JPH1163855A - 溶融金属の連続測温装置 - Google Patents
溶融金属の連続測温装置Info
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- JPH1163855A JPH1163855A JP21295897A JP21295897A JPH1163855A JP H1163855 A JPH1163855 A JP H1163855A JP 21295897 A JP21295897 A JP 21295897A JP 21295897 A JP21295897 A JP 21295897A JP H1163855 A JPH1163855 A JP H1163855A
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
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Abstract
高精度で測温できるようにする。 【解決手段】るつぼ7の底部8は誘導コイル5による溶
融金属の湯の流れの方向10と同じ方向に溝9を設け
て、該溝9の底部に該溝深さより低い高さで測温センサ
1を突設する。
Description
漬して誘導加熱炉内の溶融金属の温度を連続して測定す
る連続測温装置に関する。
来例の構成図を示す。この図3において、1は測温セン
サ、2は溶湯、3は炉蓋、4は測温センサ1を挿入する
孔、5は誘導コイル、6は投入金属に含まれた不純物お
よび酸化物が溶けたスラグ、7は耐火物製のるつぼを示
す。図3において、誘導加熱炉は、誘導コイル5の内側
に図示していない絶縁物を介して耐火物を成形したるつ
ぼ7を有しており、このるつぼ7内に冷材(常温の金
属)を投入して、その冷材が誘導コイル5により誘導加
熱されて溶解した溶湯2を所定の成分に調整するととも
に、測温センサ1により所定の温度に加熱昇温してトリ
ベ(図示せず)等に出湯して溶解の一サイクルが完結
し、次回の冷材溶解に備えるようにしたバッチ操業等に
使用される溶解炉である。上記のように投入材料が冷材
であることから溶解中に金属の酸化物、および鋳物の戻
り材等に付着した鋳物砂等が熱伝達で溶けて純金属から
分離してスラグ6になり、ほとんどのスラグ6は金属よ
り比重が軽いので溶湯表面に浮遊する。前記測温センサ
1は熱伝対の両導線を碍子管で接触しないように保護し
てアルミナの保護管で被覆した後、別の保護管を被せて
構成しており、炉蓋3に明けられた孔4を挿通してスラ
グ6の下の溶湯2に浸漬される。
されたるつぼ耐火物から測温センサの先端を曝して突設
した誘導加熱炉の構成図を示す。この図4において、誘
導加熱炉の構成は図3と同じであるのでその説明は省略
する。この図4が図3と異なる点は測温センサ1をるつ
ぼ7の炉底8から溶湯2に曝して突設した点である。
融金属温度は、溶融金属の性質から決められる温度で溶
解出湯できるように操業すべきで、必要以上に溶融金属
の温度を上げることはるつぼの耐火物を損耗させてるつ
ぼの寿命を短くするし、低すぎる場合は鋳込み時の湯流
れ不良を起こして鋳物に欠陥を生じる原因になる。
することが望まれる。ところで従来の上部浸漬方式で
は、測温センサはスラグと溶湯の両方に対して耐溶損性
に優れなければならない(スラグの主成分である金属酸
化物、例えば鉄の酸化物等は塩基性であり、鋳物砂Si
O2 酸性である。塩基性耐火物の保護管を使用すれば、
その保護管は塩基性スラグに溶損されないが、塩基性耐
火物は一般てきに熱膨張が大きくヒートショックに弱い
のでほとんど使用されない。)。
機械的な損傷を避けるために連続して測温センサを浸漬
できない。そのために測温センサは溶解が略完了して昇
温期に入る直前に浸漬するためヒートショックに強くな
ければならない。一方、炉底から突設して設けられた測
温センサは上から投入される冷材で損傷されないように
する必要がある。
示すように炉底を窪ませて、その窪みに測温センサを取
り付ける方法、または図6のように測温センサを保護ス
リーブで囲う方法があるが、誘導コイルによる溶融金属
の湯運動で生じる湯の流れ10に対して、両者共に測温
センサの周囲の溶湯に淀みが生じて溶湯温度と測温値と
にタイムラグが生じる問題がある。
れたもので、その目的とするところは、冷材投入に対し
て損傷を受け無くして連続して、かつ高精度で測温でき
る溶融金属の連続測温装置を提供することにある。
に請求項1記載の発明は、誘導コイルの内側に絶縁物を
介して成形した耐火物製のるつぼに測温センサを浸漬し
て測温する溶融金属の連続測温装置において、前記るつ
ぼの底部に前記誘導コイルによる溶融金属の湯の流れの
方向と同じ方向の溝を設けて、該溝の底部に該溝深さよ
り低い高さで測温センサを突設したことを特徴とする。
コイルの内側に絶縁物を介して成形した耐火物製のるつ
ぼに測温センサを浸漬して測温する溶融金属の連続測温
装置において、前記るつぼの底部に前記誘導コイルによ
る溶融金属の湯運動の方向と略平行して一対の保護スリ
ーブ列を突設して、該保護スリーブ列間に該保護スリー
ブより低い高さで測温センサを突設することができる。
又は保護スリーブに当たり、溝又は保護スリーブ内の測
温センサの保護管は保護されるので冷材による損傷を無
くすることが可能になる。また、溝、保護スリーブは湯
の流れと同じ方向に設けられるので、溝、保護スリーブ
内に溶湯が淀むのを防止して正確な測温が可能になる。
の構成図を示す。この図1において、従来例と同一の符
号を付けた部材はおおよそ同一の機能を有するのでその
説明は省略する。この図1において、1は測温センサ、
2は溶湯、5は誘導コイル、7は耐火物製のるつぼ、8
は炉底9の溝、10は湯の流れを示す。この図1におい
て、誘導加熱炉は、誘導コイル5の内側に図示していな
い絶縁物を介して耐火物を成形したるつぼ7を有してお
り、このるつぼ7内に冷材(常温の金属)を投入して、
その冷材が誘導コイル5により誘導加熱されて溶解した
溶湯2を所定の成分に調整するとともに、測温センサ1
により所定の温度に加熱昇温してトリベ(図示せず)等
に出湯して溶解の一サイクルが完結し、次回の冷材溶解
に備えるようにしたバッチ操業等に使用される溶解炉で
ある。上記のように投入材料が冷材であることから溶解
中に金属の酸化物、および鋳物の戻り材等に付着した鋳
物砂等が熱伝達で溶けて純金属から分離してスラグ6に
なり、ほとんどのスラグ6は金属より比重が軽いので溶
湯表面に浮遊する。前記測温センサ1は熱伝対の両導線
を碍子管で接触しないように保護してアルミナの保護管
で被覆した後、別の保護管(例えば特開平6−8217
1号公報で同一出願人により開示されている低熱膨張の
ヒートショックに強い、また耐溶損性の高いジルコニヤ
とモリブデンとの保護管)を被せて構成している。また
この測温センサ1は炉底を貫通し、溶湯2が誘導コイル
5によって動かされる湯の流れ10と略同じ方向で炉底
9に設けられた溝8の底面から突設して取付けられてい
る。そして、この測温センサ1の先端は溝8より低めに
して炉底9の面以下になっている。
成図を示す。この図2において、1は測温センサ、2は
溶湯、5は誘導コイル、7は耐火物製のるつぼ、10は
湯の流れ、11は炉底9より突設させた、湯の流れ10
と略同一方向の一対の保護スリーブ列を示す。この図2
が図1と異なる点は炉底9に湯の流れ10と同じ方向の
溝8を設けてその溝8の底部に測温センサ1を突設する
代わりに、炉底9に湯の流れ10と略平行に保護スリー
ブ列11を突設させて、その保護スリーブ列11の間に
突設して測温センサ1を取付けた点である。そして、こ
の測温センサ1の先端は保護スリーブ列11より低めに
なっている。
傷を受けずに、かつ溶融金属の温度を高精度で連続して
測温できるので、冷材溶解時の最大の問題である冷材の
棚釣り現象により炉内が過昇温してるつぼの耐火物が溶
損するのを未然に防ぐ効果がある。また、適切な温度管
理が容易になり省エネルギになる効果がある。
設した測温装置の構成図
付けた従来例の炉底部の断面図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】誘導コイルの内側に絶縁物を介して成形し
た耐火物製のるつぼに測温センサを浸漬して測温する溶
融金属の連続測温装置において、前記るつぼの底部に前
記誘導コイルによる溶融金属の湯の流れの方向と同じ方
向の溝を設けて、該溝の底部に該溝深さより低い高さで
測温センサを突設したことを特徴とする溶融金属の連続
測温装置。 - 【請求項2】誘導コイルの内側に絶縁物を介して成形し
た耐火物製のるつぼに測温センサを浸漬して測温する溶
融金属の連続測温装置において、前記るつぼの底部に前
記誘導コイルによる溶融金属の湯の流れ方向と略平行し
て一対の保護スリーブ列を突設して、該保護スリーブ列
間に該保護スリーブより低い高さで測温センサを突設し
たことを特徴とする溶融金属の連続測温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21295897A JP3932612B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 溶融金属の連続測温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21295897A JP3932612B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 溶融金属の連続測温装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163855A true JPH1163855A (ja) | 1999-03-05 |
JP3932612B2 JP3932612B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=16631117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21295897A Expired - Fee Related JP3932612B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | 溶融金属の連続測温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3932612B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232151A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Kawasaki Precision Machinery Ltd | 弁装置 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21295897A patent/JP3932612B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007232151A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Kawasaki Precision Machinery Ltd | 弁装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3932612B2 (ja) | 2007-06-20 |
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