JPH1162720A - エンジンのegr制御装置 - Google Patents
エンジンのegr制御装置Info
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Abstract
量の制御応答性を改善する。 【解決手段】 実測吸気量Qacと目標EGR率Meg
rに応じて目標EGR量Tqe0を演算し、実測吸気量
Qacと基準吸気量Qacfmの比に応じて目標EGR
量Tqeを補正し、目標EGR量Tqecを進み処理
し、目標EGR量TqekとEGR差圧Dlpに応じて
EGR弁の開度Aevfを演算する構成とする。
Description
に還流される排気ガス量)を制御するエンジンのEGR
制御装置に関するものである。
ス中の有害成分であるNOxの発生を抑制するために、
吸気通路に不活性の排気ガスを再循環させる、いわゆる
EGR装置が設けられている。
循環させてNOxの発生を抑制すると、燃焼雰囲気が酸
素不足となるため、排気微粒子やHC、CO等の排出量
が増える傾向がある。
関係は、エンジン高負荷時、あるいはEGR量が多くな
り空気過剰率が低い運転条件で顕著になり、NOxと排
気微粒子の排出量を同時に減らすためには、EGR量を
運転条件に応じて精密に制御する必要がある。また、過
渡運転時のノック音を低減するためにも、EGR量の制
御精度を高めることは有効である。
開昭57−148048号公報に開示されたものは、エ
ンジンに吸入される空気量と新気量をそれぞれ検出し、
両者の差をEGR量と見なし、EGR率(=EGR量/
新気量)が目標EGR率と一致するように、EGR通路
の開口面積がEGR弁を介して調節されるようになって
いる。これにより、EGR弁を流れる排気ガスの挙動を
考慮しなくても、目標のEGR率に制御でき、EGR弁
の詰まりを自己補正することができる。
対して実測されるEGR量がずれた場合、EGR弁の開
口面積をどのように制御させればよいかを適合させる必
要があり、例えばPI制御ならば、P分I分を適合させ
なければならい。また、回転数、負荷、EGR弁開度等
の運転条件により、EGR弁の開度変化に対するEGR
量の変化が一定でないため各種補正が必要であり、EG
R量を運転条件に応じて精密に制御することが難しい。
ス流量を制御する装置として、例えば特開平2−118
58号公報に開示されたものは、EGR弁の前後差圧を
計測し、目標EGR率が得られるEGR弁と吸気絞り弁
の開度を調節するようになっている。これは、EGR弁
を通過する排気ガスの流れを1次元非圧縮性流体として
考え、EGR率の目標値と実測値の差分に応じて、EG
R弁の開度の所要変化量を求めるため、EGR弁のアク
チュエータそのものの制御定数のみを適合させればよ
い。
EGR量を精密に制御しようとする場合、センサやアク
チュエータの作動遅れ、あるいは作動流体の遅れがある
ため、これらを考慮した制御を行う必要がある。
号公報に開示されたものは、センサやアクチュエータの
作動遅れ、あるいは作動流体の遅れに応じてEGR弁の
開度を進み補正することにより、過渡運転時のEGRの
制御精度を高めるようになっている。
来装置にあっては、運転状態の変化をエンジン回転数お
よび吸気管内の圧力センサによって検出すると、燃料噴
射量が増量されてすでに空気過剰率が低下してからEG
R弁の開度を補正することになり、車両の発進時や変速
時に、PM、スス、NOxの増大や、発生トルクの低下
を防ぐことができない。
リンダに流入するまでの無駄時間の設定も過去の推定値
を選択して補正するため、運転条件の変化や環境の変化
により無駄時間が変化した場合、補正が過大になったり
不足して所期の効果が得られない。
出した吸気量を目標値としてEGR量を制御する場合、
吸気量に対してEGR弁の開度をフィードバック制御す
るこになるが、過渡運転時の目標値の変化速度に対し
て、アクチュエータやセンサ、作動流体の応答が遅く、
図22に示すように、フィードバックゲインを大きくす
ると、吸気量の変動幅が大きくなる。
おける、アクチュエータやセンサ、作動流体の応答遅れ
を予測し、センサ検出値に遅れ相当分を上乗せして出力
したり、アクチュエータの目標値を進み補正する場合、
フィードフォワード制御要素によるゲイン向上が見込め
る。
気量の増加に対してEGR量が減少する特性を持たせる
ことになるが、EGR弁の摩耗により開口面積が拡大し
た場合やターボチャージャ等の排気後処理装置の作動に
よって排圧が上昇した場合、図23に示す特性がずれる
ため、EGR量の制御値に誤差を持つ。
検知することで補正できると思われがちであるが、高温
ガスの圧力を検出するセンサは、検出精度が低く、しか
も図24に示すようにEGR量が増えるのに伴って、E
GR弁の前後差圧に対するEGR量の誤差が小さくなる
ため、センサを設けることによってかえってEGR量の
誤差が大きくなる可能性がある。
のであり、エンジンのEGR制御装置において、過渡運
転時におけるEGR量の制御応答性を改善することを目
的とする。
ンのEGR制御装置は、エンジンの排気通路と吸気通路
を結ぶEGR通路と、EGR通路の途中に介装されるE
GR弁とを備え、目標EGR量が得られるようにEGR
弁の開度を制御するエンジンのEGR制御装置におい
て、吸気通路に流入する吸気量を実測吸気量として検出
する吸気量検出手段と、運転条件に応じて予め設定され
た目標EGR率を検索する目標EGR率検索手段と、実
測吸気量と目標EGR率に応じて目標EGR量を演算す
る目標EGR量演算手段と、排気ガスがEGR弁を介し
てシリンダに流入するまでにかかる無駄時間に応じて目
標EGR量を進み処理する目標EGR進み処理手段と、
運転条件と目標EGR率に応じて基準吸気量を演算する
基準吸気量演算手段と、実測吸気量と基準吸気量の比に
応じて目標EGR量を補正する目標EGR量補正手段
と、EGR弁の上流側と下流側との圧力差をEGR差圧
として検出するEGR差圧検出手段と、目標EGR量と
EGR差圧に応じてEGR弁の開度を演算するEGR弁
開度演算手段とを備えるものとした。
置は、請求項1に記載の発明において、前記基準吸気量
を実測吸気量の時間的変化と一致させるように遅れ処理
する遅れ処理手段を備えるものとした。
置は、請求項1または2に記載の発明において、前記目
標EGR率演算手段の演算周期に対して前記目標EGR
量補正手段の演算周期を長くする構成とした。
置は、請求項1から3のいずれか一つに記載の発明にお
いて、吸気量を検出する吸気量検出手段と、吸気量に応
じて吸気圧Pmを演算する吸気圧演算手段と、エンジン
負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、エンジン負荷
に応じて排気圧Pexhを演算する排気圧演算手段とを
備え、請求項1に記載のEGR差圧検出手段はEGR差
圧DlpをDlp=Pexh−Pmとして演算する構成
とした。
置は、請求項1から4のいずれか一つに記載の発明にお
いて、前記排気通路に排気圧力を変化させる排気後処理
装置を備えるものとした。
EGR制御装置において、センサで検出される実測吸気
量に対して目標EGR量をフィードバック制御すること
により、定常的な運転ではセンサで検出される実測吸気
量の変化分だけEGR量を調節するため、エンジンの運
転環境の変化や、エンジンの経時劣化等に対応してEG
R量を精密に制御できる。
を制御することにより、EGR弁のアクチュエータその
ものの制御定数のみを適合させればよく、大量EGR時
におけるEGR量の制御応答性を確保できる。
入するまでにかかる無駄時間に応じて目標EGR量を進
み処理することにより、過渡運転時におけるEGR量の
制御応答性を確保できる。
基準吸気量を演算し、基準吸気量と実測吸気量の比に応
じて目標EGR量を補正することにより、排圧の変化に
対してEGR量の制御応答性が高められる。
応答性を確保することと、エンジンの運転環境が変化し
たり、エンジンの経時劣化等に対応してEGR制御精度
を確保することを、特別なデバイスを追加することなく
両立し、エンジンの出力性能、排気性能を改善し、ノッ
ク音の発生等を防止できる。
置において、基準吸気量を実測吸気量の時間的変化と一
致させるように遅れ処理をすることにより、目標EGR
量を過渡運転時においても目標EGR量を精度よく補正
できる。
置において、運転条件に応じて前記目標EGR率を演算
する周期に対して前記実測吸気量と基準吸気量の比に応
じて目標EGR量を補正する周期を長くしても、EGR
量の制御応答性を確保できる。
置において、吸気量に応じて吸気圧Pmを演算し、エン
ジン負荷に応じて排気圧Pexhを演算する。こうして
求められる吸気圧Pmと排気圧Pexhに応じて、EG
R差圧DlpをDlp=Pexh−Pmとして演算す
る。これにより、EGR差圧DlpはEGR通路の前後
差圧となり、EGR量が多い運転時でもEGR差圧Dl
pに応じて目標EGR量に対する要求EGR弁の開度を
的確に算出することができる。
置において、排気後処理装置の作動によって排気通路に
排気圧力が変化しても、基準吸気量と実測吸気量の比に
応じて目標EGR量を補正することにより、EGR量の
制御精度を確保できる。
ンに適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。
なお、本発明はディーゼルエンジンに限らず、ガソリン
エンジン等に適用することも可能である。
備えられる分配型燃料噴射ポンプ50は、ドライブシャ
フト52により駆動されるフィードポンプ53によって
燃料が吸引される。フィードポンプ53からポンプ室5
5に供給された燃料は、吸入ポート56を通って高圧プ
ランジャポンプ57に送られる。
は、継手79を介してドライブシャフト52によりエン
ジン回転に同期して、エンジン回転数の1/2の速度で
回転駆動される。
59は、エンジンの気筒数と同数のフェイスカムをも
ち、回転しながらローラリング61に配設されたローラ
62を乗り越えるたびに、スプリング69に抗してプラ
ンジャ58を所定のカムリフトだけ往復運動する。プラ
ンジャ58の回転往復運動により、吸入ポート56から
プランジャ58に刻まれた吸入スリットを介してプラン
ジャ高圧室54に吸引された燃料が分配ポート63より
デリバリーバルブ64を通って各気筒の噴射ノズル77
へと圧送される。
ンジャ高圧室54から分配スリットを経て分配ポート6
3へと燃料を圧送する過程で、カットオフポートの開口
部がコントロールスリーブ66の図中右側端部を越える
と圧送されていた燃料が低圧ポンプ室55へと開放され
る。
たカットオフポートを開閉するコントロールスリーブ6
6の位置によって決められる。すなわち、コントロール
スリーブ66を図中右側に変位させると、燃料噴射時期
が遅くなって燃料噴射量が増加し、図中左側に変位させ
ると燃料噴射時期が早まって燃料噴射量が減少するので
ある。
に調節する電子制御式ガバナとしてロータリソレノイド
71が設けられる。ロータリソレノイド71はロータ7
2を回転運動させ、その先端に偏心して設けられたボー
ルを介してコントロールスリーブ66を直線運動させ
る。
よりローラリング61を介してフェイスカムをローラ6
2に対して相対回転させることによって調整される。
5の両端部には低圧室85と高圧室86が画成され、タ
イマーピストン75の両端部に作用する油圧差をタイミ
ングコントロールバルブ76を介して調節することによ
り、タイマーピストン75を移動させてローラリング6
1を回転させ、フェイスカムがローラ62に乗り上げる
時期を変化させるようになっている。
トロールバルブ76の制御手段として備えられるコント
ロールユニット70は、ロータリソレノイド71の制御
電圧を予めマップ情報として設定し、スタータスイッチ
80からの信号、アクセル開度センサ81によって検出
されるアクセル開度Acc、ポンプ回転数センサ82に
よって検出されるエンジン回転数Ne、水温センサ83
によって検出されるエンジン水温Tw、ノズルリフトセ
ンサ84によって検出される噴射ノズル77の開弁時期
等を入力し、これら検出された運転条件に応じて適切な
燃料噴射量と燃料噴射時期を演算し、演算された燃料噴
射量をロータリソレノイド71の制御電圧に変換して出
力するとともに、演算された燃料噴射時期をタイミング
コントロールバルブ76のデューティ信号として出力す
る。なお、図中65は燃料温度センサである。
lを演算するルーチンを示しており、コントロールユニ
ット70にて一定周期毎に実行される。
にて、エンジン回転数Neと燃料噴射ポンプ50のコン
トロールレバー開度CLを読込む。
量Mqdrvが図4に示すマップに基づきエンジン回転
数Neとコントロールレバー開度CLに応じて検索され
る。
量Mqdrvに対してエンジン水温等の各種補正が行わ
れて、燃料噴射量Qsolが求められる。
量Qsol1MAXが図5に示すマップに基づきエンジ
ン回転数Neと過給圧Pmに応じて検索され、燃料噴射
量Qsolが最大燃料噴射量Qsol1MAXを超えな
いように制限される。
GR装置の概略を示している。エンジン20の排気通路
2と吸気通路1のインテークマニホールド8を結ぶEG
R通路3が設けられ、EGR通路3の途中にはEGR弁
4が介装される。EGR弁4の開度が大きくなるほど、
EGR通路3を介して吸気通路1に還流されるEGR量
は増大する。EGR弁4はステップモータ5によって駆
動される。Stepモータ5のステップ数がコントロー
ルユニット30によりエンジン運転条件に応じて制御さ
れることにより、EGR弁4の開度が調節される。
上流側にバタフライ式の吸気絞り弁9が介装される。吸
気絞り弁9はダイヤフラム式アクチュエータ6を介して
開閉作動する。吸気絞り弁9より下流側の吸気通路1に
は、吸気絞り弁9の開度が小さくなるのに伴って吸入負
圧が発生し、EGR通路3を介して吸気通路1に還流さ
れるEGR量が増大する。
ュームポンプ(図示せず)から電磁弁21を介して導か
れる負圧と、電磁弁22とオリフィス23を介して導か
れる負圧に応じて作動する。電磁弁21と電磁弁22の
開度がコントロールユニット30によりエンジン運転条
件に応じて制御されることにより、吸気絞り弁9の開度
が調節される。
のエアフロメータ12が設置される。通電により加熱さ
れるホットワイヤ(発熱抵抗体)はその抵抗値が吸入空
気量に応じて変化するので、吸入新気量Qacに応じた
信号を出力する。
力Pmに応じた信号を出力する吸気圧センサを介装して
もよい。また、排気通路2に排気圧力Pexhに応じた
信号を出力する排気圧センサを介装してもよい。
化用の触媒コンバータ15が設置され、排気中のHC,
COの酸化と、NOxの還元が同時に行われる。
側にはターボチャージャ16のタービンが介装される。
ターボチャージャ16は、排気ガスの圧力エネルギによ
りタービンを介してコンプレッサを駆動し、吸気を過給
する。
プレッサより下流側にはインタークーラ19が介装され
る。インタークーラ19によって吸気が冷却される。
は、バタフライ式のスワールコントロールバルブ17が
設けられる。スワールコントロールバルブ17の開度に
よってシリンダに流入する吸気の速度成分が変えられ、
シリンダに生起される吸気旋回流の勢力を調節するよう
になっている。
御するコントロールユニット30は、エンジン回転数検
出手段101、エンジン負荷検出手段102、吸気量検
出手段103、吸気温検出手段104、EGR弁4の開
度検出手段105を備える。
の圧力Pmを演算する手段108と、EGR通路3の他
端が接続する排気通路2の圧力Pexhを演算する手段
109とを備える。EGR量演算手段109は、EGR
差圧Dlp(=Pexh−Pm)と実測吸気量Qacお
よび目標EGR率Megrに応じて目標EGR量Tqe
cを演算する。ここでは、後述するように、EGR弁4
のステップモータ5の作動遅れやセンサの応答遅れ等を
予測し、排気ガスがEGR弁4を介してシリンダに流入
するまでにかかる無駄時間に応じて目標EGR量Tqe
cを進み処理する。
ジン回転数とエンジン負荷等の運転条件に応じて目標E
GR率Megrを設定する。
転数とエンジン負荷等の運転条件と目標EGR値Meg
rに応じて基準吸気量を設定する。
acと基準吸気量Qacfの比Qac/Qacfに応じ
て補正係数Rqacfを演算する。
acfに応じて目標EGR量Tqekを補正する。
R量Tqekに応じてEGR弁4の開度Aevfを演算
する。
を演算するルーチンを示しており、コントロールユニッ
ト30においてエンジン回転に同期して実行される(R
ef.Job)。
にて、エアフロメータ(AFM)12から送られるスロ
ットルバルブ9より上流の空気量に応じた出力電圧を読
込む。
め設定されたマップに基づいてリニアライズ処理され、
エアフロメータ12を通過する吸気量を求める。Ste
p3では、吸気量の加重平均処理を行って加重平均値Q
as0を算出する。
数Neを読み込む。Step5では前記したQas0と
Ne及び定数KCON#から、一シリンダ当たりの吸気
量Qac0を、Qac0=Qas0/Ne×KCON#
として演算する。Step6ではインテークマニホール
ド8のコレクタ入口の新気量Qacnを、Qas0のn
回演算分のディレイ処理を行うことにより算出する。
量Qacを、Step6で求めた新気量Qacnを容積
比Kvolと体積効率相当値Kinを用いて次のように
して演算する。
in)+Qacn×Kvol×Kin ただし、Kvol=Vc/Vmで、Vcは1シリンダ容
積、Vmは吸気系容積を表す。
cを求め、処理を終了する。
イクル処理をするルーチンを示しており、コントロール
ユニット30において10ms毎に実行される。
よび吸気温度Tnについては、サイクル処理をして、時
間的なずれを一致させる。
射量Qsolおよび吸気温度Tnを読み込む。Step
2でQacとQsolおよびTnにサイクル処理を施
し、Qacはシリンダ数から1を引いた分、Qsolは
同じく2を引いた分。Tnは同じく1を引いた分のディ
レイ処理をする。すなわち、吸入空気量Qexh=Qa
c・Z_(CYLN#_1)、また、燃料噴射量Qf0
=Qsol・Z_(CYLN#_2)、吸気温度Tn0
=Tn・Z_(CYLN#_1)として、処理を終了す
る。
算するルーチンを示しており、コントロールユニット3
0において一定周期毎に実行される。
エアフロメータ12の出力電圧を読込み、単位時間当た
りの吸気重量Qas0に変換する。
s0とエンジン回転数Neに応じて単位サイクル当たり
の吸気量Qacbを演算する。
流路形状に対するエアフロメータ12の出力の補正を行
うため、吸気量Qacbをエンジン回転数Neに応じて
補正した吸入新気量Qacに変換する。
eと燃料噴射量Qsolに応じて補正係数KinHQを
検索する。
eと吸気量Qac(負荷)に応じて補正係数KinH2
を検索する。
値KinをKin=KinHQ×KinH2として演算
する。
8の出力電圧を吸気温度Ta0に変換する。
る温度上昇を補正し、吸入新気温度Tintとして出力
する。
pmをCpm=Qac×Tint÷Kinとして演算す
る。
をPm=Kpm#×Cpm+Opm#として演算する。
を演算するルーチンを示しており、コントロールユニッ
ト30において一定周期毎に実行される。
燃料噴射量Qfに応じた基本排気温度を検索する。
弁開度に応じて基本排気温度を補正し、補正基本排気温
度Texhiに変換する。なお、図示しないスワール制
御弁は吸気通路に介装され、運転条件に応じてシリンダ
に流入する吸気流速を変えて、シリンダにスワールを生
起するようになっている。
peを吸気温度Tne/TA#に応じて検索する。
ppを排気圧力Pexh/PA#に応じて検索する。
pitを噴射時期ITTDC#等に応じて Ktmpit=(ITTDC−Itistd)/ITT
DC#×GIT−Texhi#+1 として演算する。
値TmpehをTmpeh=Ktexhi×Ktmpe
×Ktmpp×Ktmpitとして演算する。
じて、吸気行程と排気行程の差分だけサイクル処理し、
作動排気ガス量Qexhとして出力する。
Cpexhを算出し、Step9に進んで、排気圧Pe
xhをPexh=Kpexh#×Cpexh+Opex
h#として演算する。
exhに応じて、EGR差圧DlpをDlp=Pexh
−Pmとして演算する。これにより、EGR差圧Dlp
はEGR弁4の前後差圧となり、EGR量が多い運転時
でもEGR差圧Dlpに応じて目標EGR量TQeに対
する要求EGR弁開口面積Aevsを的確に算出するこ
とができる。
って行われるEGR弁4の制御内容を示すブロック図で
ある。また、図13のフローチャートはEGR弁4のリ
フト量を制御するルーチンを示しており、コントロール
ユニット30において一定周期毎に実行される。
にて前述したように演算される吸気圧力Pmと、排気圧
力Pexhを読込む。
lpをDlp=Pexh−Pmとして演算する。
を代表する信号として、エンジン回転数Ne、燃料噴射
量Qf等に応じて予め設定された目標EGR率Megr
を検索する。このStep4にて行われる処理内容が、
図14に示す演算部41の処理内容に相当する。
タ12によって検出される吸入新気量Qacを読込む。
TQeを目標EGR率Megrと吸入新気量Qacに応
じて、TQe=Megr×Qacとして演算する。この
Step6にて行われる処理内容が、図14に示す演算
部42の処理内容に相当する。
開口面積Aevsを要求EGR量TQeとEGR差圧D
lpに応じて、Aevs=TQe/(2×ROU#×D
lp)-1/2として演算する。ただしROU#は、排気ガ
スの粘性である。
ジン回転数Neと燃料噴射量Qfに応じて検索する。
要求EGR弁開口面積AevsおよびEGR弁全開開口
面積AVPSに応じて要求EGR弁開度AevをAev=
a×Aevs(1−Aevs2/AVPS 2)-1/2として演
算する。このStep7〜9にて行われる処理内容が、
図14に示す演算部46の処理内容に相当する。
弁開度Aevに対するEGR弁4のリフト量Tlift
を検索する。
liftに応じたステップ数をステップモータ5に出力
する。このStep11にて行われる処理内容が、図1
4に示す演算部47の処理内容に相当する。
12の出力に基づく吸入新気量Qacと基本新気量(基
準吸気量)Qacfmに応じたEGR量補正係数Rqa
cfを演算するルーチンを示しており、コントロールユ
ニット30においてエンジン回転に同期して180°C
A毎に実行され、図13に示すルーチンはより遅い周期
で実行される。
にて、エンジン冷却水温Twnが所定値TW_EGFA
LE_J#より高い暖機後かどうかを判定する。暖機前
と判定された場合、本ルーチンを終了する。
んで、計測される始動後の運転時間Ctrfpが所定値
CTRFPS#を超えたかどうかを判定する。所定値C
TRFPS#を超えない場合は、Step3に進んでC
TRFPS#をインクリメントして、本ルーチンを終了
する。
tep4に進んで基準吸気量Qacfを演算し、EGR
補正係数Rqacf(=Qac/Qacf)を演算す
る。
を演算して、本ルーチンを終了する。
cfとEGR補正係数Rqacf(=Qac/Qac
f)を演算するルーチンを示しており、コントロールユ
ニット30においてエンジン回転に同期して180°C
A毎に実行される。
にて、基本吸気量Qacfmbを図17に示すマップに
基づき目標EGR率Megr、エンジン回転数Nrpm
に応じて検索する。補正係数Kqacfを図18に示す
マップに基づき燃料噴射量Qsol、エンジン回転数N
rpm(Ne)に応じて検索する。そして、基本吸気量
QacfmをQacfm=Qacfmb×Kqacfと
して演算する。
タ12の検出値のなまし処理値と基準吸気量の位相が一
致するように、エアフローメータ12の検出値と同様の
なまし処理を行う。基準吸気量基本値Qacfmと吸入
新気量Qas_N#等に応じてQacfm1を次式で算
出する。
+Qacfm1n-1(1−1/2Qas-N)このStep
1,2にて行われる処理内容が、図14に示す演算部3
1の処理内容に相当する。
による遅れ処理を行う。基準吸入空気量Qacfを時定
数相当値Kkin、1次遅れ処理補正値KKINH_F
A#に応じて次式で算出する。
×KKINH_FA#)+Qacfm1×Kkin×K
KINH_FA# このStep3にて行われる処理内容が、図14に示す
演算部32の処理内容に相当する。
Megrが0かどうかを判定する。また、Step5で
は、EGR弁4のリフト量LIEFTがフルリフトかど
うかを判定する。目標EGR率Megrが0か、または
EGR弁4のリフト量LIEFTがフルリフトの場合、
Step6に進んで、A/Aゲイン調整値Rqac0を
クランプ処理して、誤演算を防止する。
調整値Rqac0を吸入新気量Qacと基準吸入空気量
基本値Qacfmの比として次式で算出する。
示す演算部33の処理内容に相当する。
調整値Rqac0のなまし処理を行う。すなわち、A/
Aなまし処理値Rqac1をA/Aなまし指数Kqac
f_#等に応じてQacfm1を次式で算出する。
acf_N#)+Rqacf0×Kqacf_N# このStep8にて行われる処理内容が、図14に示す
演算部34の処理内容に相当する。
不感帯を設定したマップに基づき、A/Aなまし処理値
Rqac1に応じてA/Aゲイン処理値Rqacを検索
する。この不感帯はエアフロメータ12の生産バラツキ
に応じて設定される。
図14に示す演算部35の処理内容に相当する。
LIEFTがフルリフトかどうかを判定する。EGR弁
4のリフト量LIEFTがフルリフトの場合、Step
12に進んで、A/Aゲイン処理値Rqacfをクラン
プ処理して、誤演算を防止する。このStep9,10
にて行われる処理内容が、図14に示す演算部35の処
理内容に相当する。
A/Aゲイン調整値RqacfをA/A補正値積分指数
GK_AFMFB#に応じて次式で積分処理して、本ル
ーチンを終了する。
Rqac)+Rqacfn-1 このStep11にて行われる処理内容が、図14に示
す演算部36の処理内容に相当する。
qacfと目標EGR量Tqe0を読込み、補正EGR
量TqeをTqe=Tqe0÷Rqacfとしてを演算
するルーチンを示しており、コントロールユニット30
においてエンジン回転に同期して180°CA毎に実行
される。この処理内容が、図14に示す演算部43の処
理内容に相当する。
正値Rqacfを用いて目標EGR開口面積Aevfあ
るいはEGR差圧演算Dlpを補正してもよい。
て、EGR弁4のステップモータ5の作動遅れやセンサ
の応答遅れ等を予測し、排気ガスがEGR弁4を介して
シリンダに流入するまでにかかる無駄時間に応じて目標
EGR量を進み処理する。
は、EGR量進み処理ゲインGKQEC、中間変数Tq
ec0に応じて次式で算出する。
当値Tcegr、EGR量進み処理前の目標値Tqeに
応じて次式で算出する。
c0n-1+Tcegr×Tqe 以上のように構成され、本発明によるEGR制御は、従
来の進み制御やフィードバック制御に比べて、図25に
示すように、排気性能、制御精度、排圧補償、ロバスト
性、適合の容易さを全て満足することができる。
る実測吸気量Qacに対して目標EGR量Tqe0をフ
ィードバック制御することにより、定常的な運転ではエ
アフロメータ12で検出される実測吸気量Qacの変化
分だけEGR量Tqeを調節するため、エンジンの運転
環境の変化や、エンジンの経時劣化等に対応してEGR
量を精密に制御できる。
標EGR率Megrが得られるEGR弁4の開度を調節
することにより、EGR弁4を駆動するステップモータ
5そのものの制御定数のみを適合させればよい。
やセンサの応答遅れ等を予測し、排気ガスがEGR弁4
を介してシリンダに流入するまでにかかる無駄時間に応
じて目標EGR量Tqecを進み処理することにより、
過渡運転時におけるEGR量の制御応答性を確保でき
る。
基準吸気量Qacfを演算し、基準吸気量Qacfと実
測吸気量Qacの比Qac/Qacfに応じて、目標E
GR量Tqe0を補正することにより、ターボチャージ
ャ16の作動による排圧の変化等に対応してEGR量の
制御応答性が高められる。なお、排気通路2に設けられ
る排気後処理装置として、ターボチャージャ16のほか
に触媒コンバータや排気微粒子を捕集するフィルター等
が設置される場合も、同様に排気後処理装置の作動によ
る排圧の変化等に対応してEGR量の制御応答性が高め
られる。
応答性を確保することと、エンジンの運転環境が変化し
たり、エンジンの経時劣化等に対応してEGR制御精度
を確保することを、特別なデバイスを追加することなく
両立し、エンジンの出力性能、排気性能を改善し、ノッ
ク音が発生することを防止できる。
図。
図。
ローチャート。
ップ。
したマップ。
ーチャート。
のフローチャート。
ャート。
ーチャート。
ート。
るためのフローチャート。
ためのフローチャート。
ップ。
プ。
たテーブル。
フローチャート。
動特性図。
図。
を示す特性図。
Claims (5)
- 【請求項1】エンジンの排気通路と吸気通路を結ぶEG
R通路と、 EGR通路の途中に介装されるEGR弁とを備え、 目標EGR量が得られるようにEGR弁の開度を制御す
るエンジンのEGR制御装置において、 吸気通路に流入する吸気量を実測吸気量として検出する
吸気量検出手段と、 運転条件に応じて予め設定された目標EGR率を検索す
る目標EGR率検索手段と、 実測吸気量と目標EGR率に応じて目標EGR量を演算
する目標EGR量演算手段と、 排気ガスがEGR弁を介してシリンダに流入するまでに
かかる無駄時間に応じて目標EGR量を進み処理する目
標EGR進み処理手段と、 運転条件と目標EGR率に応じて基準吸気量を演算する
基準吸気量演算手段と、 実測吸気量と基準吸気量の比に応じて目標EGR量を補
正する目標EGR量補正手段と、 EGR弁の上流側と下流側との圧力差をEGR差圧とし
て検出するEGR差圧検出手段と、 目標EGR量とEGR差圧に応じてEGR弁の開度を演
算するEGR弁開度演算手段と、 を備えたことを特徴とするエンジンのEGR制御装置。 - 【請求項2】前記基準吸気量を実測吸気量の時間的変化
と一致させるように遅れ処理する基準吸気量遅れ処理手
段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン
のEGR制御装置。 - 【請求項3】前記目標EGR率演算手段の演算周期に対
して前記目標EGR量補正手段の演算周期を長くしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのE
GR制御装置。 - 【請求項4】前記実測吸気量に応じて吸気圧Pmを演算
する吸気圧演算手段と、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 エンジン負荷に応じて排気圧Pexhを演算する排気圧
演算手段とを備え、 前記EGR差圧検出手段はEGR差圧DlpをDlp=
Pexh−Pmとして演算することを特徴とする請求項
1から3のいずれか一つに記載のエンジンのEGR制御
装置。 - 【請求項5】前記排気通路に排気圧力を変化させる排気
後処理装置を備えたことを特徴とする請求項1から4の
いずれか一つに記載のエンジンのEGR制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21518297A JP3551717B2 (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | エンジンのegr制御装置 |
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JPH1162720A true JPH1162720A (ja) | 1999-03-05 |
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-
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- 1997-08-08 JP JP21518297A patent/JP3551717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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