JPH0965185A - レンズユニット及び撮像装置 - Google Patents

レンズユニット及び撮像装置

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Publication number
JPH0965185A
JPH0965185A JP7220523A JP22052395A JPH0965185A JP H0965185 A JPH0965185 A JP H0965185A JP 7220523 A JP7220523 A JP 7220523A JP 22052395 A JP22052395 A JP 22052395A JP H0965185 A JPH0965185 A JP H0965185A
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JP
Japan
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lens
focus
variable
variable power
unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7220523A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Okawara
裕人 大川原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP05024908A priority patent/EP1638318B1/en
Priority to EP96113742A priority patent/EP0762742B1/en
Priority to DE69635436T priority patent/DE69635436T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前玉フォーカスタイプのみならず、インナー
フォーカスタイプのレンズユニット等のあらゆるレンズ
タイプを接続できるような、交換レンズシステムを提供
することである。 【解決手段】 変倍動作を行なう変倍レンズ102と、
変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正するフォ
ーカスレンズ105と、変倍レンズ102と補正レンズ
105との設計上の位置関係を記憶するレンズカムデー
タ120と、レンズカムデータ120の記憶情報と焦点
状態に応じた情報に基づいて変倍レンズ102及びフォ
ーカスレンズ105を制御するレンズマイコン116内
のコンピュータズームプログラム119と、レンズカム
データ120内に記憶されている変倍レンズ102及び
フォーカスレンズ105の設計上の位置関係と実際の位
置関係を合わせ込むレンズマイコン116内の調整プロ
グラム132とを備えたレンズユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ交換可能な
ビデオカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラ等の映像機器に
用いられている交換レンズシステムについて、図8を用
いて説明する。
【0003】従来の変倍可能なレンズユニットは、変倍
レンズ802と補正レンズ803が機械的なカムで連結
されており、変倍動作を手動や電動で行うと、変倍レン
ズ802と補正レンズ803が一体となって移動する。
【0004】これらの変倍レンズ802と補正レンズ8
03をあわせてズームレンズと呼ぶ。
【0005】このようなレンズシステムでは、前玉レン
ズ801がフォーカスレンズとなっており、光軸方向に
移動することにより焦点を合わせを行う。
【0006】これらのレンズ群を通った光は、撮像素子
804の撮像面上に結像されて電気信号に光電変換さ
れ、映像信号として出力される。
【0007】この映像信号は、2重相関サンプリング回
路とAGC回路から構成されたCDS/AGC805で
サンプルホールドしてから所定のレベルに増幅され、A
/D変換器806でデジタル映像データへと変換され、
カメラのプロセス回路へ入力されて、標準テレビジョン
信号に変換されると共に、バンドパスフィルタ(以下B
PF)807へと入力される。
【0008】BPF807では、焦点状態に応じて変化
する映像信号中の高周波成分を抽出し、ゲート回路80
8で画面内の焦点検出領域に設定された部分に相当する
映像信号のみを抜き出し、ピークホールド回路809で
垂直同期信号の整数倍に同期した間隔でピークホールド
を行い、焦点状態評価値(以下AF評価値と称す)を生
成する。
【0009】このAF評価値はカメラ本体側のAF制御
用マイクロコンピュータ(以下本体AFマイコンと称
す)810に取り込まれ、本体AFマイコン810内で
合焦度に応じたフォーカシング速度すなわちフォーカス
モータ速度及び、AF評価値が増加するようなフォーカ
スモータ駆動方向を決定し、フォーカスモータの速度及
び方向をレンズユニット側のレンズ制御用マイクロコン
ピュータ(以下レンズマイコンと称す)に送る。
【0010】レンズマイコン811は、本体AFマイコ
ン810に指示されたとうりにモータドライバ812を
介してフォーカスモータ813を制御し、フォーカスレ
ンズ801を光軸方向に駆動することにより、焦点調節
を行う。
【0011】また、本体AFマイコン810は、ズーム
スイッチ818の操作状態に応じて、ズームレンズを構
成する変倍レンズ802及び補正レンズ803の駆動方
向、駆動速度を決定し、レンズユニット816のズーム
モータドライバ814に送り、レンズユニット側ではレ
ンズマイコン811がカメラ本体側より送られて来たズ
ーム速度及び方向情報に応じてズームモータ815の駆
動情報を演算し、モータドライバ814を介してズーム
モータ815を駆動し、変倍レンズ802、補正レンズ
803を駆動する。
【0012】またカメラ本体817と、レンズユニット
816とは、着脱が可能であり、別のレンズユニットを
接続することで撮影範囲が広がる。
【0013】一方、民生用として普及しているビデオレ
コーダ一体型カメラ等では、小型化、レンズ直前までの
撮影を可能とするため、前玉レンズを固定とし、フォー
カスレンズを変倍レンズの後方に配置し、補正レンズと
変倍レンズをカムで機械的に結ぶのをやめ、補正レンズ
の移動軌跡をあらかじめマイコン内にレンズカムデータ
として記憶し、そのレンズカムデータにしたがって補正
レンズを駆動し、かつその補正レンズでフォーカスも合
わせる、インナーフォーカスタイプのレンズが主流にな
ってきている。
【0014】図9は、一般的なインナーフォーカスタイ
プレンズシステムの簡単な構成を示すものである。
【0015】同図において、901は固定されている第
1のレンズ群、902は変倍を行う第2のレンズ群、9
03は絞り、904は固定されている第3のレンズ群、
905は焦点調節機能と変倍による焦点面の移動を補正
する、所謂コンペンセータ機能(以下単にコンペ機能と
称す)とを兼ね備えた第4のレンズ群(以下フォーカス
レンズと称す)、906は撮像素子である。
【0016】周知のとおり、図9のように構成されたレ
ンズシステムでは、905が補正機能と焦点調節機能を
兼ね備えているため、焦点距離が等しくても、撮像素子
906の撮像面上に合焦するためのフォーカスレンズ9
05の位置は、被写体距離によって異なってしまう。
【0017】各焦点距離において被写体距離を変化させ
たとき、撮像面上に合焦させるためのフォーカスレンズ
905の位置を連続してプロットすると、図10のよう
になる。
【0018】ズーム動作中は、被写体距離に応じて図1
0に示された軌跡を選択し、該軌跡どうりにフォーカス
レンズ905を移動させれば、ボケのないズーム動作が
可能になる。
【0019】前玉フォーカスタイプのレンズシステムで
は、変倍レンズに対して独立したコンペレンズが設けら
れており、さらに変倍レンズとコンペレンズが機械的な
カム環で結合されている。従って、例えばこのカム環に
マニュアルズーム用のツマミを設け、手動で焦点距離を
変えようとした場合、ツマミをいくら速く動かしても、
カム環はこれに追従して回転し、変倍レンズとコンペレ
ンズはカム環のカム溝に沿って移動するので、フォーカ
スレンズのピントがあっていれば、上記動作によってボ
ケを生じることはない。
【0020】これに対し、インナーフォーカスタイプの
レンズシステムの制御においては、図10に示される複
数の軌跡情報を何らかの形(軌跡そのもの、あるいはレ
ンズ位置を変数とした関数)で記憶しておき、フォーカ
スレンズと変倍レンズの位置によって軌跡を選択して、
該選択した軌跡上をたどりながらズーム動作を行うのが
一般的である。
【0021】図12は、提案されている軌跡追従方法の
一例を説明するための図面である。同図において、Z0
, Z1 , Z2 ,...,Z6 は変倍レンズ位置を示してお
り、a0 ,a1 , a2 ,...,a6 及びb0 , b1 , b2
,...,b6 は、マイコンに記憶している代表軌跡であ
る。
【0022】またp0 , p1 , p2 ,...,p6 は、上記
2つの軌跡を基に算出された軌跡である。この軌跡の算
出式を以下に記す。
【0023】 p(n+1)=|p(n)-a(n)|/|b(n)-a(n)|*|b(n+1)-a(n+1)|+a(n+1) …… (1) (1)式によれば、例えば図12において、フォーカス
レンズがp0 にある場合、p0 が線分b0-a0 を内分す
る比を求め、この比に従って線分b1-a1 を内分する点
をp1 している。このp1-p0 の位置差と、変倍レンズ
がZ0 〜Z1 まで移動するのに要する時間から、合焦を
保つためのフォーカスレンズの移動速度が分かる。
【0024】次に、変倍レンズの停止位置に、記憶され
た代表軌跡データを所有する境界上のみという制限がな
いとした場合について説明する。
【0025】図13は変倍レンズ位置方向の内挿方法を
説明するための図であり、図12の一部を抽出し、変倍
レンズ位置を記憶されている位置に限ることなく任意と
したものである。
【0026】同図において、縦軸、横軸はそれぞれフォ
ーカレンズ位置、変倍レンズ位置を示しており、マイコ
ンで記憶している代表軌跡位置(変倍レンズ位置に対す
るフォーカスレンズ位置)を、変倍レンズ位置Z0,Z
1,...Zk-1,Zk...Zn その時のフォーカスレンズ位
置を被写体距離別に、 a0,a1,... ak-1,ak...an b0,b1,... bk-1,bk...bn としている。
【0027】今、変倍レンズ位置がズーム境界上でない
Zx にあり、フォーカスレンズ位置がPx である場合、
ax,bx を求めると、 ax=ak-( Zk-Zx)*(ak-ak-1)/(Zk-Zk-1) … (2) bx=bk-( Zk-Zx)*(bk-bk-1)/(Zk-Zk-1) … (3) となる。つまり現在の変倍レンズ位置とそれを挟む2つ
のズーム境界位置(例えば図13のZk とZk-1 )とか
ら得られる内分比に従い、記憶している4つの代表軌跡
データ(図13で、ak,ak-1,bk,bk-1 )のうち同一
被写体距離のものを前記内分比で内分することによりa
x,bx を求める事ができる。
【0028】そしてax,Px,bx から得られる内分比に
従い、記憶している4つの代表データ(図13で、ak,
ak-1,bk,bk-1 )の内、同一焦点距離のものを(1)
式のように前記内分比で内分することによりpk,pk-1
を求めることが出来る。
【0029】そして、ワイドからテレへのズーム時には
追従先フォーカス位置pk と現フォーカス位置px との
位置差と、変倍レンズがZx 〜Zk まで移動するのに要
する時間から、合焦を保つためのフォーカスレンズの移
動速度が分かる。
【0030】また、テレからワイドへのズーム時には追
従先フォーカス位置pk-1 と現フォーカス位置Px との
位置差と、変倍レンズがZx 〜Zk-1 まで移動するのに
要する時間から、合焦を保つためのフォーカスレンズの
移動速度が分かる。以上のような軌跡追従方法が提案さ
れている。
【0031】この時、マイコン内に記憶している軌跡情
報のテーブルデータの例を図14に示す。図14は被写
体距離別に、ズームレンズ位置により変化する合焦フォ
ーカスレンズ位置データA(n,v )を示しており、変数
nの列方向に被写体距離、変数vの行方向にズームレン
ズ位置(焦点距離)が変化している。
【0032】ここでは、n=0が無限遠の被写体距離を
表し、nが大きくなるに従って被写体距離は至近距離に
変化し、n=mは1cmの被写体距離を示している。
【0033】一方、v=0はワイド端を、vが大きくな
るに従って焦点距離が増し、v=sがテレ端のズームレ
ンズ位置を表している。
【0034】従って、1列のテーブルデータで1本のカ
ム軌跡が描かれることになる。図14の軌跡情報は、光
学設計値に基づき、ズームトラッキングのデータとして
作られるが、実際のレンズとしては、各レンズ群の焦点
距離の誤差などによって設計値通りの軌跡にはならない
のが現状である。
【0035】すなわち上述したようなボケのない軌跡追
従動作を実行するには、実際のレンズとテーブルデータ
の座標軸が一致している必要がある。
【0036】そこで実際のビデオカメラに於いては記憶
されたデータのうち、テレ端とワイド端が変倍レンズの
どの位置に対応させるかを調整する作業を行っている。
【0037】このピント調整方法として、従来よりテレ
端からワイド端の変倍レンズのストロークを設計値通り
に保ち、さらに調整距離(例えば∞)でのテレ端とワイ
ド端のフォーカスレンズの合焦位置差(バランス)も設
計値となるように求め、そこをテレ端とワイド端とする
ピント調整方法が行われている。この調整方法を、ここ
ではストローク一定調整と称することとする。
【0038】また、テレ端とワイド端のフォーカスレン
ズの合焦位置の差(バランス)を設計値とするととも
に、ミドル(中間の焦点距離)でもっともフォーカスレ
ンズが図10,図11に示すようなマップ上で、上に行
く位置とテレ端のフォーカスレンズ位置からの移動量が
設計値となるような変倍レンズ位置を求め、テレ端とワ
イド端の変倍レンズの位置とするピント調整方法が知ら
れている。ここではテレ−ミドルトラッキング調整と称
する。
【0039】次に図11を用いて、ストローク一定調整
とテレ−ミドルトラッキング調整を行った場合の、テレ
端位置とワイド端位置を、設計値よりミドルでのフォー
カスレンズの位置が大きくなる方向に誤差を持ったレン
ズ群で行った場合の状況を説明する。
【0040】図11は横軸に変倍レンズの位置(すなわ
ち焦点距離)を、縦軸はフォーカスレンズの位置を示し
ている。図中、太線で示した軌跡Sbが設計軌跡に相当
する。これに対して実際のフォーカスレンズが細線のよ
うな軌跡Saを示しているものとする。ここでの距離
(例えば∞)ではテレ端Tとワイド端Wのフォーカスレ
ンズの合焦位置の差は0とする。
【0041】仮に軌跡が設計値通りであったとすると、
テレ−ミドルトラッキング調整を行う場合、マップ上の
ポイントが調整のスタート点となる。ここから設計値
のフォーカスレンズの移動量Aだけ図中で下方向にフォ
ーカスレンズを下げる。この位置がとなる。この状態
からバリエータを移動させ、合焦位置を求めるととな
り、ここをテレ端のバリエータ位置Tb とする。
【0042】また、この例では上述したようにワイド端
とテレ端のフォーカスレンズ合焦位置の差は0なので、
同じく変倍レンズを移動させ合焦する位置がワイド端
の変倍レンズ位置Wb となる。
【0043】一方、誤差を有した軌跡Saを持つレンズ
でテレ−ミドルトラッキング調整を行う場合、調整のス
タートの点´から設計値分Aだけ図中で下方向にフォ
ーカスレンズを下げると位置´となる。
【0044】ここから上述と同様に、バリエータレンズ
を動かし合焦位置とした結果、がテレ端Ta 、がワ
イド端Wa と決定できる。この場合、焦点距離にばらつ
きが生じるが、変倍動作中、軌跡Saの持つ誤差が吸収
できるのでボケのないズーム動作が実現できる。
【0045】尚、ストローク一定調整の場合には、設計
値通りの軌跡Sbの場合でも、細線で示したある誤差を
有した軌跡Saの場合でも、ストロークとバランスを所
定値に調整する方法なので、どちらの場合もテレ端位置
は、ワイド端位置はとなり、焦点距離のばらつきは
生じないが、軌跡Saの誤差は吸収しきれずに、変倍動
作中には軌跡Sbをたどるので、誤差分のボケが生じる
ことになる。
【0046】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、自
動焦点調節の制御をカメラ本体に持つ上記従来例の交換
レンズシステムでは、インナーフォーカスタイプのレン
ズを交換レンズのレンズユニットに実現しようとする
と、レンズカムデータをカメラ本体に持つ必要がある
が、レンズユニット毎に異なるこのレンズカムデータを
カメラ本体に持つのは、交換可能なレンズが多いほど、
現実的ではない。
【0047】また、上述したピント調整で必要となる設
計値Aも交換可能なレンズ分必要となってしまう。
【0048】さらに新たなレンズユニットが出された場
合に、それ以前のカメラ本体では、十分な制御が行えな
いこともある。
【0049】そこで、本発明の課題は上述の問題点を解
消し、前玉フォーカスタイプのみならず、インナーフォ
ーカスタイプのレンズユニット等のあらゆるレンズタイ
プを接続できるような、交換レンズシステムを提供する
ことである。
【0050】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における請求項1に記載の発明によれば、
変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、前記変倍動作で合
焦状態を維持するため焦点を補正する補正レンズ手段
と、前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上の位置
関係を記憶するメモリ手段と、前記メモリ手段の記憶情
報と焦点状態に応じた情報に基づいて前記変倍レンズ手
段及び補正レンズ手段を制御する制御手段と、前記メモ
リ手段内に記憶されている前記変倍レンズ及び補正レン
ズの設計上の位置関係と実際の位置関係を合わせ込む調
整手段とを備えたレンズユニットを特徴とする。
【0051】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、請求項1の発明において、前記レンズユニット
はカメラ本体に対して着脱可能であり、前記焦点状態に
応じた情報は、前記カメラ本体側より送信されて来た映
像信号中の高周波信号成分のレベルに基づく情報とす
る。
【0052】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、カメラ本体に着脱可能な交換レンズ式レンズユ
ニットであって、変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、
前記変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する
補正レンズ手段と、前記変倍レンズと前記補正レンズと
の設計上の位置関係を記憶するメモリ手段と、前記メモ
リ手段の記憶情報と前記カメラ本体側より受信した焦点
評価値情報に基づいて前記変倍レンズ手段及び補正レン
ズ手段を制御する制御手段と、前記メモリ手段内に記憶
されている前記変倍レンズ及び補正レンズの設計上の位
置関係と実際の位置関係を合わせ込む調整手段とを備え
た構成とする。
【0053】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、カメラ本体に対して着脱可能なレンズユニット
であって、変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、前記変
倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する補正レ
ンズ手段と、前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計
上の位置関係を記憶するメモリ手段と、前記カメラ本体
側より映像信号情報を受信して焦点状態を検出する焦点
検出手段と、前記メモリ手段の記憶情報と焦点状態に応
じた情報に基づいて前記変倍レンズ手段及び補正レンズ
手段を制御する制御手段と、前記メモリ手段内に記憶さ
れている前記変倍レンズ及び補正レンズの設計上の位置
関係と実際の位置関係を合わせ込む調整手段とを備えた
構成とする。
【0054】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項4において、前記レンズユニットはカメ
ラ本体に対して着脱可能であり、前記焦点状態に応じた
情報は、前記カメラ本体側より送信されて来た映像信号
中の高周波信号成分のレベルに基づく情報とする。
【0055】また本願における請求項6に記載の発明に
よれば、請求項1,請求項3または請求項4において、
前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
ド端との間のストロークを調整する第1の調整手段を備
える。
【0056】また本願における請求項7に記載の発明に
よれば、請求項1,請求項3または請求項4において、
前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
ド端における補正レンズ手段の合焦位置の差を設計値と
するとともに、前記変倍レンズ手段の前記テレ端及びワ
イド端の中間の位置において、前記補正レンズ手段が合
焦する所定の位置と、テレ端における前記補正レンズ手
段の位置からの移動量が設計値と等しくなるような変倍
レンズ位置をもとめ、テレ端とワイド端の変倍レンズ位
置とする第2の調整手段を備える。
【0057】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、前記変倍
動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する補正レン
ズ手段と、前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上
の位置関係を記憶するメモリ手段と、焦点状態を検出す
る焦点検出手段と、前記メモリ手段の記憶情報と前記焦
点検出手段によって検出された焦点状態の情報に基づい
て前記変倍レンズ手段及び補正レンズ手段を制御する制
御手段と、前記メモリ手段内に記憶されている前記変倍
レンズ及び補正レンズの設計上の位置関係と実際の位置
関係を合わせ込む調整手段とを備えた撮像装置を特徴と
する。
【0058】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、請求項8において、前記調整手段は、前記変倍
レンズ手段のテレ端及びワイド端との間のストロークを
調整する第1の調整手段を備える。
【0059】また本願における請求項10に記載の発明
によれば、請求項8において、前記調整手段は、前記変
倍レンズ手段のテレ端及びワイド端における補正レンズ
手段の合焦位置の差を設計値とするとともに、前記変倍
レンズ手段の前記テレ端及びワイド端の中間の位置にお
いて、前記補正レンズ手段が合焦する所定の位置と、テ
レ端における前記補正レンズ手段の位置からの移動量が
設計値と等しくなるような変倍レンズ位置をもとめ、テ
レ端とワイド端の変倍レンズ位置とする第2の調整手段
を備える。
【0060】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明を交換レン
ズ式ビデオカメラに適用した場合の構成を示す図であ
る。
【0061】同図において、127はレンズユニット、
128はカメラ本体を示し、レンズユニットはカメラ本
体に対して着脱自在で、いわゆる交換レンズシステムを
構成している。
【0062】被写体からの光は、レンズユニット127
内の固定されている第1のレンズ群101、変倍を行う
第2のレンズ群(以下変倍レンズと称す)102、絞り
103、固定されている第3のレンズ群104、焦点調
節機能と変倍による焦点面の移動を補正するコンペ機能
とを兼ね備えた第4のレンズ群(以下フォーカスレンズ
と称す)105を通って、カメラ本体内のCCD等の撮
像素子106〜108の撮像面へとそれぞれ結像され
る。
【0063】カメラ本体内の撮像素子は、それぞれ赤
(R)、緑(G)、青(B)の3原色それぞれについて
設けられており、いわゆる3板式の撮像系となつてい
る。
【0064】3原色中の赤の成分は撮像素子106上
に、緑の成分は撮像素子107上に、青の成分は撮像素
子108の上にそれぞれ結像される。
【0065】撮像素子106,107,108上に結像
された像は、それぞれ光電変換されて増幅器109,1
10、111でそれぞれ最適なレベルに増幅された後、
カメラ信号処理回路112へと入力され、標準テレビ信
号に変換されて図示しないビデオレコーダ等へと出力さ
れると同時に、AF信号処理回路113へと入力され
る。
【0066】AF信号処理回路113で生成された焦点
状態に応じた焦点評価値(AF評価値)は、カメラ本体
内の本体マイコン114内のデータ読み出しプログラム
115にしたがつて垂直同期信号の整数倍の周期で読み
出され、レンズユニット側のレンズマイコン116へ転
送される。
【0067】またカメラ信号処理回路112内では、各
撮像素子より出力された撮像信号より輝度信号のレベル
が検出され、本体マイコン114を介して、レンズユニ
ット内のレンズマイコン116へと転送され、その輝度
信号情報に基づいてアイリスドライバ124が制御さ
れ、IGメータ123が駆動され、絞り103が開閉制
御される。
【0068】また絞り103の絞り値は、エンコーダ1
29によつて検出され、レンズマイコン116へと供給
され、被写界深度情報として用いられる。
【0069】またカメラ本体側の本体マイコン114
は、ズームスイッチ130及びAFスイッチ(ONのと
きはAF動作を行い、OFFのときはマニュアルフォー
カス状態とする)131の状態を読み込み、スイッチの
状態をレンズマイコン116へと送信する。これによつ
てズームスイッチ130の操作状態に応じてモータドラ
イバ122を制御してズームモータ121を駆動し、ズ
ームレンズ102をその操作されている方向に駆動して
ズーム動作が行われる。
【0070】またレンズマイコン116内では、AFプ
ログラム117が本体マイコン114からのAFスイッ
チ131の状態およびAF評価値を受け取り、AFスイ
ッチ131がオンのときは、このAF評価値に基づいて
モータ制御プログラム118を動作させ、フォーカスモ
ータドライバ126でフォーカスモータ125を駆動
し、フォーカスレンズ105を光軸方向に移動させて焦
点合わせを行う。
【0071】またカメラ本体側には、レンズユニット側
において、記憶されたレンズカムデータの軌跡と実際の
レンズ駆動軌跡との調整動作をスタートするための調整
スタートスイッチ129が設けられており、このスイッ
チの操作状態も本体マイコン114を介してレンズユニ
ット側へと送信され、調整スイッチ129がオンのと
き、後述のレンズマイコン116内の調整手段に相当す
る調整プログラム132がAF評価値を参照しながらレ
ンズ群を駆動することで、前述した調整シーケンスを実
行し、実際のレンズ光学系とメモリ手段としてのレンズ
カムデータ120との合わせ込みを行う。
【0072】調整スイッチ129がオフのとき、AFス
イッチ131、ズームスイッチ130の状態によって、
以下の通常のカメラ撮影動作を実行する。
【0073】尚、調整スイッチ129は、マニュアル操
作で任意にON/OFFするものでもよいが、カメラ本
体にレンズユニットを装着する動作によって自動的にO
Nするようにしておけば、レンズユニットをカメラ本体
に対して交換するたびに、その調整を自動的に行うこと
ができ、操作性が向上するとともに、操作者が意識しな
くても、調整動作を実行することができ、常に最良の特
性でレンズユニットを制御することができる。
【0074】調整スイッチ129は、マウントの結合に
よって機械的に制御されるスイッチでもよいし、レンズ
マイコンとカメラ本体の本体マイコンとの間の初期通信
によってソフト的に制御されるスイッチでもよい。
【0075】AFスイッチ131がオフ(マニュアルフ
ォーカスモード)で、かつズームスイッチ130が押さ
れているときは、本発明の制御手段に相当するコンピユ
ータズームプログラム119は、そのズームスイッチ1
30によつて操作されているズーム方向の情報と、ズー
ムレンズの位置とフォーカスレンズの位置をそれぞれモ
ータの駆動量あるいはエンコーダによつて検出した位置
情報によつて、ズーム動作中にフォーカスレンズのたど
るべき合焦カム軌跡及びそのトレース方向を特定してレ
ンズカムデータ120から読み出し、フォーカスレンズ
のズーム動作に伴う補正速度及び方向を演算する。
【0076】そしてその演算結果をズームモータドライ
バ122に信号を送ることで、ズームモータ121を介
して変倍レンズ102を駆動すると同時に、フォーカス
モータドライバ126に信号を送りフォーカスモータ1
25を介してフォーカスレンズ105を駆動することに
より、変倍動作を行う。
【0077】このレンズカムデータ120は、図10に
示すような変倍レンズの位置の変化に対するフォーカス
レンズの合焦点位置の変化を示す合焦カム軌跡を被写体
距離ごとに記憶したカム軌跡データをROMに記憶した
ものであり、コンピュータズームプログラム119は、
ズーム動作時に、レンズカムデータ120からフォーカ
スレンズの追従すべきレンズカム軌跡を読み出してフォ
ーカスレンズを駆動制御する。
【0078】AFスイッチ131がオンで、かつズーム
スイッチ130が押されているときは、被写体の移動等
に対しても合焦状態を保ち続ける必要があるので、コン
ピユータズームプログラム119にて、上述のようにレ
ンズマイコン内部に記憶されたレンズカムデータ120
による制御だけでなく、カメラ側の本体マイコン114
から送られてきたAF評価値信号も同時に参照し、AF
評価値が最大となる位置を保ちながら変倍動作を行う。
【0079】すなわちコンピュータズームプログラム1
19によつて求められたフォーカスレンズのズーム動作
に伴う補正速度及び方向の情報と、AF回路117より
出力されるAFのぼけ情報に基づくフォーカスレンズの
駆動速度及び方向の情報とが加算され、総合的なフォー
カスレンズ駆動速度及び駆動方向が演算され、フォーカ
スモータドライバ126へと供給される。
【0080】またAFスイッチ131がオンでかつズー
ムスイッチ130が押されていないときは、レンズマイ
コン116内のAFプログラム117が本体マイコンか
ら送られて来たAF評価値を受け取り、このAF評価値
に基づいてモータ制御プログラム118を動作させ、A
F評価値が最大となるようにフォーカスモータドライバ
126に信号を送り、フォーカスモータ125を駆動し
てフォーカスレンズ105を駆動することで、自動焦点
調節動作を行う。
【0081】また絞り103の絞り値は、エンコーダ1
29によつて検出され、レンズマイコン116へと供給
され、被写界深度情報としてフォーカスレンズの速度補
正等に用いられる。
【0082】次に図2を用いてカメラ信号処理回路11
2内のAF信号処理回路113について説明する。増幅
器108,109,110でそれぞれ最適なレベルに増
幅された赤(R)、緑(G)、青(B)の撮像素子出力
は、AF信号処理回路113へと供給され、A/D変換
器206,207,208でそれぞれデジタル信号に変
換され、カメラ信号処理回路112へと送られると同時
に、それぞれアンプ209,210,211で適切なレ
ベルに増幅され、加算器208で加算され、自動焦点調
節用輝度信号S5が生成される。
【0083】輝度信号S5は、ガンマ回路213へと入
力され、予め設定されているガンマカーブにしたがつて
ガンマ変換され、低輝度成分を強調し高輝度成分を抑圧
した信号S6が作られる。ガンマ変換された信号S6
は、カットオフ周波数の高いローパスフィルタ(以下L
PFと称する)であるTE−LPF214と、カットオ
フ周波数の低いLPFであるFE−LPF215へと入
力され、本体マイコン114がマイコンインターフェー
ス253を通して決定したそれぞれのフィルタ特性で低
域成分が抽出され、TE−LPF214の出力信号S7
とFE−LPF215の出力信号8が生成される。
【0084】信号S7及び信号S8は、スイッチ216
で水平ラインが偶数番目か奇数番目かを識別する信号で
あるLineE/O信号で選択的に切り換えられ、ハイ
パスフィルタ(以下HPFと称する )217へと入力さ
れる。
【0085】つまり、偶数ラインについては信号S7を
HPF217へと供給し、奇数ラインについては信号S
8をHPF217へと供給する。
【0086】HPF217では、本体マイコン114が
マイコンインターフェース253を介して決定した奇数
/偶数それぞれのフィルタ特性で高域成分のみを抽出さ
れ、絶対値回路218で絶対値化することによつて正の
信号S9が生成される。すなわちS9は偶数ライン、奇
数ラインとでそれぞれ異なるフィルタ特性のフィルタに
よつて抽出された高周波成分のレベルを交互に示す信号
である。これによつて1画面の走査で異なる周波数成分
を得ることができる。
【0087】信号S9は、それぞれL枠,C枠,R枠内
における信号のピーク値を検出するためのピークホール
ド回路225,226,227へと供給されて、それぞ
れの枠内における高周波成分のピーク値が検出されると
ともに、ラインピークホールド回路231へと入力さ
れ、各水平ラインごとのピーク値が検出される。
【0088】ここで枠生成回路254は、マイコンイン
ターフェース253を介して、マイコン114より供給
された指令にしたがって、図3で示されるような画面内
の位置に焦点調節用のゲートL枠,C枠,R枠を形成す
るためのゲート信号L,C,Rを生成する。
【0089】ピークホールド回路225には枠生成回路
254より出力されたL枠を形成するためのゲート信号
L及び水平ラインが偶数番目か奇数番目かを識別する信
号であるLineE/O信号(マイコン114によつて
生成される)が入力され、図3で示されるように焦点調
節用L枠の先頭である左上のLR1の場所で、ピークホ
ールド回路225の初期化をおこない、マイコン114
からマイコンインターフェース253を通して指定した
偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各枠内の信号S9
をピークホールドし、右下のIR1で、すなわち焦点調
節用の全領域の走査を終了した時点で、エリアバッファ
228に枠内のピークホールド値を転送しTE/FEピ
ーク評価値を生成する。
【0090】同様に、ピークホールド回路226には枠
生成回路254出力のC枠及びLineE/O信号が入
力され、図3で示される焦点調節用C枠の先頭である左
上のCR1で、ピークホールド回路226の初期化をお
こない、マイコンからマイコンインターフェース253
を通して指定した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの
各枠内の信号S9をピークホールドし、IR1で、すな
わち焦点調節用の全領域の走査を終了した時点で、エリ
アバッファ229に枠内のピークホールド値を転送しT
E/FEピーク評価値を生成する。
【0091】さらに同様に、ピークホールド回路227
には枠生成回路254出力のR枠及びLineE/O信
号が入力され、図3で示される焦点調節用R枠の先頭で
ある左上のRR1で、ピークホールド回路227の初期
化をおこない、マイコンからマイコンインターフェース
253を通して指定した偶数ラインか奇数ラインのどち
らかの各枠内の信号S9をピークホールドし、IR1
で、すなわち焦点調節用の全領域の走査を終了した時点
で、バッファ230に枠内のピークホールド値を転送し
TE/FEピーク評価値を生成する。
【0092】ラインピークホールド回路231には、信
号S9及び枠生成回路254出力のL枠,C枠,R枠を
生成するためのゲート信号が入力され、各枠内の水平方
向の開始点で初期化され、各枠内の信号S9の水平の1
ラインのピーク値をホールドする。
【0093】積分回路232,233,234,23
5,236,237には、ラインピークホールド回路2
31出力及び水平ラインが偶数番目か奇数番目かを識別
する信号であるLineE/O信号が入力されると同時
に、積分回路232,235には、枠生成回路254よ
り出力されたL枠生成用のゲート信号が、積分回路23
3,236には枠生成回路出力254より出力されたC
枠生成用のゲート信号が、積分回路234,237には
枠生成回路254より出力されたR枠生成用のゲート信
号が入力される。
【0094】積分回路232は、焦点調節用L枠の先頭
である左上のLR1で、積分回路232の初期化をおこ
ない、各枠内の偶数ラインの終了直前でラインピークホ
ールド回路231の出力を内部レジスタに加算し、IR
1で、エリアバッファ238にピークホールド値を転送
しラインピーク積分評価値を生成する。
【0095】積分回路233は、焦点調節用C枠の先頭
である左上のCR1の各場所で、積分回路233の初期
化を行い、各枠内の偶数ラインの終了直前でラインピー
クホールド回路231の出力を内部レジスタに加算し、
IR1でバッファ239にピークホールド値を転送しラ
インピーク積分評価値を生成する。
【0096】積分回路234は、焦点調節用R枠の先頭
である左上のRR1で積分回路234の初期化をおこな
い、各枠内の偶数ラインの終了直前でラインピークホー
ルド回路231の出力を内部レジスタに加算し、IR1
で、エリアバッファ240にピークホールド値を転送し
ラインピーク積分評価値を生成する。
【0097】積分回路235,236,237は、それ
ぞれ積分回路232,233,234偶数ラインのデー
タについて加算する代わりに、それぞれ奇数ラインのデ
ータの加算を行なう以外は、それぞれ積分回路232,
233,234と同様の動作を行い、エリアバッファ2
41,242,243にその結果を転送する。
【0098】また信号S7は、ピークホールド回路21
9,220,221及びライン最大値ホールド回路24
4及びライン最小値ホールド回路245に入力される。
【0099】ピークホールド回路219には枠生成回路
254より出力されたL枠生成用のゲート信号が入力さ
れ、L枠の先頭である左上のLR1で、ピークホールド
回路219の初期化をおこない、各枠内の信号S7をピ
ークホールドし、IR1で、バッファ222にピークホ
ールド結果を転送し、輝度レベル(以下Y信号と称す)
のピーク評価値を生成する。
【0100】同様に、ピークホールド回路220は枠生
成回路254より出力されたC枠生成用のゲート信号が
入力され、C枠の先頭である左上のCR1で、ピークホ
ールド回路220の初期化をおこない、各枠内の信号S
7をピークホールドし、IR1で、バッファ223にピ
ークホールド結果を転送し、Y信号ピーク評価値を生成
する。
【0101】さらに同様に、ピークホールド回路221
は枠生成回路254より出力されたR枠生成用のゲート
信号が入力され、R枠の先頭である左上のRR1で、ピ
ークホールド回路221の初期化をおこない、各枠内の
信号S7をピークホールドし、IR1で、バッファ22
4にピークホールド結果を転送し、Y信号ピーク評価値
を生成する。
【0102】ライン最大値ホールド回路244及びライ
ン最小値ホールド回路245には、枠生成回路254よ
り出力されたそれぞれL枠,C枠,R枠生成用のゲート
信号が入力され、各枠内の水平方向の開始点で初期化さ
れ、各枠内の信号S7の水平1ラインのY信号のそれぞ
れ最大値及び最小値をホールドする。
【0103】これらのライン最大値ホールド回路244
及びライン最小値ホールド回路245で、それぞれホー
ルドされたY信号の最大値及び最小値は、引算器246
へと入力され、(最大値ー最小値)信号すなわちコント
ラストを表す信号S10が計算され、ピークホールド回
路247,248,249に入力される。
【0104】ピークホールド回路247には枠生成回路
254よりL枠生成用のゲート信号が入力され、L枠の
先頭である左上のLR1で、ピークホールド回路247
の初期化をおこない、各枠内の信号S10をピークホー
ルドし、IR1で、バッファ250にピークホールド結
果を転送し、Max−Min評価値を生成する。
【0105】同様にピークホールド回路248には枠生
成回路254よりC枠生成用のゲート信号が入力され、
C枠の先頭である左上のCR1で、ピークホールド回路
248の初期化をおこない、各枠内の信号S10をピー
クホールドし、IR1、バッファ251にピークホール
ド結果を転送し、Max−Min値を生成する。
【0106】さらに同様にピークホールド回路249に
は枠生成回路254よりR枠生成用のゲート信号が入力
され、R枠の先頭である左上のRR1で、ピークホール
ド回路249の初期化をおこない、各枠内の信号S10
をピークホールドし、IR1で、バッファ252にピー
クホールド結果を転送し、Max−Min評価値を生成
する。
【0107】L枠,C枠,R枠からなる焦点検出用の全
領域の走査を終了したIR1の時点では、それぞれバッ
ファ222,223,224,228,229,23
0,238,239,240,241,242,24
3,250,251,252にそれぞれ各枠内のデータ
を転送するのと同時に、枠生成回路254から、マイコ
ン114に対して割り込み信号を送出し、各バッファ内
に転送されたデータをマイコン114へと転送する処理
を行う。
【0108】すなわちマイコン114は、前記割り込み
信号を受けてマイコンインターフェース253を通して
バッファ222,223,224,228,229,2
30,238,239,240,241,242,24
3,250,251,252内の各データを、次のL
枠,C枠,R枠内の走査を終了して各バッファに次のデ
ータが転送されるまでに読み取り、後述のごとく、垂直
同期信号に同期してレンズマイコン116に転送する。
【0109】レンズマイコン116はこれらの焦点評価
値を演算して、焦点状態を検出し、フォーカスモータ駆
動速度及び駆動方向等の演算を行い、フォーカスモータ
を駆動制御してフオーカシングレンズを駆動する。
【0110】ここで図3の画面内における焦点検出のた
めの各領域のレイアウトを示す図を用いて、AF信号処
理回路113内の各種情報の取り込みタイミングを説明
する。外側の枠は撮像素子106,107,108の出
力の有効撮像画面である。
【0111】内側の3分割された枠は焦点検出用のゲー
ト枠で、左側のL枠、中央のC枠、右側のR枠が枠生成
回路254から出力される各L枠生成用ゲート信号、C
枠生成用ゲート信号、R枠生成用ゲート信号にしたがつ
て形成されている。
【0112】そして、これらのL,C,R枠の開始位置
でそれぞれリセット信号をL,C,R各枠ごとに出力
し、初期化(リセツト)用信号LR1,CR1,RR1
を生成し、各積分回路232〜237、ピークホールド
回路219〜221,225〜227,247〜249
等をリセットする。
【0113】またL,C,R枠からなる焦点検出用の領
域の走査終了時にデータ転送信号IR1を生成し、各積
分回路の積分値、各ピークホールド回路のピークホール
ド値を各バッファに転送する。
【0114】また偶数フィールドの走査を実線で、奇数
フィールドの走査を点線で示し、偶数フィールド、奇数
フィールド共に、偶数ラインはTE−LPF出力を選択
し、奇数ラインはFE−LPF出力を選択する。
【0115】次に各枠内のTE/FEピーク評価値、T
Eラインピーク積分評価値、FEラインピーク積分評価
値、Y信号ピーク評価値、Max−Min評価値を使用
してマイコンがどのように自動焦点調節動作をするか説
明する。尚、これらの評価値は、レンズユニット内のレ
ンズマイコン116へと送信され、実際の制御はレンズ
マイコン116にて行われる。
【0116】ここで各評価値の特性及び用途について説
明する。
【0117】TE/FEピーク評価値は合焦度を表わす
評価値で、ピークホールド値なので比較的被写体依存が
少なくカメラのぶれ等の影響が少なく、合焦度判定、再
起動判定に最適である。
【0118】TEラインピーク積分評価値、FEライン
ピーク積分評価値も合焦度を表わすが、積分効果でノイ
ズの少ない安定した評価値なので方向判定に最適であ
る。
【0119】さらにピーク評価値もラインピーク積分評
価値も、TEの方がより高い高周波成分を抽出している
ので合焦近傍に最適で、逆にFEは合焦から遠い大ボケ
時に最適である。したがつてこれらの信号を加算して、
あるいはTEのレベルに応じて選択的に切り換えて用い
ることにより、大ぼけから合焦点近傍までダイナミツク
レンジの広いAFを行うことができる。
【0120】またY信号ピーク評価値やMax−Min
評価値は合焦度にあまり依存せず被写体に依存するの
で、合焦度判定、再起動判定、方向判定を確実に行なう
ために、被写体の変化、動き等の状況を把握するのに最
適である。また焦点評価値が明るさの変化による影響を
除去するために正規化するために用いられる。
【0121】つまりY信号ピーク評価値で高輝度被写体
か低照度被写体かの判定を行ない、Max−Min評価
値でコントラストの大小の判定を行ない、TE/FEピ
ーク評価値、TEラインピーク積分評価値、FEライン
ピーク積分評価値の山の大きさを予測し補正すること
で、最適なAF制御を行うことができる。
【0122】これらの評価値は、カメラ本体128から
レンズユニット127に転送され、レンズユニット12
7内のレンズマイコン116に供給され、自動焦点調節
動作が行われる。
【0123】図4を用いてレンズユニット127内のレ
ンズマイコン116での、AFプログラム117によつ
て行われる自動焦点調節動作のアルゴリズムについて説
明する。
【0124】処理を開始すると、最初にstep1の処理で
AF動作を起動した後、step2の処理に移行し、TEや
FEピークのレベルを所定のしきい値と比較することに
よつて、大ぼけか、合焦点近傍か、合焦点からどの程度
離れているかを判別して速度制御を行う。
【0125】この際、TEのレベルが低く、山の麓、す
なわち大ぼけであることが予想される場合には、FEラ
インピーク積分評価値を主に使用して方向制御すること
でフオーカシングレンズを山登り制御し、山の頂上付近
となつてTEのレベルがある程度まで上昇してきたらT
Eラインピーク積分評価値を用いてフオーカシングレン
ズを山登り制御し、高精度に合焦点を検出できるように
制御する。
【0126】次に、合焦点近傍になつた場合には、step
3の処理へと移行し、TEやFEピーク評価値の絶対値
やTEラインピーク積分評価値の変化量で、山の頂点判
断を行ない、山の頂上すなわち合焦点で最も評価値のレ
ベルの高い点であると判定された場合には、step4でフ
ォーカスレンズを停止し、step5の処理で再起動待機に
入る。
【0127】再起動待機では、TEやFEピーク評価値
のレベルが合焦点を検出したときのピーク値よりも、所
定レベル以上低下したことが検出されたときstep6の処
理で再起動させる。
【0128】以上の処理を繰り返し行うことにより、常
時AF動作を行うことができる。この自動焦点調節動作
のループの中で、TE/FEピークを用いて速度制御を
かける度合いや、山の頂上判断の絶対レベル、TEライ
ンピーク積分評価値の変化量等は、Yピーク評価値やM
ax−Min評価値を用いた被写体判断より山の大きさ
の予測を行ない、これに基づいて決定する。
【0129】図5は、本発明の特徴であるピント調整を
行ったときの、レンズマイコン116内の調整プログラ
ム132で行われる調整動作のアルゴリズムである。
【0130】step11でスタートする。step12で変倍
レンズの光軸上の位置を、フォーカスレンズの軌跡が山
形になる山の頂上付近に相当するズーム位置(図11
’)に設定する。
【0131】次にstep13でフォーカスモーターにより
フォーカスレンズ105を移動させピント合わせを行
う。
【0132】尚、ここで被写体距離は調整距離に設定さ
れているものであり(ここでは∞とする)、何らかの調
整のためのチャートなどの被写体を配置し、その調整距
離を設定する。
【0133】step14でピントがあったか否かをチェッ
クし、ピントが合うまでフォーカスレンズ105を移動
する。
【0134】実際のピント合わせでは図11に示したA
Fプログラム117を使って、AF評価値が最大になる
フォーカスレンズ位置を検出することでピントの位置を
探している。
【0135】step14でピントがあったことが確認され
ると、step15にてフォーカスレンズを、このレンズの
設計値に基づきAだけ下げる(下げるという表現は図1
1に照らし合わせて、同図の中で下に持っていくことを
示したもので、実際にはズームレンズのズームタイプに
よって、被写体側に繰り出す場合もあるし、像面側に繰
り込む場合もある。)。
【0136】step16にてこの状態から変倍レンズをテ
レ側Tへ向けて駆動する。同時にstep17でピントがあ
った状態か否かを判断していく。
【0137】変倍レンズの移動が完了し、その位置でピ
ントが合うと、その変倍レンズ位置がテレ端の変倍レン
ズ位置に相当する。
【0138】そしてstep18でその状態のズームエンコ
ーダの位置をテレ端の位置を規定する値としてVtaに格
納する。
【0139】step19にてテレ端とワイド端の調整距離
でフォーカスレンズの合焦位置の差に相当するバランス
分だけフォーカスレンズを光軸方向に移動する。
【0140】但し、図11のようにこのバランスが0の
場合には移動する必要はない。step20,step21でテ
レ端を決めたのと同じように変倍レンズを移動すること
でワイド側基準の変倍レンズ位置を決める。
【0141】step22でこの変倍レンズ位置のズームエ
ンコーダーの位置をフォーカス基準値の変倍レンズ位置
としてVwaに格納し、step23でここでの合焦位置をフ
ォーカスレンズの基準位置とし、step24で調整動作を
終了する。
【0142】以上、図5の処理で得られたVwa、Vta、
フォーカスレンズ基準位置がそれぞれ、図14のワイド
端v=0、テレ端v=s、ワイド端無限遠の合焦フォー
カス位置データA00(=A0s:本実施例ではワイド端と
テレ端のバランス差0)に対応する。
【0143】この実際のレンズ位置と軌跡テーブルデー
タの座標軸合わせにより、ボケのないズームングの実現
が行えると共に、図5のプログラムをレンズユニット内
部に持つことにより、前玉フォーカスタイプのみなら
ず、インナーフォーカスタイプのレンズユニット等のあ
らゆるレンズタイプを接続できるような、交換レンズシ
ステムが実現できる。
【0144】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態の構成を示す図である。本実施の形態
は、カメラ本体からレンズユニットにAF評価値を引き
渡す代わりに映像信号を引き渡し、レンズユニット内部
で生成したAF評価値を基に、レンズピント調整やAF
/ズーム動作を実現する例である。
【0145】撮像素子106,107,108にそれぞ
れ結像された被写体像は、光電変換され、増幅器10
8,109,110でそれぞれ最適なレベルに増幅され
カメラ信号処理回路112へと入力され標準テレビ信号
に変換されると同時に、R,G,Bがミックスされた、
ガンマのかかっていない映像信号S3が出力され、映像
信号規格化回路601へと入力される。
【0146】映像信号規格化回路601では、すべての
カメラが、同じ被写体を撮影したときは、同じ映像信号
レベルになるように規格化され、規格化映像信号S4が
出力される。
【0147】規格化映像信号S4は、カメラ本体128
からレンズマウントを介してレンズユニット127に送
られる。レンズユニット127では、カメラ本体128
からの規格化映像信号S4をAF信号処理回路602へ
と入力する。
【0148】AF信号処理回路602で生成されたAF評
価値は、レンズマイコン604内のデータ読み出しプロ
グラム603で読み出される。
【0149】また、本体マイコン605は、ズームスイ
ッチ130、AFスイッチ131及び調整スタートスイ
ッチ129を読み込み、スイッチの状態をレンズマイコ
ン604に送り、第1の実施例と等しい制御をする。
【0150】ここでAF信号処理回路602は図7に示
される構成になっており、カメラ本体128から受け取
った規格化映像信号S4は、A/D変換器701でデジ
タル信号に変換され、自動焦点調節用輝度信号S5が作
られる。
【0151】信号S5は、ガンマ回路213へと入力さ
れ、以下第1の実施例、図2と同様の処理が施されAF
評価値が生成される。
【0152】なお、本実施例では、規格化映像信号S4
はアナログ信号で、AF信号処理回路113にてデジタ
ル映像信号に変換したが、カメラ信号処理回路112よ
り出力されたデジタル映像信号を規格化し、デジタル信
号のままカメラ本体128からレンズユニット127に
転送してもよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように本願における請求項
1、請求項3に記載の発明によれば、レンズユニット内
に、設計上のレンズカムデータと、該カムデータに実際
のレンズ光学系を合わせ込む調整手段とを持つことによ
り、レンズカムデータや調整データ等がレンズユニット
毎に異なっていても、本体側はAF評価値又は映像信号
を引き渡す制御を行うだけでいいので、前玉フォーカス
タイプのみならず、インナーフォーカスタイプのレンズ
ユニット等のあらゆるレンズタイプを接続できるよう
な、交換レンズシステムが実現可能となる。
【0154】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、前記カメラ本体側より送信されて来た映像信号
中の高周波信号成分のレベルに基づく情報にしたがっ
て、焦点状態を検出するようにしたので、ビデオカメラ
等の交換レンズユニットとして最適となる。
【0155】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、請求項1,請求項3に記載の発明における上記
効果を有する上に、カメラ本体側より映像信号情報を受
信してレンズユニット側で焦点状態を検出するようにし
たので、カメラ本体側のシステム構成を簡略化できると
ともに、レンズユニット個々に最適な焦点検出感度、精
度、速度等の各種特性を最適化することができ、常に装
着されたレンズユニットにおいて最高の性能を実現する
ことができる。
【0156】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項4において、焦点状態に応じた情報を、
前記カメラ本体側より送信されて来た映像信号中の高周
波信号成分のレベルに基づく情報としたので、映像信号
を取り扱うビデオカメラ等の交換レンズユニットとして
最適となる。
【0157】また本願における請求項6,請求項7に記
載の発明によれば、そのレンズユニットの設計値との誤
差に応じて、最適な調整方法をとることができ、より精
度の高い調整動作を行うことができる。
【0158】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、レンズユニット内に、設計上のレンズカムデー
タと、該カムデータに実際のレンズ光学系を合わせ込む
調整手段とを持つことにより、レンズカムデータや調整
データ等がレンズユニット毎に異なっていても、本体側
はAF評価値又は映像信号を引き渡す制御を行うだけで
いいので、前玉フォーカスタイプのみならず、インナー
フォーカスタイプのレンズユニット等のあらゆるレンズ
タイプを接続できるような、交換レンズ式撮像装置を実
現することが可能となる。
【0159】また本願における請求項9,請求項10に
記載の発明によれば、変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
ド端との間のストロークを調整する方法、変倍レンズ手
段のテレ端及びワイド端における補正レンズ手段の合焦
位置の差を設計値とするとともに、前記変倍レンズ手段
の前記テレ端及びワイド端の中間の位置において、前記
補正レンズ手段が合焦する所定の位置と、テレ端におけ
る前記補正レンズ手段の位置からの移動量が設計値と等
しくなるような変倍レンズ位置をもとめ、テレ端とワイ
ド端の変倍レンズ位置とする方法等、そのレンズユニッ
トの設計値との誤差に応じて、最適な調整方法をとるこ
とができ、より精度の高い調整動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を交換レンズ式ビデオカメラに適用した
第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の構成において、カメラ本体側のAF信号
処理回路の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の各種焦点評価値の抽出動作及び抽出タ
イミングを説明するための図である。
【図4】本発明の実施例におけるAF動作を説明するた
めのフローチヤートである。
【図5】本発明における調整手段の調整動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】本発明を交換レンズ式ビデオカメラに適用した
第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の構成において、レンズユニット側のAF
信号処理回路の内部構成を示すブロック図である。
【図8】従来の交換レンズ式ビデオカメラの代表的な構
成を示すブロツク図である。
【図9】インナーフォーカスタイプのレンズシステムの
基本構成を示す図である。
【図10】変倍レンズの変倍動作に伴って変位する焦点
面の位置を補正して合焦状態を維持するためのフォーカ
スレンズの移動軌跡(レンズカムデータ)を示す図であ
る。
【図11】レンズカムデータに記憶されたカム軌跡と、
実際のレンズ位置との誤差を補正する調整動作を説明す
るための図である。
【図12】レンズカムデータに記憶された複数のカム軌
跡の情報から、記憶されていないカム軌跡を内装する演
算を説明するための図である。
【図13】レンズカムデータに記憶された複数のカム軌
跡の情報から、記憶されていないカム軌跡を内装する演
算を説明するための図である。
【図14】レンズカムデータの内部を説明するための図
である。
【符号の説明】
105 フォーカスレンズ 106 撮像素子 107 撮像素子 108 撮像素子 112 カメラ信号処理回路 113 AF信号処理回路 114 (カメラ)本体マイコン 116 レンズマイコン 117 AF制御回路 118 モータ制御回路 119 コンピユータズームプログラム 120 レンズカムデータ 125 フォーカスモータ 126 モータドライバ 130 ズームスイツチ 131 調整スタートスイッチ 132 調整プログラム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、 前記変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する
    補正レンズ手段と、 前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上の位置関係
    を記憶するメモリ手段と、 前記メモリ手段の記憶情報と焦点状態に応じた情報に基
    づいて前記変倍レンズ手段及び補正レンズ手段を制御す
    る制御手段と、 前記メモリ手段内に記憶されている前記変倍レンズ及び
    補正レンズの設計上の位置関係と実際の位置関係を合わ
    せ込む調整手段と、を備えたことを特徴とするレンズユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記レンズユニットはカメラ本体に対して着脱可能であ
    り、前記焦点状態に応じた情報は、前記カメラ本体側よ
    り送信されて来た映像信号中の高周波信号成分のレベル
    に基づく情報であることを特徴とするレンズユニット。
  3. 【請求項3】 カメラ本体に着脱可能な交換レンズ式レ
    ンズユニットであって、 変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、 前記変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する
    補正レンズ手段と、 前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上の位置関係
    を記憶するメモリ手段と、 前記メモリ手段の記憶情報と前記カメラ本体側より受信
    した焦点評価値情報に基づいて前記変倍レンズ手段及び
    補正レンズ手段を制御する制御手段と、 前記メモリ手段内に記憶されている前記変倍レンズ及び
    補正レンズの設計上の位置関係と実際の位置関係を合わ
    せ込む調整手段と、を備えたことを特徴とするレンズユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 カメラ本体に対して着脱可能なレンズユ
    ニットであって、 変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、 前記変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する
    補正レンズ手段と、 前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上の位置関係
    を記憶するメモリ手段と、 前記カメラ本体側より映像信号情報を受信して焦点状態
    を検出する焦点検出手段と、 前記メモリ手段の記憶情報と焦点状態に応じた情報に基
    づいて前記変倍レンズ手段及び補正レンズ手段を制御す
    る制御手段と、 前記メモリ手段内に記憶されている前記変倍レンズ及び
    補正レンズの設計上の位置関係と実際の位置関係を合わ
    せ込む調整手段と、を備えたことを特徴とするレンズユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記レンズユニットはカメラ本体に対して着脱可能であ
    り、前記焦点状態に応じた情報は、前記カメラ本体側よ
    り送信されて来た映像信号中の高周波信号成分のレベル
    に基づく情報であることを特徴とするレンズユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1,請求項3または請求項4にお
    いて、 前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
    ド端との間のストロークを調整する第1の調整手段を含
    むことを特徴とするレンズユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1,請求項3または請求項4にお
    いて、 前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
    ド端における補正レンズ手段の合焦位置の差を設計値と
    するとともに、前記変倍レンズ手段の前記テレ端及びワ
    イド端の中間の位置において、前記補正レンズ手段が合
    焦する所定の位置と、テレ端における前記補正レンズ手
    段の位置からの移動量が設計値と等しくなるような変倍
    レンズ位置をもとめ、テレ端とワイド端の変倍レンズ位
    置とする第2の調整手段を含むことを特徴とするレンズ
    ユニット。
  8. 【請求項8】 変倍動作を行なう変倍レンズ手段と、 前記変倍動作で合焦状態を維持するため焦点を補正する
    補正レンズ手段と、 前記変倍レンズと前記補正レンズとの設計上の位置関係
    を記憶するメモリ手段と、 焦点状態を検出する焦点検出手段と、 前記メモリ手段の記憶情報と前記焦点検出手段によって
    検出された焦点状態の情報に基づいて前記変倍レンズ手
    段及び補正レンズ手段を制御する制御手段と、 前記メモリ手段内に記憶されている前記変倍レンズ及び
    補正レンズの設計上の位置関係と実際の位置関係を合わ
    せ込む調整手段と、を備えたことを特徴とする撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
    ド端との間のストロークを調整する第1の調整手段を含
    むことを特徴とするレンズユニット。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記調整手段は、前記変倍レンズ手段のテレ端及びワイ
    ド端における補正レンズ手段の合焦位置の差を設計値と
    するとともに、前記変倍レンズ手段の前記テレ端及びワ
    イド端の中間の位置において、前記補正レンズ手段が合
    焦する所定の位置と、テレ端における前記補正レンズ手
    段の位置からの移動量が設計値と等しくなるような変倍
    レンズ位置をもとめ、テレ端とワイド端の変倍レンズ位
    置とする第2の調整手段を含むことを特徴とするレンズ
    ユニット。
JP7220523A 1995-08-29 1995-08-29 レンズユニット及び撮像装置 Withdrawn JPH0965185A (ja)

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JP7220523A JPH0965185A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 レンズユニット及び撮像装置
US08/703,902 US6683652B1 (en) 1995-08-29 1996-08-26 Interchangeable lens video camera system having improved focusing
EP05024908A EP1638318B1 (en) 1995-08-29 1996-08-28 Interchangeable lens video camera system
EP96113742A EP0762742B1 (en) 1995-08-29 1996-08-28 Interchangeable lens video camera system
DE69635436T DE69635436T2 (de) 1995-08-29 1996-08-28 Videokamera mit auswechselbarer Linsenvorrichtung

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002301834B2 (en) * 1997-07-15 2004-11-25 Google Inc. Method of Colour Correction in a Camera System
US7710491B2 (en) 1997-12-19 2010-05-04 Canon Kabushiki Kaisha Optical equipment and its control method, and computer-readable storage medium
JP2013097024A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Canon Inc 光学機器
JP2016128915A (ja) * 2011-03-31 2016-07-14 株式会社ニコン レンズ鏡筒及びカメラシステム

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