JPH1163018A - クラッチ操作装置のストローク検出装置 - Google Patents

クラッチ操作装置のストローク検出装置

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JPH1163018A
JPH1163018A JP9241816A JP24181697A JPH1163018A JP H1163018 A JPH1163018 A JP H1163018A JP 9241816 A JP9241816 A JP 9241816A JP 24181697 A JP24181697 A JP 24181697A JP H1163018 A JPH1163018 A JP H1163018A
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JP
Japan
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clutch operating
clutch
push rod
stroke
operating device
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JP9241816A
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Inventor
Makoto Nishikubo
真 西久保
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/086Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation the clutch being actuated by a push rod extending coaxially through the input or output shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/18Sensors; Details or arrangements thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/22Vibration damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クラッチ操作用プッシュロッドのストロークを
正確に検出する。 【解決手段】プッシュロッド160に固定した伝達ブラ
ケット189と回転ストロークセンサ186のセンサレ
バー187とをリンク190を介して連結する。伝達ブ
ラケットおよびセンサレバーとリンクとの間には、それ
ぞれボールジョイント191を介在させている。ストロ
ークセンサは、クラッチ操作装置のトランスミッション
への取付けブラケット202に固定されている。また、
伝達ブラケットとリンクとの連結部およびリンクとセン
サレバーとの連結部には、防振用ゴム200が介装され
ている。さらに、プッシュロッドにガイド部材203を
固定し、このガイド部材の棒状部203bを、伝達ブラ
ケットの孔内に嵌着したゴムブッシュ204に挿通し、
プッシュロッドの長さ調整時に伝達ブラケットが回転す
ることを防止する。また、シリンダボディ120にボス
部120bを形成し、取付け用ブラケット202に固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチ操作装置に
係り、特に、クラッチ操作用のプッシュロッドの動作を
回転ストロークセンサによって検出するクラッチストロ
ーク検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、一般的なクラッチ操作装置の構成
について簡単に説明する。図6は半自動式のクラッチ操
作装置の一例を示すもので、このクラッチ操作装置は、
パワーシリンダ2と、ハイドロリックシリンダ4と、コ
ントロールバルブ6とを備えている。
【0003】パワーシリンダ2は、シリンダシェル8内
に摺動自在に嵌合されたパワーピストン10を備えてお
り、このパワーピストン10がシリンダシェル8内を圧
力室12と大気圧室14とに区画している。パワーピス
トン10の軸心部にはピストンロッド16が固定されて
一体的に進退動する。
【0004】ハイドロリックシリンダ4は、シリンダシ
ェル8の開口部を閉塞するメインハウジング18に形成
されたシリンダボディ20内に設けられている。シリン
ダボディ20のシリンダ孔20a内にフリーピストン2
2およびハイドロリックピストン24が摺動可能に配置
されている。これらフリーピストン22とハイドロリッ
クピストン24は、シリンダ孔20a内を液圧室26、
中間室28および大気室30に区画している。なお、フ
リーピストン22とハイドロリックピストン24との間
にはスプリング23が配設されて両ピストン22,24
を互いに逆方向へ付勢している。
【0005】コントロールバルブ6は、メインハウジン
グ18およびバルブハウジング29に形成されたバルブ
孔31内に設けられている。バルブ孔31には、バルブ
リフタ32が摺動自在に嵌合している。このバルブリフ
タ32は、バルブ孔31内を液圧室34、排気室35お
よび変圧室36に区画しており、変圧室36内に配置さ
れたスプリング37によって常時液圧室34側へ付勢さ
れている。また、このバルブリフタ32内には通路32
aが形成されており、この内部通路32aの一端がバル
ブリフタ32の変圧室36側の先端に開口し、他端は排
気室35内に開口し、排気ポート38を介して大気に開
放されている。前記バルブ孔31のバルブハウジング2
9側には、弁体40が配置されている。この弁体40は
前記バルブリフタ32と対向しており、コントロールバ
ルブ6の非作動時にはスプリング42によって付勢され
て弁座44に着座している。弁体40が弁座44に着座
している状態では、前記変圧室36と、管路48を介し
てエアタンク46に接続されている圧縮エア供給ポート
50との間を遮断している。
【0006】コントロールバルブ6の液圧室34は、メ
インハウジング18内に形成した通路52によってハイ
ドロリックシリンダ4の液圧室26に連通し、このハイ
ドロリックシリンダ4の液圧室26は、メインハウジン
グ18内に形成した通路54によって入口ポート56に
連通している。
【0007】前記パワーピストン10のピストンロッド
16は、シリンダ孔20a内に嵌着されたガイドブロッ
ク58を貫通し、さらにフリーピストン22を貫通して
ハイドロリックピストン24の一方の端面に当接してい
る。また、このハイドロリックピストン24の大気室3
0側の端面には、クラッチ操作用のプッシュロッド60
が当接している。このプッシュロッド60の他端(図6
の右端)は図示しないクラッチアウターレバーに連結さ
れている。このプッシュロッド60は、シリンダボディ
20内の第1の部分(クラッチ操作装置の出力ロッド)
62およびシリンダボディ20外に突出している第2の
部分(クラッチアウターレバーの連結部材)64とから
成り、第2の部分64の雄ねじ64aをアダプタ66の
ねじ穴66aに螺合させ、アダプタ66を回転させるこ
とにより全長の調整ができるようになっている。
【0008】コントロールバルブ6の圧縮エア供給ポー
ト50は、管路48を介してエアタンク46に接続され
ており、変圧室36は、管路68を介してダブルチェッ
クバルブ70の一方のインレットポート70aに接続さ
れている。このダブルチェックバルブ70の他方のイン
レットポート70bは、管路72、電磁切換弁74およ
び管路76を介してエアタンク46に接続されている。
また、ダブルチェックバルブ70のアウトレットポート
70cは、管路78を介してパワーシリンダ2の圧力室
12に接続されている。
【0009】さらに、メインハウジング18の入口ポー
ト56は、クラッチペダル82によって作動されるマス
タシリンダ84の出力圧室84aに、管路80を介して
接続されている。
【0010】なお、前記電磁切換弁74はコントローラ
77によって制御されるようになっており、電磁切換弁
74の一方の位置(非作動位置)では、パワーシリンダ
2の圧力室12と大気圧室14とを、管路78、ダブル
チェックバルブ70および管路72と、管路75および
メインハウジング18の排気入口18aを介して接続
し、作動位置に切換えられると、パワーシリンダ4の圧
力室12を大気圧室14から遮断するとともに、管路7
6を介してエアタンク46に接続する。
【0011】この半自動式のクラッチ操作装置は以下の
ように作動する。マニュアル操作の場合には、クラッチ
ペダル82を踏み込むと、マスタシリンダ84の出力圧
室84aの液体が、入口ポート56から通路54を通っ
てハイドロリックシリンダ4の液圧室26に圧送され、
さらに通路52を介してコントロールバルブ6の液圧室
34に送られる。従って、フリーピストン22が図6の
右方へ移動されるとともに、バルブリフタ32が図の右
方へ押出される。
【0012】バルブリフタ32が作動すると、このバル
ブリフタ32の先端が弁体40に当接して内部通路32
aが閉塞され、さらに移動して弁体40を押し開く。弁
体40が弁座44から離座すると、圧縮エア供給ポート
50と変圧室36とが連通する。すると、エアタンク4
6の圧縮エアが、変圧室36からダブルチェックバルブ
70を経てパワーシリンダ2の圧力室12に供給され
る。この圧力室12に供給された圧縮エアが、パワーピ
ストン10を図6の右方へ移動させる。パワーピストン
10が前進すると、それに伴ってピストンロッド16お
よびハイドロリックピストン24が図の右方へ移動し、
クラッチ操作用プッシュロッド60を前進させる。この
クラッチ操作用プッシュロッド60の前進によって、図
示しないクラッチアウターレバーが作動してクラッチを
切る。
【0013】クラッチペダル82の踏力を解除すると、
液圧室34の圧力が低下して、バルブリフタ32はスプ
リング37によって図6の状態に復帰する。すると、バ
ルブリフタ32の内部通路32aが開放し、変圧室36
は通路32aを経て排気室35および排気ポート38か
ら大気に開放され、パワーシリンダ2の圧力室12のエ
アをダブルチェックバルブ70、コントロールバルブ6
の変圧室36を経て大気に放出させる。すると、パワー
ピストン10、ピストンロッド16、ハイドロリックピ
ストン24およびプッシュロッド60は、図6の状態に
復帰し、クラッチアウターレバーが復帰してクラッチを
再び継ぐ。
【0014】また、クラッチの操作が自動的に行なわれ
る場合には、コントローラ77によって電磁切換弁74
を切換え、エアタンク46を電磁切換弁74およびダブ
ルチェックバルブ70を介してパワーシリンダ2の圧力
室12に接続し、エアタンク46の圧縮エアをパワーシ
リンダ2の圧力室12に供給してパワーピストン10を
図の右方へ作動させ、前記マニュアルの場合と同様にク
ラッチ操作用のプッシュロッド60によってクラッチア
ウターレバーを作動させてクラッチを切る。また、コン
トローラ77によって電磁切換弁74を逆に切換える
と、パワーシリンダ2の圧力室12は、ダブルチェック
バルブ70、電磁切換弁74、管路75および排気入口
18aを介して大気圧室14に接続され、圧力室12内
のエアは、大気圧室14、メインハウジング18内の排
気通路79等を通って排気ポート38から排出され、ク
ラッチ操作用のプッシュロッド60が戻ってクラッチが
継がれる。
【0015】前記クラッチ操作装置は、クラッチ操作用
プッシュロッド60のストロークを検出することにより
クラッチの作動を制御するクラッチストローク検出装置
を備えている。このクラッチストローク検出装置の従来
の構成について、図7により説明する。図7において、
2はパワーシリンダ、4はハイドロリックシリンダ、6
はコントロールバルブであり、パワーシリンダ2のパワ
ーピストンの作動によてクラッチ操作用プッシュロッド
60を進退動させ、この動作を回転ストロークセンサ8
0によって検出する。
【0016】回転ストロークセンサ80は、センサレバ
ー81を備え、センサレバー81の先端にセンサロッド
82の一端が結合されている。センサロッド82の他端
はクラッチアウターレバー83の中間位置に連結されて
いる。そして、クラッチ操作用プッシュロッド60の動
きによってクラッチアウターレバー83が回動し、これ
に連動してセンサロッド82を介してトルクを受けてセ
ンサレバー81が角変位し、センサレバー81の角変位
を回転ストロークセンサ80が感知してプッシュロッド
60の位置を検出し、クラッチの断位置、接位置および
半クラッチ位置の制御が行なわれる。
【0017】前記従来のクラッチ操作装置では、クラッ
チ板が摩耗した時、その摩耗量に応じて長さ調節部材で
あるアダプタ66に対するプッシュロッド60のねじ込
み長さを変更することにより、プッシュロッド60の有
効長さを調整し、同時にセンサレバー81およびセンサ
ロッド82も調整する。
【0018】しかし、クラッチアウターレバー83に連
結されるプッシュロッド60とセンサロッド82とは、
クラッチアウターレバー83を支持するレバー軸84か
らの距離が異なっていて、センサロッド82のほうが長
さが短かいので、作動時のストローク量がセンサ側の方
が小さくなっている。そのため、センサ側の方でストロ
ーク制御が荒くなりプッシュロッド60の移動量の検出
誤差が大きく、検出精度が低下するのみならず、プッシ
ュロッド60の有効長さの調整と同時にセンサレバー8
1およびセンサロッド82等を調整することが煩わし
く、また、調整時にセンサレバー81に無用の外力が加
わり易いという欠点があった。
【0019】そこで、本出願の発明者らは、クラッチス
トロークの検出精度が良く、また、クラッチが摩耗して
プッシュロッドが後退した際に、このプッシュロッドの
長さを調整する場合でも、ストロークセンサの再調整が
不要であり、しかも、調整時にセンサレバーに大きな力
が加わるおそれのないクラッチ操作装置(クラッチ倍力
装置)を提案した(特願平9−34540号)。
【0020】前記出願に係るクラッチ倍力装置に設けら
れたストローク検出装置は、図8および図9に示すよう
に、長さ調整部材であるアダプタ66により長さの調整
が可能なクラッチ操作用プッシュロッド60の動きを、
トルク伝達機構85を介して回転ストロークセンサ86
のセンサレバー87に伝達し、レバー軸88を中心に回
動するセンサレバー87の動きをストロークセンサ86
により感知するようになっている。
【0021】トルク伝達機構85は、アダプタ66に取
付けられた伝達ブラケット89と、伝達ブラケット89
とセンサレバー87との間に介在するリンク90とを備
えており、このリンク90の一端が伝達ブラケット89
に、他端がセンサレバー87にそれぞれボールジョイン
ト91,91によって連結されている。
【0022】伝達ブラケット89は、アダプタ66の外
周に回転自在に嵌合する基部92と、その先端をコ字状
に折り曲げて形成した案内受片93および接合片94と
を一体に有し、アダプタ66の外周に巻装した圧縮ばね
95で止め輪96へ押し付けられて軸線方向の動きが規
制され、プッシュロッド60およびアダプタ66と一体
的に進退動する。
【0023】また、図示しないトランスミッションのハ
ウジングに台枠97が固着され、さらにこの台枠97に
回転防止部材98が固着されており、伝達ブラケット8
9は台枠97の案内板部97aと回転防止部材98の案
内板部98aとの間に案内受片93が配置されて、プッ
シュロッド66の軸線と平行に摺動自在に案内されるよ
うになっている。なお、回転ストロークセンサ86は、
ほぼ菱形のフランジ86aを有し、このフランジ86a
をボルトで締結することにより台枠97に固定されてい
る。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前記構成のクラッチ操
作装置のストローク検出装置では、図7に示す従来の構
成に比べて、ストロークの検出精度が高く、しかも、ク
ラッチ操作用プッシュロッド60の有効長さを調整する
際に、回転ストロークセンサ86のセンサレバー87や
リンク90等を調整する必要がなく、クラッチ調整の作
業性を向上させることができるという極めて優れた効果
を奏することができる。しかしながら、回転ストローク
センサ86をトランスミッションに固定しているので、
クラッチ操作装置との位置関係にばらつきが大きく、ス
トローク検出装置がスムーズに作動しないおそれがあっ
た。また、エンジン等の振動がクラッチ操作装置に伝わ
り、その振動によって回転ストロークセンサやリンク系
が破損するおそれがあるという問題もあった。
【0025】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、回転ストロークセンサとクラッチ操作装置の
クラッチ操作用プッシュロッドとの位置関係のばらつき
を小さくし、ストローク検出装置の作動をスムーズに行
なうことができるクラッチ操作装置のストローク検出装
置を提供することを目的とするものである。
【0026】また、エンジン等の振動によって回転スト
ロークセンサやリンク等に大きな力のかかることにない
クラッチ操作装置のストローク検出装置を提供すること
を目的とするものである。さらに、クラッチ摩耗時にク
ラッチ操作用プッシュロッドの長さを調整する際に、回
転ストロークセンサやリンク等に大きな回転力が作用す
ることを防止できるクラッチ倍力装置のストローク検出
装置を提供することを目的とするものである。また、ク
ラッチ操作装置のシリンダボディの振動を防止して、回
転ストロークセンサやリンク等の振動を緩和することが
できるクラッチ操作装置のストローク検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクラッチ操
作装置のストローク検出装置は、クラッチ操作用プッシ
ュロッドの進退動にセンサレバーを連動させ、このセン
サレバーの動作を回転ストロークセンサによって検出す
るものであって、特に、前記回転ストロークセンサを、
クラッチ操作装置のトランスミッションへの取付け用ブ
ラケットに固定したものである。または、回転ストロー
クセンサを、クラッチ操作装置のシリンダボディに固定
したものである。
【0028】また、他の発明に係るクラッチ操作装置の
ストローク検出装置は、クラッチ操作用プッシュロッド
とセンサレバーとを、プッシュロッドに着脱可能に固定
されて一体的に進退動する伝達ブラケットと、この伝達
ブラケットとセンサレバーに両端がそれぞれ結合された
リンクとによって連結し、さらに、前記リンクと伝達ブ
ラケットとの連結部およびリンクとセンサレバーとの連
結部の少なくともいずれか一方に防振用弾性体を設けた
ものである。
【0029】さらに、他の発明に係るクラッチ操作装置
のストローク検出装置は、クラッチ操作用プッシュロッ
ドにガイド部材を固定し、このガイド部材と前記伝達ブ
ラケットに設けたガイド部とを、クラッチ操作用プッシ
ュロッドの進退動方向に相対移動可能に係合させたもの
である。
【0030】また、別の発明に係るクラッチ操作装置の
ストローク検出装置は、クラッチ操作装置のシリンダボ
ディに防振用のボス部を形成し、このボス部をクラッチ
操作装置の取付け用ブラケットに固定したものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るストローク検出装置を備えたクラッチ操作装置の要部
を示す正面図、図2はその平面図である。このクラッチ
操作装置の内部の構成ついては、前記図6の構成と基本
的に同一であるのでその説明は省略するが、クラッチ操
作時には、パワーシリンダ102の圧力室に圧縮エアが
導入されてパワーピストンを作動すると、倍力した操作
力がピストンロッドを介してハイドロリックシリンダ1
04のハイドロリックピストンおよびクラッチ操作用プ
ッシュロッド160に伝達され、プッシュロッド160
が図1の右方へ前進し、図示しないクラッチアウターレ
バーを角変位させてクラッチを断状態にする。
【0032】また、クラッチペダルを戻し、あるいは電
磁弁がオフになった場合には、パワーシリンダ102の
圧力室内のエアが排出され、クラッチ操作用プッシュロ
ッド160と、ハイドロリックピストンおよびパワーピ
ストンが復帰し、クラッチは接状態になる。
【0033】次に、ストローク検出装置の構成について
説明する。このストローク検出装置は、クラッチ操作用
プッシュロッド160の進退動を、伝達ブラケット18
9およびリンク190を介してセンサレバー187に伝
達し、レバー軸188を中心に回動するこのセンサレバ
ー187の動きを回転ストロークセンサ186によって
検出するようになっている。
【0034】クラッチ操作用のプッシュロッド160
は、シリンダボディ120内の出力ロッド(図示せず)
と、シリンダボディ120外に突出しているクラッチア
ウターレバーの連結部材164とから成っており、連結
部材164の雄ねじ164aを長さ調整用ナット166
内に螺合してあり、調整用ナット166を回転すること
によりプッシュロッド160の全長を調整することがで
きる。
【0035】伝達ブラケット189は、連結部材164
の外周に嵌合する取付け部189aと、L字状に折曲げ
た下部に形成されている結合部189bとを備えてい
る。取付け部189aは、ロックナット199によって
調整用ナット166の端面に固定されている。この伝達
ブラケット189の下部の結合部189bは、リンク1
90を介してセンサレバー187に連結されている。こ
のリンク190の両端にはそれぞれボールジョイント1
91,191が設けられており、これらボールジョイン
ト191,191を介して伝達ブラケット189の結合
部189bおよびセンサレバー187に連結されてい
る。センサレバー187とリンク190との連結部に
は、図3に示すように防振ゴム200が嵌着されてい
る。なお、リンク190と伝達ブラケット189との連
結部にも同様に防振ゴムを設けるようにしても良い。
【0036】このようにリンク190と、伝達ブラケッ
ト189およびセンサレバー187をそれぞれボールジ
ョイント191を介して連結し、これら両連結部の少な
くとも一方に防振ゴム200を介在させたので、エンジ
ンの振動等が伝わって回転ストロークセンサ186やリ
ンク190に大きな力が作用することを防止することが
できる。
【0037】回転ストロークセンサ186はほぼ菱形の
フランジ186aを有し、このフランジ186aをボル
トによりセンサブラケット201に締結して固定してい
る。このセンサブラケット201は、一方(図の左側)
の端部側が、メインハウジング118にボルトによって
固定されたクラッチ操作装置本体のブラケット202に
ボルトにより固定されている。また、このセンサブラケ
ット201の他端は図示しないトランスミッションに固
定される。
【0038】以上のように本実施例に係るクラッチ操作
装置のストローク検出装置では、回転ストロークセンサ
186をクラッチ操作装置に固定したので、回転ストロ
ークセンサ186とプッシュロッド160との位置関係
にばらつきが小さく、ストローク検出装置の作動をスム
ーズに行なうことができる。
【0039】プッシュロッド160のクラッチアウター
レバー連結部材164に、前記伝達ブラケット189の
回転を防止するためのガイド部材203が設けられてい
る。このガイド部材203は、連結部材164に固定さ
れる取付板203aと、この取付板203aに直角に
(すなわちプッシュロッド160と平行に)固定された
棒状部203bとを有している。取付板203aには、
連結部材164の先端方向へ折曲げられた位置決め用突
起203cが設けられており、連結部材164の平坦面
に当接してこのガイド部材203のプッシュロッド16
0に対する位置決めを行なう。また、前記伝達ブラケッ
ト189のプッシュロッド160への取付け部189a
には、横方向へ延びた延長部189cが設けられてお
り、この延長部189cに形成された孔内にゴム状のブ
ッシュ204が嵌着されている。そして、前記ガイド部
材203の棒状部203bが、このゴム状ブッシュ20
4内に挿通されている。
【0040】伝達ブラケット189の回転防止用ガイド
部材203を設けたので、クラッチ摩耗時に、プッシュ
ロッド160の長さを調整する場合等に、伝達ブラケッ
ト189が回転することを防止でき、回転ストロークセ
ンサ186やリンク190等に大きな力がかかることを
防止することができる。
【0041】さらに、前記シリンダボディ120には、
図2および図4に示すように、このシリンダボディ12
0の振動を防止するための防振用ボス部120bが形成
されている。防振用ボス部120bは、シリンダボディ
120に対して直角方向に延びており、メインハウジン
グ118に固定されたクラッチ操作装置本体のL字状ブ
ラケット202にボルトによって固定されている。
【0042】このようにメインハウジング118から突
出しているために振動しやすいシリンダボディ120
を、防振用ボス部120bを介してクラッチ操作装置の
本体側に固定したので、その振動を防止することがで
き、エンジン等の振動が伝えられて生ずる回転ストロー
クセンサ186やリンク190等の振動を緩和すること
ができる。従って、回転ストロークセンサ186やリン
ク190等の損傷を防止することができる。
【0043】図5は第2の実施例に係るクラッチ操作装
置のストローク検出装置を示すもので、クラッチ操作装
置の構成は前記実施例と同様であり、回転ストロークセ
ンサ186の取付け位置が異なっている。この実施例で
は、回転ストロークセンサ186のフランジ186a
が、シリンダボディ120の下部に設けたプレート部1
20cに固定されている。この実施例でも、回転ストロ
ークセンサ186とプッシュロッド160との位置関係
にばらつきが小さく、ストローク検出装置の作動をスム
ーズに行なうことができる。
【0044】なお、前記実施例では、半自動式のクラッ
チ操作装置について説明したが、本発明は、全自動式の
クラッチ操作装置にも適用しうることはいうまでもな
い。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るクラッチ
操作装置のストローク検出装置では、回転ストロークセ
ンサを、クラッチ操作装置のトランスミッションへの取
付け用ブラケットに固定し、または、クラッチ操作装置
のシリンダボディに固定したことにより、回転ストロー
クセンサとプッシュロッドとの位置関係のばらつきを小
さくし、ストローク検出装置の作動をスムーズに行なわ
せることができる。
【0046】また、他の発明に係るクラッチ操作装置の
ストローク検出装置では、クラッチ操作用プッシュロッ
ドとセンサレバーとを、プッシュロッドに着脱可能に固
定されて一体的に進退動する伝達ブラケットと、この伝
達ブラケットとセンサレバーに両端がそれぞれ結合され
たリンクとによって連結し、前記リンクと伝達ブラケッ
トとの連結部およびリンクとセンサレバーとの連結部の
少なくともいずれか一方に防振用弾性体を設けたことに
より、エンジンの振動等が伝わって回転ストロークセン
サやリンクに大きな力が作用することを防止することが
できる。
【0047】さらに、他の発明に係るクラッチ操作装置
のストローク検出装置では、クラッチ操作用プッシュロ
ッドにガイド部材を固定し、このガイド部材と前記伝達
ブラケットに設けたガイド部とを、クラッチ操作用プッ
シュロッドの進退動方向に相対移動可能に係合させたこ
とにより、クラッチ操作用プッシュロッドの長さ調整時
に、伝達ブラケットの回転を規制することができるの
で、回転ストロークセンサやリンク等に大きな力がかか
ることを防止することができる。
【0048】また、他の発明に係るクラッチ操作装置の
ストローク検出装置では、クラッチ操作装置のシリンダ
ボディに防振用のボス部を形成し、このボス部をクラッ
チ操作装置の取付け用ブラケットに固定したことによ
り、シリンダボディの振動を防止することができ、エン
ジン等の振動が伝えられて生ずる回転ストロークセンサ
やリンク等の振動を緩和することができる。従って、回
転ストロークセンサやリンク等の損傷を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクラッチ操作装置のス
トローク検出装置を示す正面図である。
【図2】前記クラッチ操作装置のストローク検出装置の
平面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV方向矢視図である。
【図5】第2の実施例に係るクラッチ操作装置のストロ
ーク検出装置を示す縦断面図である。
【図6】クラッチ操作装置の構成の一例を示す縦断面図
である。
【図7】従来のクラッチ操作装置のストローク検出装置
の正面図である。
【図8】従来の他の構成に係るクラッチ操作装置のスト
ローク検出装置を示す縦断面図である。
【図9】図8に示すクラッチ操作装置のストローク検出
装置の側面図である。
【符号の説明】 120 シリンダボディ 120b 防振用ボス部 160 クラッチ操作用プッシュロッド 186 回転ストロークセンサ 187 センサレバー 189 伝達ブラケット 190 リンク 200 防振用弾性体 202 取付け用ブラケット 203 ガイド部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ操作用プッシュロッドの進退動
    にセンサレバーを連動させ、このセンサレバーの動作を
    回転ストロークセンサによって検出するクラッチ操作装
    置のストローク検出装置において、 前記回転ストロークセンサを、クラッチ操作装置のトラ
    ンスミッションへの取付け用ブラケットに固定したこと
    を特徴とするクラッチ操作装置のストローク検出装置。
  2. 【請求項2】 クラッチ操作用プッシュロッドの進退動
    にセンサレバーを連動させ、このセンサレバーの動作を
    回転ストロークセンサによって検出するクラッチ操作装
    置のストローク検出装置において、 前記回転ストロークセンサを、クラッチ操作装置のシリ
    ンダボディに固定したことを特徴とするクラッチ操作装
    置のストローク検出装置。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ操作用プッシュロッドとセ
    ンサレバーとを、プッシュロッドに着脱可能に固定され
    て一体的に進退動する伝達ブラケットと、この伝達ブラ
    ケットとセンサレバーに両端がそれぞれ結合されたリン
    クとによって連結したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のクラッチ操作装置のストローク検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リンクと伝達ブラケットとの連結部
    およびリンクとセンサレバーとの連結部の少なくともい
    ずれか一方に防振用弾性体を設けたことを特徴とする請
    求項3に記載のクラッチ操作装置のストローク検出装
    置。
  5. 【請求項5】 クラッチ操作用プッシュロッドにガイド
    部材を固定し、このガイド部材と前記伝達ブラケットに
    設けたガイド部とを、クラッチ操作用プッシュロッドの
    進退動方向に相対移動可能に係合させて、伝達ブラケッ
    トの回転を規制することを特徴とする請求項3に記載の
    クラッチ操作装置のストローク検出装置。
  6. 【請求項6】 クラッチ操作装置のシリンダボディに防
    振用のボス部を形成し、このボス部をクラッチ操作装置
    の取付け用ブラケットに固定したことを特徴とする請求
    項3に記載のクラッチ操作装置のストローク検出装置。
JP9241816A 1997-08-22 1997-08-22 クラッチ操作装置のストローク検出装置 Pending JPH1163018A (ja)

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KR1019980034016A KR100300516B1 (ko) 1997-08-22 1998-08-21 클러치조작장치의스트로크검출장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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