JPH1163944A - 表面パターンの検査方法及び検査装置 - Google Patents

表面パターンの検査方法及び検査装置

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JPH1163944A
JPH1163944A JP9220488A JP22048897A JPH1163944A JP H1163944 A JPH1163944 A JP H1163944A JP 9220488 A JP9220488 A JP 9220488A JP 22048897 A JP22048897 A JP 22048897A JP H1163944 A JPH1163944 A JP H1163944A
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JP
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light
objective lens
subject
pattern
inspection
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JP9220488A
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English (en)
Inventor
Soichi Inoue
壮一 井上
Katsuya Okumura
勝弥 奥村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】照射光の0次回折光および下地パターンからの
戻り光の影響を受けることなく散乱光のみを抽出するこ
とを可能とする。 【解決手段】表面が検査波長に対して透光性を有する絶
縁膜1aと透光性を有しない微細パターン1bから構成
されており、この表面が平坦化された被検体1の表面に
斜め方向から照明光3を入射角θc で入射する手段と、
被検体1の表面の光学像を対物レンズ5で拡大して観測
する手段と、絶縁膜1aの屈折率n2 より大きい屈折率
3 を有し、対物レンズ5と被検体1表面の間に充填さ
れた媒質11とを具備してなり、斜入射角θc は、媒質
11側から被検体1表面との界面に向かってsinθc
≧n2 /n3 を満足するように設定し、対物レンズ5の
開口数NAは、n3 ・sinθc >NAを満足するよう
に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の表面パタ
ーンの検査方法及び検査装置に係わり、特に平坦化され
た基板に埋め込まれた微細な表面パターンの検査方法及
び検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの微細化とともに配線パタ
ーンも微細化し、これに伴い加工技術を高精度化する必
要が生じている。これまでの配線パターン加工方法で
は、まず絶縁膜上に金属膜を形成し、その金属膜上に塗
布したレジストに配線パターンを露光及び現像を施して
レジストパターンを形成する。そして、このレジストパ
ターンをマスクに下地の金属膜をエッチングすることに
よって配線パターンを形成してきた。
【0003】しかしながら、配線パターンの微細化に伴
いレジストパターンの寸法も微細化したこと、及びレジ
ストの金属膜に対するエッチング選択比に限界があるこ
と、等からレジストパターンの寸法に対する膜厚の比
率、すなわちアスペクト比が増大することとなり、レジ
ストパターンの倒れ等を誘発した。
【0004】そこで最近、図3に示すように平坦化され
た絶縁膜1aに溝を形成し、その溝内に金属を埋め込ん
で配線等を形成するプロセス(ダマシンプロセスと称さ
れる)が考案され、注目を集めている。このダマシンプ
ロセスでは、レジストパターンをマスクに絶縁膜をエッ
チングすることから、金属膜をエッチングする場合に比
べてエッチング選択比を大きくとれること、それにとも
ないレジストパターンを薄くでき、リソグラフィの解像
力劣化度が小さく抑えられること等の利点が生じた。
【0005】このダマシンプロセスによって形成された
微細パターン1bを含む被検体1の表面の異物や欠陥1
dを検査する場合、従来は大気中で通常照明の光学顕微
鏡を用いて検査していた。この種の検査では一般に、被
検体1表面に照明光3を斜め方向から入射し、被検体1
表面からの散乱光6による光学像を観測する。そして、
検査波長での空気2の屈折率をn1 、絶縁膜1aの屈折
率をn2 、照明光3の最大入射角をθ、顕微鏡対物レン
ズ5の開口数をNAとすると、n1 <n2 ,n1 ・si
nθ<NAの関係が成り立っていた。
【0006】しかしながら、上記照明条件により被検体
1を検査する場合、被検体1表面からの0次回折光であ
る反射光4が対物レンズ5に入射する。また照明光3の
一部は絶縁膜1aを透過し、絶縁膜1aの下の下地パタ
ーン1cで反射して0次回折光と同様に対物レンズ5に
入る。これら対物レンズ5に入射した光は、絶縁膜表面
に形成した微細パターン像、すなわち観測すべき散乱光
6による光学像に重なる。従って、観測すべき散乱光6
以外を含む情報から被検体1の表面情報を読みとる必要
があり、観測画像のコントラストが低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
表面パターンの検査方法においては、被検体1表面から
の0次回折光4である反射光が対物レンズ5に入るこ
と、照明光3の一部が絶縁膜1aを透過し、絶縁膜1a
の下の下地パターン1cで反射して対物レンズ5に入
り、観測すべき散乱光6による絶縁膜表面に形成した微
細パターン像に重なることの2点から、観測画像のコン
トラストを低下させるといった問題点があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、照明光の0次回折
光および下地パターンからの戻り光の影響を受けること
なく散乱光のみを抽出することができ、観測画像のコン
トラストの増大を図り得る表面パターンの検査方法及び
検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
表面パターンの検査方法は、表面が検査波長に対して透
光性を有する物質と透光性を有しない物質から構成され
ており、該表面が平坦化された被検体の表面に照明光を
斜め方向から入射させ、該被検体の表面の光学像を対物
レンズで拡大して観測することにより被検体の表面の異
常を検査する表面パターンの検査方法において、前記対
物レンズと被検体表面の間に、前記透光性を有する物質
の屈折率n2 より大きい屈折率n3 を有する媒質を充填
し、該媒質側から被検体表面との界面に向かってsin
θc ≧n2 /n3 を満足する斜入射角θc で照明光を入
射させ、かつ前記対物レンズとしてn3 ・sinθc
NAを満足するNAを有するものを用いることを特徴と
する。
【0010】また、本発明の請求項2に係る表面パター
ンの検査方法は、被検体は、検査波長に対して透明な絶
縁膜に溝を形成し、この溝内に不透明な金属を埋め込ん
で形成した半導体配線パターンであることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の請求項3に係る表面パター
ンの検査方法は、被検体は、検査波長に対して不透明な
半導体基板に素子分離用の溝を形成し、溝内に透明な絶
縁膜を埋め込んで形成した半導体パターンであることを
特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項4に係る表面パター
ンの検査装置は、表面が検査波長に対して透光性を有す
る物質と透光性を有しない物質から構成されており、該
表面が平坦化された被検体の表面に斜め方向から入射角
θc で照明光を入射する手段と、該被検体の表面の光学
像を開口数NAの対物レンズで拡大して観測する手段
と、前記透光性を有する物質の屈折率n2 より大きい屈
折率n3 を有し、前記対物レンズと被検体表面の間に充
填された媒質とを具備し、斜入射角θc をsinθc
2 /n3 ,n3 ・sinθc >NAを満足するように
設定してなることを特徴とする。
【0013】(作用)表面が検査波長に対して透光性を
有する物質と透光性を有しない物質から構成される被検
体の表面に対して斜入射角θc で照明光を入射させる。
照明光は被検体表面で全反射して0次回折光が生じる。
この0次回折光は被検体表面の垂直方向に対して角度θ
c の方向に進む。ここで、n3 ・sinθc >NAの関
係を満足するNAを有する対物レンズを用いているた
め、照明光および0次回折光ともに対物レンズに入射す
ることはない。
【0014】また、照明光が被検体に入射した際、欠陥
付近の凹凸が生じている部分や透光性を有する物質及び
透光性を有しない物質の境界付近で散乱するが、そのよ
うな部分のみから散乱光のみが対物レンズに入る。ま
た、照明光の入射角θc は全反射条件sinθc ≧n2
/n3 を満足するため、透光性を有する物質中に光が進
行しない。従って、透光性を有する物質の下にあるパタ
ーンから反射する戻り光がなく、被検体の表面のみの情
報が高コントラストで得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
表面パターンの検査装置の全体構成を示す図である。本
装置は、平坦化された絶縁膜の中に金属を埋め込むダマ
シンプロセスによって形成された微細パターン1bを含
む被検体1の表面の異物、欠陥1dを検査するものであ
る。
【0016】被検体1の形成工程としては、まずSiO
2 等の絶縁膜1aにライン状の溝を形成し、その溝部に
配線となるAl,W等の金属の微細パターン1bを埋め
込む。そして、被検体1の表面を例えばCMP法等によ
り研磨することで平坦化する。このように形成された被
検体1表面には、絶縁膜1aと微細パターン1bが交互
に並んでいる。絶縁膜1aは検査波長に対して透光性を
有する物質であり、微細パターン1bは透光性を有しな
い物質である。
【0017】このように形成された被検体1の直上には
対物レンズ5が配置される。この対物レンズ5は被検体
1表面から戻ってくる光を拡大する。また、対物レンズ
5と被検体1の間には、絶縁膜1aの屈折率n2 より大
きい屈折率n3 を有する媒質11が対物レンズ5と密着
するように隙間なく充填される。具体的には、媒質11
としては例えばポリシランが用いられる。
【0018】さらに、図示しない照明光学系により、媒
質11側から被検体1との界面に向かって全反射角以上
の斜入射角θc で被検体1に照明光3を入射させる。こ
の照明光3による被検体1からの0次回折光4、すなわ
ち全反射した光を取り込まないような大きさのNAを有
する対物レンズ5を備えた光学顕微鏡で観測する。すな
わち、反射光がレンズに入らないいわゆる暗視野照明に
より、sinθc ≧n2 /n3 、かつn3 ・sinθc
>NAが成り立つようにする。
【0019】具体的には、絶縁膜1aとしては屈折率n
2 =1.50のSiO2 膜、媒質11は屈折率n3
1.70のポリシランとする。全反射角はsinθc
2 /n3 =1.5/1.7≒0.88となる。従っ
て、観察用光学顕微鏡の対物レンズのNAとしては1.
4とした。
【0020】上記実施形態に係る表面パターンの検査装
置の動作を説明する。図示しない照明光学系から照明光
3を被検体1の表面に対して角度θc で照射する。この
照明光3の入射角θc はsinθc ≧n2 /n3 を満足
するため、被検体1表面で全反射して0次回折光4が生
じる。この0次回折光4も被検体1表面の垂直方向に対
して角度θc の方向に進む。ここで、上記したようにn
3 ・sinθc >NAの関係を満足するNAを有する対
物レンズ5を用いているため、照明光3および0次回折
光4ともに対物レンズ5に入射することはない。
【0021】一方、照明光3が被検体1に入射した際、
欠陥1d付近の凹凸が生じている部分や絶縁膜1aおよ
び微細パターン1cの境界付近のエッジ部で散乱光6を
生ずるが、そのような部分の散乱光6のみが対物レンズ
5に入る。また、照明光3の入射角θc は全反射条件s
inθc ≧n2 /n3 を満足するために絶縁膜1a中に
光が進行せず、下地パターン1cおよび側面からの戻り
光がない。従って、上記散乱光6を生ずる箇所のみが明
るく光る顕微鏡画像が高コントラストで得られる。
【0022】このように、照明光3の0次回折光4すな
わち反射光がレンズに入らないいわゆる暗視野照明であ
るため、微細パターン1bのエッジ部、欠陥1d等での
散乱光6のみが対物レンズ5に入り、そのような箇所の
みが明るく光る顕微鏡画像が得られた。さらに、被検体
1表面に対して全反射条件を満足する角度θc で照明光
3が入射しているため、絶縁膜1aの中に光が進行せ
ず、下地パターン1cからの戻り光がなく、被検体1表
面のみの情報が高コントラストで得られた。さらに屈折
率1.70の液浸となっているため、実質的に解像力が
向上した。
【0023】なお、本実施形態では絶縁膜1aとしてS
iO2 、媒質11としてポリシランを用いる場合を示し
たが、sinθc ≧n2 /n3 、かつn3 ・sinθc
>NAを満足させる屈折率を有する絶縁膜および媒質で
あれば本発明を適用可能であることは勿論であり、媒質
11として例えばレジストのポリマー材料を用いること
も可能である。
【0024】(第2実施形態)図2は、本発明の第2実
施形態に係る表面パターンの検査装置の全体構成を示す
図である。本実施形態は、素子分離工程終了後に行う表
面パターンの検査方法に関する。素子分離工程は、平坦
なSi基板に溝を例えばRIEにより垂直に彫り込み、
その溝中に絶縁物を例えばCVD法等により埋め込み、
例えばCMP法等により表面を研磨することによって達
成される。
【0025】図2(a)はこの素子分離工程により形成
された被検体21の上面図、図2(b)はその横断面
図、図2(c)は本実施形態に係る表面パターンの検査
装置である。図2(a)中の斜線部21aはSiから構
成され、検査波長に対して透光性を有しない物質であ
る。また、21bはSiO2 から構成され、検査波長に
対して透光性を有する物質である。本実施形態では、こ
の被検体21の絶縁物表面の異物、欠陥21cを検査す
る。
【0026】被検体21の直上には対物レンズ5が配置
される。この対物レンズ5は被検体表面から戻ってくる
光を拡大する。また、対物レンズ5と被検体21の間に
は、21bの屈折率n2 より大きい屈折率n3 を有する
媒質11が対物レンズ5と密着するように隙間なく充填
される。具体的には、媒質11としては例えばポリシラ
ンが用いられる。
【0027】さらに、図示しない照明光学系により、媒
質11側から被検体21との界面に向かって全反射角以
上の斜入射角θc で被検体21に照明光3を入射させ
る。この照明光3による被検体21からの0次回折光
4、すなわち全反射した光を取り込まないような大きさ
のNAを有する対物レンズ5を備えた光学顕微鏡で観測
する。すなわちsinθc ≧n2 /n3 、かつn3 ・s
inθc >NAが成り立つようにする。
【0028】具体的には、絶縁膜21bとしては屈折率
2 =1.50、媒質11は屈折率n3 =1.70のポ
リシランとする。全反射角はsinθc =n2 /n3
1.5/1.7≒0.88となる。従って、観察用光学
顕微鏡の対物レンズのNAとしては1.4とした。
【0029】上記実施形態に係る表面パターンの検査装
置の動作を説明する。図2(c)に示すように、図示し
ない照明光学系から照明光3を被検体21の表面に対し
て角度θc で照射する。この照明光3の入射角θc はs
inθc ≧n2 /n3 を満足するため、被検体21表面
で全反射して0次回折光4が生じる。この0次回折光4
も被検体21表面の垂直方向に対して角度θc の方向に
進む。ここで、上記したようにn3 ・sinθc >NA
の関係を満足するNAを有する対物レンズ5を用いてい
るため、照明光3および0次回折光4ともに対物レンズ
5に入射することはない。
【0030】照明光3が被検体21に入射した際、欠陥
21c付近の凹凸が生じている部分や21bのSiO2
および21aのSiの境界付近で散乱光6を生ずるが、
そのような部分の散乱光6のみが対物レンズ5に入る。
また、照明光3の入射角θcは全反射条件sinθc
2 /n3 を満足するために21bのSiO2 中に光が
進行せず、21b中からの戻り光がない。従って、被検
体21の表面の情報を示す散乱光6のみが高コントラス
トで得られる。
【0031】このように、照明光3の0次回折光4すな
わち反射光がレンズに入らないいわゆる暗視野照明であ
るため、21bのSiO2 のエッジ部、欠陥21c等で
の散乱光6のみが対物レンズ5にはいるため、そのよう
な箇所のみが明るく光る顕微鏡画像が得られた。さらに
被検体21表面に対して全反射角で照明光3が入射して
いるため、21bのSiO2 の中に光が進行せず、21
b中からの戻り光がなく、表面だけの情報が高コントラ
ストで得られた。さらに屈折率1.70の液浸となって
いるため、実質的に解像力が向上した。
【0032】なお、本実施形態では素子分離領域として
SiO2 、媒質11としてポリシランを用いる場合を示
したが、sinθc ≧n2 /n3 、かつn3 ・sinθ
c >NAを満足させる屈折率n2 ,n3 を有する絶縁物
および媒質であれば本発明を適用可能であることは勿論
であり、媒質11として例えばレジストのポリマー材料
を用いることも可能である。
【0033】また、上記第1,第2実施形態では光学顕
微鏡を用いて異物、欠陥等を観測する場合を示したが、
対物レンズ5の画像を観測できる装置、例えばCCDカ
メラにより画像を撮像して観測する場合等でも本発明を
適用可能であることは勿論である。
【0034】さらに、上記第1,第2実施形態では被検
体としてダマシンプロセスにより形成された配線パター
ン、素子分離工程により形成された半導体微細パターン
を用いる場合を示したが、表面が検査波長に対して透光
性を有する物質と透光性を有しない物質から構成される
被検体であれば本発明を適用可能であることは勿論であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
射光の0次回折光すなわち反射光がレンズに入らないい
わゆる暗視野照明であり、パターンのエッジ部、欠陥な
どでの散乱光のみが対物レンズに入るため、そのような
箇所のみが明るく光る顕微鏡画像が得られた。さらに被
検体表面に対して全反射角で照明光が入射しているた
め、透光性を有する物質中に光が進行せず、その戻り光
がなく、被検体表面のみの情報を高コントラストで得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表面パターンの検
査装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る表面パターンの検
査装置の構成を示す図。
【図3】従来の表面パターンの検査装置の構成を示す
図。
【符号の説明】
1,21…被検体 1a…絶縁膜 1b…微細パターン 1c…下地パターン 1d,21c…欠陥 3…照明光 4…0次回折光 5…対物レンズ 6…散乱光 11…媒質 21a…Si 21b…SiO

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が検査波長に対して透光性を有する
    物質と透光性を有しない物質から構成されており、該表
    面が平坦化された被検体の表面に照明光を斜め方向から
    入射させ、該被検体の表面の光学像を対物レンズで拡大
    して観測することにより被検体の表面の異常を検査する
    表面パターンの検査方法において、 前記対物レンズと被検体表面の間に、前記透光性を有す
    る物質の屈折率n2 より大きい屈折率n3 を有する媒質
    を充填し、該媒質側から被検体表面との界面に向かって
    sinθc ≧n2 /n3 を満足する斜入射角θc で照明
    光を入射させ、かつ前記対物レンズとしてn3 ・sin
    θc >NAを満足するNAを有するものを用いることを
    特徴とする表面パターンの検査方法。
  2. 【請求項2】 被検体は、検査波長に対して透明な絶縁
    膜に溝を形成し、この溝内に不透明な金属を埋め込んで
    形成した半導体配線パターンであることを特徴とする請
    求項1記載の表面パターンの検査方法。
  3. 【請求項3】 被検体は、検査波長に対して不透明な半
    導体基板に素子分離用の溝を形成し、溝内に透明な絶縁
    膜を埋め込んで形成した半導体パターンであることを特
    徴とする請求項1記載の表面パターンの検査方法。
  4. 【請求項4】 表面が検査波長に対して透光性を有する
    物質と透光性を有しない物質から構成されており、該表
    面が平坦化された被検体の表面に斜め方向から入射角θ
    c で照明光を入射する手段と、該被検体の表面の光学像
    を開口数NAの対物レンズで拡大して観測する手段と、
    前記透光性を有する物質の屈折率n2より大きい屈折率
    3 を有し、前記対物レンズと被検体表面の間に充填さ
    れた媒質とを具備し、斜入射角θc を sinθc ≧n2 /n33 ・sinθc >NA を満足するように設定してなることを特徴とする表面パ
    ターンの検査装置。
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