JPH1160008A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH1160008A
JPH1160008A JP9244741A JP24474197A JPH1160008A JP H1160008 A JPH1160008 A JP H1160008A JP 9244741 A JP9244741 A JP 9244741A JP 24474197 A JP24474197 A JP 24474197A JP H1160008 A JPH1160008 A JP H1160008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
state
recording paper
tray
image recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9244741A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotsugu Nakano
裕嗣 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9244741A priority Critical patent/JPH1160008A/ja
Publication of JPH1160008A publication Critical patent/JPH1160008A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録後の記録シート同志を二段の中間トレー
を有する構成と同様にインクが乾くまで接触させない時
間を稼ぐことができると共に、構成を簡易化できる画像
記録装置を提供する。 【解決手段】 一対の保持体50R,50Lが上段支持
部51R,51Lと下段支持部52R,52Lとを有
し、保持体50R,50Lを回動させることで、下段ト
レーの開閉、及び上段トレーの開閉を一連の動作で行っ
て時間を稼ぐと共に、構成を簡易化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばプリンター、
複写機、ファクシミリ等、インクによって画像記録され
た記録シートのインクが乾くように、記録シート同志を
接触させない構成を有する画像記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、インクが乾くまで記録シート同志
を接触させない構成を有するこの種の画像記録装置とし
ては、インクによって画像記録された記録済の記録シー
トを直ちに排出シート積載トレーに積載せずに、一段の
中間トレーで記録済の記録シートを一枚だけ保持して、
インクを乾かす時間を稼ぎ、その後に中間トレーからシ
ートを下方へ落下させて排出シート積載トレーに積載し
ていく構成であった。
【0003】中間トレーは、画像記録部で画像記録され
た記録済の記録シートが画像記録部から排出されてくる
方向を正面に見てシートの左右両端部を中間トレーの左
右の支持部によって支持し、この支持部を下方又は水平
方向へ開くことで、シートを落下させるようになってい
る。
【0004】しかし、この一段の中間トレーでのインク
を乾かす時間では、シート同志が接触しないようにでき
る時間が短いため、高デューティの印字のときや印字速
度の早い時は、インクの乾く前にシート同志が接触して
しまい、せっかく印字した画像を汚す欠点を持ってい
た。また、重ねた後の紙(上の紙)の裏面にインクが移
ってしまい汚してしまう欠点もあった。
【0005】また、排出シート積載トレーに重なってい
るシートをユーザーが取り出してしまうと更に前記欠点
を生じてしまうことがあった。
【0006】これらの欠点を補うため、高デューティの
印字の時には自動的に排出を遅延し、インクの乾く時間
を稼ごうとしたものもあるが、印刷時間が延びてしまう
欠点があった。
【0007】以上のような欠点を解消するため、更にも
う一段中間トレーで保持するような上下二段の中間トレ
ーを有する構成でシート同志が接触しない時間を増やし
たものもある。
【0008】まず、二段の中間トレーの上段トレーに、
シート左右両端部を上段支持部に支持し、インクによっ
て画像記録された記録済の記録シートは保持される。
【0009】この上段トレーにシートが保持された状態
の間に、下段トレーはシートを、中間トレー下方に設け
られた排出シート積載トレーに下段支持部を開いて落と
しておき、さらにまたシートを支持できるように下段支
持部を閉じておく。
【0010】そして、下段トレーがシートを保持できる
状態になってから、上段トレーに保持されたシートを上
段支持部を開いて落とし、下段トレーに保持し、さらに
上段トレーはまたシートを支持できるように上段支持部
を閉じておく。
【0011】この動作を繰り返すことにより、先に画像
記録した記録シート表面のインクが乾くまで、次に画像
記録した記録シートと接触することを遅らせるようにな
っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、インクが乾くまで記録シート同
志を接触させない時間は稼げるものの、二段の中間トレ
ーの、上段トレーと下段トレーの動作は下段トレーを先
に開閉して下段にある記録シートをあらかじめ排出シー
ト積載トレーに落としてから、上段トレーを開閉して上
段にある記録シートを下段に落とすようにしているの
で、一段ずつ別々に駆動する必要があったため、トレー
自体の部品点数が増加するだけでなく、駆動系が複雑と
なることから部品点数も増加し、コストアップとなり、
また駆動系の占有スペースの大規模化等を強いられると
いう問題点があった。
【0013】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、二段
の中間トレーを有する構成と同様にインクが乾くまで記
録シート同志を接触させない時間を稼ぐことができると
共に、構造を簡易化できる画像記録装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、記録後のシートの端部をそれぞれ
支持する上下段の支持部を備え、且つ回動自在に軸支さ
れた一対の保持体を有した画像記録装置であって、前記
保持体は、該保持体の上段同志及び下段同志の支持部先
端間距離が両方ともシート幅よりも狭い初期状態と、該
保持体のそれぞれを、一方向に所定角度回動させると、
上段同志の支持部先端間距離はシート幅より狭くなり、
且つ下段同志の支持部先端間距離はシート幅よりも広く
なる第一の状態と、該保持体のそれぞれを、他方向に所
定角度回動させると、上段同志の支持部先端間距離はシ
ート幅より広くなり、且つ下段同志の支持部先端間距離
はシート幅よりも狭くなる第二の状態と、を有すること
を特徴とする。
【0015】このようにすれば、一対の保持体は、上段
同志と下段同志との支持部で二段の中間トレーを形成し
て二枚のシートを保持できる初期状態となり、保持体の
回動で、下段トレーを開いてシートを落下させる第一の
状態、さらに、上段トレーを開いてシートを下段トレー
へ落下させる第二の状態となる。
【0016】前記支持部のシート支持幅は、上段より下
段の方が幅広くすることも好ましい。
【0017】このようにすれば、上段トレーが開きシー
トが落下すると、下段トレーはシートを支持できる幅を
広くとり、安定してシートを保持することができる。
【0018】回動軸を、上段の支持部側に配置すること
も好ましい。
【0019】このようにすれば、下段トレーが確実に開
き、シートを落下させるように回動軸を上段の支持部側
に配置する。
【0020】排出するシートの後端が排出ローラ対に挟
持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の状
態、そして初期状態へ回動させることも好ましい。
【0021】排出するシートの後端が排出ローラ対に挟
持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の状
態、第二の状態へ回動させることも好ましい。
【0022】排出するシートの後端が排出ローラ対に挟
持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の状
態、第二の状態、さらに初期状態へ回動させることも好
ましい。
【0023】前記一対の保持体の位置は、シートサイズ
に合わせて調整可能にできることも好ましい。
【0024】前記一対の保持体は、内側に向かい合う対
称なコの字形状であることも好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0026】まず、図6を用いて本発明の実施の形態の
全体概要を画像形成装置としての一例のプリンター装置
で説明する。
【0027】本プリンターは上部および下部に、それぞ
れ記録紙(シート)供給装置を備えている。あわせて大
容量記録を行える利点や、上下異なる記録紙サイズや紙
種を入れ、使い分ける利点のほか、下部記録紙供給装置
には通常使うサイズや紙種を入れ、上部記録紙供給装置
からは特殊なサイズや特殊な紙種をその時々にセットし
て使うことも出来る。
【0028】また、下部は上部に比べ、通紙経路の屈曲
が厳しいため、コピー用紙など比較的に薄い紙種を供給
するのに向く。対して、上段は、通紙経路が比較的屈曲
が緩やかなため、比較的厚手の紙を供給するのに適した
構成となっている。
【0029】次に、記録紙の流れを説明する。まずは上
部記録紙供給装置Aからの給紙のみについて説明する。
【0030】前述の記録紙供給装置Aの記録紙載置台1
には記録紙Pが複数枚セットされており、分離ローラ2
及び分離爪3の作用により一枚ずつ分離され図中左下方
向に搬送される。記録紙Pは下側ガイド4及び上側ガイ
ド5により搬送ローラ6及び搬送コロ7のニップ部に導
かれ該搬送ローラ6、搬送コロ7により更に左方の画像
記録部に搬送される。
【0031】8はプラテンであり印字時の記録紙Pの裏
側を支えることにより記録紙Pと印字ヘッド9の間隔を
保持する。画像記録手段の一例である印字ヘッド9は記
録紙Pの搬送方向(図中左右方向)に1列に並ぶ複数個
のインク吐出口を持ったヘッドを、記録紙P搬送方向に
直交方向(図面表裏方向)に動作しつつ印字させること
により、1ラインの平面を印字する(印字スキャン)タ
イプのものである。
【0032】更に前記搬送ローラ6、搬送コロ7により
1ライン分記録紙Pを搬送してから次の印字スキャンを
行い、このような作動を繰り返すことにより、記録紙P
全面に印字することができる。
【0033】10は排紙ローラで、排紙コロ11と共に
排紙ローラ対となっており、印字中の記録紙Pの平面性
を保つと共に、印字後の記録紙Pを上段トレー51及び
下段トレー52からなる中間トレーに排出する機能を持
つ。中間トレーの構成及び動作については後述する。排
紙コロ11はインクの乾かない内に記録紙の印字面に接
触するので、撥水性の高い材料で作られ、記録紙面と刃
状の円周部のみで記録紙Pに接触するような形状となっ
ている。
【0034】次に、下部記録紙供給装置からの給紙につ
いて説明する。
【0035】図6において、Bは下部記録紙供給装置で
あり、前記上部記録紙供給装置Aと同様に記録紙Pを複
数枚載置して給送することができる。この記録紙載置台
12は、カセットとして本体から図中左方に引き抜くこ
とにより取り外し可能となっており、記録紙Pのセット
がしやすくなっている。
【0036】分離または給送ローラ13及び分離爪14
の作用により記録紙Pは一枚ずつ分離され図中右方に搬
送される。その後記録紙Pは、記録紙ガイド15と、ジ
ャムした記録紙P取り出しのため開閉可能であり、記録
紙搬送コロ17が回転自在に取り付けられている記録紙
取り出し用の開閉カバー16とにより、搬送方向を上向
きに変えられつつ、記録紙搬送ローラ18及び前記記録
紙搬送コロ17のニップ部に導かれ、記録紙搬送ローラ
18、記録紙搬送コロ17により図中上方に搬送され
る。
【0037】更に、上側Uターンガイド19、下側Uタ
ーンガイド20により記録紙Pは左上方、左方に屈曲さ
せられ、搬送ローラ6、搬送コロ7のニップ部に導かれ
る。その後は、上部記録紙供給装置Aから給送される記
録紙へなされた前記記録と同様に、下部記録紙供給装置
Bからの記録紙に記録が行われる。
【0038】ここで、本発明に係る中間トレーの構成を
図1〜図5を用いて説明する。
【0039】図1〜図5は図6の右側の記録済記録紙が
排紙される正面から中間トレーを見た図である。
【0040】中間トレーは、向かい合うコの字形状の保
持体50R,50Lから構成されている。保持体50
R,50Lの水平に伸びた上段支持部51R,51L、
下段支持部52R,52Lが印字された記録紙の左右両
紙端をそれぞれ支持するように配されている。
【0041】また、下段支持部52R,52Lの支持幅
は上段支持部51R,51Lの支持幅より内側まで伸ば
されている。
【0042】なぜなら、上段支持部51R,51Lは徐
々に横方向の画像記録部から記録紙が排出されてきて、
更に、記録紙の後端が排出されるまで、排紙ローラ1
0、排紙コロ11の排出ローラ対にくわえ込まれている
ため、記録紙両端近くの比較的狭い幅で記録紙を支持で
きるのに対し、下段支持部52R,52Lは上段トレー
51から落下してくる記録紙を受け取らなければなら
ず、確実に安定して保持できる様に広い幅に設定してい
る。
【0043】この左右の上段支持部51R,51Lおよ
び下段支持部52R,52Lはそれぞれの記録紙の紙端
より外側に位置しているステー部54R,54Lにより
連結され、保持体50R,50Lを形成している。
【0044】さらに、一対の保持体50R,50Lはそ
れぞれ回動自在に軸支する回動軸55R,55Lを有
し、回動軸55R,55Lは挟まれた記録紙の紙幅より
外側に位置している。
【0045】また、回動軸55R,55Lは上下段支持
部の中央より少し上方上段側にある。
【0046】なぜなら、前述したように上段支持部51
R,51Lより下段支持部52R,52Lを長く設定し
てあるため、保持体50R,50Lを回動させたとき、
下段トレー52に乗っている記録紙を確実に落とせるよ
うに下段支持部52R,52Lの先端移動量を大きくす
るためのものである。
【0047】次に保持体50R,50Lの動作について
説明する。保持体50Lの左側は、保持体50Rの右側
と対称に動作する。
【0048】図1に示すように、中間トレーに排出され
てきた記録紙Pbは左右の上段支持部51R,51Lに
両端付近を支持され、上段トレー51に保持される。排
出されてきた記録紙Pbの後端が排紙ローラ10、排紙
コロ11のニップを外れた後も上段支持部51R,51
Lで記録紙Pbは支持され、また、記録紙Pbの前に排
出された記録紙Paは下段支持部52R,52Lに支持
された初期状態になっている。
【0049】その後、図2に示されるように、右保持体
50Rは図中反時計回り(一方向)に、図示されない駆
動系により所定角度回動させられる。
【0050】この時、下段支持部52Rと上段支持部5
1Rは支持部先端を左下とする状態となり、左右の下段
支持部52R,52Lの先端幅は紙幅よりも広くなり、
左右の上段支持部51R,51Lの先端幅は紙幅よりも
狭くなる(第一の状態)。
【0051】ゆえに下段トレー52に保持されていた記
録紙Pa(ただし1枚目印字終了時にはない)は排紙積
載トレー53に落とされ、また、上段トレー51に保持
されていた記録紙Pbは上段トレーに維持されたままで
ある。
【0052】次に、図3に示すように右保持体50Rは
時計回りに、図示されない駆動系により各々の支持部を
水平にする初期状態まで戻る。
【0053】この時、図4のように、更に時計回り(他
方向)に所定角度回動させられ、下段支持部52Rと上
段支持部51Rは先端を左上にする状態となり、左右両
保持体50R,50Lの下段支持部52R,52Lの先
端幅は紙幅よりも狭くなり、左右の上段支持部51R,
51Lの先端幅は紙幅よりも広くなる(第二の状態)。
【0054】ゆえに上段支持部51R,51Lに支持さ
れていた記録紙Pbは下段トレー52に落とされ、記録
紙Pbは左右の下段支持部52R,52Lに支持され
る。
【0055】そして、図5に示されるように、右保持体
50Rは再び反時計回りに回動し初期状態に戻る。この
時、記録紙Pbに動きはなく、次の紙の排出が可能とな
り、次に排出される記録紙Pcは上段トレー51に保持
されてゆき、記録紙Pcの後端が排出ローラ対から離れ
るまで、この初期状態は維持される。
【0056】記録紙Pcが完全に排紙された後、前述の
ように右保持体50Rが、一旦反時計回りに回動し、更
に時計回りに回動し初期状態に戻る一連の動作を行い、
また左保持体50Lは対称に一連の動作を行うことによ
り記録紙Pbは下段トレー52からその下の排紙積載ト
レー53に落とされ、次の記録紙Pcは上段トレー51
からその下の下段トレー52に落とされる。
【0057】この動作を繰り返すことにより、記録紙表
面(印字面)に、次の記録紙が接することを遅らせるこ
とが出来る。
【0058】たとえば、上述の説明において、1枚目の
記録紙Paの表面(印字面)に着目し以下に説明する。
【0059】2枚目の記録紙Pbの排紙中、2枚目の記
録紙Pbは上段トレー51に支持され、下段トレー52
に支持される1枚目の記録紙Paの表面には当たらな
い。
【0060】3枚目を印字しているときにも接触せず、
この間に記録紙Paは排紙積載トレー53に落とされ、
2枚目の記録紙Pbが下段トレー52に落とされる。3
枚目の排出が完了し、下段トレー52が動作し2枚目が
排紙積載トレー53に落ちてきて初めて1枚目の記録紙
Paの表面と2枚目の記録紙Pbの裏面とが接触するこ
とになる。
【0061】尚、本発明の実施の形態の説明では、記録
紙サイズの異なる場合について記述していないが、記録
紙サイズに合わせて左右の保持体もしくは片側の保持体
の位置を調整できるような構成としてもよい。
【0062】そうすれば、いろいろな記録紙サイズに対
応できるようになり、また、自動で位置を調整する構成
とすれば、ユーザーがいちいち調整操作する必要がなく
なる。
【0063】また、本発明の実施の形態の説明では、記
録紙の後端が図6に図示した排紙ローラ10と排紙コロ
11からなる排紙ローラ対を離れてから一連の動作に入
るよう記述されているが、動作時間を短縮し、排出スピ
ードを遅くさせないようにするために、下段トレー52
の記録紙を排紙積載トレー53に落として上段トレー5
1だけに記録紙を保持する図1から図3の初期状態まで
は、記録紙の後端が排紙ローラ対を外れる前に動作して
いても構わない。
【0064】また、図1から図4までの上段トレー51
の記録紙を下段トレー52に落とすまでの動作を、記録
紙の後端が排紙ローラ対を外れる前に動作させると、記
録紙を安定して下段トレー52に保持することが出来る
ようになる。
【0065】また、更に図1から図5までに示すよう一
連の動作を経て初期状態に戻るまでを、記録紙の後端が
排紙ローラ対を外れる前に動作させると、記録紙を更に
安定して下段トレー52に保持することが出来るように
なる。
【0066】排出ローラ対に挟持されている間の上記3
種類の動作は、インクの乾き易さが異なる記録紙を複数
使用する場合に、それぞれの紙種に合わせて動作を変更
し、排出スピードを遅くさせないようにしても構わな
い。
【0067】本発明の実施の形態では、支持部の支持幅
を上段より下段で幅広く設定してあると記述したが、そ
の幅について限定されるものではなく、同一幅であって
も構わない。
【0068】また、それに合わせて、回動軸も上段支持
部側に配したと記述しているが、その位置に限定される
ものではなく、上下段トレーの中央付近に配されていて
も構わない。
【0069】
【発明の効果】以上述べて来たように、本発明によれば
一対の保持体で二段の中間トレーと同様な動作を行うの
で、記録済シートが排出され上段トレーに保持された
後、始めに中間トレー内側を下方に向くように回動し、
その後、逆に中間トレー内側を上方に向くように回動
し、更に初期状態に戻る動作を行い、上下段別々の動作
を行っていた従来の中間トレーとシート同志が触らない
時間を延ばすという性能は同等にも関わらず、駆動系が
簡単になり、且つトレーも一対の保持体として形成する
ことでコストダウンでき、装置の小型化が可能となる。
【0070】また、下段支持部の支持幅を幅広くしたこ
とで、落下してきたシートを確実に保持できる。
【0071】回動軸を上段側に配置したので、下段トレ
ーを開いた際に、シートを確実に落とすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る中間トレーの実施形態を示
す正面からの図(初期状態)である。
【図2】図2は本発明に係る中間トレーの実施形態を示
す正面からの図(第一の状態下段トレーより積載トレー
に記録紙を落とす)である。
【図3】図3は本発明に係る中間トレーの実施形態を示
す正面からの図(初期状態)である。
【図4】図4は本発明に係る中間トレーの実施形態を示
す正面からの図(第二の状態上段トレーより下段トレー
に記録紙を落とす)である。
【図5】図5は本発明に係る中間トレーの実施形態を示
す正面からの図(動作終了初期状態)である。
【図6】図6は本発明に係る中間トレーが適応されるプ
リンター装置の側面断面図である。
【符号の説明】
50R,50L 保持体(Rは右側、Lは左側、以下同
様) 51R,51L 上段支持部 52R,52L 下段支持部 53 排紙積載トレー 54R,54L ステー部 55R,55L 回動軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録後のシートの端部をそれぞれ支持する
    上下段の支持部を備え、且つ回動自在に軸支された一対
    の保持体を有した画像記録装置であって、 前記保持体は、 該保持体の上段同志及び下段同志の支持部先端間距離が
    両方ともシート幅よりも狭い初期状態と、 該保持体のそれぞれを、一方向に所定角度回動させる
    と、上段同志の支持部先端間距離はシート幅より狭くな
    り、且つ下段同志の支持部先端間距離はシート幅よりも
    広くなる第一の状態と、 該保持体のそれぞれを、他方向に所定角度回動させる
    と、上段同志の支持部先端間距離はシート幅より広くな
    り、且つ下段同志の支持部先端間距離はシート幅よりも
    狭くなる第二の状態と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部のシート支持幅は、上段より
    下段の方が幅広くすることを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 回動軸を、上段の支持部側に配置するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 排出するシートの後端が排出ローラ対に
    挟持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の
    状態へ回動し、第一の状態から初期状態へ戻ることを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 排出するシートの後端が排出ローラ対に
    挟持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の
    状態へ回動し、第一の状態から第二の状態へ回動させる
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像記録
    装置。
  6. 【請求項6】 排出するシートの後端が排出ローラ対に
    挟持されている間に、前記保持体は初期状態から第一の
    状態へ回動し、第一の状態から第二の状態へ回動し、第
    二の状態から初期状態へ戻ることを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記一対の保持体の位置は、シートサイ
    ズに合わせて調整可能にできることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれか一つに記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の保持体は、内側に向かい合う
    対称なコの字形状であることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか一つに記載の画像記録装置。
JP9244741A 1997-08-26 1997-08-26 画像記録装置 Withdrawn JPH1160008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9244741A JPH1160008A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9244741A JPH1160008A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1160008A true JPH1160008A (ja) 1999-03-02

Family

ID=17123211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9244741A Withdrawn JPH1160008A (ja) 1997-08-26 1997-08-26 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1160008A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008054524A1 (de) * 2008-12-11 2010-06-17 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Verfahren zum Ablegen von Bogen auf einem Auslegerstapel im Ausleger einer bogenverarbeitenden Maschine und Vorrichtung hierfür

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008054524A1 (de) * 2008-12-11 2010-06-17 Koenig & Bauer Aktiengesellschaft Verfahren zum Ablegen von Bogen auf einem Auslegerstapel im Ausleger einer bogenverarbeitenden Maschine und Vorrichtung hierfür

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7352843B2 (ja) 媒体搬送ユニット、記録装置
JPH01145153A (ja) インクジェット・プリンタ
JPH115664A (ja) 排紙スタック装置およびこれを備えた画像形成装置
US4285507A (en) Ink jet printer
EP0529614B1 (en) Facsimile apparatus
US7398971B2 (en) Recording apparatus
JP2011084382A (ja) 画像形成装置
JPH1160008A (ja) 画像記録装置
JP7375436B2 (ja) 記録装置
JP2010069723A (ja) インクジェットプリンタ
JPH0577506A (ja) 記録装置
JP4604465B2 (ja) 印刷ユニット及びプリンタ装置
JP7226066B2 (ja) 記録装置
JP5125932B2 (ja) 画像形成装置
JP5610413B2 (ja) 画像形成装置
JP2539352Y2 (ja) インクジェットプリンタにおける記録紙処理機構
JPH11286363A (ja) インクジェット記録装置及び排紙トレイ
JP4289097B2 (ja) 画像記録装置
JPH07257800A (ja) 記録装置
JPH10330011A (ja) インクジェット記録装置
JP2005200156A (ja) プリンタ装置
JP2010070318A (ja) プリンタ
JP2557634B2 (ja) 用紙反転給紙装置
JPH09220833A (ja) カットシート供給における紙詰まり防止装置
JP2002167102A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102