JPH1160204A - 低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方法 - Google Patents
低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方法Info
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- JPH1160204A JPH1160204A JP21227297A JP21227297A JPH1160204A JP H1160204 A JPH1160204 A JP H1160204A JP 21227297 A JP21227297 A JP 21227297A JP 21227297 A JP21227297 A JP 21227297A JP H1160204 A JPH1160204 A JP H1160204A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液を容易に製造す
る。 【解決手段】アルカリ金属水酸化物の濃度が有効塩素濃
度の1/10〜1/2(重量比)であり、有効塩素濃度
が20重量%以下であり、かつ食塩濃度が4重量%未満
である低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液。
る。 【解決手段】アルカリ金属水酸化物の濃度が有効塩素濃
度の1/10〜1/2(重量比)であり、有効塩素濃度
が20重量%以下であり、かつ食塩濃度が4重量%未満
である低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低食塩次亜塩素酸
ソーダ水溶液およびその製造方法に関する。
ソーダ水溶液およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、次亜塩素酸ソーダは殺菌剤や
漂白剤として用いられている。一般的には濃度20重量
%程度の苛性ソーダ水溶液と塩素とを反応させることに
より、有効塩素濃度12〜13重量%、食塩濃度10〜
12重量%の次亜塩素酸水溶液が製造されている。
漂白剤として用いられている。一般的には濃度20重量
%程度の苛性ソーダ水溶液と塩素とを反応させることに
より、有効塩素濃度12〜13重量%、食塩濃度10〜
12重量%の次亜塩素酸水溶液が製造されている。
【0003】一方、近年、上水場の殺菌用などの用途と
して食塩含有量の少ない次亜塩素酸ソーダ水溶液のニー
ズが高まっている。一般に、有効塩素濃度12〜13重
量%、食塩濃度1重量%以下の低食塩次亜塩素酸水溶液
を製造する場合、濃度40〜48重量%の苛性ソーダ水
溶液に塩素を反応させ、析出した食塩を固液分離した
後、得られた有効塩素濃度30重量%程度の次亜塩素酸
ソーダ水溶液からなるろ液より次亜塩素酸ソーダを晶析
させ、これを固液分離して得られた次亜塩素酸ソーダの
結晶を水に溶解して、適当な濃度に調整する方法(方法
A)が知られている。しかし、方法Aは一旦次亜塩素酸
ソーダを析出させた後、水に溶解するため、工程数が多
く製造管理が煩わしい。
して食塩含有量の少ない次亜塩素酸ソーダ水溶液のニー
ズが高まっている。一般に、有効塩素濃度12〜13重
量%、食塩濃度1重量%以下の低食塩次亜塩素酸水溶液
を製造する場合、濃度40〜48重量%の苛性ソーダ水
溶液に塩素を反応させ、析出した食塩を固液分離した
後、得られた有効塩素濃度30重量%程度の次亜塩素酸
ソーダ水溶液からなるろ液より次亜塩素酸ソーダを晶析
させ、これを固液分離して得られた次亜塩素酸ソーダの
結晶を水に溶解して、適当な濃度に調整する方法(方法
A)が知られている。しかし、方法Aは一旦次亜塩素酸
ソーダを析出させた後、水に溶解するため、工程数が多
く製造管理が煩わしい。
【0004】この問題を解決する方法として、次亜塩素
酸ソーダの晶析を必要としない低食塩次亜塩素酸ソーダ
水溶液の製造方法(特開平06−345411)が提案
されている。すなわち、濃度48重量%以上の苛性ソー
ダ水溶液に塩素を反応させ、析出した食塩を固液分離し
た後、得られた有効塩素濃度38重量%以上、食塩濃度
3重量%以下の次亜塩素酸ソーダ水溶液を水で希釈し
て、適当な濃度に調整する方法(方法B)である。
酸ソーダの晶析を必要としない低食塩次亜塩素酸ソーダ
水溶液の製造方法(特開平06−345411)が提案
されている。すなわち、濃度48重量%以上の苛性ソー
ダ水溶液に塩素を反応させ、析出した食塩を固液分離し
た後、得られた有効塩素濃度38重量%以上、食塩濃度
3重量%以下の次亜塩素酸ソーダ水溶液を水で希釈し
て、適当な濃度に調整する方法(方法B)である。
【0005】しかし、方法Bは以下に挙げる問題点を有
する。 1)反応槽および循環配管内での食塩の析出量が多いた
め、食塩が熱交換器の内壁に付着して閉塞等が起こりや
すく作業が煩雑になる。2)生成する次亜塩素酸ソーダ
が分解されない程度の低温領域では、高濃度の苛性ソー
ダ水溶液の粘度が高く、該水溶液内での塩素の均一分散
が行われにくいため、局部的に過塩素化が起こり、生成
した次亜塩素酸ソーダが分解するおそれがある。3)低
温で高濃度の苛性ソーダ水溶液、例えば30℃以下で濃
度54重量%以上の苛性ソーダ水溶液は凝固するため、
苛性ソーダの溶解槽や反応槽の供給配管内などの温度管
理が難しい。4)次亜塩素酸ソーダの分解率が高い条件
下では、原料の苛性ソーダの濃度を上げても高濃度の次
亜塩素酸ソーダ水溶液は得られない。
する。 1)反応槽および循環配管内での食塩の析出量が多いた
め、食塩が熱交換器の内壁に付着して閉塞等が起こりや
すく作業が煩雑になる。2)生成する次亜塩素酸ソーダ
が分解されない程度の低温領域では、高濃度の苛性ソー
ダ水溶液の粘度が高く、該水溶液内での塩素の均一分散
が行われにくいため、局部的に過塩素化が起こり、生成
した次亜塩素酸ソーダが分解するおそれがある。3)低
温で高濃度の苛性ソーダ水溶液、例えば30℃以下で濃
度54重量%以上の苛性ソーダ水溶液は凝固するため、
苛性ソーダの溶解槽や反応槽の供給配管内などの温度管
理が難しい。4)次亜塩素酸ソーダの分解率が高い条件
下では、原料の苛性ソーダの濃度を上げても高濃度の次
亜塩素酸ソーダ水溶液は得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、食塩含有率
の低い新規な次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方
法を提供する。
の低い新規な次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方
法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカリ金属
水酸化物の濃度が有効塩素濃度の1/10〜1/2(重
量比)であり、有効塩素濃度が20重量%以下であり、
かつ食塩濃度が4重量%未満である低食塩次亜塩素酸ソ
ーダ水溶液を提供する。
水酸化物の濃度が有効塩素濃度の1/10〜1/2(重
量比)であり、有効塩素濃度が20重量%以下であり、
かつ食塩濃度が4重量%未満である低食塩次亜塩素酸ソ
ーダ水溶液を提供する。
【0008】有効塩素濃度は、次式により表される。 有効塩素濃度(重量%)=NaClO濃度(重量%)×
(Cl2 の分子量/NaClOの分子量)
(Cl2 の分子量/NaClOの分子量)
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、次亜塩素酸ソーダ
水溶液中のアルカリ金属水酸化物の含有率を上げること
により該水溶液中の食塩の溶解度を下げうることを見出
し、本発明にいたったものである。アルカリ金属水酸化
物としては、苛性ソーダ、苛性カリ、およびこれらの混
合物のいずれも使用できる。
水溶液中のアルカリ金属水酸化物の含有率を上げること
により該水溶液中の食塩の溶解度を下げうることを見出
し、本発明にいたったものである。アルカリ金属水酸化
物としては、苛性ソーダ、苛性カリ、およびこれらの混
合物のいずれも使用できる。
【0010】本発明者らは、次亜塩素酸ソーダ、食塩、
苛性ソーダ、水の4成分系における食塩の溶解度曲線の
作成を行った。図1は苛性ソーダ濃度が1重量%(曲線
A)、3.5重量%(曲線B)、6.5重量%(曲線
C)、12重量%(曲線D)および16重量%(曲線
E)のときの食塩の溶解度を示すグラフである。
苛性ソーダ、水の4成分系における食塩の溶解度曲線の
作成を行った。図1は苛性ソーダ濃度が1重量%(曲線
A)、3.5重量%(曲線B)、6.5重量%(曲線
C)、12重量%(曲線D)および16重量%(曲線
E)のときの食塩の溶解度を示すグラフである。
【0011】上記溶解度の測定は、各有効塩素濃度にお
ける次亜塩素酸ソーダ水溶液に食塩を加えて飽和水溶液
とし、これに苛性ソーダ水溶液を加え、室温で2時間撹
拌した後、析出した食塩を分離し、得られた次亜塩素酸
ソーダ水溶液の有効塩素濃度、食塩濃度を測定するとい
う方法で行った。
ける次亜塩素酸ソーダ水溶液に食塩を加えて飽和水溶液
とし、これに苛性ソーダ水溶液を加え、室温で2時間撹
拌した後、析出した食塩を分離し、得られた次亜塩素酸
ソーダ水溶液の有効塩素濃度、食塩濃度を測定するとい
う方法で行った。
【0012】図1より苛性ソーダの濃度を上げることに
より、食塩の溶解度を下げうることがわかる。また、苛
性ソーダの代わりに苛性カリを用いても同様の効果が得
られる。
より、食塩の溶解度を下げうることがわかる。また、苛
性ソーダの代わりに苛性カリを用いても同様の効果が得
られる。
【0013】本発明は、アルカリ金属水酸化物の濃度が
有効塩素濃度の1/10〜1/2(重量比)であり、有
効塩素濃度が20重量%以下であり、かつ食塩濃度が4
重量%未満である低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液であ
る。上記有効塩素濃度におけるアルカリ金属水酸化物が
上記の濃度範囲にある場合は、上水場の殺菌用等の用途
に好ましく使用できる。
有効塩素濃度の1/10〜1/2(重量比)であり、有
効塩素濃度が20重量%以下であり、かつ食塩濃度が4
重量%未満である低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液であ
る。上記有効塩素濃度におけるアルカリ金属水酸化物が
上記の濃度範囲にある場合は、上水場の殺菌用等の用途
に好ましく使用できる。
【0014】また、上記アルカリ金属水酸化物の濃度
は、食塩の溶解度を充分に下げるという観点から、特に
は、有効塩素濃度の1/5〜2/5(重量比)であるの
が好ましい。また、上水場の殺菌用等の用途としては、
特には、有効塩素濃度が14重量%以下であり、かつ食
塩濃度が1重量%未満であるものが好ましい。
は、食塩の溶解度を充分に下げるという観点から、特に
は、有効塩素濃度の1/5〜2/5(重量比)であるの
が好ましい。また、上水場の殺菌用等の用途としては、
特には、有効塩素濃度が14重量%以下であり、かつ食
塩濃度が1重量%未満であるものが好ましい。
【0015】本発明の低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液
は、次亜塩素酸ソーダ水溶液にアルカリ金属水酸化物を
加え、析出した食塩を除去した後、希釈することによっ
て得られる。このとき、加えるアルカリ金属水酸化物
は、フレーク状などの固体のもの、水溶液のいずれも使
用できる。
は、次亜塩素酸ソーダ水溶液にアルカリ金属水酸化物を
加え、析出した食塩を除去した後、希釈することによっ
て得られる。このとき、加えるアルカリ金属水酸化物
は、フレーク状などの固体のもの、水溶液のいずれも使
用できる。
【0016】また、本発明の低食塩次亜塩素酸ソーダ水
溶液は、苛性ソーダ水溶液と塩素を反応させて苛性ソー
ダの含有率が高い次亜塩素酸ソーダ水溶液を製造し、析
出した食塩を除去した後、希釈することによっても得ら
れる。
溶液は、苛性ソーダ水溶液と塩素を反応させて苛性ソー
ダの含有率が高い次亜塩素酸ソーダ水溶液を製造し、析
出した食塩を除去した後、希釈することによっても得ら
れる。
【0017】このとき、上記次亜塩素酸ソーダ水溶液の
原料である苛性ソーダ水溶液の濃度は特に限定されず、
通常は32〜48重量%のものが使用されるが、好まし
くは48重量%の苛性ソーダ水溶液が用いられる。反応
圧力は通常常圧で、かつ反応温度は20〜40℃にて製
造される。反応時間や塩素の導入速度などを制御して反
応率を制御することにより、目的とする苛性ソーダの含
有率が高い次亜塩素酸ソーダ水溶液、例えば有効塩素濃
度18〜35重量%、かつ苛性ソーダ濃度4〜17重量
%の次亜塩素酸ソーダ水溶液が得られる。
原料である苛性ソーダ水溶液の濃度は特に限定されず、
通常は32〜48重量%のものが使用されるが、好まし
くは48重量%の苛性ソーダ水溶液が用いられる。反応
圧力は通常常圧で、かつ反応温度は20〜40℃にて製
造される。反応時間や塩素の導入速度などを制御して反
応率を制御することにより、目的とする苛性ソーダの含
有率が高い次亜塩素酸ソーダ水溶液、例えば有効塩素濃
度18〜35重量%、かつ苛性ソーダ濃度4〜17重量
%の次亜塩素酸ソーダ水溶液が得られる。
【0018】次亜塩素酸ソーダ水溶液から析出した食塩
の固液分離の方法としては、特に限定されないが、スク
リュー排出型、押し出し型などの遠心分離器を使用する
方法や、フィルタでの濾過などが例示される。
の固液分離の方法としては、特に限定されないが、スク
リュー排出型、押し出し型などの遠心分離器を使用する
方法や、フィルタでの濾過などが例示される。
【0019】また、次亜塩素酸ソーダ水溶液は、有効塩
素濃度が20重量%以下かつ食塩濃度が4重量%以下に
なるように希釈するが、好ましくは有効塩素濃度14重
量%以下、かつ食塩濃度が1重量%以下になるように希
釈する。
素濃度が20重量%以下かつ食塩濃度が4重量%以下に
なるように希釈するが、好ましくは有効塩素濃度14重
量%以下、かつ食塩濃度が1重量%以下になるように希
釈する。
【0020】
【作用】次亜塩素酸ソーダ水溶液中のアルカリ金属水酸
化物の含有率を高くすることにより、食塩の溶解度が小
さくなり、溶解度を超える食塩が析出する。この食塩を
固液分離した後、次亜塩素酸ソーダ水溶液を希釈するこ
とにより、食塩濃度が低い次亜塩素酸ソーダ水溶液が得
られる。
化物の含有率を高くすることにより、食塩の溶解度が小
さくなり、溶解度を超える食塩が析出する。この食塩を
固液分離した後、次亜塩素酸ソーダ水溶液を希釈するこ
とにより、食塩濃度が低い次亜塩素酸ソーダ水溶液が得
られる。
【0021】
[例1]有効塩素濃度32.0重量%、食塩濃度4.0
重量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液100gにフレーク状
の苛性ソーダ10gを加え、20℃にて2時間撹拌した
後、析出した食塩をグラスフィルタでろ過した。得られ
た次亜塩素酸ソーダ水溶液は有効塩素濃度29.6重量
%、食塩濃度1.94重量%、苛性ソーダ濃度10.2
重量%であった。これを水で希釈し、有効塩素濃度1
2.5重量%、食塩濃度0.82重量%、苛性ソーダ濃
度4.3重量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液を得た。
重量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液100gにフレーク状
の苛性ソーダ10gを加え、20℃にて2時間撹拌した
後、析出した食塩をグラスフィルタでろ過した。得られ
た次亜塩素酸ソーダ水溶液は有効塩素濃度29.6重量
%、食塩濃度1.94重量%、苛性ソーダ濃度10.2
重量%であった。これを水で希釈し、有効塩素濃度1
2.5重量%、食塩濃度0.82重量%、苛性ソーダ濃
度4.3重量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液を得た。
【0022】[例2]濃度35.0重量%の苛性ソーダ
水溶液286gと塩素ガスを反応させ水溶液の有効塩素
濃度が21重量%になったところで反応を停止し、水溶
液中の食塩をグラスフィルタで濾過した。得られた次亜
塩素酸ソーダ水溶液は有効塩素濃度21.1重量%、食
塩濃度5.1重量%、苛性ソーダ濃度7.4重量%であ
った。これを水で希釈し、有効塩素濃度12.5重量
%、食塩濃度3.0重量%、苛性ソーダ濃度4.38重
量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液を得た。
水溶液286gと塩素ガスを反応させ水溶液の有効塩素
濃度が21重量%になったところで反応を停止し、水溶
液中の食塩をグラスフィルタで濾過した。得られた次亜
塩素酸ソーダ水溶液は有効塩素濃度21.1重量%、食
塩濃度5.1重量%、苛性ソーダ濃度7.4重量%であ
った。これを水で希釈し、有効塩素濃度12.5重量
%、食塩濃度3.0重量%、苛性ソーダ濃度4.38重
量%の次亜塩素酸ソーダ水溶液を得た。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、煩雑な工程を伴うこと
なく、有効塩素濃度が20重量%以下であり、かつ食塩
濃度が4重量%未満の低食塩次亜塩素酸水溶液を容易に
得ることができる。
なく、有効塩素濃度が20重量%以下であり、かつ食塩
濃度が4重量%未満の低食塩次亜塩素酸水溶液を容易に
得ることができる。
【図1】次亜塩素酸ソーダ水溶液中の食塩の溶解度を示
すグラフ。
すグラフ。
Claims (4)
- 【請求項1】アルカリ金属水酸化物の濃度が有効塩素濃
度の1/10〜1/2(重量比)であり、有効塩素濃度
が20重量%以下であり、かつ食塩濃度が4重量%未満
である低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液。 - 【請求項2】アルカリ金属水酸化物が苛性ソーダである
請求項1記載の低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液。 - 【請求項3】次亜塩素酸ソーダ水溶液にアルカリ金属水
酸化物を加え、析出した食塩を除去した後、希釈して請
求項1記載の低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液を製造する
方法。 - 【請求項4】苛性ソーダ水溶液と塩素を反応させて苛性
ソーダ濃度が高い次亜塩素酸ソーダ水溶液を製造し、析
出した食塩を除去した後、希釈して請求項2記載の低食
塩次亜塩素酸ソーダ水溶液を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21227297A JPH1160204A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21227297A JPH1160204A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1160204A true JPH1160204A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16619856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21227297A Withdrawn JPH1160204A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 低食塩次亜塩素酸ソーダ水溶液およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1160204A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006017234A2 (en) | 2004-07-12 | 2006-02-16 | Powell Technologies Llc (A Michigan Limited Liability Company) | Manufacture of high-strength, low-salt hypochlorite bleach |
JP2010514659A (ja) * | 2006-12-29 | 2010-05-06 | パウウェル・テクノロジーズ・エルエルシー・(ア・ミシガン・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー) | 高強度、低塩分の次亜塩素酸ナトリウム漂白剤の製造 |
US8623318B2 (en) | 2004-07-12 | 2014-01-07 | Powell Technologies Llc | Manufacture of high-strength, low-salt aqueous sodium hypochlorite bleach and substantially dry crystalline salt |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21227297A patent/JPH1160204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006017234A2 (en) | 2004-07-12 | 2006-02-16 | Powell Technologies Llc (A Michigan Limited Liability Company) | Manufacture of high-strength, low-salt hypochlorite bleach |
WO2006017234A3 (en) * | 2004-07-12 | 2006-07-06 | Powell Technologies Llc A Mich | Manufacture of high-strength, low-salt hypochlorite bleach |
US7175824B2 (en) | 2004-07-12 | 2007-02-13 | Powell Technologies Llc A Michigan Limited Liability Company | Manufacture of high-strength, low-salt sodium hypochlorite bleach |
JP2008505840A (ja) * | 2004-07-12 | 2008-02-28 | パウウェル・テクノロジーズ・エルエルシー・(ア・ミシガン・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー) | 高強度、低塩分の次亜塩素酸塩漂白剤の製造 |
EA010679B1 (ru) * | 2004-07-12 | 2008-10-30 | Пауэлл Текнолоджиз Ллс (Э Мичиган Лимитед Лайабилити Компани) | Способ производства отбеливающего средства |
AU2005271861B2 (en) * | 2004-07-12 | 2010-11-11 | Powell Technologies Llc (A Michigan Limited Liability Company) | Manufacture of high-strength, low-salt hypochlorite bleach |
US8623318B2 (en) | 2004-07-12 | 2014-01-07 | Powell Technologies Llc | Manufacture of high-strength, low-salt aqueous sodium hypochlorite bleach and substantially dry crystalline salt |
JP2010514659A (ja) * | 2006-12-29 | 2010-05-06 | パウウェル・テクノロジーズ・エルエルシー・(ア・ミシガン・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー) | 高強度、低塩分の次亜塩素酸ナトリウム漂白剤の製造 |
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