JPH1164584A - 遠心清澄機の回転体交換装置 - Google Patents

遠心清澄機の回転体交換装置

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JPH1164584A
JPH1164584A JP23550497A JP23550497A JPH1164584A JP H1164584 A JPH1164584 A JP H1164584A JP 23550497 A JP23550497 A JP 23550497A JP 23550497 A JP23550497 A JP 23550497A JP H1164584 A JPH1164584 A JP H1164584A
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JP
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shielding
container
rotating body
door
plug
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JP23550497A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Yabu
智彦 藪
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の交換が容易に、しかも交換に伴う準
備作業が少なく、構成部品が傷付く虞のない遠心清澄機
の回転体交換装置を提供する。 【解決手段】 遮蔽容器6は遮蔽床4の開口部5に中心
を合わせて配置される。この遮蔽容器6は交換作業中、
回転体1と遮蔽プラグ2とを一体に収容する。遮蔽容器
6の下端に開口を気密に閉止するスライド式ドア7を備
えた容器用ドア装置8と、その下端に開口部5を気密に
閉止するスライド式ドア9を備えた床用ドア装置10と
が設けられる。遮蔽容器6内の上部には巻き上げ装置1
3とワイヤ12を介して結ばれるつかみ具11が設けら
れ、つかみ具11の移動と共に遮蔽プラグ2と回転体1
とが同時に吊り上げられる。遮蔽容器6の外周分には吊
り上げた遮蔽プラグ2を所定の位置に保持するプラグ保
持装置15と吊り上げ中に回転体1を遮蔽容器1の中心
に置くための回転体支持装置17とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子燃料の再処理プ
ラントにおいて、遠心清澄機の回転体を交換する際に用
いられる回転体交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】再処理プラントにおいては原子力プラン
トから取り出された使用済み燃料を再利用するために化
学的な分離処理を行っている。この分離処理中、使用済
み燃料の溶解液中に含まれる不溶解固形分を分離・除去
する必要があり、様々な方法が使用される。とりわけ、
大規模な再処理プラントでは処理容量が大きく、二次廃
棄物の発生が少ない、遠心清澄機が用いられることが多
い。この遠心清澄機については、たとえば特開昭61−
291052号公報、特開昭62−14957号公報等
に詳しく説明されている。一例として、特開昭62−1
4957号公報に記載された遠心清澄機の構造を図9に
示している。
【0003】通常、再処理プラントの主要な機器は放射
性物質の閉じ込めおよび放射線の遮蔽のためにセルと称
する隔離された部屋に設置されている。遠心清澄機もこ
の隔離されたセル内に設置されるが、メンテナンスを容
易にするために駆動部50だけがセルの天井を構成する
遮蔽床4の外側、つまり遮蔽床4の開口を塞ぐ遮蔽プラ
グ2上に置かれている。駆動部50から遮蔽プラグ2を
貫いて延びる回転軸3と、この回転軸3に固定される回
転体1と、回転体1を囲うケーシング51とはセル内に
置かれ、これらのセル内の要素と、セルの外側の駆動部
50とを切り離すために回転軸3にはフランジ継手52
が設けられている。セルの外側には作業員が直接接近す
ることが可能で、駆動部50の点検、メンテナンスは比
較的容易であり、摩耗した部品等の交換も問題なく実施
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した遠心清澄機は
セルの外側の駆動部50に関しては点検、メンテナンス
を実施するのに支障のない構造となっているが、セル内
に置かれる回転体1については直接使用済み燃料の溶解
液と接し、これを処理する部分であることから、放射線
レベルが常に高く、メンテナンスを実施する上で困難が
多い。
【0005】たとえば、回転体1の交換においては、先
ず付着している放射性物質を除染し、放射線レベルを十
分に下げ、その後、回転体1の交換作業に入ることにな
る。しかし、除染を経たとしても、完全に放射線がなく
なるわけではない。このため、交換に際しては作業員の
被爆線量を法定許容値以内で極力少なくするために部分
的に遮蔽壁を遠心清澄機の周囲に仮説にて準備し、さら
に放射性物質が飛散したりすることのないように、密閉
シートで覆ってから、作業に入るという具合に準備作業
も怠れない。したがって、この準備作業を経ることで交
換作業は捗らず、作業性の悪さが際立っている。
【0006】また、こうした十分な防護をしても、被曝
量を減少させるために作業員の交代を行いながら作業を
進める必要があり、管理区域内で実施する関係から作業
性がよくなく、通常の非放射線環境下で行う場合と比べ
て多大の時間を要し、また多くの作業員を投入しなけれ
ばならないという問題がある。
【0007】さらに、遠心清澄機は高速回転体であり、
組み立て精度は極めて高く、たとえば遮蔽床4と遮蔽プ
ラグ2との間など、比較的精度の高い嵌め合い構造の部
分があり、これらの高精度部品の取り扱いには格別慎重
な作業が求められる。このため、嵌め合いと関係する一
部の部品は相手部品との衝突を避けることに注意しなけ
ればならないが、不利な条件のもとでの作業を強いられ
ることが多く、部品同士の衝突により表面に傷が付くな
どの不具合が発生する。
【0008】そこで、本発明の目的は回転体の交換が容
易に、かつ安全に実施でき、しかも交換に伴う準備作業
が少なく、構成部品が傷付く虞のない遠心清澄機の回転
体交換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は下端に開口を有し、遠心清澄機
の回転体の交換時、回転体と共に遮蔽床から外した遮蔽
プラグを収容する遮蔽容器と、この遮蔽容器の下端に設
けられ、遮蔽プラグおよび回転体が遮蔽容器に搬入され
たとき、開口を気密に閉止するスライド式ドアを有する
容器用ドア装置と、容器用ドア装置の下端に着脱可能に
設けられ、遮蔽床の開口部から遮蔽プラグが外されたと
き、開口部を気密に閉止するスライド式ドアを有する床
用ドア装置と、遮蔽容器の外周部にあって遮蔽容器内に
臨ませた半径方向に延びる複数個の固定ピンによって遮
蔽プラグを所定位置に保持するプラグ保持装置と、遮蔽
容器の上部に設けられ、遮蔽容器内に遮蔽プラグおよび
回転体を吊り上げて搬入する巻き上げ装置とを備えるこ
とを特徴とする。
【0010】上記構成からなる回転体交換装置において
は遠心清澄機の回転体を密閉された遮蔽容器内に収容し
た状態で交換するので、交換の前に入念に除染するなど
の手間の掛かる作業が不要で、交換に伴う準備作業も極
く簡単に済ませることができ、交換作業を容易に、しか
も安全に実施することが可能になる。
【0011】また、請求項2に係る発明は遮蔽容器の内
壁に軸方向に沿い、かつ周方向に間隔をあけて並ぶ複数
本のガイド部材、遮蔽プラグの上面にガイド部材と接し
て滑る複数個のガイド機構をそれぞれ有し、遮蔽プラグ
および回転体の吊り上げ中、ガイド部材とガイド機構と
の接触を保って遮蔽プラグおよび回転体を遮蔽容器の中
心に合わせるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】上記構成からなる回転体交換装置において
は遮蔽容器のガイド部材に遮蔽プラグのガイド機構が接
触し、遮蔽プラグおよび回転体の移動中、それぞれの中
心を常に遮蔽容器の中心と合わせることが可能で、移動
中の衝突等により遮蔽プラグが傷付くのを防ぐことがで
きる。
【0013】さらに、請求項3に係る発明は遮蔽容器内
に搬入される回転体を遮蔽容器内に臨ませた半径方向に
延びる複数個の振れ止めによって支持する回転体支持装
置を備えることを特徴とするものである。
【0014】上記構成からなる回転体交換装置において
は回転体を振れ止めによって支持するもので、回転体が
他の部材と衝突してその表面に傷が付くなどの不具合が
生じるのを防ぐことができる。
【0015】また、請求項4に係る発明は容器用ドア装
置および床用ドア装置内に双方のドアが完全に閉止した
時に限り、容器用ドア装置と床用ドア装置とを分離可能
にするドアロック装置をそれぞれ備えることを特徴とす
るものである。
【0016】上記構成からなる回転体交換装置において
はそれぞれのドア装置に備えられるドアロック装置によ
り容器用ドア装置および床用ドア装置の各ドアが完全に
閉止したときだけ、容器用ドア装置と床用ドア装置と分
離することができ、交換作業中、ドア装置の誤操作によ
って放射性物質が外部に飛散するのを確実に防ぐことが
可能である。
【0017】さらに、請求項5に係る発明は容器用ドア
装置および床用ドア装置内に双方のドア装置が一体に組
み合うときに限り、双方のドアの開動作を可能にするド
アロック装置をそれぞれ備えることを特徴とするもので
ある。
【0018】上記構成からなる回転体交換装置において
はそれぞれのドア装置に備えられるドアロック装置によ
り容器用ドア装置および床用ドア装置の双方が一体に組
み合うときにだけ、それぞれのドアを開動作させること
ができ、交換作業中、ドア装置の誤操作によって放射性
物質が外部に飛散するのを確実に防止することができ
る。
【0019】また、請求項6に係る発明は巻き上げ装置
の吊り上げ用ワイヤにコネクタを備え、巻き上げ装置が
遮蔽容器から分離可能に構成されることを特徴とするも
のである。
【0020】上記構成からなる回転体交換装置において
は、巻き上げ装置を遮蔽容器から分離することが可能
で、たとえばクレーン吊り代が制限される建家内で、回
転体交換装置が使用されるときも、全体高さを最小に保
って有効に活用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、遠心清澄機は回転
体1を備え、運転時にはこの回転体1が遮蔽プラグ2上
の駆動部(図示せず)から延びる回転軸3によって駆動
される。なお、本図では駆動部が外されており、遮蔽プ
ラグ2から延びる回転軸3の先端に固定した回転体1が
示されるのみで、遠心清澄機の他の要素は示されていな
い。
【0022】回転体交換装置は遮蔽床4の開口部5と中
心を合わせて配置される遮蔽容器6を有する。この遮蔽
容器6は回転体1と遮蔽プラグ2とを一体で収容可能な
下端に開口を有する円筒状の容器として構成される。さ
らに、遮蔽容器6の下端にその開口を気密に閉止可能な
スライド式ドア7を備えた容器用ドア装置8と、この容
器用ドア装置8の下端に遮蔽床4の開口部5を気密に閉
止可能なスライド式ドア9を備えた床用ドア装置10と
が設けられている。容器用ドア装置8と床用ドア装置1
0には着脱可能に構成される。
【0023】また、遮蔽容器6内の上部に回転体1と遮
蔽プラグ2とを吊り上げるつかみ具11が設けられてい
る。このつかみ具11はワイヤ12と結ばれ、巻き上げ
装置13によってワイヤ12が巻き上げられると、つか
み具11の移動と共に遮蔽プラグ2と回転体1とが同時
に吊り上げられるようになっている。ワイヤ12にはそ
の途中にコネクタ14が設けられており、そこでワイヤ
12を分離し、巻き上げ装置13を遮蔽容器6に固定し
ているクランプ(図示せず)を外すことにより巻き上げ
装置13が取り外し可能に構成されている。
【0024】さらに、遮蔽容器6の外周部に遮蔽プラグ
2が吊り上げ位置に移動したとき、遮蔽プラグ2を遮蔽
容器6内の所定の位置に保持するためのプラグ保持装置
15が設けられている。このプラグ保持装置15は遮蔽
プラグ2の円周状の3箇所で支持するために遮蔽プラグ
の段部にかけてそれぞれ半径方向に壁面を貫いて延びる
固定ピン16を有する。この固定ピン16はプラグ保持
装置15に半径方向に移動可能に設けられ、遮蔽プラグ
2の移動中は壁面より内側に入り、段部と係合したとき
に突出して遮蔽プラグ2を下方から支持することができ
るようになっている。
【0025】また、遮蔽容器6の外周部に回転体1が吊
り上げ位置に移動するとき、回転体1を遮蔽容器6内の
中心に置くための回転体支持装置17が設けられてい
る。この回転体支持装置17は回転体1の円周上の3箇
所で支えるために回転体1の側面にかけてそれぞれ半径
方向に壁面を貫いて延びる振れ止め18を有する。この
振れ止め18の先端には回転体1と接するステンレスの
網線を編んで圧縮したステンレスメッシュバネ19が装
着されている。振れ止め18は回転体支持装置17に半
径方向に移動可能に設けられ、遮蔽プラグ2の移動中は
壁面より内側に入り、回転体1とステンレスメッシュバ
ネ19を介して回転体1を側面から支えるようになって
いる。さらに、容器用ドア装置8のドア7の当たり面お
よび床用ドア装置10のドア9の当たり面にそれぞれシ
ール20が設けられている。
【0026】また、遮蔽床4の開口部5の近くに2本の
ガイドボルト21(図示は2本のうちの1本)が設けら
れている。このガイドボルト21は容器用ドア装置8お
よび床用ドア装置10に穿たれた貫通孔22と嵌合して
いる。さらに、遮蔽容器6の上部に外部からの水を導く
給水管23が設けられ、この給水管23の先端にはスプ
レーノズル24が装着されている。一方、遮蔽容器6の
下部に遮蔽容器6内に供給された水を外部に排出するた
めの排出管25が設けられる。なお、図中符号26は遮
蔽プラグ2の上面に取り付けられる吊り金具を示してい
る。
【0027】一方、図2に遮蔽容器6の横断面を示して
いる。遮蔽容器6の内壁には軸方向に沿って3本のガイ
ドレール27が配置されている。この3本のガイドレー
ル27は周方向に等分された位置に配置したものでな
く、遮蔽プラグ2の3本の溝28と嵌合させるべく、溝
28と同一間隔を保って配置されている。遮蔽プラグ2
の上面には、図3に示すように溝28と位置を合わせて
2個のガイドローラ29を有するガイド機構30が設け
られている。このガイドローラ29はバネ31によって
ガイドレール27に押し付けられている。
【0028】一方、容器用ドア装置8および床用ドア装
置10内には図4に示すドアロック装置32が備えられ
る。このドアロック装置32は容器用ドア装置8および
床用ドア装置10の双方が完全に閉止したときに限り、
双方のドア装置8、10の分離を可能にするための手段
であり、容器用ドア装置8に設けられたドアロック装置
32を例として本実施の形態の構成を説明する。
【0029】図4において、ドア7の当たり面に向かっ
て検出ロッド33が突出しており、他端が容器用ドア装
置8内のロック機構と連結されている。このロック機構
は容器用ドア装置8に固定されたセンタピン34と、セ
ンタピン34を中心として回動する留め金35と、検出
ロッド33の他端にあって検出ロッド33を半径方向に
付勢しているバネ36とを有する。留め金35には長孔
37が穿たれ、検出ロッド33に装着したピン38がそ
こに係合している。留め金35の先端が床用ドア装置1
0のフック部39に掛り、相対的な動きが全く固定され
る。
【0030】ドア7、9が完全に閉じると、図5に示す
ようにロック金具35がフック部39から外れるために
容器ドア装置8および床用ドア装置10は相手から離れ
ることができるようになっている。図示は省略される
が、床用ドア装置10内にも同一のドアロック装置が逆
向きに設けられる。さらに、本実施の形態では遮蔽容器
6の中心を挟み、ほぼ対角線上に2組のドアロック装置
32が設置される。
【0031】一方、容器用ドア装置8の下面および床用
ドア装置10の上面に図6および図8に示すドアロック
装置40が備えられる。このドアロック装置40は不用
意なドア7、9の開放を阻止するための手段であり、容
器用ドア装置8に設けられたドアロック装置40を例と
して本実施の形態の構成を説明する。
【0032】図6において、容器用ドア装置8と内壁に
沿って下側で組み合う床用ドア装置10に達する長さの
可動ロッド41が設けられており、この可動ロッド41
と対面するドア7の面に半円状の切り欠き42が形成さ
れている。
【0033】この可動ロッド41は、図8に示すように
頭部に切り欠き42と嵌合する固定部43を備え、双方
のドア装置8、10が一体に組み合うときに容器用ドア
装置8内に押し込まれ、このときに限り、固定部43が
切り欠き42から完全に抜け出てドア7の開動作が可能
になるように構成されている。
【0034】双方のドア装置8、10が分離されると、
容器用ドア装置8内に押し込まれていた可動ロッド41
がバネ44の働きにより飛び出し、このとき図7に示す
ように固定部43が切り欠き42と嵌合するためにドア
7の働きが拘束されるようになっている。このドアロッ
ク装置40と同じドアロック装置が床用ドア装置10内
に上述した向きと逆向きに設けられている。なお、図8
において、符号45はプラグを示している。
【0035】本実施の形態は上記構成からなり、回転体
1を変換するにあたり、遠心清澄機の駆動部(図示せ
ず)を取り外す。次に、遮蔽プラグ2の上面の中心部に
吊り金具26、また、上面の円周上の3箇所にガイド機
構30をそれぞれ取り付けておく。さらに、遮蔽床4に
埋め込まれたねじ孔に合わせてガイドボルト21を立て
ておく。次に、回転体交換装置をクレーン等を用いて遠
心清澄機の上方に運び、遮蔽床4の開口部5に合わせて
降ろす。このとき、ガイドボルト21に案内されて回転
交換装置が降り、開口部5の中心は遮蔽容器6が芯出し
される。
【0036】次に、床用ドア装置10を図示しないボル
ト等により遮蔽床4に固定し、さらに巻き上げ装置13
を用いてつかみ具11を遮蔽プラグ2上に降ろし、吊り
金具26につかみ具11を引っ掛ける。この後、巻き上
げ装置13を操作して遮蔽プラグ2を吊り上げ、同時に
回転軸3によりつながれた回転体1を開口部4を通して
上に引き上げる。
【0037】この移動中、ガイドレール27にガイドロ
ーラ29が外向きに接触し、遮蔽プラグ2および回転体
1の中心を常に遮蔽容器6の中心に合わせることができ
る。これにより衝突あるいは引っ掛かりもなく遮蔽プラ
グ2を回転体1と共に吊り上げることが可能になる。途
中で衝突等があると、遮蔽プラグ2に傷が付くことがあ
るが、こうした吊り上げ中の損傷をなくすことができ
る。遮蔽プラグ2の引き上げが完了したならば、プラグ
保持装置15を始動させて固定ピン16を遮蔽容器6の
内部に突出させ、段部と係合させて下方から遮蔽プラグ
2を支持する。
【0038】一方、回転体1も遮蔽容器6内を移動して
遮蔽プラグ2の下側にくるが、途中回転軸3によって吊
り下げられたままでは遮蔽容器6の中心から位置がずれ
て遮蔽容器6での衝突により表面に傷が付く可能性があ
る。本実施の形態においては移動中、回転体支持装置1
7を動作させて振れ止め18を遮蔽容器6の内部に突出
させ、回転体1の側面を支えて回転体1が振れて動くの
を効果的に防ぐことができる。これにより回転体1の表
面に傷が付くのを確実に防止することが可能になる。
【0039】回転体1が剛性のある部材で支えられる
と、接触した箇所に傷が付くが、振れ止め18の先端に
あるステンレスメッシュバネ19は柔軟性に富むために
回転体1と接触しても傷付くことがない。これにより回
転体1の品質を落とすどのような不具合も生じさせるこ
となく支持することができる。また、ゴム材料を用いた
場合に問題となる放射線による材質の劣化も起こらず、
長期にわたり安定して使用することが可能になる。
【0040】回転体1の引き上げおよび固定が完了した
後、容器用ドア7と床用ドア9とを図示しない開閉機構
を用いて閉止する。このとき、ドアロック装置32の働
きによりドア7、9が完全に閉まらない状態では容器用
ドア装置8および床用ドア装置10は相手から離れるこ
とができない。一方、ドア7、9が完全に閉じたとき
は、ロック金具35がフック部39から外れて容器用ド
ア装置8および床用ドア装置10は相手から分離するこ
とが可能になる(図5参照)。
【0041】双方のドア装置8、10が完全に閉止した
ことを確認した後、クレーン等により遮蔽容器6を吊り
上げる。ドア7、9が閉止していれば、床用ドア装置1
0は遮蔽床4上にそのまま残り、開口部5は完全に閉じ
られたままである。これにより放射性物質が開口部5か
ら飛散するのを防ぐことができる。ドア装置8、10が
分離されたとき、ドアロック装置40の可動ロッド41
が飛び出し、円筒部44がドア7、9の切り欠き42と
嵌合し、ドア7、9の動きが拘束される(図7参照)。
これにより双方のドア装置8、10の誤操作によりドア
7、9が開いてしまうような不測の事故を防止すること
ができる。
【0042】また、特に本実施の形態の回転体交換装置
は遮蔽容器6の上方に設置される巻き上げ装置13の吊
り上げ用ワイヤ12にコネクタ14が設けられ、このコ
ネクタ14で巻き上げ装置13が遮蔽容器6から分離す
ることが可能であり、装置の全体の高さが高くなるのを
抑えることができる。このように装置高さを最小に保つ
ことで再処理プラントの建家内の天井までの高さが低
く、クレーン吊り代が制限されるときも、回転体交換装
置を有効に活用することが可能になる。
【0043】さらに、遮蔽容器6の内部に設けられるス
プレーノズル24は外部から給水管23を通して送られ
る除染水を吹き出して遮蔽容器6内を洗浄するためのも
ので、放射性物質で遮蔽容器6の内部が汚染されたとき
に効果的に除染できる利点がある。なお、汚れた除染水
は下部の配水管25から器外に排出する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は遠心清澄機
の回転体を密閉された遮蔽容器内に収容した状態で交換
するので、交換の前に入念に除染するなどの手間の掛か
る作業が不要であり、交換に伴う準備作業も極く簡素に
済ませることができる。したがって、本発明によれば回
転体の交換作業を容易に、しかも安全に実施することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠心清澄機の回転体交換装置を示
す断面図。
【図2】本発明に係るガイドレール部の詳細を示す断面
図。
【図3】本発明に係るガイド機構の詳細を示す断面図。
【図4】本発明に係るドア閉止検出手段の詳細を示す断
面図。
【図5】図4のドア閉止検出手段の動作を説明するため
の図。
【図6】本発明に係るドア拘束手段の詳細を示す断面
図。
【図7】図6のドア拘束手段の動作を説明するための
図。
【図8】本発明に係るドア拘束手段の詳細を示す断面
図。
【図9】従来の遠心清澄機の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 回転体 2 遮蔽プラグ 6 遮蔽容器 8 容器用ドア装置 10 床用ドア装置 15 プラグ保持装置 17 回転体支持装置 27 ガイドレール 33 検出ロッド 44 可動ロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に開口を有し、遠心清澄機の回転体
    の交換時、前記回転体と共に遮蔽床から外した遮蔽プラ
    グを収容する遮蔽容器と、この遮蔽容器の下端に設けら
    れ、前記遮蔽プラグおよび前記回転体が該遮蔽容器に搬
    入されたとき、前記開口を気密に閉止するスライド式ド
    アを有する容器用ドア装置と、前記容器用ドア装置の下
    端に着脱可能に設けられ、前記遮蔽床の開口部から前記
    遮蔽プラグが外されたとき、前記開口部を気密に閉止す
    るスライド式ドアを有する床用ドア装置と、前記遮蔽容
    器の外周部にあって該遮蔽容器内に臨ませた半径方向に
    延びる複数個の固定ピンによって前記遮蔽プラグを所定
    位置に保持するプラグ保持装置と、前記遮蔽容器の上部
    に設けられ、該遮蔽容器内に前記遮蔽プラグおよび前記
    回転体を吊り上げて搬入する巻き上げ装置とを備えてな
    る遠心清澄機の回転体交換装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽容器の内壁に軸方向に沿い、か
    つ周方向に間隔をあけて並ぶ複数本のガイド部材、前記
    遮蔽プラグの上面に前記ガイド部材と接して滑る複数個
    のガイド機構をそれぞれ有し、前記遮蔽プラグおよび前
    記回転体の吊り上げ中、前記ガイド部材と前記ガイド機
    構との接触を保って前記遮蔽プラグおよび前記回転体を
    前記遮蔽容器の中心に合わせるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の遠心清澄機の回転体交換装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽容器内に搬入される前記回転体
    を該遮蔽容器内に臨ませた半径方向に延びる複数個の振
    れ止めによって支持する回転体支持装置を備えることを
    特徴とする請求項1記載の遠心清澄機の回転体交換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記容器用ドア装置および前記床用ドア
    装置内に双方の前記ドアが完全に閉止したときに限り、
    前記容器用ドア装置と前記床用ドア装置とを分離可能に
    するドアロック装置をそれぞれ備えることを特徴とする
    請求項1記載の遠心清澄機の回転体交換装置。
  5. 【請求項5】 前記容器用ドア装置および前記床用ドア
    装置内に双方の前記ドア装置が一体に組み合うときに限
    り、双方の前記ドアの開動作を可能にするドアロック装
    置をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1記載の遠
    心清澄機の回転体交換装置。
  6. 【請求項6】 前記巻き上げ装置の吊り上げ用ワイヤに
    コネクタを備え、前記巻き上げ装置が前記遮蔽容器から
    分離可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の
    遠心清澄機の回転体交換装置。
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