JPH116235A - 勾配屋根の覆土構造 - Google Patents
勾配屋根の覆土構造Info
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- JPH116235A JPH116235A JP9162597A JP16259797A JPH116235A JP H116235 A JPH116235 A JP H116235A JP 9162597 A JP9162597 A JP 9162597A JP 16259797 A JP16259797 A JP 16259797A JP H116235 A JPH116235 A JP H116235A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/254—Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B80/00—Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
- Y02B80/32—Roof garden systems
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
する場合において、充分な覆土保持機能と、勾配屋根の
防水機能及び樹木生育のための適度の保水機能を備えた
勾配屋根の覆土構造を提供する。 【解決手段】 勾配屋根の躯体コンクリート上に段型コ
ンクリートを打設すると共に、この段型コンクリートの
端部にコッターコンクリートを打設する。これらを含め
て勾配屋根の表面に防水層を設けて被覆し、この防水層
の上に押さえコンクリートを打設する。押さえコンクリ
ートの上に透水性マットを敷設し、前記押さえコンクリ
ートに下部を固定した土留め部材を立設して覆土の滑り
を防止する。
Description
上に植栽を施すための覆土構造に関するものである。
囲の環境を破壊しないように建物の屋根の上に盛り土
(客土)して植栽し、あたかも小高い丘の樹木の下に建
物が存在するように見せ掛けたユニークな建築物を計画
することがある。特に、美術館や博物館等の公共の建物
に適し、特異な洒落た外観を呈し、緑地に見事に融合し
た好印象を与えるものである。
るには、盛り土による覆土量を最小限にするために屋根
は勾配屋根が適し、その勾配屋根の表面に防水処理を施
し、その上に高さ約1m程度の盛り土をして樹木を植栽
する必要がある。そして、半永久的な覆土の保持と、勾
配屋根の完全な防水性及び樹木が生育するための適度の
保水性が要求される。特に、覆土については集中豪雨時
にも土砂流出しないこと、地震時に建物の揺れにより崩
壊しないこと等が強く要求される。
されたもので、建築物の勾配屋根の上に覆土して樹木を
植栽する場合において、充分な覆土保持機能と、勾配屋
根の防水機能及び樹木生育のための適度の保水機能とを
備えた勾配屋根の覆土構造を提供することを目的とす
る。
めの手段として、本発明は、勾配屋根の上に覆土して植
栽する場合において、前記勾配屋根の上に段型コンクリ
ートを打設すると共に、この段型コンクリートの端部に
コッターコンクリートを打設し、これらを含めて勾配屋
根の表面に防水層を設けて被覆し、この防水層の上に押
さえコンクリートを打設してその上に透水性マットを敷
設し、更に前記押さえコンクリートに下部が固定された
土留め部材を立設したことを特徴とする勾配屋根の覆土
構造を要旨とする。又、防水層は、下から順に防水塗膜
と、ポリエチレンフィルム又は不織布と、シート系防水
材と、両面ポリエチレンフィルム付きポリスチレンフォ
ーム等の断熱材とから構成されていること、断熱材は、
押さえコンクリートに浸入した水を排出するための溝が
設けられたこと、土留め部材は、格子状部材と、補強材
と、ネットから構成されたこと、を要旨とする。
図面に基づいて詳説する。図1において、1は建物本体
であり、その勾配屋根2の躯体コンクリート上に段型コ
ンクリート3が傾斜面に沿って複数段打設されると共
に、その水平面部3aの下位側端部にコッターコンクリ
ート4がそれぞれ設けられている。
3及びコッターコンクリート4を含めて勾配屋根2の表
面全体を被覆するようにして設けられる。この防水層5
は、図3に示すように一番下が防水塗膜6であり、その
防水塗膜6上にポリエチレンフィルム又は不織布7を敷
き、その上にシート系防水材8を張り、更にその上に両
面ポリエチレンフィルム付きポリスチレンフォーム等か
ら成る断熱材9が取り付けられた複層構造になってい
る。又、前記断熱材9の下部には、勾配屋根2の傾斜方
向に沿って排水用の溝9aが設けられている。
であり、前記防水層5の上に打設され、その上には図2
のように透水性マット11が敷設される。この押さえコ
ンクリート10は、軽量コンクリートであることが好ま
しい。
に、土留め部材12が勾配屋根2の傾斜面に沿ってそれ
ぞれ複数箇所立設される。この土留め部材12は、例え
ば図2に示すように前記押さえコンクリート10に下部
を固定して立設された略L型の防錆処理をされた格子状
の鉄筋12a及びそれに類するものと、その立ち上げ部
に張設された合成樹脂ネット12bと、補強材12cと
から構成されている。
あり、この覆土13に適当な樹木14を植栽し、且つ覆
土13中に前記土留め部材12が埋設されるようにす
る。
屋根の覆土構造においては、防水の養生を兼ねた前記押
さえコンクリート10が、覆土13の重量や建物本体1
の地震時の揺れ等によって滑らないか、又覆土13自体
が雨水等により滑らないかの懸念が生じるが、本発明の
場合はこれらの滑りに対して充分な対策が施されてい
る。
しては、前記段型コンクリート3により水平位が保持さ
れ、且つその水平面部3aの下位側端部に設けられたコ
ッターコンクリート4がストッパーの作用をなすので、
押さえコンクリート10の滑落が確実に防止され勾配屋
根2上に安定良く保持される。
留め部材12により覆土13の滑りが充分に防止され
る。従って、集中豪雨時にも、覆土13を安定良く保持
することができ、覆土13中に浸透した雨水等は前記透
水性マット11により速やかに集水され、過剰の雨水は
勾配屋根2の上部を流下して外部に排出される。
したとしても、その下には前記防水層5があり、防水層
5の最上層に位置する断熱材9の溝9aにより速やかに
排水され、しかも断熱材9の下には前記のようにシート
系防水材8、ポリエチレンフィルム7又は不織布、防水
塗膜6があるため勾配屋根2の表面まで雨水が浸透する
ことはない。従って、建物本体1の内部に雨漏りするこ
とはなく、防水機能は万全である。
は、覆土13に浸透した雨水等が透水性マット11に集
水され、過剰の雨水は前記のように排水されるが適量の
雨水は保持され、覆土13自体も適度の保水性を発揮す
るため渇水の心配はない。又、図2に示すように透水性
マット11は、前記コッターコンクリート4の突出によ
り水平面部に浅い窪み11aが生じているので、この窪
み11aも保水機能に寄与することになる。
勾配屋根に段型コンクリート及びその上にコッターコン
クリートを打設すると共に、土留め部材を設けしかも格
子状部材とネットで二重構造としたので、覆土の保持機
能を充分発揮させることができ、集中豪雨時又は地震時
にも覆土を充分に保持し、滑落や崩壊を未然に防止する
効果を奏する。又、勾配屋根の表面に複層から成る防水
層を設けると共に、その上に押さえコンクリートを打設
したので、半永久的な優れた防水機能を発揮させること
ができ、これにより勾配屋根の雨漏りを完全に防止する
効果を奏する。更に、押さえコンクリートの上に透水性
マットを敷設したので、集中降雨時には覆土に浸入した
過剰の雨水を速やかに排水すると共に、適度の雨水を保
持して樹木生育のための保水機能を発揮させることがで
きる等の優れた効果を奏する。
様を示す概略断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】勾配屋根の上に覆土して植栽する場合にお
いて、前記勾配屋根の上に段型コンクリートを打設する
と共に、この段型コンクリートの端部にコッターコンク
リートを打設し、これらを含めて勾配屋根の表面に防水
層を設けて被覆し、この防水層の上に押さえコンクリー
トを打設してその上に透水性マットを敷設し、更に前記
押さえコンクリートに下部が固定された土留め部材を立
設したことを特徴とする勾配屋根の覆土構造。 - 【請求項2】防水層は、下から順に防水塗膜と、ポリエ
チレンフィルム又は不織布と、シート系防水材と、両面
ポリエチレンフィルム付きポリスチレンフォーム等の断
熱材とから構成された請求項1記載の勾配屋根の覆土構
造。 - 【請求項3】断熱材は、押さえコンクリートに浸入した
水を排出するための溝が設けられた請求項2記載の勾配
屋根の覆土構造。 - 【請求項4】土留め部材は、格子状部材と、補強材と、
ネットから構成された請求項1記載の勾配屋根の覆土構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16259797A JP3648662B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 勾配屋根の覆土構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16259797A JP3648662B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 勾配屋根の覆土構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116235A true JPH116235A (ja) | 1999-01-12 |
JP3648662B2 JP3648662B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=15757627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16259797A Expired - Fee Related JP3648662B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 勾配屋根の覆土構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3648662B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001346436A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-18 | Hideo Fujita | 緑化屋根 |
CN112431361A (zh) * | 2020-11-03 | 2021-03-02 | 上海璞间建筑设计有限公司 | 一种屋顶绿化施工方法 |
CN113396729A (zh) * | 2021-04-29 | 2021-09-17 | 盛和深 | 一种针对斜面屋顶的绿化结构 |
KR102341469B1 (ko) * | 2021-01-08 | 2021-12-21 | 윤영근 | 콘크리트 구조물에 의한 절개면 슬라이딩 방지공법 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP16259797A patent/JP3648662B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3648662B2 (ja) | 2005-05-18 |
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