JPH1160030A - シート揃え装置及び画像形成システム - Google Patents

シート揃え装置及び画像形成システム

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JPH1160030A
JPH1160030A JP9220411A JP22041197A JPH1160030A JP H1160030 A JPH1160030 A JP H1160030A JP 9220411 A JP9220411 A JP 9220411A JP 22041197 A JP22041197 A JP 22041197A JP H1160030 A JPH1160030 A JP H1160030A
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JP
Japan
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sheet
aligning
image forming
alignment
speed
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JP9220411A
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English (en)
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Masatoshi Hosoi
正敏 細井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、揃え性能の向上とシート対応能
力の向上を図り、市場の多様なニーズに答えるシート揃
え装置及び画像形成システムを提供する。 【解決手段】 シート後処理装置2には上下方向に多段
のビン12が設けてあり、これらのビン12を貫通する
ようにしてジョガー13が設けてある。ジョガー13は
ビン12の幅方向、即ち、シートの幅方向に移動するよ
うになっており、ジョガー13をシートの一側端面に押
し当ててこのシートを幅方向に移動させ、対向する揃え
基準板81にシートの他側端面を押し付ける。そしてジ
ョガー13をさらに過分送りして戻し、シートの揃えを
行う。このとき、一律にジョガー13を駆動させるので
はなく、シートの各種情報に基づいて最適な揃えを行う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソータ、フィニッ
シャ、ソータスティプラ(S/S)等のシート後処理装
置におけるシート揃え装置及びシート揃え装置と画像形
成装置の組み合わせからなる画像形成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シート後処理装置では、例えば正確なス
ティプルを行うために、用紙等のシートの揃えが行われ
る。シート揃え装置としてはジョガー棒と基準板を備え
たものが一般的である。シートがトレイに排出される
と、ジョガー棒をシートの排出方向と直角な方向に移動
してシートの側端面に当て、ジョガー棒と基準板の間で
シートの幅方向揃えを行うものである。ところで、この
ようなシート揃え装置を持った後処理装置において、従
来は、機械の共通化を図るため、揃えの基本性能を満足
する範囲内で揃え動作時間を最短な時間に一律に設定さ
れ、複数の画像形成装置(本体)のシート排出間隔(C
PM)に対応できるように設計されていた。即ち、複数
の本体の排出速度、CPMに対応できるように、最高C
PMを持った本体に合わせた、または基本品質が満足で
きる揃え動作速度で一律に揃え装置を動作させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、市場では種々
のシートを使用しており、特に、リサイクル、経費削減
等で粗悪なシートを使用することが多くなり、上記揃え
装置では対応できない(揃え精度が悪くなる)ことがあ
り、その解消、即ち、シートに対する揃え性能の向上が
要求されている。また、品質の優れたシートを使用して
いても、コピーセンター等では、更なる揃え精度の向上
(基本性能の向上)も要求されている。ここで、シート
への当接回数を多くする、当接部材の速度を遅くする、
カールが大きいシートには寄せ時の過分送り量を多くす
る、等の対策を講じると、揃え精度が向上することが分
かっているが、何れもジョガー時間が掛かる。
【0004】本発明の課題は、低コストで、揃え性能の
向上とシート対応能力の向上を図り、市場の多様なニー
ズに答えるシート揃え装置及び画像形成システムを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、画像形成装
置から排出されたシートを受け入れるトレイと、前記ト
レイ上に排出されたシートに当接して揃える揃え部材
と、前記揃え部材を駆動する駆動手段と、排出されたシ
ートの種類、厚み、サイズ、すき目、排出方向の何れか
または複数の情報を認識する認識手段とを備えたシート
揃え装置であって、前記認識手段による認識情報に基づ
いて前記揃え部材の駆動を制御する制御手段を備えた第
1の手段により解決される。上記課題は、画像形成装置
から排出されたシートを受け入れるトレイと、前記トレ
イ上に排出されたシートに当接して揃える揃え部材と、
前記揃え部材を駆動する駆動手段と、画像形成装置と情
報のやり取りをするI/F手段と、排出されたシートの
種類、厚み、サイズ、すき目、排出方向の何れかまたは
複数の情報を認識する認識手段とを備えたシート揃え装
置であって、前記認識手段による認識情報または前記I
/F手段によるI/F情報に基づいて前記揃え部材の駆
動を制御する制御手段を備えた第2の手段により解決さ
れる。上記課題は、第1の手段のシート揃え装置におい
て、前記制御手段は、前記揃え部材の駆動速度を予め設
定された速度より遅くする制御を行う第3の手段により
解決される。上記課題は、第1,2の手段のシート揃え
装置において、前記制御手段は、前記揃え部材のシート
当接回数を予め設定された回数より多くする制御を行う
第4の手段により解決される。上記課題は、第1,2の
手段のシート揃え装置において、前記制御手段は、前記
揃え部材による揃え動作時にシート幅より内側に寄せる
過分寄せ動作の寄せ量を多くする制御する第5の手段に
より解決される。上記課題は、第1,2の手段のシート
揃え装置において、前記制御手段は、前記揃え部材のシ
ート当接回数を予め設定された回数より多くする制御、
前記揃え部材のシート当接回数を予め設定された回数よ
り多くする制御、前記揃え部材による揃え動作時にシー
ト幅より内側に寄せる過分寄せ動作の寄せ量を多くする
制御の各制御のうち、2つ以上の制御を行う第6の手段
により解決される。上記課題は、第3の手段のシート揃
え装置において、遅くする対象の駆動速度は、前記揃え
部材を構成するジョガー棒が寄せ時にシート端面に当接
してから、前記ジョガー棒と反対側のシート端面が基準
板に当接するまでのジョガー駆動速度である第7の手段
により解決される。上記課題は、第7の手段のシート揃
え装置において、前記ジョガー駆動速度を遅くするため
の情報は、シートサイズまたは本体指令であり、シート
サイズが排出方向に縦長のシートである第8の手段によ
り解決される。上記課題は、第3の手段のシート揃え装
置において、遅くする対象の駆動速度は、前記揃え部材
による揃え動作時にシート幅より内側に寄せる過分寄せ
動作の往動時の駆動速度である第9の手段により解決さ
れる。上記課題は、第9の手段のシート揃え装置におい
て、過分寄せ動作の往動時の駆動速度を遅くするための
情報は、シートの種類または本体指令である第10の手
段により解決される。上記課題は、第3の手段のシート
揃え装置において、遅くする対象の駆動速度は、前記揃
え部材による揃え動作時にシート幅より内側に寄せる過
分寄せ動作の復動時の駆動速度である第11の手段によ
り解決される。上記課題は、第11の手段のシート揃え
装置において、前記揃え部材による過分寄せ動作の復動
時の駆動速度は、過分寄せ動作よるシートのたわみを徐
々になくす程度の速度である第12の手段により解決さ
れる。上記課題は、第11の手段のシート揃え装置にお
いて、過分寄せ動作の復動時の駆動速度を遅くするため
の情報は、シートの種類またはシート厚みまたは本体指
令である第13の手段により解決される。
【0006】上記課題は、画像形成装置と、第1,2の
手段のシート揃え装置とを備えた画像形成システムにお
いて、シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成装置の
シート排出間隔に対応できなくなった場合、画像形成装
置のシート排出速度を遅くする制御が行われる第14の
手段により解決される。上記課題は、画像形成装置と、
第1,2の手段のシート揃え装置とを備えた画像形成シ
ステムにおいて、シート揃え装置の揃え動作時間が画像
形成装置のシート排出間隔に対応できなくなった場合、
画像形成装置のシート排出間隔を広げる制御が行われる
第15の手段により解決される。上記課題は、画像形成
装置と、第1,2の手段のシート揃え装置とを備えた画
像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記揃え部
材のシート当接回数を予め設定された回数より多くする
制御、前記揃え部材のシート当接回数を予め設定された
回数より多くする制御、前記揃え部材による揃え動作時
にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の寄せ量を多
くする制御の各制御のうち、1つ以上の制御を行なっ
て、シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成装置のシ
ート排出間隔に対応できなくなった場合、画像形成装置
のシート排出速度を遅くする制御、画像形成装置のシー
ト排出間隔を広げる制御のうち少なくとも1つの制御が
行われる第16の手段により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は画像形成システム装置全体
の斜視図である。このシステム装置は、画像形成装置1
と、シート後処理装置2とから構成されている。画像形
成装置1は、ADF(自動原稿送り装置)3(又は図示
しないRDH(自動原稿循環送り装置)のような原稿処
理装置)、大容量給紙ユニット4等の周辺装置を備えて
いる。また、その他にキーカード、エディタ、コインラ
ック等を付加して使用されることが多い。
【0008】シート後処理装置2は、シートの揃え、ス
ティプル、パンチ機能を有しており、後付けの先端トレ
イ5の他に、前ドア6、操作パネル7、プルーフトレイ
11、多数のビン12、ジョガー13、前ドア14等が
図示されている。
【0009】図2はシート後処理装置の駆動系を示す透
視斜視図である。搬送モータ15、パンチモータ16、
プルーフ排出ローラ17、プルーフ搬送ローラ18、パ
ンチローラ19、ソータ搬送ローラ20、ビン排出ロー
ラ21、スティプラユニット22、チャックユニット2
3、チャック移動モータ24、ビンリフトモータ26、
スティプラ移動モータ27、ヘリカルカム軸28、後端
解除モータ29、ビン排出モータ30等が図示されてい
る。
【0010】図3はシート後処理装置の電装系を示す透
視斜視図である。上記の構成の一部の他に、切換ソレノ
イド31、パンチ基板32、エントリービンセンサ発光
部33、プルーフ排出センサ34、入口センサ35、ド
アスイッチ36、パンチホームセンサ37、満杯センサ
38、パンチユニット39、スティプラホームセンサ4
0、針有無センサ41、スティプラモータ42、シート
有無センサ43、チャックソレノイド44、斜めホーム
センサ45、チャック移動ソレノイド46、チャックホ
ームセンサ47、エントリービンセンサ受光部49、ビ
ンパルスセンサ50、ジョガーモータ51、ビンホーム
センサ52、ジョガーホームセンサ53、後端解除開セ
ンサ54、後端解除閉センサ55、メイン制御板56等
が図示されている。
【0011】図4はシート後処理装置の正面構成図であ
る。上記の構成の一部の他に、プルーフガイド板61、
切換爪62、本体排出ローラ63、ソータガイド板6
4、移動レール65、後端フェンス66、キャスター6
7、ストッパガイド68等が図示されている。
【0012】図5はプルーフトレイに向かう搬送機構部
の斜視図、図6はソータビンに向かう搬送機構部の斜視
図、図7はビン排出機構の斜視図である。画像形成装置
1より本体排出ローラ63によって排出されたシート
は、シート後処理装置2に送り込まれる。シートは、切
換爪62によってプルーフ部(プルーフトレイ11に向
かう搬送路)と、ソート/スタック部(ビン12に向か
う搬送路)に分けられる。図5に示すように、切換爪6
2によりプルーフ部に切り換えられたシートPは、プル
ーフ搬送ローラ18、プルーフガイド板61(図4参
照)、プルーフ排出ローラ17によりプルーフトレイ1
1(図4参照)に排出され、スタックされる。 プルー
フトレイ11へのシート搬送パスはなるべく短くし、フ
ァーストコピーが短くなるようにしてあると共に、画像
が上になり、かつシート後処理装置2の一番上に排出す
るようにし、ユーザが取りやすく見やすいようになって
いる。また、プルーフ側の搬送能力は、本体(画像形成
装置)1が排出可能なシート全てに対して対応可能とな
っており、ソート/スタック側が対応できなくても、プ
ルーフ側は対応できるよう搬送能力を上げてある。具体
的には、ローラ間距離、ローラ数、ローラのコロ材質、
コロの加圧力、ガイド板形状、ガイド板屈曲半径を変え
ることで対処している。
【0013】一方、切換爪62によりソート/スタック
側に切り換えられたシートPは、図6、図7に示すよう
に、ソータ搬送ローラ20、ソータガイド板64(図4
参照)、ビン排出ローラ21によりパンチユニット39
(図4参照)を経由して、ビン12に排出される。ビン
の切り換え(移動)は、本体コントローラ(本体に内蔵
していても、外部に別途あってもよい)の指示信号に基
づいて行われる。スタック時はある枚数分のシートを同
一ビン12に排出した後、ソート時は1枚のシートをビ
ン12に排出した後に、指示信号に基づいてビンリフト
モータ26(図2、図3参照)をオンし、ヘリカルカム
軸28を1回転させて、上または下にビン12を移動さ
せる。上下方向のビン移動及び排出ビンの指定も本体信
号による。ビン12に排出されたシートPは、排出完了
してある規定の時間後、ジョガー(ジョガー棒)13に
よりビン端部に寄せられ、シート揃えが行われる。この
ビン排出、シート揃え動作を繰り返すことにより、ソー
ト/スタックが完了する。ソート/スタックの完了につ
いては本体コントローラの指示による。完了の指示を受
けて、シート後処理装置2内のシートPを排出完了した
後、搬送モータ15、ビン排出モータ30を停止させ
る。
【0014】図8はシートのビン排出速度の変化を示す
特性図、図9はビンリフト機構部の斜視図である。図
6、図7及び図8、図9を基にソート/スタック部の動
作をさらに説明する。本体1からの指示信号により、ソ
ート/スタックモード時は、搬送モータ15をCCW
(プルーフ部とは逆)方向に回転させ、本体1より排出
されたシートPをソータ搬送ローラ20、ソータガイド
板64によりビン排出ローラ21まで搬送する。ここで
図6に示すように、ソータ側アイドラプーリ71には、
ワンウェイクラッチが入っており、ソータ側搬送のみ駆
動させる。このように、搬送モータ15の正逆切り換え
により、プルーフ/ソータ・スタック側をそれぞれ独立
駆動することを1モータで達成し、C/Dを図ってい
る。また、ソータ部の搬送速度は、本体排出ローラ63
によるシート排出速度に基づき若干速く(0〜5%)、
常に一定で搬送するように、搬送モータ15の回転数制
御を行っている。ソータ搬送部から搬送されてきたシー
トPは、ビン排出モータ30で単独に駆動されるビン排
出ローラ21によりビン12に排出される。ビン排出速
度は、エントリーセンサ(発光部33、受光部49)7
0にてビン排出におけるシート先端を検知するまではソ
ータ搬送速度と略同一(本実施の形態では0〜+2%)
になるように制御されているが、検知後は、それまでの
搬送速度から1000mm/secの速度までスピード
アップして排出され、シートPの後端が排出ローラ21
を抜ける50mm手前まできたところで、1000mm
/Secから600mm/secまで減速し始め、この
速度でシートPをビン12上へ排出し、シートPの後端
がエントリーセンサ70を通過すると、元の搬送速度ま
で減速する(図8参照)。
【0015】搬送モータ15で駆動されるソータ搬送ロ
ーラ20は、ワンウェイ入りの軸受が使われているた
め、搬送モータ15が一定速で駆動していても、ビン排
出モータ30は自由に速度を変えてシートPを搬送する
ことができる(搬送モータ15の駆動力が掛かっている
ソータ搬送ローラ20から引き抜くことができる)。排
出速度を高速化することにより、シートPの排出時間が
短くなり、その結果、次のシートPが排出されるまでの
時間が本体シート排出間隔より広がるので、高速化しな
い場合のビンリフト、ジョガー時間が同一であれば、高
CPM(PPM)対応が可能となり、同CPM(PP
M)対応で良ければ、その分ビンリフト、ジョガー時間
を長くでき、低騒音、ビンリフトモータ26の小型化に
よるC/D、シート揃え精度の向上を図ることができ
る。また、最後に排出速度を600mm/secまで落
とすことによってシート飛び出し等を防ぎ、スタック性
の向上を行っている(図8参照)。本実施の形態では、
高速=1000mm/secとしている。これは、ビン
排出モータ30の能力、シートPへの影響により決めて
いるが、ソータ部搬送速度≦ビン排出速度であれば効果
が出る。また、最後にシート後端50mmにて減速を行
い、600mm/secでビン12に排出している。シ
ートPの後端距離はビン排出モータ30の能力で決めた
が、短いほど良いのは当然である。また、600mm/
secというビン排出速度もスタック性が確保できる3
00〜700mm/secであればよい。ビン排出モー
タ30は、上記のように、短時間で加減速を行うことが
可能な速度追従性の良いHB型ステッピングモータを使
用しているが、速度制御できればどのようなモータ駆動
機構でもよい。
【0016】図10はジョガー機構部の斜視図、図11
はその動作を示すタイミングチャート、図12はシート
後処理装置の平面図である。ジョガー13は、垂直方向
に配列されたビン12群を貫通し、タイミングベルト7
3に連結された上下ジョガーホルダ74,75によって
保持されている。タイミングベルト73は、ジョガーモ
ータ51によって駆動され、ジョガーモータ51の正/
逆回転により、寄せ/戻し方向に移動する。ジョガー1
3の移動距離はホームセンサ53を基準に制御される。
本実施の形態では、ジョガーモータ51をステッピング
モータにて構成し、ホーム位置からの駆動パルス数によ
りジョガー13の位置を制御している。
【0017】ジョガーの動作をさらに詳しく説明する。
通常、ジョガー13は、ホーム位置にあるが、本体1か
らのモータオン信号でビン12上へ排出されるシートの
サイズが確定すると、シートが排出される位置のシート
端面から10mm離れた位置へ移動する。揃え動作に際
して、シートの端面を図11に示すシーケンスにあるよ
うに、ジョガー13で1度叩くようにしている。叩くタ
イミングは、シートの後端検知後、300msである。
この時間は、シートの後端がビン排出ローラ21を通り
抜けてシートがビン12上へ飛び出し、落下してシート
の後端がビン12の後端フェンス66に当接して落ち着
くまでの大凡の時間であり、シートの排出速度、ビン1
2の傾斜、表面性、シート種、サイズによって異なるの
で実験的に求める必要がある。このように、シートPが
ビン12上に落ち着いてからこのシートPをジョガー1
3で叩くことで、揃えを良くしている(シートPがビン
12の後端フェンス66の方向へ落下する途中で叩く
と、シートPが斜めになってしまい、揃わなくなってし
まう)。叩き量は、ソート時にビン12が下方へ移動す
るときに揃える場合は、ジョガー13がシート端面に当
たるよりも2mm少なくし、前記以外の場合は、ジョガ
ー13がシート端面に当たり、そこから更に3mm押し
込む形で叩く。この余分な叩き量は、ジョガー13の取
り付け部のスプリングにより吸収されるようメカ部が構
成されている。このように、3mm余分に叩くことで、
シートのカッティングバラツキやメカ部品のバラツキ、
シートのカール等によってジョガー13が端面に当たら
ず揃え不良となる現象を防ぎ、また、ビン12が下降す
るときは、揃え基準板(前側板)81(図12参照)と
ジョガー13の間でシートを挟まないように、2mmシ
ート端面から離れたところまでしかジョガー13を移動
させないようにすることで、ビン12上にあるシート束
が捌かれて、シート束のうちの下の方にあるシートPが
シート排出方向へ飛び出してくることを防いでいる。
【0018】図13はシート後処理装置の制御ブロック
図、図14は図13に示すI/F部のタイミングチャー
トである。画像形成装置(本体)1とシート後処理装置
(S/S;ソータスティプラ)2の間には、光ファイバ
によるシリアル通信方式のI/F101が構成され、種
々の情報のやり取りを行っている。制御部は、CPU1
02を中心に構成され、ROM103、多数のステッピ
ングモータ制御部104を備え、また各センサ105の
入力がLPF(ローパスフィルタ)106を介してCP
U102に取り込まれるようになっている。本体1のプ
リントキーが押されると、シート後処理装置2には、搬
送モータ15のオン信号の他に、本体排出速度データ、
排出シート種類データ、シート厚みデータ、シートサイ
ズデータ、シート排出方向データが送信されてくる。シ
ート後処理装置2はそのデータ群に基づいて、一律に定
めたジョガー動作速度または回数を変更する必要がある
かどうか、また変更する必要がある場合、さらに本体1
の排出間隔(本実施の形態は排出間隔であるが、本体排
出速度でもよい)を遅くする必要があるかどうかを判定
し、必要な場合は本体排出間隔大信号を送出し、以降の
コピーの排出間隔を広くするようにし、揃え動作遅れに
よるジャムの発生がないようにしている。ここで、本実
施の形態では、本体1よりI/F101にて種々のシー
ト情報を得るようにしているが、これらはシート後処理
装置2内にてセンサ105を利用して自分で検知しても
よい。さらには、上記種々のシート情報による判断を本
体1側で行い、シート後処理装置2には、例えば、揃え
動作速度データ、揃え動作回数データとして送信して情
報を与えてもよい。システムとしては、判定、検知を、
本体1、シート後処理装置2のどちらがやるかだけの問
題であり、どちらも同様の効果を持ったシステムが提供
できる。さらにもっと簡略化し、システムとして高揃え
精度/通常という2モード化して動作させることも可能
である。
【0019】図15はシート揃え動作(ジョガー動作)
の説明図、図16は同、タイミングチャートである。図
15に示すように、ジョガー13は、(1)に示す排出
待機時、(2)に示す揃え動作寄せ時(往動時)、
(3)に示す揃え動作過分送り時、(4)に示す揃え動
作戻り時(復動時)の各状態を推移する。なお、(4)
はジョガー13の戻り限界位置を示している。また、図
15中、Lwはシート端面からジョガー13の待機位置
までの距離、Lpはシート幅、Ljは排出センターCか
ら揃え基準板81までの距離、Lkは過分送り距離、L
eはエントリーセンサ70(発光部33、受光部49)
からジョガー13端面までの距離である。1枚のシート
に対し、ジョガー動作を行う時間Tx(図16参照)に
より、最高に対応できるCPMは決まり、 CPM(1分間のコピーまたはプリント等のシート排出
枚数)=60(秒)/Tx(秒) で表される。Txは、シートが排出されるTp(秒)、
シートがビン12上に排出されてから、ビン12の予め
設定された角度により後端フェンス66までシートが戻
ってくるまで待っている時間Tw(秒)(待たないとシ
ート後端をジョガー13で押すため回転する)、ジョガ
ー13が動作する時間Tj(秒)、ジョガー13の位置
が排出位置から離れているので、そこまでシートが到達
するのに掛かる時間Tg(秒)、で決まり、 Tx=Tp+Tw+Tj−Tg で表される。ジョガー13が動作する時間Tjは、 Tj=Ta+Tb+Tc+Td+Te+Tf Ta(秒);ジョガー13が動き始めてからシートに当
接するまで Tb(秒);ジョガー13がシートを対向した備え基準
板81まで寄せる時間 Tc(秒);シートが基準面に達してからさらに過分に
押し込む時間 Td(秒);過分量のみ戻し、シートを落ち着かせる時
間 Te(秒);再度過分に押し込む時間 Tf(秒);過分量戻しながら、最初の位置(シートが
当たらない待機位置)へ戻る時間 で決まる。
【0020】次に、ジョガー13によるシート揃え動作
をさらに詳しく述べる。ジョガー13は待機時は、通
常、揃え基準板81の対向方向にあるホーム位置(図示
せず)に待機しており、本体1からモータオン信号にて
ビン12上へ排出されるシートのサイズが確定される
と、シートの排出に対し邪魔にならない(当たらない)
位置へ移動する〔図15(1)〕。本実施の形態では、
本体1とのドッキング誤差、搬送時の横レジストずれを
考慮し、シート端面から10mm離れた位置;Lw=1
0mmとしている。揃え動作は、ジョガー13の対向面
の揃え基準板81にシートを寄せ、押し付けるようにし
て行われる。シートの幅に誤差がなく、カールも全くな
いとすれば、揃え基準板81からシートの幅方向長さL
pまで寄せればよいが、実際には、ばらつき、またはカ
ールにより見掛けの幅は短くなるので、過分に送って
(Lk)揃えが良くなるようにしている〔図15
(3)〕。本実施の形態では上記に鑑み、Lk=3mm
に設定している。このときのジョガー13の速度は、シ
ートに当接するまでは出来る限り速くし、ジョガー移動
時間Taを短くして、対応可能CPMを上げている。さ
らには、シートに当接した瞬間からシートを移動させる
速度は最初の移動時間より遅くしている。これは、あま
り速く移動させると、シートが慣性力により回転し、斜
めになって揃えが悪くなるからである。従って、そうな
らないような速度である必要があり、時間Tbの短縮は
揃えとの兼ね合いとなる。また、斜めになり易いのはビ
ン12の側面との隙間が大きい縦長のシートであり、本
実施の形態では、縦長(A4T,LTT,B4T,LG
T,A3T,DLTT等)サイズ時は移動速度をそれ以
外のサイズのシートより落としており、サイズ及び排出
方向における移動速度の最適化(本体CPMを落とさな
いレベルで)を図っている。
【0021】これにより、シートサイズ、排出方向にお
ける揃え精度の向上を本体1のCPMを落とすことなく
行っている。
【0022】本実施の形態では、シートサイズによって
行っているが、本体1より時間Tbを延ばすような指令
をI/F101(図13参照)を通じて行ってもよい。
また、過分送り時、時間Tcをあまり上げると、シート
に傷、折れが発生してしまうので、Tcの時間を上げる
にも限界がある。本実施の形態では、寄せ時の速度と同
じにしている。傷、折れはシートの種類、厚みにより変
化するので、その情報を検出して過分送り速度を制御し
てもよいし、本体1からTcを延ばすような指令をI/
F101を通じて行ってもよい。
【0023】次に、過分送りからの戻し時間Tdである
が、このときはシートは過分送りにより通常撓んでお
り、そのときジョガー13を高速で離すと、シートのコ
シによるばね作用で逆にシートが戻ってしまい、揃えが
悪くなる。従って、シートの撓みを徐々に緩やかに無く
すような速度でジョガー13を移動させる必要がある。
これは、シートのコシ、即ちシートの種類、シートの厚
みに基づいて決定される。
【0024】本実施の形態では、通常、過分送り速度に
対し、約50%の速度で移動させている。Tcのよう
に、シートの種類、厚みまたは本体指令によってさらに
速度を最適に制御してもよい。
【0025】次に再度寄せる(2回目)の時間Teであ
るが、速度については1回目の過分送り時と同一であ
る。これは、2回目の戻し動作と併せて揃え動作を増や
すことにより、揃え精度を向上させるためである(特
に、突発的にシートがジョガー13、その他に引っ掛か
ってずれが生じた場合に有効である)。繰り返し揃え動
作の回数はある程度多い方がよい。シートカールが大き
かったり、シート端部の状態が悪い場合に回数を多くす
るとよい。またシートサイズにより最適回数が決まる。
Tc+Tdの繰り返し回数は上記によって制御してもよ
く、さらには本体1よりの揃え回数指令に基づいて行っ
てもよい。
【0026】上述したように、速度を下げる、揃え回数
を増やす、過分送り量を増やすという制御は、本体1の
CPMを落とさずに行う。しかし、コピーセンター等、
コピーの仕上がりの精度をさらに要求し、生産性を落と
してでも精度を上げることが要求される場合は、本体1
のCPMを落とすために、シート排出速度を下げる、ま
たはシート排出間隔を広げるという制御を行い、さらに
ジョガー13の速度、回数、過分送り量を制御して精度
を上げることもできる。
【0027】このような前記実施の形態にあっては、画
像形成装置1から排出されたシートを受け入れるビン1
2と、ビン12上に排出されたシートに当接して揃える
ジョガー13と、ジョガー13を駆動する駆動手段と、
排出されたシートの種類、厚み、サイズ、すき目、排出
方向の何れかまたは複数の情報を認識する認識手段とを
備えたシート揃え装置であって、認識手段による認識情
報に基づいてジョガー13の駆動を制御する制御手段を
備えたため、シートの種類、厚み、サイズ等及びシート
状態(カールの有無、端部の傷の有無、その他)等の情
報に基づいてジョガー13の駆動を制御するので、シー
トがどのような状況下にあっても適正な揃えを行うこと
ができて、シート種への対応能力が上がり、リサイクル
紙に対しても対応することができる。前記実施の形態に
あっては、画像形成装置1から排出されたシートを受け
入れるビン12と、ビン12上に排出されたシートに当
接して揃えるジョガー13と、ジョガー13を駆動する
駆動手段と、画像形成装置1と情報のやり取りをするI
/F手段と、排出されたシートの種類、厚み、サイズ、
すき目、排出方向の何れかまたは複数の情報を認識する
認識手段とを備えたシート揃え装置であって、認識手段
による認識情報またはI/F手段によるI/F情報に基
づいてジョガー13の駆動を制御する制御手段を備えた
ため、シートの種類、厚み、サイズ等及びシート状態
(カールの有無、端部の傷の有無、その他)等の情報に
基づいてジョガー13の駆動を制御するので、シートが
どのような状況下にあっても適正な揃えを行うことがで
きて、シート種への対応能力が上がり、リサイクル紙に
対しても対応することができる。前記実施の形態にあっ
ては、制御手段は、ジョガー13の駆動速度を予め設定
された速度より遅くする制御を行うため、画像形成装置
本体のCPMを落とさない範囲で、揃え動作をシート情
報等に基づいて遅くして、さらに揃え精度を向上させる
ことができる。前記実施の形態にあっては、制御手段
は、ジョガー13のシート当接回数を予め設定された回
数より多くする制御を行うため、画像形成装置1のCP
Mを落とさない範囲で、揃え回数(揃え動作の回数)を
シート情報等に基づいて増やすことで、さらに揃え精度
を向上させることができる。前記実施の形態にあって
は、制御手段は、ジョガー13による揃え動作時にシー
ト幅より内側に寄せる過分寄せ動作の寄せ量を多くする
制御するため、画像形成装置1のCPMを落とさない範
囲で、過分送り量をシート情報等に基づいて多くするこ
とで、揃え精度を向上させることができる。
【0028】前記実施の形態にあっては、制御手段は、
ジョガー13のシート当接回数を予め設定された回数よ
り多くする制御、ジョガー13のシート当接回数を予め
設定された回数より多くする制御、ジョガー13による
揃え動作時にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の
寄せ量を多くする制御の各制御のうち、2つ以上の制御
を行うため、画像形成装置1のCPMを落とさない範囲
で、揃え動作をシート情報等に基づいて遅くしたり、揃
え回数(揃え動作の回数)をシート情報等に基づいて増
やしたり、過分送り量をシート情報等に基づいて多くし
て、さらに揃え精度を向上させることができる。前記実
施の形態にあっては、遅くする対象の駆動速度は、ジョ
ガー13を構成するジョガー棒が寄せ時にシート端面に
当接してから、ジョガー棒と反対側のシート端面が基準
板に当接するまでのジョガー駆動速度であるため、ま
た、ジョガー駆動速度を遅くするための情報は、シート
サイズまたは本体指令であり、シートサイズが排出方向
に縦長のシートであるため、シートが慣性によって回転
して斜めになることがなくなり、さらに揃え精度を向上
させることができる。前記実施の形態にあっては、遅く
する対象の駆動速度は、ジョガー13による揃え動作時
にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の往動時の駆
動速度であるため、また、過分寄せ動作の往動時の駆動
速度を遅くするための情報は、シートの種類または本体
指令であるため、過分送り時にシートに傷や折れ等が発
生するのを防止でき、さらに揃え精度を向上させること
ができる。前記実施の形態にあっては、遅くする対象の
駆動速度は、ジョガー13による揃え動作時にシート幅
より内側に寄せる過分寄せ動作の復動時の駆動速度であ
るため、また、ジョガー13による過分寄せ動作の復動
時の駆動速度は、過分寄せ動作よるシートのたわみを徐
々になくす程度の速度であるため、過分寄せ動作の復動
時の駆動速度を遅くするための情報は、シートの種類ま
たはシート厚みまたは本体指令であるため、遅くする対
象の駆動速度は、ジョガー13による揃え動作時にシー
ト幅より内側に寄せる過分寄せ動作の復動時の駆動速度
であるので、過分寄せ動作よるシートのたわみが徐々に
なくなるので、過分送りによってたわんでいるシートが
そのコシによって急激に戻ってシートの揃えが悪化する
ことを防止でき、さらに揃え精度を向上させることがで
きる。
【0029】前記実施の形態にあっては、画像形成装置
1と、シート揃え装置とを備えた画像形成システムにお
いて、シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成装置1
のシート排出間隔に対応できなくなった場合、画像形成
装置1のシート排出速度を遅くする制御が行われるた
め、画像形成装置1のシート排出速度を遅くして、さら
に、ゆっくりした揃え動作、揃え回数の増加、過分送り
量の増加が可能になり、生産性よりも揃え精度を重視す
るユーザーに対して基本揃え精度を向上させることがで
き、ユーザの要求に沿った対応が可能なシステムを提供
することができる。前記実施の形態にあっては、画像形
成装置1と、シート揃え装置とを備えた画像形成システ
ムにおいて、シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成
装置1のシート排出間隔に対応できなくなった場合、画
像形成装置1のシート排出間隔を広げる制御が行われる
ため、画像形成装置1のシート排出間隔を広げて、さら
に、ゆっくりした揃え動作、揃え回数の増加、過分送り
量の増加が可能になり、生産性よりも揃え精度を重視す
るユーザーに対して基本揃え精度を向上させることがで
き、ユーザの要求に沿った対応が可能なシステムを提供
することができる。前記実施の形態にあっては、画像形
成装置1と、シート揃え装置とを備えた画像形成システ
ムにおいて、制御手段は、ジョガー13のシート当接回
数を予め設定された回数より多くする制御、ジョガー1
3のシート当接回数を予め設定された回数より多くする
制御、ジョガー13による揃え動作時にシート幅より内
側に寄せる過分寄せ動作の寄せ量を多くする制御の各制
御のうち、1つ以上の制御を行なって、シート揃え装置
の揃え動作時間が画像形成装置1のシート排出間隔に対
応できなくなった場合、画像形成装置1のシート排出速
度を遅くする制御、画像形成装置1のシート排出間隔を
広げる制御のうち少なくとも1つの制御が行われるた
め、画像形成装置1のシート排出速度を遅くし、画像形
成装置1のシート排出間隔を広げて、さらに、ゆっくり
した揃え動作、揃え回数の増加、過分送り量の増加が可
能になり、生産性よりも揃え精度を重視するユーザーに
対して基本揃え精度を向上させることができ、ユーザの
要求に沿った対応が可能なシステムを提供することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明によれば、シ
ートの種類、厚み、サイズ等及びシート状態(カールの
有無、端部の傷の有無、その他)等の情報に基づいて揃
え部材の駆動を制御するので、シートがどのような状況
下にあっても適正な揃えを行うことができて、シート種
への対応能力が上がり、リサイクル紙に対しても対応す
ることができる。請求項3記載の発明によれば、画像形
成装置本体のCPMを落とさない範囲で、揃え動作をシ
ート情報等に基づいて遅くして、さらに揃え精度を向上
させることができる。請求項4記載の発明によれば、画
像形成装置のCPMを落とさない範囲で、揃え回数(揃
え動作の回数)をシート情報等に基づいて増やすこと
で、さらに揃え精度を向上させることができる。請求項
5記載の発明によれば、画像形成装置のCPMを落とさ
ない範囲で、過分送り量をシート情報等に基づいて多く
することで、揃え精度を向上させることができる。請求
項6記載の発明によれば、画像形成装置のCPMを落と
さない範囲で、揃え動作をシート情報等に基づいて遅く
したり、揃え回数(揃え動作の回数)をシート情報等に
基づいて増やしたり、過分送り量をシート情報等に基づ
いて多くして、さらに揃え精度を向上させることができ
る。
【0031】請求項7又は8記載の発明は、遅くする対
象の駆動速度は、揃え部材を構成するジョガー棒が寄せ
時にシート端面に当接してから、ジョガー棒と反対側の
シート端面が基準板に当接するまでのジョガー駆動速度
であるので、シートが慣性によって回転して斜めになる
ことがなくなり、さらに揃え精度を向上させることがで
きる。
【0032】請求項9又は10記載の発明は、遅くする
対象の駆動速度は、揃え部材による揃え動作時にシート
幅より内側に寄せる過分寄せ動作の往動時の駆動速度で
あるため、過分送り時にシートに傷や折れ等が発生する
のを防止でき、さらに揃え精度を向上させることができ
る。
【0033】請求項11又は12又は13記載の発明
も、遅くする対象の駆動速度は、揃え部材による揃え動
作時にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の復動時
の駆動速度であるため、過分寄せ動作よるシートのたわ
みが徐々になくなるので、過分送りによってたわんでい
るシートがそのコシによって急激に戻ってシートの揃え
が悪化することを防止でき、さらに同一システムで揃え
精度を向上させることができる。
【0034】請求項14記載の発明によれば、画像形成
装置のシート排出速度を遅くして、さらに、ゆっくりし
た揃え動作、揃え回数の増加、過分送り量の増加が可能
になり、生産性よりも揃え精度を重視するユーザーに対
して基本揃え精度を向上させることができ、ユーザの要
求に沿った対応が可能なシステムを提供することができ
る。請求項15記載の発明によれば、画像形成装置のシ
ート排出間隔を広げて、さらに、ゆっくりした揃え動
作、揃え回数の増加、過分送り量の増加が可能になり、
生産性よりも揃え精度を重視するユーザーに対して基本
揃え精度を向上させることができ、ユーザの要求に沿っ
た対応が可能なシステムを提供することができる。
【0035】請求項16記載の発明によれば、画像形成
装置のシート排出速度を遅くし、画像形成装置のシート
排出間隔を広げて、さらに、ゆっくりした揃え動作、揃
え回数の増加、過分送り量の増加が可能になり、生産性
よりも揃え精度を重視するユーザーに対して基本揃え精
度を向上させることができ、ユーザの要求に沿った対応
が可能なシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成システム装置全体の斜視図である。
【図2】シート後処理装置の駆動系を示す透視斜視図で
ある。
【図3】シート後処理装置の電装系を示す透視斜視図で
ある。
【図4】シート後処理装置の正面構成図である。
【図5】プルーフトレイに向かう搬送機構部の斜視図で
ある。
【図6】ソータビンに向かう搬送機構部の斜視図であ
る。
【図7】ビン排出機構の斜視図である。
【図8】シートのビン排出速度の変化を示す特性図であ
る。
【図9】ビンリフト機構部の斜視図である。
【図10】ジョガー機構部の斜視図である。
【図11】その動作を示すタイミングチャートである。
【図12】シート後処理装置の平面図である。
【図13】シート後処理装置の制御ブロック図である。
【図14】図13に示すI/F部のタイミングチャート
である。
【図15】シート揃え動作の説明図である。
【図16】そのタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 プルーフトレイ 12 ビン 13 ジョガー 81 揃え基準板 101 I/F 102 CPU

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出されたシートを受
    け入れるトレイと、前記トレイ上に排出されたシートに
    当接して揃える揃え部材と、前記揃え部材を駆動する駆
    動手段と、排出されたシートの種類、厚み、サイズ、す
    き目、排出方向の何れかまたは複数の情報を認識する認
    識手段とを備えたシート揃え装置であって、 前記認識手段による認識情報に基づいて前記揃え部材の
    駆動を制御する制御手段を備えたことを特徴とするシー
    ト揃え装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置から排出されたシートを受
    け入れるトレイと、前記トレイ上に排出されたシートに
    当接して揃える揃え部材と、揃え部材を駆動する駆動手
    段と、画像形成装置と情報のやり取りをするI/F手段
    と、排出されたシートの種類、厚み、サイズ、すき目、
    排出方向の何れかまたは複数の情報を認識する認識手段
    とを備えたシート揃え装置であって、 前記認識手段による認識情報または前記I/F手段によ
    るI/F情報に基づいて前記揃え部材の駆動を制御する
    制御手段を備えたことを特徴とするシート揃え装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシート揃え装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記揃え部材の駆動速度を予め設定さ
    れた速度より遅くする制御を行うことを特徴とするシー
    ト揃え装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のシート揃え装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記揃え部材のシート当接回数を予め
    設定された回数より多くする制御を行うことを特徴とす
    るシート揃え装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のシート揃え装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記揃え部材による揃え動作時にシー
    ト幅より内側に寄せる過分寄せ動作の寄せ量を多くする
    制御することを特徴とするシート揃え装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のシート揃え装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記揃え部材のシート当接回数を予め
    設定された回数より多くする制御、前記揃え部材のシー
    ト当接回数を予め設定された回数より多くする制御、前
    記揃え部材による揃え動作時にシート幅より内側に寄せ
    る過分寄せ動作の寄せ量を多くする制御の各制御のう
    ち、2つ以上の制御を行うことを特徴とするシート揃え
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のシート揃え装置におい
    て、 遅くする対象の駆動速度は、前記揃え部材を構成するジ
    ョガー棒が寄せ時にシート端面に当接してから、前記ジ
    ョガー棒と反対側のシート端面が基準板に当接するまで
    のジョガー駆動速度であることを特徴とするシート揃え
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシート揃え装置におい
    て、 前記ジョガー駆動速度を遅くするための情報は、シート
    サイズまたは本体指令であり、シートサイズが排出方向
    に縦長のシートであることを特徴とするシート揃え装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のシート揃え装置におい
    て、 遅くする対象の駆動速度は、前記揃え部材による揃え動
    作時にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の往動時
    の駆動速度であることを特徴とするシート揃え装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシート揃え装置におい
    て、 過分寄せ動作の往動時の駆動速度を遅くするための情報
    は、シートの種類または本体指令であることを特徴とす
    るシート揃え装置。
  11. 【請求項11】 請求項3記載のシート揃え装置におい
    て、 遅くする対象の駆動速度は、前記揃え部材による揃え動
    作時にシート幅より内側に寄せる過分寄せ動作の復動時
    の駆動速度であることを特徴とするシート揃え装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のシート揃え装置にお
    いて、 前記揃え部材による過分寄せ動作の復動時の駆動速度
    は、過分寄せ動作よるシートのたわみを徐々になくす程
    度の速度であることを特徴とするシート揃え装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のシート揃え装置にお
    いて、 過分寄せ動作の復動時の駆動速度を遅くするための情報
    は、シートの種類またはシート厚みまたは本体指令であ
    ることを特徴とするシート揃え装置。
  14. 【請求項14】 画像形成装置と、請求項1又は2記載
    のシート揃え装置とを備えた画像形成システムにおい
    て、 シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成装置のシート
    排出間隔に対応できなくなった場合、画像形成装置のシ
    ート排出速度を遅くする制御が行われることを特徴とす
    る画像形成システム。
  15. 【請求項15】 画像形成装置と、請求項1又は2記載
    のシート揃え装置とを備えた画像形成システムにおい
    て、 シート揃え装置の揃え動作時間が画像形成装置のシート
    排出間隔に対応できなくなった場合、画像形成装置のシ
    ート排出間隔を広げる制御が行われることを特徴とする
    画像形成システム。
  16. 【請求項16】 画像形成装置と、請求項1又は2記載
    のシート揃え装置とを備えた画像形成システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記揃え部材のシート当接回数を予め
    設定された回数より多くする制御、前記揃え部材のシー
    ト当接回数を予め設定された回数より多くする制御、前
    記揃え部材による揃え動作時にシート幅より内側に寄せ
    る過分寄せ動作の寄せ量を多くする制御の各制御のう
    ち、1つ以上の制御を行なって、シート揃え装置の揃え
    動作時間が画像形成装置のシート排出間隔に対応できな
    くなった場合、画像形成装置のシート排出速度を遅くす
    る制御、画像形成装置のシート排出間隔を広げる制御の
    うち少なくとも1つの制御が行われることを特徴とする
    画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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