JPH1165128A - 感光性平版印刷版処理装置 - Google Patents

感光性平版印刷版処理装置

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Publication number
JPH1165128A
JPH1165128A JP9228293A JP22829397A JPH1165128A JP H1165128 A JPH1165128 A JP H1165128A JP 9228293 A JP9228293 A JP 9228293A JP 22829397 A JP22829397 A JP 22829397A JP H1165128 A JPH1165128 A JP H1165128A
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JP
Japan
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processing liquid
printing plate
lithographic printing
photosensitive lithographic
processing
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Application number
JP9228293A
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English (en)
Inventor
Takeshi Katsuta
剛 勝田
Shinichi Otani
新一 大谷
Ryuji Tanno
龍司 丹野
Kazumi Tsukinowa
一海 月輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルから出た処理液が落下して、処理液を
弾き飛ばしたり、泡が発生したりすることを抑制するこ
と。 【解決手段】 感光性平版印刷版を搬送する搬送手段
と、前記搬送手段により搬送されている前記感光性平版
印刷版に処理液を吹き付けるノズルと、前記ノズルから
出た処理液を回収し貯留する処理液槽と、前記処理液槽
から処理液をノズルに供給する途中に供給ポンプが設け
られた供給管と、を、感光性平版印刷版を現像処理する
現像処理槽、現像処理された感光性平版印刷版を水洗処
理する水洗槽及び水洗処理された感光性平版印刷版を後
処理する後処理槽の各々毎に、有する感光性平版印刷版
処理装置において、落下する処理液の衝撃を吸収する泡
発生防止部材を、前記処理液槽に貯留されている処理液
の液面の各々毎に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性平版印刷版
を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されて
いる前記感光性平版印刷版に処理液を吹き付けるノズル
と、前記ノズルから出た処理液を回収し貯留する処理液
槽と、前記処理液槽から処理液をノズルに供給する途中
に供給ポンプが設けられた供給管と、を有する感光性平
版印刷版処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版を搬送する搬送手段
と、前記搬送手段により搬送されている前記感光性平版
印刷版に処理液を吹き付けるノズルと、前記ノズルから
出た処理液を回収し貯留する処理液槽と、前記処理液槽
から処理液をノズルに供給する途中に供給ポンプが設け
られた供給管と、を有する感光性平版印刷版処理装置で
は、ノズルから出た処理液が処理液槽に貯留されている
処理液に直接落下すると、処理液を弾き飛ばしたり、泡
が発生する。
【0003】しかし、処理液を弾き飛ばすと、弾き飛ん
だ処理液が感光性平版印刷版の裏面に当たり感光性平版
印刷版を汚したり、隣接する処理液槽のコンタミの原因
となったり、処理液槽内の各部で濃縮されスラッジとな
って固着したりする問題がある。
【0004】また、泡が発生すると、処理液の表面積が
増え、処理液の劣化が早くなったり、泡の表面の汚れ物
質が一緒に感光性平版印刷版に付着してしまい、現像不
良や印刷不良の原因となったりするなどの問題が発生す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ノズルから出
た処理液が処理液槽に貯留されている処理液に落下して
も、処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生したりすること
が無いように、以下の方法が考えられる。
【0006】第一の方法は、ノズルから出る処理液の量
を少なくすることで、弾き飛ばされる処理液の量を少な
くしたり、発生する泡の量を少なくする方法である。し
かし、ノズルから出る処理液の量を少なくすると、処理
効果が低下して、感光性平版印刷版を十分に処理できな
い問題がある。
【0007】第二の方法は、ノズルから処理液槽に貯留
されている処理液の液面までの距離を短くして、ノズル
から出た処理液が処理液槽に貯留されている処理液に落
下した際の衝撃を小さくすることで、処理液が弾き飛ば
されたり、泡が発生したりすることを抑制する方法であ
る。しかし、ノズルから処理液槽に貯留されている処理
液の液面までの距離を短くするには、スペースの関係で
限界がある。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決するもの
で、処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生したりすること
を良好に抑制することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための
事項の全てにより達成される。以下、各請求項について
説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略する
ことがある。
【0010】〔請求項1〕『感光性平版印刷版を搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段により搬送されている前記
感光性平版印刷版に処理液を吹き付けるノズルと、前記
ノズルから出た処理液を回収し貯留する処理液槽と、前
記処理液槽から処理液をノズルに供給する途中に供給ポ
ンプが設けられた供給管と、を有する感光性平版印刷版
処理装置において、落下する処理液の衝撃を吸収する泡
発生防止部材を、前記処理液槽に貯留されている処理液
の液面に有することを特徴とする感光性平版印刷版処理
装置。』 請求項1に記載の発明により、泡発生防止部材により落
下する処理液の衝撃を吸収するので、処理液を弾き飛ば
したり、泡が発生したりすることを良好に抑制すること
ができる。
【0011】〔請求項2〕『感光性平版印刷版を搬送す
る搬送手段を有し、感光性平版印刷版を現像処理する現
像処理部、現像処理された感光性平版印刷版を水洗処理
する水洗処理部及び水洗処理された感光性平版印刷版を
後処理する後処理部の各々毎に、前記搬送手段により搬
送されている前記感光性平版印刷版に処理液を吹き付け
るノズルと、前記ノズルから出た処理液を回収し貯留す
る処理液槽と、前記処理液槽から処理液をノズルに供給
する途中に供給ポンプが設けられた供給管と、を有する
感光性平版印刷版処理装置において、落下する処理液の
衝撃を吸収する泡発生防止部材を、前記処理液槽に貯留
されている処理液の液面の各々毎に有することを特徴と
する感光性平版印刷版処理装置。』 請求項2に記載の発明により、現像処理部、水洗処理部
及び後処理部の各々について、泡発生防止部材により落
下する処理液の衝撃を吸収するので、処理液を弾き飛ば
したり、泡が発生したりすることを良好に抑制すること
ができ、現像処理部、水洗処理部及び後処理部の全ての
処理液においてコンタミを防止することができ、また、
得られた感光性平版印刷版が、泡の表面の汚れ物質が付
着したり、スラッジが付着したり、処理不良になったり
することを良好に抑制できる。
【0012】〔請求項3〕『前記泡発生防止部材が、前
記感光性平版印刷版を処理する時に、前記処理液槽に貯
留される処理液の液面に浮いている状態になることを特
徴とする請求項1又は2に記載の感光性平版印刷版処理
装置。』 請求項3に記載の発明により、前記処理液槽に貯留され
る処理液の液面の位置がどのような位置になろうとも、
泡発生防止部材により落下する処理液の衝撃を吸収する
ので、処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生したりするこ
とを良好に抑制することができる。
【0013】〔請求項4〕『前記処理液槽は、前記ノズ
ルから出た処理液が前記処理液槽の中央側に流れて前記
泡発生防止部材に落下するように誘導する誘導部材が設
けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の感光性平版印刷版処理装置。』 請求項4により、前記処理液槽の周辺部に落下する処理
液が、直接処理液槽に貯留されている処理液に落下せず
に、泡発生防止部材に落下するように誘導されるので、
処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生したりすることをさ
らに良好に抑制することができる。
【0014】〔請求項5〕『前記誘導部材は、前記ノズ
ルから出た処理液が、前記処理液槽に貯留されている処
理液には直接落下せず、泡発生防止部材にのみ落下する
ように誘導されるように設けられていることを特徴とす
る請求項4に記載の感光性平版印刷版処理装置。』 請求項5により、ノズルから出た処理液が、直接処理液
槽に貯留されている処理液に直接落下せずに、泡発生防
止部材にのみ落下するように誘導されるので、処理液を
弾き飛ばしたり、泡が発生したりすることを極めて良好
に抑制することができる。
【0015】〔請求項6〕『前記泡発生防止部材が、前
記感光性平版印刷版を処理する時に、前記処理液槽に貯
留される処理液の液面の一部の所定範囲を少なくとも覆
うように浮いている状態になり、前記誘導部材は、前記
処理液の液面の一部の所定範囲内にのみ落下するように
誘導するように設けられていることを特徴とする請求項
5に記載の感光性平版印刷版処理装置。』 請求項6に記載の発明により、前記処理液槽に貯留され
る処理液の液面の位置がどのような位置になろうとも、
前記ノズルから出た処理液が、誘導部材により、前記処
理液槽に貯留されている処理液には直接落下せず、泡発
生防止部材にのみ落下するように誘導され、前記泡発生
防止部材により必ずの衝撃を吸収されるので、処理液を
弾き飛ばしたり、泡が発生したりすることを確実に極め
て良好に抑制することができる。
【0016】〔用語などの説明〕後処理とは、現像処理
され、水洗処理された感光性平版印刷版にさらにする処
理のことで、ガム引き処理、リンス処理などが挙げられ
る。後処理液とは、後処理のための処理液のことで、例
えば、ガム引き処理ではガム液、リンス処理ではリンス
液が該当する。
【0017】泡発生防止部材とは、落下した処理液の衝
撃を吸収して、処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生した
りすることを抑制する部材で、ウレタン樹脂などの発泡
樹脂やシリコンガムなどの発泡ガムなどの発泡部材であ
ることが好ましい。また、泡発生防止部材は、図2に示
すように、その上面は中央が高く周辺が低い形状である
ことが、落下した処理液が泡発生防止部材の上面に溜ま
りにくく、好ましい。また、泡発生防止部材は、その表
面が撥水加工されていることが、落下した処理液が泡発
生防止部材の表面に留まりにくく、好ましい。
【0018】誘導部材は、ノズルから出た処理液が処理
液槽の中央側に流れて泡発生防止部材に落下するように
誘導する部材であり、基材は鉄鋼系金属材料や非鉄鋼系
金属材料や樹脂材料などで良く、処理液との接触角が大
きいテフロン樹脂やシリコンガムなどでコーティングさ
れていることが好ましい。また、誘導部材が処理液を良
好に誘導するように、誘導部材に溝を設けても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0020】実施形態 本実施形態の感光性平版印刷版処理装置は、感光性平版
印刷版を搬送しながら処理する処理装置である。以下、
本実施形態の感光性平版印刷版処理装置について、本実
施形態の感光性平版印刷版処理装置の概略構成図である
図1に基づいて、説明する。
【0021】感光性平版印刷版を搬送する搬送手段とし
て、搬送ローラ対11〜18が所定の搬送路19に沿っ
て設けられている。搬送ローラ対11〜18は、感光性
平版印刷版を所定の搬送路19に沿って所定の搬送速度
で、感光性平版印刷版を現像処理する現像処理部20、
現像処理された感光性平版印刷版を水洗処理する水洗処
理部30及び水洗処理された感光性平版印刷版を後処理
する後処理部40の各々をこの順に通過するように、搬
送する。
【0022】現像処理部20には、搬送ローラ対11〜
13の各々の搬送方向下流側にノズル25が設けられて
おり、搬送手段である搬送ローラ対11〜14により搬
送されている感光性平版印刷版に現像液を吹き付ける。
【0023】また、現像処理部20には、現像液を貯留
する現像液槽21が設けられており、ノズル25から出
た現像液を回収し貯留する。また、現像液槽21は側壁
と底からなる略直方体の形状であり、現像液槽21の側
壁の内側には抜き勾配が設けられている。また、現像液
槽21の底の内側はすり鉢状になっている。そして、現
像液槽21のすり鉢状の底の最低部に、現像液出口22
が設けられている。
【0024】途中に供給ポンプ23が設けられた供給管
24が、現像液槽21の現像液出口22からノズル25
まで設けられていて、現像液槽21から現像液をノズル
25に供給する。
【0025】また、現像液槽21の内部に泡発生防止部
材27が有り、感光性平版印刷版を処理する時に、現像
液槽21に貯留されている現像液の液面に浮いている状
態になり、落下する現像液の衝撃を吸収する。
【0026】また、現像液槽21の内部に、ノズル25
から出た現像液が現像液槽21の中央側に流れて泡発生
防止部材27に落下するように誘導する誘導部材26が
設けられている。
【0027】そして、現像液槽21に貯留されている現
像液の液面が最高の高さにある場合の、泡発生防止部材
27が搬送方向後側に偏って浮いたときに覆う現像液槽
21に貯留されている現像液の液面の領域AD1と、泡
発生防止部材27が搬送方向前側に偏って浮いたときに
覆う現像液槽21に貯留されている現像液の液面の領域
AD2と、泡発生防止部材27が搬送幅方向一方側に偏
って浮いたときに覆う現像液槽21に貯留されている現
像液の液面の領域AD3(図示せず)と、泡発生防止部
材27が搬送幅方向他方側に偏って浮いたときに覆う現
像液槽21に貯留されている現像液の液面の領域AD4
(図示せず)とが重なる領域AD0は、感光性平版印刷
版を処理する時に、泡発生防止部材27が必ず覆う領域
である。すなわち、感光性平版印刷版を処理する時に、
泡発生防止部材27は、現像液槽21に貯留される現像
液の液面の一部の所定範囲である領域AD0を少なくと
も覆うように浮いている。そして、誘導部材は、この現
像液槽21に貯留される現像液の液面の一部の所定範囲
である領域AD0内にのみ、ノズル25から出た現像液
が落下するように誘導する。
【0028】従って、ノズル25から出た現像液が、現
像液槽21に貯留されている現像液には直接落下せず、
泡発生防止部材27にのみ落下するように、誘導部材2
6により誘導される。これにより、現像液槽21に貯留
される現像液の液面の位置がどのような高さになろうと
も、泡発生防止部材27により落下する現像液の衝撃を
確実に吸収するので、現像液槽21に貯留されている現
像液を弾き飛ばしたり、現像液槽21に貯留されている
現像液に泡が発生したりすることを極めて良好に抑制す
ることができる。
【0029】また、水洗処理部30には、搬送ローラ対
15の搬送方向下流側にノズル35が設けられており、
搬送手段である搬送ローラ対15、16により搬送され
ている感光性平版印刷版に水洗水を吹き付ける。
【0030】また、水洗処理部30には、水洗水を貯留
する水洗水槽31が設けられており、ノズル35から出
た水洗水を回収し貯留する。また、水洗水槽31は側壁
と底からなる略直方体の形状であり、水洗水槽31の側
壁の内側には抜き勾配が設けられている。また、水洗水
槽31の底の内側はすり鉢状になっている。そして、水
洗水槽31のすり鉢状の底の最低部に、水洗水出口32
が設けられている。
【0031】途中に供給ポンプ33が設けられた供給管
34が、水洗水槽31の水洗水出口32からノズル35
まで設けられていて、水洗水槽31から水洗水をノズル
35に供給する。
【0032】また、水洗水槽31の内部に泡発生防止部
材37が有り、感光性平版印刷版を処理する時に、水洗
水槽31に貯留されている水洗水の液面に浮いている状
態になり、落下する水洗水の衝撃を吸収する。
【0033】また、水洗水槽31の内部に、ノズル35
から出た水洗水が水洗水槽31の中央側に流れて泡発生
防止部材37に落下するように誘導する誘導部材36が
設けられている。
【0034】そして、水洗水槽31に貯留されている水
洗水の液面が最高の高さにある場合の、泡発生防止部材
37が搬送方向後側に偏って浮いたときに覆う水洗水槽
31に貯留されている水洗水の液面の領域AW1と、泡
発生防止部材37が搬送方向前側に偏って浮いたときに
覆う水洗水槽31に貯留されている水洗水の液面の領域
AW2と、泡発生防止部材37が搬送幅方向一方側に偏
って浮いたときに覆う水洗水槽31に貯留されている水
洗水の液面の領域AW3(図示せず)と、泡発生防止部
材37が搬送幅方向他方側に偏って浮いたときに覆う水
洗水槽31に貯留されている水洗水の液面の領域AW4
(図示せず)とが重なる領域AW0は、感光性平版印刷
版を処理する時に、泡発生防止部材37が必ず覆う領域
である。すなわち、感光性平版印刷版を処理する時に、
泡発生防止部材37は、水洗水槽31に貯留される水洗
水の液面の一部の所定範囲である領域AW0を少なくと
も覆うように浮いている。そして、誘導部材は、この水
洗水槽31に貯留される水洗水の液面の一部の所定範囲
である領域AW0内にのみ、ノズル35から出た水洗水
が落下するように誘導する。
【0035】従って、ノズル35から出た水洗水が、水
洗水槽31に貯留されている水洗水には直接落下せず、
泡発生防止部材37にのみ落下するように、誘導部材3
6により誘導される。これにより、水洗水槽31に貯留
される水洗水の液面の位置がどのような高さになろうと
も、泡発生防止部材37により落下する水洗水の衝撃を
確実に吸収するので、水洗水槽31に貯留されている水
洗水を弾き飛ばしたり、水洗水槽31に貯留されている
水洗水に泡が発生したりすることを極めて良好に抑制す
ることができる。
【0036】また、後処理部40には、搬送ローラ対1
7の各々の搬送方向下流側にノズル45が設けられてお
り、搬送手段である搬送ローラ対17、18により搬送
されている感光性平版印刷版に後処理液を吹き付ける。
【0037】また、後処理部40には、後処理液を貯留
する後処理液槽41が設けられており、ノズル45から
出た後処理液を回収し貯留する。また、後処理液槽41
は側壁と底からなる略直方体の形状であり、後処理液槽
41の側壁の内側には抜き勾配が設けられている。ま
た、後処理液槽41の底の内側はすり鉢状になってい
る。そして、後処理液槽41のすり鉢状の底の最低部
に、後処理液出口42が設けられている。
【0038】途中に供給ポンプ43が設けられた供給管
44が、後処理液槽41の後処理液出口42からノズル
45まで設けられていて、後処理液槽41から後処理液
をノズル45に供給する。
【0039】また、後処理液槽41の内部に泡発生防止
部材47が有り、感光性平版印刷版を処理する時に、後
処理液槽41に貯留されている後処理液の液面に浮いて
いる状態になり、落下する後処理液の衝撃を吸収する。
【0040】また、後処理液槽41の内部に、ノズル4
5から出た後処理液が後処理液槽41の中央側に流れて
泡発生防止部材47に落下するように誘導する誘導部材
46が設けられている。
【0041】そして、後処理槽41に貯留されている後
処理液の液面が最高の高さにある場合の、泡発生防止部
材47が搬送方向後側に偏って浮いたときに覆う後処理
液槽41に貯留されている後処理液の液面の領域AG1
と、泡発生防止部材47が搬送方向前側に偏って浮いた
ときに覆う後処理液槽41に貯留されている後処理液の
液面の領域AG2と、泡発生防止部材47が搬送幅方向
一方側に偏って浮いたときに覆う後処理液槽41に貯留
されている後処理液の液面の領域AG3(図示せず)
と、泡発生防止部材47が搬送幅方向他方側に偏って浮
いたときに覆う後処理液槽41に貯留されている後処理
液の液面の領域AG4(図示せず)とが重なる領域AG
0は、感光性平版印刷版を処理する時に、泡発生防止部
材47が必ず覆う領域である。すなわち、感光性平版印
刷版を処理する時に、泡発生防止部材47は、後処理液
槽41に貯留される後処理液の液面の一部の所定範囲で
ある領域AG0を少なくとも覆うように浮いている。そ
して、誘導部材は、この後処理液槽41に貯留される後
処理液の液面の一部の所定範囲である領域AG0内にの
み、ノズル45から出た後処理液が落下するように誘導
する。
【0042】従って、ノズル45から出た後処理液が、
後処理液槽41に貯留されている後処理液には直接落下
せず、泡発生防止部材47にのみ落下するように、誘導
部材46により誘導される。これにより、後処理液槽4
1に貯留される後処理液の液面の位置がどのような高さ
になろうとも、泡発生防止部材47により落下する後処
理液の衝撃を確実に吸収するので、後処理液槽41に貯
留されている後処理液を弾き飛ばしたり、後処理液槽4
1に貯留されている後処理液に泡が発生したりすること
を極めて良好に抑制することができる。
【0043】なお、後処理液としては、ガム処理液とリ
ンス液のいずれであってもよい。
【0044】また、各泡発生防止部材27、37、47
は、図2に示すように、その上面が中央が高く、周辺が
低くなる形状であってもよい。これにより、落下した処
理液が泡発生防止部材の上面に溜まりにくい。そして、
泡発生防止部材27、37、47の表面が撥水加工され
ている。これにより、落下した処理液が泡発生防止部材
の表面に留まりにくい。
【0045】
【発明の効果】本発明により、ノズルから出た処理液が
落下して、処理液を弾き飛ばしたり、泡が発生したりす
ることを良好に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の感光性平版印刷版処理装置を示す概
略構成図。
【図2】泡発生防止部材の側面形状を示す図。
【符号の説明】
11〜18 搬送ローラ対 20 現像処理部 21 現像液漕 23,33,43 供給ポンプ 24,34,44 供給管 25,35,45 ノズル 26,36,46 誘導部材 27,37,47 泡発生防止部材 30 水洗処理部 31 水洗水槽 40 後処理部 41 後処理液漕
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月輪 一海 埼玉県狭山市上広瀬591−7株式会社サン 精機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版を搬送する搬送手段
    と、前記搬送手段により搬送されている前記感光性平版
    印刷版に処理液を吹き付けるノズルと、前記ノズルから
    出た処理液を回収し貯留する処理液槽と、前記処理液槽
    から処理液をノズルに供給する途中に供給ポンプが設け
    られた供給管と、を有する感光性平版印刷版処理装置に
    おいて、落下する処理液の衝撃を吸収する泡発生防止部
    材を、前記処理液槽に貯留されている処理液の液面に有
    することを特徴とする感光性平版印刷版処理装置。
  2. 【請求項2】 感光性平版印刷版を搬送する搬送手段を
    有し、感光性平版印刷版を現像処理する現像処理部、現
    像処理された感光性平版印刷版を水洗処理する水洗処理
    部及び水洗処理された感光性平版印刷版を後処理する後
    処理部の各々毎に、前記搬送手段により搬送されている
    前記感光性平版印刷版に処理液を吹き付けるノズルと、
    前記ノズルから出た処理液を回収し貯留する処理液槽
    と、前記処理液槽から処理液をノズルに供給する途中に
    供給ポンプが設けられた供給管と、を有する感光性平版
    印刷版処理装置において、落下する処理液の衝撃を吸収
    する泡発生防止部材を、前記処理液槽に貯留されている
    処理液の液面の各々毎に有することを特徴とする感光性
    平版印刷版処理装置。
  3. 【請求項3】 前記泡発生防止部材が、前記感光性平版
    印刷版を処理する時に、前記処理液槽に貯留される処理
    液の液面に浮いている状態になることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の感光性平版印刷版処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理液槽は、前記ノズルから出た処
    理液が前記処理液槽の中央側に流れて前記泡発生防止部
    材に落下するように誘導する誘導部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    感光性平版印刷版処理装置。
  5. 【請求項5】 前記誘導部材は、前記ノズルから出た処
    理液が、前記処理液槽に貯留されている処理液には直接
    落下せず、泡発生防止部材にのみ落下するように誘導さ
    れるように設けられていることを特徴とする請求項4に
    記載の感光性平版印刷版処理装置。
  6. 【請求項6】 前記泡発生防止部材が、前記感光性平版
    印刷版を処理する時に、前記処理液槽に貯留される処理
    液の液面の一部の所定範囲を少なくとも覆うように浮い
    ている状態になり、前記誘導部材は、前記処理液の液面
    の一部の所定範囲内にのみ落下するように誘導するよう
    に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の感
    光性平版印刷版処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030083501A (ko) * 2002-04-23 2003-10-30 주식회사 디엠에스 액정 디스플레이 소자 제조 장치의 유체 공급 장치
JP2010199978A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Brother Ind Ltd 画像読取装置、画像読取制御方法、及び画像読取制御プログラム

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