JP2581829Y2 - 変速装置用の流体圧式アクチュエータユニット - Google Patents

変速装置用の流体圧式アクチュエータユニット

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JP2581829Y2
JP2581829Y2 JP2390892U JP2390892U JP2581829Y2 JP 2581829 Y2 JP2581829 Y2 JP 2581829Y2 JP 2390892 U JP2390892 U JP 2390892U JP 2390892 U JP2390892 U JP 2390892U JP 2581829 Y2 JP2581829 Y2 JP 2581829Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に用いられて
いる遠隔操作形の変速装置用の流体圧式アクチュエータ
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体圧式アクチュエータユニッ
トとして、シフトアクチュエータとセレクトアクチュエ
ータとを一体にした構成のものが公知である(例えば、
特開昭63−13941号公報)。この一体形の流体圧
式アクチェータユニットは、シフトアクチュエータのシ
フトロッドに対し回動のみが許されるように軸方向で固
定された駆動レバー部材をセレクト方向に回動させるた
め、シフトロッドに対して直交する方向に配置されたセ
レクトロッドとこれに対応して設けられたセレクトセン
サロッドとの間に、一対のセレクトレバーを含んで成る
レバー組立体を設け、セレクトロッドの運動に応じて、
レバー組立体と係合している駆動レバー部材をセレクト
方向に運動させると共にセレクトセンサロッドにそれに
応じた直線運動を与えるようにした構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のレバー
組立体は、一対のセレクトレバーの各基端をセレクトロ
ッドの端部とセレクトセンサロッドの端部とにそれぞれ
ねじ止めし、ボルトで連結されるセレクトレバーの各自
由端で駆動レバー部材を挟むように構成されており、各
部の加工誤差をボルトの連結状態で調整することにより
吸収している。したがって、この従来の構成によると、
部品点数が多く、構造が複雑となるという問題点のほ
か、連結部におけるナットの緩み等により作動に不具合
が生じる虞れがあるという問題をも有している。本考案
の目的は、従来技術における上述の問題点を解決するこ
とができる、変速装置用の改善された流体圧式アクチュ
エータユニットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の特徴は、シフトアクチュエータとセレクトア
クチュエータとを含み、シフトアクチュエータのシフト
ロッドの周方向に沿う回動のみが許されるようシフトロ
ッドに変速装置の変速用操作部材を駆動するための駆動
部材を設け、上記セレクトアクチュエータのセレクトロ
ッドの運動に応じて該駆動部材を上記シフトロッドの周
方向に回動させるようにした変速装置用の流体圧式アク
チュエータユニットにおいて、上記駆動部材と係合させ
るための係合部を有し一端部が上記セレクトロッドの一
端に固定されている一体形成の連結部材と、該連結部材
の位置を検出するための位置検出ロッドに対し該連結部
材の他端部を該位置検出ロッドと相対運動可能なように
案内するため上記位置検出ロッドに固定された案内部材
と、該連結部材の他端部を上記位置検出ロッドに圧接す
るため該連結部材の他端部を上記位置検出ロッドに押圧
するためのばね部材とを備えた点にある。
【0005】
【作用】連結部材の他端部は、案内部材によって位置検
出用ロッドに対して相対運動可能に案内されており、ば
ね部材によって連結部材の他端部と位置検出ロッドとが
圧接状態とされている。したがって、各部品の寸法誤差
は、位置検出ロッドと連結部材との間の相対運動に所要
のゆとりを持たせることにより、これを吸収することが
できる。セレクトロッドの運動に応じて、駆動部材が連
結部材を介して操作された場合、連結部材と位置検出ロ
ッドとは一緒に運動し、位置検出ロッドを用いて駆動レ
バーのセレクト方向位置を検出することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例につ
き、空気圧アクチェータを例にとって詳細に説明する。
図5には、本考案による流体圧式アクチュエータユニッ
トを用いて構成された車両用変速装置の一実施例が示さ
れている。この車両用変速装置TMは、例えばバス、ト
ラック等の大型自動車に使用されるもので、運転席部分
に設けられた指令ユニット1と、変速機本体(図示せ
ず)に取付けられる本考案によるアクチュエータユニッ
ト2と、指令ユニット1からの指令信号に基づいてアク
チュエータユニット2を制御するコントロールユニット
3とを備えている。指令ユニット1は、運転者が操作す
るための変速レバー4を有し、この変速レバー4を動か
すことにより図示しない変速指令スイッチがオン、オフ
し、その信号がコントロールユニット3に出力される。
【0007】アクチュエータユニット2は、変速機本体
に連結される駆動レバー(後述する)をシフト方向へ例
えば3段に動かすシフトアクチュエータ5とセレクト方
向へ例えば4段に動かすセレクトアクチュエータ6とが
十字状に一体になっており、これにより、変速機を前進
1段から6段までと、後進Rの合計7段に動かすことが
できる。
【0008】この切換動作を流体圧を用いて行なうた
め、アクチュエータユニット2には、電磁操作形の方向
切換弁MVA乃至MVEが設けられており、且つ切換位
置を検出し位置フィードバック信号を得ることができる
ようにするため、後述するシフトレバーの操作位置に応
じた位置検出信号を出力する位置検出器SHA、SH
B、NE、及びセレクトレバーの操作位置に応じた位置
検出信号を出力する位置検出器SgA乃至SgDが設け
られている。
【0009】コントロールユニット3は、指令ユニット
1からの指令信号、アクチュエータユニット2からの位
置検出信号、その他の入力信号を受けて制御信号を演算
出力し、アクチュエータユニット2の方向切換弁MVA
乃至MVE、及びアクチュエータユニット2へ作動流体
圧としての空気圧を送る空気圧発生部に設けられた電磁
操作形の速度切換弁MVSにその制御信号を出力するも
のである。
【0010】図4において、シフトアクチュエータ5
は、図中左側に位置する第1のハウジング7と図中右側
に位置する第2のハウジング8とが連結結合されたシフ
トシリンダ9を有する。このシフトシリンダ9には、シ
フトロッド10が摺動自在に挿入されている。
【0011】第1のピストン11は、シフトシリンダ9
内の中央でシフトロッド10に外嵌され、この第1のピ
ストン11の両側に第2のピストン12と第3のピスト
ン13とが外嵌されている。上記第2及び第3のピスト
ン12、13とシフトシリンダ9とに囲まれて、第1の
圧力作動室14と第2の圧力作動室15とがシフトシリ
ンダ9内の両側に形成されている。また、第1乃至第3
のピストン11、12、13に囲まれて第1の体積変動
室16が構成されている。第2のピストン12と第3の
ピストン13とは、シフトシリンダ9及び第1のピスト
ン11に対しては摺動自在であるが、シフトロッド10
に対してはスナップリング17、18を介してその一端
が固定されている。この第2のピストン12と第3のピ
ストン13とにはそれぞれ通孔19、20が形成され、
圧力作動室14、15からの圧力を第1のピストン11
が受けるようになっている。
【0012】したがって、第1の圧力作動室14の圧力
が第2の圧力作動室15の圧力よりも高くなると、第1
のピストン11、第3のピストン13及びシフトロッド
10が一体となって図中左方向に移動し、逆に、第2の
圧力作動室15の圧力の方が高くなると、第1のピスト
ン11、第2のピストン12及びシフトロッド10が一
体となって図中右方向に移動し、この移動する間に体積
変動室16の体積が変動する。第2のピストン12と第
3のピストン13とのストロークを規制するため、シフ
トシリンダ9内にはゴム等から成る第1乃至第3のスト
ッパ21、22、23が固定されている。
【0013】前述した位置検出器SHA、SHB、NE
はシフトシリンダ9の一端に設けられ、それぞれ第2の
ハウジング8に固定された第1乃至第3の固定接点2
4、25、26を有する。そして、これらの固定接点2
4、25、26に対向して、第1の可動接点27が、シ
フトロッド19に連結されている第1の位置検出用ロッ
ド28に固定されており、該可動接点27に固定接点2
4、25、26が接触することで対応する位置信号が出
力される。
【0014】排気空間29は、シフトシリンダ9の両端
に設けられた第1の排気室30と第2の排気室31、こ
れらの排気室30、31を連通させるためシフトロッド
10と第1の位置検出用ロッド28とに形成された第1
の中心孔32及び第2の中心孔33、並びに後述するセ
レクトアクチュエータの第3及び第4の排気室から構成
されている。第1の排気室30と第2の排気室31と
は、それぞれ第1の蓋体34と第2の蓋体35に囲まれ
て成っている。また、第1の中心孔32は、シフトロッ
ド10と第1のピストン11とに形成された連通孔3
6、37を介して、前述した体積変動室16に連通して
いる。
【0015】シフトロツド10の運動を、図示しない変
速機本体のシフトフォークシャフトに伝達するため、第
1のハウジング7に形成された凹部39内に配置された
駆動レバー38がシフトロッド10に連結されている。
後述するセレクトアクチュエータ6のセレクトロッドの
運動をもシフトフォークシャフトに伝達することができ
るようにするため、駆動レバー38はシフトロッド10
に対して回動のみ許されるように軸方向で固定されてい
る。したがって、駆動レバー38はシフトロッド10の
運動に伴ってシフト方向に移動することは勿論、後述す
るセレクトアクチュエータ6によってシフト方向とは直
角をなすセレクト方向に沿って回動することができる。
【0016】図1において、セレクトアクチュエータ6
は、前述した第1のハウジング7の図中下部に連結され
た第3のハウジング40と、この第3のハウジング40
に続く第4のハウジング41と、上部に連結された第5
のハウジング42とから構成されたセレクトシリンダ4
3を備えている。セレクトシリンダ43の第1、第3及
び第4のハウジング7,40、41内には、セレクトロ
ッド44が摺動自在に挿入されており、このセレクトロ
ッド44を動かすための第4乃至第6のピストン45、
46、47が設けられている。
【0017】第4のピストン45と第5のピストン46
とは、第1のハウジング7と第3のハウジング40内に
あって、セレクトロッド44に形成された受圧部48の
両側を外嵌し、且つ係合する形で摺動自在に配置されて
おり、該第4及び第5のピストン45、46とセレクト
シリンダ43とに囲まれて第3の圧力作動室49と第4
の圧力作動室50とが構成され、また、第4及び第5の
ピストン45、46とセレクトロッド44の受圧部48
とに囲まれて第2の体積変動室51が構成されている。
【0018】第4のピストン45と第5のピストン46
とにはそれぞれ通孔52、53が形成され、セレクトロ
ッド44の受圧部48に圧力作動室49、50からの圧
力を受けるようになっている。したがって、第3の圧力
作動室49の圧力が第4の圧力作動室50の圧力よりも
高くなると、セレクトロッド44が第5のピストン46
と一体に図中上方へ移動し、逆に、第4の圧力作動室5
0の圧力の方が高まると、セレクトロッド44が第4の
ピストン45と一体に図中下方へ移動する。このセレク
トロッド44の移動により第2の体積変動室51の体積
が変動する。第1のハウジング7と第3のハウジング4
0内の中央及び上端には第4及び第5のストッパ52、
53が固定され、第4のピストン45と第5のピストン
46との各ストロークを規制している。
【0019】第6のピストン47は、第4のハウジング
41内に摺動自在に挿入され、第6のピストン47と第
4のハウジング31とにより第5の圧力作動室54と第
3の排気室55とが構成されている。第4のハウジング
41内の上端と下端には第6及び第7のストッパ56、
57が固定され、第6のピストン47のストロークを規
制している。また、第3の排気室55にはセレクトロッ
ド35の下端が臨み、第6のピストン47がセレクトロ
ッド44の下端のストッパをなしている。
【0020】前述した第2の体積変動室51と第3の排
気室55とは、セレクトロッド44に形成された第3の
連通孔58を介して連結されている。また、この第3の
排気室55は、第3のハウジング40に形成された第4
の連通孔59を介して継手60に接続され、さらにこの
継手60が後述する第4の排気室69に連通している。
【0021】前述した位置検出器SgA、SgB、Sg
C、SgDはセレクトシリンダ43の図中上端やや手前
に設けられ、それぞれ第5のハウジング42に固定され
た第4乃至第8の固定接点61乃至64に対向して可動
接点65が第2の位置検出用ロッド68に固定されてお
り、該可動接点65に固定接点61乃至64の何れか1
つが接触することで位置信号を出力する構成となってい
る。
【0022】セレクトロッド44によって駆動レバー3
8をシフトロッド10の軸と直交する面内で回動させる
と共に、第2の位置検出用ロッド68をセレクトロッド
44と連動させるため、セレクトロッド44と第2の位
置検出用ロッド68との間には、連結部材80が設けら
れている。
【0023】次に、連結部材80及びその取付け構造に
ついて図2及び図3をも参照しながら説明する。図2
は、図1の矢印A方向から見た、連結部材80と駆動レ
バー38との係合状態を示すための要部拡大図、図3
は、図1のB−B線断面図である。
【0024】連結部材80は、図1乃至図3から判るよ
うに、舟型状に形成され、その両端に取付用の貫通孔8
1、82が設けられている。連結部材80の一端部に設
けられた取付孔81は、セレクトロッド44の端面に突
設されたボルト83によってその端部にしっかりとボル
ト止めされている。一方、連結部材の80の他端部に設
けられた取付孔82は、第2の位置検出用ロッド68の
端部にそれと同軸になるよう螺入されて固着されている
段付ねじ84の柱状部85に滑動自在に嵌め合されてお
り、これにより連結部材80の他端部が柱状部85によ
って案内され、両者はその同軸関係を維持しつつ、軸に
沿って相対運動可能となっている。
【0025】段付ねじ84の外端に設けられた頭部86
と連結部材80の他端部との間には、弾発ばね87が介
装されており、これにより連結部材80の他端部の外端
面82aと第2の位置検出ロッド68の端面68aとが
圧接状態とされる。弾発ばね87のばね定数は、セレク
トアクチュエータ6の作動中その圧接状態が維持される
よう比較的大きな値とされており、したがって、セレク
トロッド44の移動に応じて第2の位置検出用ロッド6
8が移動し、セレクトロッド44の位置検出を行なうこ
とができる。
【0026】上述の如くしてセレクトロッド44に固着
されている連結部材80の運動に応じて駆動用レバー3
8を操作するため、連結部材80の底部には、駆動用レ
バー38が係入する長孔89が形成されている。この長
孔89の形状は、駆動用レバー38が長孔89内でシフ
トロッド10の軸方向に運動するのは許すが、シフトロ
ッド10の周方向に沿う運動を許すことがない形状に定
められている。この結果、駆動レバー38は連結部材3
8と係合しているにも拘らずシフトロッド10の運動に
従って連結部材38とは独立してシフト方向に運動可能
であり、且つセレクトロッド44によって連結部材80
がセレクトロッド44の軸方向に運動するとこれに従っ
てシフトロッド10の周方向に回動することとなる。な
お、駆動レバー38とシフトロッド10との間の連結構
造は、公知の構造であるので、その詳細につき説明する
のを省略する。
【0027】この構成によると、段付ねじ84の柱状部
85の外径寸法と貫通孔82の内径との間の寸法差を適
宜の値とすることにより、連結部材80の一端部をセレ
クトロッド44の端部にボルト止めしたときに、各部品
の加工誤差をこの寸法差によって吸収することができる
ため、加工誤差に起因する調整が不要であり、従来の構
成に比べて調整の手間が省けるので工数の削減が可能と
なるほか、部品の点数も少なくて済み、コストの著しい
低減を図ることができる。さらに、ボルト止めの箇所が
少ないため、信頼性も著しく向上する。
【0028】第4の排気室69は、セレクトシリンダ4
3の図中上端に設けられ、第5のハウジング42と該第
5のハウジング42に固定された第3の蓋体70に囲ま
れて構成されている。
【0029】しかして、図1、図4において、前述した
第1乃至第5の圧力作動室14、15、49、50、5
4には、方向切換弁MVAからMVEのシリンダポート
が接続されている。また、これらの方向切換弁MVAか
らMVEのポンプポートは、前述した速度切換弁MVS
を介してエアポンプ71とエアタンク72とに接続さ
れ、該エアポンプ71で加圧され、エアタンク72に一
時溜められた空気が供給されるようになっている。速度
切換弁MVSは、そのオン時にはオリフィス73を介し
て空気を絞って通過させるようにしてアクチュエータの
速度を調節できるようにしてある。そして、前述した方
向切換弁MVAからMVEの排気ポートは、排気空間2
9の第2乃至第4の排気室31、55、69に連通され
ている。第1の排気室30は、第1の蓋体34に形成さ
れた大気接続ポート74に接続されている。この大気接
続ポート74には、第1の排気室30への逆流を阻止す
る逆止弁75が設けられている。
【0030】上記構成において、指令ユニット1の変速
レバー4を動かすと、その信号がコントロールユニット
3に送られ、これを受けてコントロールユニット3は、
位置検出器SHA、SHB、NE及びSgA乃至SgD
からフィードバックされる信号で確認しながら対応する
方向切換弁MVAからMVEをオンオフする。これによ
り第1乃至第6のピストン11乃至13、45乃至47
が押圧され、シフトロッド10又はセレクトロッド44
を動かし、駆動レバー38を変位させる。
【0031】図1、図4は、1段と2段との間のニュー
トラル位置に駆動レバー38がある状態を示している。
ここで、例えば方向切換弁MVBをオンとし、方向切換
弁MVAをオフとすれば、第2の圧力作動室15に高圧
の空気が供給され、第1の圧力作動室14の空気は排気
空間29へ逃げるので、第2の圧力作動室15の圧力が
第1の圧力作動室14の圧力よりも高くなり、そのた
め、第1のピストン11と第2のピストン12とが左方
向からの圧力を受け、第1のピストン11、第2のピス
トン12、シフトロッド10及び駆動レバー38が一体
となって図1右側へ移動し、変速機を1段に切換える。
【0032】この場合、第1のピストン11と第2のピ
ストン12とが右側に変位するため、第1の体積変動室
16の体積が増大する。しかしながら、第1の圧力作動
室14の体積が減少することによって空気が方向切換弁
MVAを介して排気空間29に供給され、さらに第1及
び第2の連通孔36、37を介して体積変動室16に供
給されるので、排気空間29は正圧に保たれる。このと
きの余分な空気は、逆止弁75が開かれることによって
大気接続ポート74を介して大気へ解放されるものであ
る。上記実施例では、圧縮性の流体を用いた場合の例に
ついて説明したが、非圧縮性の流体を用いてもよく、本
考案は、何れの場合にも適用できるものである。
【0033】
【考案の効果】本考案によれば、上述の如く、セレクト
ロッドと位置検出ロッドとを、駆動部材と係合する係合
部を有する一体形式の連結部材を用いて連結し、且つ連
結部材と位置検出ロッドとの間は、案内部材により寸法
的に余裕をもって案内された連結部材の端部と位置検出
ロッドとをばね手段により圧接状態とすることにより連
結する構成としたので、組立が簡単な上に、各部品の寸
法誤差に因る調整を行なう必要がないため、工数が著し
く少なくて済み、コストダウンを期待することができ
る。また、一体形式の連結部材を用いたので、ボルト止
めの箇所が従来に比べて少なくなり、信頼性も著しく向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のX−X線断面図。
【図2】図1の矢印A方向から見た要部拡大図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図5のY−Y線断面図。
【図5】本考案による変速装置全体を示す概略図。
【符号の説明】
TM 車両用変速装置 2 アクチュエータユニット 5 シフトアクチェータ 6 セレクトアクチェータ 10 シフトロッド 38 駆動レバー 44 セレクトロッド 68 第2の位置検出用ロッド 80 連結部材 83 ボルト 84 段付ねじ 87 弾発ばね
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−99746(JP,A) 実開 平3−94462(JP,U) 実開 昭63−154843(JP,U) 実開 昭63−8466(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/26 - 61/36 F16H 63/00 - 63/38

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトアクチュエータとセレクトアクチ
    ュエータとを含み、シフトアクチュエータのシフトロッ
    ドの周方向に沿う回動のみが許されるようシフトロッド
    に変速装置の変速用操作部材を駆動するための駆動部材
    を設け、前記セレクトアクチュエータのセレクトロッド
    の運動に応じて該駆動部材を前記シフトロッドの周方向
    に回動させるようにした変速装置用の流体圧式アクチュ
    エータユニットにおいて、前記駆動部材と係合させるた
    めの係合部を有し一端部が前記セレクトロッドの一端に
    固定されている一体形成の連結部材と、該連結部材の位
    置を検出するための位置検出ロッドに対し該連結部材の
    他端部を該位置検出ロッドと相対運動可能なように案内
    するため前記位置検出ロッドに固定された案内部材と、
    該連結部材の他端部を前記位置検出ロッドに圧接するた
    め該連結部材の他端部を前記位置検出ロッドに押圧する
    ためのばね部材とを備えたことを特徴とする変速装置用
    の流体圧式アクチュエータユニット。
JP2390892U 1992-03-23 1992-03-23 変速装置用の流体圧式アクチュエータユニット Expired - Lifetime JP2581829Y2 (ja)

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