JPH1162490A - コンクリート打設工法とそれに使用されるコンクリート打設配管切替装置 - Google Patents

コンクリート打設工法とそれに使用されるコンクリート打設配管切替装置

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JPH1162490A
JPH1162490A JP9230080A JP23008097A JPH1162490A JP H1162490 A JPH1162490 A JP H1162490A JP 9230080 A JP9230080 A JP 9230080A JP 23008097 A JP23008097 A JP 23008097A JP H1162490 A JPH1162490 A JP H1162490A
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JP
Japan
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movable body
base
concrete
pipe
switching
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Application number
JP9230080A
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English (en)
Inventor
Yoshio Saga
美夫 佐賀
Mitsuo Kitamura
光男 北村
Noritoshi Saga
理敏 佐賀
Shinjiro Uotani
進二郎 魚谷
Tomonori Matsuno
智則 松野
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SAGA KOGYO KK
Original Assignee
SAGA KOGYO KK
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 これ迄のコンクリート打設配管切替装置は配
管の数に制約があり、コンクリートミルク洩れが起り易
かった。 【解決手段】 生コンクリートを供給管から曲管内に供
給して、連通路内を通し、吐出口、型枠の注入口に送り
込み空間内に打設する。可動体を切替駆動体によりスラ
イドさせて連通路を他の吐出口に切替接続し、生コンク
リートを前記注入口に送り込み空間内に打設する。以
下、連通路を他の吐出口へ切替接続し、その度に生コン
クリートを吐出口から前記注入口に送り込み空間全般に
打設する。曲管が中継用直管を介して回転可能に連結さ
れてなる。可動体に連通路の他に補助通路をも設け、連
通路が所望の吐出口と連通されると、補助通路が他の吐
出口と連通可能なるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネルの内壁面に
アーチコンクリートを打設するのに適するコンクリート
打設工法と、同工法に使用されるコンクリート打設配管
切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルの内壁面にアーチコンクリート
を打設する場合、トンネルの内壁面の内側に空間を設け
て型枠を配置し、その空間に生コンクリートを注入して
打設している。この場合、生コンクリートを1ケ所から
しか注入しないと生コンクリートが空間全般に行き渡り
にくい。そこで従来はコンクリート打設配管切替装置を
使用して空間への生コンクリートの注入位置を切替えて
いる。従来のコンクリート打設配管切替装置には回転式
とスライドボックス式の2種類のものがある。
【0003】回転式のものは、注入パイプが取付けられ
た回転円板と、複数本の受パイプが取付けられた固定円
板とを面接触させて(摺り合わせて)回転させて、注入
パイプと受パイプとの連結を切替え、注入パイプから送
り込まれるコンクリートが同注入パイプと連結された受
パイプ内を通過して前記空間に打設されるようにしたも
のである。
【0004】従来のスライドボックス式のものは、実公
平4−19119号の様に注入パイプと複数本の受パイ
プが取付けられたボックスとを摺り合わせて、ボックス
を横にスライドさせると注入パイプと受パイプとの連結
が切替えられ、注入パイプから送り込まれる生コンクリ
ートが同注入パイプと連結された受パイプ内を通過して
空間に打設されるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転式のコンク
リート打設配管切替装置は長期間に亙って使用すると、
コンクリート中に含まれている細骨材(モルタルやコン
クリートの材料として使用される砂、砂利、砕石等)に
よって摺動面が摩耗してそこに隙間が生じ、その隙間か
らコンクリート中のモルタルが洩れてしまうという課題
があった。この課題を解決するために、従来は回転円板
の外縁部に滑動受材を取付けたり、回転円板と固定面の
構造を強化したり、接触面にクロームメッキを施したり
しているが、それは製造コストが高くなるため特殊な用
途にしか使用されておらず、一般的に広く普及している
とは言えない。
【0006】従来のスライドボックス式のコンクリート
打設配管切替装置は、ボックスに2〜3本の受パイプを
設けて、2〜3ケ所程度の配管切替を行うのには適して
いるが、4ケ所以上の配管切替作業を行うためには多く
の受パイプを横に配列しなければならないため、スライ
ドボックス内の受パイプの曲り度合を緩くしなければな
らず、そのためには受パイプを長くしてボックスの前後
方向の長さを大きくする必要がある。また、受パイプの
本数が多くなる分だけボックスの横方向の長さも大きく
しなければならず、そのようにすると大型化し、重くな
り、扱いにくくなり、狭い場所では使いにくく、製造コ
ストが高くなるという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的はトンネル
の内壁面にアーチコンクリートを打設する際に、生コン
クリートが同内壁面とその内側に配置した型枠との間の
空間全般に確実に行き渡るようにしたコンクリート打設
工法と、生コンクリートが空間全般に行き渡るようにコ
ンクリート注入口の位置を切替え可能であり、しかも小
型、軽量で、メンテナンスの容易なコンクリート打設配
管切替装置を提供することにある。
【0008】本発明のコンクリート打設工法は、トンネ
ルの内側に空間を設けて型枠を配置し、型枠に設けられ
た2以上の注入口のうちの所望の注入口から空間内に生
コンクリートを供給して打設するコンクリート打設工法
において、生コンクリートを供給管から回転可能に連結
された2本以上の曲管内に供給して、その先の可動体の
連通路内を通し、更に基体に設けられた2以上の吐出口
のうち連通路と連通している吐出口に送り込み、その吐
出口からそれに連通している型枠の注入口に送り込んで
前記空間内に打設し、所望量打設されると可動体を切替
駆動体により吐出口の配列方向にスライドさせて連通路
を他の吐出口に切替接続し、その後は、供給管から供給
される生コンクリートを切替接続された吐出口を通して
それに連通している型枠の注入口に送り込んで空間内に
打設し、以下、連通路を他の吐出口へ切替接続し、その
度に生コンクリートを切替接続された吐出口からそれに
連通している型枠の注入口に送り込んで空間全般に打設
し、可動体の連通路と吐出口との前記の切替接続は、基
体への可動体の係止を解除し、切替駆動体を基体に係止
固定してから切替駆動体を作動させて可動体をスライド
させ、基体への切替駆動体の係止を解除し、可動体を基
体に係止固定してから切替駆動体を可動体に接近するか
又は可動体から離れるようにスライドさせることにより
行うようにした打設工法である。
【0009】本発明のコンクリート打設配管切替装置の
うち第1のものは、生コンクリートを送り込む固定の供
給管と、2以上の吐出口を設けた基体と、連通路を有し
且つ2以上の吐出口の配列方向にスライド可能に基体に
装備された可動体と、可動体をスライドさせて連通路と
吐出口との連通を切替える切替駆動体と、供給管と前記
連通路との間に回転可能に連結された2本以上の曲管と
を有し、連結された曲管はその一端が供給管に回転可能
に連結され、他端が可動体の連通路に回転可能に連結さ
れ、可動体を吐出口の配列方向にスライドさせると連結
された2本以上の曲管が供給管と連通路との間で回転す
るようにし、前記可動体には基体へ係止・解除可能な可
動体用係止具が設けられ、前記切替駆動体には基体へ係
止・解除可能な駆動体用係止具が設けられ、可動体は可
動体用係止具による基体への係止が解除された状態で基
体に係止固定されている切替駆動体により吐出口の配列
方向にスライドされ、切替駆動体は駆動体用係止具によ
る基体への係止が解除され、可動体が可動体用係止具に
より基体に係止固定された状態で可動体に接近するか可
動体から離れるように移動可能としたものである。
【0010】本発明のコンクリート打設配管切替装置の
うち第2のものは、2本以上の曲管が中継用直管35を
介して回転可能に連結されてなるものである。
【0011】本発明のコンクリート打設配管切替装置の
うち第3のものは、可動体に連通路の他に補助通路をも
設け、連通路が所望の吐出口と連通されると、補助通路
が他の吐出口と連通可能なるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態1】本発明のコンクリート打設配管
切替装置の実施の形態の第1の例を図1〜図6に基づい
て詳細に説明する。この切替装置は生コンクリートを送
り込む固定の供給管1と、複数の吐出口6を有する基体
5と、基体5にスライド可能に装備され且つ連通路4を
備えた可動体3と、可動体3をスライドさせて連通路4
と吐出口6との連通を切替える切替駆動体7と、供給管
1と前記連通路4との間に配置された2本の曲管2と、
2本の曲管2の間に設けられた中継用直管35と、基体
5に係止・解除可能な可動体用係止具9と、基体5に係
止・解除可能な駆動体用係止具10とを有している。
【0013】前記の供給管1は直管であり、その長手方
向内側(右側)端部には特殊カラー42が取付けられて
おり、長手方向中央部下部は金属製の取付け具20によ
り支持されてベース50に固定されている。図1の供給
管1の左側には供給ポンプPが連結されて生コンクリー
トが供給される。前記の特殊カラー42は図3(a)に
示すように内側(左側)の小径リング部40の外側に大
径リング部41が連結されてなる。
【0014】前記の基体5は金属板により箱形に形成さ
れており、その背面(図1の右側面)に4本の金属製の
吐出口6が均一間隔で横一列に突設されている。
【0015】前記の可動体3は基体5よりも小さな金属
製の箱形に形成されており、その内部に金属製パイプに
よる連通路4が設けられている。この可動体3は箱形の
基体5の内側に収納して、連通路4の連結端部22を基
体5の正面(図1の左側面)から外側に突出させてあ
り、その連結端部22の左端には特殊カラー42が形成
されている。この特殊カラー42も図3(b)に示すよ
うに、外側の小径リング部40と外側の大径リング部4
1とが連結されてなる。
【0016】可動体3の内側で、連通路4の両外側には
可動体3を基体5に係止・解除可能な可動体用係止具9
が設けられており、この可動体用係止具9には油圧シリ
ンダが使用されている。この可動体用係止具9はそのロ
ッド先端部25を可動体3の差し込み孔26から基体5
の受孔27まで差し込むと可動体3が基体5に係止され
て係止固定され、ロッド先端部25を受孔27から抜く
と可動体3がフリーとなって、可動体3が基体5の内部
で吐出口6の配列方向にスライド可能となるようにして
ある。ロッド先端部25は図4に示すように先細りにし
て受孔27に差し込み易くしてある。
【0017】可動体3の外側面にはそれを基体5の吐出
口6の配列方向に往復スライドさせて、連通路4と吐出
口6との連通を切替えるための切替駆動体7が連結され
ている。この切替駆動体7にも油圧シリンダが使用され
ており、そのロッド側が可動体3に連結され、シリンダ
側が基体5の内側に収納配置した箱状の筐体29に取付
けられている。筐体29には油圧シリンダによる駆動体
用係止具10が取付けられており、そのロッド先端部3
0を筐体29の通孔31から基体5の止め孔32まで差
し込むと筐体29が基体5に係止固定され、止め孔32
から抜き出すと筐体29がフリーとなって基体5の内部
で吐出口6の配列方向にスライド可能なるようにしてあ
る。このロッド先端部30も先細りにして止め孔32に
差し込み易くしてある。
【0018】図1及び図2において可動体用係止具9の
ロッド先端部25を受孔27から抜いてフリーの状態に
し、駆動体用係止具10のロッド先端部30を筐体29
の通孔31から基体5の止め孔32まで差し込んで筐体
29を基体5に係止固定した状態で、切替駆動体7のロ
ッドを伸ばすと可動体3がロッドの伸びた方向に移動し
て、可動体3の連通路4が他の吐出口6に切替接続され
る。ロッドの伸ばしを停止して、可動体用係止具9のロ
ッド先端部25を受孔27内に差し込むと可動体3が基
体5に係止固定される。
【0019】切替駆動体7のロッドの伸びる距離には限
度があるため、切替駆動体7はそのままの位置ではそれ
以上伸ばすことができない。そこで可動体3を更に前方
に移動させて1つ先方の吐出口6に切替接続するために
は次の様にする。駆動体用係止具10のロッド先端部3
0を基体5の止め孔32から抜いて、基体5への筐体2
9の係止を解除してフリーの状態にし、可動体用係止具
9のロッド先端部25を可動体3の差し込み孔26から
基体5の受孔27まで差し込んで可動体3を基体5に係
止固定した状態で、切替駆動体7のロッドを縮めて切替
駆動体7のシリンダを可動体3側に移動させて接近させ
る。その後に、前記の様にして駆動体用係止具10を基
体5に係止固定し、可動体3を前記の様にして基体5か
ら解除してフリーの状態にした状態で、切替駆動体7の
ロッドを先方に伸ばして可動体3をロッドの伸びた方向
に移動させ、可動体3の連通路4を1つ先方の吐出口6
に切替接続する。以後、この繰り返しにより連通路4を
1つ先方の吐出口6に順次切替接続する。
【0020】連通路4を戻して手前側の吐出口6に切替
接続するためには、可動体3を先方に移動させる場合と
逆に操作する。即ち、前記のように可動体用係止具9の
ロッド先端部25を受孔27から抜いて可動体3をフリ
ーの状態にしてから、切替駆動体7のロッドを縮めて可
動体3をロッドの縮んだ方向に移動させて、連通路4を
手前の吐出口6に切替接続する。可動体3を更に手前の
吐出口6側に戻すためには、切替駆動体7のロッドを更
に縮める必要があるが、前記の移動により可動体3が切
替駆動体7に接近しているため、同ロッドはそれ以上縮
めることができない。そこで、可動体3を更に手前の吐
出口6側に戻すためには、切替駆動体7を前進させる場
合と逆に操作して切替駆動体7のロッドを伸ばして同切
替駆動体7のシリンダを押し戻し、筐体29を基体5に
係止固定してから切替駆動体7のロッドを縮めて可動体
3を引き戻す。
【0021】図1及び図2の供給管1と可動体3の連通
路4との間には2本の曲管2が連結されている。この曲
管2にはS字管が使用されており、図3(c)のように
夫々の曲管2の長手方向内側端部外周には受リング43
が形成され、外側端部外周には特殊カラー42が形成さ
れている。図1に示すように2本の曲管2のうち左側の
曲管2の左端部は供給管1の先端に可撓性のある回転継
手34により回転可能に連結され、右側の曲管2の右端
部は可動体3の連通路4に可撓性のある回転継手34に
より回転可能に連結され、両曲管2の内側端部同士は中
継用直管35の左右の端部の夫々に可撓性のある回転継
手34により回転可能に連結されている。中継用直管3
5の長手方向中央部は支持具12により回転可能に支持
されてなる。支持具12はスイングアーム60と、ベー
ス50に固定したブラケット61と、スイングア−ム6
0とブラケット61とを連結したピン62とにより構成
されている。
【0022】前記の曲管2と供給管1、連通路4、中継
用直管35の夫々とを連結する回転継手34は図5のよ
うな構造にしてある。図5は曲管2と連通路4とを連結
する回転継手34の構造であり、曲管2及び連通路4の
内側端部に受リング43が形成され、曲管2の特殊カラ
ー42の内面の周方向に均等間隔離れた8ケ所にスペー
サー55が取付けられており、その曲管2と連通路4と
の端部を互いに対向させ、その受リング43の外側に両
受リング43にまたがせて内側ゴムリング56を被せ、
その外側に前記スペーサー55と連通路4の特殊カラー
42とを突合わせて被せ、その外周に、外側ゴムリング
57が取付けられ、更にその外側に金属製のロイヤルジ
ョイント58を被せてなる。図5の66はグリスニップ
ルであり、スペーサー55と連通路4の特殊カラー42
との突合わせ面にグリスを供給するためのものである。
図5では曲管2が左側、直管である連通路4が右側に配
置されているが、供給管1と曲管2とを連結する回転継
手34の構造も同じ構造であり、その場合は曲管2が右
側、直管である供給管1が左側に配置される。また、曲
管2と中継用直管35とを連結する回転継手34の構造
も同じであり、その場合は中継用直管35の左右に曲管
2が配置される。
【0023】図1、図2のコンクリート打設配管切替装
置の動作は次のようになる。連通路4と吐出口6の接続
を切替えるために可動体3を図6(a)の矢印X方向に
移動させると、回転継手34A、34B、34Cが可撓
性を有し、また、ブラケット61とピン62が供給管1
と同軸であるため、回転継手34B、支持具12、中継
用直管35、及び回転継手34Cが回転継手34Aと平
行に移動し且つ図6(c)のYの旋回軌跡を描くように
回転することで、2本の曲管2は夫々図6(a)のZ方
向の回転が可能となり、連通路4は可動体3と共に矢印
X方向に移動して他の吐出口6に切替接続される。
【0024】
【発明の実施の形態2】本発明のコンクリート打設配管
切替装置の実施の形態の第2の例を図7に基づいて詳細
に説明する。この切替装置の基本的構造は図1の場合と
同じであるが、異なるのは、一方の曲管2の外側と連通
路4との連結、他方の曲管2の外側と供給管1との連結
に非可撓性の回転継手34A、34Dを使用したことで
ある。
【0025】図7のように非可撓性の回転継手34A、
34Dを使用したコンクリート打設配管切替装置の動作
は次のようになる。連通路4を図7(a)の矢印X方向
に移動させると、非可撓性の回転継手34A、可撓性の
回転継手34B、中継用直管35、支持具12及び可撓
性の回転継手34Cは連通路4と平行移動する。このと
き、図7(a)の左側の曲管2Aは連通路4と同軸上で
回転し、中継用直管35と支持具12は回転継手34
A、34Dに働くコンクリートを含む配管自重反力を軽
減し、また、図7(c)に示す様に供給管1と同軸のピ
ン62を中心とする軌跡W上を旋回し、図7(a)の右
側の曲管2Bは供給管1と同軸上で回転することにより
前記の様に連結されている供給管1、曲管2、中継用直
管35、連通路4の連結が維持される。
【0026】
【発明の実施の形態3】本発明のコンクリート打設配管
切替装置の実施の形態の第3の例を図8〜13に基づい
て詳細に説明する。この切替装置も基本的には、供給管
1、2本のS字状の曲管2、吐出口6を有する基体5、
基体5にスライド可能に装備された可動体3、可動体3
を基体5に沿ってスライドさせる切替駆動体7、可動体
3を基体5に係止・解除可能な可動体用係止具9、切替
駆動体7を基体5に係止・解除可能な駆動体用係止具1
0を備えていることにおいて、前記実施の形態1、2と
同じである。異なるのは、2本の曲管2の間に図1の中
継用直管35を設けずに曲管2同士を直結したこと、基
体5及び可動体3の構造と切替駆動体7、可動体用係止
具9、駆動体用係止具10の配置等である。
【0027】基体5は金属材により逆L字状に形成さ
れ、その背面(図8、9の右側)に4本の金属製の吐出
口6が均一間隔で横一列に突設されている。この基体5
はベース50の上に立ち上げてある。可動体3は図8、
図9に示すように断面形状が金属材により右向きコ字状
に形成されており、図13(a)に示すようにその内部
に連通路4が形成され、更にその横に補助通路8が形成
されている。連通路4と補助通路8とは図9に示すよう
に可動体3を貫通しており、また、両者の間隔は隣接す
る吐出口6間の間隔と同じ間隔にしてある。この可動体
3は金属製の基体5の上下面と前面に被せて基体5の長
手方向に往復スライド可能としてある。
【0028】可動体3をスライドさせる切替駆動体7に
は油圧シリンダが使用されており、そのロッド側先端部
を可動体3に連結し、シリンダ側端部を筐体29に連結
してある。筐体29は基体5の長手方向に往復スライド
可能なるように基体5に装備してあり、しかも基体5の
うち可動体3よりも外側に配置してある。この切替駆動
体7は図12に示すように連通路4及び補助通路8の上
下に2本配置してある。
【0029】可動体3には基体5に係止・解除可能な可
動体用係止具9が取付けられている。この可動体用係止
具9にも油圧シリンダが使用されており、それは図9の
ように基体5の長手方向に2本、図13に示すように上
下に2本の計4本取付けられている。可動体3は4本の
可動体用係止具9のロッド先端部25(図10、図1
1)の夫々を、基体5の上下に対に設けられた止め孔3
2(図13(b))に差し込むと基体5に係止固定され
て、可動体3の連通路4と基体5の任意の吐出口6とが
連通状態に保持され、ロッド先端部25を止め孔32か
ら抜くとフリーとなって基体5に沿って吐出口6の配列
方向にスライド可能にしてある。この実施形態では前記
の係止固定時に可動体3の連通路4と基体5の吐出口6
との密着性を高めて両者の連通を確実にするために、可
動体3と基体5とにシール機構を設けてある。
【0030】前記のシール機構は、図10、図11に示
すように、連通路4の外周に硬質ゴムからなるリング状
のシール材70を取付け、基体5の前面の内側には、同
基体5を構成する部材間からのコンクリートミルク漏れ
を防止するOリング71を取付け、シール材70の外周
に金属製の保護リング72を取付け、可動体3の内面に
軟質ゴムからなる緩衝材73を設けてなる。保護リング
72はシール材70の外周を保護すると共に、後記する
ように基体5の前面に付着しているコンクリート渣等を
掻き取るためのものである。緩衝材73は保護リング7
2に接触しており、しかも、その外周端部は前記シール
材70の外周端部と重なり合っている。この緩衝材73
は金属リング72を常に基体5の前面側に押し付けて、
同前面に密着させておくためのスプリングの役割をも果
たしている。このシール機構は次の様に作用してシール
機能を発揮する。
【0031】図10、図11(a)のように、可動体用
係止具9のロッド先端部25が基体5の止め孔32に係
止されていない状態、即ち、可動体3が基体5に係止固
定されておらず、基体5の長手方向に往復スライド可能
な状態では、シール材70は圧縮されておらず、可動体
3の内面と基体5の前面との間に隙間74Aがある。こ
の状態からロッド先端部25の円台形の外周面が止め孔
32の円台形の内周面に接するまで同先端部25を差し
込むと、可動体3は基体5に係止固定されるが、シール
材70は未だ圧縮されず、可動体3の内面と基体5の前
面との間には隙間74Aが残るので、可動体3の内面と
基体5の前面との密着性、即ち連通路4と吐出口6との
密着性はそれ程高くない。ロッド先端部25が止め孔3
2にそれ以上差し込めなくなってから、更にロッドを伸
ばしてロッド先端部25をその差し込み方向に押し込む
と、可動体3はもはやその方向には移動することができ
ないため、ロッド先端部25が押し込まれた力の反作用
により、同先端部25が押し込まれた方向とは逆の方向
(図11(b)の右側)に僅かに移動し、シール材70
が図11の左側から圧縮されて隙間74Aが閉塞され
る。このとき、図11(b)のように可動体3の内面と
基体5の背面との間に隙間74Bが生じ、可動体3の内
面と基体5の前面との密着性、即ち連通路4と吐出口6
との密着性が高まり、連通路4と吐出口6の連結部から
生コンクリートが一層洩れにくくなる。前記の緩衝材7
3はシール材70が前記のように圧縮されると保護リン
グ72により押されて圧縮し、逆にシール材70が元の
形に復元したときには元の形に復元する。ロッド先端部
25を止め孔32から抜くと、シール材70が圧縮前の
形状に復元し、可動体3の内面と基体5の前面との間に
隙間74Aが再び生じて可動体3が基体5の長手方向に
往復スライド可能な状態になる。
【0032】また、上記保護リング72は、緩衝材73
の働きにより、常に基体5の前面に密着しているため、
可動体3が基体5の長手方向に往復スライドする際には
基体5の前面に付着したコンクリート渣等を掻き取るこ
とが可能であり、基体5の前面を常に清潔に保つことが
可能となる。また、図10、図11の75はグリスニッ
プルであり、シール材70と緩衝材73との接触面にグ
リスを供給するものである。
【0033】前記の筐体29には図9、図13(b)に
示すように駆動体用係止具10が取付けられている。こ
の駆動体用係止具10にも油圧シリンダが使用されてお
り、それは図13(b)のように上下に1本づつ、計2
本が取付けられている。筐体29は2本の駆動体用係止
具10のロッド先端部(図示されていない)を止め孔3
2に差し込むと基体5に係止固定され、ロッド先端部を
止め孔32から抜くとフリーとなって、基体5に沿って
吐出口6の配列方向にスライド可能となるようにしてあ
る。
【0034】連通路4を図8、図9、図10、図11の
連通状態から、その先方の吐出口6に切替接続するため
には、可動体用係止具9をフリーの状態にしてから、切
替駆動体7のロッドを先方に伸ばして可動体3を同方向
に移動させると、連通路4が一つ先方の吐出口6に切替
接続されると共に補助通路8がそれまで連通路4と連通
されていた吐出口6に接続される。連通路4を更にその
先の吐出口6に切替接続する場合も前記と同様にする。
この移動中、曲管2は図12のように回動する。
【0035】連通路4を戻して手前側の吐出口6に切替
接続するためには、可動体3を先方に移動させる場合と
逆に操作する。即ち、前記のように可動体用係止具9の
ロッド先端部25を止め孔32から抜いて可動体3をフ
リーの状態にしてから、切替駆動体7のロッドを縮めて
可動体3を筐体29側に移動させて、連通路4を手前の
吐出口6に切替接続すると共に補助通路8をさらに手前
の吐出口6に切替接続する。この移動中も曲管2は図1
2のように回動する。
【0036】補助通路8は連通路4を図9の最も手前の
吐出口6に連通させたときは、どの吐出口6とも連通す
ることなく外側に外れた状態になっている。補助通路8
が吐出口6と連通したときに、補助通路8に外部の給水
管を連結してそれに水を供給すれば吐出口6を洗浄する
ことができる。又、補助通路8の終端口は蓋で閉塞して
おくこともできる。
【0037】
【発明の実施の形態4】本発明のコンクリート打設配管
切替装置は、曲管2として図14の様にU字管を使用す
ることもできる。この場合、生コンクリートの流れを良
くするためにはできるだけ大きな曲率のU字管を用いる
のが望ましい。U字管を使用する場合も図1、図2のよ
うに曲管2の間に中継用直管35を設けてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態5】本発明のコンクリート打設配管
切替装置は、図1の切替駆動体7、可動体用係止具9、
駆動体用係止具10等には油圧シリンダではなく、手動
操作式の螺子式クランプ金具を使用することができ、そ
の場合は螺子式クランプ金具を回転させて同金具の回転
軸をスライド移動させることにより、油圧シリンダのロ
ッドを伸縮させたのと同様の機能を持たせることができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態6】図1〜図6及び図7のコンクリ
ート打設配管切替装置を使用した、本発明のコンクリー
ト打設工法の実施の形態をそれらの図に基づいて説明す
る。 .図1、図2のように可動体3の連通路4が吐出口6
に接続されている状態において、供給ポンプPにより生
コンクリートを、供給管1−2本の曲管2−可動体3の
連通路4−吐出口6の順に送り込み、吐出口6に接続さ
れた型枠の注入口から、トンネルの内壁面と型枠との間
の空間に生コンクリートを注入して打設する。 .生コンクリートを所定量打設したら、供給ポンプP
による生コンクリートの注入を一旦停止してから、連通
路4と吐出口6の連結を、前記した切替え操作により切
替える。 .連結の切替えが終了したら、供給ポンプPによる生
コンクリートの注入を再開して、連通路4から新たに連
結された吐出口6に生コンクリートを送り込み、その吐
出口6から前記型枠の異なる注入口へ生コンクリートを
供給し、空間の異なる箇所へ生コンクリートを注入して
打設する。 .生コンクリートを所定量打設したら、供給ポンプP
による生コンクリートの注入を一旦停止してから、連通
路4と吐出口6の連結を、前記した切替え操作により切
替える。以下、生コンクリートの打設、連通路4と吐出
口6の連結切替えを繰返して、空間全体に万遍なく生コ
ンクリートの打設をする。
【0040】
【発明の実施の形態7】図8〜図13のコンクリート打
設配管切替装置を使用した、本発明のコンクリート打設
工法の実施の形態をそれらの図に基づいて説明する。 .図8、図9のように可動体3の連通路4が吐出口6
に接続されている状態において、供給ポンプPにより生
コンクリートを、供給管1−2本の曲管2−可動体3の
連通路4−吐出口6の順に送り込み、吐出口6に接続さ
れた型枠の注入口から、トンネルの内壁面と型枠との間
の空間に生コンクリートを注入して打設する。 .生コンクリートを所定量打設したら、供給ポンプP
による生コンクリートの注入を一旦停止してから、連通
路4と吐出口6の連結を、前記と同様の切替え操作によ
り切替える。 .連結の切替えが終了したら、供給ポンプPによる生
コンクリートの注入を再開して、連通路4から新たに連
結された吐出口6に生コンクリートを送り込み、その吐
出口6から前記型枠の異なる注入口へ生コンクリートを
供給し、空間の異なる箇所へ生コンクリートを注入して
打設すると同時に、予め補助通路8と連結しておいた外
部の給水管から、同補助通路8に水を供給して今使用し
ていた吐出口6から型枠側の配管内のコンクリートを洗
浄する。 .生コンクリートを所定量打設したら、供給ポンプP
による生コンクリートの注入を一旦停止してから、連通
路4と吐出口6の連結を、前記したと同様な切替え操作
により切替える。以下、生コンクリートの打設、連通路
4と吐出口6の連結切替えを繰返して、空間全体に万遍
なく生コンクリートの打設すると同時に予め補助通路8
と連結しておいた外部の給水管から、同補助通路8に水
を供給して今使用していた吐出口6から型枠側の配管内
のコンクリートを洗浄する。
【0041】
【発明の効果】本発明のうち、請求項1記載のコンクリ
ート打設工法は、連通路4が4以上の吐出口6に確実に
切替接続できる。
【0042】本発明のうち、請求項2〜4記載のコンク
リート打設配管切替装置は次の様な効果がある。 .装置を作製するのに用いる曲管2として、特殊な曲
管を用いる必要が無く、ごく一般に市販されているS字
管やU字管を用いることが可能であるため、手軽に曲管
2を交換することができる。 .連通路4と吐出口6とが確実に連結されるので、コ
ンクリートミルクが漏れにくい。 .切替駆動体7、可動体用係止具9、駆動体用係止具
10以外の部品については分解して水洗いすることがで
きるため、常に清潔な状態に保つことが可能となり、汚
れが原因で誤作動を起したり、故障したりするのを防止
することが可能となる。 .構造が単純で、しかも堅固であるため、耐久性に富
んでいる。 .構造が単純なため、製作コストを低く抑えることが
できる。 .連通路4及び吐出口6の摺動面に交換可能な板状の
補強材を取付けることにより、装置の耐用年数をさらに
伸ばすことも可能である。
【0043】本発明のうち、請求項3記載のコンクリー
ト打設配管切替装置は、上記効果に加えて、以下のよう
な効果もある。 .曲管2が中継用直管35を介して回転可能に連結さ
れているので、曲管2がより確実に回転し、同曲管2が
コンクリート打設配管切替装置の運転途中で動かなくな
って以後装置が作動しなくなるといった不都合がより一
層起りにくくなる。
【0044】本発明のうち、請求項4記載のコンクリー
ト打設配管切替装置は、上記効果に加えて、可動体3に
連通路4の他に補助通路8をも設けたので、補助通路8
が吐出口6と連通したときに、補助通路8に外部の給水
管を連結してそれに水を供給すればそれまで使用してい
た吐出口6から型枠側の配管内のコンクリートを洗浄す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第1
の実施形態を示す平面図。
【図2】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第1
の実施形態を示す側面図。
【図3】(a)(b)(c)は本発明のコンクリート打
設配管切替装置に用いる異なる管の説明図。
【図4】本発明のコンクリート打設配管切替装置の可動
体と基体の連結説明図。
【図5】本発明のコンクリート打設配管切替装置の回転
継手の縦方向断面図。
【図6】(a)(b)(c)は本発明のコンクリート打
設配管切替装置の第1の実施形態の駆動説明図。
【図7】(a)(b)(c)は本発明のコンクリート打
設配管切替装置の第2の実施形態の駆動説明図。
【図8】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第3
の実施形態を示す側面図。
【図9】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第3
の実施形態を示す平面図。
【図10】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第
3の実施形態の図9のA矢視図。
【図11】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第
3の実施形態の可動体と基体のシール説明図であり、
(a)はシール材が圧縮されていない状態の説明図、
(b)はシール材が圧縮された状態の説明図。
【図12】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第
3の実施形態の駆動説明図。
【図13】(a)は本発明のコンクリート打設配管切替
装置の第3の実施形態の可動体の背面図、(b)は同実
施形態に於いて基体に可動体と筐体を取付けた状態の正
面図。
【図14】本発明のコンクリート打設配管切替装置の第
4の実施形態の説明図。
【符号の説明】
1は供給管 2は曲管 3は可動体 4は連通路 5は基体 6は吐出口 7は切替駆動体 8は補助通路 9は可動体用係止具 10は駆動体用係止具 35は中継用直管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚谷 進二郎 富山県高岡市荻布209 佐賀工業株式会社 内 (72)発明者 松野 智則 富山県高岡市荻布209 佐賀工業株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの内側に空間を設けて型枠を配置
    し、型枠に設けられた2以上の注入口のうちの所望の注
    入口から空間内に生コンクリートを供給して打設するコ
    ンクリート打設工法において、生コンクリートを供給管
    (1)から回転可能に連結された2本以上の曲管(2)
    内に供給して、その先の可動体(3)の連通路(4)内
    を通し、更に基体(5)に設けられた2以上の吐出口
    (6)のうち連通路(4)と連通している吐出口(6)
    に送り込み、その吐出口(6)からそれに連通している
    型枠の注入口に送り込んで前記空間内に打設し、所望量
    打設されると可動体(3)を切替駆動体(7)により吐
    出口(6)の配列方向にスライドさせて連通路(4)を
    他の吐出口(6)に切替接続し、その後は、供給管
    (1)から供給される生コンクリートを切替接続された
    吐出口(6)を通してそれに連通している型枠の注入口
    に送り込んで空間内に打設し、以下、連通路(4)を他
    の吐出口(6)へ切替接続し、その度に生コンクリート
    を切替接続された吐出口(6)からそれに連通している
    型枠の注入口に送り込んで空間全般に打設し、可動体
    (3)の連通路(4)と吐出口(6)との前記の切替接
    続は、基体(5)への可動体(3)の係止を解除し、切
    替駆動体(7)を基体(5)に係止固定してから切替駆
    動体(7)を作動させて可動体(3)をスライドさせ、
    基体(5)への切替駆動体(7)の係止を解除し、可動
    体(3)を基体(5)に係止固定してから切替駆動体
    (7)を可動体(3)に接近するか又は可動体(3)か
    ら離れるようにスライドさせることにより行うようにし
    たことを特徴とするコンクリート打設工法。
  2. 【請求項2】生コンクリートを送り込む固定の供給管
    (1)と、2以上の吐出口(6)を設けた基体(5)
    と、連通路(4)を有し且つ2以上の吐出口(6)の配
    列方向にスライド可能に基体(5)に装備された可動体
    (3)と、可動体(3)をスライドさせて連通路(4)
    と吐出口(6)との連通を切替える切替駆動体(7)
    と、供給管(1)と前記連通路(4)との間に回転可能
    に連結された2本以上の曲管(2)とを有し、連結され
    た曲管(2)はその一端が供給管(1)に回転可能に連
    結され他端が可動体(3)の連通路(4)に回転可能に
    連結されて、可動体(3)を吐出口(6)の配列方向に
    スライドさせると連結された2本以上の曲管(2)が供
    給管(1)と連通路(4)との間で回転するようにし、
    前記可動体(3)には基体(5)へ係止・解除可能な可
    動体用係止具(9)が設けられ、前記切替駆動体(7)
    には基体(5)へ係止・解除可能な駆動体用係止具(1
    0)が設けられ、可動体(3)は可動体用係止具(9)
    による基体(5)への係止が解除された状態で、基体
    (5)に係止固定されている切替駆動体(7)により吐
    出口(6)の配列方向にスライドされ、切替駆動体
    (7)は駆動体用係止具(10)による基体(5)への
    係止が解除され、可動体(3)が可動体用係止具(9)
    により基体(5)に係止固定された状態で可動体(3)
    に接近するか可動体(3)から離れるように移動可能と
    したことを特徴とするコンクリート打設配管切替装置。
  3. 【請求項3】2本以上の曲管(2)が中継用直管(3
    5)を介して回転可能に連結されてなることを特徴とす
    る請求項2記載のコンクリート打設配管切替装置。
  4. 【請求項4】可動体(3)に連通路(4)の他に補助通
    路(8)をも設け、連通路(4)が所望の吐出口(6)
    と連通されると、補助通路(8)が他の吐出口(6)と
    連通可能なるようにしたことを特徴とする請求項2又は
    請求項3記載のコンクリート打設配管切替装置。
JP9230080A 1997-08-26 1997-08-26 コンクリート打設工法とそれに使用されるコンクリート打設配管切替装置 Pending JPH1162490A (ja)

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