JPH04293006A - 交換レンズシステムにおける変換アダプタ装置 - Google Patents

交換レンズシステムにおける変換アダプタ装置

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JPH04293006A
JPH04293006A JP3058811A JP5881191A JPH04293006A JP H04293006 A JPH04293006 A JP H04293006A JP 3058811 A JP3058811 A JP 3058811A JP 5881191 A JP5881191 A JP 5881191A JP H04293006 A JPH04293006 A JP H04293006A
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JP
Japan
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lens
lens unit
focus
speed
correction
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Application number
JP3058811A
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English (en)
Inventor
Seiya Ota
盛也 太田
Toshiaki Mabuchi
馬渕 俊昭
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交換レンズシステムに用
いて好適な変換アダプタ装置に関するものである。
【0002】[背景の技術]近年、ビデオカメラ等をは
じめとする映像機器の進歩は著しく、あらゆる面におい
て、多機能化及び操作性の改善が行なわれ、現在では、
自動焦点調節(AF)や自動絞り調節(AE)等の機能
が標準的に装備されるにいたっている。
【0003】さてこのような状況の中で、その多機能化
の一環として、従来はスチルカメラにおいてしか行なわ
れていなかつた交換レンズシステムをビデオカメラにお
いても適用可能となす提案がなされている。
【0004】図6は、交換レンズ式ビデオカメラ装置の
概略構成を示すブロツク図であり、図中の1点鎖線で示
すマウント部MTを境にして、右側がカメラユニツトC
M、左側がレンズユニツトLSとなつている。また20
はカメラユニツトとレンズユニツトとの間において、各
種制御信号を双方向に通信するデータ通信ラインである
【0005】レンズユニツトLS内について見ると、1
は撮影レンズ系内において焦点調節を行なうためのフオ
ーカシングレンズ、2は入射光量を制御する絞り(アイ
リス)、14はフオーカシグレンズ1を駆動するフオー
カシングモータ、13は後述するレンズマイコンによつ
て制御されフオーカシングモータ14を駆動するフオー
カス駆動回路である。12は後述のカメラ側のカメラマ
イコンよりデータ通信ライン20を介して受信した制御
情報に基づいてフオーカシングレンズ駆動信号をフオー
カス駆動回路13へと出力するレンズ側マイクロコンピ
ユータ(以下レンズマイコンと称す)である。また19
はフオーカシグレンズ1の移動位置情報を検出してレン
ズマイコン12へと供給するフオーカスエンコーダであ
る。
【0006】一方、カメラ側について見ると、3はフオ
ーカシングレンズ1によつて撮像面に結像された被写体
像を光電変換して撮像信号に変換するたとえばCCD等
の固体撮像素子、4は撮像素子より出力された撮像信号
を所定のレベルに増幅するプリアンプ、5はプリアンプ
4より出力された、映像信号にガンマ補正、ブランキン
グ処理、同期信号の付加等の所定の信号処理を施して規
格化された標準テレビジヨン信号に変換し、ビデオ出力
端子より出力するプロセス回路である。プロセス回路5
より出力されたテレビジヨン信号はビデオ出力として図
示しないビデオレコーダ、あるいは電子ビユーフアイン
ダへと供給される。
【0007】6はプリアンプ4より出力される映像信号
中から被写体のコントラストの大小を判別できるように
設定された全域フイルタ、7は同じくプリアンプ4より
出力された映像信号中より合焦検出を行なうために必要
な高周波成分を抽出するバンドパスフイルタ、8は映像
信号中より被写体像のボケ幅(被写体のエツジ部分の幅
)検出回路で、合焦状態に近付くほど、被写体のボケ幅
が小さくなる性質を利用して合焦検出を行なうものであ
る。このボケ幅検出回路による合焦検出法については、
たとえば、特開昭62−103616号等によつて知ら
れているため、その詳細な説明は省略する。
【0008】9は被写体判別フイルタ6、バンドパスフ
イルタ7、ボケ幅検出回路8の出力にゲートをかけ、撮
像面上の指定領域内に相当する信号のみを通過させるゲ
ート回路で、後述するカメラマイコン11により供給さ
れるゲートパルスに従い、1フイールド分のビデオ信号
中の指定領域に相当する信号のみを通過させ、これによ
つて、撮像面内に任意の位置に高周波成分抽出する通過
領域すなわち合焦検出を行なうための合焦検出領域の設
定を行なうことができる。
【0009】10はゲート回路19によつて抽出された
合焦検出領域内に相当する映像信号中より1フイールド
期間ごとの高周波成分のピーク値を検出して出力するピ
ーク検出回路である。
【0010】11はカメラ側の制御を総合的に行なうカ
メラ側マイクロコンピユータ(以下カメラマイコンと称
す)で、ゲート回路9によつて設定された合焦検出領域
内に相当する映像信号に基づいて、被写体に対する合焦
検出を行ない、焦点調節を行なうための信号を出力する
ものである。すなわちボケ幅検出回路8より供給された
ボケ幅情報とバンドパスフイルタ7より供給された高周
波成分のピーク値情報を取り込み、1フイールド期間に
おけるボケ幅が最小に、高周波成分のピーク値が最大と
なる位置へとフオーカシングレンズ1を駆動すべくフオ
ーカシングモータの回転方向、回転速度、回転/停止等
のフオーカス制御命令をデータ通信ライン20を介して
レンズマイコン19に伝達する。
【0011】またレンズマイコン12は、カメラマイコ
ン11からのフオーカス制御命令をフオーカス駆動回路
13へと供給し、フオーカシングモータ14を介してフ
オーカシングレンズ1を駆動制御し、その駆動結果はフ
オーカスエンコーダ19にて検出され、レンズマイコン
12へと出力され、その検出結果はカメラマイコン11
へと通信され、合焦判定に用いられる。
【0012】ところで、ビデオカメラにおける交換レン
ズシステムは、まだその導入期であり、市場も開拓され
ていないため、その初期において、交換レンズシステム
の特徴となるべき特殊レンズを多品種作成することは、
現実的ではない。
【0013】一方、一眼レフカメラ用システム(ステイ
ルカメラ用システム)に着目すると、従来より各種の用
途に合わせた特殊レンズを含め様々なレンズが既に市場
へ供給されている。そのため、既に市場に導入され、ユ
ーザーに認知されている一眼レフカメラ用交換レンズを
使用したいという要求が発生している。
【0014】そこで、ビデオカメラと、スティルカメラ
用レンズを接続するための変換アダプターが必要となっ
てくる。この変換アダプターは、主に、(1)ビデオム
ービー交換レンズシステムにおけるマウントとステイル
カメラ用交換レンズシステムにおけるマウントが異なっ
ているためその整合をとる (2)ビデオムービーカメラとスティルカメラの撮像面
とマウント位置との距離が異なるためにその光路差を合
わせる (3)ビデオムービー交換レンズシステムとスティルカ
メラ用交換レンズシステムで、制御するために必要な各
種にデータを受け渡しするために定められている通信フ
ォーマットが異なるため、またデータ形式/制御形式が
異なるため、その整合をとる の3つの理由により必要とされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ステイルカメラシステ
ム用交換レンズには、広角レンズ、標準レンズ、望遠レ
ンズ、マクロレンズ、ソフトフオーカスレンズというよ
うに、様々な種類があり、それらには単焦点距離のもの
や焦点距離の可変できるズームレンズのものもある。こ
れらのレンズをAF制御するとき、計算によつて得られ
た各速度により実際にフオーカシングレンズを動作させ
た場合、レンズによつて実現速度が意図した速度と異な
ることが少なく無いため、以下のような問題がある。 ■  レンズによつて制御速度が速すぎて、合焦近傍で
フオーカシングレンズが安定せず、ハンチングを生じる
。 ■  レンズによつては制御速度が遅く、合焦に時間が
かかつたり、合焦に達しないことがある。 ■  大ぼけ状態から合焦近傍までの制御速度は適当で
も合焦付近における制御速度が速くハンチングを生じる
。 ■  合焦付近における制御速度は適当でも大ぼけ状態
から合焦近傍までの制御速度が遅く合焦近傍まで達しな
いこともある。 ■  数多い多種のレンズ各々に対して別々に制御を行
なうのは現実的でない。本発明はこれらの問題を解決し
て良好なAF制御を実現するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明によれば、カメラ本体に対してレンズユニ
ツトを着脱可能な、交換レンズシステムにおいて、前記
カメラ本体側において焦点検出を行ない、その結果に基
づいて前記レンズユニツトへとフオーカシングレンズを
駆動するための焦点制御情報を出力する焦点制御手段と
、前記カメラ本体側と前記レンズユニツト側とで焦点制
御情報の形態が異なる場合、前記カメラ本体より出力さ
れる焦点制御情報を前記レンズユニツトを制御可能な形
態に変換する情報変換手段と、前記情報変換手段に前記
レンズユニツトの焦点距離に応じて補正をかける補正手
段とを備えた交換レンズシステムにおけるアダプタ装置
を提供する。
【0017】また本発明によれば、カメラ本体に対して
レンズユニツトを着脱可能な、交換レンズシステムにお
いて、前記カメラ本体側において焦点検出を行ない、そ
の結果に基づいて前記レンズユニツトへとフオーカシン
グレンズを駆動するための焦点制御情報を出力する焦点
制御手段と、前記カメラ本体側と前記レンズユニツト側
とで焦点制御情報の形態が異なる場合、前記カメラ本体
より出力される焦点制御情報を前記レンズユニツトを制
御可能な形態に変換する情報変換手段と、前記情報変換
手段に前記レンズユニツトの絞り値に応じて補正をかけ
る補正手段とを備えた交換レンズシステムにおけるアダ
プタ装置を提供する。
【0018】
【作用】この補正手段に機能により、光学特性が類似し
補正量が同様な傾向にあるレンズに対してそれぞれ制御
速度の調節が行なえ、意図した制御速度が実現出来るこ
とで、レンズによるAF制御の性能のばらつきが抑えら
れ、良好なAF制御を行なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明における交換レンズシステムを
、各図を参照しながらその一実施例について詳述する。
【0020】図1は本発明における変換アダプタを用い
てビデオカメラにステイルカメラ用のレンズユニツトを
接続した場合の構成を示す図であり、前述の従来例と同
一構成部分及び対応する構成部分については、同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0021】同図中央の一点鎖線で示すマウント部MT
1、MT2の中間の部分が変換アダプタAD、マウント
部MT1を境にして右側がカメラユニットCM、マウン
ト部MT2を境にして左側がステイルカメラ用レンズユ
ニットSLSとなっている。変換アダプタAD内には、
カメラ側からの制御情報をレンズ側制御情報の形態に変
換して制御可能とするためのアダプタマイコン15が設
けられ、それぞれカメラマイコン11、レンズマイコン
12とそれぞれデータ通信ライン16、17を介して接
続され、各種制御情報、ステータス情報の通信を行なっ
ている。
【0022】アダプタマイコン15はカメラマイコン1
1からのフオーカス制御命令を、レンズマイコン12に
伝えて制御可能とするためにデータを変換し、マウント
MT2におけるデータ通信ライン17を介してレンズマ
イコン12に送る。
【0023】その際、必要であれば、レンズマイコン1
2から得たレンズ情報に基づき、補正手段18によつて
レンズマイコンへと送信されるフオーカス制御命令を補
正する。補正の内容については後述するが、補正手段1
8は、説明の便宜上アダプタマイコン15と独立して記
載したが、この補正手段は、アダプタマイコン15内に
たとえば補正情報を記憶したテーブル等とともに組み込
むことも可能である。レンズマイコン12はアダプタマ
イコン15からのフォーカス制御命令をフオーカス駆動
回路13へと供給し、フオーカスモータ14によりフオ
ーカシングレンズ1を駆動させる。
【0024】次に、変換アダプタAD内のアダプタマイ
コン15の役割と、データ変換について説明する。ビデ
オカメラ側よりのAF制御信号はDCモータを対象とし
た”絞りが開放のときの撮像面上における錯乱円径の変
化速度”及び”駆動方向”という形で正規化して送られ
てくる。
【0025】これに対してステイルカメラ用レンズのA
F制御用信号は”レンズ内にあるパルスモーターの駆動
パルス数”及び”駆動方向”という形で送る必要がある
。そのため変換アダプター内ではこの2者間の関係に基
づいてデータを変換しなければならない。
【0026】ここで、レンズ側よりそのレンズ固有のデ
ータとして例えばフオーカシングパルスモーターの1パ
ルス当たりのフオーカシングレンズ繰り出し量(FLK
)、及びフオーカシングレンズ繰り出し量とデフオーカ
スの係数(DFC)とが送られて来るものとする。また
レンズ固有の開放F−No(F)も送られて来るものと
する。
【0027】ビデオカメラよりのAF制御情報における
駆動表現は、言い換えれば”速度+方向”での駆動であ
るということができる。ところで、ステイルカメラ用レ
ンズに内蔵されている駆動手段は、通常その高速応答性
からパルスモーターが用いられているが、パルスモータ
ーにおいては”速度”という形態は正確にはとり得ない
。上記のようにパルスモーターは、その1パルスの駆動
には意味を持つが、その1パルス駆動に必要とする時間
はスティルカメラ用レンズからは得られないからである
【0028】すなわちステイルカメラの要求される仕様
は高速性であり、そしてレンズの性能によってその速度
が変化する。したがつて、ステイルカメラで速度制御を
考えるには、疑似的な方法により速度という形態を作成
しなければならない。
【0029】そこで本発明においては、一定の基本周期
”T”を持ちその間隔毎に”xパルス”駆動する、所謂
デユーテイ駆動という方式をとることにより、この疑似
的手段を達成することとした。
【0030】さて、この場合にパルスモーターの1パル
ス当たりのデフオーカス量Dは(1)式にて表わされる
。         D  =  DFC  ×  FLK
                      ・・・
(1)前述のように、FLKはフオーカシングパルスモ
ーターの1パルス当たりのフオーカシングレンズ繰り出
し量、DFCはフオーカシングレンズ繰り出し量とデフ
オーカスの係数である。
【0031】ここで、Dmを最大デフオーカス量、Pを
Pパルス駆動した場合にデフオーカス量が0となるよう
なパルス数とすれば、(2)式のような関係がある。
【0032】         Dm  /  D  =  P   
                         
・・・(2)このDmを用いると絞り開放状態における
最大錯乱円径δmは(3)式のように求められる。
【0033】         δm  =  Dm  /  F  
                        ・
・・(3)ここでFはレンズの開放F−Noである。
【0034】又、ある速度Vn(mm/sec)でこの
錯乱円径を0にしようとした場合必要とする時間Ttは
(4)式のようになる。         Tt  =  δm  /  Vn 
 (sec)            ・・・(4)な
おここでサフイツクスのnはカメラよりの駆動速度の種
類を表わし、例えばn=0〜15とした場合駆動速度の
種類が16種類あることを示す。
【0035】このときにかかる駆動回数Rは、Tを1回
当たりの駆動周期とすれば(5)式のようになる。
【0036】         R  =  Tt  /  T   
                         
・・・(5)そこで最大錯乱円径を0にするときの単位
駆動当たりのパルス数xを求めると(6)式のようにな
る。
【0037】         x  =  P  /  R    
                         
 ・・・(6)(6)式に(1)〜(5)式を代入し変
形すれば(7)式が求められる。
【0038】         x  =  (T×F×Vn)/(D
FC×FLK)    ・・・(7)(7)式を変形す
れば速度Vnは(8)式のように表わされる。
【0039】         Vn  =  (x×DFC×FLK
)/(T×F)    ・・・(8)(8)式がビデオ
カメラより与えられる正規化された速度情報とレンズに
与える駆動情報との関係式である。 (8)式において駆動パルス数を固定すればカメラから
与えられた速度を疑似的に達成するためには、以下の(
9)式で表わされる周期Tにてレンズが駆動されるよう
な駆動命令をレンズに対して与えれば良いこととなる。
【0040】         T  =  (x×DFC×FLK)
/(Vn×F)    ・・・(9)なお本発明によれ
ば、(9)式においてレンズの状態によつて変化する情
報と変化しない情報に分離し、初期のうちにレンズの状
態によつて変化しない部分の演算を行ない、それをテー
ブルとしてアダプタマイコン内に持ち、そのデータとレ
ンズの状態によつて変化するデータが変化した場合に演
算を再実行する方式をとり、演算の簡略化、高速化を図
っている。
【0041】(9)式において、F、FLKは前者の情
報であり、DFCは後者のの情報である。またxは一回
の駆動パルス数であり、定数として考えることができ、
またVnはフオーマツトによつて定められる速度である
ので例えばV0〜V15まで16段階の速度があつたと
すると、それぞれの速度は定数として扱うことができる
【0042】したがつて、以下の(10)式のような定
数Cをあらかじめ演算しそれをマイコン内に保存してお
き、DFCが変化する毎に以下の(11)式に示すよう
な演算を速度Vnについてそれぞれ行ない、その結果を
マイコン内の速度テーブルとし、カメラよりの駆動コマ
ンドが与えられた場合、上記テーブルのデータを参照し
て得られた駆動周期ごとに一定のパルス数によるレンズ
駆動命令をレンズへと出力すればよい。
【0043】         C  =  (x×FLK)/F  
                    ・・・(1
0)        T  =  C×DFC/Vn 
                       ・・
・(11)以上が、本発明において、変換アダプタ装置
によつて行なわれる、カメラ側からのビデオカメラ用駆
動信号を、ステイルカメラ用レンズの駆動信号に変換す
るための演算である。
【0044】次に本発明におけるアダプタマイコンの制
御動作を図2に示すフローチヤートを用いて説明する。
【0045】フローをスタートすると、S21において
、通信によりレンズのデータ情報を読み込む。
【0046】S22では、フオーカシングレンズを制御
すべく、カメラからのフオーカス制御命令(速度命令V
0〜V15)に対応するレンズ側のフオーカシングレン
ズ駆動速度を、上式に基づく演算または変換テーブルか
らレンズ情報に基づいて求め、S23では(10)、(
11)式により、駆動周期Tを求める。
【0047】このようにして得られた各速度で実際にフ
オーカシングレンズを動作させた場合、レンズによつて
実現速度が意図した速度と異なることが少なくないため
補正をかける必要性がある。
【0048】しかしながら、その補正も多種類のレンズ
に対して個々に対応させるのは、マイコンの容量を考慮
すると非効率的であり望ましくない。
【0049】本発明はレンズの固有のデータから得られ
る焦点距離によつて補正量を決めることで、各レンズが
光学特性別に同様な補正を行う傾向にあるものに分類で
き、多種の交換レンズ群に対して、効率的な補正が行え
るものである。
【0050】S24はその焦点距離からレンズを分類し
、あらかじめ決めてあるその焦点距離に対応した補正方
法を選択する。
【0051】S25でカメラと通信を行い、S26でA
F制御用データを取り出す。S27にて与えられたAF
制御命令が実際にモータを駆動する駆動命令か否かの判
定を行う。駆動命令でなければS25に戻り、カメラと
の通信を行う。S27において駆動命令であればS28
以下の処理を行う。
【0052】S28では一定駆動パルス数をレンズにフ
オーカシングモータ駆動命令の形で出力する。具体的に
はフオーカシングモータ駆動コマンドに対応するコード
及び駆動パルス数を並列−直列変換してシリアル通信の
形態でレンズに送る。
【0053】さらにS23、後述のS37において求め
た駆動周期のうち、駆動命令の速度情報に対応した駆動
周期を基にS29にて駆動周期作成用のタイマーをスタ
ートさせる。S30でレンズ側よりステータス情報を読
み込み、S31にてタイマーの終了(次の駆動パルス出
力タイミング)を判定し、タイマーが終了していれば、
S28へと復帰して再度駆動パルスをレンズに対して出
力する。
【0054】タイマーが終了していなければ、S32に
てカメラとシリアル通信を行ない、S33にてAF制御
用データを取り出し、S34でカメラよりのコマンドを
チエツクする。S34にて駆動命令が変化している場合
にはS27に戻り、その駆動命令がフオーカスレンズ駆
動命令であるか否かを判別し、フオーカスレンズ駆動命
令であつた場合には、駆動周期を変更して再度レンズに
対して駆動命令を出力する。
【0055】S34において駆動命令が変化していなけ
ればS35にてレンズとの通信を行なうことによりDF
Cの値を得る。この値をS36にて今までの値との比較
を行ない、変化していない場合にはS31へと復帰して
タイマーの終了チエツクを継続して行ない、変化してい
る場合にはS37にて再度(10)(11)式に従つて
速度毎の駆動周期の演算を行ない、S31にて駆動周期
終了を確認した後、S28に戻り新しい駆動周期でレン
ズに対して駆動命令を出力する。以上の処理を繰り返し
行なう。
【0056】ここで、図2におけるS24における制御
方法(補正方法)の選定処理の一例を図3に示すフロー
チヤートを用いて説明する。
【0057】図3において、フローをスタートすると、
S40において焦点距離等のレンズデータを読み込み、
そのレンズが補正を行うべきものであるか否かをS41
にての判定する。補正が必要でないと判定された場合に
は、補正動作を行わず(S42)フローを終了する。
【0058】S41において補正が必要であると判定さ
れた場合には、S43へと進んで、そのレンズの性能、
特性に応じた補正方法を選択する。
【0059】すなわち本実施例によれば、焦点距離がS
44において70mm未満ならば、S45において後述
する補正1を選択し、S46において70mm以上〜2
00mm以下ならばS47において後述する補正2を選
択し、S48において200mm以上ならばS49にお
いて後述する補正3による補正を行うというものである
【0060】ここで補正1〜補正3はそれぞれ、フオー
カシングレンズ駆動速度の補正であり、たとえば補正1
は、前述したように、カメラ側にて用意されているV0
〜V15の16段階のフオーカシングレンズ駆動速度の
うち、V0〜V5までは速度が上がるように補正し、V
10〜V15までは速度が下がるように補正する。すな
わち70mm未満の焦点距離の短いレンズでは被写界深
度が深いため、フオーカシングレンズの移動量に対する
焦点状態の変化が小さい。したがつて焦点距離の長いレ
ンズ、敏感度の高いレンズと同じ速度で駆動すれば、低
速度側では、焦点調節動作に時間がかかりすぎ、撮影に
支障を来す場合が生じる。そこでレンズ駆動速度の低速
度側を被写界深度の深い分を見込んで高めに設定し、焦
点調節動作を適度な速度で行えるように考慮している。
【0061】同様の考えかたで、補正2では焦点距離が
長くなつて被写界深度が浅くなり、敏感度が高くなるた
め、特に微動を行う低速側のV0〜V5までは、速度が
下がるように補正してハンチングを防止し、V10〜V
15までは速度が上がるように補正して高速化し、補正
3ではV0〜V10までは速度を下げ、V10〜V15
までは速度を上げるというように、焦点距離すなわち被
写界深度に応じて複数の補正方法を用いてフオーカシン
グレンズを駆動制御することにより、どのような性能、
特性のレンズユニツトが装着されても、常に最適制御を
行うことができる。
【0062】さて、上述の実施例によれば、レンズ側よ
りえられたレンズデータのうち、レンズの焦点距離に基
づいて、フオーカシングレンズ駆動速度を補正する手段
を用いた場合について説明したが、被写界深度という考
え方をすると、次にのべるように、レンズ側より得られ
たレンズデータのうち、絞り値を用いてレンズユニツト
内のフオーカシングレンズ駆動速度を補正するように構
成することも可能である。
【0063】以下本発明の第2の実施例として、レンズ
ユニツトからの絞り値データに応じてレンズユニツト側
に供給すべきフオーカシングレンズ駆動速度を補正する
ようにした場合について、図4,図5のフローチヤート
を参照しながら説明する。
【0064】図4において、前述の図2のフローチヤー
トと異なるのは、図2において、焦点距離情報に基づい
て補正方法を選択するS24の処理を、S24’で示す
ように、レンズユニツトより得たレンズ情報の中から絞
り値(F−No)を抽出し、これによつてフオーカシン
グレンズ駆動速度の補正方法を選択していることである
。他の処理については、図2の第1の実施例と同様であ
るため、説明を省略する。
【0065】図5は、S24’における制御方法(補正
方法)の選定の処理の一例を示すフローチヤートである
【0066】図5において、フローをスタートすると、
S40’においてレンズユニツトよりレンズデータの中
から絞りのF値を読み込み、そのレンズが補正を行うべ
きものであるか否かをS41’にての判定する。補正が
必要でないと判定された場合には、補正動作を行わず(
S42’)フローを終了する。
【0067】S41’において補正が必要であると判定
された場合には、S43’へと進んで、そのレンズの性
能、特性に応じた補正方法を選択する。
【0068】すなわち本実施例によれば、絞り値(F値
)がS44’においてF8以上ならば、S45’におい
て後述する補正1を選択し、S46’においてF4以上
〜F8以下ならばS47’において後述する補正2を選
択し、S48’においてF4未満ならばS49’におい
て後述する補正3による補正を行うものである。
【0069】ここで補正1〜補正3はそれぞれ、フオー
カシングレンズ駆動速度の補正であり、たとえば補正1
は、前述したように、カメラ側にて用意されているV0
〜V15の16段階のフオーカシングレンズ駆動速度の
うち、V0〜V5までは速度が上がるように補正し、V
10〜V15までは速度が下がるように補正する。すな
わち絞り値F8以上の開口量の小さい小絞り状態では、
レンズの被写界深度が深いため、フオーカシングレンズ
の移動量に対する焦点状態の変化が小さい。したがつて
低速度側では、焦点調節動作に時間がかかりすぎ、撮影
に支障を来す場合が生じる。そこでレンズ駆動速度の低
速度側を被写界深度の深い分を見込んで高めに設定し、
焦点調節動作を適度な速度で行えるように考慮している
【0070】同様の考え方で、補正2では、S44の場
合より絞り値が小さくなつて開口量が小さくなり、被写
界深度が浅い場合は、敏感度が高くなるため、特に微動
を行う低速側のV0〜V5までは、速度が下がるように
補正してハンチングを防止し、V10〜V15までは速
度が上がるように補正して高速化し、補正3では、たと
えばV0〜V10までは速度を下げ、V10〜V15ま
では速度を上げるというように、焦点距離すなわち被写
界深度に応じて複数の補正方法を用いてフオーカシング
レンズを駆動制御することにより、どのような性能、特
性のレンズユニツトが装着されても、常に最適制御を行
うことができる。
【0071】なお、焦点距離あるいは絞り値に応じて補
正をかける理由を述べると、ビデオカメラのAFシステ
ムにおいては、たとえばレンズの駆動方向及び合焦判定
を行うため、撮像素子あるいはレンズを光軸方向前後に
周期的に振動させ、その振動周期に応じて焦点信号を変
調し、その変調成分にもとづいて焦点情報を得るAF方
式が良く知られている。
【0072】このような方式を用いると、小絞りあるい
は焦点距離の短い場合には、被写界深度が深いため、光
路内で撮像素子等を振動させても、その焦点信号の変化
が小さくなるため、合焦点あるいはその近傍誤判定しや
すくなり、低速度の駆動命令がレンズユニツト側へと送
られ、焦点調節動作が遅くなる。そこで本発明のような
補正手段を設けることが有効となる。
【0073】特にステイルカメラでは、ビデオカメラの
ように撮像信号を用いたAF方式を用いて常時AF動作
を行うものと異なり、被写体距離を判定して瞬時にAF
動作を行う法式であるため、その駆動特性は大きく異な
っている。したがつて、本願におけるアダプタ装置によ
ればビデオカメラ用レンズと同様に動作させることがで
きるとともに、その特性の違いを補正することができ、
常に良好なAF動作を実現することができるものである
【0074】なお、上述の実施例によれば、焦点距離に
応じてフオーカシングレンズ駆動速度に補正をかける場
合と、絞り値に応じてフオーカシングレンズ駆動速度に
補正をかける場合とを個々に説明したが、焦点距離及び
絞り値の両方のデータを同時に見て補正をかけるように
しても良いことは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】本発明のような装着されたレンズユニツ
トの特性に応じてこれを補正する補正手段を持った変換
アダプターを持つことにより、ステイルカメラシステム
用の交換レンズシステムのようにビデオカメラシステム
とフオーマツトの異なるレンズユニツトが装着された場
合でも、またその個々のレンズユニツトの性能。特性に
かかわらず、均一な駆動特性を得ることができ、常に良
好なAF動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交換レンズシステムにおけるアダプタ
装置の構成の一実施例を示すブロツク図である。
【図2】本発明の交換レンズシステムにおけるアダプタ
装置の制御動作を示す第1の実施例を示すフローチヤー
トである。
【図3】本発明の交換レンズシステムにおけるアダプタ
装置の制御動作における補正動作を説明するためのフロ
ーチヤートである。
【図4】本発明の交換レンズシステムにおけるアダプタ
装置の制御動作を示す第1の実施例を示すフローチヤー
トである。
【図5】本発明の交換レンズシステムにおけるアダプタ
装置の制御動作における補正動作を説明するためのフロ
ーチヤートである。
【図6】ビデオカメラにおける交換レンズシステムの構
成を示すブロツク図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カメラ本体に対してレンズユニツトを
    着脱可能な、交換レンズシステムにおいて、前記カメラ
    本体側において焦点検出を行ない、その結果に基づいて
    前記レンズユニツトへとフオーカシングレンズを駆動す
    るための焦点制御情報を出力する焦点制御手段と、前記
    カメラ本体側と前記レンズユニツト側とで焦点制御情報
    の形態が異なる場合、前記カメラ本体より出力される焦
    点制御情報を前記レンズユニツトを制御可能な形態に変
    換する情報変換手段と、前記情報変換手段に前記レンズ
    ユニツトの焦点距離に応じて補正をかける補正手段とを
    備えたことを特徴とする交換レンズシステムにおけるア
    ダプタ装置。
  2. 【請求項2】  カメラ本体に対してレンズユニツトを
    着脱可能な、交換レンズシステムにおいて、前記カメラ
    本体側において焦点検出を行ない、その結果に基づいて
    前記レンズユニツトへとフオーカシングレンズを駆動す
    るための焦点制御情報を出力する焦点制御手段と、前記
    カメラ本体側と前記レンズユニツト側とで焦点制御情報
    の形態が異なる場合、前記カメラ本体より出力される焦
    点制御情報を前記レンズユニツトを制御可能な形態に変
    換する情報変換手段と、前記情報変換手段に前記レンズ
    ユニツトの絞り値に応じて補正をかける補正手段とを備
    えたことを特徴とする交換レンズシステムにおけるアダ
    プタ装置。
JP3058811A 1991-03-22 1991-03-22 交換レンズシステムにおける変換アダプタ装置 Pending JPH04293006A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7626631B2 (en) 2005-01-07 2009-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Focus control method and focus control apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7626631B2 (en) 2005-01-07 2009-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Focus control method and focus control apparatus

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