JPH04273226A - 交換レンズシステムにおける変換アダプター装置 - Google Patents

交換レンズシステムにおける変換アダプター装置

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JPH04273226A
JPH04273226A JP3034752A JP3475291A JPH04273226A JP H04273226 A JPH04273226 A JP H04273226A JP 3034752 A JP3034752 A JP 3034752A JP 3475291 A JP3475291 A JP 3475291A JP H04273226 A JPH04273226 A JP H04273226A
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JP
Japan
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lens
control
speed
drive
interchangeable lens
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JP3034752A
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English (en)
Inventor
Seiya Ota
盛也 太田
Toshiaki Mabuchi
馬渕 俊昭
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換レンズシステムの変
換アダプターにおける自動焦点制御(以下AFと称す)
に関するものである。
【0002】(背景技術)近年、ビデオカメラ等の映像
機器の進歩は著しく、特にビデオカメラの分野では、そ
の多機能化の一環として、従来は銀塩スティルカメラで
しか行なわれていなかった交換レンズシステムの導入が
はかられるにいたっている。
【0003】ところでビデオカメラはその普及にともな
い、操作性及び機能の向上がはかられ、近年では自動焦
点調節(AF)、自動露出制御(AE)、ズーム機能等
が標準装備されており、したがってビデオカメラに交換
レンズシステムを導入する場合、その制御の面から見て
も専用のレンズユニットが必要となる。
【0004】しかしながら、現状はビデオカメラの交換
レンズシステム化はまだ導入期であり、多種にわたって
レンズユニットのラインナップが整うまでにはまだかな
りの期間を要するであろうし、ユーザーの立場に立って
見れば、従来のスティルカメラの他に新たにビデオカメ
ラ用の交換レンズシステムを購入しなければならないた
め、不経済である。
【0005】そこで、ビデオカメラに従来のスティルカ
メラ用の交換レンズユニットを接続可能とする提案がな
され、ここに両者を接続して、円滑に制御可能となす交
換アダプターが提案されたわけである。
【0006】交換アダプターの具体的な制御については
、後述する本願の実施例の説明の中で順を追って説明し
て行くが、ようするにビデオカメラは動画撮影を行なう
都合上、常時レンズユニット内の駆動系を駆動状態にし
ているので、主にDCモータを速度制御するシステムで
あるのに対して、スティルカメラでは静止画撮影を行な
う関係上、一瞬の高速駆動が重要であり、パルスモータ
駆動が主になっている。
【0007】したがって変換アダプターはビデオカメラ
より出力される速度情報にもとづき、レンズユニット内
のパルスモータを速度制御し得るような速度制御情報に
変換する機能を備える必要があるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたものでその特徴とする
ところは、第1の交換レンズシステムにおけるカメラ部
と、前記第1の交換レンズシステムと制御データの形態
の異なる第2の交換レンズシステムにおける交換レンズ
群とを接続するために用いられる交換アダプターであっ
て、前記第1の交換レンズシステムにおける焦点制御方
式と、第2の交換レンズシステムにおける焦点制御方式
とが異なる場合に、前記第1の交換レンズシステムにお
けるカメラ側の焦点制御用信号を、前記第2の交換レン
ズシステムにおける交換レンズ群の焦点制御用信号に変
換する信号変換手段を有し、該信号変換手段には接続す
るレンズに応じて補正を加える補正手段を備えた交換レ
ンズシステムにおける変換アダプター装置にある。
【0009】
【作用】ビデオカメラより変換アダプターに伝達される
AF制御用信号をスティルカメラ用交換レンズ群が制御
(駆動)できるAF制御用信号に変換し、その信号変換
手段にはレンズがレンズ情報として持つレンズナンバー
に応じた補正を加える補正手段を持つことにより、各レ
ンズに対し制御速度の調節が可能で、意図通りの制御速
度が実現できるようになり、レンズの種類によるAF制
御の性能のばらつきがなくなる。また特別な仕様のレン
ズも同様で、識別が容易に出来ることで、良好にAF制
御が行なえるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明における交換レンズシステムに
おける変換アダプター装置を、各図を参照しながら、そ
の実施例につき詳述する。
【0011】まず図4に変換アダプター装置を用いてビ
デオカメラにスティルカメラ用レンズを接続した場合の
基本構成ブロック図を示す。
【0012】同図中央の一点鎖線で示すマウント部MT
1、MT2を境にして、右側がカメラユニットCM、ア
ダプターを介し、左側がレンズユニットLSとなってい
る。アダプターはカメラとレンズを接続し、光学的径路
を考慮し、カメラとレンズの互いに伝達されるデータを
制御可能とするために変換し、必要に応じて補正をかけ
、データ通信路21、22を介して通信が行なわれる。
【0013】1は撮影レンズ系を示すもので、焦点調節
を行なうためのフォーカシングレンズを備えている。2
は入射光量を制御する絞り(アイリス)で、3はフォー
カシングレンズ1によって撮像面に結像された被写体像
を光電変換して撮像信号に変換するたとえばCCD等の
撮像素子、4は撮像素子3より出力された撮像信号を所
定のレベルに増幅するプリアンプ、5はプリアンプ4よ
り出力された、映像信号にガンマ補正、ブランキング処
理、同期信号の付加などの所定の処理を施して規格化さ
れた標準テレビジョン信号に変換し、ビデオ出力端子よ
り出力するプロセス回路である。プロセス回路5より出
力されたテレビジョン信号はビデオ出力として図示しな
いビデオレコーダ、あるいは電子ビューファインダへと
供給される。
【0014】また6はプリアンプ4より出力された映像
信号を入力し、該映像信号のレベルが所定のレベルに一
定となるように絞り2の開口量を制御すべく図示しない
アイリスドライバーを介して自動制御するアイリス制御
回路である。
【0015】13はプリアンプ4より出力される映像信
号中から被写体のコントラストの大小を判別出来るよう
に設定された全域フィルタ、14は同じくプリアンプ4
より出力された映像信号中より合焦検出を行なうために
必要な高周波成分を抽出するバンドパスフィルタ、15
は映像信号中より被写体像のボケ幅(被写体のエッジ部
分の幅)を検出回路で、合焦状態に近付くほど、被写体
のボケ幅が小さくなる性質を利用して合焦検出を行なう
ものである。このボケ幅検出回路による合焦検出法はた
とえば特開昭62−103616合等によって公知とな
っているため、その詳細な説明は省略する。
【0016】16は被写体判別フィルタ13、バンドパ
スフィルタ14、ボケ幅検出回路15の出力にゲートを
かけ、撮像面上の指定領域内に相当する信号のみを通過
させるゲート回路で、上述するカメラマイコン18によ
り供給されるゲートパルスに従い、1フィールド分のビ
デオ信号中の指定領域に相当する信号のみを通過させ、
これによって、撮像画面内の任意の位置に高周波成分を
抽出する通過領域すなわち合焦検出を行なう合焦検出領
域の設定を行なうことが出来る。
【0017】17はゲート回路16によって抽出された
合焦検出領域内に相当する映像信号中より高周波成分の
ピーク値の得られた撮像画面内における水平、垂直方向
の位置を検出するピーク位置検出回路である。このピー
ク位置検出回路は、1フィールド期間において検出され
たピーク位置が、合焦検出領域を水平、垂直方向に所定
個数のブロックに分割したどのブロックに位置するのか
を検出し、その水平、垂直座標を出力するものである。
【0018】またカメラマイコン18は、設定された合
焦検出領域内に相当する映像信号に基づいて、被写体に
対する合焦検出を行ない、焦点調節を行なう。すなわち
ボケ幅検出回路15より供給されたボケ幅情報とバンド
パスフィルタ14より供給された高周波成分のピーク値
情報を取り込み、1フィールド期間におけるボケ幅が最
小に、高周波成分のピーク値が最大となる位置へとフォ
ーカシングレンズ1を駆動すべくフォーカシングモータ
の回転方向、回転速度、回転/停止等のフォーカス制御
命令をマウント部MT1を介してアダプターマイコン1
9に伝える。
【0019】この際カメラマイコン18はアダプターマ
イコン19からのレンズの絞り値及び焦点距離情報から
被写体深度を演算し、フォーカス制御命令を出している
。アダプターマイコン19はカメラマイコン18からの
フォーカス制御命令を、レンズマイコン20に伝え、制
御可能とするためにデータを変換し、MT2を介してレ
ンズマイコン20に送る。
【0020】レンズマイコン20はアダプターマイコン
19からのフォーカス制御命令をD/A変換器23にて
アナログ信号に変換し、AFドライバー回路24へと供
給し、フォーカス用アクチュエータ25を介しフォーカ
シングレンズ1が制御される。駆動結果は、絞りセンサ
ー26、センサーアンプ27を通し、A/D変換器28
にてディジタル信号に変換し、レンズマイコン20に出
力する。
【0021】次に変換マイコン内で行なう具体的なデー
タ変換手段(演算手段)について説明する。前述したよ
うにビデオカメラ側よりのAF制御用信号はDCモータ
を対象とした“絞りが開放のときの撮像面上における錯
乱円径の変加速度”及び“駆動方向”という形で正規化
して送られていくる。
【0022】これに対してスティルカメラ用レンズAF
制御用信号は“レンズ内にあるパルスモータの駆動パル
ス数”及び“駆動方向”という形で送る必要がある。そ
のため変換アダプター内ではこの二者間の関係に基づい
てデータを変換しなければならない。
【0023】一方、レンズ側よりそのレンズ固有のデー
タとして例えばフォーカシングパルスモータの1パルス
当たりのフォーカシングレンズ繰り出し量(FLK)、
及びフォーカシングレンズ繰り出し量とデフォーカスの
係数(DFC)とが送られて来るものとする。又、レン
ズ固有の開放F−No(F)も送られてくるものとする
【0024】又ビデオカメラよりの速度制御情報の駆動
表現は言い換えれば、“速度+方向”での駆動であると
いえる。ところがパルスモータで“速度”という形態は
正確にはとりえない。すなわち上記の様にパルスモータ
は、その1パルスの駆動には意味を持つが、その1パル
ス駆動に必要とする時間はスティルカメラ用レンズから
は得ることができない。というのもスティルカメラの要
求される仕様は高速性であり、レンズによってこの速度
がレンズの性能とともに変化するからである。したがっ
て、スティルカメラ用レンズのようにパルスモータ駆動
のレンズを速度制御するためには、疑似的な方法により
速度という形態を作成しなければならない。
【0025】この速度表現の一例としては、一定の基本
駆動パルス“x”を持ちその駆動パルスを間隔“T”で
出力しレンズのモータを駆動することによりいわゆるデ
ューティ駆動という方式をとることによりこの疑似的な
手段を達成することができる。この場合にパルスモータ
1パルス当たりのデフォーカス量Dは(1)式にて表わ
される。 D=DFC×FLK…(1) Dmを最大デフォーカス量と、Pをパルス駆動した場合
でデフォーカス量が0となるようなパルス数とすれば、
(2)式のような関係がある。 Dm/D=P…(2) このDmを用いると絞り開放状態における最大錯乱円形
δmは(3)式のように求められる。 δm=Dm/F…(3) ここでFはレンズの開放F−Noである。又、ある速度
Vn(mm/sec)でこの錯乱円形を0にしようとし
た場合必要とする時間Ttは(4)の式のようになる。 Tt=δm/Vn(sec)…(4) なおここでサフィックスのnはカメラよりの駆動速度の
種類を表わし、例えばn=0〜15とした場合駆動速度
の種類が16種類あることを示す。このときかかる駆動
回数RはTを一回当たりの駆動周期とすれば(5)式の
ようになる。 R=Tt/T…(5) そこで最大錯乱円径を0にするときの1駆動当たりのパ
ルス数xを求めると(6)式のようになる。 x=P/R…(6) (6)式に(1)〜(5)式を代入し変形すれば(7)
式が求められる。 x=(T×F×Vn)/(DFC×FLK)…(7)(
7)式を変形すれば速度Vnは(8)式のように表わさ
れる。 Vn=(x×DFC×FLK)/(T×F)…(8)(
8)式がビデオカメラより与えられる正規化された速度
情報とレンズに与える駆動情報との関係式である。
【0026】(8)式において駆動パルス数固定すれば
カメラから与えられた速度を疑似的に達成するためには
(9)式で表わされる周期Tにてレンズが駆動するよう
な駆動命令をレンズに対して与えれば良いことになる。 T=(x×DFC×FLK)/(Vn×F)…(9)

0027】この変換テーブルの一例を図5に示す。たと
えば一定駆動パルス数(x)=3、DFC=2.5、開
放F−No(F)=3.51、Vn=2^(n/2−5
)とし、FLKを変化させた場合に(9)式にて駆動周
期(T)をあらかじめ求めておき、それをテーブル化し
たものである。このようなテーブルをDFC、Fの範囲
で複数枚もち、レンズよりのデータに応じて使用するテ
ーブルを切り替えて必要なパルス数を求める。
【0028】変換テーブルはレンズより得られるデータ
範囲がある程度狭い場合には有効であるが、各種のレン
ズより得られるデータの範囲が広い場合にはテーブルの
量が増加しマイコン容量的な問題から不利である。
【0029】そのため、(9)式においてレンズの状態
によって変化する情報と変化しない情報に分離し、初期
の内にレンズの状態によって変化しない部分の演算を行
ない、それをテーブルとして変換マイコン内に持ち、そ
のデータとレンズの状態によって変化するデータが変化
した場合に演算を再実行する方式とする。
【0030】(9)式においてF、FLKは前者の情報
であり、DFCは後者の情報である。又、xは駆動パル
ス数であり定数として考えることができ、又Vnはフォ
ーマットによって定められる速度であるので例えばV0
からV15まであった場合それぞれの速度は定数として
扱うことが可能で結局(10)式のような定数Cをあら
かじめ演算しそれをマイコン内に保存しておきDFCが
変化する毎に(11)式のような演算を速度Vnについ
てそれぞれ行ないその結果をマイコン内の速度テーブル
とし、カメラよりの駆動コマンドが与えられた場合上記
テーブルのデータを参照して得られた駆動周期毎に一定
パルスによるレンズに対する駆動命令を出力すれば良い
。このときの変換マイコン内の処理の概略を表わしたフ
ローチャートを図6に示す。 C=(x×FLK)/F…(10) T=C×DFC/Vn…(11)
【0031】図6において先ずS1にて内部RAMのク
リア、各種内部状態、入出力ポートのセットアップ等の
イニシャル処理を行なう。
【0032】次にS2、S3、S4にてレンズよりF、
DFC、FLKの各データを得る。具体的にはレンズに
対して各データ要求コマンドに対応するコードを並列−
直列変換してシリアル通信の形態でレンズに送り、レン
ズより得られる各データを直列−並列変換することによ
ってこれらのデータを得る。次にS5にて各制御速度に
応じたVnの値を求める。
【0033】この値は演算によって求めても良いし、又
上述したように定数としてあつかえるためあらかじめ演
算した値をマイコン内にテーブルの形で保存しておきそ
のデータを利用する方法でも良い。
【0034】S2〜S5で求めた各データを基に駆動パ
ルス数を固定して(例えば3パルス)S6、S7にて定
数C及び実際にレンズに送るべき駆動周期Tを(10)
、(11)式にしたがって求める。
【0035】次にS8にてカメラとのシリアル通信を行
なう。実際にはこのシリアル通信はカメラ側がマスター
となり、変換マイコンにて例えば外部割り込み処理とな
るが本発明の内容には影響を及ぼさないため説明の都合
上このような表現としている。
【0036】S9にて上記シリアル通信の内容を直列−
並列変換しAF制御用データを取り出す。S10にて与
えられたAF制御用命令が実際にモータを駆動する命令
か否かの判定を行なう。駆動命令でなければ(例えば停
止命令)S8に戻る。駆動命令であればS11以下の処
理を行なう。一定駆動パルス数をS11にてレンズにフ
ォーカシングモーター駆動命令の形で出力する。具体的
にはフォーカシングモーター駆動コマンドに対応するコ
ード及び駆動パルス数を並列−直列変換してシリアル通
信の形態でレンズに送る。さらにS7或いは後述するS
19にて求めた駆動周期のうち駆動命令の速度情報に対
応した駆動周期を元にS12にて駆動周期作成用のタイ
マーをスタートさせる。
【0037】S13にてこのタイマーの終了(次の駆動
パルス出力タイミング)を判定しタイマーが終了してい
ればS11に戻り再度駆動パルスをレンズに対して出力
する。
【0038】タイマーが終了していなければカメラより
のコマンドをS14、S15にてチェックしS15にて
駆動命令が変化している場合にはS10に戻り駆動周期
を変更して再度レンズに対して駆動命令を出力する。駆
動命令が変化していなければS17にてレンズとの通信
を行なうことによりDFCの値を得る。
【0039】この値をS18にて今までの値との比較を
行ない、変化していない場合にはS13に戻りタイマー
のチェックを継続し、変化している場合にはS19にて
再度(11)式に従い速度毎の駆動周期の演算を行ない
S13にて駆動周期の終了を確認後S11に戻り新しい
駆動周期でレンズに対して駆動命令を出力する。
【0040】以上の処理によって、ビデオカメラにステ
ィルカメラ用レンズが接続可能となり、ビデオカメラ専
用レンズを同様に制御することができる。
【0041】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
こでもう1つ重要な問題がある。すなわちスティルカメ
ラシステム用交換レンズには、広角レンズ、標準レンズ
、望遠レンズ、マクロレンズ、ソフトフォーカスレンズ
といった様々な種類があり、単焦点距離のものや焦点距
離の可変できるズームレンズのものがある。これらのレ
ンズをAF制御させるとき、計算によって得られた各速
度により実際にフォーカシングレンズを動作させた場合
、レンズによって実現速度が意図した速度と異なること
が少なくないため以下のような問題がある。
【0042】(1)レンズによって制御速度が速く、合
焦近傍でフォーカシングレンズが安定せず、ハンチング
が生じる。 (2)レンズによって制御速度が遅く、合焦に時間がか
かったり、合焦に達しないことがある。 (3)大ボケ状態から合焦近傍までの制御速度は適当で
も合焦付近における制御速度が速くハンチングがおこる
。 (4)合焦付近における制御速度は適当でも大ボケ状態
から合焦近傍までの制御速度が遅く合焦近傍まで達しな
いこともある。 (5)特別な仕様のレンズに対して制御が適切に行なえ
ない。
【0043】本発明はこれらの問題を解決して良好なA
F制御を実現するものである。しかしながら、スティル
カメラ用レンズには、前述したように、広角レンズ、標
準レンズ、望遠レンズ、マクロレンズ、ソフトフォーカ
スレンズ、さらに単焦点距離のレンズ、ズームレンズと
いった種々のレンズが存在するため、これらをすべて同
等に制御するのは難しい。本発明の最大の特徴はこの問
題を解決することにあり、どのレンズが装着されても良
好な制御を行なうことができるようにすることにある。
【0044】図1は本発明の一実施例の構成を示す図で
あり、前提となる図4の構成と同一構成部分については
、同一符合を付して詳細説明は省略する。
【0045】同図中央の一点鎖線で示すマウント部MT
1、MT2を境にして、右側がカメラユニットCM、変
換アダプターを介し、左側がレンズユニットLSとなっ
ており、それぞれマイコン18、19、20を備えてい
る。
【0046】アダプターのマイコン19により、アダプ
ターマイコン19はカメラマイコン18からのフォーカ
ス制御命令を、レンズマイコン20に伝え、制御可能と
するためにデータを変換し、MT2を介してレンズマイ
コン20に送る。その際レンズマイコン20からのレン
ズ情報に基づき必要に応じた補正を補正手段29により
行ない、フォーカス制御命令をレンズに伝える。
【0047】レンズマイコン20はアダプターマイコン
19からのフォーカス制御命令をD/A変換器23にて
アナログ信号に変換し、AFドライバー回路24へと供
給し、フォーカス用アクチュエータ25を介しフォーカ
シングレンズ1が制御される。駆動結果を、絞りセンサ
ー26にて検出し、センサーアンプ27を通し、A/D
変換器28にてディジタル信号に変換し、レンズマイコ
ン20に出力する。
【0048】次に図2の本発明の変換アダプター装置に
おける制御フローについて説明する。
【0049】S21においてレンズのデータ情報を読み
込む。次にフォーカシングレンズを制御するためにカメ
ラからのフォーカス制御命令に対応すべく、レンズを駆
動させるためのフォーカシング速度に変換する速度を演
算または変換テーブルからレンズ情報に基づいてS22
において求める(詳細は前述の通り)。S23では(1
0)、(11)式により、駆動周期Tを求める。このよ
うに得られた各速度で実際にフォーカシングレンズを動
作させた場合、レンズによって実現速度が意図した速度
と異なることが少なくないため補正をかける必要性があ
る。
【0050】そこで本発明においてこの問題に対処する
ために、レンズの種類を判別できるレンズナンバーをレ
ンズの情報から読み取り、そのナンバーが補正を必要と
する場合、その補正量を調節することで各レンズに対し
て良好に制御できるようになる。
【0051】S24はそのレンズナンバーからレンズの
種類を識別し、あらかじめ決めてあるそのレンズナンバ
ーに対応した補正方法を選定する。
【0052】S25でカメラと通信を行ない、S26で
AF制御用データを取り出す。S27にて与えられたA
F制御命令が実際にモータを駆動する命令か否かの判定
を行なう。駆動命令でなければS25に戻る。駆動命令
であればS28以下の処理を行なう。
【0053】S28ではAF制御用データからS24に
て選定した補正が必要がどうか判定する。補正を行なわ
ない場合はS30に、補正を行なう場合はS29でその
補正量を計算する。ここでは駆動周期を変えることによ
り、補正を行なうものとする。(速度を補正する方法は
駆動パルスの量を変化させても行なえる。)S30では
、一定駆動パルス数をレンズにフォーカシングモータ駆
動命令の形で出力する。具体的にはフォーカシングモー
タ駆動コマンドに対応するコード及び駆動パルス数を並
列−直列変換してシリアル通信の形態でレンズに送る。
【0054】さらにS23或いは後述するS38にて求
めた駆動周期のうち駆動命令の速度情報に対応した駆動
周期を基にS31にて駆動周期作成用のタイマーをスタ
ートさせる。
【0055】S32にてこのタイマーの終了(次の駆動
パルス出力タイミング)を判定しタイマーが終了してい
ればS30に戻り再度駆動パルスをレンズに対して出力
する。
【0056】タイマーが終了していなければカメラより
のコマンドをS33、S34にてチェックし、S35に
て駆動命令が変化している場合にはS27に戻り駆動周
期を変更して再度レンズに対して駆動命令を出力する。
【0057】駆動命令が変化していなければS36にて
レンズとの通信を行なうことによりDFCの値を得る。 この値をS37にて今までの値との比較を行ない、変化
していない場合にはS32に戻りタイマーのチェックを
継続し、変化している場合にはS32に戻りタイマーの
チェックを継続し、変化している場合にはS38にて再
度(11)式に従い速度毎の駆動周期の演算を行ないS
37にて駆動周期の終了を確認後S32に戻り新しい駆
動周期でレンズに対して駆動命令を出力する。
【0058】図3は図2S23における制御方法(補正
方法)の選定の具体例を示したもので、S41において
レンズナンバーを読み込み、そのレンズナンバーが補正
を行なうものかどうかS42判定する。S43は補正が
必要でない無い場合、S44では補正が必要なレンズナ
ンバーに対してのそれぞれの補正方法をセットする。
【0059】例えばあるレンズナンバーを持つレンズに
対しては制御速度がV0〜V5までは速度が上がるよう
に補正し、V10〜V15までは速度が下がるように補
正するが、別のナンバーに対してはV0〜V5までは速
度が下がるように補正し、V10〜V15までは速度が
上がるように補正するという具合にフォーカス制御情報
に対応して補正を行なう。
【0060】また、特別な仕様のレンズを付けた場合で
も、レンズナンバーによって識別することで、そのレン
ズに合わせた補正をかけることにより、良好なAF制御
が行なえる。例えばマクロレンズを取りつけた場合、距
離環が長く総駆動量も多くなる。被写体が無限端にいる
ときにレンズの距離環が至近端付近にいるときなど、従
来の計算によって求めた制御速度では合焦するまでに時
間がかかりすぎてしまう問題がある。そのような場合で
も、アダプターがレンズナンバーからマクロレンズが装
着されていることを識別して、あらかじめ良好にAF制
御が行なえるように調節された、マクロレンズ用の補正
方法を選定して速度に補正をかけることで、先の例のと
きには速度を上げる補正を行なうことで問題が解決でき
る。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明における交換
レンズシステムにおける変換アダプター装置によれば、
接続されるレンズの種類に応じて、その制御特性を補正
する補正手段を持った変換アダプターを実現したことに
より、多種類の交換レンズのAF制御において、各レン
ズに対してAF制御の性能の差がなくなり、また、特別
仕様のレンズも容易に識別出来、良好なAF制御が実現
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す交換レンズシステムの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本発明における変換アダプター装置
の制御を説明するためのフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにおける制御の要部の詳
細を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の装置の基礎となる構成を示すブロック
図である。
【図5】変換アダプター内の速度情報変換テーブルを示
す図である。
【図6】変換アダプター内の速度情報演算を示すフロー
チャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の交換レンズシステムにおけるカ
    メラ部と、前記第1の交換レンズシステムと制御データ
    の形態の異なる第2の交換レンズシステムにおける交換
    レンズ群とを接続するために用いられる変換アダプター
    であって、前記第1のレンズシステムにおける焦点制御
    方式と、第2の交換レンズシステムにおける焦点制御方
    式とが異なる場合に、前記第1の交換レンズシステムに
    おけるカメラ側の焦点制御用信号を、前記第2の交換レ
    ンズシステムにおける交換レンズ群の焦点制御用信号に
    変換する信号変換手段を有し、該信号変換手段には接続
    するレンズに応じて補正を加える補正手段を備えている
    ことを特徴とする交換レンズシステムにおける変換アダ
    プター装置。
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