2)にな
った時点で、第1,第2のカラー画像に対応する書込開
始信号PSを立ち上げるため、第1,第2のカラー画像
における各色の画像書込位置を一致させることができ
る。
【0028】ここで、上記第1実施形態においては、図
5(a)に示すように、中間転写ベルト16の周方向に
対して、いずれか1箇所にマークMを設け、このマーク
Mをホームセンサ22が検知した際に出力されるベルト
基準信号BHを用いて色ずれ補正を行う場合について述
べているが、画像形成を開始してから最初のカラー画像
が出力されるまでの時間、即ちFCOT(First Copy Ou
tput Time)に関しては、図5(b)に示すように、中間
転写ベルト16に複数箇所にわたってマークMを設けた
方が有利である。その理由は、上記図2に示すステップ
S2の処理において、最初のベルト基準信号BHが検知
されるまでの時間を比較した場合、図5(a)のように
マークMが1個であると、最大で中間転写ベルト16の
1周分相当の時間がかかるのに対し、図5(b)のよう
にマークMが均一のピッチで3個あると、最大でも中間
転写ベルト16の1/3周分相当の時間で済むためであ
る。
【0029】そこで、本第1実施形態において、図5
(b)のように中間転写ベルト16に複数箇所にわたっ
てマークMを設けた場合は、上記図3に示すステップS
13の処理で、ベルト基準信号BHの認識の仕方、つま
りnの設定値を変更することで対応することができる。
例えば、マークMの個数が2個の場合はn=3,5,7
と設定し、マークMの個数が3個の場合はn=4,7,
10と設定する。これにより、画像形成開始時にホーム
センサ22によって最初に検知されたマークMに対応す
るベルト基準信号BHだけが有効となり、それ以外のマ
ークMに対応したベルト基準信号BHは無効となるた
め、中間転写ベルト16に複数箇所にわたってマークM
を設けた場合でも同様の色ずれ補正処理を実施すること
ができる。
【0030】ところで、上述のようにホームセンサ22
からのベルト基準信号BHを起点としてSOS信号をカ
ウントし、そのカウント数に基づいて各々のカラー画像
に対応する各色の画像の書込開始タイミングを制御する
場合は、一つのベルト基準信号BHを検知した後、ベル
ト1周の間に複数の画像イメージを連続して中間転写ベ
ルト16に転写することになる。そのため、それらの画
像イメージに対応する画像データを一括して記憶し得る
だけの大容量のメモリが必要となる。
【0031】そこで、以下に述べる本発明の第2実施形
態においては、中間転写ベルト16上に形成されるカラ
ー画像の数に関係なく、一つの画像イメージに対応する
画像データを記憶し得るだけの小容量のメモリで対応で
きる好適な色ずれ補正処理について、図6〜図8のフロ
ーチャートと図9のタイムチャートを参照しつつ説明す
る。
【0032】先ず、カラー画像形成装置の構成として
は、先の図5(b)に示すように、中間転写ベルト16
上に所定のピッチで複数のマークMが設けられ、それぞ
れのマークMの間に一つのカラー画像が形成されるもの
とする。なお、本第2実施形態においても、先の図13
に示したように、中間転写ベルト16の周方向に対し、
カラー画像の形成領域数が2つ設けられている場合を例
に挙げ、最初に形成されるカラー画像を第1のカラー画
像とし、その次に形成されるカラー画像を第2のカラー
画像と称して説明する。
【0033】先ず、一連の画像形成処理に先立って、コ
ントロール部100及び画像書込タイミング制御部10
1は、カラー画像形成装置の制御系に内蔵されたタイマ
とカウンタをそれぞれリセットする(ステップS10
1)。次に、コントロール部100では、ホームセンサ
22からの最初のベルト基準信号1st BHを検知する
と、タイマをスタートさせる(ステップS102,S1
03)。因みに、ここで言う「ベルト基準信号1st B
H」とは、第1のカラー画像に対応するベルト基準信号
に相当するもので、その後、中間転写ベルト16が1周
するごとに、ホームセンサ22から「ベルト基準信号1s
t BH」が出力されることになる。
【0034】次いで、コントロール部100では、SO
Sセンサ11からの最初のSOS信号を検知すると、タ
イマを終了し、それと同時に画像書込タイミング制御部
101がカウンタをスタートさせる(ステップS10
4,S105)。その際、コントロール部100では、
タイマ終了時における計測値t1(位相差)を取得し、
これをメモリに記憶してから、タイマをリセットする
(ステップS106,S107)。ここで取得した計測
値t1は、図9に示すように、第1色目(ベルト1周
目)の画像形成に際して、ベルト基準信号1st BHが立
ち上がってから、最初のSOS信号が立ち下がるまでの
時間に相当する。
【0035】続いて、画像書込タイミング制御部101
は、カウンタによるSOS信号のカウント数が、予め設
定された値Nになった時点で、第1のカラー画像に対応
する書込開始信号1st PSを立ち上げ、その後、カウン
タをリセットする(ステップS108〜S119)。こ
れにより、第1のカラー画像に関して、感光体ドラム1
3の表面に第1色目の画像の書込みが行われ、その書込
み画像がトナー画像に現像されて中間転写ベルト16上
に転写される。
【0036】その後、コントロール部100は、ホーム
センサ22からの次のベルト基準信号2nd BHを検知す
ると、タイマをスタートさせる(ステップS111,S
112)。ちなみに、ここで言う「ベルト基準信号2nd
BH」とは、第2のカラー画像に対応するベルト基準信
号に相当するもので、その後、中間転写ベルト16が1
周するごとに、ホームセンサ22から「ベルト基準信号
2nd BH」が出力されることになる。
【0037】次いで、コントロール部100では、SO
Sセンサ11からの最初のSOS信号を検知すると、タ
イマを終了し、それと同時に画像書込タイミング制御部
101がカウンタをスタートさせる(ステップS11
3,S114)。その際、コントロール部100では、
タイマ終了時における計測値t2(位相差)を取得し、
これをメモリに記憶してから、タイマをリセットする
(ステップS115,S116)。ここで取得した計測
値t2は、図9に示すように、第1色目(ベルト1周
目)の画像形成に際して、ベルト基準信号2nd BHが立
ち上がってから、最初のSOS信号が立ち下がるまでの
時間に相当する。
【0038】その後、画像書込タイミング制御部101
では、カウンタによるSOS信号のカウント数が、予め
設定された値Nになった時点で、第2のカラー画像に対
応する書込開始信号2nd PSを立ち上げ、その後、カウ
ンタをリセットする(ステップS117〜S119)。
これにより、第2のカラー画像に関して、感光体ドラム
13の表面に第1色目の画像の書込みが行われ、その書
込み画像がトナー画像に現像されて中間転写ベルト16
上に転写される。この時点で、中間転写ベルト16に
は、その周方向にわたって第1色目のトナー画像からな
る二つの画像イメージが並べて形成される。
【0039】次いで、コントロール部100では、ホー
ムセンサ22から第1のカラー画像に対応するベルト基
準信号1st BHを検知すると、タイマをスタートさせる
(ステップS120,S121)。次いで、SOSセン
サ11からの最初のSOS信号を検知すると、タイマを
終了し、それと同時に画像書込タイミング制御部101
がカウンタをスタートさせる(ステップS122,S1
23)。その際、コントロール部100では、タイマ終
了時における計測値t1′(位相差)を取得する(ステ
ップS124)。この計測値t1′は、図9に示すよう
に、第2色目(ベルト2周目)の画像形成に際して、ベ
ルト基準信号1st BHが立ち上がってから、最初のSO
S信号が立ち下がるまでの時間に相当する。
【0040】次に、コントロール部100は、第1色目
(ベルト1周目)において記憶した計測値t1と第2色
目(ベルト2周目)において取得した計測値t1′か
ら、そのずれ量(t1−t1′)を算出し、さらにその
ずれ量に基づいて中間転写ベルト16を駆動するベルト
駆動モータ123の速度補正値を設定する(ステップS
125,S126)。
【0041】次に、コントロール部100では、タイマ
をリセットしたのち、ベルト基準信号BHを検知してか
ら書込開始信号PSが出力されるまでの間の非画像エリ
アか否かを判定する(ステップS127,S128)。
そして、非画像エリアである場合は、その間に基準クロ
ック発生部120に補正信号を出力して中間転写ベルト
16の回転速度を変更(増加又は減少)し、その後、所
定の時間が経過した時点でベルト回転速度を元の定常速
度に戻す(ステップS129,S130)。
【0042】続いて、画像書込タイミング制御部101
では、カウンタによるSOS信号のカウント数が、予め
設定された値Nになった時点で、第1のカラー画像に対
応する書込開始信号1st PSを立ち上げたのち、カウン
タをリセットする(ステップS131〜S133)。そ
の後、コントロール部100では、ホームセンサ22か
ら第2のカラー画像に対応するベルト基準信号2nd BH
を検知すると、タイマをスタートさせる(ステップS1
34,S135)。次いで、SOSセンサ11からの最
初のSOS信号を検知すると、タイマを終了し、それと
同時に画像書込タイミング制御部101がカウンタをス
タートさせる(ステップS136,S137)。その
際、コントロール部100では、タイマ終了時における
計測値t2′(位相差)を取得する(ステップS13
8)。この計測値t2′は、図9に示すように、第2色
目(ベルト2周目)の画像形成に際して、ベルト基準信
号2nd BHが立ち上がってから、最初のSOS信号が立
ち下がるまでの時間に相当する。
【0043】ここで、例えば図9に示すように、第1色
目(ベルト1周目)に取得した計測値t1が400μs
ecで、第2色目(ベルト2周目)以降に取得した計測
値t1′が200μsecであった場合、先に実施した
ステップS125〜S130の処理では、そのずれ分を
補正するため、つまり第1色目の位相差と第2色目以降
の位相差とが同じになるようにベルト速度を補正してい
る。したがって原理的には、多少の誤差を考慮しても、
第1色目に取得した計測値t2と第2色目に取得した計
測値t2′とは近似した値になるはずである。ところ
が、ベルト基準信号BHの立ち上がりタイミングと略同
時にSOS信号が立ち下がるようなケースでは、両信号
の間でディジタルの競合が起こる。そうすると、ベルト
基準信号BHの立ち上がりタイミングと略同時に立ち下
がったSOS信号を「最初のSOS信号」として認識す
る場合と、その次のSOS信号を「最初のSOS信号」
として認識する場合とが発生し、これによって第2の画
像イメージに対応する書込開始信号2nd PSの立ち上が
りタイミングが、SOS信号の1周期分(1ライン分)
だけずれてしまうことになる。
【0044】そこで、コントロール部100は、第1色
目(ベルト1周目)において記憶した計測値t2と第2
色目以降において取得した計測値t2′から、その差分
の絶対値を求め、この求めた絶対値と予め設定されたし
きい値Ltとを比較する(ステップS139)。このし
きい値Ltは、上述したディジタルの競合によるタイミ
ングずれの有無を判定するための基準値となるもので、
例えばSOS信号の1/2周期分の時間に設定される。
その際、上記絶対値がしきい値よりも大きい場合は、さ
らにその差分(t2−t2′)が0(ゼロ)よりも大き
いか否か、つまりその正負を判定し、正の値であれば、
Nの値を1だけインクリメントし、負の値であれば、N
の値を1だけディクリメントする(ステップS140,
S141,S142)。一方、上記絶対値がしきい値以
下の場合は、ディジタルの競合によるタイミングずれが
なかったものとして、Nの値を変更せずにステップS1
43に進む。
【0045】即ち、ステップS143において、画像書
込タイミング制御部101では、カウンタによるSOS
信号のカウント数が、予め設定された値Nになったか否
かを判定する。そして、カウンタによるSOS信号のカ
ウント数がNになった時点で、第2のカラー画像に対応
する書込開始信号2nd PSを立ち上げた後、カウンタを
リセットし、Nの値を初期値(ステップS141又はS
142で変更する前の値)に戻しておく(ステップS1
44〜S146)。この時点で、中間転写ベルト16に
は、その周方向にわたって第1色目のトナー画像に第2
色目のトナー画像を重ね転写してなる二つの画像イメー
ジが並べて形成される。
【0046】ここで、例えば図9に示すように、第1色
目(ベルト1周目)に取得した計測値t2が20μse
cで、第2色目(ベルト2周目)以降に取得した計測値
t2′が、SOS信号のほぼ1周期分に相当するずれ量
の650μsecであった場合は、その差分が−630
μsecとなることから、上記ステップS142にて変
更されたNの値(N−1)に基づいて書込開始信号2nd
PSが立ち上げられることになる。その結果、ディジタ
ルの競合による画像書込開始のタイミングずれが補正さ
れる。
【0047】次いで、コントロール部100では、第4
色目までの画像形成が終了したか否かを判定する(ステ
ップS147)。このとき、第4色目までの画像形成が
終わっていなければ先のステップS120に戻って、第
3色目及び第4色目に関しても上記同様の処理を行い、
4色分の画像形成を終えた段階で、一連の画像形成処理
を終了する。
【0048】このように本第2実施形態においては、第
1,第2のカラー画像をそれぞれ個別のベルト基準信号
BHを基準に形成するようにしたので、一つの画像イメ
ージに対応する画像データを記憶し得るだけのメモリ容
量で対応可能となる。また、第2のカラー画像に対応す
る基準信号TR0とSOSセンサ11からのSOS信号
との間でディジタルの競合が起こった場合でも、これに
伴う画像書込タイミングのずれを、SOS信号のカウン
ト数を変更することで補正するようにしたので、ディジ
タルの競合によって色ずれが発生することもない。
【0049】ところで、本第2実施形態で例示したよう
に、中間転写ベルト16の周方向に2つのカラー画像を
並べて形成する場合、それらのカラー画像を図13のよ
うに二つのマークMの間に形成するようにすると、画像
形成開始時に最初にベルト基準信号BHが検知されるま
での時間は、最大で中間転写ベルト16の半周分相当の
時間となる。そこで、中間転写ベルト16の周方向に、
例えばベルト周長の1/4ピッチで計4つのマークMを
設け、画像形成開始時に最初にホームセンサ22で検知
されたマークMに対応するベルト基準信号BHと、その
時点から1/2周期ずれて検知されたベルト基準信号B
Hとを有効とし、それ以外のベルト基準信号BHを無効
とすれば、画像形成開始時に最初にベルト基準信号BH
が検知されるまでの時間は、最大でも中間転写ベルト1
6の1/4周分相当の時間となるため、その分だけFC
OTを短縮することが可能となる。
【0050】なお、上記第2実施形態においては、ディ
ジタルの競合によるタイミングずれを補正するにあたっ
て、SOS信号のカウント数を変更することで対応した
が、これ以外にも以下のような処理形態を採用すること
ができる。
【0051】即ち、図10のタイムチャートに示すよう
に、ホームセンサ22からのベルト基準信号BHから、
SOS信号1周期の整数倍に相当する所定の時間t0
(図例では2msec)だけ遅延させて新たな基準信号
TR0を立ち上げるとともに、上記ベルト基準信号BH
の立ち下がりタイミングから最初のSOS信号の立ち下
がりまでの時間t1,t2,t1′,t2′を上記同様
にタイマを用いて計測する。そして、第1色目(ベルト
1周目)に取得した計測値t2と第2色目(ベルト2周
目)以降に取得した計測値t2′との差分絶対値がしき
い値よりも大きかった場合は、その差分が正の値が負の
値かによって、ベルト基準信号2nd BHに対応する基準
信号TR0のタイミングを、ソフトウェア上でSOS信
号の1周期分だけ前後にずらして認識し、その認識した
基準信号TR0からのSOS信号のカウント数が、予め
設定された値N(この場合のNは固定値)になった時点
で、第2の画像イメージに対応する書込開始信号2nd P
Sを立ち上げる。つまり、SOS信号のカウント数を変
更する代わりに、SOS信号のカウント開始タイミング
を変更することでも、ディジタルの競合によるタイミン
グずれを補正できる。
【0052】また、上記第1,第2実施形態において
は、第1色目の最初のカラー画像の書込み開始前に検出
した位相差を基準時間とし、この基準時間と、第2色以
降に検出した位相差との比較結果に基づいて中間転写ベ
ルト16の回転速度を増減するようにしたが、これ以外
にも、予め比較の基準値となる基準時間を設定しておい
て、この基準時間と、各色の最初のカラー画像の書き込
みに先立って検出した位相差とを比較し、その比較結果
に基づいて最初のカラー画像に対応する各色の画像書き
込み開始前のタイミング、つまり第1色目の画像書き込
み開始前のタイミングから中間転写ベルト16の回転速
度を増減するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー画
像形成装置によれば、第1色目の最初のカラー画像の書
込みに先立って検出した位相差と、第2色目以降の最初
のカラー画像の書込みに先立って検出した位相差とを駆
動制御手段で比較し、その比較結果に基づいて第2色目
以降の最初のカラー画像に対応する各色の画像書込み開
始前のタイミングで転写体の回転速度を増減するように
したので、用紙上での画像の乱れを確実に防止すること
ができる。また、駆動制御手段で転写体の回転速度を増
減したうえで、転写体の回転周期信号の出力タイミング
を基準に画像書込タイミング制御手段で画像書込手段の
走査開始信号をカウントし、そのカウント数に基づいて
各々のカラー画像に対応する各色の画像書込開始タイミ
ングを制御するようにしたので、各々のカラー画像にお
ける色ずれの発生についても確実に防止することができ
る。その結果、転写体の周方向に複数のカラー画像を並
べて形成する場合であっても、色ずれや画像の乱れのな
い、良質なカラー画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカラー画像形成装置の第1実施
形態を示す機能ブロック図である。
【図2】 第1実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するフローチャート(その1)である。
【図3】 第1実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するフローチャート(その2)である。
【図4】 第1実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図5】 第1実施形態の応用例を説明するための図で
ある。
【図6】 第2実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するフローチャート(その1)である。
【図7】 第2実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するフローチャート(その2)である。
【図8】 第2実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するフローチャート(その3)である。
【図9】 第2実施形態におけるカラー画像形成装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図10】 第2実施形態の他の動作を説明するタイム
チャートである。
【図11】 カラー画像形成装置の構成例を示す側面図
である。
【図12】 中間転写ベルトの斜視図である。
【図13】 中間転写ベルトの展開図である。
【符号の説明】
9…画像書込部、11…SOSセンサ、13…感光体ド
ラム、16…中間転写ベルト、22…ホームセンサ、1
00…コントロール部(駆動制御手段)、101…画像
書込タイミング制御部(画像書込タイミング制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 健 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色の画像信号に対応したレーザビーム
    を走査開始信号に基づいて走査することにより像担持体
    に静電潜像を書き込む画像書込手段と、この画像書込手
    段によって前記像担持体に書き込まれた静電潜像をトナ
    ー画像に現像し、かつそのトナー画像を所定の速度で回
    転する転写体に転写する画像形成手段とを有し、前記画
    像形成手段によって前記転写体に各色のトナー画像を順
    次重ね転写することでカラー画像を形成するとともに、
    そのカラー画像を前記転写体の周方向に複数並べて形成
    可能としたカラー画像形成装置において、 前記画像書込手段の走査開始信号と前記転写体の回転周
    期信号との位相差を検出するとともに、第1色目の最初
    のカラー画像の書込みに先立って検出した前記位相差
    と、第2色目以降の最初のカラー画像の書込みに先立っ
    て検出した前記位相差とを比較し、その比較結果に基づ
    いて前記第2色目以降の最初のカラー画像に対応する各
    色の画像書込み開始前のタイミングで前記転写体の回転
    速度を増減する駆動制御手段と、 前記転写体の回転周期信号の出力タイミングを基準に前
    記画像書込手段の走査開始信号をカウントし、そのカウ
    ント数に基づいて各々のカラー画像に対応する各色の画
    像書込開始タイミングを制御する画像書込タイミング制
    御手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 各色の画像信号に対応したレーザビーム
    を走査開始信号に基づいて走査することにより像担持体
    に静電潜像を書き込む画像書込手段と、この画像書込手
    段によって前記像担持体に書き込まれた静電潜像をトナ
    ー画像に現像し、かつそのトナー画像を所定の速度で回
    転する転写体に転写する画像形成手段とを有し、前記画
    像形成手段によって前記転写体に各色のトナー画像を順
    次重ね転写することでカラー画像を形成するとともに、
    そのカラー画像を前記転写体の周方向に複数並べて形成
    可能としたカラー画像形成装置において、 前記画像書込手段の走査開始信号と前記転写体の回転周
    期信号との位相差を検出するとともに、各色の最初のカ
    ラー画像の書き込みに先立って検出した前記位相差と、
    予め設定された基準時間とを比較し、その比較結果に基
    づいて最初のカラー画像に対応する各色の画像書込み開
    始前のタイミングで前記転写体の回転速度を増減する駆
    動制御手段と、 前記転写体の回転周期信号の出力タイミングを基準に前
    記画像書込手段の走査開始信号をカウントし、そのカウ
    ント数に基づいて各々のカラー画像に対応する各色の画
    像書込開始タイミングを制御する画像書込タイミング制
    御手段とを備えたことを特徴とするカラー画像形成装
    置。
JP9228680A 1997-08-26 1997-08-26 カラー画像形成装置 Pending JPH1165204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035169A1 (en) * 1999-11-11 2001-05-17 Seiko Epson Corporation Image forming device and image forming method
US6708017B2 (en) 2001-04-26 2004-03-16 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including controller to start driving movable body after image carrier
JP2006011284A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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