JPH1161291A - 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 - Google Patents
金属−セラミックス複合材料及びその製造方法Info
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Abstract
ストが高く、特に深穴等の貫通穴の加工が難しかった。 【解決手段】 複合材料の一部が5〜40vol%の繊
維充填率を有するセラミックスファイバーから成り、そ
の他の部分が40〜80vol%の粉末充填率を有する
SiC、Al2O3もしくはAlN粉末から成ることとし
た金属−セラミックス複合材料。セラミックス粉末に金
属を浸透させる金属−セラミックス複合材料の製造方法
であって、該金属を浸透させる方法が、あらかじめ形成
した複数のプリフォームの間に、あるいは型枠内に充填
したセラミックス粉末の間にセラミックスファイバーボ
ードを挿入し、そのファイバーボードを含んだプリフォ
ーム、あるいはセラミックス粉末にアルミニウムを主成
分とする合金を浸透させる方法であることとした金属−
セラミックス複合材料の製造方法。
Description
合させた金属−セラミックス複合材料及びその製造方法
に関し、特に加工性に優れた金属−セラミックス複合材
料及びその製造方法に関する。
た金属−セラミックスの複合材料は、金属とセラミック
スの両方の特性を兼ね備えており、例えばこの複合材料
は、高剛性、低熱膨張性、耐摩耗性等のセラミックスの
優れた特性と、延性、高靱性、高熱伝導性等の金属の優
れた特性を備えている。このように、従来から難しいと
されていたセラミックスと金属の両方の特性を備えてい
るため、機械装置メーカ等の業界から次世代の材料とし
て注目されている。
ムをマトリックスとする複合材料の製造方法は、粉末冶
金法、高圧鋳造法、真空鋳造法等の方法が従来から知ら
れている。しかし、これらの方法は、強化材であるセラ
ミックスの含有量を多くできない、あるいは大型の加圧
装置が必要である、もしくはニアネット成形が困難であ
るなどの理由により、いずれも満足できるものではなか
った。
方法として、米国ランクサイド社が開発した非加圧金属
浸透法が特に注目されている。この方法は、SiCやA
l2O3などのセラミックス粉末で形成されたプリフォー
ムに、アルミニウムインゴットを接触させ、これをN2
雰囲気中で700〜900℃に加熱して溶融したアルミ
ニウム合金をプリフォームに含浸させる方法である。こ
れは、化学反応を利用してセラミックス粉末への溶融金
属の濡れ性を改善することにより、加圧しなくても金属
をプリフォームに含浸できるようにした優れた方法であ
る。
率を30〜85vol%と広く、かつ高い範囲まで変え
ることができ、例えば熱膨張率で6.2×10-6/℃、
ヤング率で265GPa、破壊靱性で10MN/
m2/3、熱伝導度で170w/m℃の特性値を有するS
iCを70vol%含む金属−セラミックス複合材料も
容易に作製することができる。さらに、この方法で作製
されたプリフォームは、その形状の自由度が高いので、
かなり複雑な形状をニアネットで作ることも可能であ
る。このようにこの方法は、加圧装置が不要であり、セ
ラミックスの含有率を高くすることができ、ニアネット
成形も可能となる方法であるので、前記した問題が解決
される優れた方法である。
合材料は、精密な機械部品などを作製する場合には、高
精度な面やネジ穴などが要求され、また厳密なはめあい
などが要求されることが多く、これらを達成するために
はニアネット成形が可能とはいうものの、さらに高精度
な加工が必要であり、その加工をするためにはセラミッ
クスが複合されている故、加工性に劣りコストが高くな
るという問題がある。
含有率により大きな違いがある。セラミックスの含有率
が40vol%以下であると切削加工ができるので、加
工はそれほど難しくなく、通常の金属と同様フライス盤
による面加工、溝掘りなどが、ボール盤による穴開けな
どが、タップによるネジ切りなどが可能であり、コスト
は高くなるもののそれほどではなかった。ところがセラ
ミックスの含有率が40vol%を超えると切削加工し
難くなり、やむを得ずダイヤモンドを電着ないしはレジ
ン接合した砥石による研削加工で対応せざるを得なく、
この研削加工がコストを異常に高くしていた。その理由
は、ワンパスで削り取れる量が切削する部分の数十分の
1に過ぎないため、加工能率が悪く、機械の稼働時間が
長くなることなどであり、それらが大きな原因となって
いる。特にネジ切りでは、マシニングセンターに算盤玉
形状の砥石を備え、螺旋状にネジ溝を掘る、いわゆるヘ
リカル研削という方法を採らざるを得なく、ほぼ瞬時に
ネジが切れるタッピングに比べ極めて高いコストになっ
ている。また、マトリックスを形成するアルミニウム合
金は軟らかく、この研削に用いる砥石をすぐ目詰まりさ
せることから、頻繁に目立てする必要があり、これもコ
ストアップの一因となっている。
行きの深い穴や長い貫通穴の穴開けが挙げられる。これ
は、複合材料中に含まれるセラミックス粉末が工具鋼は
もとより一般の超硬材よりも硬いため、たとえ超硬製の
ガンドリルを使用しても、これを摩耗してしまうからで
ある。それがために、セラミックスの含有率が高くなれ
ばなるほど穴開けは困難となり、かつ穴の精度も悪くな
り、含有率が40vol%を超えると穴開けはほとんど
不可能となる。これらの深穴はプリフォームの段階で開
けることも考えられるが実際は容易ではなく、複合材料
の製造に際して大きな問題点の一つとなっていた。
が40vol%を超える金属−セラミックス複合材料が
有する課題に鑑みなされたものであって、その目的は、
容易にかつ安価に加工することができる金属−セラミッ
クス複合材料を提供しその製造方法をも提供することに
ある。
を達成するため鋭意研究した結果、複合材料中の加工が
必要な個所に、加工し易い部分を形成し、その部分を加
工することにより、容易にかつ安価に加工できる複合材
料が得られるとの知見を得て本発明を完成するに至っ
た。
たは粉末に金属を浸透させた金属−セラミックス複合材
料において、該セラミックス粉末が、40〜80vol
%の粉末充填率を有するSiC、Al2O3もしくはAl
N粉末から成り、かつ複合材料の一部が、5〜40vo
l%の繊維充填率を有するセラミックスファイバーから
成ることを特徴とする金属−セラミックス複合材料。
(請求項1)とし、また、(2)セラミックスファイバ
ーが、SiO2を49%以下含むセラミックスファイバ
ーであることを特徴とする請求項1記載の金属−セラミ
ックス複合材料(請求項2)とし、さらに、(3)セラ
ミックス繊維または粉末を強化材としてプリフォームを
形成し、そのプリフォームに基材である金属を浸透させ
る金属−セラミックス複合材料の製造方法において、該
金属を浸透させる方法が、あらかじめ形成した複数のプ
リフォームの間にセラミックスファイバーボードを挿入
し、そのファイバーボードを含むプリフォームにアルミ
ニウムを主成分とする合金を700〜1000℃の温度
で浸透させる方法であることを特徴とする金属−セラミ
ックス複合材料の製造方法(請求項3)とし、さらにま
た、(4)セラミックス粉末を型枠に充填し、そのセラ
ミックス粉末に基材である金属を浸透させる金属−セラ
ミックス複合材料の製造方法において、該金属を浸透さ
せる方法が、充填するセラミックス粉末の間にセラミッ
クスファイバーボードを挿入し、そのファイバーボード
を含むセラミックス粉末にアルミニウムを主成分とする
合金を700〜1000℃の温度で浸透させる方法であ
ることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の製造
方法(請求項4)とし、そしてまた(5)セラミックス
ファイバーボードが、SiO2を49%以下含むセラミ
ックスファイバーから成るボードであることを特徴とす
る請求項3または4記載の金属−セラミックス複合材料
の製造方法(請求項5)とすることを要旨とする。以下
さらに詳細に説明する。
が、40〜80vol%の粉末充填率を有するSiC、
Al2O3もしくはAlN粉末から成るとし、その複合材
料中の一部が、5〜40vol%の繊維充填率を有する
セラミックスファイバーから成ることとする金属−セラ
ミックス複合材料とした(請求項1)。複合材料中の一
部をセラミックスファイバーにすることにより、その部
分が極めて高い空隙率(または低い充填率)となり、容
易にかつ安価に加工できるようになる。繊維充填率を低
くすればするほど加工し易くなるが、充填率が5vol
%より低くなると金属の浸透前の強度が弱くなるため、
ハンドリングしづらくなり好ましくなく、40vol%
を超えると加工が難しくなるが、それ以上に繊維である
が故に40vol%より高くすることは難かしい。セラ
ミックス粉末をSiC、Al2O3あるいはAlN粉末と
したのは、これら粉末が金属の浸透に適していることに
よる。
の含有量を49%以下とした(請求項2)。ファイバー
中のSiO2含有量を制限したのは、SiO2は溶融アル
ミニウムと反応して金属Siとなり、それがマトリック
ス中に不純物として残存し、複合材料の強さや靱性など
の機械的特性を劣化させる恐れがあるからであり、その
含有量が49%以下であれば、機械的特性の劣化は少な
い。SiO2の含有量が少ないと耐熱性が向上するの
で、少ないほど好ましくなるが、反面高価になるため、
SiO2の含有量に応じた特性をよく把握し、それに応
じた用途に使い分けるのがよい。なお、請求項5におい
ても同様である。
ォームを形成する場合、金属を浸透させる方法を、あら
かじめ形成した複数のプリフォームの間にセラミックス
ファイバーボードを挿入し、そのファイバーボードを含
むプリフォームにアルミニウムを主成分とする合金を7
00〜1000℃の温度で浸透させる方法とする製造方
法とした(請求項3)。これは、加工する部分をプリフ
ォームに代えて充填率の低いセラミックスファイバーボ
ードに代えることにより、その部分を加工し易くするも
のである。加工する部分は充填率が低く、しかも他の部
分のセラミックス粉末と異なっているが、全体が強固な
プリフォームで成り立っているので、そのプリフォーム
に金属を浸透させれば、その形態を保ったままの金属と
セラミックス粉末及びセラミックスファイバーとが一体
化した複合材料となる。
場合には、金属を浸透させる方法を、型枠内に充填する
セラミックス粉末の間にセラミックスファイバーボード
を挿入し、そのファイバーボードを含むセラミックス粉
末にアルミニウムを主成分とする合金を700〜100
0℃の温度で浸透させる方法とする製造方法とした(請
求項4)。これは、加工する部分をセラミックス粉末に
代えて前記したと同様充填率の低いセラミックスファイ
バーボードに代えることにより、その部分を加工し易く
するものである。そしてこれも全体が強固な型枠で成り
立っているので、そのセラミックス粉末に金属を浸透さ
せれば、金属とセラミックス粉末及びセラミックスファ
イバーとが一体化した複合材料となる。
を主成分とする合金を窒素気流中で非加圧で700〜1
000℃の温度で浸透させる。浸透された金属は、充填
率の別なく連続して浸透しているので、充填率の低い箇
所を含めて完全に一体化されており、充填率の異なる境
目に亀裂やガタが生じる恐れはない。加工を容易にする
一つの方法として、加工する部分に易加工性の金属を埋
め込む、ないしはヘリサートするという方法があるが、
この方法では、埋め込まれた金属が単に物理的な力で支
えられているだけで他の部分と連続していないので、長
期の使用や温度変化によって境目に剥離やガタを生じる
心配がある。また、加工しない部分の大部分は、粉末充
填率が一定であるので、材料特性はほとんど変わらな
い。
述べると、先ず強化材としてSiC、Al2O3もしくは
AlN粉末を用意する。プリフォームを作製する場合に
は、これら粉末に無機バインダーを、必要があれば有機
バインダーを加えて混合する。混合方法は均一に混合で
きればどんな方法でも構わない。
沈降成形、射出成形、CIP成形などがあるが、いずれ
の方法でも構わない。要は非加圧で金属を浸透するのに
プリフォームの形態を保つことができ、かつ浸透を阻害
しない方法であれば何でもよい。その一例として沈降成
形について述べると、例えば、セラミックス粉末にアン
モニウムシリケートなどのバインダーを3〜10重量
%、イオン交換水を20〜40重量%、その他必要に応
じて消泡剤などを若干加え、ポットミルで湿式混合す
る。混合の効率を上げるため、多少の媒体を入れてもよ
いが、その場合には、セラミックス粉末の破砕が進まな
い10時間以内の混合とするのがよい。混合したスラリ
ーは、振動しながら鋳込み成形する。鋳型は通常はシリ
コーンゴム型を使用するが、プラスチック、アルミニウ
ム等の型であってもよく、特に限定はない。鋳込んだ後
粒子が沈降する間はなるべく振動を加え充填をよくす
る。それを冷凍して脱型し、成形体を得る。
温度で焼成して複数のプリフォームを形成する。その複
数のプリフォームの間を加工する個所とするため、間に
セラミックスファイバーから成るボード、例えばアルミ
ナから成るファイバーボードを挿入する。プリフォーム
とボードは必要があれば接着してもよい。その場合はプ
リフォーム用スラリーに有機ないし無機の接着剤を適当
量混ぜたものを用いるとよい。ボードを挟んだプリフォ
ームの上部あるいは下部にアルミニウムを主成分とする
合金を置き、窒素気流中で非加圧で700〜1000℃
の温度で合金を浸透させ、冷却する。用いるアルミニウ
ム金属にはAl−Mg、Al−Mg−Si系などのMg
を含んだものを使用した方が浸透は容易であるが、これ
に限定されるものではなく、最終製品に要求される物性
を劣化させる元素が含まれていないアルミニウム合金で
あれば何を用いてもよい。
場合は、前記したセラミックス粉末を先ず型枠内に充填
し、そのセラミックス粉末中の加工を必要とする個所に
ファイバーボードを挿入し、セラミックス粉末をさらに
充填し、ボードをセラミックス粉末中に固定する。その
型枠上部からプリフォームの場合と同様金属を浸透させ
る。型枠に用いる材料としては、グラフォイル等溶融金
属との濡れ性が悪く、浸透を阻害するものが良く、浸透
後の脱型が容易になる。
い箇所を設けた金属−セラミックス複合材料を作製すれ
ば、その部分が加工し易くなるので、深穴等の貫通穴を
容易にかつ安価に加工できる金属−セラミックス複合材
料とすることができる。
明をより詳細に説明する。
iC粉末を70重量部、#800(平均粒径が14μ
m)の市販SiC粉末を30重量部配合し、その粉末に
対し、バインダーとしてコロイダルシリカ液を10重量
部(シリカ分が2重量部となる量)添加し、それに消泡
剤としてフォーマスタVL(サンノブコ社製)を0.2
重量部、イオン交換水を24重量部加え、媒体を入れて
ないポットミルで12時間混合した。得られたスラリー
を200×200×厚さ20mmの成形体ができるシリ
コーンゴム型に流し込んでセディメントキャスト(沈降
成形)を行ない、−30℃に冷却して冷凍品を得た。得
られた冷凍品を脱型し、1050℃で3時間焼成し、2
00×200×厚さ20mmのプリフォームを2枚形成
した。
3%(残りAl2O3)のファイバーボードから200×
200×厚さ20mmの板1枚を切り出し、これを上述
のプリフォームの間に挿入し、プリフォームの上にAl
−12Si−5Mg−4Cu−5Zn組成のアルミニウ
ム合金を置き、窒素雰囲気中で825℃の温度で24時
間非加圧浸透させ金属−セラミックス複合材料を作製し
た。
り出し、切り出し部の嵩密度をアルキメデス法で測定
し、金属と強化材の比重を基に繊維充填率と粉末充填率
を求めた。その結果、加工する部分の繊維充填率は変化
せず15vol%であり、それ以外の部分の粉末充填率
は70vol%であった。また、得られた複合材料の加
工する部分を含め切断し、その切断面の加工する部分と
それ以外の部分の境目を中心に目視で観察し、切断面の
状態を調べた。その結果、ファイバーボードを含め金属
が完全に浸透し、境目の欠陥も認められず、完全に一体
化していた。さらに、加工する部分の中央部にφ10m
mの超硬製のドリルで穴開けを行ったところ、容易に貫
通穴ができた。
したAlN粉末(ダウケミカル社製)94重量部に対
し、含浸促進材としてAl−Mg(重量比4:6)混合
粉末を6重量部添加し、媒体を入れてないポットミルで
12時間乾式混合した。得られた粉末を内寸法が480
×480×深さ60mmのカーボン製の型枠内に底面か
ら20mmの高さまでタッピング充填した。その上に4
80×480×厚さ20mmに切り出した繊維充填率が
10vol%で、SiO2の含有量が3%(残りAl2O
3)のファイバーボードを置き、さらにその上にAlN
粉末を型枠上面までタッピング充填した。
合金を置き、窒素雰囲気中で825℃の温度で24時間
非加圧浸透させ金属−セラミックス複合材料を作製し
た。
と同様に求めた。また、得られた複合材料の切断面の状
態も実施例1と同様に調べた。その結果、加工する部分
の繊維充填率は10vol%であり、その他の部分の粉
末充填率は50vol%であった。また、切断面は、実
施例1と同様ファイバーボードを含め金属が完全に浸透
し、境目の欠陥も認められず、完全に一体化していた。
さらに、加工する部分にφ10mmの超硬製のドリルで
穴開けを行ったところ、これも実施例1と同様容易に貫
通穴ができた。このことは、実施例1を含め深穴等の貫
通穴を容易に加工できることを示している。
ス複合材料であれば、この複合材料中に加工し易い繊維
充填率の低い箇所が設けられていることから、その部分
を加工することにより、容易にかつ安価に深穴等の貫通
穴を加工ができる金属−セラミックス複合材料とするこ
とができるようになった。これにより、金属−セラミッ
クス複合材料の性能を具備しながら、大幅な加工コスト
の低減を可能にした加工性に優れた複合材料とすること
ができ、工業的利用の範囲が非常に広がった。
Claims (5)
- 【請求項1】 セラミックス繊維または粉末に金属を浸
透させた金属−セラミックス複合材料において、該セラ
ミックス粉末が、40〜80vol%の粉末充填率を有
するSiC、Al2O3もしくはAlN粉末から成り、か
つ複合材料の一部が、5〜40vol%の繊維充填率を
有するセラミックスファイバーから成ることを特徴とす
る金属−セラミックス複合材料。 - 【請求項2】 セラミックスファイバーが、SiO2を
49%以下含むセラミックスファイバーであることを特
徴とする請求項1記載の金属−セラミックス複合材料。 - 【請求項3】 セラミックス繊維または粉末を強化材と
してプリフォームを形成し、そのプリフォームに基材で
ある金属を浸透させる金属−セラミックス複合材料の製
造方法において、該金属を浸透させる方法が、あらかじ
め形成した複数のプリフォームの間にセラミックスファ
イバーボードを挿入し、そのファイバーボードを含むプ
リフォームにアルミニウムを主成分とする合金を700
〜1000℃の温度で浸透させる方法であることを特徴
とする金属−セラミックス複合材料の製造方法。 - 【請求項4】 セラミックス粉末を型枠に充填し、その
セラミックス粉末に基材である金属を浸透させる金属−
セラミックス複合材料の製造方法において、該金属を浸
透させる方法が、充填するセラミックス粉末の間にセラ
ミックスファイバーボードを挿入し、そのファイバーボ
ードを含むセラミックス粉末にアルミニウムを主成分と
する合金を700〜1000℃の温度で浸透させる方法
であることを特徴とする金属−セラミックス複合材料の
製造方法。 - 【請求項5】 セラミックスファイバーボードが、Si
O2を49%以下含むセラミックスファイバーから成る
ボードであることを特徴とする請求項3または4記載の
金属−セラミックス複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22557197A JPH1161291A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22557197A JPH1161291A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161291A true JPH1161291A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16831400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22557197A Pending JPH1161291A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161291A (ja) |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP22557197A patent/JPH1161291A/ja active Pending
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