JPH1162926A - 離脱可能なリベット - Google Patents

離脱可能なリベット

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JPH1162926A
JPH1162926A JP23076297A JP23076297A JPH1162926A JP H1162926 A JPH1162926 A JP H1162926A JP 23076297 A JP23076297 A JP 23076297A JP 23076297 A JP23076297 A JP 23076297A JP H1162926 A JPH1162926 A JP H1162926A
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JP
Japan
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rivet
seat
communication hole
caulking
detachable
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JP23076297A
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Hiroshi Shimada
博 嶋田
Kazuo Tani
和夫 谷
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King Jim Co Ltd
OSAKA SEIKI KK
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King Jim Co Ltd
OSAKA SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リベットの結合を簡単に解放することができ
る、すなわち、離脱可能なリベットを提供する。 【解決手段】 離脱可能な解離型リベット16は、複数
の板材、例えば、ファイル表紙10と綴具基板12の連
通孔18内に挿通されるかしめ部品20であって、その
一端部の外周に薄肉のかしめ部22を形成すると共に他
端縁部に前記連通孔18と略等径の拡開テーパ係止部2
4を形成し、前記連通孔より大きい外径を有する座部2
6をかしめ部品20の拡開テーパ係止部24に着座させ
た後、かしめ部品を連通孔18内に挿通し、かしめ部2
2をかしめ、後に、取外すに際し、座部26を強制的に
分離するとかしめ部品20は挿通孔18を通過して、板
材から取外すことができるよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の板材、例え
ば、ファイル表紙と綴具基板とを結合するリベットに係
り、特に、リベットの座部を弾力的に構成して板材の結
合を比較的簡単に解除できる解離型リベットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の板材を結合するに際し、
例えば、図7に示すように、ファイル用具のファイル表
紙10と綴具基板12との2枚の板材を結合するには、
リベット14が常用される。そして、図8に示す代表的
なこの種のリベット14によれば、比較的簡単な構成で
強固な結合効果を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら使用されるリベットは、その使用につき次のような難
点が指摘されていた。すなわち、例えば、ファイル用具
の廃棄に際しては、近来、資源のリサイクルの面から、
紙製のファイル表紙と金属製の綴具とに分離して処分す
る分別回収が提唱されているが、従来型のリベットで
は、ファイル用具の使用者が、リベットの結合を簡単に
解放する、すなわち、取付けたリベットを簡単に取外す
ことは一般的に不可能であったため、前記分別回収に困
難を伴いその改善が要望されていた。
【0004】そこで、本発明の目的は、比較的簡単に取
外すことができる構造の解離型リベットを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る解離型リベットは、複数の板材の連通
孔に挿通されるかしめ部品であって、端部に肉薄に形成
されたかしめ部と他端に前記板材の連通孔と略等径に形
成される拡開テーパ係止部とからなり、前記拡開テーパ
係止部に前記板材の連通孔より大径の座部を着座させる
ことを特徴とする。
【0006】この場合、座部は、その外周縁へ向け薄肉
となるように形成される。この座部は、好適にはプラス
チックにより構成される。
【0007】このように、本発明の解離型リベットによ
れば、リベットの取外しに際し、座部をドライバー等の
工具を使用して剥離するだけでリベットを板材から簡単
に取外すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る解離型リベッ
トの一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明の解離型リベット16の斜視
図であって、該解離型リベット16は大きく分けて、か
しめ部品20と、該かしめ部品20に挿着される座部2
6の2つの部材から構成されることを示す。先ず、複数
の板材の連通孔に挿通される略柱状のかしめ部品20に
おいて、一端の中空部を成す外周を肉薄に形成したかし
め部22と、他端に前記連通孔と略等径に形成した拡開
テーパ係止部24を一体製造する。一方、拡開テーパ係
止部24に着座させる座部26において、略柱状のかし
め部品が挿通され得る内壁に、拡開テーパ係止部24の
斜度と略等斜度のテーパを形成し、該座部26の肉厚を
外周縁部へ向け、肉薄に製造する。
【0010】次に図2乃至図4において、本発明に係る
解離型リベット16をファイル用具のファイル表紙10
と綴具基板12との結合に使用する例について説明す
る。
【0011】すなわち、解離型リベット16は、複数の
板材、例えばファイル表紙10と綴具基板12の連通孔
18内に挿通されるかしめ部品20からなり、その一端
部に薄肉のかしめ部22を形成すると共に他端縁部に拡
開テーパ係止部24を形成し、拡開テーパ係止部24に
座部26を離脱可能に係合する。また、拡開テーパ係止
部24の直径D1は、先に述べた通り、連通孔18の直
径D2と略同じかまたは僅かに小さく設定され、弾性座
部26の外径D3は、連通孔18の直径D2より大きく
設定される。
【0012】従って、このような構成よりなる解離型リ
ベット16によれば、拡開テーパ係止部24上に座部2
6を係合した状態でかしめ部品20を連通孔18内に挿
通した後(図3)に、かしめ部22をかしめる(図4)
ことにより、ファイル表紙10と綴具基板12とを簡単
に結合できる。
【0013】また、このように取付けられた本発明によ
る解離型リベット16を結合された板材から解除するに
際し、図5および図6に示すように、ファイル表紙10
と座部26との間にドライバーの刃部32を強制的に挿
入してこじ開けるように操作すると、座部が拡開テーパ
係止部24を乗越えて分離され(図5)、その後、かし
め部品20を連通孔18から押出す(図6)ことによ
り、簡単に取外され、ファイル表紙10および綴具基板
12の結合が直ちに解放される。
【0014】以上、本発明に係る解離型リベットをその
好適な実施例である2枚の板材からなるファイル用具に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、3枚またはそれ以上の板材の結合についても同様
に適用され得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る解離
型リベットは、かしめ部品から座部を簡単に離脱させる
ことにより、リベットを取付板材から解放することがで
き、資源の分別回収とリサイクルの要望にも容易に対応
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解離型リベットの斜視図である。
【図2】本発明の解離型リベットの平面図である。
【図3】本発明の解離型リベットの挿通状態を示す断面
図である。
【図4】本発明の解離型リベットの使用状態を示す断面
図である。
【図5】本発明の解離型リベットの座部の離脱を示す断
面図である。
【図6】本発明の解離型リベットのかしめ部品の離脱を
示す図である。
【図7】一般的なファイル用具の要部斜視図である。
【図8】従来のリベットの斜視図である。
【符号の説明】
10 ファイル表紙 12 綴具基板 14 リベット 16 解離型リベット 18 連通孔 20 かしめ部品 22 かしめ部 24 拡開テーパ係止部 26 座部 32 ドライバーの刃部 D1 拡開テーパ係止部の直径 D2 連通孔の直径 D3 座部の外径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板材に形成される連通孔内に挿通
    されて板材を固定するかしめ部品であって、その一端中
    空部を成す縁部の外周に薄肉のかしめ部を形成すると共
    に他端縁部に前記連通孔と略等径の拡開テーパ係止部を
    形成し、前記拡開テーパ係止部にこの拡開テーパ係止部
    の径より大きい外径を有する座部を着座させることを特
    徴とする離脱可能なリベット。
  2. 【請求項2】 座部は、その肉厚を外周縁部へ向け薄肉
    に形成される請求項1記載の離脱可能なリベット。
  3. 【請求項3】 座部は、かしめ部品が挿通され得る内壁
    に、拡開テーパ係止部の斜度と略等斜度のテーパを設け
    た請求項1記載の離脱可能なリベット。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3記載の座部が、弾性体か
    らなる請求項1記載の離脱可能なリベット。
  5. 【請求項5】 リベットは、ファイル用具のファイル表
    紙と綴具基板の結合に使用される請求項1記載の離脱可
    能なリベット。
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