JPH1164710A - カメラ装置及び撮像カメラ - Google Patents

カメラ装置及び撮像カメラ

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Publication number
JPH1164710A
JPH1164710A JP23183797A JP23183797A JPH1164710A JP H1164710 A JPH1164710 A JP H1164710A JP 23183797 A JP23183797 A JP 23183797A JP 23183797 A JP23183797 A JP 23183797A JP H1164710 A JPH1164710 A JP H1164710A
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JP
Japan
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focus
lens system
lens
zoom
camera
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Application number
JP23183797A
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English (en)
Inventor
Hitoaki Tanaka
仁朗 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設定された撮影領域を撮影するためのレンズ系
のプリセツト動作を円滑に行う。 【解決手段】フオーカスレンズ系の移動制御時において
合焦距離を合わせるようなフオーカス制御を行うことに
より、一段と確実かつ円滑なフオーカス及びズーム調整
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図14〜図16) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)監視カメラシステムの全体構成(図1) (2)監視カメラ本体の構成(図2〜図11) (3)プリセツト動作(図12及び図13) (4)実施の形態の効果 (5)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ装置及び撮像
カメラに関し、例えば監視カメラシステムにおいて予め
設定された監視範囲を撮像するようにプリセツト動作す
るカメラ装置及び撮像カメラに適用して好適なものであ
る。
【0004】
【従来の技術】従来、例えば監視カメラにおいては、監
視しようとする撮像範囲を予め設定しておき、ユーザが
当該監視カメラに対してプリセツト動作の指令を入力す
ると、当該監視カメラは予め設定された撮像範囲を撮像
し得るようにその方向、焦点距離、フオーカス等の調整
を行うようになされている。
【0005】すなわち図14において監視カメラシステ
ム1は、システムコントローラ2にシリアル通信ケーブ
ルCV1及びカメラ制御装置(レシーバ)3を介して監
視カメラ本体5が接続されている。
【0006】カメラ制御装置3はシステムコントローラ
2からシリアル通信ケーブルCV1を介して転送される
プリセツト指令に基づき、姿勢制御信号S2を監視カメ
ラ本体5の支持装置6に送出する。支持装置6はパンチ
ルタと呼ばれ、監視カメラ本体5を首振り自在に支持し
ており、カメラ制御装置3から供給される姿勢制御信号
S2に応じて所定の監視範囲AR1又はAR2を撮像し
得るように監視カメラ本体5の姿勢を変化させる。
【0007】またこのときカメラ制御装置3は、システ
ムコントローラ2から転送されるプリセツト指令に基づ
き、レンズ駆動信号S3を監視カメラ本体5に装着され
ているレンズ部7に送出することにより、レンズ部7を
構成するレンズ群を光軸方向に移動制御し、これにより
予め設定された監視範囲AR1又はAR2に対してフオ
ーカス調整及び焦点距離調整(ズーム調整)を行う。
【0008】かくして監視カメラ本体5は、システムコ
ントローラ2によるプリセツト動作によつて、システム
コントローラ2において予め設定されている監視範囲A
R1又はAR2を撮影し得る状態となり、レンズ部7を
介して撮影された監視範囲AR1又はAR2の映像を、
映像信号S4としてシステムコントローラ2に送出す
る。これにより、システムコントローラ2のモニタに
は、監視範囲AR1又はAR2の映像が表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フオーカス
レンズ系に加えてズームレンズ系を有するレンズ装置に
おいては、ズームレンズを移動させて焦点距離を望遠又
は広角側に変化させると、フオーカスレンズの位置を固
定したままでは合焦となる被写体距離が変化する。
【0010】例えば、図15に示すように、広角(WID
E) から望遠(TELE) までの間において焦点距離を変化
させることができるズームレンズの位置(ズーム位置)
を横軸にとり、遠距離(FAR) から近距離(NEAR)までの間
において合焦距離を変化させることができるフオーカス
レンズの位置(フオーカス位置)を縦軸にとると、合焦
距離が2〔m〕となる条件は、ズームレンズの位置の変
化に応じてフオーカスレンズの位置を変化させた合焦距
離曲線L2となる。
【0011】すなわち、被写体がレンズから2〔m〕の
距離にあつて動かない場合、ズームレンズの位置を変化
させることに応じて合焦距離曲線L2を満足するように
フオーカスレンズの位置を変化させることにより、被写
体に対する合焦状態を維持することができる。
【0012】従つて、フオーカスレンズの位置をF1の
位置に固定した状態でズームレンズの位置をZ2からZ
1に変化させると、合焦距離は合焦距離曲線L2で示さ
れる2〔m〕から合焦距離曲線L1で示される1〔m〕
に変化し、レンズから2〔m〕の距離に静止した被写体
に対して焦点が合わなくなる。
【0013】この問題点を解決するための一つの方法と
して、あるズーム位置においてフオーカス調整がなされ
ている状態でのズーム位置及びフオーカス位置から、こ
れに対応する合焦距離曲線L(図15)を特定し、ズー
ムレンズ系を移動させた場合に当該合焦距離曲線Lに沿
つてフオーカスレンズ系を移動させることにより、ズー
ムレンズ系を移動させても合焦状態を維持し得る手法
(ズームトラツキング)を用いたビデオカメラが考えら
れている。
【0014】ところが、かかるズームトラツキングの手
法を用いたビデオカメラを監視カメラとして用いる場
合、当該ビデオカメラをカメラ制御装置によつて制御し
ようとすると、ズームレンズ系及びフオーカスレンズ系
を関連してズームトラツキング制御するビデオカメラ
と、ズームレンズ系及びフオーカスレンズ系を独立制御
してプリセツト動作させるカメラ制御装置とが互いに独
自のフオーカス及びズーム制御を行うため、目的とする
プリセツト動作を達成し得ない問題があつた。
【0015】すなわち、図16に示すように、フオーカ
スレンズ系の位置(フオーカス位置)及びズームレンズ
系の位置(ズーム位置)が初期位置P1にあるとき、ビ
デオカメラに接続されたカメラ制御装置にプリセツト位
置P5が指定されると、当該カメラ制御装置はフオーカ
スレンズ系及びズームレンズ系をそれぞれプリセツト位
置P5に収束するように移動制御する。
【0016】このとき、フオーカスレンズ系及びズーム
レンズ系はそれぞれ初期位置P1から同時に移動開始
し、収束範囲(フオーカス収束範囲CVGF 及びズーム
収束範囲CVGZ )に入つたレンズ系に対して移動制御
を終了するようになされている。従つて、図16に示す
ように始めにフオーカスレンズ系が収束範囲(フオーカ
ス収束範囲CVGF )に入つた状態(P2)になると、
カメラ制御装置はフオーカスレンズ系の移動制御を終了
し、ズームレンズ系に対してのみ引き続き移動制御を続
行する。
【0017】この移動制御によつてフオーカスレンズ系
及びズームレンズ系の位置関係が第1の合焦距離曲線L
1上に達すると(P3)、カメラ制御装置はビデオカメ
ラに対してズームレンズ系のみを引き続き移動制御し、
ビデオカメラはこれに応じてフオーカスレンズ系を合焦
距離曲線L1に合致するように移動制御する。
【0018】かくして、ズームレンズ系の位置が収束範
囲(ズーム収束範囲CVGZ )に入ると、カメラ制御装
置はズームレンズ系の移動制御を終了する。この結果、
フオーカスレンズ系及びズームレンズ系の位置関係は、
第1の合焦距離曲線L1上の位置P4となり、目的とす
るプリセツト位置P5とはならない。
【0019】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ズームレンズの移動に伴うフオーカスずれをズーム
トラツクによつて回避し得る撮像カメラを用いて、所望
のプリセツト動作を確実に行うようにしたカメラ装置及
び撮像カメラを提案しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、設定された撮影領域に基づくレン
ズ制御信号を撮像カメラ本体に送出するカメラ制御装置
と、カメラ制御装置から送出されたレンズ制御信号に基
づいて、設定された撮影領域に対応する合焦距離を算出
し、当該算出された合焦距離となるレンズの機械的位置
を算出し、当該機械的位置にレンズの位置を合わせる撮
像カメラ本体とを有し、フオーカスレンズ系の移動制御
時において合焦距離を合わせるようなフオーカス制御を
行うことにより、一段と確実かつ円滑なフオーカス及び
ズーム調整を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0022】(1)監視カメラシステムの全体構成 図14との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、10は全体としてて監視カメラシステム(CCTV
(Closed Circuit Television))を示し、システムコント
ローラ2にシリアル通信ケーブルCV1及びカメラ制御
装置(レシーバ)3を介して監視カメラ本体20が接続
されている。
【0023】カメラ制御装置3はシステムコントローラ
2からシリアル通信ケーブルCV1を介して転送される
プリセツト指令に基づき、姿勢制御信号S2を監視カメ
ラ本体20の支持装置6に送出する。支持装置6はパン
チルタと呼ばれ、監視カメラ本体20を首振り自在に支
持しており、カメラ制御装置3から供給される姿勢制御
信号S2に応じて予め設定された所定の監視範囲AR
1、AR2、……の中から指定された監視範囲を撮像し
得るように監視カメラ本体20の姿勢を変化させる。
【0024】またこのときカメラ制御装置3は、システ
ムコントローラ2から転送されるプリセツト指令に基づ
き、レンズ駆動信号(フオーカス駆動信号S50B及び
ズーム駆動信号S50A)を監視カメラ本体20のレン
ズ部21に送出することにより、当該レンズ部21のフ
オーカスレンズ系及びズームレンズ系を光軸方向に移動
制御し、これにより予め設定された複数の監視範囲AR
1、AR2、……の中から指定された監視範囲に対して
フオーカス調整及び焦点距離調整(ズーム調整)を行
う。因みに、フオーカスレンズ系及びズームレンズ系の
各位置は、それぞれフオーカス位置検出信号S34B及
びズーム位置検出信号S46によつて監視カメラ本体2
0からカメラ制御装置3にフイードバツクされ、これに
よカメラ制御装置3はフオーカスレンズ系及びズームレ
ンズ系を所定の位置に移動制御することができる。
【0025】かくして監視カメラ本体20は、システム
コントローラ2によるプリセツト動作によつて、システ
ムコントローラ2において予め設定されている監視範囲
を撮影し得る状態となり、レンズ部21を介して撮影さ
れた監視範囲の映像を、ビデオ信号S25として映像信
号伝送用ケーブルCV2を介してシステムコントローラ
2に送出する。これにより、システムコントローラ2の
モニタには、プリセツト動作において指定された監視範
囲AR1(又はAR2、……)の映像が表示される。
【0026】因みに、監視カメラ本体20によつて撮影
された映像は、ユーザがシステムコントローラ2を操作
することによつてビデオテープレコーダ(VTR)8に
録画することができる。
【0027】(2)監視カメラ本体の構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、監視カメラ本体20は被写体からの撮像光LA20
をインナフオーカス(Inner Focus )式のレンズ部21
のフオーカスレンズ系21A、ズームレンズ系21B及
び絞り部21Cを介してCCD(Charge Coupled Devic
e:電荷結合素子)22に入射する。CCD22は撮像
光LA20を撮像面において光電変換することにより撮
像信号S22を得、これをCDS(Correlated Double S
ampling:相関二重サンプリング回路)23に送出する。
【0028】CDS23は、撮像信号S22にリセツト
雑音が発生する期間においてその信号レベルを所定電位
でクランプすることにより、雑音成分が低減された撮像
信号S23を得る。このようにして得られた撮像信号S
23は続くアナログ/デイジタル変換回路(A/D)2
4に送出され、デイジタル撮像信号S24に変換された
後、DSP(Digital Signal Processor) 25に送出さ
れる。
【0029】DSP25は、デイジタル撮像信号S24
に対してY/C分離、ガンマ補正及びホワイトバランス
調整処理等を施した後、これをマトリクス処理によつて
ビデオ信号S25に変換する。ビデオ信号S25は続く
ビデオアンプ26において増幅された後、出力端子T2
0から映像信号伝送ケーブルCV2を介してシステムコ
ントローラ2に出力される。
【0030】また、DSP25においてY/C分離処理
の結果得られた輝度信号SYは、オートフオーカス(A
F)処理部31に送出される。AF処理部31は、輝度
信号SYを微分することにより当該輝度信号SYの高域
成分を抽出し、当該高域成分の量を評価値S31として
続くマイクロコンピユータ構成の制御部32に送出す
る。
【0031】制御部32は、評価値S31に基づいてフ
オーカス調整を行う。すなわち制御部32は、フオーカ
スレンズ系21Aの移動方向及び移動速度を表すフオー
カス制御信号CONTAFをフオーカス用駆動パルス発生
部33に送出することにより、フオーカス用駆動パルス
発生部33において当該移動方向及び移動速度に応じた
ステツピングモータの駆動パルス信号S33が生成さ
れ、フオーカス駆動部35のステツピングモータに送出
される。これにより、フオーカスレンズ駆動用のステツ
ピングモータがフオーカスレンズ系21Aを指定された
方向に指定された速度で移動させる。
【0032】従つて、制御部32は、フオーカス調整処
理においてまずフオーカス制御信号CONTAFによつて
フオーカスレンズ系21Aを僅かに光軸方向に前後移動
(ウオブリング)させる。このとき、AF処理部31か
ら供給される評価値(輝度信号の微分値)は、撮影され
ている被写体像が合焦状態に近づくにつれて高くなり、
合焦状態から遠ざかるにつれて低くなる。
【0033】制御部32は、このフオーカスレンズ系2
1Aの移動方向と当該移動方向に応じた評価値の変化に
基づいて、被写体像を合焦状態とし得るフオーカスレン
ズ系21Aの移動方向を判別する。例えば、図3に示す
ようにフオーカスレンズ系21Aの位置(フオーカス位
置)がF13にあるとき被写体像が合焦状態となる状態
において、フオーカスレンズ系21Aの位置(フオーカ
ス位置)が例えばF12の位置から遠距離(FAR) 側に移
動すると、当該フオーカス位置F12に対応する評価値
D12は高くなり、これに対してフオーカスレンズ系2
1Aの位置(フオーカス位置)がF12の位置から近距
離(NEAR)側に移動すると、当該フオーカス位置F12に
対応する評価値D12は低くなる。
【0034】従つて、フオーカスレンズ系21AがF1
2の位置にあるとき、制御部32は、当該フオーカスレ
ンズ系21Aを評価値D12が高くなる方向、すなわち
遠距離(FAR) 側に移動させることにより合焦状態を得る
と判断する。
【0035】従つて、このとき制御部32はフオーカス
レンズ系21Aを遠距離(FAR) 側に移動させるようなフ
オーカス制御信号CONTAFをフオーカス用駆動パルス
発生部33に送出することにより、フオーカスレンズ系
21Aを合焦状態を得る方向に移動させることができ
る。
【0036】このようにして、フオーカスレンズ系21
Aが合焦状態を得る方向に移動すると、当該フオーカス
レンズ系21Aはやがて合焦状態となるフオーカス位置
F13(図3)に到達する。この合焦状態の位置(F1
3)をフオーカスレンズ系21Aが通過すると、評価値
の変化は増加から減少へと転ずる。従つて制御部32は
この評価値の変化の状態を検出することにより、合焦状
態となるフオーカスレンズ系21Aの位置(フオーカス
位置F13)を検出することができる。
【0037】かかるフオーカス調整は、当該監視カメラ
本体20が監視モードを実行する間において常に行われ
る。従つて、当該監視カメラ本体20による監視範囲に
おいて被写体のレンズ部21からの距離が変化すると、
これに応じて常にフオーカス調整が実行され、常に被写
体に対して合焦状態を得る。
【0038】因みに、フオーカス駆動部35に供給され
るフオーカス用のパルス信号S33はフオーカス位置検
出部34に供給され、当該フオーカス位置検出部34に
おいて駆動パルス信号S33のパルス数をカウントする
ことにより、フオーカスレンズ系21Aの基準位置から
の機械的な移動量、すなわちフオーカスレンズ系21A
の現在位置を検出し、当該フオーカス位置に応じて電圧
値が変化するフオーカス位置検出信号S34Aを制御部
32にフイードバツクする。これにより、制御部32は
常にフオーカスレンズ系21Aの機械的な位置を認識す
ることができる。
【0039】かかるオートフオーカス処理に加えて、監
視カメラ本体20は、外部に設けられたシステムコント
ローラ2からシリアル通信ケーブルCV1及びカメラ制
御装置3を介して焦点距離の変更(すなわちズームレン
ズ系21Bの移動)を指示するズーム制御信号が入力さ
れると、当該ズーム制御信号に基づいてズームレンズ系
21Bを移動させるズーム変更処理を行うようになされ
ている。
【0040】すなわち、システムコントローラ2から焦
点距離を変更する指令がシリアル通信ケーブルCV1を
介してカメラ制御装置3のマイクロコンピユータ51に
入力されると、マイクロコンピユータ51はズームレン
ズ制御部53を制御することによつて焦点距離変更指令
に応じたズーム駆動信号S50Aを監視カメラ本体20
のズーム用アナログ/デイジタル(A/D)変換部42
に送出する。
【0041】因みに、カメラ制御装置3は、例えばDC
モータによつてフオーカスレンズ系及びズームレンズ系
を駆動する外付けレンズが装着された監視カメラに対し
て、ズームレンズ系を駆動するためのDCモータ駆動用
直流電圧信号でなるズーム駆動信号S50A及び、フオ
ーカスレンズ系を駆動するためのDCモータ駆動用直流
電圧信号でなるフオーカス駆動信号S50Bをそれぞれ
監視カメラ本体20に出力するようになされている。
【0042】この実施の形態の場合、監視カメラ本体2
0はフオーカス駆動部35及びズーム駆動部45にそれ
ぞれ設けられたステツピングモータによつてフオーカス
レンズ系21A及びズームレンズ系21Bを移動するよ
うになされている。従つて、監視カメラ本体20は、カ
メラ制御装置3から供給された直流電圧信号でなるフオ
ーカス駆動信号S50B及びズーム駆動信号S50Aを
それぞれパルス信号に変換してステツピングモータに供
給するようになされている。
【0043】すなわち、カメラ制御装置3から出力され
るズーム駆動信号S50Aは、ズームレンズ系21Bを
移動させる方向及び移動速度に応じた極性及び電圧値で
なり、例えば+12〔V〕はズームレンズ系21Bを望遠
(TELE)側に最大速度で移動させる指令を表し、当該電圧
値が+12〔V〕よりも小さくなるに従つてズームレンズ
系21Bの移動速度を小さくするようになされている。
また、当該ズーム駆動信号S50Aの値として−12
〔V〕は、ズームレンズ系21Bを広角(WIDE)側に最大
速度で移動させる指令を表し、当該電圧値が−12〔V〕
よりも大きくなるに従つてズームレンズ系21Bの移動
速度を小さくするようになされている。
【0044】ズーム用アナログ/デイジタル変換部42
は、ズーム駆動信号S50Aの極性及び電圧値をデイジ
タル信号に変換し、これをデイジタル駆動電圧信号S4
2として制御部32に送出する。
【0045】制御部32は、ズーム移動制御用テーブル
を有し、当該テーブルによつてデイジタル駆動電圧信号
S42の値に対応したステツピングモータの制御データ
(ズーム制御信号)を算出する。これにより、本来レン
ズ駆動用DCモータに対する電圧信号として与えられる
ズーム駆動信号S50Aからステツピングモータの特性
に合わせたズーム制御信号CONTZMが算出される。
【0046】かくして、ズーム制御信号CONTZMはズ
ーム用駆動パルス発生部44に送出され、当該ズーム制
御信号CONTZMによつて指定されたステツピングモー
タの制御データに基づいてステツピングモータの駆動パ
ルス信号S44が生成され、ズーム駆動部45のステツ
ピングモータに送出される。これにより、ズームレンズ
駆動用のステツピングモータがズームレンズ系21Bを
カメラ制御装置3によつて指定された方向に指定された
速度で移動させる。
【0047】ここで、ズーム用駆動パルス発生部44か
ら送出されるズームレンズ用の駆動パルス信号S44
は、ズーム位置検出部46に供給される。ズーム位置検
出部46は当該パルス信号S44のパルス数をカウント
することにより、ズームレンズ系21Bの基準位置から
の移動量、すなわちズームレンズ系21Bの現在位置を
検出し、当該ズーム位置に応じて電圧値が変化するズー
ム位置検出信号S46をカメラ制御装置3のズーム用コ
ンパレータ54及び監視カメラ本体20の制御部32に
それぞれ送出する。
【0048】カメラ制御装置3のズーム用コンパレータ
54は、ズーム位置検出部46から供給されるズーム位
置検出信号S46の電圧値に基づき、このときマイクロ
コンピユータ51によつて指示されている移動量(又は
目標位置)だけズームレンズ系21Bが確実に移動制御
されたか否かを判断し、当該判断結果に応じてズームレ
ンズ制御部53を制御することにより、ズームレンズ系
21Bを目標移動量(又は目標位置)まで確実に移動さ
せることができる。
【0049】監視カメラ本体20の制御部32は、フオ
ーカス位置検出部34から供給されるフオーカス位置検
出信号S34Aの電圧値に基づいて現在のフオーカスレ
ンズ系21Aの機械的な位置を得るとともに、ズーム位
置検出部46から供給されるズーム位置検出信号S46
の電圧値に基づいて現在のズームレンズ系21Bの機械
的な位置を得る。
【0050】制御部32はこれらのレンズ位置情報に基
づいて、このときのフオーカスレンズ系21A及びズー
ムレンズ系21Bの各位置(フオーカス位置及びズーム
位置)から、レンズ部21によつて合焦状態にフオーカ
ス調整されている被写体までの距離(すなわち合焦距
離)を算出する。
【0051】すなわち、図4に示すように、フオーカス
位置をy、ズーム位置をxとすると、フオーカス位置及
びズーム位置は関数y=f(x)で表される合焦距離曲
線によつて一定の合焦距離となり得るフオーカス位置及
びズーム位置の組み合わせを持つ。この合焦距離曲線
は、レンズの合焦する至近距離から無限遠までの区間
で、互いに交わることなく連続して無数に存在し、合焦
範囲SARと呼ばれる閉じた平面区間を形成する。フオ
ーカスレンズ系21A及びズームレンズ系21Bは当該
合焦範囲SAR内で移動制御される。
【0052】この合焦範囲SARにおいて、合焦状態に
あるフオーカス位置及びズーム位置が決定すれば、当該
フオーカス位置及びズーム位置に対応する1つの合焦距
離曲線が決定することにより、当該合焦距離曲線によつ
て表される合焦距離が求まる。
【0053】ここで、制御部32に付随するメモリ41
には、図5に示すように、特定の合焦距離となり得る合
焦距離曲線Lx(x=1〜15)の各サンプリング点デ
ータDSを予め記憶している。例えば、図5において合
焦距離曲線L1は、合焦距離が1〔m〕であるフオーカ
ス位置及びズーム位置の組み合わせを表す曲線であり、
合焦曲線L2は、合焦距離が2〔m〕であるフオーカス
位置及びズーム位置の組み合わせを表す曲線である。こ
のようにして、レンズ部21の固有の情報として、代表
的な合焦距離曲線L1〜L15の各サンプリング点デー
タDSが予めメモリ41に記憶されている。
【0054】制御部32は、ズーム位置検出部46から
供給されるズーム位置及びフオーカス位置検出部34か
ら供給されるフオーカス位置に基づいて、図6に示すよ
うに、これらの交点PLを求め、当該交点PLを挟む2
つの合焦距離曲線L(x−1)及びLxの各サンプリン
グ点データDSxからそれぞれの曲線を直線近似する。
【0055】そして、制御部32はこのときのズームレ
ンズの位置Znから合焦距離曲線Lxのサンプリングデ
ータDS21及びDS22の内分点P20を求めるとと
もに、同様にしてズームレンズの位置Znから合焦距離
曲線L(x−1)のサンプリングデータDS11及びD
S12の内分点P10を求める。
【0056】このようにして求められた各内分点P10
及びP20をフオーカスレンズの位置Fnによつてさら
に内分することにより、直線近似された2つの合焦曲線
L(x−1)及びLx間において、このときのフオーカ
スレンズ位置及びズームレンズ位置に対応した合焦距離
曲線L′が算出される。かくして制御部32は、ズーム
位置検出部46から供給されるズームレンズ位置が変化
すると、図6において求められた合焦距離曲線L′を満
足するようにフオーカスレンズ系21Aを移動させるこ
とにより、ズームレンズ系21Bを移動させても、合焦
距離(すなわち被写体距離)が変化しない限り、常に焦
点の合つた撮影画像を得ることができる。かかるフオー
カスレンズ系21Aの調整処理をズームトラツキング処
理と呼ぶ。
【0057】因みに、制御部32は図1について上述し
たAF処理部31から得られる評価値S31に基づいて
常にオートフオーカス調整するようになされているが、
ズームレンズ系21Bの位置が変化することに応じて図
6の合焦距離曲線L′に基づくフオーカスレンズ系21
Aの位置調整(ズームトラツキング)を行うことによ
り、ズームレンズ系21Bが移動した際に評価値S31
に基づくオートフオーカス調整を行う場合に比べて格段
的に速いタイミングで合焦状態を保つようなフオーカス
レンズ系21Aの位置調整を行うことができる。
【0058】このように、制御部32において算出され
る合焦距離曲線L′は、フオーカレンズ系21Aの機械
的な位置及びズームレンズ系21Bの機械的な位置の組
み合わせによつて得られる合焦距離を表しており、制御
部32は当該合焦距離(合焦距離曲線L′)を常に算出
し、当該算出結果をフオーカス位置検出信号S34Aに
代わる合焦距離検出信号S34Bとしてカメラ制御装置
3のフオーカス用コンパレータ55に送出する。この場
合、合焦距離検出信号S34Bは、フオーカス位置検出
信号S34Aと同様にして、合焦距離に応じた電圧値を
示すようになされている。
【0059】カメラ制御装置3のフオーカス用コンパレ
ータ55は、制御部32から供給される合焦距離検出信
号S34Bに基づき、このときマイクロコンピユータ5
1によつて指示されている変化量(又は目標位置)だけ
フオーカス位置が確実に変化したか否かを判断し、当該
判断結果に応じてフオーカスレンズ制御部56を制御す
ることにより、目標とするフオーカス位置が得られるま
でフオーカスレンズ系21Aを確実に移動させることが
できる。
【0060】このように、制御部32においてフオーカ
スレンズ系21Aの機械的な位置を合焦距離に換算する
と共に、当該合焦距離を表す合焦距離検出信号S34B
をフオーカス位置検出信号S34Aと同様の電圧値信号
として、これをフオーカス位置検出信号S34Aに代え
てカメラ制御装置3にフイードバツクすることにより、
ズームレンズ系21Bが移動制御された際にズームトラ
ツキング処理によつてフオーカスレンズ系21Aが移動
調整されても、合焦距離が変化しない限りカメラ制御装
置3にフイードバツクされる合焦距離検出信号S34B
は変化しない。
【0061】従つて、カメラ制御装置3はズームトラツ
キング処理によつて互いに関連して移動制御されるズー
ムレンズ系21B及びフオーカスレンズ系21Aを、あ
たかも独立して移動制御されるものとして認識すること
ができる。
【0062】また、カメラ制御部3は、外部に設けられ
たシステムコントローラ2からシリアル通信ケーブルC
V1及びカメラ制御装置3を介して合焦距離の変更(す
なわちフオーカスレンズ系21Aの移動)を指示するフ
オーカス制御信号が入力されると、当該フオーカス制御
信号に基づいてフオーカスレンズ系21Aを移動させる
フオーカス変更処理を、ズームレンズ系21Bの駆動に
対して独立に行うようになされている。
【0063】すなわち、システムコントローラ2から合
焦距離を変更する指令がシリアル通信ケーブルCV1を
介してカメラ制御装置3のマイクロコンピユータ51に
入力されると、マイクロコンピユータ51はフオーカス
レンズ制御部56を制御することによつて合焦距離変更
指令に応じたフオーカス駆動信号S50Bを監視カメラ
本体20のフオーカス用アナログ/デイジタル(A/
D)変換部36に送出する。
【0064】カメラ制御装置3は、上述したように例え
ばDCモータによつてフオーカスレンズ系及びズームレ
ンズ系を駆動する外付けレンズが装着された監視カメラ
に対して、ズームレンズ系を駆動するためのDCモータ
駆動用直流電圧信号でなるズームレンズ駆動信号S50
A及びフオーカスレンズ系を駆動するためのDCモータ
駆動用直流電圧信号でなるフオーカス駆動信号S50B
をそれぞれ監視カメラ本体20に出力するようになされ
ているのに対して、監視カメラ本体20はフオーカス駆
動部35及びズーム駆動部45にそれぞれ設けられたス
テツピングモータによつてフオーカスレンズ系21A及
びズームレンズ系21Bを移動するようになされてい
る。
【0065】従つて、監視カメラ本体20は、カメラ制
御装置3から供給された直流電圧信号でなるフオーカス
駆動信号S50B及びズーム駆動信号S50Aをそれぞ
れパルス信号に変換してステツピングモータに供給する
ようになされている。
【0066】すなわち、カメラ制御装置3から出力され
るフオーカス駆動信号S50Bは、フオーカスレンズ系
21Aを移動させる方向及び移動速度に応じた極性及び
電圧値でなり、例えば+12〔V〕はフオーカスレンズ系
21Aを遠距離(FAR) 側に最大速度で移動させる指令を
表し、当該電圧値が+12〔V〕よりも小さくなるに従つ
てフオーカスレンズ系21Aの移動速度を小さくするよ
うになされている。また、当該フオーカス駆動信号S5
0Bの値として−12〔V〕は、フオーカスレンズ系21
Aを近距離(NEAR)側に最大速度で移動させる指令を表
し、当該電圧値が−12〔V〕よりも大きくなるに従つて
フオーカスレンズ系21Aの移動速度を小さくするよう
になされている。
【0067】フオーカス用アナログ/デイジタル変換部
36は、フオーカス駆動信号S50Bの極性及び電圧値
をデイジタル信号に変換し、これをデイジタル駆動電圧
信号S36として制御部32に送出する。
【0068】制御部32は、メモリ41内にフオーカス
移動制御用テーブルを有し、当該テーブルによつてデイ
ジタル駆動電圧信号S36の値に対応したステツピング
モータの制御データを算出する。これにより、本来レン
ズ駆動用DCモータに対する制御信号として与えられる
フオーカス駆動信号S50Bからステツピングモータの
特性に合わせたフオーカス制御信号が算出される。
【0069】このようにしてカメラ制御装置3からの指
示によつて生成されたフオーカス制御信号は、フオーカ
スレンズ系21Aの機械的位置を特定するものである。
従つて制御部32は、当該フオーカス制御信号によつて
指定された移動先のフオーカスレンズ系21Aの機械的
位置を合焦距離に換算する処理を実行する。
【0070】すなわち、フオーカス制御装置32は、図
6について上述した場合と同様にして、ズーム位置検出
部46から供給される現在のズーム位置及びフオーカス
位置検出部34から供給される現在のフオーカス位置に
基づいて、これらの交点PL(図6)を求め、当該交点
PLを挟む2つの合焦距離曲線L(x−1)及びLxの
各サンプリング点データDSxからそれぞれの曲線を直
線近似する。
【0071】そして、制御部32はこのときのズームレ
ンズの位置Znから合焦距離曲線Lxのサンプリングデ
ータDS21及びDS22の内分点P20を求めるとと
もに、同様にしてズームレンズの位置Znから合焦距離
曲線L(x−1)のサンプリングデータDS11及びD
S12の内分点P10を求める。
【0072】このようにして求められた各内分点P10
及びP20をフオーカスレンズの位置Fnによつてさら
に内分することにより、直線近似された2つの合焦曲線
L(x−1)及びLx間において、このときのフオーカ
スレンズ系21Aの機械的位置及びズームレンズ系21
Bの機械的位置に対応した合焦距離曲線L′が算出され
る。
【0073】このようにして算出された合焦距離曲線
L′(図6)は、このときのフオーカスレンズ系21A
及びズームレンズ系21Bの各機械的位置から算出され
た合焦距離を表している。従つて制御部32は、当該合
焦距離(L′)及びズームレンズ系21Bの機械的位置
(ズーム位置)の関係を表す座標系を用いて、図7
(A)に実線で示すような合焦距離直線L″を得る。従
つて、当該合焦距離直線L″上において、このときのズ
ームレンズ系21Bの位置に基づく現在のレンズ位置
(合焦距離及びズーム位置の関係)P1が求まる。
【0074】現在のレンズ位置P1(図7(A))が求
まると、制御部32は図8に示すレンズ駆動処理手順に
入り、ステツプSP11において、現在のレンズ位置P
1を、カメラ制御装置3から供給されるフオーカス駆動
信号S50Bに基づく移動方向及び移動量だけ移動させ
た場合の合焦距離を求める。この場合、図7(A)に示
す座標系は縦軸に合焦距離を割り当て、横軸にズーム位
置を割り当てていることにより、カメラ制御装置3から
のフオーカス駆動信号S50Bによるレンズ位置P1の
移動方向は、縦軸に並行な方向となる。この場合のフオ
ーカス移動方向及び移動量をベクトルDF(図7
(A))で表す。
【0075】従つて、カメラ制御装置3からフオーカス
駆動信号S50Bが制御部32に供給されると、当該フ
オーカス駆動信号S50Bに応じたフオーカス移動ベク
トルDFによつて合焦距離直線L″から合焦距離直線L
a″への乗換が行われる。この合焦距離直線の乗換え
は、ズーム位置の変更が指定されている場合において
も、当該ズーム位置の移動量に関わらず、フオーカス駆
動信号S50Bによる制御量に応じた値となる。
【0076】従つて、このときカメラ制御装置3から供
給されるズーム駆動信号S50Aによりズーム位置の変
更が指定される場合、制御部32はこれに応じてズーム
レンズ系21Bの移動先をズーム制御ベクトルDZ(図
7(A))によつて指定すると、図7(A)の座標系に
おいて、フオーカスレンズ系21Aの制御ベクトルDF
及びズームレンズ系21Bの制御ベクトルDZの合成ベ
クトルDによつて得られる移動先P2が各レンズ系(フ
オーカスレンズ系21A及びズームレンズ系21B)の
移動後の目標位置となる。
【0077】従つて、図7(A)においてフオーカス制
御信号(DF)に基づく合焦距離直線L″からLa″へ
の乗換が完了すると、このことは移動先の合焦距離が得
られたことを表しており、このとき制御部32はステツ
プSP12に移つて当該移動先P2(図7(A))の合
焦距離(La″)から、乗り換え後の合焦距離曲線の内
分比を求める。
【0078】すなわち制御部32は、図6について上述
した場合と同様にして、フオーカス位置及びズーム位置
の関係を表す図9に示すように、メモリ41に格納され
た複数の合焦距離曲線データDSxのうち、ステツプS
P11において求められた移動後の合焦距離を表す合焦
距離曲線La′を挟む上下の合焦距離曲線L(x−1)
及びLxを読み出し、これら2つの曲線間での合焦距離
曲線La′の内分比(b:a)を求める。
【0079】そして、制御部32はステツプSP13に
移り、このときの移動先として指定されているズーム位
置Znから合焦距離曲線LxのサンプリングデータDS
21及びDS22の内分点P20を求めるとともに、同
様にしてズームレンズの位置Znから合焦距離曲線L
(x−1)のサンプリングデータDS11及びDS12
の内分点P10を求める。
【0080】そして、制御部32は続くステツプSP1
4に移つて、ステツプSP13において得られた各内分
点P10及びP20を、ステツプSP12において得ら
れた内分比によつて内分することにより、移動先として
指定されるレンズ位置P2(図9)が得られる。
【0081】このようにして移動先の位置P2が算出さ
れると、制御部32は続くステツプSP15に移つて、
フオーカスレンズ系21A及びズームレンズ系21Bの
それぞれについて、図7(B)に示すようなフオーカス
位置及びズーム位置の各機械的位置の関係を表す座標系
において現在位置P1及び移動先P2の差分Y1及びX
1を求める。この差分Y1及びX1はそれぞれフオーカ
スレンズ系21A及びズームレンズ系21Bのそれぞれ
の機械的な移動量を表し、フオーカスレンズ系21Aの
駆動量Y1をフオーカス制御信号CONTAFとしてフオ
ーカス用駆動パルス発生部33に送出するとともに、ズ
ームレンズ系21Bの駆動量X1をズーム制御信号CO
NTZMとしててズーム用駆動パルス発生部44に送出す
る。
【0082】かくして、フオーカス用駆動パルス発生部
33は、フオーカス制御信号CONTAFによつて指定さ
れた移動量だけフオーカスレンズ系21Aを移動し得る
ステツピングモータの駆動パルス信号S33を生成し、
これをフオーカス駆動部35に送出することより、フオ
ーカスレンズ系21Aを移動制御する。また、これと同
様にして、ズーム用駆動パルス発生部44は、ズーム制
御信号CONTZMによつて指定された移動量だけズーム
レンズ系21Bを移動し得るステツピングモータの駆動
パルス信号S44を生成し、これをズーム駆動部45に
送出することより、ズームレンズ系21Bを移動制御す
る。
【0083】このように、カメラ制御装置3からフオー
カス駆動信号S50Bが供給されると、制御部32は図
7(A)に示す合焦距離及びズーム位置の関係を表す座
標系において合焦距離直線の乗換え、すなわち合焦距離
の変更を行つた後、図7(B)に示す機械的フオーカス
位置及びズーム位置の関係を表す座標系において、変更
後の合焦距離を用いて各レンズ系の機械的移動量を求め
ることにより、カメラ制御装置3によつてフオーカス位
置及びズーム位置の変更が指定された場合において、図
16について上述したような異なる合焦距離曲線に沿つ
たレンズの誤動作を回避することができる。
【0084】また、フオーカスレンズ系21Aの機械的
位置情報に換えて合焦距離情報をカメラ制御装置3にフ
イードバツクするようになされた監視カメラ本体20に
おいては、例えば図10に示すように、初期状態のレン
ズ位置がP1であり、さらに目標位置がP2と指定され
た場合に、監視カメラ本体20の制御部32からカメラ
制御装置3にフイードバツクされる位置情報として、現
在のフオーカスレンズ系21Aの位置が目標位置よりも
遠距離側にあるといつた情報がフイードバツクされる。
【0085】この場合、カメラ制御装置3はフオーカス
レンズ系21Aの機械的位置を近距離側に移動させるよ
うなフオーカス駆動信号S50Bを監視カメラ本体20
の制御部32に送出するが、このとき、図7について上
述した合焦距離曲線の乗換えを行わないと、図10にお
いて目標位置P2に対して大きく外れた位置P3にレン
ズ位置が移動することになる。これに対して、図7につ
いて上述した合焦距離曲線の乗換えを行つて積極的に合
焦距離を合わせるような制御を行うことにより、図10
において目標となる位置P2にレンズ位置が収束するこ
とになる。
【0086】また、例えば図11に示すように、初期状
態のレンズ位置がP1であり、さらに目標位置がP2と
指定された場合に、監視カメラ本体20の制御部32か
らカメラ制御装置3にフイードバツクされる位置情報と
して、現在のフオーカスレンズ系21Aの位置が目標位
置よりも遠距離側にあるといつた情報がフイードバツク
される。
【0087】この場合、カメラ制御装置3はフオーカス
レンズ系21Aの機械的位置を近距離側に移動させるよ
うなフオーカス駆動信号S50Bを監視カメラ本体20
の制御部32に送出するが、フオーカスレンズ系21A
の移動量はズームレンズ系21Bの移動量に比べて小さ
くなるように設定されていることによつてマニユアル操
作時の操作性を向上しており、この結果、図11におい
て目標位置P2に対して大きく外れた位置P3にレンズ
位置が移動することになる。これに対して、図7につい
て上述した合焦距離曲線の乗換えを行つて積極的に合焦
距離を合わせるような制御を行うことにより、図11に
おいて目標となる位置P2にレンズ位置が収束すること
になる。
【0088】(3)プリセツト動作 図12に示すようにカメラ制御装置3のメモリ52に
は、監視範囲として予め設定された範囲AR1、AR
2、……(図1)を撮影し得るズームレンズ系21Bの
位置及びフオーカスレンズ系21Aの位置の組合せがそ
れぞれ監視範囲を表すプリセツト番号とともに格納され
ている。
【0089】従つてシステムコントローラ2(図1、図
2)からシリアル通信によつて監視範囲を表すプリセツ
ト番号がカメラ制御装置3のマイクロコンピユータ51
に転送されると、マイクロコンピユータ51は当該指定
されたプリセツト番号のフオーカス位置情報をフオーカ
ス用コンパレータ55に送出すると共に、指定されたプ
リセツト番号のズーム位置情報をズーム用コンパレータ
53に送出する。
【0090】これにより、フオータス用コンパレータ5
5は、このときのフオーカスレンズ系21Aの位置情報
(すなわち監視カメラ本体20の制御部32からフイー
ドバツクされる合焦距離情報)とメモリ52から読み出
されたフオーカス位置情報(すなわちシステムコントロ
ーラ2によつて指定されたフオーカス位置)とが一致し
ているか否かを判断し、一致していない場合にはこれを
一致させるようなフオーカス駆動信号S50Bをフオー
カスレンズ制御部56から送出させる。
【0091】また、これと同様にして、ズーム用コンパ
レータ53は、このときのズームレンズ系21Bの位置
情報(すなわち監視カメラ本体20の制御部32からフ
イードバツクされるズーム位置情報)とメモリ52から
読み出されたズーム位置情報(すなわちシステムコント
ローラ2によつて指定されたズーム位置)とが一致して
いるか否かを判断し、一致していない場合にはこれを一
致させるようなズーム駆動信号S50Aをズームレンズ
制御部53から送出させる。
【0092】このとき、監視カメラ本体20の制御部3
2において図7について上述したような合焦距離曲線の
乗換えを行うことにより、図13に示すように、レンズ
位置は初期位置P1からシステムコントローラ2によつ
て指定された目標位置P11、P12又はP13に滑ら
かな移動によつて到達する。
【0093】因みに、カメラ制御装置3のマイクロコン
ピユータ51に対して所定の監視範囲AR1、AR2、
……がプリセツト番号によつて指定されたとき、当該マ
イクロコンピユータ51はプリセツト番号に対応した姿
勢制御信号S2(図1)を支持装置(パンチルタ)6
(図1)に送出することにより、支持装置6は当該プリ
セツト番号に対応した監視範囲を撮影し得る方向に監視
カメラ本体20の支持角度を調整することができる。
【0094】(4)実施の形態の効果 以上の構成によれば、フオーカスの位置出力をレンズの
合焦距離に換算して行うことにより、ズームトラツク処
理が行われた場合でもフオーカスの位置出力は一定に保
たれ、カメラ制御装置3から見てレンズの位置出力に関
してズーム及びフオーカスが独立して行われるようにな
る。
【0095】また、フオーカス制御を合焦距離曲線の乗
換えによつて行うようにすると共に、ズーム移動中であ
つてもフオーカス制御信号を監視カメラ本体20の制御
部32において受け付けるようにしたことにより、カメ
ラ制御装置3から見てレンズの駆動に関してもズーム及
びフオーカスを独立して行うようにすることができる。
【0096】かくして監視カメラシステム10において
は、ズームレンズの移動に伴うフオーカスずれをズーム
トラツクによつて回避し得る監視カメラ本体20を用い
て、所望のプリセツト動作を確実かつ円滑に行うことが
できる。
【0097】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、ズームレンズ系21
Bの位置を移動させた場合においては、必ずズームトラ
ツク処理を行うことによつてフオーカスレンズ系21A
の位置を移動調整する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えばカメラ制御装置3に対してプリセ
ツト動作が指定されたとき当該カメラ制御装置3から監
視カメラ本体20に対してズームトラツク処理を禁止す
る信号を送出し、これに応じて監視カメラ本体20はカ
メラ制御装置3から供給されるフオーカス駆動信号S5
0Bを合焦距離に換算せずにフオーカスレンズ系21A
を移動制御すると共に、当該フオーカスレンズ系21A
の位置を機械的位置情報のままカメラ制御装置3にフイ
ードバツクするようにしても良い。
【0098】このようにすれば、例えばマニユアルで監
視カメラ本体20のレンズ部21を操作する場合には、
ズームトラツク処理を行うことによりズームレンズ系2
1Bの移動に伴う合焦距離の変化を回避することができ
ることに加えて、プリセツト動作においては、ズームト
ラツク処理を行わないことによりフオーカスレンズ系2
1A及びズームレンズ系21Bを独立して円滑に移動制
御することができる。
【0099】また上述の実施の形態においては、合焦距
離曲線データDSxとして合焦距離が1〔m〕〜15
〔m〕(図5)のデータをメモリ41に格納しておく場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、レンズの
性能又はメモリ41の容量に応じて種々の数の合焦距離
曲線データを格納することができる。
【0100】また上述の実施の形態においては、本発明
を監視カメラシステム10に適用した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、他のビデオカメラを用い
たカメラシステム又は静止画カメラを用いたカメラシス
テムに広く適用することができる。
【0101】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、フオーカ
スレンズ系の移動制御時において合焦距離を合わせるよ
うなフオーカス制御を行うことにより、一段と確実かつ
円滑なフオーカス及びズーム調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視カメラシステムの一実施の形
態を示す略線図である。
【図2】本発明による監視カメラ本体の構成を示すブロ
ツク図である。
【図3】オートフオーカス動作の説明に供する特性曲線
図である。
【図4】合焦距離への換算原理の説明に供する特性曲線
図である。
【図5】メモリに格納された合焦距離曲線データを示す
略線図である。
【図6】合焦距離の算出の説明に供する略線図である。
【図7】合焦距離曲線の乗換えによるフオーカス操作の
説明に供する特性曲線図である。
【図8】フオーカス制御処理手順を示すフローチヤート
である。
【図9】合焦距離曲線の乗換えによるフオーカス操作の
説明に供する特性曲線図である。
【図10】レンズ移動時の不整合及び整合状態を示す略
線図である。
【図11】レンズ移動時の不整合及び整合状態を示す略
線図である。
【図12】カメラ制御装置のメモリ内のプリセツト情報
を示す略線図である。
【図13】プリセツト動作の説明に供する略線図であ
る。
【図14】従来の監視カメラシステムの構成を示す略線
図である。
【図15】ズームトラツクの動作原理を示す特性曲線図
である。
【図16】プリセツト時の誤動作を示す特性曲線図であ
る。
【符号の説明】
1、10……監視カメラシステム、2……システムコン
トローラ、3……カメラ制御装置、5、20……監視カ
メラ本体、6……支持装置、21……レンズ部、21A
……フオーカスレンズ系、21B……ズームレンズ系、
31……オートフオーカス(AF)処理部、32……制
御部、33……フオーカス用駆動パルス発生部、34…
…フオーカス位置検出部、35……フオーカス駆動部、
41、52……メモリ、44……ズーム用駆動パルス発
生部、45……ズーム駆動部、46……ズーム位置検出
部、51……マイクロコンピユータ、53……ズームレ
ンズ制御部、54……ズーム用コンパレータ、55……
フオーカス用コンパレータ、56……フオーカスレンズ
制御部、AR1、AR2……監視範囲、Lx……合焦距
離曲線、Lx′……合焦距離直線。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定された撮影領域に基づくレンズ制御信
    号を撮像カメラ本体に送出するカメラ制御装置と、 上記カメラ制御装置から送出された上記レンズ制御信号
    に基づいて、上記設定された撮影領域に対応する合焦距
    離を算出し、当該算出された合焦距離となるレンズの機
    械的位置を算出し、当該機械的位置に上記レンズの位置
    を合わせる撮像カメラ本体とを具えることを特徴とする
    カメラ装置。
  2. 【請求項2】上記撮像カメラ本体は、 上記レンズとしてフオーカスレンズ系及びズームレンズ
    系を具え、 上記フオーカスレンズ系の機械的位置を、上記フオーカ
    スレンズ系の機械的位置及び上記ズームレンズ系の機械
    的位置によつて決まる合焦距離に換算して上記カメラ制
    御装置にフイードバツクすることを特徴とする請求項1
    に記載のカメラ装置。
  3. 【請求項3】上記撮像カメラ本体は、 上記カメラ制御装置から上記ズームレンズ系を移動制御
    する上記レンズ制御信号が供給されたとき、上記レンズ
    制御信号に基づいて上記ズームレンズ系を移動制御する
    と共に当該ズームレンズ系の移動に伴つて上記フオーカ
    スレンズ系を移動制御することにより、上記ズームレン
    ズ系及び上記フオーカスレンズ系の位置によつて決定さ
    れる合焦距離を一定に保つことを特徴とする請求項2に
    記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】上記カメラ制御装置は、 所定のシステムコントローラから供給される撮影領域指
    定情報に基づいて、予め設定された単数又は複数の撮影
    領域情報の中から上記指定された撮影領域に対応した撮
    影領域情報を読み出し、当該読み出された撮影領域情報
    に基づく上記レンズ制御信号を上記撮像カメラ本体に送
    出することを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】上記カメラ制御装置は、 直流電圧信号を上記レンズ制御信号として上記撮像カメ
    ラ本体に送出することを特徴とする請求項1に記載のカ
    メラ装置。
  6. 【請求項6】入力されたレンズ制御信号に基づいて、当
    該レンズ制御信号によるレンズの移動先での合焦距離を
    算出し、当該算出された合焦距離となるレンズの機械的
    位置を算出し、当該機械的位置に上記レンズの位置を合
    わせることを特徴とする撮像カメラ。
  7. 【請求項7】上記撮像カメラは、 上記レンズとしてフオーカスレンズ系及びズームレンズ
    系を具え、 上記フオーカスレンズ系の機械的位置及び上記ズームレ
    ンズ系の機械的位置によつて上記合焦距離を算出するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の撮像カメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057526A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置のレンズ駆動方法及び撮像装置並びにカメラシステム
JP2013057751A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Canon Inc レンズユニット、撮像装置、制御方法およびコンピュータプログラム
JP2013057867A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Nikon Corp 交換レンズ

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