JP2002303807A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2002303807A
JP2002303807A JP2001109070A JP2001109070A JP2002303807A JP 2002303807 A JP2002303807 A JP 2002303807A JP 2001109070 A JP2001109070 A JP 2001109070A JP 2001109070 A JP2001109070 A JP 2001109070A JP 2002303807 A JP2002303807 A JP 2002303807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
timing
sos
detection
light beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001109070A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001109070A priority Critical patent/JP2002303807A/ja
Publication of JP2002303807A publication Critical patent/JP2002303807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ビームの光量に係わらず同期信号を安定し
て取得すると共に、画像の位置変動を防止する。 【解決手段】 補正制御部122は、光量制御部120
へ、感光体表面の電位測定結果に基づいて、所定濃度の
画像を得るためにLD50の出力光量を設定すると共
に、画像タイミング生成部118へ、当該設定光量に応
じてSOSセンサ72内のアンプのゲイン(すなわちS
OSセンサ72の感度)を設定する。また、補正制御部
122は、このゲイン設定によって、ゲインが切替えら
れる場合は、当該ゲイン切替に伴って生じるSOS信号
の発生タイミングの変動量に応じて、画像タイミング生
成部118への画像書出しタイミングの設定を変更(補
正)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置及び画
像形成装置に係わり、特に、画像データに基づく光ビー
ムを走査しながら画像記録媒体上に照射し、前記記録媒
体上に画像を形成するために用いられる光走査装置及び
この光走査装置を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタや電子写真複
写機等、光走査装置によって光ビームを感光体上に走査
させて画像を記録する画像形成装置が普及しており、さ
らに近年は、写真や印刷等の高品位の画像を提供する用
途にもその技術が応用されている。
【0003】光走査装置では、一般に、半導体レーザ等
の光源から出力された画像データに基づいて変調された
光ビームを、コリメータレンズ等を介して、所定速度で
回転するポリゴンミラー(回転多面鏡)の反射面に入射
させる。このポリゴンミラーの回転により、光ビームの
入射角が連続的に変化しながら偏向され、光ビームが感
光体上を走査して、感光体上に静電潜像を形成するよう
になっている。
【0004】このような画像形成装置では、一般に、画
像記録領域外にSOS(Start of Scan)センサやEO
S(End of Scan)センサ等、走査タイミングを検知す
るためのセンサ(以下、「同期検知手段」という)が配
設されており、当該同期検知手段から出力される走査タ
イミングを示す信号を同期信号として用いて、主走査方
向の画像書出し位置を制御している。この同期検知手段
は、PD(フォトダイオード)等の光検出センサで走査
光ビームを検知し、当該検知した光ビームの光量と所定
の閾値レベルとを比較することによって得た論理レベル
信号を、走査タイミングを示す信号(同期信号)として
出力する。
【0005】ところで、近年は、高品位画像形成のため
に、多用な環境下でも十分な階調性を得ることが要求さ
れ、光ビームの使用光量範囲が拡大してきている。特
に、カラー画像を形成する画像形成装置では、イエロー
(Y)、マジェンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)等の各色毎に感光体の感度やトナーの電気的特性
が異なり、色毎に光ビームの光量を設定する必要があ
る。すなわち、カラー画像を形成する場合は、単色画像
を形成するよりも、より一層広い使用光量範囲が要求さ
れる。
【0006】しかしながら、同期検知手段が安定して動
作可能な光量範囲には限界があり、単一感度の同期検知
手段では、要求される使用光量範囲に渡って、同期信号
の発生タイミングを安定させることが困難になってきて
いる。同期検知手段の動作が不安定で同期信号の発生タ
イミングがずれると、主走査方向の画像書出しタイミン
グが変動し、出力画像に歪みが生じてしまう。特に、カ
ラー画像の場合は、この歪みが色ずれとなって現れるた
め、微小なずれであっても視認性が高い。
【0007】このため、特開昭63−8670号公報に
は、図18に示すように、同期検知手段300とは別に
光量検知手段302を備え、当該光量検知手段からの出
力のピーク値をホールドし、当該ホールドしたピーク値
に基づいて、同期信号(ビームディテクト信号)を発生
させる際に用いる参照値レベルを変化させることで、同
期信号の発生タイミングを安定させる技術が提案されて
いる。
【0008】また、特開平6−286217号公報に
は、図19に示すように、光ビームを受光したPD31
0からの出力のピーク値をホールドし、当該ホールドし
たピーク値に基づいて、PDの出力を増幅する可変利得
増幅器312の増幅率を変化させて、同期信号の発生タ
イミングを安定させる技術が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−8670号公報記載の技術では、光量検知手段に
入射する光ビームの光量に応じて、当該光量検知手段の
出力パルス幅が異なるため、参照値レベルを変化させる
ことによって、使用可能光量範囲を広げることができて
も、同期信号のパルスのエッジ位置が変化してしまい、
画像書出し位置がずれてしまうという問題があった。ま
た、ノイズ成分(数百mV程度)を考慮すると、安定し
て動作可能な光量範囲は5倍程度の範囲にすぎなかっ
た。
【0010】また、特開平6−286217号公報記載
の技術では、参照値レベルとの比較結果のパルス出力の
エッジ位置変化が小さくはなるが、カラー画像を形成す
る画像形成装置において、一般的な色ずれの許容量であ
る125μm以下を満足させるには不充分であった。
【0011】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、光ビームの光量に係わらず同期信号を安定
して取得すると共に、画像の位置変動を防止することが
できる光走査装置及び画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、画像データに基づく光ビ
ームを走査しながら画像記録媒体上に照射し、前記画像
記録媒体上に画像を形成するために用いられる光走査装
置であって、前記光ビームが入射する位置に配設され、
前記光ビームの走査タイミングを検知し、且つ検知感度
が変更可能な検知手段と、前記検知手段によって検知し
た前記走査タイミングに同期して、前記画像の書出しタ
イミングを制御するタイミング制御手段と、前記光ビー
ムの光量に応じて、前記検知感度を変更すると共に、当
該検知感度の変更に応じて、前記画像の書出しタイミン
グを補正する変更補正手段と、を有することを特徴とし
ている。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、検知手段
では、当該検知手段に光ビームが入射されることによっ
て、光ビームの走査タイミングを検知し、タイミング制
御手段では、この検知された走査タイミングに同期し
て、すなわち走査タイミングを同期信号として、画像の
書き出しタイミングを制御する。
【0014】このとき、変更補正手段によって、光ビー
ムの光量に応じて、検知手段の検知感度が変更されるの
で、検知手段では、当該光量に適した検知感度で走査タ
イミングを検知することができ、光ビームの光量に係わ
らずに安定して同期信号を取得できる。
【0015】また、この検知感度の変更に応じて、変更
補正手段では、タイミング制御手段での画像の書き出し
タイミングを補正する。これにより、検知感度の変更に
伴って検知手段で検知される走査タイミングの変動に応
じて、画像の書出し位置を補正でき、検知感度の切替え
による画像の位置変動を防止することができる。
【0016】具体的には、例えば、請求項2に記載され
ているように、前記変更補正手段は、予め設定されてい
る所定の補正量に基づいて、前記画像の書出しタイミン
グを補正するようにするとよい。
【0017】また、請求項3に記載されているように、
前記変更補正手段は、前記検知感度が一定の場合の前記
検知手段による前記走査タイミングの検知間隔と、前記
検知感度が異なる場合の前記検知手段による前記走査タ
イミングの検知間隔との差分に基づいて、前記画像の書
出しタイミングを補正するようにしてもよい。
【0018】また、請求項4に記載されているように、
複数の前記検知手段を備え、前記変更補正手段は、前記
検知感度が略同一の場合の前記複数の検知手段による走
査タイミングの検知間隔と、前記検知感度が互いに異な
る場合の前記複数の検知手段による走査タイミングの検
知間隔との差分に基づいて、前記画像の書き出しタイミ
ングを補正するようにしてもよい。
【0019】請求項5に記載の発明は、複数色に対応す
る画像データに基づく光ビームを走査しながら、複数色
に対応する画像記録媒体上に照射し、前記画像記録媒体
上又は転写媒体上に多色画像を形成する画像形成装置で
あって、前記光ビームが入射する位置に配設され、前記
光ビームの走査タイミングを検知し、且つ検知感度が変
更可能な検知手段と、前記検知手段によって検知した前
記走査タイミングに同期して、前記画像の書出しタイミ
ングを制御するタイミング制御手段と、前記多色画像上
の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、前記光ビームの
光量に基づいて、前記検知感度を変更すると共に、当該
検知感度を変更後の前記検出手段による検出結果に基づ
いて、前記画像の書出しタイミングを補正する変更補正
手段と、を有することを特徴としている。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、検知手段
では、当該検知手段に光ビームが入射されることによっ
て、光ビームの走査タイミングを検知し、タイミング制
御手段では、この検知された走査タイミングに同期し
て、すなわち走査タイミングを同期信号として、画像の
書き出しタイミングを制御する。
【0021】このとき、光ビームの光量に応じて、検知
手段の検知感度が変更されるので、検知手段では、当該
光量に適した検知感度で走査タイミングを検知すること
ができ、光ビームの光量に係わらずに安定して同期信号
を取得できる。
【0022】また、この検知感度の変更に応じて、変更
補正手段では、検知感度変更後に色ずれ検出手段で検出
された多色画像上の色ずれ、すなわち検知感度の変更に
伴って生じた色ずれに基づいて、タイミング制御手段で
の画像の書き出しタイミングを補正する。これにより、
検知感度の変更に伴って検知手段で検知される走査タイ
ミングの変動による画像の位置変動を防止でき、画像に
色ずれが生じるのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0024】[全体構成]図1には、本発明が適用された
画像形成装置が示されている。図1に示すように、この
画像形成装置10には、複数の巻きかけローラ12に張
架され、モータ(図示省略)の駆動により矢印A方向に
搬送される無端ベルト状の中間転写体14の搬送方向に
沿って、各々矢印B方向に所定速度で回転する複数の感
光体ドラム(以下、「感光体」と称す)16が配設され
ている。
【0025】なお、本実施の形態における画像形成装置
10は、カラー画像を対象画像としているため、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色に対応する感光体16Y、16M、16
C、16Kがそれぞれ配設されている。以下、同様に、
各色毎に設けられた部材については、符号の末尾に各々
の色を示すアルファベット(Y/M/C/K)を付与し
て示すが、特に色を区別せずに説明する場合は、この符
号末尾のアルファベットを省略して説明する。
【0026】各感光体16の周囲には、図2に示すよう
に、感光体16の表面を一様に帯電させる帯電器18が
配置されている。また、各感光体16の上方には、帯電
器18により一様に帯電された感光体16の軸線方向に
走査しながら光ビームを照射し、感光体16上に静電潜
像を形成する光走査装置20(詳細後述)が配置されて
いる。なお、この光走査装置20は、各々対応する点灯
制御部22(詳細後述)によって、所望の画像に基づく
光ビームが出力されるように制御される。
【0027】また、各感光体16の周囲には、感光体1
6の回転方向に沿って光ビーム照射位置よりも下流側
に、感光体16上に形成された静電潜像を所定色(イエ
ロー/マゼンタ/シアン/ブラック)のトナーによって
現像してトナー像を形成させる現像器24、感光体16
上のトナー像を中間転写体14に転写する第1の転写器
26、及び転写後に感光体16に残留しているトナーを
除去するクリーナ(図示省略)、感光体16を除電する
除電ランプ(図示省略)が順に配置されている。
【0028】各感光体16上に形成された互いに異なる
色のトナー像は、中間転写体14のベルト面上で、互い
に重なり合うように中間転写体14に各々転写される。
これにより、中間転写体14上にカラーのトナー像が形
成される。なお、本実施の形態では、このようにして4
色のトナー像が重ねて転写されたトナー像を最終トナー
像と称する。
【0029】図1に示すように、感光体16よりも中間
転写体14の搬送方向下流側には、対向する2つのロー
ラ28A、28Bからなる第2の転写器28が配設され
ている。中間転写体14上に形成された最終トナー像
は、このローラ28A、28Bの間に送り込まれ、図示
しない用紙トレイから取り出されて、同じくローラ28
A、28Bの間に搬送されてきた(矢印C参照)用紙3
0に転写される。
【0030】最終トナー像が転写された用紙30は、そ
の後、加圧ローラと加熱ローラからなる定着器(図示省
略)に搬送されて定着処理が施される。これにより、最
終トナー像が定着されて、用紙30上に所望の画像(カ
ラー画像)が形成される。画像が形成された用紙30は
装置外へ排出される。
【0031】また、画像形成装置10には、感光体16
の周囲で、且つ光走査装置20による光ビーム照射位置
と現像器24の間に、感光体16の表面の電位を測定す
る表面電位検出センサ32が配設されている。
【0032】また、感光体16よりも中間転写体14の
搬送方向下流側には、本発明の色ずれ検出手段として、
中間転写体14の幅方向に沿って、中間転写体14上に
転写された最終トナー像の位置を検出する画像位置検出
センサ34A、34B、34Cが設けられている(図2
参照)。
【0033】なお、これら表面電位検出センサ32、画
像位置検出センサ34A、34B、34Cの出力は、後
述する補正制御部122に入力され、補正制御部122
による色ずれ補正(画像書出しタイミング補正)に用い
られる。
【0034】[光走査装置の詳細構成]次に、図3を参照
して、光走査装置20の詳細構成を説明する。
【0035】光走査装置20には、光源として半導体レ
ーザ(以下、「LD」という)50と、LD50から出
力された光ビームを反射して、感光体16に光ビームを
照射するポリゴンミラー52とを備えている。なお、L
D50は単一の発光点を有するものでもよいし、複数の
発光点を有するものでもよい。
【0036】LD50は、後述する点灯制御部22に接
続されており、この点灯制御部22によって所定の出力
光量で画像データに基づいた光ビームを出力するように
制御されている。LD50から出力された光ビームの進
行方向下流側には、コリメータレンズ54、スリット5
6、エキスパンダレンズ58、反射ミラー60、シリン
ダレンズ62、反射ミラー64が順に配設されている。
LD50から出力された光ビームは、コリメータレンズ
54によって略平行光線に変換され、スリット56によ
って整形された後、エキスパンダレンズ58によって拡
散光とされる。拡散光とされた光ビームは、反射ミラー
60、64によって、順に反射されて、ポリゴンミラー
52へと案内されると共に、シリンダレンズ62によっ
て、副走査方向に収束される。
【0037】反射ミラー64とポリゴンミラー52の間
には、第1のレンズ66A及び第2のレンズ66Bから
構成されるfθレンズ66が配設されており、反射ミラ
ー64で反射された光ビームは、fθレンズ66を透過
した後、ポリゴンミラーに入射し、ポリゴンミラー52
で反射・偏向された後に、再びfθレンズ66を透過す
るように構成されている(所謂ダブルパス構成)。
【0038】ポリゴンミラー52は、側面に複数の反射
面52Aが設けられた正多角形状(本実施の形態では正
12角形)に形成されており、入射された光ビームは副
走査方向に対してこの反射面52Aに収束するようにな
っている。また、このポリゴンミラー52は、スキャナ
モータ(図示省略)に軸着され、このスキャナモータの
駆動によって、矢印D方向に所定の回転数(所定の速
度)で回転される。この回転によって、各反射面52A
への光ビームの入射角は連続的に変化し、偏向される。
これにより、感光体16の軸線方向(矢印E参照、以下
「主走査方向」という)に走査して、光ビームが感光体
16に照射される。
【0039】なお、ポリゴンミラー52に入射される光
ビームの走査方向のビーム幅は、反射面52Aよりも十
分大きく(所謂オーバーフィルド型)、ポリゴンミラー
52は入射された光ビームを切り取るようにスキャンす
る。
【0040】ポリゴンミラー52により反射された光ビ
ームは、再びfθレンズ66を透過し、シリンダミラー
68によって反射されて、感光体16へと案内されるよ
うになっている。ポリゴンミラー52により反射された
光ビームは、fθレンズ66によって、感光体16に光
ビームを照射するときの走査速度が等速度にされると共
に、主走査方向について感光体16の周面上に結像され
る。また、副走査方向についても、シリンダミラー68
によって、感光体16の周面上に結像される。
【0041】また、fθレンズ66とシリンダミラー6
8の間で、且つ光ビームの走査方向上流側の画像形成領
域外には、反射ミラー70が配設されている。また、こ
の反射ミラー70による光ビームの反射方向で、且つ反
射ミラー70に対して感光体16と略同等の位置には、
本発明の検知手段として、フォトダイオード(PD)等
の光検出センサからなるSOSセンサ72(詳細後述)
が配置されている。
【0042】SOSセンサ72には、光ビームが感光体
16をその軸線方向に走査するごとに、反射ミラー70
によって、走査方向上流側の画像形成領域外の光ビーム
が案内される。すなわち、SOSセンサ72では、光走
査装置20による感光体16への1走査ごとの走査開始
タイミングを検知し、その結果をSOS信号として出力
する。
【0043】なお、1走査ごとの走査終了タイミングを
検知するためにEOSセンサ80を設け、SOSセンサ
72の代わりに、或いはSOSセンサ72と共に、本発
明の検知手段として用いるようにしてもよい。具体的に
は、このEOSセンサ80は、fθレンズ66とシリン
ダミラー68の間で、且つ光ビームの走査方向下流側の
画像形成領域外に反射ミラー82を配設し、当該反射ミ
ラー82による光の反射方向で且つ感光体16と略同等
の位置に配置すればよい。なお、EOSセンサ80の構
成は、SOSセンサ72と同様でよいので詳細な説明は
省略する。
【0044】[SOSセンサの回路構成]次に、図4、図
5を参照して、SOSセンサ72の回路構成について説
明する。図4に示すように、SOSセンサ72は、PD
等の光検出センサによる2つの受光部100A、100
Bを備えている。この受光部100A、100Bは、図
5に示すように、受光面を光ビームの入射方向に向け
て、且つ主走査方向に並べて配設されている。
【0045】受光部100A、100Bは、図4に示す
ように、各々の受光面に入射した光量に応じた光電流を
それぞれ出力する。受光部100A、100Bから出力
された光電流は、各々アンプ102A、102Bに入力
され、電圧変換されると共に、所定の増幅率(以下、
「ゲイン」という)で反転増幅される。
【0046】このアンプ102A、102Bのゲイン
は、外部からのゲイン設定信号により可変となってい
る。なお、本実施の形態では、後述する画像タイミング
生成部118からゲイン設定信号が入力され、略6倍の
低ゲインと略20倍の高ゲインとに切替えることができ
るようになっている。
【0047】アンプ102Aの出力は、ダイオード10
4でクランプされており、受光部100A、100Bか
らの入力が無い状態(SOSセンサ72に光ビームが入
力されていない状態)で、アンプ102Bの出力に対し
て、約0.3V低くなるように、Vref電圧が設定さ
れている。
【0048】アンプ102A、102Bの出力信号はコ
ンパレータ106に入力され、コンパレータ106は入
力されたこれらの信号を比較することによって、SOS
信号を生成する。詳しくは、コンパレータ106では、
アンプ102Bの出力信号がアンプ102Aの出力信号
よりも低電圧になった時に、Lレベルの電圧を出力す
る。すなわち、光ビームの走査位置が受光部100Aか
ら受光部100Bへと移動するときに(図5参照)、立
ち下がりのエッジとなるSOS信号が発生する。
【0049】言いかえると、アンプ102A、102B
のゲインを高ゲインに切替えることにより、SOSセン
サ72の感度を高く、アンプ102A、102Bのゲイ
ンを低ゲインに切替えることにより、SOSセンサ72
の感度を低くすることができるようになっている。これ
により、入射する光ビームの光量が変化しても、安定し
たSOS信号を発生させることができる。
【0050】[点灯制御部の詳細構成]次に、図6を参照
して、点灯制御部22の詳細構成について説明する。
【0051】点灯制御部22には、画像処理部(図示省
略)から、1走査ライン分の画像データが入力される。
点灯制御部22に入力された画像データは、一旦、FI
FO(first in first out memory)110に格納され
た後、スクリーンジェネレータ(SG)112へ出力さ
れる。SG112は、多値の画像データである画像デー
タを、LD50の点灯制御用に2値のシリアル画像デー
タに変換し、OR回路114へ出力する。
【0052】また、点灯制御部22には、SOS点灯タ
イミング生成部116、本発明のタイミング制御手段と
しての画像タイミング生成部118、光量設定部12
0、本発明の変更補正手段としての補正制御部122が
備えられている。SOS点灯タイミング生成部116
は、光ビームによる主走査の際に、SOS信号を取得す
るためのSOS前点灯信号を生成する。このSOS前点
灯信号もOR回路114へ出力される。なお、SOS前
点灯信号は、画像形成領域の走査手前でLD50を点灯
させ、且つSOSセンサ72に光ビームが入射するタイ
ミングで出力される。
【0053】OR回路114は、画像を描画するための
画像データと、SOSセンサ72に光ビームを入射させ
るためのSOS前点灯信号を合成し、LD点灯データと
して、LDドライバ(LD Driver)124へ出力する。
LDドライバ124は、入力されLD点灯データに基づ
いて、LD50を点灯させ、光ビームLを出射させる。
【0054】このLD50の点灯(SOS前点灯)によ
り、SOSセンサ72に光ビームが入射して取得された
SOS信号は、SOS点灯タイミング生成部116、画
像タイミング生成部118、補正制御部122に入力さ
れる。
【0055】補正制御部122は、RAM、ROM等の
メモリ、所定の演算処理を行うCPU及び時間計測のた
めのカウンタ(タイマ)等を備えて構成されており、入
力されたSOS信号、画像後端部の光ビームを検出可能
なように配設され、画像後端部の走査終了タイミングを
検出するEOSセンサ80から出力されるEOS信号、
及び画像位置検出センサ34A、34B、34Cに出力
に基づいて、光ビームの主走査方向の位置ずれ、及び画
像の位置ずれを検出する。また、当該検出した光ビーム
の主走査方向の位置ずれや画像の位置ずれ等を補正する
ように、SOS前点灯タイミング及び画像の書出しタイ
ミングを設定する。
【0056】また、補正制御部122は、感光体16の
表面電位を検出する表面電位センサ(図示省略)等の出
力に基づいて、装置の環境変動や摩耗等により感光体1
6の感度等が経時変化した場合でも、常に最適な光量が
得られるように、光ビームの光量(画像書込みに必要な
光量)を設定する。また、この光量設定によって、SO
Sセンサ72のアンプ102A、102Bのゲインの高
低を切り替える必要が生じた場合には、補正制御部12
2は、当該ゲイン切替に応じて、画像の書出しタイミン
グの設定データを変更する。
【0057】補正制御部122で設定されたSOS前点
灯タイミングの設定データは、SOS点灯タイミング生
成部116に入力される。SOS点灯タイミング生成部
116では、SOSセンサ72で取得されたSOS信号
と同期させて、すなわちSOS信号を基準として、当該
入力された設定データに示されているタイミングで、S
OS前点灯信号を生成する。これにより、1主走査ごと
に、SOS前点灯のタイミングが補正されるようになっ
ている。
【0058】また、補正制御部122で設定された画像
の書出しタイミングの設定データは、画像タイミング生
成部118に入力される。画像タイミング生成部118
では、SOSセンサ72で取得されたSOS信号と同期
させて、すなわちSOS信号を基準として、当該入力さ
れた設定データに示されているタイミングで、画像領域
を表わすラインシンク信号LSを生成する。このライン
シンク信号LSは、前述のFIFO110に入力され
る。FIFO110は、このラインシンク信号LSに同
期して、画像データをSG112へと出力する。これに
より、1主走査ごとに、光ビームによる画像の書き込み
タイミングが補正されるようになっている。
【0059】この画像タイミング生成部118では、光
ビームが所定光量となるように自動調整するためのAP
C(Auto Power Control)信号を生成して、LDドライ
バ124へ出力する。さらに、画像タイミング生成部1
18は、必要に応じて、後述するVREF信号を切替え
るためのVREF切替信号を生成し、光量設定部120
へ出力する。
【0060】光量設定部120には、補正制御部122
で設定された光ビームの光量の設定データも入力され
る。光量設定部120は、画像書込みに必要な光量が設
定されると、LDドライバ124にアナログ電圧レベル
のVREF信号を出力する。LDドライバ124は、画
像タイミング生成部118からAPC信号が入力されて
いる期間に、VREF信号の電圧値と、LD50内に当
該LD50の出力光量をモニタするために設けられてい
るPD(図示省略)の出力が一致するように、LD50
の駆動電流を制御して出力光量を調整する。
【0061】また、光量設定部120では、後述のSO
S信号の発生間隔(SOSインターバル)或いはSOS
信号とEOS信号の発生間隔(SOS−EOSインター
バル)を測定するために、予め定められた複数の光量設
定値も用意(記憶)されており、画像タイミング生成部
118から入力されるVREF切替信号に基づいて、1
主走査毎にVREFを切り替える、すなわちLD50か
ら出力される光ビームの光量を1主走査毎に切替可能と
なっている。
【0062】[作用]次に本実施の形態の作用として、点
灯制御部の動作を説明する。
【0063】点灯制御部22は、予め定められた所定の
タイミングで、補正制御部122によって、画像位置検
出センサ34A、34B、34Cによる中間転写体14
上に形成された画像の検出結果、SOS信号、及びEO
S信号の少なくとも1つに基づいて、光ビームの主走査
方向の位置ずれや、画像の主走査方向の位置ずれ(色ず
れ)を検出し、当該検出したずれを補正するように、S
OS前点灯タイミング及び画像書出しタイミングを設定
する。そして、補正制御部122は、設定したSOS前
点灯タイミングの設定データをSOS点灯タイミング生
成部116へ送信し、画像書出しタイミングの設定デー
タを画像タイミング生成部118へ送信する。
【0064】SOS点灯タイミング生成部116は、入
力されたSOS前点灯タイミングの設定データに基づい
て、前回のSOS信号と同期して(詳しくは前回のSO
S信号からSOS前点灯タイミング設定データで設定さ
れた所定時間経過後に)、SOS前点灯信号を生成し、
LDドライバ124に入力する。これにより、LDドラ
イバ124によって、補正制御部122で設定されたS
OS前点灯タイミングに従って、SOSセンサ72に光
ビームが入射するように、LD50がSOS前点灯さ
れ、SOSセンサ72によって、SOS信号が取得され
る。
【0065】画像タイミング生成部118は、画像書出
しタイミングの設定データに基づいて、入力されたこの
SOS信号と同期させて(詳しくはこのSOS信号か
ら、画像書出しタイミングの設定データで設定された所
定時間経過後に)、ラインシンク信号LSを生成し、F
IFO110に供給することで、FIFO110からS
G112へラインシンク信号LSに同期して画像データ
を出力させる。SG112は、画像データをシリアル画
像データに変換して、LDドライバ124に入力する。
これにより、LDドライバ124によって、補正制御部
122で設定された画像書出しタイミングに従って、L
D50から画像データに基づく光ビームが出力され、感
光体16上に潜像が形成され、当該潜像は現像器24で
現像されて中間転写体14上にYMCKの順に重ねあわ
せて転写されて、用紙30に転写される。これにより、
画像形成装置10では、主走査方向の位置ずれが補正さ
れた、すなわち色ずれが補正された画像を得ることがで
きる。
【0066】また、補正制御部122は、予め定められ
た所定のタイミングで、表面電位検出センサ32による
感光体16表面の電位測定結果に基づいて、感光体16
の感度変化等によって、形成される画像濃度に変動があ
ると判断したら、所定濃度の画像が得られるように、光
ビームの光量を設定し、当該設定光量を示す光量設定デ
ータを光量設定部120へ送信する。光量設定部120
は、この光量設定データに基づいて、アナログ電圧レベ
ルのVREF信号をLDドライバ124に供給する。
【0067】LDドライバ124は、画像タイミング生
成部118からAPC信号が入力されている期間に、こ
のVREF信号に基づいて、LD50の出力光量を調整
する(光量自動調整実行)。このAPC信号は、SOS
前点灯信号の前に入力されるようになっており、その後
のSOS前点灯及び画像書込みは、調整後の光量で行わ
れる。これにより、画像形成装置10では、経時劣化や
環境変化等によって感光体16の感度が変化しても、所
定濃度の画像を得ることができる。
【0068】なお、本実施の形態では、具体的に、光量
設定データは、0〜1023の10ビットデータとさ
れ、感光体16上での光ビームが0のときは0mW、1
023のときは0.1mWとなるように予め調整されて
いる。
【0069】また、補正制御部122は、光量設定を行
った際に、当該設定光量に対して、SOSセンサ72の
アンプ102A、102Bが安定して動作可能なゲイン
を設定する。
【0070】詳しくは、光量設定によって、LD50の
設定光量が変更され、SOSセンサ72のアンプ102
A、102Bを高ゲインから低ゲイン、或いは低ゲイン
から高ゲインに変更する必要が生じた場合は、補正制御
部122は、画像タイミング生成部118にゲインの切
替を指示すると共に、このゲインの切替に基づいて、当
該ゲインの切替によりSOS信号取得タイミングがずれ
ることによって生じる画像書出し位置のずれを補正する
ように、画像書出しタイミングの設定を変更する。
【0071】なお、本実施の形態では、具体的に、光量
設定データの設定値を1023の1/4に相当する25
5よりも小さくする場合は、ゲイン設定信号をLレベ
ル、すなわち高ゲインとなるように、光量設定データの
設定値を255以上とする場合は、ゲイン設定信号をH
レベル、すなわち低ゲインとなるように、画像タイミン
グ生成部118の設定を行う。すなわち、補正制御部1
22は、光量設定において、光量設定データの設定値が
255未満から255以上、或いは、255以上から2
55未満の値に変更された場合に、ゲインの切替を指示
する。
【0072】画像タイミング生成部118は、このゲイ
ン設定データに基づくゲイン設定信号をSOSセンサ7
2へ供給すると共に、前述と同様に、APC信号及びS
OS前点灯信号をLDドライバ124に出力して、光量
自動調整及びSOS信号を取得した後、設定変更された
画像書出しタイミングに基づいて、取得したSOS信号
と同期させて、ラインシンク信号LSを生成する。
【0073】次に、ゲイン切替及び画像書出しタイミン
グの設定変更について具体例を用いて詳細に説明する。
【0074】図7には、アンプ102A、102Bのゲ
インが低ゲインに設定されている場合に、0.1mWの
光ビームをSOSセンサ72に入射させたとき(すなわ
ち光量設定データの値が1023のとき)の、コンパレ
ータ106の入力信号(アンプ102Aのクランプ後の
出力信号RO1、アンプ102Bの出力信号RO2)、
及びコンパレータ106からの出力信号(SOS信号)
が示されている。
【0075】低ゲインではアンプ102A、102Bの
ゲインは共に6倍となっており、図7に示すように、受
光部100Aに光ビームが入射すると、アンプ102A
の出力には2.0Vの電圧降下が発生するが、ダイオー
ド104によってRO1はRO2より0.3V電圧が低
くなるようにクランプされているため、RO1は1.7
V低下する。続いて、受光部100Bに光ビームが入射
すること、RO2は2.0V低下する。このときの、R
O1の電圧がRO2の電圧よりも高くなるRO1とRO
2のクロスポイントが、SOS信号の発生タイミングで
ある。
【0076】次に、図8に、アンプ102A、102B
のゲインを低ゲインのままで、0.025mVの光ビー
ムをSOSセンサ72に入射させたときの、コンパレー
タ106の入力信号(RO1、RO2)及び出力信号
(SOS信号)を示す。図8に示すように、受光部10
0Aに光ビームが入射すると、アンプ102Aの出力に
は0.5Vの電圧降下が発生するが、前述と同様にクラ
ンプによって、RO1は0.2Vの低下となる。続い
て、受光部100Bに光ビームが入射すると、アンプ1
02Bの出力は0.5V低下する。しかしながら、この
場合、信号のノイズレベルは最大0.2Vであるため、
RO1、RO2の出力差が十分に確保できず、コンパレ
ータ106の出力が不安定となり、SOS信号にスパイ
ク状のノイズが発生してしまうことがある。
【0077】次に、図9に、アンプ102A、102B
のゲインを高ゲインに切り替えて、0.025mVの光
ビームをSOSセンサ72に入射させたときの、コンパ
レータ106の入力信号(RO1、RO2)及び出力信
号(SOS信号)を示す。
【0078】高ゲインではアンプ102A、102Bの
ゲインは共に20倍となっており、図9に示すように、
受光部100Aに光ビームが入射すると、アンプ102
Aの出力には1.5Vの電圧降下が発生するが、前述と
同様にクランプによって、RO1は1.2Vの低下とな
る。続いて、受光部100Bに光ビームが入射すると、
アンプ102Bの出力は1.5V低下する。この場合、
RO1とRO2の出力差がノイズレベルに対して十分確
保されているため、安定したSOS信号が得られること
が分かる。
【0079】このように、ゲイン切替を行わない場合
は、上限光量(0.1mW)の約1/4の光量(0.0
25mW)が使用限界であったが、アンプ102A、1
02Bのゲインを切替えることによって、使用光量範囲
を更に広げることが可能となる。
【0080】次に、図10に、アンプ102A、102
Bのゲインを低ゲインに設定している場合、及び、高ゲ
インに設定している場合に、同一光量の光ビームがSO
Sセンサ72に入射した際のSOS信号の発生タイミン
グを示す。図10からも分かるように、アンプ102
A、102Bのゲインが高くなると、低ゲイン時より
も、RO1とRO2のクロスポイントのタイミングが遅
れる。すなわち、ゲイン切替前後でSOS信号の発生タ
イミングが変化してしまう。
【0081】このままの状態で画像書込みを行うと、ゲ
イン切替の前後で、画像書出しタイミング、すなわち画
像の書出し位置が変化してしまい、特に、画像形成装置
10ではカラー画像を形成するため、この変化が色ずれ
となって現れるが、補正制御部122によって、このゲ
イン切替に伴うSOS信号の発生タイミングの変化量に
基づいて、画像の書出しタイミングの設定を変更(補
正)する。すなわち、補正制御部122では、ゲインを
切替えた場合には、当該ゲイン切替に伴うSOS信号の
発生タイミングの変化分だけ、画像の書出しタイミング
を補正して、画像の書出し位置を補正する。これによ
り、画像書出し位置の変化を防止することができる。
【0082】このように、本実施の形態では、経時劣化
や環境変化等に係わらず所定濃度の画像を得るために、
LD50の出力光量が変更された場合でも、SOSセン
サ72のアンプ102A、102Bのゲインが当該光量
に応じて適切なゲインに切り替えられるので、安定して
SOS信号を取得可能である。また、当該ゲインの切替
によってSOS信号の取得タイミングにずれが生じて
も、当該ずれに応じて画像書出しタイミングが変更され
るので、画像にずれ(色ずれ)が生じるのを防止でき
る。すなわち、広範な使用光量範囲に渡って、光ビーム
の光量に係わらずに高品位な画像形成ができる。また、
従来技術(特開平6−286217号公報参照)では、
PDの増幅率を変化させるために、可変利得増幅器を用
いる必要があり、非常にコストが高くなってしまった
が、本実施の形態は、上記で説明した構成からも明らか
なように、可変利得増幅器のような高価な部材を必要と
せず、汎用の安価な部材で実現可能であるという効果も
有する。
【0083】以下、第1実施例乃至第3実施に、補正制
御部122で実行するゲイン切替時の画像書出しタイミ
ングの変更制御の具体例を説明する。
【0084】(第1実施例)補正制御部122は、表面
電位検出センサ32による感光体16表面の電位測定結
果に基づいて、光量設定を行う。そして、設定後の光量
設定データの値が255以上から255未満になった場
合は、ゲイン設定信号をHからLへ、すなわち低ゲイン
から高ゲインに切り替えるように、画像タイミング生成
部118へ指示する。また、これと同時に、ラインシン
ク信号LSの発生タイミングを予め定められた所定時間
だけ早めるように、画像書出しタイミングの設定を予め
定められた所定値分だけ変更する。なお、この所定値は
SOSセンサ72固有のもので、製造時に予め測定さ
れ、補正制御部122等に備えられているメモリに記憶
されている。
【0085】これと反対に、設定後の光量設定データの
値が255未満から255以上になった場合は、ゲイン
設定信号をLからHへ、すなわち高ゲインから低ゲイン
に切り替えるように、画像タイミング生成部118へ指
示する。また、これと同時に、ラインシンク信号LSの
発生タイミングを予め定められた所定時間だけ遅らせる
ように、画像書出しタイミングの設定を予め定められた
所定値分だけ変更する。
【0086】このように制御することによって、画像形
成装置10は、ゲイン設定を切り替えた場合でも、画像
書込み位置の変動が発生せず、色ずれのない高品位画像
を提供することができる。
【0087】なお、第1実施例では、予め定められた所
定値を補正値として、画像の書出しタイミングを補正す
る場合を示したが、光走査装置20の故障等により、交
換が発生した場合は、SOSセンサ72の製造上のバラ
ツキの影響でこの補正値が適切にならないことがある。
【0088】(第2実施例)次に、第2実施例として、
このバラツキを考慮して、ゲイン切替に伴うSOS信号
の発生タイミングを装置内で測定し、画像書出しタイミ
ングの設定、すなわちラインシンク信号LSの発生タイ
ミングの補正値を算出する場合を図11のフローチャー
ト、及び図12乃至図14のタイミングチャートを参照
して説明する。
【0089】図11に示すように、補正制御部122
は、ステップ200において、表面電位検出センサ32
による感光体16表面の電位測定結果に基づいて、光量
設定の変更要求を発生したら、ステップ202で、ゲイ
ン切替が必要な光量設定変更か否かを判断する。すなわ
ち、光量設定データを255未満から255以上、或い
は255以上から255未満の値に変更されるか否かを
判定する。
【0090】ゲイン切替の必要がない場合は、ステップ
214に移行し、光量設定部120への光量設定データ
を変更して処理を終了し、その後は、ゲイン及び画像の
書出しタイミング設定データはそのままで、変更後の光
量設定データに基づいて、画像形成処理が実行される。
【0091】ゲイン切替の必要がある場合は、すなわ
ち、光量設定データを255未満から255以上、或い
は255以上から255未満の値に変更される場合は、
ステップ204に移行し、SOS信号の発生間隔(以
下、「SOSインターバル」という)T0を測定する。
このSOSインターバルT0の測定を図12のタイミン
グチャートを参照して説明する。
【0092】図12に示すように、画像タイミング生成
部118では、補正制御部122の設定データに従っ
て、1走査ライン中で画像領域終了後、一定時間経過後
にAPC信号をLとする。これにより、光量自動調整が
開始され、VREF信号に相当する出力光量となるよう
にLD50の駆動電流が制御され、出力光量が調整され
る。そして、本実施の形態では、約5μsec後にAP
C信号がHとなり、光量自動調整は終了する。
【0093】この光量自動調整の終了と同時にSOS前
点灯信号がLとなり、SOS信号を取得するためのLD
50の点灯が開始される。このとき、LD50から出力
された光ビームがSOSセンサ72に入射するとSOS
信号が発生する。
【0094】SOS信号発生後、SOS前点灯信号はH
になり、LD50は消灯する。また、このSOS信号の
発生と同時に、補正制御部122に備えられているカウ
ンタがクリアされ、SOSインターバルの測定が開始さ
れる。
【0095】次の走査ラインにおける画像終了後、一定
時間経過後に、再び、前述と同様にAPC信号、次いで
SOS前点灯信号がLとなり、光量自動調整及びSOS
前点灯が実施され、次のSOS信号が取得される。この
SOS信号が発生した時点のカウンタの値をSOSイン
ターバルT0の測定結果として、補正制御部122に備
えられているRAM等のメモリに記憶する。
【0096】なお、SOSインターバルT0は、ポリゴ
ンミラー52の分割角度の誤差や、スキャナモータの回
転変動等により変化するため、SOSインターバルの測
定はポリゴンミラー52の一定の反射面52Aを使用し
て、複数回繰返し測定し、誤差を低減することが望まし
い。
【0097】また、このSOSインターバルT0の測定
は、ゲイン切替信号をL、すなわち高ゲインに固定され
ている状態で実施する。
【0098】次に、図11のステップ206に移行し、
補正制御部122は、遅延測定モードに切り替える。こ
の遅延測定モードに切り替えられると、画像タイミング
生成部118は、予め補正制御部122で設定された所
定のタイミングでゲイン切替信号をLからH、またはH
からLに切り替えることが可能となる。この遅延測定モ
ードでの動作を図13のタイミングチャートを参照して
説明する。
【0099】図13に示すように、画像タイミング生成
部118では、補正制御部122の設定データに従っ
て、1走査ライン中で画像領域終了後、一定時間経過後
にAPC信号がLとする。これにより、光量自動調整が
開始され、VREF信号に相当する出力光量となるよう
にLD50の駆動電流が制御されて、出力光量が調整さ
れる。そして、本実施の形態では、約5μsec後にA
PC信号がHとなり、光量自動調整は終了する。
【0100】この光量自動調整の終了と同時にSOS前
点灯信号がLとなり、SOS信号を取得するためのLD
50の点灯が開始される。このとき、LD50から出力
された光ビームがSOSセンサ72に入射するとSOS
信号が発生する。このときゲイン切替信号はLレベルで
あるから、高ゲイン状態でのSOS信号の発生となる。
【0101】高ゲイン状態でのSOS信号発生後、SO
S前点灯信号はHになり、LD50は消灯する。また、
この高ゲイン状態でのSOS信号の発生と同時に、補正
制御部122に備えられているカウンタがクリアされ、
SOSインターバルの測定が開始される。
【0102】次の走査ラインにおける画像終了後、一定
時間経過後に、ゲイン切替信号がLからHに変化し、高
ゲインから低ゲインに切替られる。また、同時に、再
び、前述と同様にAPC信号、次いでSOS前点灯信号
がLとなり、光量自動調整及びSOS前点灯が実施さ
れ、次のSOS信号が発生される。このときゲイン切替
信号はHであるので、低ゲイン状態でのSOS信号の発
生となる。
【0103】この低ゲイン状態でのSOS信号が発生し
た時点のカウンタの値をSOSインターバルT1の測定
結果として、補正制御部122に備えられているRAM
等のメモリに記憶する。
【0104】なお、図14のタイミングチャートに示す
ように、遅延測定モードでは、ゲイン切替信号をLから
Hに変化させるタイミングで、画像タイミング生成部1
18から光量設定部120へVREF切替信号を出力す
ることによって、光量設定部120から出力されるVR
EF信号を切替えて、予め補正制御部122によって光
量設定部120に設定しておいた変更後の光量設定デー
タに相当するLD50の出力光量とした状態で、低ゲイ
ン状態でのSOS信号を取得してもよい。これにより、
SOSセンサに入射する光ビームの光量が当該ゲインに
対して適切とされる。
【0105】また、このSOSインターバルT1の測定
も、SOSインターバルT0の測定と同様に、ポリゴン
ミラー52の一定の反射面を使用し、複数回繰返し測定
することにより、誤差を低減することが望ましい。
【0106】次に、補正制御部122の制御は、図11
のステップ210に移行し、通常モードに切り替え(通
常モードに戻る)、次のステップ212では、測定した
SOSインターバルT0、T1の差分(=T1−T0)
を演算して、ゲイン切替に伴うSOS信号の発生タイミ
ングの変化量を算出する。そして、算出した変化量に基
づいて、画像書出しタイミングの設定を変更して、画像
タイミング生成部118におけるラインシンク信号LS
の発生タイミングを測定された変化量分だけ修正する。
【0107】次いで、ステップ214に移行し、光量設
定データを表面電位検出センサ32による感光体16表
面の電位測定結果に基づく値に変更して終了し、その後
は、ゲインが切り替えられた状態で、変更後の光量設定
データ及び変更後の画像書出しタイミング設定データに
基づいて、画像形成処理が実行される。
【0108】これにより、SOSセンサ72のバラツキ
や経時的な変化によってゲインを切替え、SOS信号の
発生タイミングに変動が生じても、当該変動量を装置内
部で測定して補正値が決定されるので、常に適切な補正
値を用いて画像の書出しタイミングを補正することがで
きる。すなわち、画像形成装置10は、常に色ずれのな
い高品位な画像を提供することができる。
【0109】なお、第2実施例では、SOS信号の発生
間隔(SOSインターバル)の変化量に基づいて、ゲイ
ン切替時の画像の書出しタイミング、すなわちラインシ
ンク信号LSの補正値を求める場合を例に説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0110】例えば、光走査装置20が走査タイミング
を検知する検知手段として、SOSセンサ72と共にE
OSセンサ80を備えている場合は、図15に示すよう
に、SOSセンサ72及びEOSセンサ80を同一ゲイ
ンの状態でSOS信号とEOS信号の発生間隔(以下、
「SOS−EOSインターバル」という)T2を測定し
た後、図16に示すように、SOSセンサ72及びEO
Sセンサ80の何れか一方のゲインを変更して、SOS
−EOSインターバルT3を測定する。そして、このS
OS−EOSインターバルT2、T3の差分(=T3−
T2)を演算して、この差分に基づいて、画像書出しタ
イミングの設定を変更して、画像タイミング生成部11
8におけるラインシンク信号LSの発生タイミングを測
定された変化量分だけ修正するようにしてもよい。
【0111】(第3実施例)次に、第3実施例として、
実際に形成された画像上の色ずれ量に基づいて、ゲイン
切替時の画像の書出しタイミング、すなわちラインシン
ク信号LSの補正値を算出する場合を図17のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0112】図17に示すように、補正制御部122
は、ステップ220において、表面電位検出センサ32
による感光体16表面の電位測定結果に基づいて、光量
設定の変更要求を発生したら、ステップ222で、ゲイ
ン切替が必要な光量設定変更か否かを判断する。すなわ
ち、光量設定データを255未満から255以上、或い
は255以上から255未満の値に変更されるか否かを
判定する。
【0113】ゲイン切替の必要がない場合は、ステップ
224に移行し、光量設定部120への光量設定データ
を変更して処理を終了し、その後は、ゲイン及び画像の
書出しタイミング設定データはそのままで、且つ変更後
の光量設定データに基づいて、画像形成処理が実行され
る。
【0114】ゲイン切替の必要がある場合は、すなわ
ち、光量設定データを255未満から255以上、或い
は255以上から255未満の値に変更される場合は、
ステップ226に移行し、まず、光量設定部120への
光量設定データを変更した後、ステップ228に移行し
て、カラーレジ(色ずれ)調整モードに切り替える。
【0115】このカラーレジ調整モードでは、予めメモ
リ(図示省略)に格納されている所カラーレジ測定用の
所定のテストパターンの画像データに基づいて、画像形
成装置10で画像形成処理を実行し、中間転写体14上
にテストパターンを形成する。この中間転写体14上に
形成されたテストパターンを画像位置検出センサ34
A、34B、34Cで検出する。
【0116】次のステップ230では、この画像位置検
出センサ34A、34B、34Cでの検出結果に基づい
て、補正制御部122は主走査方向のカラーレジ量を算
出し、このカラーレジ量に基づいて、このカラーレジを
解消するように画像の書出しタイミングを変更し、ライ
ンシンク信号LSの発生タイミングを補正する。次い
で、ステップ232に移行して、通常モードに切り替え
て(通常モードに戻る)、処理を終了し、その後は、ゲ
インが切り替えられた状態で、変更後の光量設定データ
及び変更後の画像書出しタイミング設定データに基づい
て、画像形成処理が実行される。
【0117】これにより、SOSセンサ72のバラツキ
や経時的な変化によってゲインを切替え、SOS信号の
発生タイミングに変動が生じても、形成された画像上の
カラーレジ(色ずれ)量を測定して補正値が決定される
ので、常に適切な補正値を用いて画像の書出しタイミン
グを補正することができる。また、より色ずれの少ない
高品位な画像を提供することができる。
【0118】なお、上記では、所謂タンデム型の画像形
成装置10に本発明を適用した例に説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、複数色の画像を順次
形成する方式の画像形成装置にも適用可能である。ま
た、所謂カールソンプロセスを用いない画像形成装置に
も適用可能である。
【0119】また、上記では、検知手段として、低ゲイ
ンと高ゲインの2段階にゲイン切替可能、すなわち2段
階に感度切替可能なSOSセンサを用いた場合を例に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、感
度が変更可能であればよい。例えば、3段以上に切替可
能としてもよいし、連続的に変更可能としてもよい。
【0120】
【発明の効果】上記に示したように、本発明は、光ビー
ムの光量に係わらず同期信号を安定して取得すると共
に、画像の位置変動を防止することができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる感光体ドラム周
辺の詳細構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる光走査装置の詳
細構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサの
回路構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサの
光ビーム入射側の上面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係わる点灯制御部の詳
細構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサ内
のコンパレータの入出力信号波形の一例である(低ゲイ
ン、入射光量0.1mW)。
【図8】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサ内
のコンパレータの入出力信号波形の一例である(低ゲイ
ン、入射光量0.025mW)。
【図9】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサ内
のコンパレータの入出力信号波形の一例である(高ゲイ
ン、入射光量0.025mW)。
【図10】 本発明の実施の形態に係わるSOSセンサ
のゲイン切替に伴って生じるSOS信号の発生タイミン
グの変動を説明するための図である。
【図11】 第2実施例に係わる補正制御部で実行され
る制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】 第2実施例におけるSOSセンサのゲイン
を一定としてSOS信号発生間隔(SOSインターバ
ル)を測定する際の各種信号のタイミングチャートであ
る。
【図13】 第2実施例におけるSOSセンサのゲイン
を切り替えてSOS信号発生間隔(SOSインターバ
ル)を測定する際の各種信号のタイミングチャートであ
る。
【図14】 SOSセンサのゲインを切り替えてSOS
発生間隔(SOSインターバル)を測定する際の各種信
号のタイミングチャートの別の例である。
【図15】 SOSセンサ及びEOSセンサのゲインを
同一としてSOS信号とEOS信号の発生間隔(SOS
−EOSインターバル)を測定する際の各種信号のタイ
ミングチャートである。
【図16】 SOSセンサ及びEOSセンサのゲインを
異ならせてSOS信号とEOS信号の発生間隔(SOS
−EOSインターバル)を測定する際の各種信号のタイ
ミングチャートである。
【図17】 第3実施例に係わる補正制御部で実行され
る制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】 従来の同期検出手段の回路構成図である。
【図19】 従来の同期検出手段の回路構成図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置 20 光走査装置 22 点灯制御部 32 表面電位検出センサ 34A、34B、34C 画像位置検出センサ 50 半導体レーザ 52 ポリゴンミラー 72 SOSセンサ 80 EOSセンサ 100A、100B 受光部 102A、102B アンプ 104 ダイオード 106 コンパレータ 116 点灯タイミング生成部 118 画像タイミング生成部 120 光量設定部 122 補正制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 BA50 BA70 BB31 BB32 BB38 CA22 2H045 BA22 BA34 CA88 CA98 CB22 CB42 5C051 AA02 CA07 DB02 DB15 DB22 DB24 DB30 DC02 DC03 DC07 DE03 DE17 EA01 FA01 5C072 AA03 BA13 BA19 HA02 HA09 HA13 HB11 QA14 UA05 XA01 XA05 5C074 AA10 BB03 BB26 CC22 EE02 FF15 GG03 GG04 GG12 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づく光ビームを走査しな
    がら画像記録媒体上に照射し、前記画像記録媒体上に画
    像を形成するために用いられる光走査装置であって、 前記光ビームが入射する位置に配設され、前記光ビーム
    の走査タイミングを検知し、且つ検知感度が変更可能な
    検知手段と、 前記検知手段によって検知した前記走査タイミングに同
    期して、前記画像の書出しタイミングを制御するタイミ
    ング制御手段と、 前記光ビームの光量に応じて、前記検知感度を変更する
    と共に、当該検知感度の変更に応じて、前記画像の書出
    しタイミングを補正する変更補正手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記変更補正手段は、予め設定されてい
    る所定の補正量に基づいて、前記画像の書出しタイミン
    グを補正する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記変更補正手段は、前記検知感度が一
    定の場合の前記検知手段による前記走査タイミングの検
    知間隔と、前記検知感度が異なる場合の前記検知手段に
    よる前記走査タイミングの検知間隔との差分に基づい
    て、前記画像の書出しタイミングを補正する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記検知手段を備え、 前記変更補正手段は、前記検知感度が略同一の場合の前
    記複数の検知手段による走査タイミングの検知間隔と、
    前記検知感度が互いに異なる場合の前記複数の検知手段
    による走査タイミングの検知間隔との差分に基づいて、
    前記画像の書き出しタイミングを補正する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 複数色に対応する画像データに基づく光
    ビームを走査しながら、複数色に対応する画像記録媒体
    上に照射し、前記画像記録媒体上又は転写媒体上に多色
    画像を形成する画像形成装置であって、 前記光ビームが入射する位置に配設され、前記光ビーム
    の走査タイミングを検知し、且つ検知感度が変更可能な
    検知手段と、 前記検知手段によって検知した前記走査タイミングに同
    期して、前記画像の書出しタイミングを制御するタイミ
    ング制御手段と、 前記多色画像上の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、 前記光ビームの光量に基づいて、前記検知感度を変更す
    ると共に、当該検知感度を変更後の前記検出手段による
    検出結果に基づいて、前記画像の書出しタイミングを補
    正する変更補正手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2001109070A 2001-04-06 2001-04-06 光走査装置及び画像形成装置 Pending JP2002303807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109070A JP2002303807A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001109070A JP2002303807A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 光走査装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002303807A true JP2002303807A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18961083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001109070A Pending JP2002303807A (ja) 2001-04-06 2001-04-06 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002303807A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154104A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び光走査装置
JP2006235375A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Ricoh Printing Systems Ltd 画像位置検出装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2007320130A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2009530670A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 エクスポーズ ホールディング アーゲー 内面ドラム・イメージセッタ
JP2010046900A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Canon Inc 画像形成装置及びその光量制御方法
US7706040B2 (en) 2002-03-15 2010-04-27 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus, illuminant apparatus and image forming apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706040B2 (en) 2002-03-15 2010-04-27 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus, illuminant apparatus and image forming apparatus
JP2006154104A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び光走査装置
JP4622485B2 (ja) * 2004-11-26 2011-02-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び光走査装置
JP2006235375A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Ricoh Printing Systems Ltd 画像位置検出装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4597709B2 (ja) * 2005-02-25 2010-12-15 株式会社リコー 画像位置検出装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2009530670A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 エクスポーズ ホールディング アーゲー 内面ドラム・イメージセッタ
JP2007320130A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP2010046900A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Canon Inc 画像形成装置及びその光量制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7415231B2 (en) Color image forming apparatus and method
US20030137577A1 (en) Color image forming method and apparatus
US7623143B2 (en) Light quantity adjusting apparatus, color-registration-deviation amount detecting apparatus light quantity adjusting method, and color-registration-deviation amount detecting method
US8130251B2 (en) Method and apparatus for forming image
US10031459B2 (en) Image forming apparatus for correcting color misregistration
CN103092028B (zh) 图像形成装置和图像形成方法
US6324375B1 (en) Image forming apparatus for adjusting image forming condition and image forming condition adjusting method
JP2001091872A (ja) ビーム光走査装置
JP5818495B2 (ja) 画像形成装置
JP4305501B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム
JP2009034991A (ja) 画像形成装置
JP5747635B2 (ja) 光学装置および光学装置の制御方法、ならびに、画像形成装置
WO2013099668A1 (ja) 光ビーム検出回路、光ビーム走査ユニット及び画像形成装置
US10139764B2 (en) Image forming apparatus
JP2815183B2 (ja) レーザビーム走査位置検知装置
JP2002303807A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2006215451A (ja) カラー画像形成装置
JP5824850B2 (ja) 光学装置および光学装置の制御方法
US9482984B2 (en) Image forming apparatus for supplying and/or controlling correction current(s) to a laser
US20150338769A1 (en) Optical scanning apparatus and image forming apparatus
JP2001260412A (ja) 画像形成装置
JPH06198954A (ja) 画像形成装置
JP2002120398A (ja) 画像形成装置
US6836279B2 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
US20040100551A1 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070828