JPH1162596A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JPH1162596A
JPH1162596A JP9232747A JP23274797A JPH1162596A JP H1162596 A JPH1162596 A JP H1162596A JP 9232747 A JP9232747 A JP 9232747A JP 23274797 A JP23274797 A JP 23274797A JP H1162596 A JPH1162596 A JP H1162596A
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combustion engine
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仲 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有効吸気管長を可変とする可変吸気システムに
あって、吸気通路から連通路への空気の流通を円滑に
し、燃焼室への吸気効率をより向上させることのできる
内燃機関の吸気制御装置を提供する。 【解決手段】内燃機関の吸気制御装置1はインテークマ
ニホールド23,サージタンク25,吸気通路26,エ
アクリーナ27を備えている。サージタンク25とエア
クリーナ27をつなぐ二つの吸気管26a,26bは接
続ポート41aによって鋭角につなげられ、接続ポート
41aからサージタンク25までは隔壁41で遮られて
いる。接続ポート41aには第1開閉弁42が設けら
れ、サージタンク25内には第2開閉弁44が設けられ
ている。各弁42,44を開閉させることにより両吸気
管26a,26b間が連通又は遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
へ吸入される空気の流通を制御するための内燃機関の吸
気制御装置に係り、詳しくは吸気制御装置内での空気の
流通の円滑化の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気行程においては、ピスト
ンの往復運動によって発生した負圧波が吸気通路内を伝
播して、大気開放端にて反射し、正圧波となって吸気バ
ルブに戻ってくる。この波が共振することによって、吸
気通路内の空気が脈動しながら燃焼室内へ吸入される。
内燃機関の出力向上を図るためには、この燃焼室への空
気の吸入の効率を向上させ、燃料と空気との混合ガスを
燃焼室内に多量に充填することが望ましい。そのため、
例えば特開昭63−111224公報に開示されるよう
に、吸気通路を流れる空気の脈動を利用して、燃焼室へ
の空気の吸入効率を向上させる方法が講じられている。
すなわち、脈動している空気の流れ(以降、脈動流とい
う)には圧力が高い部分と低い部分とが交互に生じてい
る。そして、空気の圧力の高い部分が燃焼室の近傍に位
置した時に吸気バルブを開くことにより、吸気通路から
燃焼室へ効率良く空気を吸入させることができる。な
お、一般に、吸気通路に生じる圧力の高い部分と低い部
分との間隔は、吸気管長,径等により決定されるため、
内燃機関の回転速度が変化すると吸気通路は効率良く空
気を吸入できる領域と効率の悪い領域に分かれる。
【0003】そして今日では、内燃機関の全回転速度域
において燃焼室への空気の吸入効率を向上させるため
に、上述したような脈動流の特性(以降、脈動効果とい
う)を考慮した吸気制御が行われている。すなわち、内
燃機関の回転速度等に合わせて、脈動流が生じる吸気通
路の長さ(以降、有効吸気管長という)を変更すること
が可能な吸気制御が提案され、実用化されている。
【0004】上記の吸気制御の具体的方法について図1
2及び図13にしたがって説明する。図12は吸気制御
装置101の略断面図を示し、図13は同吸気制御装置
101における燃焼室へ取り込まれる空気の経路(以
降、吸気経路という)を示す概略図である。
【0005】まず、吸気制御装置101の構成について
説明する。車両(図示略)に設けられた空気取り入れ口
(図示略)から取り込まれた空気は、エアクリーナ27
へ導かれる。エアクリーナ27に接続された吸気通路2
6は、2本の吸気通路26a,26bに分岐され、その
下流でサージタンク25に接続されている。サージタン
ク25の内部は隔壁41によって2つのサージ室25
a,25bに仕切られている。両サージ室25a,25
bには、エンジンの左右バンクに各3本ずつの合計6本
の燃焼室16へ連通されたインテークマニホールド23
がそれぞれ接続されている。したがって、吸気経路は、
両吸気通路26a,26bの2つに分岐された後、サー
ジタンク25で6つに分岐されている。
【0006】一方、両吸気通路26a,26bの間に
は、同両吸気通路26a,26b同士を連通するように
連通路51が設けられている。連通路51は、両吸気通
路26a,26bと直交する方向へ延びるように設けら
れており、その長手方向中央部には両吸気通路26a,
26b同士を連通又は遮断するための第1開閉弁42が
設けられている。また、サージタンク25の隔壁41に
は、サージ室25a,25bを連通又は遮断するための
第2開閉弁44が設けられている。
【0007】両吸気通路26a,26bにおける連通路
51の上流側にはスロットルバルブ28が設けられてお
り、両スロットルバルブ28は同期して開閉するように
なっている。
【0008】このように、外部から取り込まれ、エアク
リーナ27を通過した空気は吸気通路26を通り、両吸
気通路26a,26bへ分岐される。それぞれに分岐し
た空気はサージタンク25に流れ込み、さらにインテー
クマニホールド23により各燃焼室16へ導かれる。こ
の際、各弁42,44が開閉されることにより、燃焼室
16までの有効吸気管長が変更される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構成
の吸気制御装置101において、連通路51は両吸気通
路26a,26bに対して直交する方向に設けられてい
る。そのため、両吸気通路26a,26b内を流れる空
気がこの直交した連通路51へ分岐する際に吸気通路2
6の内壁に沿って吸気乱流を生じていた。そして、この
吸気乱流の発生によって、脈動効果が低下し、燃焼室1
6への吸気効率が低下することがあった。
【0010】また、連通路51に設けられた第1開閉弁
42を開放し、両吸気通路26a,26b間の空気の圧
力差を打ち消して連通路51を大気開放端とすることに
より、有効吸気管長を変化させていた。しかし、第1開
閉弁42の径が小さいため、空気の流通に対して抵抗と
なり、両吸気通路26a,26b間の空気の流通が十分
行われなかった。そのため、内燃機関の回転速度の変化
に応じて有効吸気管長を変化させても、燃焼室16に空
気が十分に吸入されなかった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、2本の吸気通路間をつ
なぐ連通路内の円滑な空気の流通を行い、また、単位時
間当たりに連通路を流通できる空気の流通量を多くする
ことによって、燃焼室への吸気効率をより向上させるこ
とのできる内燃機関の吸気制御装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、内燃機関の複数の燃焼室の一群に接続する第1の吸
気通路と、他群に接続する第2の吸気通路とを並列に備
え、前記第1の吸気通路と第2の吸気通路とを途中で接
続する接続ポートを開閉弁により開閉して前記内燃機関
における有効気管長を変更する内燃機関の吸気制御装置
において、前記接続ポートよりも上流の前記第1の吸気
通路における第1の上流部と前記接続ポートよりも上流
の前記第2の吸気通路における第2の上流部とを前記接
続ポートに鋭角につないだことをその要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記第1の上流
部における流路断面の少なくとも一部は前記接続ポート
と交差するように指向することをその要旨とする。請求
項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機
関の吸気制御装置において、前記接続ポートの通過断面
積を前記上流部の通過断面積よりも大きくしたことをそ
の要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図にしたがって説明する。なお、第1実施形態にお
いて、図12及び図13に示した従来の形態と同じ構成
部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略
する。
【0015】例として、V型6気筒エンジンに接続され
た吸気制御装置1を図1から図3に示し、その構造及び
動作について説明する。図1は第1実施形態の吸気制御
装置1の略断面図、図2は同吸気制御装置1における吸
気経路を示す概略図、図3はエンジン及び吸気制御装置
1の略断面図である。
【0016】図3に示されるように、吸気制御装置1が
設けられたエンジンはV字状に形成されたシリンダブロ
ック11を備え、シリンダブロック11には6つのピス
トン(図3には2つのみ図示)12が往復移動可能に設
けられている。各ピストン12はコンロッド13を介し
て内燃機関の出力軸であるクランクシャフト14に連結
されている。ピストン12の往復運動がコンロッド13
によってクランクシャフト14の回転へと変換されるよ
うになっている。
【0017】シリンダブロック11の両上端には、シリ
ンダヘッド15が取り付けられている。そして、各ピス
トン12の上端と各シリンダヘッド15との間には燃焼
室16が形成されており、各シリンダヘッド15には各
燃焼室16と連通する吸気ポート17及び排気ポート1
8が設けられている。各吸気ポート17には吸気バルブ
19が設けられ、各排気ポート18には排気バルブ20
が設けられている。
【0018】各シリンダヘッド15には、回転可能に支
持された吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト2
2が平行に設けられている。両カムシャフト21,22
は、タイミングベルト(図示略)を介してクランクシャ
フト14に連結されている。
【0019】クランクシャフト14の回転力はタイミン
グベルトを介して両カムシャフト21,22に伝達さ
れ、それら両カムシャフト21,22が回転することに
よって、吸気バルブ19及び排気バルブ20が開閉駆動
される。吸気ポート17と燃焼室16とは開閉駆動され
る吸気バルブ19によって連通又は遮断される。また、
排気ポート18と燃焼室16とは開閉駆動される排気バ
ルブ20によって連通又は遮断される。吸気ポート17
には吸気制御装置1のインテークマニホールド23が接
続されている。
【0020】吸気制御装置1は、インテークマニホール
ド23,サージタンク25,吸気通路26,エアクリー
ナ27,スロットルバルブ28を備えている。インテー
クマニホールド23の上流端はサージタンク25に接続
され、サージタンク25には吸気通路26を介してエア
クリーナ27が接続されている。インテークマニホール
ド23,サージタンク25及び吸気通路26内は、吸気
経路となっている。また、排気ポート18にはエグゾー
ストマニホールド24が接続されている。排気ポート1
8及びエグゾーストマニホールド24の内部は、排気経
路となっている。
【0021】吸気通路26内にはスロットルバルブ28
が設けられている。スロットルバルブ28はアクセル操
作に基づき、その開度が変化する。スロットルバルブ2
8の開度を変化させることによって、燃焼室16内へ吸
入される空気の量が調整されるようになっている。ま
た、吸気ポート17には燃焼室16へ向かって燃料を噴
射するための燃料噴射弁30が設けられている。この燃
料噴射弁30は、空気が吸気経路を通って燃焼室16へ
吸入される時に、燃焼室16へ向けて燃料を噴射し、燃
料及び空気から成る混合ガスを生成するようになってい
る。更に、シリンダヘッド15には、燃焼室16へ吸入
された混合ガスに点火するための点火プラグ31が設け
られ、この点火プラグ31はディストリビュータ32に
電気的に接続されている。
【0022】次に、上記のように構成されたエンジンへ
送られる空気を制御する吸気制御装置1の構成について
図にしたがって説明する。図1及び図2で示されるよう
に、吸気通路26は、エアクリーナ27の下流で第1の
吸気通路26a及び第2の吸気通路26bの2本に分岐
している。両吸気通路26a,26b内には、同期して
開閉するスロットルバルブ28が設けられている。第1
の吸気通路26a及び第2の吸気通路26bはスロット
ルバルブ28の下流側から単一の隔壁41によって隔て
られており、隔壁41には接続ポート41aが形成され
ている。接続ポート41aは第1の吸気通路26aと第
2の吸気通路26bとをつないでいる。隔壁41には接
続ポート41aを開閉するための第1開閉弁42が設け
られている。
【0023】図4は接続ポート41aの拡大断面図であ
る。第1の吸気通路26aと第2の吸気通路26bとは
スロットルバルブ28の設置位置から下流側に向かうに
つれて徐々に接近しながら接続ポート41aに接続して
いる。接続ポート41aより上流の吸気通路26aの第
1の上流部26c及び吸気通路26bの第2の上流部2
6dは、接続ポート41aに鋭角θ1,θ2につながっ
ている。すなわち、上流部26c,26dの流路の断面
の一部は、接続ポート41aと交差するように指向して
いる。図4のC1,C2は上流部26c,26dの流路
の断面を表し、矢印P1,P2は断面C1,C2の指向
方向を示す。
【0024】サージタンク25の内部は隔壁41によっ
て2つのサージ室25a,25bに仕切られている。両
サージ室25a,25bには、エンジンの左右バンクに
各3本ずつ、合計6本の燃焼室16へ連通されたインテ
ークマニホールド23がそれぞれ接続されている。した
がって、吸気経路は、両吸気通路26a,26bの2つ
に分岐された後、サージタンク25で6つに分岐されて
いる。また、サージタンク25内の隔壁41には、両サ
ージ室25a,25b間を連通又は遮断するための第2
開閉弁44が設けられている。
【0025】図5に、同吸気制御装置1の両弁42,4
4の制御ブロック図を示す。第1開閉弁42及び第2開
閉弁44はアクチュエータ45,46によって開閉作動
される。アクチュエータ45,46はコントローラ47
によって制御され、コントローラ47はエンジン回転速
度センサ48からの回転速度情報に基づいてアクチュエ
ータ45,46の作動を制御する。
【0026】次に、上記のように構成された吸気制御装
置1の動作について説明する。前述したように、各燃焼
室16の吸気バルブ19が閉じる直前に高い圧力が生じ
るように脈動効果を利用することによって、多量の空気
を各燃焼室16へ吸入させて、内燃機関の出力を向上さ
せることができる。
【0027】脈動効果は、ピストンの往復運動によって
生じる空気の圧力の波の共振による脈動を利用してい
る。そして、脈動の共振を起こして吸気経路内の空気に
圧力差を生じさせるには、吸気バルブ19の開放時期と
同調する周期の脈動の波長に見合った有効吸気管長が必
要である。そして、その開放の周期は内燃機関の回転速
度によって変化する。
【0028】すなわち、内燃機関が低速回転をしている
時には各吸気バルブ19の開放の間隔の周期は長くなる
ため、吸気経路内の脈動の周波数を長くしなければなら
ない。そのため、周期の長い脈動の波長に見合うように
有効吸気管長を長くする必要がある。また、逆に内燃機
関が高速回転をしている時には空気圧を高める間隔を短
くしなければならないため、有効吸気管長も短くする必
要がある。
【0029】以下に、上述した原理に基づいた作用を図
6に具体例を示して説明する。まず、低速回転時(エン
ジン回転速度R1以下)における弁の開閉動作について
説明する。
【0030】上述したように低速回転時には、有効吸気
管長の長さを長くする必要がある。コントローラ47は
エンジン回転速度センサ48からの回転速度情報に基づ
き、アクチュエータ45,46を不作動とし、第1開閉
弁42と第2開閉弁44とが両方とも遮断される。この
遮断により、各燃焼室16から両吸気通路26a,26
bの吸気経路が分岐される位置が大気開放端となり、有
効吸気管長は長さL1となる。
【0031】逆に、高速回転時(エンジン回転速度R2
以上)には有効吸気管長の長さを短くする必要がある。
コントローラ47はエンジン回転速度センサ48からの
回転速度情報に基づき、アクチュエータ45,46を作
動させ、第1開閉弁42と第2開閉弁44とを両方とも
開放し、両吸気通路26a,26bが連通される。する
と、サージタンク25内の圧力差がなくなるため、有効
吸気管長は各燃焼室16からサージタンク25までの長
さL3となる。
【0032】そして、中速回転時(エンジン回転速度R
1〜R2の範囲)には、コントローラ47はエンジン回
転速度センサ48からの回転速度情報に基づき、アクチ
ュエータ45のみを作動する。したがって、第1開閉弁
42を開放するとともに第2開閉弁44を遮断する。す
ると、両吸気通路26a,26b間の圧力差は接続ポー
ト41aによって打ち消されるため、有効吸気管長は燃
焼室16から接続ポート41aまでの長さL2となる。
【0033】図7のグラフはエンジンの回転速度と出力
トルクとの関係を示す作用結果である。曲線Eは第1実
施形態の場合を表し、曲線Dは従来の場合を表す。グラ
フに示されるように、中速回転時の場合、すなわち第1
開閉弁42が大気開放端となる場合には、トルクが向上
している。
【0034】このように、内燃機関が低速回転から高速
回転になるほど、周期が短くなる脈動流の周波数に対応
して、有効吸気管長を順次L1、L2、L3と短くす
る。このようにすれば、脈動流の周期変化に対応して有
効吸気管長を適切に変更することにより、内燃機関の全
回転域において各燃焼室16の各吸気バルブ19の開放
時期に合わせて空気圧を高めることができ、内燃機関の
吸気効率を向上させることができる。
【0035】次に、上記のように構成された第1実施形
態の吸気制御装置の効果について説明する。 ・両吸気通路26a,26bは接続ポート41aを介し
て鋭角に連通されている。このため、脈動の妨げとなる
デッドボリュームが少なくなり、脈動の減衰を防ぐこと
ができる。また、第1開閉弁42が閉じているときに
は、吸気通路26の内壁に沿った空気の流れを円滑に流
すことができ、同弁42が開いているときには、隣り合
う両吸気通路26a,26b内の空気を円滑に流通させ
ることができる。したがって、吸気乱流が低減され、脈
動効果が妨げられることなく吸気に利用でき、燃焼室1
6への吸入空気量を増やすことによって、内燃機関の吸
気効率を向上させることができる。
【0036】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図にしたがって説明する。図8は第2
実施形態の吸気制御装置2の略断面図、図9は同吸気制
御装置2における吸気経路を示す概略図である。
【0037】第2実施形態では、両吸気通路26a,2
6bを連通させる連通路51に大口径第1開閉弁52が
設けられている。大口径第1開閉弁52は、両吸気通路
26a,26bの断面積よりも大きく作られており、コ
ントローラ47によって制御されたアクチュエータ45
により開閉作動される。なお、他の構成については従来
の吸気制御装置101と同じため、符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。
【0038】次に、上記のように構成された第2実施形
態の吸気制御装置2の動作について説明する。第1実施
形態における第1開閉弁42及び第2開閉弁44と同様
に内燃機関が低速回転時には大口径第1開閉弁52及び
第2開閉弁44がアクチュエータ45,46によって閉
鎖され、両吸気通路26a,26bは遮断される。中速
回転時には大口径第1開閉弁52が開放され、第2開閉
弁44が遮断される。そして、高速回転時には両弁4
4,52は開放される。
【0039】次に、上記のように構成された第2実施形
態の吸気制御装置の効果について説明する。 ・大口径第1開閉弁52の面積を両吸気通路26a,2
6bの断面積よりも大きくした。これにより、一度に多
くの空気を大口径第1開閉弁52に流通させることがで
きるため、燃焼室16からの圧力波を減衰させることな
く、連通路51を大気開放端とすることができる。した
がって、脈動効果を十分引き出すことができ、内燃機関
の全回転域において迅速に吸気効率を向上させることが
できる。
【0040】なお、上述した第1及び第2実施形態の各
吸気制御装置は以下のように変更してもよく、その場合
でも同様の作用及び効果を得ることができる。 ・上記各実施形態では、接続ポート41a又は大口径第
1開閉弁52のいずれかを設けたが、図10及び図11
に示されるように、両方とも設けてもよい。この場合、
吸気効率を更に向上させることができる。
【0041】・上記各実施形態では、2個の開閉弁42
(52),44を設けたが、同開閉弁42(52),4
4は1個または3個以上であってもよい。1個にすれば
構成を簡略化でき、3個にすれば内燃機関の回転速度に
応じてより細かな対応が可能になる。
【0042】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の発明によ
れば、第1及び第2の吸気通路を接続ポートに鋭角につ
ないだ。この結果、第1及び第2の吸気通路の空気の流
れを吸気乱流を生じさせることなく、円滑に流通させる
ことができる。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、接続ポー
トの通過断面積を第1及び第2の各吸気通路の断面積よ
り大きくした。この結果、燃焼室へ吸入される空気の吸
気抵抗が減り、吸気脈動を大きくでき、ひいては吸入空
気量を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における吸気制御装置の略断面
図。
【図2】第1実施形態における吸気経路を示す概略図。
【図3】内燃機関及び吸気制御装置の略断面図。
【図4】接続ポート拡大断面図。
【図5】第1実施形態における制御ブロック図。
【図6】吸気経路距離を示す概略図。
【図7】第1実施形態による効果の比較グラフ。
【図8】第2実施形態における吸気制御装置の略断面
図。
【図9】第2実施形態における吸気経路を示す概略図。
【図10】他の実施形態における吸気制御装置の略断面
図。
【図11】他の実施形態における吸気経路を示す概略
図。
【図12】従来の吸気制御装置の略断面図。
【図13】従来の吸気制御装置の吸気経路を示す概略
図。
【符号の説明】
16…燃焼室、26a…第1の吸気通路、26b…第2
の吸気通路、41a…接続ポート、42…第1開閉弁、
44…第2開閉弁、52…大口径第1開閉弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の複数の燃焼室の一群に接続す
    る第1の吸気通路と、他群に接続する第2の吸気通路と
    を並列に備え、前記第1の吸気通路と第2の吸気通路と
    を途中で接続する接続ポートを開閉弁により開閉して前
    記内燃機関における有効気管長を変更する内燃機関の吸
    気制御装置において、 前記接続ポートよりも上流の前記第1の吸気通路におけ
    る第1の上流部と前記接続ポートよりも上流の前記第2
    の吸気通路における第2の上流部とを前記接続ポートに
    鋭角につないだことを特徴とする内燃機関の吸気制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の上流部における流路断面の少
    なくとも一部は前記接続ポートと交差するように指向す
    ることを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関の吸気制御装置において、 前記接続ポートの通過断面積を前記上流部の通過断面積
    よりも大きくしたことを特徴とする内燃機関の吸気制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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