JPH1164014A - 測位装置、地域情報提供装置及び課金装置 - Google Patents

測位装置、地域情報提供装置及び課金装置

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JPH1164014A
JPH1164014A JP9216702A JP21670297A JPH1164014A JP H1164014 A JPH1164014 A JP H1164014A JP 9216702 A JP9216702 A JP 9216702A JP 21670297 A JP21670297 A JP 21670297A JP H1164014 A JPH1164014 A JP H1164014A
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JP9216702A
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Inventor
Sadao Sasaki
定男 佐々木
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局数に左右されず又は基地局増設を要す
ることなく、移動体の高精度測位が可能な測位装置;現
在地に関連する適確な情報を提供する地域情報提供装
置;施設利用料や購入商品代金を、現在地確認と認証を
経て、キャッシュレス自動課金を行う課金装置を提供す
る。 【解決手段】 緯度経度データを出力するGPS受信
機、及び地表上の一定範囲を緯線と経線でメッシュ状に
分割したセルについて、そのセルを表す緯度経度データ
と当該セル特定用セルコードからなるセルデータを記憶
する手段と、GPS受信機が出す測位データを記憶され
ているセルデータの中の緯度経度データと照合して、測
位データと一致する緯度経度データを含むセルデータを
探索し、その中のセルコードを出力する探索手段と、探
索手段が出力したセルコードを格納する手段と、一時格
納されたセルコードを自動的に又は要求に応じて外部に
送出する送出手段とを有する測位データ出力機からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の現在位置
を測定する測位装置、同測位装置を利用した地域情報提
供装置及び同測位装置を利用した課金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体の現在位置を測定し又は検
出する装置には、次の二つがある。その一つは、カーナ
ビゲーションシステムで用いられているGPS(Global
Positioning System)を利用して、地図を表示する画面
上に現在位置をシンボルで示すものである。これは、複
数個のGPS衛星から軌道要素やGPSタイム等を含む
衛星信号を受信し、所定の計算式により演算して、当該
装置の現在位置を表す緯度経度からなる座標データを
得、これを地図の座標データと同一の緯度経度上に現在
位置としてシンボルで表示するものである。もう一つ
は、PHS(Personal Handyphone System) の各端末の
位置登録情報を利用するものである。これは、PHSシ
ステムにおいては、マイクロセルという、半径100〜
200mのサービスエリアを有する各PHS無線基地局
が、基地局識別情報を常時発信し、これを受信したPH
S端末が記憶しているものと異なるとき、その端末番号
を送信するので、これを受信したPHS無線基地局は、
これをPHSサービス制御局に送信して、着信接続のた
めに移動するPHS端末の位置登録を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーナビゲーションシ
ステムによる現在位置表示は、上記のように、地図座標
上に現在位置をシンボルにより点状に表示するものであ
るため、現在位置に関連する情報を当該装置の利用者に
提供する場合に、次のような不都合があった。提供する
情報が例えばCD−ROM等に記録されている場合は、
現在位置を中心とする一定範囲の地域を設定し、その地
域に属する情報を検索して、画面に表示するが、情報提
供要求時点から現在位置データに基づく一定地域の設定
及び情報検索を経て所要の情報を表示する時点までに、
多くの操作と情報処理及び制御が必要であるため、車の
運転中又は停車中という制約された状況の元で、時間が
僅かでも長く掛かることは、不便である。また、車の通
常の移動範囲の全てをカバーできる情報、それも複数種
の情報をCD−ROMなどの固定記憶装置に格納する場
合は、大容量の記憶装置を備える必要が有り、装置の高
額化の原因にもなる。さらに、情報が日々変化する種類
のものである場合は、CD−ROMの更新にコストが掛
かる。カーナビゲーション装置において現在地と目的地
の設定後に、情報の通信による提供を要求することによ
り、現在地から目的地までの周辺地域に関連する最新情
報を情報送信センターから当該要求をしたカーナビゲー
ション装置に送信し、同装置の記憶装置にその最新情報
を格納する技術が提案されている。しかし、この情報提
供装置においては、現在地から目的地までの距離が大き
い場合は、通信により提供される情報量が膨大になり、
とくに、提供可能な情報の種類が多い場合は、カーナビ
ゲーション装置にやはり同様に大容量の記憶装置が必要
となり、コストアップの原因となる。
【0004】また、PHSシステムの位置登録機能を用
いて、当該端末の現在位置を割り出す方式は、無数の無
線基地局の設置が必要であるため、現在位置検知対象を
都市部に限らず、いかなる地域をも含めようとすると、
膨大な設備費が掛かるという問題がある。そして、基地
局が設置されない地域では、現在位置の認識又は表示が
不可能である。従って、例えば、都市部以外の地域で行
われるエベント会場の入場料や商品代金や役務対価の精
算を、その入場者の現在位置情報と入場者の認証に基づ
く課金により代替することができない。そのため、この
ようなエベント会場の入場料や商品代金等の精算は、都
会から離れた場所であるにも拘らず、現金、クレジット
カードあるいはプリペイドカード等の有価有体物を用い
て行わなければならないなどの不都合がある。
【0005】さらに、移動体の現在位置の認識精度につ
いて検討すると、PHSシステムの場合は、最小通信エ
リア(マイクロセル)の半径が100〜200mと比較
的狭いので認識精度が比較的高いが、上記のように、多
数の基地局の設置が必要になる難点がある。携帯電話の
場合は、基地局の数は少なくてよいが、最小通信エリア
(マクロセル)が半径1〜2kmないし十数kmと大き
くなるため、認識精度が低下し、さらに、最近提唱され
ている衛星通信を用いる場合は、1個の通信衛星(C
S)で半径50km程度の広範な通信エリア(メガセ
ル)をカバーできるが、現在位置の認識は不可能であ
る。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、その第一の課題は、通信エリアの大小に関わり
なく、また、基地局の多寡に左右されず又は基地局の増
設を要することなく、合理的な小さいエリア単位で高い
認識精度をもって、移動体の現在位置の測定が可能な測
位装置を提供することにある。第二の課題は、その測位
装置を利用して、移動体の現在位置に関連する地域情報
を適確に提供することができる地域情報提供装置を提供
することにある。第三の課題は、通信加入契約者が現在
位置で利用した施設の利用料や購入した商品代金や受け
た役務の対価などの精算を行う場合に、前記測位装置を
利用して、その精算者の本人確認、認証及び精算額の課
金を自動的に行うことができる課金装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明による測位装置は、GPS受信機と測位
データ出力機とからなり、前記GPS受信機は、複数個
のGPS衛星から受信した衛星信号に含まれる軌道要素
及びGPSタイム等を用い、所定計算式により演算し
て、緯度経度で表された測位データを出力するものであ
り、前記測位データ出力機は、地表上の一定範囲を一定
の緯度毎及び一定の経度毎の緯線と経線によりメッシュ
状に分割して得られる多数のセルについて、そのセルの
領域を表す緯度経度データと当該セルを特定するセルコ
ードとからなるセルデータを記憶させたセルデータ記憶
手段と、前記GPS受信機により得られた測位データを
前記セルデータ記憶手段から読出したセルデータの中の
緯度経度データと照合して、前記測位データと一致する
緯度経度データを含むセルデータを探索し、探索したセ
ルデータの中のセルコードを出力するセル探索手段と、
前記セル探索手段が出力したセルコードを格納する一時
格納手段と、前記一時格納手段に格納されたセルコード
を自動的に又は要求に応じて外部に送出するセルコード
送出手段とからなることを特徴としている。上記構成に
おいて、GPS受信機は、複数個のGPS衛星からの衛
星信号を受信し、演算して、測位装置の現在位置を表す
測位データを測位データ出力機に出力する。測位データ
出力機のセル探索手段は、セルデータ記憶手段から各セ
ルの範囲を表す緯度経度データとセルコードからなるセ
ルデータを順次読出し、GPS受信機から入力した測位
データである緯度経度データと照合して、後者の緯度経
度データがいずれのセルの緯度経度データと一致するか
を調べ、一致する緯度経度データがあった場合は、その
セルのセルコードを一時格納手段に出力して、一時記憶
する。格納されたセルコードは、通信機を経て外部に出
力される。
【0008】第二の課題を解決する地域情報提供装置
は、情報要求装置と情報送信センターとからなり、前記
情報要求装置は、測位装置と表示手段と入力手段と送信
要求手段と記憶手段と通信機とを有し、前記測位装置
は、GPS受信機と測位データ出力機とからなり、前記
GPS受信機は、複数個のGPS衛星から受信した衛星
信号に含まれる軌道要素及びGPSタイム等を用い、所
定計算式により演算して、緯度経度で表された測位デー
タを出力するものであり、前記測位データ出力機は、地
表上の一定範囲を一定の緯度毎及び一定の経度毎の緯線
と経線によりメッシュ状に分割して得られる多数のセル
について、そのセルの領域を表す緯度経度データと当該
セルを特定するセルコードとからなるセルデータを記憶
させたセルデータ記憶手段と、前記GPS受信機により
得られた測位データを前記セルデータ記憶手段から読出
したセルデータの中の緯度経度データと照合して、前記
測位データと一致する緯度経度データを含むセルデータ
を探索し、探索したセルデータの中のセルコードを出力
するセル探索手段と、前記セル探索手段が出力したセル
コードを格納する一時格納手段と、前記一時格納手段に
格納されたセルコードを自動的に又は要求に応じて外部
に送出するセルコード送出手段とからなり、前記表示手
段は、提供可能な情報の種類及び後記通信機が地域情報
送信センターから受信した地域情報を表示するものであ
り、前記入力手段は、表示手段に表示された、提供可能
な情報の種類を選択して入力する情報選択スイッチと、
情報送信センターとの間の通信を要求する送信要求スイ
ッチとを含み、前記通信機は、前記送信要求に基づき前
記セルコード及び情報種類指定信号を含む送信要求信号
を前記情報送信センターに送信し、かつ、前記情報送信
センターより送信される情報を受信するものであり、前
記記憶手段は、前記情報送信センターより受信した情報
を格納するものであり、前記情報送信センターは、前記
情報要求装置の通信機との間で通信する通信機と、前記
情報要求装置により提供可能な種類の情報を各セルに対
応して逐次更新して記憶する情報記憶手段と、前記情報
記憶手段に随時更新された情報の書込を行い、かつ、前
記情報要求装置から受信した送信要求信号に基づき、当
該種類の情報を前記情報記憶手段から読出して前記通信
機に出力する制御手段とを有することを特徴としてい
る。上記構成において、情報要求装置の測位装置は、上
記の測位装置と同一であり、現在位置が含まれるセルの
セルコードを出力する。表示手段には、この情報要求装
置荷より提供可能な情報の種類を表示する。情報選択ス
イッチで欲しい情報の種類を指定して,送信要求スイッ
チを操作して送信要求指令を出すと、通信機は現在位置
を表すセルコードと要求された情報種類を表すデータを
送信する。記憶手段は、地域情報送信センターから送ら
れてくる情報を記憶する。地域情報送信センターは、各
セルの各種の地域情報を格納している。通信機が他の通
信路から更新された情報を受信すると、書込読出制御手
段が情報記憶手段の記憶内容を書き替える。情報要求装
置から送信要求指令を受けると、書込読出制御手段は、
当該送信要求信号により指定された種類の情報を読出し
て、当該情報要求装置に送信する。情報要求装置は、受
信した情報を表示手段に表示する。
【0009】さらに、第三の課題を解決する課金装置
は、測位装置付き移動通信端末と、精算機と、通信網に
接続されたサービス制御局とからなり、前記測位装置付
き移動通信端末は、測位装置を内蔵した衛星端末、携帯
端末又はPHS端末であって、前記測位装置はGPS受
信機と測位データ出力機とを有し、前記GPS受信機
は、複数個のGPS衛星から受信した衛星信号に含まれ
る軌道要素及びGPSタイム等を用い、所定計算式によ
り演算して、緯度経度で表された測位データを出力する
ものであり、前記測位データ出力機は、地表上の一定範
囲を一定の緯度毎及び一定の経度毎の緯線と経線により
メッシュ状に分割して得られる多数のセルについて、そ
のセルの領域を表す緯度経度データと当該セルを特定す
るセルコードとからなるセルデータを記憶させたセルデ
ータ記憶手段と、前記GPS受信機により得られた測位
データを前記セルデータ記憶手段から読出したセルデー
タの中の緯度経度データと照合して、前記測位データと
一致する緯度経度データを含むセルデータを探索し、探
索したセルデータの中のセルコードを出力するセル探索
手段と、前記セル探索手段が出力したセルコードを格納
する一時格納手段と、前記一時格納手段に格納されたセ
ルコードを要求に応じて外部に送出するセルコード送出
手段とを有するものであり、前記精算機は、商品代金又
は役務対価などを精算するためのものであって、前記測
位装置付き移動通信端末との間で通信網を介して接続さ
れる通信端末と、その通信端末を介して精算許可信号を
入力したことに基づき、精算金額情報を前記通信端末に
出力する出力手段とを有し、前記サービス制御局は、通
信網を介して移動通信端末の端末番号を受信するたびに
認証を行い、加入契約者の測位装置付き移動通信端末か
らセルコードを受信するたびに、その測位装置付き移動
通信端末の端末番号と前記セルコードとを対応させて位
置登録をし、測位装置付き移動通信端末から前記精算機
に発呼された場合に、その測位装置付き移動通信端末受
信したセルコードが前記精算機について登録しているセ
ルコードと一致したときに、前記精算機に精算許可信号
を出力し、前記精算機から受信した精算金額情報を当該
測位装置付き移動通信端末を所持する加入契約者に対す
る課金情報として記憶手段に記憶して、課金処理を行う
ものであることを特徴としている。上記構成において、
測位装置付き移動通信端末は、電源を投入されると、位
置登録のための端末番号と現在位置を表すセルコードと
を発信する。精算機で精算する際に、顧客の有する測位
装置付き移動端末からその精算機の通信端末の端末番号
に対して発呼すると、通信網に接続されているサービス
制御局が、測位装置付き移動端末の端末番号の認証及び
位置登録を行う。また、サービス制御局は、認証が成立
した場合は、測位装置付き移動端末から受信したセルコ
ードと精算機の通信端末について登録しているセルコー
ドとを照合し、一致したときは、精算機に精算許可信号
と測位装置付き移動端末から受信したセルコードとを与
える。精算機は、精算許可信号の受信に基づき、その顧
客に対する精算金額情報をサービス制御局に送出する。
サービス制御局は、測位装置付き移動端末(顧客)の端
末番号、精算機の端末番号、セルコード(精算場所)、
精算金額、通信時刻を、課金情報として記録する。この
課金情報に基づいて、一定の時期に課金処理がなされ
る。精算機に中央管理装置を接続し、精算機は、精算許
可信号の入力に基づき、精算金額情報を通信端末及び中
央管理装置に出力し、中央管理装置においても、測位装
置付き移動端末(顧客)の端末番号、セルコード、精算
金額及び通信時刻を、顧客ごとに記録することが望まし
い。サービス制御局による課金処理が目的を達成したか
否かを管理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係
る測位装置の概略的構成を示すブロック図、図2はより
詳細な構成を示すブロック図である。
【0011】測位装置は、GPS受信機1と、測位デー
タ出力機2とからなる。図1のGPS受信機1は、カー
ナビゲーション装置などにおいて広く用いられているも
のと同一のものであり、図2に示すように、受信手段1
Aと演算手段1Bとからなっている。受信手段1Aは、
複数個のGPS衛星から発信される衛星信号を受信する
ためのアンテナ11と、基準発振器12と、増幅器、検
波器、周波数変換器などで構成された高周波部13と、
符号発生器、相関器、周波数変換器、復調器などで構成
された信号処理部13とからなっている。また、演算手
段1Bは、プロセッサ、時計、ROM及びRAMなどで
構成された制御演算部15からなっている。
【0012】そして、受信手段1Aは、複数個のGPS
衛星から受信した衛星信号を復調して、これに含まれる
軌道要素とGPSタイムを演算手段1Bに与えると、演
算手段1Bは、所定の計算式に基づいて演算して、この
測位装置の観測点の位置を表す緯度経度データを得て、
これを測位データ出力機2に出力するようになってい
る。
【0013】測位データ出力機2は、基本的には、図1
に示すように、制御部であるCPU21と、システムプ
ログラム及び固定情報を記憶するROM22と、ワーキ
ングデータを一時的に記憶するRAM23と、入力部2
4と、表示器25と、通信機26とを有している。RO
M22には、固定情報として、後述されるセルデータが
記憶されている。ROMの代わりに、外部記憶装置を用
いてもよい。ここでは、セルデータを記憶する部分を、
図2に示すように、セルデータ記憶手段という。
【0014】セルデータ記憶手段22Aには、地表上の
一定範囲、すなわち、ある地域を、一定の緯度毎及び一
定の経度毎の緯線と経線によりメッシュ状に分割して得
られる多数のサービス提供単位地域(本明細書ではこれ
をセルという。)について、そのセルの領域を表す緯度
経度データと当該セルを特定するため割当てられたコー
ド(セルコードという)とからなるセルデータが記憶さ
れている。
【0015】図3に基づいて、セル及びセルデータにつ
いて説明する。図3(a)におけるLa1,La2,L
a3,……は、この測位装置を用いる地域における緯線
の内、一定の緯度毎に選択された緯線の一部を示す。ま
た、Lo1,Lo2,Lo3,……は、同地域における
経線の内、一定の経度毎に選択された経線の一部であ
る。緯線La1,La2,La3,……と、経線Lo
1,Lo2,Lo3,……は、データ処理の簡素化のた
め、等間隔とされている。そして、前記地域の地表面が
多数の緯線と経線によりメッシュ状に分割されて、隣接
する緯線と隣接する経線とで囲まれた正方形の等面積の
エリアを、セルと称している。セルは、PHSシステム
等における単位通信エリアを意味するセル(マイクロセ
ル)とは異なり、位置認識のための最小区画である。従
って、セルの大きさを決定する緯度・経度の間隔は、測
位装置の使用目的に応じて任意に設定することができ
る。
【0016】各セルには、他のセルと識別するために一
定の法則に基づいて定められるセルコードが付されてい
て、そのセルコードがセルデータ記憶手段22Aに記憶
されている。図3(a)のC11,C12,…;C2
1,C22,…;C31,C32,…がセルコードであ
るとする。実際は、コンピュータ処理に適するデータで
構成されている。また、各セルに対応して、そのセルに
含まれる緯度経度の範囲を示す緯度経度データがセルデ
ータ記憶手段22Aに記憶されている。緯線La1,L
a2と経線Lo1,Lo2とで囲まれたセルC11の緯
度経度データは、図3(b)に例示されたように、緯線
La1と経線Lo1との交点Aの緯度経度がx1・y
1、緯線La2と経線Lo2との交点Bの緯度経度がx
10・y10とすれば、セルC11の緯度経度データ
は、例えば、x1〜10・y1〜10である。上記のよ
うに、セルデータ記憶手段22Aには、所定の地域をカ
バーするすべてのセルについて、当該セルのセルコード
と、そのセルの範囲を特定する緯度経度データとで構成
されたセルデータとが、対応させて記憶されている。
【0017】CPU21は、測位データ出力機2の主要
機能を実現する手段として、読出制御手段211と、セ
ル探索手段212と、書込読出制御手段213と、表示
制御手段214と、通信制御手段215とを構成してい
る。
【0018】書込読出制御手段213は、測位データ出
力機2がGPS受信機1より測位データ(緯度経度デー
タ)を受信したときに、その測位データをRAMで構成
されている一時記憶手段23に格納する。読出制御手段
211は、測位データ出力機2がGPS受信機1より測
位データを受信して一時記憶手段23に記憶したとき
に、セルデータ記憶手段22Aからセルデータを所定の
順序に従って読出し、セル探索手段212に出力する。
セル探索手段212は、書込読出制御手段213を介し
て一時記憶手段23から読出した測位データ(GPS受
信機から与えられた緯度経度データ)をセルデータ記憶
手段22Aから読出されたセルデータと照合し、前記測
位データと一致する緯度経度データを含むセルデータが
あるか否かを調べ、一致するものを見付け出した時に、
一致したセルデータのセルコードを出力する。セル探索
手段が出力したセルコードは、この測位装置の現在位置
を示すものであり、一時記憶手段23に格納される。
【0019】セルデータ記憶手段22Aには、この測位
装置が使用される地域のセルデータが格納されていなけ
ればならない。全世界又はある国の全域をカバーするセ
ルデータを一つの記憶装置に格納することは、記憶容量
の制約を受けて実現困難であり、また、測位装置の使用
者の行動範囲を考慮すると、不経済でもある。セルデー
タ記憶手段22AにCD−ROMを用いる場合は、行動
範囲が広い使用者に対しては、例えば複数枚のCD−R
OMの自動交換機構で対応できる。また、使用地域に応
じてその地域のセルデータが格納されているCD−RO
Mを選択して用いればよい。セルデータ記憶手段22A
に、フラッシュメモリ(EEPROM)のように、書き
替え可能な記憶媒体を用いる場合は、使用地域のセルデ
ータを通信回線を経て受信して、セルデータ記憶手段2
2Aに保存する方法を採ることもできる。
【0020】一時格納手段23に格納されたセルコード
は、通常は、測位装置の使用者が必要とする時に、出力
することがよい。このため、この実施例では、測位デー
タ出力機2に、表示スイッチ241及び送信スイッチ2
42を備えるとともに、表示器25と通信機26とを備
えている。表示スイッチ241をONすると、一時記憶
手段23からセルコードが読出されて、表示器26に表
示されるようになっている。また、送信スイッチ242
をONしたときは、一時格納手段23から読出されたセ
ルコードが通信機26を経て、外部に送出されるように
なっている。すなわち、測位装置の通信機26は、移動
通信端末、例えば、PHS端末、携帯端末又は衛星端末
を内蔵しており、測位装置の携帯者の意思決定に基づい
て、通信網を介して現在位置情報(セルコード)を所望
の相手方に与えることができる。また、通信網を経て外
部より現在位置の問合わせを受けた場合に、自動的に、
一時格納手段23に保持されているセルコードを読出
し、通信機26を経て問合わせ元に送信するように、自
動応答を行うための制御プログラムを組むこともでき
る。
【0021】測位装置は、上記構成により、人が携帯し
て、又は車上に搭載して使用され、任意の移動先で電源
が投入されて、図4に示すようにGPS信号を受信した
(S11でY)GPS受信機1が出力する測位データ
(緯度経度データ)が測位データ出力機2に与えられ
(S12)、これが一時記憶手段23に格納される(S
13)とともに、その測位データがセル探索手段212
により、セルデータ記憶手段22Aから順次読出される
セルデータと照合され、測位データと一致するセルデー
タが見付かると、そのセルデータの中のセルコード、す
なわち、測位装置の存在するセルを特定するデータが出
力されて(S14)一時格納される(S15)。表示ス
イッチ241がONされたとき(S16でY)は、表示
制御手段214を介して表示器25に表示される(S1
7)。このセルコードは、例えば、カーナビゲーション
システムの地図表示画面の上に、当該セルに対応する地
域を枠や色彩で表示するために用いることもできる。
【0022】また、送信スイッチ242をONした場合
(S18でY)は、上述の場合と同様にして、セル探索
手段212より出力されるセルコードが、通信制御手段
215を介して、通信機26から移動通信端末を経て所
定の遠隔地に送信される(S19)。自動応答機能を備
えた場合は、遠隔地から通信回線を経て現在位置の問い
合わせを受けた際に、セルコードをその通信回線に送出
する。
【0023】上記のように、この測位装置では、一定の
間隔をもって存在する緯線及び経線により囲まれた所定
サイズのセルを単位として、そのセルを特定するセルコ
ードで表された測位データを出力するものであるから、
測位装置自体も、また、測位データを受信する側も、当
該測位装置の現在位置を、他のエリア(セル)と重複す
ることなく、一義的に決定することができる。そして、
その場合、従来のPHSシステムのように、半径100
〜200m毎に多数の基地局を設置する必要がないの
で、設備費がかからない。また、測位装置が測位データ
を送信する場合、及び測位装置に対して現在位置を問合
わせる場合も、その通信手段には、PHS、携帯電話、
衛星電話のいずれの移動電話も使用可能であり、それぞ
れの通信エリアの広狭に左右されずに、セルを単位とす
る現在位置認識又は通報の目的機能を果たすことができ
る。
【0024】しかも、セル単位の測位精度を有するの
で、この測位装置使用者に対してその現在地に関連する
情報を提供する場合は、地域情報の的確な選択が可能で
ある。また、この測位装置使用者が例えば当該現在地で
購入した商品やサービスの代金の精算を必要とする時
に、現金やクレジットカードなどによる精算に代えて、
移動通信システムの通信加入契約者の認証機能と、位置
登録機能を巧みに利用したキャッシュレス自動課金シス
テムなどに、本発明の高精度測位装置を活用することが
できる。
【0025】続いて、第二の発明、すなわち、上記第一
の発明による高精度測位装置を、当該地域に関連する情
報を提供する地域情報提供装置に応用した場合の実施例
について説明する。図5は、地域情報提供装置の構成を
示すプロック図である。地域情報提供装置は、図5
(a)に示すように、情報提供を希望する者が携帯する
情報要求装置3と、地域情報を蓄積して、情報要求装置
3から要求があったときに、所定の情報を送信する情報
送信センター4とからなっている。
【0026】情報要求装置3は、測位装置31と、表示
装置32と、制御装置33と、記憶装置34と、通信機
35と、入力部36とを有している。制御装置33はC
PUで構成され、図5(b)に示すように、表示制御手
段331と、書込読出制御手段332と、通信制御手段
333とを含む。
【0027】測位装置31は、上述したものと同一であ
り、この情報要求装置の存在位置を表すセルコードを制
御装置33に出力する。表示装置32は、LCD表示装
置などで構成され、制御装置33の書込読出制御手段3
32が記憶装置34から読出したデータに基づき、表示
制御手段331を介して、この地域情報提供装置が提供
できる情報の種類を文字又は記号(アイコン)などで画
面に表示し、また、通信機35が後述される地域情報送
信センター4から受信した地域情報を表示するものであ
る。記憶装置34は、ROM及びRAMなどで構成さ
れ、ROMにはシステムプログラムが格納され、RAM
にはワーキングデータ及び情報送信センター4より受信
した地域情報が格納される。
【0028】書込読出制御手段332は、RAMに対す
る地域情報の書込、及び読出を制御するものである。入
力部36は、情報選択スイッチ36aと、送信要求スイ
ッチ36bとを有する。情報選択スイッチ334aは、
表示装置32の画面に配置されたタッチパネルスイッチ
又はキーボードなどで構成され、表示装置32に表示さ
れた、提供可能な情報の種類を指定するものである。送
信要求スイッチ36bは、情報送信センター4に対して
情報の送信を要求するプログラムを起動させるためのも
のである。このスイッチ36bをONすると、情報送信
要求信号が通信制御手段333に与えられる。通信制御
手段333は、情報送信要求信号を与えられると、通信
機35を制御して、情報送信センター4との間の通信を
司るものである。通信機35は、衛星電話、携帯電話又
はPHSなどの移動電話を用いるものであり、通信回線
w1を介してセルコード及び情報種類指定データを情報
送信センター4に送信し、かつ、情報送信センター4よ
り送出される情報を受信するものである。
【0029】情報送信センター4は、通信機41と、制
御装置42と、記憶装置43とからなっている。通信機
41は、固定電話又は移動電話などの通信回線w1を介
して、上記情報要求装置3の通信機35との間で通信す
るためのものである。制御装置42は、記憶装置43に
対して情報の書込み及び読出を行う書込読出制御手段及
び通信機41の制御を司る通信制御手段とを有する。
【0030】記憶装置43は、データベースを構成する
ものであり、各ファイルには、セルコードs1,s2,
s3,…とそのセルコードに対応する地域情報a1,b
1,c1…;a2,b2,c2,…:a3,b3,c
3,…を関連づけて格納されている。各ファイルの地域
情報は、当該地域に関連する情報であり、種類別に分け
て、例えば、公共施設情報a(駅、市役所、学校、公衆
トイレなど)、交通情報b(渋滞情報、工事情報、事故
情報、閉鎖情報)、駐車場情報c(満空情報、空車台数
情報、収容台数情報)、生活情報(市場情報、釣果情
報、気象情報)、文化歴史情報、名所旧跡情報などが、
各セル毎に分割されて記憶されている。
【0031】また、交通情報や駐車場情報、生活情報な
どの逐次変化する情報については、記憶装置43は例え
ば、EPPROMなど書き替え可能な記憶媒体で構成さ
れ、他の通信回線w2を経て、他の情報発生源から逐
次、変化情報を受信するたびに、制御装置42の書込読
出制御手段により更新され、常に最新の情報が保存され
るようになっている。
【0032】制御装置42の書込読出制御手段は、通信
機41を介して、情報要求装置3から情報送信要求を受
けた場合に、その送信要求信号に含まれるセルコード及
び情報種類指定信号に基づいて、記憶装置43のファイ
ルの該当記憶領域からそのセルコードに対応するセルの
指定された種類の地域情報を読出して、通信機41に与
えるようになっている。
【0033】情報提供装置は、上記構成により、図6に
示すように動作する。すなわち、携帯者が情報要求装置
3の表示装置32に表示(S21)されている情報の中
から所定の種類を情報選択スイッチ334aの操作によ
り選択し(S22でY)、送信要求スイッチ36bを操
作して情報送信要求をすると(S23でY)、測位装置
31が出力している測位データ(セルコード)と情報種
類指定データとが、通信機35から通信回線w1を介し
て、情報送信センター4に送信される(S24)。
【0034】情報送信センター4の通信機41は、受信
したセルコードと情報種類指定データとを制御装置42
に与える。制御装置42は図7に示すように、情報送信
要求の有無を監視しており(S31)、要求を受けると
セルコード及び要求された情報の種類を解析し(S3
2,33)、書込読出制御手段332に与えるため、書
込読出制御手段はこれに基づいて、記憶装置43のファ
イルの中の、前記セルコードに対応して記憶している情
報の内、指定された種類の情報のみを読出して(S3
4)、制御装置の通信制御手段に与えるため、通信機4
1は、その与えられた地域情報を通信回線w1を経て、
情報要求装置3に送信する(S35)。
【0035】情報要求装置3は、通信機35を介して受
信した地域情報(S25でY)を、制御装置33の書込
読出制御手段332により記憶装置34に格納してしま
うと(S26)、その格納した情報を再び書込読出制御
手段332により読出し(S27)、表示制御手段33
1により表示装置32に表示する(S28)。すなわ
ち、情報要求装置3の携帯者が要求した、存在する現在
位置(セル)に関連する、指定された種類の情報が提供
される。
【0036】情報送信センター4では、セル単位で情報
を読出して送信し、情報要求装置3は、これを受信し、
表示するから、目的とする情報を高速で、かつ、要求者
の要求に合致した的確な情報を入手することができる。
情報送信センター4には、この情報提供装置の利用可能
範囲のすべてをカバーする情報量を記憶し得る大容量で
高速検索処理が可能な記憶装置を備えることが必要であ
るが、セルの一辺の距離を、例えば100〜500m程
度に設定すれば、過多でも過少でもない、利用しやすい
適量の情報の提供が可能であり、情報要求装置側の記憶
装置34は、とくに大きな記憶容量を必要とせずに、目
的とする情報の利用が可能である。
【0037】続いて、第三の発明、すなわち、上記測位
装置の高精度測位機能を、移動通信の加入契約者の認証
機能及び位置登録機能に結合して、その時々における現
在地で、商品代金又は役務対価等の精算のための自動課
金処理を行うことを可能にした課金装置について、説明
する。この課金装置は、図8に示すように、測位装置付
き移動通信端末5と、通信網に接続されたサービス制御
局6と、精算機7と、精算機に接続された中央管理装置
8とからなる。
【0038】測位装置付き移動通信端末(以下、単に移
動端末という)5は、図9に示すように、測位装置51
を衛星端末、携帯端末又はPHS端末等の移動通信機5
2に接続したものである。測位装置51は、上述した第
一の発明又は第二の発明において説明されたものと同一
であり、測位データ出力部51aから現在位置を表すセ
ルコードで構成された測位データを出力する。移動通信
機52は、ダイヤルのための置数キー(図示せず)及び
各種機能キー(図示せず)を有するほか、測位装置51
の測位データ出力部51aと接続されたディジタル信号
出力部52aを有している。移動通信機52の電源スイ
ッチをONすると、通信加入契約者に割当てられている
端末番号データと前記セルコードとを発信する。この端
末番号データ及びセルコードは、衛星端末の場合は通信
衛星CS1又はCS1とCS2及び地上基地局S4を介
して、また、携帯端末又はPHS端末の場合は、当該測
位装置の最寄りの無線基地局S1、回線接続装置S2及
び市内交換局S3を介して、通信網(ディジタル網)に
設けられたサービス制御局6に与えられるようになって
いる。
【0039】サービス制御局6は、市内交換局S3又は
通信衛星CS1,CS2の地上基地局S4を介して移動
端末又は精算機との間の信号授受を介して、加入契約者
の位置登録、いずれかの移動端末からの通信要求(発
呼)受けた場合の当該端末の認証、着呼側の論理番号か
ら端末番号への変換及び登録位置検索、通信回線接続状
態の監視、通信料金計算及び記録、並びに、精算情報の
汲上げ及び記録を行うものである。精算情報の汲上げ及
び記録は、特定の論理番号を含む電話番号を受信した場
合に起動されるプログラムにより実行される。特定の論
理番号とは、通信会社との間に特定利用契約を締結した
者に対して割り当てられる番号であり、特定利用契約と
は、特定契約締結者に通信加入契約者である顧客に対し
て発生した債権情報を、顧客からの論理番号を用いた発
呼信号に基づいて通信回線が接続された場合に、特定の
プログラムが起動されて、通信会社が特定契約締結者に
代位して、通信網を利用して債権情報をサービス制御局
に収集し、管理し、課金処理を行うサービスを受ける契
約である。精算情報の処理については、論理番号は、例
えば予め決めてある4桁又は5桁の数字で構成され、こ
れを先頭に含む端末番号を移動通信機から発呼すると、
サービス制御局6の課金情報汲上げ装置が一定の条件の
元に、その論理番号に対応する端末番号を有する通信機
に精算情報の送信を要求し、受信した精算情報を所定の
要領で記録するようになっている。図8に基づいて、さ
らに詳細に説明する。
【0040】サービス制御局6は、図10に示すよう
に、送受信装置61、バッファ装置62、認証装置6
3、位置登録装置64、通信相手探索装置65、契約者
管理装置66、記憶装置67、回線監視装置68、通信
料計算装置69、課金情報汲上げ装置610及び利用記
録装置611を有している。
【0041】送受信装置61は、通信網を構成する市内
交換局S2又は通信衛星CSとの間で信号の授受を行う
ものであり、これには、バッファ装置62と、通信相手
探索装置65と、回線監視装置68と、課金情報汲上げ
装置610とが接続されている。移動端末5に電源が投
入された時点で、位置登録のために端末番号とセルコー
ドが、交換局S2又は通信衛星CSを経てサービス制御
局6に送信される。その後、移動端末5から論理番号を
用いて発呼する場合は、当該移動端末の端末番号(発呼
側端末番号)とセルコードと論理番号が送信される。送
受信装置61がこれらの信号を受けた時は、これをバッ
ファ装置62に一時格納する。バッファ装置62に格納
された信号の内、発呼側端末番号はこれを認証装置63
に、セルコードを位置登録装置64に、着呼側論理番号
を通信相手検索装置65に与えるようになっている。認
証装置63は、発呼側端末番号を受けると、契約者管理
装置66に登録されている通信加入契約者の端末番号の
いずれかと一致するか否かを調べ、一致するものがあっ
たときは、その発呼側端末機の所持者は通信加入契約者
であると認定して、認証信号を出力する。
【0042】契約者管理装置66は、不揮発性記憶手段
と書込読出制御手段とを有し、不揮発性記憶手段は、各
通信加入契約者について一つのファイルを有する。この
ファイルは、図11に例示するように、論理番号、端末
番号、個人情報(住所、氏名又は名称等)及びセルコー
ドをそれぞれ登録するための記憶エリアを有している。
移動通信端末としてPHSシステム又は携帯端末を用い
る場合は、従来と同様に、回線接続のための位置登録と
して基地局識別情報も登録される。しかし、本発明にお
いては、通信エリアとしての位置情報のほかに、サービ
スエリア(精算位置)としてのセルコードが登録され
る。通信網利用希望者が通信会社との間で加入契約を締
結すると、端末番号が登録され、特定利用契約を締結し
た場合は論理番号が登録される。
【0043】位置登録装置64は、認証装置63から認
証信号を受けた場合に、契約者管理装置66の、バッフ
ァ装置62から与えられた端末番号と同一の端末番号を
有するファイルに、バッファ装置62から与えられたセ
ルコードを登録するようになっている。
【0044】通信相手検索装置65は、認証装置63か
ら認証信号を受けた場合に、バッファ装置62から与え
られた論理番号に基づいて契約者管理装置の各ファイル
を調べ、その論理番号に対応する端末番号に変換し、こ
れを送受信装置61に出力するようになっている。
【0045】回線監視装置68は、送受信装置61が受
信した端末番号を有する発呼側移動端末と、送受信装置
61が出力した端末番号を有する着呼側端末との間に通
信回線が接続されたか、接続が終了(遮断)したかを継
続監視するものであり、接続開始時点と接続終了時点に
それぞれを報知する信号を通信料計算装置59に与え
る。通信料計算装置69は、接続開始信号と接続終了信
号に基づいて、通信料を計算し、その結果を利用記録装
置611に出力するようになっている。
【0046】認証装置63が認証信号を出力した場合
で、送受信装置61が受信した発呼信号に論理番号が含
まれていた場合は、回線監視装置68より回線接続開始
信号が出力された後に、課金情報汲上げ装置610がそ
の論理番号に基づいて特定利用契約履行のためのプログ
ラムを実行するようになっている。課金情報汲上げ装置
610は、送受信装置61に、まず、発呼側端末機の認
証が成立したことを意味する認証OK信号(精算許可信
号)を出力し、着呼側端末機にその認証OK信号を送信
する。課金情報汲上げ装置610が後述される精算機7
から受信した精算情報は、利用記録装置611により、
記憶装置67に格納される。
【0047】記憶装置67には、論理番号を含む着呼信
号に対して回線が接続される度に、一つのファイルが形
成され、そのファイルにそれぞれ一定の項目が登録され
る。これらの項目は、図12に例示するように、通信日
時d1 、発信場所(セルコード)d2 、発呼側端末番号
d3 、着呼側端末番号d4 、通信料d5 、及び精算情報
d6 である。ファイルには、これらが課金情報として、
各顧客、各取引ごとに格納される。
【0048】上記ファイルに記録された課金情報は、別
途課金処理のための装置に転送され、その課金情報に基
づいて、発呼側端末番号の加入契約者に対して請求書発
送及び決済確認などに用いられ、それぞれ請求日及び決
済日d8 を記録された後、証拠情報として保存される。
【0049】サービス制御局6の送受信装置61が、交
換局S1又は通信衛星CSから受信した論理番号に対応
する端末番号を同じ交換局又は通信衛星に応答した場合
は、精算機7に備えられた通信機77に呼出信号が送信
される。精算機7は、レジスタその他の名称の如何を問
わず、図13に例示するように、入力部71、演算制御
部72、一時記憶部73、表示部74、保持回路75、
認証確認用ランプ76を有するものである。入力部71
は、精算金額入力用の置数キー711やバーコード読取
器713等及び所要の機能キー712等のほか、精算情
報を送信するための送信要求スイッチ714を有する。
【0050】そして、精算機7は、通常の精算機と同様
に、入力部71からの商品代金や役務対価の入力に基づ
き、演算制御部72が積算及び計算結果の表示部74へ
の表示を行うとともに、精算しようとする顧客が、その
所持する移動通信端末5で当該精算機の通信機77に付
与されている論理番号をダイヤルしたことにより、通信
網を介して、その精算機の通信機と接続された状態で、
サービス制御局6より認証OK信号を受信すると、保持
回路75が出力して自己保持し、その出力により認証確
認用ランプ76を点灯して、認証OKになったことを精
算係員が確認できるようになっている。
【0051】認証OKを確認した係員は、送信要求スイ
ッチ714を押して、その顧客の精算金額を内容とする
精算情報を、通信網を経てサービス制御局6に送信して
記憶させ、課金処理を行うことができる。すなわち、顧
客はその所持する移動通信端末を用いてダイヤルし、精
算機側は送信要求スイッチ714の押下により、顧客が
現金、クレジットカードあるいはプリペイドカード等の
提出を要することなく、キャッシュレス精算を実現する
ことができる。しかも、移動通信端末について認証が成
立したことがこの通信網を利用した課金装置の稼動条件
の一つとされているので、課金処理の確実性が保証され
る。また、移動通信端末のセルコードと精算機のセルコ
ードが一致したことが、課金装置のもう一つの稼動条件
とされているので、異なるセル(サービスエリア)に存
在する移動通信端末から精算機に論理番号を用いて着呼
しても、その移動通信端末の所持者は、通常は正当な精
算者ではないから、誤って、課金処理されることが有効
に防止される。
【0052】精算機7には、さらに、中央管理装置8が
接続されている(図8参照)。この中央管理装置8は、
精算機7により精算処理される全ての取引に関する情報
を収集し、決済の有無を管理するものであり、一部の取
引は、上記測位装置及び通信網を利用してセルコードを
認定基準とする課金システムによる課金処理の対象とさ
れるが、これらについても、同システムにおいて最終的
に決済された旨の書面による通知又は電子通報を受ける
まで管理する。サービス制御局6と、中央管理装置8と
で、精算データを二重に管理することは、リスク管理の
ためにも有効である。
【0053】
【発明の効果】上述のように、第一の発明によれば、地
表面を任意に設定した緯度経度ごとの緯線と経線とでメ
ッシュ状に分割して得られるセル単位で、現在位置の測
定、表示又は出力が可能である。緯度経度の設定範囲に
より、全地球上で共通に使用することができる。しか
も、移動通信方式がPHSシステム、携帯通信、衛星通
信のいずれである場合にも、高精度の現在位置通報が可
能である。
【0054】また、第二の発明によれば、測位装置によ
り得られるセルコードを用いて、そのセルに属する比較
的狭い地域に関連する情報の提供を情報送信センターに
要求するので、要求者の要求に適確に合致する情報の提
供を受けることができる。
【0055】さらに、第三の発明によれば、商品購入者
又は役務享受者と精算しようとする者の本人確認、通信
による課金システムを利用する者の認証を確実に行った
上で、信頼性と債権回収率の高い自動キャッシュレス課
金を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明に係る測位装置の概略的構成を示す
ブロック図である。
【図2】測位装置のより詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】セルの概念及びセルとセルコードの関係を説明
する説明図である。
【図4】測位装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】第二の発明である地域情報提供装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】情報要求装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図7】送信センター装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】第三の発明の課金装置の構成を概略的に示す概
念図である。
【図9】移動通信端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】サービス制御局の構成の一例を示すブック図
である。
【図11】契約者管理装置のデータベース構成を例示す
る概念図である。
【図12】記憶装置のデータ構成を例示する概念図であ
る。
【図13】精算機の構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜2 測位装置 1 GPS受信機 2 測位データ出力機 21 CPU 22A セルデータ記憶手段 26 通信機 3〜4 地域情報提供装置 3 情報要求装置 4 情報送信センター 5〜8 課金装置 5 移動通信端末 6 サービス制御局 7 精算機 8 中央管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/34 H04B 7/26 106A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS受信機と測位データ出力機とから
    なり、 前記GPS受信機は、複数個のGPS衛星から受信した
    衛星信号に含まれる軌道要素及びGPSタイム等を用
    い、所定計算式により演算して、緯度経度で表された測
    位データを出力するものであり、 前記測位データ出力機は、地表上の一定範囲を一定の緯
    度毎及び一定の経度毎の緯線と経線によりメッシュ状に
    分割して得られる多数のセルについて、そのセルの領域
    を表す緯度経度データと当該セルを特定するセルコード
    とからなるセルデータを記憶させたセルデータ記憶手段
    と、前記GPS受信機により得られた測位データを前記
    セルデータ記憶手段から読出したセルデータの中の緯度
    経度データと照合して、前記測位データと一致する緯度
    経度データを含むセルデータを探索し、探索したセルデ
    ータの中のセルコードを出力するセル探索手段と、前記
    セル探索手段が出力したセルコードを格納する一時格納
    手段と、前記一時格納手段に格納されたセルコードを自
    動的に又は要求に応じて外部に送出するセルコード送出
    手段と、 からなる測位装置。
  2. 【請求項2】 セルデータ記憶手段は、当該測位装置が
    使用される地域をカバーするセルのセルデータを交換可
    能に記憶するものであることを特徴とする請求項1に記
    載された測位装置。
  3. 【請求項3】 情報要求装置と、情報送信センターとか
    らなり、 前記情報要求装置は、測位装置と、表示手段と、入力手
    段と、送信要求手段と、記憶手段と、通信機とを有し、 前記測位装置は、GPS受信機と測位データ出力機とか
    らなり、 前記GPS受信機は、複数個のGPS衛星から受信した
    衛星信号に含まれる軌道要素及びGPSタイム等を用
    い、所定計算式により演算して、緯度経度で表された測
    位データを出力するものであり、 前記測位データ出力機は、地表上の一定範囲を一定の緯
    度毎及び一定の経度毎の緯線と経線によりメッシュ状に
    分割して得られる多数のセルについて、そのセルの領域
    を表す緯度経度データと当該セルを特定するセルコード
    とからなるセルデータを記憶させたセルデータ記憶手段
    と、前記GPS受信機により得られた測位データを前記
    セルデータ記憶手段から読出したセルデータの中の緯度
    経度データと照合して、前記測位データと一致する緯度
    経度データを含むセルデータを探索し、探索したセルデ
    ータの中のセルコードを出力するセル探索手段と、前記
    セル探索手段が出力したセルコードを格納する一時格納
    手段と、前記一時格納手段に格納されたセルコードを自
    動的に又は要求に応じて外部に送出するセルコード送出
    手段とからなり、 前記表示手段は、提供可能な情報の種類及び後記通信機
    が地域情報送信センターから受信した地域情報を表示す
    るものであり、 前記入力手段は、表示手段に表示された、提供可能な情
    報の種類を選択して入力する情報選択スイッチと、情報
    送信センターとの間の通信を要求する送信要求スイッチ
    とを含み、 前記通信機は、前記送信要求に基づき前記セルコード及
    び情報種類指定信号を含む送信要求信号を前記情報送信
    センターに送信し、かつ、前記情報送信センターより送
    信される情報を受信するものであり、 前記記憶手段は、前記情報送信センターより受信した情
    報を格納するものであり、 前記情報送信センターは、前記情報要求装置の通信機と
    の間で通信する通信機と、前記情報要求装置により提供
    可能な種類の情報を各セルに対応して逐次更新して記憶
    する情報記憶手段と、前記情報記憶手段に随時更新され
    た情報の書込を行い、かつ、前記情報要求装置から受信
    した送信要求信号に基づき、当該種類の情報を前記情報
    記憶手段から読出して前記通信機に出力する制御手段と
    を有することを特徴とする地域情報提供装置。
  4. 【請求項4】 測位装置付き移動通信端末と、精算機
    と、通信網に接続されたサービス制御局とからなり、 前記測位装置付き移動通信端末は、測位装置を内蔵した
    衛星端末、携帯端末又はPHS端末であって、前記測位
    装置はGPS受信機と測位データ出力機とを有し、前記
    GPS受信機は、複数個のGPS衛星から受信した衛星
    信号に含まれる軌道要素及びGPSタイム等を用い、所
    定計算式により演算して、緯度経度で表された測位デー
    タを出力するものであり、前記測位データ出力機は、地
    表上の一定範囲を一定の緯度毎及び一定の経度毎の緯線
    と経線によりメッシュ状に分割して得られる多数のセル
    について、そのセルの領域を表す緯度経度データと当該
    セルを特定するセルコードとからなるセルデータを記憶
    させたセルデータ記憶手段と、前記GPS受信機により
    得られた測位データを前記セルデータ記憶手段から読出
    したセルデータの中の緯度経度データと照合して、前記
    測位データと一致する緯度経度データを含むセルデータ
    を探索し、探索したセルデータの中のセルコードを出力
    するセル探索手段と、前記セル探索手段が出力したセル
    コードを格納する一時格納手段と、前記一時格納手段に
    格納されたセルコードを要求に応じて外部に送出するセ
    ルコード送出手段とを有するものであり、 前記精算機は、商品代金又は役務対価などを精算するた
    めのものであって、前記測位装置付き移動通信端末との
    間で通信網を介して接続される通信端末と、その通信端
    末を介して精算許可信号を入力したことに基づき、精算
    金額情報を前記通信端末に出力する出力手段とを有し、 前記サービス制御局は、通信網を介して移動通信端末の
    端末番号を受信するたびに認証を行い、加入契約者の測
    位装置付き移動通信端末からセルコードを受信するたび
    に、その測位装置付き移動通信端末の端末番号と前記セ
    ルコードとを対応させて位置登録をし、測位装置付き移
    動通信端末から前記精算機に発呼された場合に、その測
    位装置付き移動通信端末から受信したセルコードが前記
    精算機について登録しているセルコードと一致したとき
    に、前記精算機に精算許可信号を出力し、前記精算機か
    ら受信した精算金額情報を当該測位装置付き移動通信端
    末を所持する加入契約者に対する課金情報として記憶手
    段に記憶して、課金処理を行うものであることを特徴と
    する課金装置。
  5. 【請求項5】 精算機は、精算許可信号の入力に基づ
    き、精算金額情報を通信端末及び中央管理装置に出力
    し、前記中央管理装置は、前記精算機から与えられた精
    算金額情報と、セルコードと、測位装置付き移動通信端
    末の端末番号とを対応付けて格納することを特徴とする
    請求項4記載の課金装置。
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