JPH1164197A - 粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置ならびにそこへの試験片送給方法および装置 - Google Patents

粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置ならびにそこへの試験片送給方法および装置

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JPH1164197A
JPH1164197A JP9216362A JP21636297A JPH1164197A JP H1164197 A JPH1164197 A JP H1164197A JP 9216362 A JP9216362 A JP 9216362A JP 21636297 A JP21636297 A JP 21636297A JP H1164197 A JPH1164197 A JP H1164197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各弾性体試験片を、チャック手段によって、
常に同一の適正姿勢で、しかも、所期した通りの一定の
力で把持することで、測定精度を高め、併せて、測定精
度の再現性を高める。 【解決手段】 一対のチャック手段1の各々を、固定ジ
ョウ2および、この固定ジョウ2に対して可動可能な可
動ジョウ3と、可動ジョウ3を閉止方向に付勢するばね
手段4と、可動ジョウ3に設けられて、弾性体試験片S
を固定ジョウ2に押圧する複数本の抜止め突起5とで構
成するとともに、各チャック手段1の可動ジョウ3を開
放方向に変位させる揺動アーム6を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粘弾性体、たと
えば加硫ゴムの、貯蔵弾性率、損失弾性率、損失係数等
の物性を求める目的の下に使用される、主には粘弾性測
定装置のための試験片つかみ装置ならびに、そこへの試
験片送給方法および装置に関するものであり、場合によ
っては、加硫ゴムの引張試験装置および引裂試験装置等
のための装置および方法にも関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車タイヤを例にとれば、近年におい
ては、タイヤの摩耗、疲労・破壊等の耐久性に加えて、
操縦性、安定性、振動乗心地性、低燃費性等の多種多様
の性能が要求されるに至っており、かかる性能を所期し
た通りに実現するためには、ゴム材料の、各種性能に関
連する物性を多岐にわたって高い精度で測定することが
必要である他、材料品質をより木目細かに管理すること
が必要である。
【0003】しかも、物性の測定に関しては、タイヤに
対する要求性能の多様化の下で、より多くの測定を短時
間のうちに行う必要にも迫られており、また、品質管理
に関しては、それを生産ラインでも可能ならしめるべ
く、物性測定の自動化および省力化に対する要望も強
い。
【0004】ところで、加硫ゴムの各種の物性の基礎と
なる粘弾性を測定するための従来装置では、材料の段階
をもって、タイヤ性能を予測し、評価するに足るほどの
高い精度をもって粘弾性を測定することが不可能であ
り、また、測定作業の自動化および省力化もまた不可能
であった。
【0005】これはすなわち、従来のスペクトロメータ
その他の粘弾性測定装置、なかでも動的粘弾性測定装置
では、加硫ゴムからなる短冊状の弾性体試験片、一般的
には幅4mm、厚さ2mm、長さ40mmの試験片の両端部分
をチャック手段により把持するとともに、例えば、その
弾性体試験片の一端に、引張りによる正弦的ひずみを加
え、そのときに試験片に生じた応力、ひずみ量および、
それらの位相差等を測定して、動的貯蔵弾性率
(E′)、動的損失弾性率(E″)損失係数(tan
δ)、複素弾性率(E* ) 等を求める(JIS K71
98参照)に当り、弾性体試験片を、作業者の手作業に
基づき、図7に例示するようなそれぞれのチャック手段
に、スパナ、レンチ等を用いてねじ締め固定することが
不可避であるところ、かかる試験のための試験片は、他
の種類の試験に用いられる試験片に比して小寸法であ
り、しかも、数十μm 、数gfの微小な変位および荷重
を測定する必要があること等に起因して、試験片の把持
に伴う人為的な不均一が、測定精度および測定精度の再
現性に大きな影響を及ぼすことになり、たとえば、多数
の同種サンプルにつき、物性のわずかなばらつきを知り
たい場合であっても、そのばらつきが、動的粘弾性測定
装置の測定誤差の範囲内に含まれることになるという測
定精度上の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの一方で、
動的粘弾性測定装置に、それが本来的に有する測定精度
を充分に発揮させるためには、弾性体試験片の中心軸線
が、引張り外力の作用方向に対して傾いた姿勢でチャッ
ク手段に把持されるのを防止して、その試験片に、引張
力の作用方向と直交する方向の分力が作用するのを回避
することが必要になる他、弾性体試験片のそれぞれの端
部分を片側ずつチャック手段に把持することに起因す
る、その試験片への撓み変形や引張り変形の発生を防止
することが必要になり、さらに、試験片の端部分をチャ
ック手段に、適正な力でねじ締め固定して、締付け力が
強すぎることに起因する、試験片への応力集中を防止す
るとともに、それが弱すぎることに起因する試験片の抜
け出しを防止することが必要になるので、上記目的の達
成に当っては、弾性体試験片の取付けに細心の注意を払
うことが不可避となる他、その取付けのための作業工数
が相当嵩むことになるという問題があった。
【0007】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、それの目的とするところは、チャック手
段による弾性体試験片の把持に当り、作業者の手作業に
原因をおく人為的要素を十分に除去して、各弾性体試験
片を、常に同一にして適正なる姿勢で、しかも、所期し
た通りの一定の力で把持することで、測定精度および、
測定精度の再現性のそれぞれを十分に高めることができ
る、粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置ならびに、そ
こへの試験片送給方法および装置を提供するにある。な
お、これらのそれぞれの装置および方法は、時として
は、引張試験装置および引裂試験装置等のためのものと
することもできる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の、粘弾性測定
装置用の試験片つかみ装置は、弾性体試験片のそれぞれ
の端部分を把持する一対のチャック手段を具えるものに
おいて、各チャック手段を、固定ジョウおよび、この固
定ジョウに対して回動可能な可動ジョウと、可動ジョウ
を閉止方向に付勢するばね手段と、可動ジョウに設けら
れて、弾性体試験片を固定ジョウに押圧する複数本の抜
止め突起とで構成するとともに、各チャック手段の可動
ジョウを開放方向に変位させる揺動アームを設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】このつかみ装置では、各チャック手段の可
動ジョウを、揺動アームによって開放姿勢とした状態の
下で、弾性体試験片のそれぞれの端部分を、その弾性体
試験片の所要の姿勢を維持しつつ、固定ジョウと可動ジ
ョウとの間の所期した通りの位置へ搬入し、その後に、
それぞれの可動ジョウを、ばね手段をもって所定の力で
閉止させ、これによって、可動ジョウにおよび、それに
設けた抜止め突起で、試験片のそれぞれの端部分を、固
定ジョウに適正に押圧することにより、各弾性体試験片
を、チャック手段の同一位置にて把持するとともに、試
験片の中心軸線を、両チャック手段の中心軸線に容易に
一致させることができ、また、弾性体試験片は、フィン
ガーにて直立姿勢に保持されることから、回動運動を行
うそれぞれの可動ジョウにてそれを把持するに当って
の、その弾性体試験片への撓み変形や引張り変形の発生
を有効に防止することができ、そしてさらに、所要のば
ね力を有するばね手段をもって可動ジョウを閉止変位さ
せることで、弾性体試験片を、常に同じ力でかつ適正に
把持して、試験片の締付け力が過大になったり過小にな
ったりするのを十分に防止することができ、これらの結
果として、弾性体試験片の把持のために特別に心を砕く
ことが不要になるとともに、その把持作業の効率が大き
く向上することになり、加えて、粘弾性測定の精度およ
び、その精度の再現性が十分に高められることになる。
【0010】ところで、上記の試験片つかみ装置におい
て、より好ましくは、各可動ジョウに手動操作レバーを
突設し、そのレバーの操作に基く、可動ジョウの所要に
応じた開閉作動を可能ならしめる。
【0011】また、この発明の、粘弾性測定装置用の試
験片つかみ装置への試験片送給方法は、整列保持された
複数枚の弾性体試験片を一枚ずつ取り出すとともに、そ
の弾性体試験片を所定の受渡し位置まで押出変位させ、
その後、受渡し位置に達した弾性体試験片をクランプし
て、対をなすそれぞれのチャック手段の、開放姿勢の可
動ジョウと固定ジョウとの間へ搬入することを特徴とす
るものである。
【0012】この試験片送給方法においてより好ましく
は、弾性体試験片の移動をそれの直立姿勢にて行わせる
こととし、また好ましくは、弾性体試験片を並進運動の
みにて移動させるものとする。
【0013】この方法によれば、弾性体試験片の1枚ず
つを、クランプ手段をもって、たとえば、機械的に、ま
た自動的に、対をなすチャック手段の、それぞれの固定
ジョウと可動ジョウとの間の所期した通りの位置へ確実
に搬入することで、試験片の、チャック手段による把持
を十分適正ならしめて、測定精度および、測定精度の再
現性を有効に高めることができる。
【0014】そしてこのことは、弾性体試験片がチャッ
ク手段に搬入されるまで、それを直立姿勢で移動させる
ことよって、その試験片から、自重の作用に起因する撓
み変形の発生のおそれを除去した場合により効果的であ
る。
【0015】またここで、弾性体試験片を、並進運動の
みにて移動させる場合には、機構部の構造を簡単ならし
め、また、その試験片の位置決め停止を簡単かつ容易な
らしめることができる。
【0016】さらに、この発明の、粘弾性測定装置用の
試験片つかみ装置への試験片送給装置は、複数枚の弾性
体試験片を直立姿勢で保持するストッカーと、弾性体試
験片をストッカーから取り出すサンプル取出手段と、ス
トッカーから取り出された弾性体試験片の一枚ずつを所
定の受渡し位置まで押出変位させるプッシャーと、受渡
し位置に達した弾性体試験片を、それの長さ方向の中央
部でクランプするとともに、弾性体試験片の両端部分
が、上下に対をなすそれぞれのチャック手段の、開放姿
勢の可動ジョウと固定ジョウとの間への入り込み姿勢と
なる位置まで搬送するフィンガーとを具えることを特徴
とするものである。
【0017】この試験片送給装置においてより好ましく
は、弾性体試験片をクランプしたフィンガーの、対をな
すチャック手段と対応する位置への通過を許容するとと
もに、フィンガーの戻り変位の下で、弾性体試験片がそ
れぞれのチャック手段の可動ジョウと固定ジョウとの間
の所定位置に達した姿勢でフィンガーを拘束するストッ
パをも具えるものとする。
【0018】かかる試験片送給装置では、弾性体試験片
をストッカーから取り出すサンプル取出手段と、プッシ
ャーとの協働の下に、弾性体試験片の一枚づつを、フィ
ンガーに対する所定の受渡し位置まで正確に押出変位さ
せ、次いで、弾性体試験片の長さ方向の中央部をフィン
ガーにてクランプするとともに、その弾性体試験片をフ
ィンガーの変位に基づいて、上下のそれぞれの端部分
が、対をなすチャック手段の、開放姿勢の可動ジョウと
固定ジョウとの間への、所期した通りの入り込み姿勢と
なる位置まで正確に搬送することができ、しかる後は、
先に述べた、試験片つかみ装置、なかでも、各チャック
手段の可動ジョウを作用させることで、弾性体試験片
を、自動的に、かつ常に適正に把持することができる。
【0019】またこの送給装置において、弾性体試験片
をクランプ後のフィンガーを、チャック手段と対応する
位置に一旦通過させた後、そのフィンガーの戻り変位工
程中に、ストッパをもって、フィンガーひいては弾性体
試験片を位置決めする場合には、試験片の上下の各端部
分の、可動ジョウと固定ジョウとの間への位置決めを十
分正確に行い得ることはもちろん、チャック手段にて把
持した試験片に対する所定の試験の終了後に、その試験
片を、再びフィンガーにクランプして取り出すに際し、
前記ストッパをもってフィンガーを再度位置決めするこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基いて説明する。図1は、この発明の
試験片つかみ装置の実施形態を示す側面図である。ここ
では、弾性体試験片Sのそれぞれの端部分を把持する一
対のチャック手段1を、仮想の垂直軸線VL上に整列さ
せて配設し、それぞれのチャック手段1に、弾性体試験
片Sに対してともに同じ側に位置する固定ジョウ2を設
けるとともに、試験片Sに対して固定ジョウ2とは反対
側に位置する可動ジョウ3を、試験片S、ひいては、固
定ジョウ2に対して回動可能に設ける。
【0021】また、各チャック手段1には、可動ジョウ
3を、それの閉止方向に付勢するばね手段、たとえば板
ばね4を設ける。なお、図に示すところでは、平板状を
なす板ばね4の一端部をチャック手段本体部分にねじ止
め固定するとともに、板ばね4の他端部分をもって可動
ジョウ3を閉止方向に付勢することとしているも、この
板ばね4に代えて、コイル状、ひげ状その他の形状の圧
縮ばねもしくは引張ばねを用いることもできる。
【0022】そしてさらに、各チャック手段1の可動ジ
ョウ3に、弾性体試験片Sを固定ジョウ2に押圧する複
数本の抜止め突起5を設ける。ここで、先端部分をほぼ
錐状とすることができる抜止め突起5の配列は、たとえ
ば図2に示すように、相互に対向するそれぞれの可動ジ
ョウ3において、互いに近接して位置する突起5の本数
を多くすることにより行うことができ、その近接側の突
起本数は、弾性体試験片Sの幅との関連において適宜に
増加させることができる。この一方で、相互に離隔して
位置する突起本数は、試験片Sの幅の大小にかかわらず
1本のみとすることもできる。しかるに、両可動ジョウ
3の相互の近接側および離間側のそれぞれの抜止め突起
5をともに1本ずつとした場合には、試験片Sの幅の広
狭にかかわらず、そこへの引張力の作用に際し、試験片
Sの幅方向中央部分には引張力が作用しても、他の部分
には幅を減じる方向の力が作用することになるため、高
い測定精度を得ることが難かしい。なおここで、固定ジ
ョウ2には、滑り止めのための複数本の凹凸条を設ける
こともできる。
【0023】以上のようにして構成したそれぞれのチャ
ック手段1の可動ジョウ3を、作業者によらず、機械的
に開放変位させるべく、ここでは、可動ジョウ3に、そ
れの閉止姿勢の下で、チャック手段本体部分に貫通して
固定ジョウ側へ大きく突出するフット部3aを設けると
ともに、このフット部3aを回動変位させる、図ではベ
ルクランク状をなす揺動アーム6を設け、この揺動アー
ム6の作動を司るシリンダ7を設ける。
【0024】これによれば、揺動アーム6の一端部にヒ
ンジ連結したシリンダ7を伸長作動させ、これに基い
て、揺動アーム6の他端部を、支点6aを中心に揺動さ
せて可動ジョウ3のフット部3aに当接させるととも
に、そのフット部3aを、それが弾性体試験片Sに近接
する向きに回動させることで、可動ジョウ3の自動的な
開放が行われることになる。図3は、対をなすそれぞれ
の揺動アーム6の、このような作用の下で、それぞれの
可動ジョウ3を同時に開放させた状態を示す。
【0025】そしてさらに、このつかみ装置では、各可
動ジョウ3に、前記フット部3aとは反対側へ突出する
手動操作レバー3bを設け、このレバー3bを手動操作
することで、可動ジョウ3を、揺動アーム6の作動とは
独立して、開放変位可能ならしめる。
【0026】以上のような試験片つかみ装置によれば、
それぞれのチャック手段1のフット部3aもしくは手動
操作レバー3bを作動させて、可動ジョウ3を図3に示
すような開放姿勢に維持した状態で、弾性体試験片Sを
図3の紙面と直交する方向に移動させて、それの上下の
それぞれの端部分を、両ジョウ間の所定の位置に位置決
めし、その後、それぞれの可動ジョウ3を、板ばね4の
作用下で適正な力で閉止させることにより、弾性体試験
片Sを、突起5による押込み変形の下で、常に所期した
通りの姿勢および把持力で、それに撓みを生じることな
しに、短時間のうちに簡単かつ容易に、しかも確実に把
持することができる。
【0027】図4(a),(b)はそれぞれ、所定の位
置に配設される、上述したような試験片つかみ装置への
試験片送給装置の実施形態を示す平面図および正面図で
ある。図中11は、弾性体試験片Sのストッカーを示
し、このストッカー11は、たとえば、幅4mm、厚さ2
mm、長さ35〜40mm程度の寸法の弾性体試験片Sの複
数枚を直立姿勢で整列させて保持すべく機能する。
【0028】このようなストッカー11の一方側には、
そこからの試験片Sの取り出しを司るサンプル取出手
段、図では、所定の力でロッドを押出し付勢すること
で、弾性体試験片Sをそれの厚み方向に押圧する押出手
段12を設けるとともに、そのストッカー11の他方側
には、押出手段12によってストッカー11から押出さ
れた試験片Sの一枚ずつを、所定の受渡し位置まで正確
に押出変位させるプッシャー13を設ける。
【0029】ここで、押出手段12とプッシャー13と
の協働下での、弾性体試験片Sの一枚ずつのこの押出変
位は、図5に部分拡大平面図で示すように、プッシャー
13の作用部である先端部分に、試験片Sの厚みと対応
する平面幅の切欠部13aを、ストッカー11と隣接す
る側に形成して設け、押出手段12の、試験片Sに対す
る常時の押圧作用下で、プッシャー13のその切欠部1
3aが、ストッカー内に整列保持された試験片Sと対応
する位置に達したときに、切欠部13a内に一枚の試験
片Sだけを受容し、続いて、そのプッシャー13を、そ
こに連結したシリンダ14をもって、一枚の試験片Sと
ともに進出変位させることにより実現することができ、
かかる進出変位に当り、弾性体試験片Sの厚さ方向の前
面は切欠部13aの壁面により、また、厚さ方向の背面
はストッカー側壁により、そして、試験片Sの底面はベ
ースプレート15によりそれぞれ規整されることにな
る。
【0030】そして、これと同様のことは、たとえば、
プッシャー13の、上記切欠部13aの形成位置と対応
する部分に、ストッカー11の側壁側へばね付勢される
プレートを配置し、押出手段12をもって常時押圧され
る弾性体試験片Sによってそのプレートを、弾性体試験
片Sの厚み相当分だけ後退変位させることに基づき、試
験片Sの一枚ずつをプッシャー側へ取込むことをもって
してもまた行うことができる。
【0031】ところで、プッシャー13の進退ストロー
クは、それに連結したシリンダ14によって正確にコン
トロールされることから、上述のようにしてストッカー
11からプッシャー13に引渡された各1枚の試験片S
は、プッシャー13の進出ストロークによって、ベース
プレート15上を、所定の受渡し位置Aまで正確に押出
変位されることになる。
【0032】またここでは、受渡し位置Aまで取出され
た弾性体試験片Sを、それの長さ方向の中央部でクラン
プするとともに、その試験片Sを、上下に対をなすそれ
ぞれのチャック手段1へ搬送するフィンガー16を設け
る。かかるフィンガー16は、図4(a)および図5に
平面図で示すように、位置Aの試験片Sを隔てて相互に
開閉変位可能な、ここではほぼクランク形状をなす1対
の爪部材16aにて構成することができ、そのフィンガ
ー16の開閉作動は、そこに連結した二軸平行開閉形エ
アシリンダ17の開閉動作によって行うことがてきる。
そしてまた、フィンガー16のチャック手段1への試験
片搬送作動は、フィンガー16の取付ベース18を、た
とえばロッドレスシリンダ19によって進退駆動するこ
とにより行うことができる。
【0033】従って、フィンガー16による試験片Sの
クランプは、たとえば、プッシャー13によって所定の
受渡し位置Aまで押出変位されたその試験片Sに対し、
開放状態としたフィンガー16をその受渡し位置Aまで
進出変位させて停止し、そこで、そのフィンガー16
を、二軸平行開閉形エアシリンダ17によって閉止作動
させることにより、または、これとは逆に、所定の受渡
し位置Aで、予め開放姿勢で待機させたフィンガー16
間へ、試験片Sを、プッシャー13によって押出変位さ
せた後、そのフィンガー16を閉止作動させることによ
り行うことができ、そして、このようにしてフィンガー
16にクランプした弾性体試験片Sの、一対のチャック
手段1への搬送は、ロッドレスシリンダ19の作動に基
づくフィンガー16および弾性体試験片Sの後退変位に
よって、その試験片Sの上下のそれぞれの端部分を、図
3に示すように、可動ジョウ3を開放姿勢としたそれぞ
れのチャック手段1の固定ジョウ2と可動ジョウ3との
間に入り込ませるとともに、それらの間の所定位置に位
置決めすることにて行うことができる。
【0034】ここで、試験片Sのそれぞれの端部分の、
両ジョウ2,3間での位置決めは、フィンガー16およ
び弾性体試験片Sの後退変位に当たって、たとえば、取
付けベース18その他の後端面をストッパに当接させる
ことにより行い得ることはもちろんであるが、より好ま
しくは、試験片Sをクランプしたフィンガー16を、対
をなすチャック手段1のそれぞれの可動ジョウ3の開放
姿勢の下で、一旦それの後退限位置Bまで後退変位させ
るとともに、その後に続くフィンガー16の進出変位に
先だって、図6に要部拡大平面図で例示するように、取
付けベース18の進出経路内へ、ストッパ20を、たと
えば、ロータリエアシリンダ21によるそれの回動運動
に基いて突出させ、そのストッパ20に、取付けベース
18の前端面を当接させることでフィンガー16、ひい
ては、試験片Sの位置決めを行う。
【0035】すなわち、この後者によれば、チャック手
段1にて把持した弾性体試験片Sに対する所要の試験の
間、フィンガー16を、それの後退限位置Bに待機させ
るとともに、試験を終えた弾性体試験片Sをそのフィン
ガー16の作用をもってチャック手段1から取り外す場
合に、前記ストッパ20によって、フィンガー16の進
出位置を、弾性体試験片Sと対応する位置に正確に位置
決めすることもできる利点がある。
【0036】ところで、弾性体試験片Sの上下のそれぞ
れの端部分を、上述のようにして可動ジョウ3と固定ジ
ョウ2との間に正確に位置決めした後は、それぞれの揺
動アーム6をシリンダ7をもって回動変位させて、それ
ぞれの可動ジョウ3のフット部3aに対する拘束を解除
することにより、それらの可動ジョウ3は、板ばね4の
ばね力に基いて同時に閉止作動して、試験片Sを、固定
ジョウ2に対して所期した通りに適正に挟み込む。
【0037】なおここで、試験片Sの、それぞれのチャ
ック手段1による把持姿勢は、プッシャー13の進出位
置、フィンガー16の試験片クランプ位置、ストッパ2
0の位置と関連する、試験片Sのチャック手段1への引
渡し位置等を調整することで、すぐれた再現性の下で、
常に所期した通りのものとすることができる。
【0038】そして、試験片Sの、上述のような適正な
る挟み込み状態の下では、可動ジョウ3に設けられたそ
れぞれの抜止め突起5が、先端部分でほぼ錐状をなす
も、各先端の曲面状部分で、試験片Sに傷をもたらすこ
となくそれをしっかりとかつ確実に保持するので、試験
片Sの抜けや滑りが生じることがなく、また、試験片S
の突起押込み部に極端な応力集中が生じることもない。
【0039】このようにして、ストッカー11から取り
出された1枚の弾性体試験片Sを対をなすチャック手段
1に適正に把持させた後は、好ましくは、それらのチャ
ック手段1の作用に基づく、試験片Sに対する試験の終
了に至るまで、フィンガー16をそれの後退限位置Bま
で後退させて待機させる。そして、試験の終了後は、フ
ィンガー16を、それの開放下で、ストッパ20の作用
位置まで進出変位させ、そこでフィンガー16による試
験片Sの再度のクランプを行わせるとともに、それぞれ
のチャック手段1の可動ジョウ3を開放して試験済みの
試験片Sをチャック手段1からフィンガー16に引き渡
す。
【0040】この一方で、フィンガー16は、試験片S
のその引渡し位置と後退限位置Bとの間または、その後
退限位置Bと、ストッパ20の開放下での、次の試験片
Sの受渡し位置Aとの間のいずれかの変位に当って、所
定の位置でフィンガー16を開放してそこにクランプし
た試験済試験片Sを廃棄する。
【0041】以上のようにして一の試験片Sに対する試
験を終えた後は、ストッカ−11から取り出される他の
試験片Sに対して上述したところと同様の作業を繰返
す。
【0042】
【発明の効果】かくして、この発明の試験片つかみ装置
では、弾性体試験片を、所要の姿勢に維持しつつ、対を
なすチャック手段の固定ジョウと可動ジョウとの間の所
期した位置に搬入することで、チャック手段による試験
片の把持姿勢を、簡単かつ容易に、常に適正なものとす
ることができ、また、弾性体試験片への撓み変形や引張
り変形の発生は、試験片を、それの直立姿勢で上下の可
動ジョウの中心位置へ送給し、そこで両可動ジョウを同
時に閉止させることによって十分に防止することができ
る。
【0043】そしてさらに、可動ジョウを、所要のばね
力を有するばね手段の作用下にて閉止させることで、抜
止め突起の作用とも相俟って弾性体試験片を常に適正な
力で把持することができる。
【0044】また、この発明の、試験片つかみ装置への
試験片送給方法によれば、試験片の1枚ずつを、クラン
プ手段をもって機械的に、対をなすチャック手段の固定
ジョウと可動ジョウとの間の所期した通りの位置へ確実
に搬入することで、チャック手段による試験片の把持を
常に適正ならしめて、測定精度を高め、併せて、測定精
度の再現性を高めることができる。
【0045】加えて、この発明の、試験片つかみ装置へ
の試験片送給装置によれば、上記方法の発明を、簡単な
装置構造の下にて確実に実現することができるととも
に、一連の工程を、容易に完全自動化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験片つかみ装置の実施形態を示す側面図であ
る。
【図2】抜止め突起の配置形態を示す図である。
【図3】可動ジョウの開放状態を示す図1と同様の図で
ある。
【図4】試験片送給装置の実施形態を示す平面図および
正面図である。
【図5】図4に示す装置の要部拡大平面図である。
【図6】ストッパの関連部分を示す要部拡大平面図であ
る。
【図7】従来のチャック手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
S 弾性体試験片 1 チャック手段 2 固定ジョウ 3 可動ジョウ 3a フット部 3b 手動操作レバー 4 板ばね 5 抜止め突起 6 揺動アーム 6a 支点 7,14 シリンダ 11 ストッカー 12 押出手段 13 プッシャー 13a 切欠部 15 ベースプレート 16 フィンガー 16a 爪部材 17 二軸平行開閉形エアシリンダ 18 取付けベース 19 ロッドレスシリンダ 20 ストッパ 21 ロータリエアシリンダ VL 仮想の垂直軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 潔 東京都国立市谷保1053−1 株式会社日本 アプライドテクノロジ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体試験片のそれぞれの端部分を把持
    する一対のチャック手段を具える粘弾性測定装置用の試
    験片つかみ装置において、 各チャック手段を、固定ジョウおよび、この固定ジョウ
    に対して回動可能な可動ジョウと、可動ジョウを閉止方
    向に付勢するばね手段と、可動ジョウに設けられて、弾
    性体試験片を固定ジョウに押圧する複数本の抜止め突起
    とで構成するとともに、各チャック手段の可動ジョウを
    開放方向に変位させる揺動アームを設けたことを特徴と
    する粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置。
  2. 【請求項2】 各可動ジョウに手動操作レバーを突設し
    てなる請求項1に記載の粘弾性測定装置用の試験片つか
    み装置。
  3. 【請求項3】 整列保持された複数枚の弾性体試験片を
    一枚ずつ取り出すとともに、その弾性体試験片を所定の
    受渡し位置まで押出変位させ、その後、受渡し位置に達
    した弾性体試験片をクランプして、対をなすそれぞれの
    チャック手段の、開放姿勢の可動ジョウと固定ジョウと
    の間へ搬入することを特徴とする粘弾性測定装置用の試
    験片つかみ装置への試験片送給方法。
  4. 【請求項4】 弾性体試験片の移動をそれの直立姿勢に
    て行わせることを特徴とする請求項3に記載の粘弾性測
    定装置用の試験片つかみ装置への試験片送給方法。
  5. 【請求項5】 弾性体試験片を並進運動のみにて移動さ
    せることを特徴とする請求項3もしくは4のいずれかに
    記載の粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置への試験片
    送給方法。
  6. 【請求項6】 複数枚の弾性体試験片を直立姿勢で保持
    するストッカーと、弾性体試験片をストッカーから取り
    出すサンプル取出手段と、ストッカーから取り出された
    弾性体試験片の一枚ずつを所定の受渡し位置まで押出変
    位させるプッシャーと、受渡し位置に達した弾性体試験
    片を、それの長さ方向の中央部でクランプするととも
    に、弾性体試験片の両端部分が、上下に対をなすそれぞ
    れのチャック手段の、開放姿勢の可動ジョウと固定ジョ
    ウとの間への入り込み姿勢となる位置まで搬送するフィ
    ンガーとを具えることを特徴とする粘弾性測定装置用の
    試験片つかみ装置への試験片送給装置。
  7. 【請求項7】 弾性体試験片をクランプしたフィンガー
    の、対をなすチャック手段と対応する位置への通過を許
    容するとともに、フィンガーの戻り変位の下で、弾性体
    試験片がそれぞれのチャック手段の可動ジョウと固定ジ
    ョウとの間の所定位置に達した姿勢でフィンガーを拘束
    するストッパを具えることを特徴とする請求項6に記載
    の粘弾性測定装置用の試験片つかみ装置への試験片送給
    装置。
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