JPH1161585A - カーペット用混繊捲縮糸及びそれを用いてなる杢調カーペット - Google Patents

カーペット用混繊捲縮糸及びそれを用いてなる杢調カーペット

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JPH1161585A
JPH1161585A JP21157897A JP21157897A JPH1161585A JP H1161585 A JPH1161585 A JP H1161585A JP 21157897 A JP21157897 A JP 21157897A JP 21157897 A JP21157897 A JP 21157897A JP H1161585 A JPH1161585 A JP H1161585A
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yarn
carpet
crimped
yarns
crimped yarn
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JP21157897A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Mizuki
水木  達郎
Hiromi Honda
弘美 本田
Masashi Fujita
雅士 藤田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杢調を表現するために異色性捲縮糸の2種
以上から構成されるカーペット用捲縮糸に、十分な水準
の交絡と高い捲縮特性とを具備させる。さらに、それに
より、優れたバルキー性、優れた風合い、及び、目地隙
の防止等の点において優れた杢調カーペットを提供す
る。 【解決手段】 染色性能及び/又は色調の異なる捲縮
糸の2種以上から構成されるカーペット用混繊捲縮糸に
おいて、特定条件で測定した沸騰水処理後捲縮伸長率が
22%以上であり、かつ、交絡数が1m当り28〜43
個である。このカーペット用混繊捲縮糸の製造の際に
は、捲縮付与前のフィラメント糸の水上交絡数を10個
/m以下とし、個々の工程で2800m/min 以下で製
造した染色性能及び/又は色調の異なる捲縮糸の2種以
上を引揃えて、1500m/min 以下、走行糸条張力
0.1g/d 以下及び圧空圧力5〜10kg/cm2 の条件で
圧空交絡処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色杢調カーペッ
ト用として有用なカーペット用捲縮糸並びに該捲縮糸を
用いてなるカーペットの改良に関する。さらに詳しく
は、柄流れのない均一な杢調柄を有し、かつ高捲縮でバ
ルキー性、ボリューム感に優れたカーペットを製造する
ためのカーペット用捲縮糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多色杢調の柄のカーペットは、飽きがこ
なくて落ち着いた雰囲気を作り出すことができるのでオ
フィス、会議室、ホテル、病院などの種々の場所で使用
されており、特にタイルカーペットとして汎用されてい
る。この杢調のカーペットは、異色性の捲縮糸を交絡さ
せた後、タフトを実施し、次いで染色するというプロセ
スで製造することができ、またその柄や色合いも、染色
条件や捲縮糸の交絡条件により容易に変更が可能である
という利点を有する。そのため、従来より多色杢調カー
ペット用の捲縮糸については数多くの提案がなされ、各
種の製品が実用化されている。
【0003】例えば、特開昭62-177251 号公報には、糸
条長手方向に集束部分と開繊部分とを繰返し有し、開繊
部の平均長さが20〜90mm、該開繊部分の長さの変動
率が50%以下である交絡嵩高糸の技術が提案されてい
る。該技術では均一な交絡が付与でき、柄流れについて
は確かに抑制効果がある。また、バルキー性の維持のた
めに開繊部の平均長さを20mm以上とするという工夫も
されているが、捲縮レベルについては改良がなく、この
技術では、実際のカーペットのバルキー性を十分な水準
まで高めることは困難であった。
【0004】また、特開昭63-303137 号公報には、1.0g
/dの張力下での交絡の強さが10〜50ケ/mであって
交絡の抜けのない杢糸とすることによってカーペットと
した時の柄流れを改善する技術が提案されているが、該
技術では、交絡抜けによる柄流れを改善することはでき
ても目地透きを改善することは困難であった。さらに、
あまりに高圧力で交絡をかけるとバルキー性が悪くなる
との記載はあるものの、この公報記載の技術では、柄流
れとバルキー性の両方を満足させるカーペット用捲縮糸
を得ることは困難であった。
【0005】また、特開平2-300344号公報や特公平3-14
6734号公報には、混繊する2種類の元の捲縮糸の原糸交
絡程度に差を付けることによって、杢用捲縮糸のバルキ
ー性と均一交絡の両者を満足しようとする技術が提案さ
れている。しかし、該特許の開示技術では、沸騰水処理
後の捲縮伸長率を高めることは困難であって、十分なバ
ルキー性は得られ難いものであった。
【0006】さらに、特公平3-17932 号公報には、杢用
捲縮糸に関し、紡糸と混繊を直結で実施するに際し、吸
引機能を有するパイプ状糸道を介入させる方法が開示さ
れているが、該特許においても交絡数の記載はあるもの
の、捲縮レベルは開示がなく、この特許の条件でも、十
分に高いバルキー性を有するカーペット用捲縮糸は製造
困難であった。
【0007】また、タイルカーペットはその施工時に50
cm角のタイルカーペットをつなげて配設されるので、そ
のパイル糸のバッキング後の捲縮発現率が低い場合に
は、カーペット上でのパイルのバルキー性が不十分とな
ってタイルカーペットの境界線が目立つという問題、い
わゆる目地隙きという問題が生じ易い。この問題の解消
のためには、必要以上に目付をあげたり、製品を施工し
てから補修を行うなどの対策がとられてきた。しかし、
目付を上げる方法では、使用する糸量が増えるため、風
合いが堅いものとなったりコストが高くなるという欠点
があった。一方、施工後に補修を行うことは、施工現場
に出向いての作業のため労力が著しくかかるとともに、
補修の跡が残るカーペット表面になってしまうという欠
点があった。
【0008】以上のように、従来のカーペットにおいて
はそのパイル糸に使用する捲縮糸の捲縮発現程度が不十
分であるために、パイル糸において均一な交絡と高いバ
ルキー性の両者をともに満足させることは困難であっ
た。
【0009】さらに、そのパイル糸用の杢糸用捲縮糸の
特性改善を目的とする種々の提案においても、捲縮特性
が経時的にへたるという経時変化は殆ど考慮されていな
いので、実際にカーペット製造工程に供されてバッキン
グ工程で最終的に発現する捲縮水準は、予期された捲縮
水準よりもかなり低いものとなり、バッキング上がり時
には予期せぬ目地隙きが生じ、満足できる高いバルキー
性を安定して得ることは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記した従来技術の問題点を解消し、杢調を表現す
るために異色性捲縮糸の2種以上から構成されるカーペ
ット用捲縮糸に、十分な水準の交絡と高い捲縮特性とを
具備させること、及び、それにより、優れたバルキー
性、優れた風合い、及び、目地隙の防止等の点において
優れた杢調カーペットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ためには、本発明のカーペット用混繊捲縮糸は、染色性
能及び/又は色調の異なる捲縮糸の2種以上から構成さ
れるカーペット用混繊捲縮糸において、吸湿雰囲気下放
置−沸騰水処理の後の捲縮伸長率が22%以上であり、
かつ、交絡数が1m当り28〜43個であることを特徴
とする。
【0012】また、このカーペット用混繊捲縮糸は、水
上交絡数が10個/m以下でありかつ染色性能及び/又
は色調の異なる2種以上のフィラメント糸を2800m
/min 以下の速度で別々に捲縮付与装置に導入して個別
に捲縮を付与し、連続して或いは一旦巻取った後に引揃
えて、走行糸条速度1500m/min 以下、走行糸条張
力0.1g/d 以下及び圧空圧力5〜10kg/cm2 の条件
で圧空交絡処理することにより製造することができる。
【0013】本発明のカーペット用捲縮糸は、杢調を表
現するために異色性ポリマからなる捲縮糸の2種以上か
ら構成され、特定の高い範囲の捲縮糸交絡数を有すると
ともに、パイル糸の捲縮特性の指標となる吸湿雰囲気下
放置−沸騰水処理の後の捲縮伸長率が従来になく高いの
で、実際にタフト後の捲縮発現性も非常に高く、柄とバ
ルキー性の両者を満足する杢調カーペットが得られるの
である。
【0014】一般に捲縮糸は、特にポリアミド捲縮糸の
場合は、製造直後に吸湿して性能が変化することから測
定に際しては十分な注意が必要である。特に、製造直後
では高い捲縮性能を示す糸も、チーズ形状に巻取られて
張力のかかる状態で経時した場合には、吸湿して平衡水
分率に近付くほどに捲縮性能が徐々に低下していく。そ
こで、実際にカーペットのパイル糸にした時に発現する
捲縮性能を所望の高い水準にするために、本発明では、
吸湿雰囲気下放置−沸騰水処理の後の捲縮伸長率(以
下、単に、沸騰水処理後捲縮伸長率という)を22%以
上と高い水準とするものである。即ち、この沸騰水処理
後捲縮伸長率は、実際に工業的に製造されるカーペット
のパイル糸の捲縮特性を評価する指標として有効であ
る。
【0015】この沸騰水処理後捲縮伸長率は、カーペッ
ト用原糸を沸騰水中で処理したときの捲縮発現率に関係
する指標であり、具体的には以下の方法で測定する。
【0016】[吸湿雰囲気下放置−沸騰水処理の後の捲
縮伸長率]室温25〜35℃、相対湿度50〜75%の
雰囲気中に20時間以上放置されていたパッケージから
解舒した捲縮糸を、無荷重状態で30分間沸騰水で浸漬
処理した後、平衡水分率まで乾燥し、これを沸騰水処理
後捲縮糸の試料とする。この試料糸に2mg/d の初荷重
をかけ30秒経過した後に試料長50cm(L1)にマー
キングをする。次いで同試料に100mg/d の定荷重を
かけて30秒経過後に伸びた試料長(L2)を測定する。
下記式により、捲縮伸長率(%)を求める。 捲縮伸長率(%)=[(L2−L1)/L2]×100 なお、沸騰水処理の前に糸条を吸湿雰囲気下で放置する
際の雰囲気条件は、実際のカーペット製造工程において
使用される時の捲縮糸状態、即ち吸湿により捲縮特性が
平衡状態に達した状態とするためのものであり、平衡状
態に達するのに時間がかかり過ぎず、かつ結露を生じな
いという点から選定したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明においては、このようにし
て測定した沸騰水処理後捲縮伸長率が22%以上、より
好ましくは25%以上であることが必要である。22%
未満であるとカーペットにしたときに染色やバッキング
工程での捲縮の発現が不十分となり、バルキー性やボリ
ューム感が不満足となり、さらには目地隙の防止効果も
不十分である。
【0018】さらに、本発明の混繊捲縮糸においては、
1m当たりの捲縮糸交絡数が28個以上43個以下であ
ることが必要である。28個未満であると、カーペット
としたときの柄が粗く、異色性ポリマ糸を混繊して作り
出す杢調の模様が雑になる。また、43個以上であると
カーペットにしたときの柄が密となり過ぎ、めりはりの
ない識感になるとともに、交絡の節の部分が多過ぎるた
めに、捲縮糸が本来持っている捲縮特性が染色やバッキ
ング工程での熱処理によって十分に発現され得なくな
る。そのため、バルキー性やボリューム感が不足するも
のとなり易い。
【0019】本発明の混繊捲縮糸は、杢調の柄のカーペ
ットをつくるために、染色性能及び/又は色調の異なる
捲縮糸(異色性捲縮糸という)の2種以上から構成され
ることが必要がある。より多彩な柄をだし、高級感を付
与するためには、3種以上の異色性捲縮糸から構成され
ることが好ましい。この2種以上の異色性捲縮糸から構
成される捲縮糸は、一般に、染色性能及び/又は色調の
異なる異色性ポリマから別々に糸条を形成し、捲縮付与
の前後で合糸させ、所望の交絡を付与することによって
製造され、染色後に杢調柄を示す混繊捲縮糸となる。
【0020】ここでいう染色性能の異なる異色性ポリマ
とは、同一浴内で同時に染色した際、染料の吸着機構や
吸着速度の差から、異色に染色されるポリマーの組み合
わせをいう。例えば、共重合成分の添加や染料の吸着す
る末端基量の変更などにより、異染性としたポリマーが
挙げられる。具体的には、酸性染料可染性やカチオン染
料可染性のポリカプラミド、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド等が挙げられる。また、ポリエチレンテレフタレー
トやポリプロピレン等は、ポリアミドに対する異色性ポ
リマーとして使用できる。また顔料や染料をポリマーに
添加して予め着色した原着ポリマーは、色調の異なる異
色性ポリマーとして使用できる。
【0021】このような異染性ポリマー、異種ポリマー
および原着ポリマー等を適宜組合わることが可能であ
り、溶融紡糸条件や捲縮加工条件の採り易さ、さらに
は、タフト後の染色条件の採り易さなどを考えると、ポ
リカプラミドやポリヘキサメチレンアジパミドなどのポ
リアミドで酸性可染ポリマー、カチオン可染ポリマー、
顔料含有原着ポリマーを適宜組み合わせて、異色性ポリ
マーとすることが好ましい。
【0022】特に、色差を有効につけ、めりはりのある
柄を表現するためには、異色性ポリマのうち少なくとも
1種類に原着ポリマを用いることが好ましい。ここでい
う原着ポリマとは、前述のように紡糸によりポリマから
糸条を形成する前に既にポリマ中に目的とする色に応じ
た顔料が含有させたものをいう。顔料は、有機物でも無
機物でもどらちでも差し支えないが、一般には、カーボ
ンブラックやベンガラ、フタロシアニン系の顔料が用い
られる。
【0023】さらに本発明に使用するポリマーにおいて
は、異色性ポリマーとはならないまでも、製糸性改善や
最終製品の品質改善のために、共重合成分を含むコポリ
マーであってもよい。共重合成分としては、例えばポリ
アミドであればε−カプロアミド、テトラメチレンアジ
パミド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメチレンイ
ソフタラミド、テトラメチレンテレフタラミド、キシリ
レンフタラミド等がある。
【0024】ポリマー中には必要に応じて艶消し剤、例
えば酸化チタン、着色用顔料および染料、耐候剤、耐熱
剤、酸化防止剤等を併用させてもよい。
【0025】本発明における異色性ポリマとしては、同
浴で染色した場合に多色感を容易に発現できる点や、色
調の多様さ、また紡糸工程の容易さ、捲縮付与工程の容
易さなどの点からポリアミドを用いることがより好まし
い。
【0026】本発明においてパイル糸として用いるカー
ペット用混繊捲縮糸の糸条繊度は2200〜4200デ
ニールであることが好ましい。この範囲の繊度であると
バルキー性やボリューム感を伴い、かつ杢調としての好
ましい柄が容易に作り出せるとともに、製造に際しての
安定性も優れている。カーペットのバルキー性やボリュ
ーム感をコントロールする場合には一般に目付を高くす
る手段が併用されるが、2200デニール未満である
と、所定の目付けとするためにゲージやステッチを高く
する必要があるので、タフトが困難となり易い。即ち、
タフト時の単糸切れやパイル抜けなどが多発し、工程安
定性に欠けるものとなり易い。一方、繊度が4200デ
ニールを越えるものであると、太過ぎてタフトが困難で
あり、さらに、全体として交絡の抜けが発生した場合に
その抜けが目立ちやすくなるし、メリハリのある柄が作
りにくくなる。
【0027】本発明における混繊捲縮糸は、上記のよう
に高い交絡を保持しかつ高い捲縮を有するとともに、さ
らに、吸湿雰囲気下放置後に捲縮発現処理せずに測定し
た捲縮伸長率(以下、単に、捲縮伸長率という)が14
%以上であることが好ましい。この水準は、付与された
捲縮がある程度顕在化した状態で巻取られていることを
意味するものであり、そのためには捲縮付与後の工程や
巻取り工程で過度に高い張力を付与しないことが望まし
い。
【0028】[吸湿雰囲気下放置後の捲縮伸長率]室温
25〜35℃、相対湿度50〜75%の雰囲気中に20
時間以上放置されていたパッケージから解舒した捲縮糸
を、試料糸とする。この試料糸について、前記したと同
じ測定方法によって捲縮伸長率(%)を求める。
【0029】本発明における捲縮糸の単糸断面形状は特
に制限はないが、バルキー性の点や防汚性の点から、田
型中空、Y型断面、Y型中空などの変形断面を適宜組み
合わせて使用することが好ましい。
【0030】本発明の高い捲縮と高い交絡の両者を満足
する杢調カーペット用捲縮糸は、次の方法によって製造
することができる。
【0031】水上交絡数が10個/m以下でありかつ染
色性能及び/又は色調の異なる2種以上のフィラメント
糸を2800m/min 以下の速度で別々の捲縮付与装置
に導入することにより個別に捲縮を付与し、連続して或
いは一旦巻取った後に引揃えて、供給糸条速度1500
m/min 以下、走行糸条張力0.1g/d 以下及び圧空圧
力5〜10kg/cm2 の条件で圧空交絡処理してカーペッ
ト用混繊捲縮糸を製造する。
【0032】各異色性ポリマからなる2種以上の捲縮糸
は、それぞれのポリマから、溶融紡糸、冷却、給油、延
伸、捲縮付与の各工程からなる通常の方法によって製造
されるが、捲縮付与前のフィラメント糸は水上交絡数1
0個/m以下と極めて低い交絡水準とする。
【0033】本発明で用いる溶融紡糸装置は、エクスト
ルーダー型紡糸機およびプレッシャー型紡糸機のどちら
も使用可能であるが、製品の均一性および製糸工程にお
ける収率の点から前者が好ましい。特に原着ポリマーを
用いる場合はエクストルーダー型紡糸機が有利である。
【0034】溶融紡糸された糸条は。冷却、給油の後、
必要に応じて延伸、熱固定が施される。延伸に際して
は、補助的に延伸点を固定するなどの目的でスチーム処
理装置等を併用してもよい。ポリアミドの場合、後の工
程で高い捲縮を付与するためには、ある程度の配向と結
晶化が必要であるので、通常2倍から4倍の延伸を行う
ことが好ましい。
【0035】次いでそれぞれの延伸糸について別々に捲
縮付与装置によって個別に捲縮を付与する。捲縮は通常
の加熱流体加工処理により付与すればよく、例えば、ジ
ェットノズルタイプ、ジェットスタッファタイプ、さら
にはギヤ方式など各種の捲縮付与方法が採用されうる
が、高い捲縮付与とその顕在化を達成するためにはジェ
ットノズル方式が好ましい。さらには、捲縮を固定する
目的から特開平5-321058号公報のごとく冷却装置、さら
にはロータリーフィルタを組み合わせてもよい。
【0036】溶融紡糸、延伸及び捲縮付与は、途中で巻
取らずに連続して行ってもよいし、未延伸糸段階あるい
は延伸糸段階で一旦巻取ってもよい。
【0037】捲縮糸を製造する場合、その工程通過性や
捲縮特性をコントロールする目的のためには、捲縮ノズ
ルに導入する糸条に予め交絡(以下原糸交絡と称す)を
付与しておく事が好ましいが、本発明の目的とする高い
捲縮性を付与するためには、捲縮ノズルに供する糸条に
はほとんど交絡が付与されていないことが必要である。
具体的には、捲縮付与前の糸条を水上に浮遊させて測定
した1mあたりの集束部の数(水上交絡数)が10個以
下であることが必要である。
【0038】さらに、高い捲縮を付与するためには異色
性ポリマ糸条ごとに独立して捲縮ノズルへ糸条を導入し
て糸条毎に捲縮を付与する。これに対し、異色性ポリマ
糸条を合糸した後に一括して捲縮ノズルに導いて捲縮付
与する方法を採用すると、目的とする高い捲縮性を得る
ことが難しい。
【0039】捲縮ノズルに導入する糸条速度は2800
m/min 以下とするが、特に、通常500〜2500m
/min が好ましい。速過ぎる場合はノズル通過後の捲縮
の固定や安定な走行が難しいので、所望の捲縮特性を得
ることが困難である。また、遅過ぎる場合は生産効率が
悪いので好ましくない。
【0040】複数の異色性ポリマ糸条の各々について捲
縮が付与された糸条は、合糸され次いで交絡が付与され
る。捲縮付与された異色性ポリマ糸を巻取らずに連続し
て合糸し続いて交絡付与を行ってもよいが、より均一で
安定な交絡を付与するためには、捲縮糸を一旦巻取り、
次いで解舒しながら複数の異色性ポリマ糸を合糸し交絡
を施す方法が好ましい。後者の方法によると、異色性ポ
リマ糸毎の交絡時の張力水準のコントロール、その張力
変動の抑制が容易である。
【0041】交絡は、圧空を用いた交絡ノズルを使用し
て付与すればよい。捲縮性の高い捲縮糸に高い交絡を付
与するためには、交絡時の糸条走行速度、交絡付与時の
走行糸条張力と、圧空の圧力を所定水準にすることが重
要である。即ち、交絡時の走行糸条の速度が速過ぎると
単糸の開繊が起こり難くなって交絡がかかりにくくなる
ので、1500m/min 以下、好ましくは1200m/
min 以下で走行させる。また、走行糸条張力が高すぎる
と単糸が開繊せず高い交絡が付与できないので、0.1
g/d 以下、好ましくは0.08g/d 以下の張力とする。
その際、交絡ノズルに導入する異色性ポリマ糸条毎の個
別の張力をなるべく同等にし、その変動を少なくするた
めには、事前にガイドや、コンペンセーター等で張力調
節することが好ましい。また、空気圧力は、所望水準の
高い交絡を付与しかつ交絡の結節点が堅くなりすぎない
ために5〜10kg/cm2 とするが、糸条の繊度や張力と
の兼ね合いで、所定の交絡数になるように適宜設定すれ
ばよい。
【0042】上記のようにして異色性ポリマからなる捲
縮糸の2種以上を合糸し交絡した後、ワインダーによっ
てチーズ形状に巻取る。ここにおける巻取り張力が高過
ぎると巻取り状態での保管時に捲縮性が悪化し易いの
で、所望の高い捲縮を得るためには巻取り張力は高過ぎ
ないこと、例えば0.3g/d以下が好ましい。
【0043】このようにして得られたカーペット用混繊
捲縮糸は、均一で1m当たりの捲縮糸交絡数が28個以
上43個以下の高い捲縮糸交絡数を有するとともに、顕
在化した高い捲縮性能をも有するので、沸騰水処理した
後に測定した捲縮伸長率が22%以上と高い混繊捲縮糸
となる。
【0044】このカーペット用混繊捲縮糸をパイル糸の
80%以上に使用した場合、柄とバルキー性がともに優
れたカーペットが得られる。特に目付が500〜750
g/m2 、パイル高さが2.5mm以上とした場合に、タフ
トが容易でかつ風合い、ボリューム感にも優れたカーペ
ットとなる。目付が500g/m2 未満であると本発明の
ごとく優れた捲縮特性の捲縮糸をパイル糸として使用し
たとしても目地隙を防止することが困難となる。また、
目付が750g/mm2 を越えるカーペットであるとタフト
が困難であるし、本発明の高捲縮糸の優れた特性も発揮
され難い。
【0045】本発明の捲縮糸を用いた上述のカーペット
は、風合いや目地隙を損ねない範囲で静電気抑制のため
などの目的で他の糸を混繊することは何ら差し支えな
い。特に好ましくは比抵抗の低い導電性繊維などが混繊
されうる。
【0046】本発明の捲縮糸を用いた上述のカーペット
は特にループパイルのタイルカーペットとした場合に優
れた性能を発揮する。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
る。
【0048】以下の実施例で評価した物性値は、下記の
方法で測定した値である。なお、評価に用いた試料糸
は、巻取ったチーズをチーズ形状のまま、室温28℃、相
対湿度65%の雰囲気中に24時間放置し、その後サンプリ
ングして得たものである。
【0049】(1)硫酸相対粘度: ポリマ試料を9
8%硫酸に1重量%の濃度で溶解し、オストワルド粘度
計を用いて25℃で測定する。
【0050】(2)延伸速度: 紡糸−延伸する直接
紡糸延伸法において延伸終了時の延伸ローラの回転速度
でもって表す。
【0051】(3)繊度: JIS-L-1090に準拠して測
定する。
【0052】(4)水上交絡数: 50cm長の浴槽に水
を満たし、その水面に測定しようとする試料糸を張力が
かからないようにして直線上に浮かべる。50cmあたりの
水面での結節点の数をn=10で数え、1mあたりに換算
して水上交絡数とする。
【0053】(5)混繊捲縮糸の交絡数: 混繊捲縮
糸を交絡が抜けないように解舒して1m当たりの交絡数
を測定する。測定は10回の平均値で算出する。
【0054】(6)カーペットの柄: 杢調カーペッ
トサンプルを自然光のもとに並べ、柄の細かさを相対的
に5段階で評価する。粗いものほど点数が小さく、3〜
4点が合格レベルである。2点以下では柄が粗すぎ、5
点になると細かすぎて不合格である。
【0055】(7)カーペットのバルキー性(目地隙き
評価): カーペットサンプルを自然光のもとに並
べ、畝の目立ち易さを相対的に5段階で評価する。即
ち、20枚のタイルカーペットを4枚×5枚の長方形状
に並べ、タイルが隣接している辺での目地隙が目視によ
り認識できる数をカウントし、目地隙の多いものから相
対的に×、△、○の3段階で評価する。
【0056】[実施例1]硫酸相対粘度2.8でスルホ
ン酸ナトリウム共重合によりカチオン可染型としたナイ
ロン6のチップを表1の条件でエクストルーダータイプ
の紡糸機により溶融紡糸し、冷却し、給油し、延伸し、
引き続き巻き取ることなく特公昭58−1214号公報に記載
のジェットノズル(JN)を用いて捲縮を付与して巻取
り、それぞれ890デニール、54フィラメントの捲縮
糸を得た。また、硫酸相対粘度2.8で通常のアミノ末
端基量を有するナイロン6(レギュラー型)、又は、硫
酸相対粘度2.9でアミノ末端基量が多い濃染型のナイ
ロン6のそれぞれのチップから、上記と同様に表1の条
件で捲縮糸を得た。
【0057】次いで、各捲縮糸をパッケージから解舒し
ながら引揃え、空気圧力8.0kg/cm2 で交絡を付与し
杢用の混繊捲縮糸(2650デニール、162フィラメ
ント)を得た。得られた混繊捲縮糸の捲縮特性は表1の
とおり優れていた。
【0058】さらに、得られた混繊捲縮糸をパイル糸に
用い、1/10ゲージ、目付600g/m2 、パイル高さ
3.5mmでタフトしてタイルカーペットサンプルを製造
した後、常法に従いカチオン染料と酸性染料の両者の存
在する浴中で染色して杢調カーペットとし、バルキー性
及び柄を評価した。その結果は表1に示すとおり、カー
ペットとしたときのバルキー性、柄ともに優れていた。
【0059】[実施例2]実施例1において、濃染タイ
プのナイロン6チップの代わりにカーボンブラック添加
によりグレーに着色した原着ナイロン6チップを使用
し、表1に示す条件によってグレー原着捲縮糸を製造し
た。そして、実施例1と同様にして混繊捲縮糸を得た。
さらに、実施例1と同様にしてカーペットを製作して評
価した。その結果は表1に示すとおり、いずれも優れた
ものであった。
【0060】
【表1】
【0061】[実施例3、4]実施例1と同じ3種の異
色性ポリマを用い、表1の条件で溶融紡糸し、冷却、給
油し、延伸して一旦巻取った。次いで、得られた延伸糸
を解舒して、実施例1と同様に個別に捲縮を付与し、そ
の後、3種の捲縮糸を引揃えた後、巻取ることなく連続
して交絡ノズルに導入して、交絡を付与して混繊捲縮糸
を得た。さらに、実施例1と同様にしてカーペットを製
作して評価した。その結果は表1に示すとおり、いずれ
も優れたものであった。
【0062】
【表2】
【0063】[比較例1〜3]実施例1において、捲縮
処理する際の糸条走行糸速度を3500m/min と速くし
(比較例1)、また、捲縮糸を引揃えて交絡処理する際
の糸条張力を高くし(比較例2)、実施例1と同様にし
て混繊捲縮糸さらにカーペットを製作した。さらにま
た、実施例2において、捲縮処理する際の糸条走行糸速
度、及び、捲縮糸を引揃えて交絡処理する際の糸条走行
速度及び糸条張力を表3のように高くし(比較例3)、
実施例2と同様にして混繊捲縮糸、さらにカーペットを
製作し、評価した。
【0064】比較例1の場合は、捲縮処理時の糸条速度
が速すぎたので十分な捲縮が付与できず、バルキー性に
劣ったものとなった。また、比較例2の場合は、捲縮糸
を合糸して交絡付与する際の糸条張力が高過ぎたので、
十分な交絡が付与できずカーペットの柄が粗いものとな
った。さらにまた、比較例3の場合は、捲縮糸を合糸し
て交絡付与する際の糸条速度が速過ぎたので、単糸の開
繊がなされずに十分な交絡が付与できなかった結果、カ
ーペットの柄が粗いものとなった。さらに、張力の変動
が大きくなって交絡バラツキの多い糸特性となった。
【0065】
【表3】
【0066】[比較例4〜6]実施例3又は実施例4に
おいて、捲縮付与を、3種のフィラメント糸を引揃えた
後に同一の捲縮付与ノズルで高目のノズル温度によって
付与することに変更し(比較例4、比較例6)、同様に
して混繊捲縮糸、さらにカーペットを製作し、評価し
た。また、実施例3において、紡糸−延伸されたフィラ
メント糸の巻取り前に交絡付与ノズルを設置してフィラ
メント糸の水上交絡数を多くし(比較例5)、同様にし
て混繊捲縮糸、さらにカーペットを製作し、評価した。
【0067】比較例4及び比較例6の場合は、ノズル温
度が高目でも同一ノズルでの捲縮付与であったので、低
い捲縮しか付与できず、目的の沸騰水処理後捲縮伸長率
に到達していない。そのため、バルキー性も劣ったもの
であった。
【0068】比較例5の場合は捲縮付与前のフィラメン
ト糸の交絡数が高過ぎたので、個別に捲縮を付与しても
十分な捲縮を付与できずバルキー性が劣ったものであっ
た。
【0069】
【表4】
【0070】
【発明の効果】本発明によると、バルキー性、風合い及
び柄がいずれも優れた杢調カーペットのパイル糸として
好適であり、さらに、タイルカーペットの目地隙を防止
するためにも有効なカーペット用混繊捲縮糸とすること
ができる。即ち、適度で均一な交絡を持ちながら高度な
捲縮性能を有し、実際のタフト時においても高い捲縮発
現性能を保持するので、優れた性能のカーペットを提供
することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染色性能及び/又は色調の異なる捲縮
    糸の2種以上から構成されるカーペット用混繊捲縮糸に
    おいて、吸湿雰囲気下放置−沸騰水処理の後の捲縮伸長
    率が22%以上であり、かつ、交絡数が1m当り28〜
    43個であることを特徴とするカーペット用混繊捲縮
    糸。
  2. 【請求項2】 吸湿雰囲気下放置後の捲縮伸長率が1
    4%以上であることを特徴とする請求項1記載のカーペ
    ット用混繊捲縮糸。
  3. 【請求項3】 カーペット用混繊捲縮糸の繊度が22
    00〜4200デニールであることを特徴とする請求項
    1記載のカーペット用混繊捲縮糸。
  4. 【請求項4】 2種以上の捲縮糸のうちの少なくとも
    1種が原着ポリマからなる捲縮糸であることを特徴とす
    る請求項1記載のカーペット用混繊捲縮糸。
  5. 【請求項5】 2種以上の捲縮糸がポリアミド捲縮糸
    であることを特徴とする請求項1記載のカーペット用混
    繊捲縮糸。
  6. 【請求項6】 水上交絡数が10個/m以下でありか
    つ染色性能及び/又は色調の異なる2種以上のフィラメ
    ント糸を2800m/min 以下の速度で別々に捲縮付与
    装置に導入して個別に捲縮を付与し、連続して或いは一
    旦巻取った後に引揃えて、走行糸条速度1500m/mi
    n 以下、走行糸条張力0.1g/d 以下及び圧空圧力5〜
    10kg/cm2 の条件で圧空交絡処理することにより請求
    項1記載のカーペット用捲縮糸を製造することを特徴と
    するカーペット用混繊捲縮糸の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のカーペット用混繊捲縮
    糸を、パイル糸の80%以上に使用し、かつ目付が50
    0〜750 g/m2 、パイル高さが2.5mm以上であるこ
    とを特徴とする杢調カーペット。
  8. 【請求項8】 カーペットがタイルカーペットである
    ことを特徴とする請求項7記載の杢調カーペット。
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