JPH0346080Y2 - - Google Patents

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JPH0346080Y2
JPH0346080Y2 JP3242385U JP3242385U JPH0346080Y2 JP H0346080 Y2 JPH0346080 Y2 JP H0346080Y2 JP 3242385 U JP3242385 U JP 3242385U JP 3242385 U JP3242385 U JP 3242385U JP H0346080 Y2 JPH0346080 Y2 JP H0346080Y2
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JP
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pipe
concrete
movable
injection
fixed
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JP3242385U
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JPS61152099U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案のコンクリート打設装置は、型枠の側壁
や天端部に形成されているコンクリート注入口か
らコンクリートを注入して、トンネルの内面にコ
ンクリートを打設するのに使用するものである。
(従来技術) 型枠の側壁や天端部には数個のコンクリート注
入口が形成されているが、それらは位置が固定さ
れているためコンクリート供給パイプをある注入
口から他の注入口に付け替えるにはパイプの長さ
を変えなければならない。しかし従来のコンクリ
ート供給パイプは複数本のユニツトパイプを連結
して構成されているため、長さを変えるにはユニ
ツトパイプの一部を増結したり取外したりしなけ
ればならなかつた。これでは作業が面倒であるた
め、近年はこの種のコンクリート打設装置として
第6図や第7図に示すようなものが開発されてい
る。
第6図に示すものは複数本のパイプAを連結部
Bで回動自在になるように連結し、それらのパイ
プを同図に仮想線で示すように屈曲させて、コン
クリート供給源パイプCの連結部Caからコンク
リート注入口Dに連結される注入パイプEまでの
長さLを調節するようにしたものである。
第7図に示すものは固定パイプFの外側に可動
パイプGを慴動自在になるよう被せ、可動パイプ
Gを慴動させるとコンクリート供給源パイプCの
連結部Caから可動パイプGの連結口Gaまでの長
さが調節されるようにしたものである。
(従来技術の問題点) 第6図のものは複数本のユニツトパイプAが屈
曲するものであるため、注入するコンクリートが
固いと屈曲個所で詰まり易く、スランプ値が18〜
20cm程度の軟らかいコンクリートでないと円滑に
通らない。しかもコンクリートの強度を同等とす
るためにはスランプ値が大きいと一定体積当たり
のセメント配合量を多くしなければならないため
セメントが多く必要になり、コスト高になる。ま
た一旦コンクリートが詰まるとパイプを取りはず
して詰まつたコンクリートを取り除かなければな
らないという問題もある。
第7図のものは屈曲部がほとんどないため第6
図のような問題はないが、可動パイプGが固定パ
イプFに沿つて慴動するものであるため、外側の
可動パイプGの内周面に付着したコンクリートが
固まると次に使用するときに可動パイプGが円滑
に慴動しにくゝなる。これを防止するためには使
用後に可動パイプGの内周面を掃除して内周面に
付着しているコンクリートを洗い落としておけば
よいが、可動パイプGが長いためきれに掃除する
ことが困難である。また使用後にパイプを取りは
ずして一々掃除をするのは面倒であるため掃除を
しなかつたり忘れたりすることが多々あり、これ
が故障の原因にもなつていた。
(問題を解決するための手段) 本考案の目的は、屈曲部の数を少なくして硬い
コンクリートでも詰まらずに円滑に供給されるよ
うにし、また使用後にパイプの内周面を手軽に洗
浄できるようにしたものである。
本願考案は第1図、第2図に示すように、型枠
1の内側上部に設けた固定パイプ2と、その外側
に慴動自在になるように設けた移動パイプ3と、
移動パイプ3の先端に取り付けた伸縮自在な注入
パイプ4と、移動パイプ3を固定パイプ2に沿つ
て慴動させる慴動駆動体5と、注入パイプ4を伸
縮させる伸縮駆動体6と、注入パイプ4を鉛直方
向に回動させる回動駆動体7と、移動パイプ3の
内周面に洗浄液を噴射して同周面を洗浄すると共
に洗浄済みの洗浄液を回収する洗浄装置8とから
構成されている。
(考案の作用) 本考案の装置を使用するには注入パイプ4を第
1図のように型枠1のコンクリート注入口1aに
接続しておく。この状態で図示しないコンクリー
ト供給装置から固定パイプ2内にコンクリートを
供給すると、そのコンクリートは固定パイプ2内
を通つて可動パイプ3から注入パイプ4に送ら
れ、注入パイプ4からコンクリート注入口1aに
注入される。
コンクリートの注入が終えて注入パイプ4を手
前のコンクリート注入口1bに付け替えるには、
伸縮駆動体(油圧シリンダ)6により注入パイプ
4を縮めて同パイプ4をこれまで取り付けられて
いたコイル注入口1aから外す。この状態で慴動
駆動体5を構成するアウトリガー10と台車11
との間に設けてある油圧シリンダ12のロツドを
縮めて台車11をアウトリガー10側(図面の右
側)に移動させ、これにより可動パイプ3を固定
パイプ2に沿つて同方向に移動させて注入パイプ
4をコンクリート注入口1bのほぼ真下に位置さ
せる。
この状態で注入パイプ4を伸縮駆動体6で伸ば
してコンクリート注入口1bに連結し、コンクリ
ート供給装置から固定パイプ2内にコンクリート
を供給すれば、コンクリートは前回と同様に可動
パイプ3から注入パイプ4を通つてコンクリート
注入口1bに注入される。
台車11を油圧シリンダ12の操作により慴動
させるだけでは台車11の慴動量が足りない場合
は、レール13に固定されているアウトリガー1
0の固定を一旦解除してアウトリガー10を図面
の右側に移動させ、その状態でアウトリガー10
を再度レール13に固定し、それから油圧シリン
ダ12を操作して台車11を図面の右側に移動さ
せれば台車11をアウトリガー10が移動した分
だけ図面の右側に慴動させることができる。
型枠1の側壁に形成されているコンクリート注
入口1d(第2図)にコンクリートを注入するに
は、伸縮駆動体6により注入パイプ4を縮めて同
パイプ4をそれまで連結されていたコンクリート
注入口1bから外し、この状態で油圧シリンダ1
2により注入パイプ4を下方に回動させて同パイ
プ4を第2図の側壁供給パイプ17の真上に位置
させ、その後に伸縮駆動体6により注入パイプ4
を伸ばして同パイプ4を側壁供給パイプ17に連
結する。
この状態でコンクリート供給装置から固定パイ
プ2内にコンクリートを供給すればそのコンクリ
ートは慴動パイプ3、注入パイプ4、側壁供給パ
イプ17を通してコンクリート注入口1dに注入
される。
慴動パイプ3の内周面を洗浄するには、洗浄装
置8を構成する洗浄ホース14に洗浄液槽15か
ら酸性油などの洗浄液を供給し、その洗浄液を第
3図に明示する同ホースの先端14aから固定パ
イプ2の外周に被されているOリング16に噴射
してコンクリートを洗い落す。このとき可動パイ
プ3を固定パイプ2に沿つて往復慴動させれば、
可動パイプ3の内周面3aがその長手方向ほぼ全
長に亙つて洗浄される。
(実施例) 第1図、第2図の20は型枠1の上横桁、第1
図の21は固定パイプ2の後端部をレール13に
支持する支持具、22は可動パイプ3の後端部を
レール13に支持する支持具である。
アウトリガー10は第5図に明示するように、
油圧シリンダ10aのロツド10bを伸ばしてレ
ール13に押圧するとシリンダ10aが押し上げ
られ、それによりクランプ爪10cが引き上げら
れてレール13をクランプし、これによりアウト
リガー10がレール13に固定される。ロツド1
0bを縮めればクランプ爪10cによるレールの
クランプが解除されてアウトリガー10が移動可
能となる。
台車11は第4図に明示するように、レール1
3の上に移動自在なるよう設置されており、その
後端11aとアウトリガーの先端との間に油圧シ
リンダ12が連結され、このシリンダ12のロツ
ド12aを縮めると台車11が図面の右側に引か
れ、ロツド12aを伸ばすと逆に図面の左側に押
し戻されるようにしてある。
注入パイプ4は第4図に明示するように、固定
の外パイプ4a内に内パイプ4bが慴動可能なる
よう差し込まれており、伸縮駆動体6のロツドを
伸ばすと内パイプ4bが外パイプ4aの外側に伸
出し、逆に伸縮駆動体6のロツドを縮めると内パ
イプ4bが外パイプ4a内に引込まれ、これによ
り注入パイプ4が伸縮するようにしてある。
またこの注入パイプ4は第4図に明示するよう
に、可動パイプ3に連結部30において同図の矢
印方向(鉛直方向)に回動自在なるよう連結され
ている。
回動駆動体7は第4図に明示するように、台車
11に取り付けられた油圧シリンダ7aと、その
ロツド7dに回動自在なるよう取り付けられた支
持アーム7b及び7cとから構成されており、ロ
ツド7dを伸ばすと注入パイプ4が矢印Xa方向
に回動し、ロツド7dが引込まれると注入パイプ
4が矢印Xb方向に戻されるようにしてある。
洗浄装置8は第3図に明示するように洗浄液槽
15と、供給ホース14と、外パイプ3の内周面
3aを洗浄し終えた洗浄液を回収する回収ホース
14bとか構成されている。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されるため次のよう
な効果がある。
(1) 可動パイプ3が固定パイプ2に沿つて慴動可
能なるようにしてあるため、注入パイプの連結
部30(第4図)以外には屈曲個所がなく、従
つて固定パイプ2、可動パイプ3内をコンクリ
ートが円滑に流れ、コンクリートが多少硬くと
も詰まるようなことがない。
(2) 固定パイプ2と可動パイプ3を慴動操作する
慴動駆動体5を設けてあるためそれを操作する
だけで両パイプの長さを型枠1のコンクリート
注入口1a,1b…の位置に合せて自在に調節
することができる。
(3) 洗浄装置8を設けてあるため、外側のパイプ
3の内周面3aを必要に応じて随時洗浄するこ
とができ、従つて内周面に付着したコンクリー
トが硬まつて次に使用するときにコンクリート
が円滑に流れないといつたことがない。従つて
保守が容易になり、装置が長持ちする。
(4) 洗浄が簡単であるため誰にでも手軽に洗浄で
き、また洗浄し忘れることもほとんどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の側面概略説明図、第2
図は同装置の正面概略説明図、第3図は同装置に
おける固定パイプと可動パイプの連結部の縦断説
明図、第4図は同装置における注入パイプ部分の
詳細説明図、第5図は同装置におけるアウトリガ
ーの説明図、第6図イは従来のコンクリート打設
装置の側面説明図、同図ロは同図イの側面概略
図、第7図は従来のコンクリート打設装置の他例
を示す側面概略図である。 1は型枠、2は固定パイプ、3は移動パイプ、
4は注入パイプ、5は慴動駆動体、6は伸縮駆動
体、7は回動駆動体、8は洗浄装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少くとも、型枠の内側上部に設けた固定パイ
    プと、その内側または外側に慴動自在なるよう
    設けた移動パイプと、移動パイプの先端に取付
    けた連結パイプと、移動パイプを固定パイプに
    沿つて慴動させる慴動駆動体と、可動パイプと
    固定パイプのうち外側のパイプの内周面を洗浄
    液により洗浄すると共に洗浄液を回収するよう
    にした洗浄装置とから構成されるトンネルのコ
    ンクリート打設装置。 (2) 注入パイプが鉛直方向に回動自在である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のトンネルのコ
    ンクリート打設装置。 (3) 連結パイプが伸縮自在である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のトンネルのコンクリート
    打設装置。
JP3242385U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH0346080Y2 (ja)

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JP3242385U JPH0346080Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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JP3242385U JPH0346080Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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JPS61152099U JPS61152099U (ja) 1986-09-19
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JPH0668240B2 (ja) * 1988-01-21 1994-08-31 佐藤工業株式会社 コンクリート打設装置
JPH06105038B2 (ja) * 1988-01-21 1994-12-21 佐藤工業株式会社 コンクリート圧送管の着脱装置
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