JPH1159825A - 移動棚利用収納設備の操作装置 - Google Patents
移動棚利用収納設備の操作装置Info
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- JPH1159825A JPH1159825A JP22915397A JP22915397A JPH1159825A JP H1159825 A JPH1159825 A JP H1159825A JP 22915397 A JP22915397 A JP 22915397A JP 22915397 A JP22915397 A JP 22915397A JP H1159825 A JPH1159825 A JP H1159825A
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Abstract
2,3a〜3cが並列配置され、前記移動棚3a〜3c
の横動により各棚に隣接する作業用通路A〜Dの内の任
意の通路を入出庫用運搬車両の進入可能な幅に開けるよ
うにした収納設備1において、各作業用通路A〜Dに対
する通路開き操作を入出庫用運搬車両の運転者が車上か
ら容易に行えるようにすること。 【解決手段】 各作業用通路A〜Dに対応する複数本の
通路開き操作用紐状操作具5a〜5dを、前記入出庫用
運搬車両に搭乗の作業者から操作可能な位置に垂下配設
する。
Description
を含む複数の棚が並列配置され、前記移動棚の横動によ
り各棚に隣接する作業用通路の内の任意の通路を入出庫
用運搬車両の進入可能な幅に開けるようにした収納設備
において、任意の作業用通路を開くための操作装置に関
するものである。
ける通路開き用操作装置としては、各作業用通路に隣接
する棚の通路入口側端部に通路開き操作用スイッチを配
設したものや、赤外線や電波などを利用した各種のワイ
ヤレスリモコン方式のものが知られている。
ッチ方式の操作装置は、開こうとする作業用通路に対応
する操作盤の前まで行って通路開き操作用スイッチを直
接操作しなければならないので、フォークリフトなどの
入出庫用運搬車両を利用して棚に対する入出庫作業を行
う大型の収納設備では、入出庫用運搬車両に搭乗してい
る作業者(運転者)が一旦車両から降りて操作盤の前ま
で行かなければならず、作業能率が大幅に低下する。
式の操作装置は、リモコン本体(発信器)を入出庫用運
搬車両の運転者が携行しておきさえすれば、車両から降
りなくとも目的の作業用通路を開く操作を行えるが、リ
モコン本体の携行を忘れて当該リモコンによる操作が行
えなくなる恐れがあるばかりでなく、ポケットなどから
のリモコン本体の取り出し時に誤って落として余計な手
間がかかったり、リモコン本体を損傷させてしまうよう
な不都合も生じる。
来の問題点を解消し得る移動棚利用収納設備の操作装置
を提供することを目的とするものであって、その手段を
後述する実施形態の参照符号を付して示すと、横動可能
な移動棚3a〜3cを含む複数の棚2,3a〜3cが並
列配置され、前記移動棚3a〜3cの横動により各棚に
隣接する作業用通路A〜Dの内の任意の通路を入出庫用
運搬車両Fの進入可能な幅に開けるようにした収納設備
1において、各作業用通路A〜Dに対応する複数本の通
路開き操作用紐状操作具5a〜5dを、前記入出庫用運
搬車両Fに搭乗の作業者Mから操作可能な位置に垂下配
設した構成となっている。
操作装置を実施するに際して、前記各紐状操作具5a〜
5dは、入出庫用運搬車両Fがその際まで接近し得る場
所であれば如何なる場所にも垂下配設し得るが、具体的
には、対応する各作業用通路A〜Dに隣接する移動棚3
a〜3cの通路入口側端部の外側で当該移動棚3a〜3
cから紐状操作具5a〜5dを垂下させることができる
し、移動棚3a〜3cが通路入口側端部の頭上位置から
外側へ片持ち状に突設された張出荷受け部30を備えた
ものであるときは、対応する各作業用通路A〜Dに隣接
する移動棚3a〜3cの前記張出荷受け部30から前記
紐状操作具5a〜5dを垂下させることができる。
るいは防爆用などの特殊用途の倉庫のように、開閉自在
な扉35を備えた出入口36を有する倉庫37内に前記
収納設備1が設置される場合、前記各紐状操作具5a〜
5dを当該倉庫37の出入口36の外側に垂下配設する
ことができるし、場合によっては、前記倉庫37の出入
口36の外側と倉庫37内の両方に前記各紐状操作具5
a〜5dを垂下配設することもできる。
は、対応する作業用通路A〜Dを識別表示する表示部2
6を設けておくことができる。
〜5dの近傍位置に、移動棚3a〜3cの移動を停止さ
せる非常停止操作用紐状操作具を配設しておくこともで
きる。この場合、各作業用通路A〜Dに対応する複数本
の通路開き操作用紐状操作具5a〜5dが一箇所にまと
められて垂下配設されているときは、1本の非常停止操
作用紐状操作具を配設すれば良いが、前記のように各移
動棚3a〜3cから通路開き操作用紐状操作具5a〜5
dを垂下させているときは、各通路開き操作用紐状操作
具5a〜5dごとに非常停止操作用紐状操作具6a〜6
dを隣接配置することができる。
棚の通路入口側端部にも、歩行作業者が操作し得る高さ
に通路開き操作用スイッチ(押し釦スイッチ18)を配
設しておき、当該通路開き操作用スイッチ(押し釦スイ
ッチ18)と前記通路開き操作用紐状操作具5a〜5d
の何れでも通路開き操作が行えるように構成するのが望
ましい。
し釦スイッチ18)と非常停止操作用スイッチ(押し釦
スイッチ23)とを各作業用通路A〜Dに隣接する棚の
通路入口側端部に配設し、当該通路開き操作用スイッチ
(押し釦スイッチ18)と前記通路開き操作用紐状操作
具5a〜5dの何れでも通路開き操作が行えるととも
に、前記非常停止操作用スイッチ(押し釦スイッチ2
3)と前記非常停止操作用紐状操作具6a〜6dの何れ
でも移動棚3a〜3cの横動を非常停止させ得るように
構成することができるが、この場合、前記通路開き操作
用スイッチ(押し釦スイッチ18)の色と前記通路開き
操作用紐状操作具5a〜5dの一部(例えば握り部8)
または全体の色とを同一(例えば緑色)にするととも
に、前記非常停止操作用スイッチ(押し釦スイッチ2
3)の色と前記非常停止操作用紐状操作具6a〜6dの
一部(例えば握り部8)または全体の色とを同一(例え
ば赤色)にし、両色を互いに異ならしめておくことがで
きる。
や前記非常停止操作用紐状操作具6a〜6dは、引き下
げ操作によりスイッチ16,22を切り換える引き紐か
ら構成し得るが、紐状本体50とその下端に取り付けら
れた手動操作スイッチ51とから構成することもでき
る。
付図に基づいて説明すると、図1において、1は移動棚
利用の収納設備であって、固定棚2と複数列の移動棚3
a〜3cから構成され、各移動棚3a〜3cは、従来周
知のように床面上に敷設された複数本のガイドレール4
に棚並列方向に横動可能に支持され、それぞれ自走用駆
動手段を備えている。
〜3cの横動により、固定棚2と移動棚3aとの間の作
業用通路A、移動棚3a,3b間の作業用通路B、移動
棚3b,3c間の作業用通路C、そして移動棚3cと次
の図示していない移動棚または固定棚との間の作業用通
路Dの内、選択された1つまたは複数の通路を予め設定
された使用可能な規定幅まで広げて、その両側の棚2〜
3cに対する入出庫作業を、例えば図2に示すフォーク
リフトなどの入出庫用運搬車両Fにより行うことができ
る。
側端部には、各作業用通路A〜Dに対応して通路開き操
作用紐状操作具5a〜5dと非常停止操作用紐状操作具
6a〜6dとが垂下配設されている。図示例では、作業
用通路Aに対応する通路開き操作用紐状操作具5aと非
常停止操作用紐状操作具6aとは、移動棚3aの作業用
通路Aに隣接する側に垂下配設され、作業用通路B〜D
に対応する通路開き操作用紐状操作具5b〜5dと非常
停止操作用紐状操作具6b〜6dとは、これら作業用通
路B〜Dの固定棚2側に隣接する移動棚3a〜cの各作
業用通路B〜Dに隣接する側に垂下配設されている。
6dは、図1及び図2に示すように、各移動棚3a〜3
cの通路入口側端部の上端から横外方に片持ち状に突設
されたブラケット7に取り付けられて垂下し、その下端
の握り部8(無くとも良い)は、図2に示すように入出
庫用運搬車両Fに搭乗している作業者(運転者)Mが車
上から直接操作し得る位置にある。また、各移動棚3a
〜3cの通路入口側端部には、隣接する各作業用通路A
〜Dに対応する操作盤9が、歩行作業者が直接操作し得
る高さに配設されている。
る通路開き操作用紐状操作具5aは、前記ブラケット7
の先端に支軸10により上下揺動自在に軸支されたレバ
ー11の先端に引張コイルスプリング12を介して取り
付けられた引き紐から構成することができる。当該レバ
ー11は、スプリング13により上向きに付勢されて上
限ストッパー14に当接しており、紐状操作具5aの引
き下げによりレバー11が下方へ回動したとき、当該レ
バー11の基部に形成されているカム15が前記ブラケ
ット7に取り付けられているリミットスイッチ16を動
作させるように構成されている。17はレバー11の下
限ストッパーである。
操作により動作するリミットスイッチ16の出力信号1
6aと、同一作業用通路Aに対応する操作盤9の通路開
き操作用押し釦スイッチ18の出力信号18aとは、論
理和回路(ORゲート)19に入力され、通路開き操作
用紐状操作具5aの引き下げ操作と通路開き操作用押し
釦スイッチ18の操作との内、何れか一方が実行された
とき、通路A開指令20が移動棚制御装置21に対し入
力される。
操作用紐状操作具5b〜5dも、前記作業用通路Aに対
応する通路開き操作用紐状操作具5aと同様に、それぞ
れの紐状操作具引き下げ操作または各作業用通路B〜D
に対応する操作盤9の通路開き操作用押し釦スイッチ1
8の操作により、対応する作業用通路B〜Dを開くため
の通路B開指令〜通路D開指令が移動棚制御装置21に
対し入力されるように構成されている。
図示省略しているが、前記通路開き操作用紐状操作具5
aと同様の構成により、引き下げ操作で非常停止用リミ
ットスイッチ22を動作させるように構成されている。
これら非常停止操作用紐状操作具6a〜6dの引き下げ
操作で動作するリミットスイッチ22からの出力信号2
2aと、各作業用通路A〜Dに対応する操作盤9の非常
停止用押し釦スイッチ23の出力信号23aとは、論理
積回路(ANDゲート)24に入力され、各作業用通路
A〜Dに対応する非常停止操作用紐状操作具6a〜6d
と非常停止用押し釦スイッチ23の何れか1つが操作さ
れたとき、非常停止指令25が移動棚制御装置21に対
し入力されるように構成されている。
Dごとの通路開指令20と非常停止指令25などの操作
指令に基づいて各移動棚3a〜3cの自走用駆動手段を
制御して、作業用通路A〜Dの内の通路開指令20によ
って指示された特定の作業用通路を全開するように移動
棚3a〜3cを横動させる。また、移動棚3a〜3cを
横動させている途中に非常停止指令25が入力される
と、その時点で移動棚3a〜3cの横動を自動停止させ
る。
利用して固定棚2または移動棚3a〜3c内の特定の荷
収納区画に対し入出庫作業を行う場合、作業用通路A〜
Dの内、入出庫作業対象の荷収納区画が面する特定の作
業用通路、例えば作業用通路A内に入出庫用運搬車両F
を乗り入れるのであるが、図1に示すように当該作業用
通路Aが閉じているときは、その入口近傍の作業用通路
Aに対応する通路開き操作用紐状操作具5aの際まで前
記運搬車両Fを移動させ、車上から当該通路開き操作用
紐状操作具5aを引き下げる。この結果、図3に示す通
路A開指令20が移動棚制御装置21に入力され、移動
棚制御装置21が作業用通路Aを全開するように各移動
棚3a〜3cの自走用駆動手段を自動制御し、固定棚2
と移動棚3aとの間の閉じていた作業用通路Aが開かれ
る。なお、通路開き操作用紐状操作具5a〜5dは、リ
ミットスイッチ16が動作するレベルまで引き下げれば
良く、目的の作業用通路が全開し終わるまで対応する紐
状操作具を継続的に引き下げておく必要がないことは勿
論である。
業用通路を開くときも、開くべき作業用通路に対応する
通路開き操作用紐状操作具5b〜5dを引き下げ操作す
れば良い。若し、誤った作業用通路に対し開き操作を行
ったときや他の何らかの理由でその開き操作を取り消し
て、横動する移動棚3a〜3cを直ちに停止させたい場
合は、非常停止操作用紐状操作具6a〜6dの内、最も
早く操作し得る一本の非常停止操作用紐状操作具を引き
下げ操作するかまたは、操作盤9の内、最も近くにある
操作盤9の非常停止用押し釦スイッチ23を操作するこ
とにより、図3に示す非常停止指令25が移動棚制御装
置21に入力され、移動棚制御装置21が移動棚3a〜
3cの横動を自動停止させることになる。
作業用通路A〜Dを開くときは、従来通り開くべき作業
用通路に対応する操作盤9の通路開き操作用押し釦スイ
ッチ18を操作すれば良い。
応する通路開き操作用紐状操作具5a〜5dには、対応
する作業用通路を、例えばアルファベットや数字で識別
表示する表示部26を設けることができる。この表示部
26は、例えば図示のように紐状操作具5a〜5dの握
り部8の近くに旗状に取り付けた銘板27から構成する
ことができるが、握り部8に偏平状の表示部を形成する
こともできる。また、非常停止操作用紐状操作具6a〜
6dを併用する場合、当該非常停止操作用紐状操作具6
a〜6dにも非常停止用であることを表示する表示部2
8を、前記表示部26と同様の手段で設けることができ
る。
6dの握り部8や紐状操作具自体を赤色や黄色とし、通
路開き操作用紐状操作具5a〜5dの握り部8や紐状操
作具自体を緑色とするなど、両者を明確に区別できるよ
うに配色するのが望ましい。また、各移動棚3a〜3c
に操作盤9が設けられている場合、当該操作盤9におけ
る通路開き操作用押し釦スイッチ18の色(例えば緑
色)と通路開き操作用紐状操作具5a〜5dの握り部8
や紐状操作具自体の色とを同一にするとともに、当該操
作盤9における非常停止操作用押し釦スイッチ23の色
(例えば赤色)と非常停止操作用紐状操作具6a〜6d
の握り部8や紐状操作具自体の色とを同一にすること
も、操作盤9の操作に慣れた作業者が紐状操作具5a〜
6dを誤りなく操作するのに効果的である。
に示すように、デッドスペースの有効活用のために、移
動棚3a〜3cの通路入口側端部の頭上レベルに、片持
ち状に突出する張出荷受け部30を1段または上下複数
段に突設することが、例えば特開平8−324722号
公報などによって知られている。このような移動棚を備
えた収納設備1においては、通路開き操作用紐状操作具
5a〜5dや非常停止操作用紐状操作具6a〜6dを移
動棚3a〜3cの端部から突設されている前記張出荷受
け部30から垂下配設させることができる。
常停止操作用紐状操作具6a〜6dは、移動棚3a〜3
cの通路入口側端部に配設しなければならないものでは
ない。例えば図5に示すように、収納設備1の通路入口
側端部に近い位置で建屋31の梁32や天井33などの
頭上の固定部材から適当なブラケット34を介して通路
開き操作用紐状操作具5a〜5dなどを垂下配設するこ
とも可能である。この場合、各作業用通路A〜Dに対応
する複数本の通路開き操作用紐状操作具5a〜5dを一
箇所にまとめて並列状に垂下配設することもできるし、
各作業用通路A〜Dに対応するように分散させて垂下配
設することもできる。
やクリーン倉庫、あるいは防爆用などの特殊用途の倉庫
のように、開閉自在な扉35を備えた出入口36を有す
る倉庫37内に前記収納設備1が設置される場合、前記
各通路開き操作用紐状操作具5a〜5dを当該倉庫37
の出入口36の外側に垂下配設することができる。この
場合、各作業用通路A〜Dに対応する複数本の通路開き
操作用紐状操作具5a〜5dを一箇所にまとめて並列状
に垂下配設することになる。勿論、仮想線で示すよう
に、倉庫37内にも、移動棚3a〜3cや図5に示すよ
うな態様で通路開き操作用紐状操作具5a〜5dを垂下
配設して、倉庫内外何れの通路開き操作用紐状操作具5
a〜5dでも目的の作業用通路を開けるように構成する
ことができる。
において、複数本の通路開き操作用紐状操作具5a〜5
dが一箇所にまとめて並列状に垂下配設される場合で非
常停止操作用紐状操作具を併用する場合は、非常停止操
作用紐状操作具は1本だけ配設すれば良い。また、この
ように複数本の通路開き操作用紐状操作具5a〜5dが
一箇所にまとめて並列状に垂下配設される場合には、図
3において説明したように各通路開き操作用紐状操作具
5a〜5dに、対応する作業用通路A〜Dを識別表示す
る表示部26を設けることは必要である。
って、移動棚の台数や開閉できる作業用通路の数などは
勿論のこと、全体の構成も図示のものに限定されない。
例えば、移動棚横動領域の両端に固定棚2が配設されて
いるもの、片側にのみ固定棚2が配設されているもの、
固定棚2が併設されていないもの、作業用通路を複数開
くことができるもの、移動棚を支持案内するガイドレー
ル4を必要としないもの、あるいは図7に示すように、
荷収納空間を上下複数段に区画する棚板を備えない1段
のフラットベースタイプの移動台車40を移動棚3a〜
3cとして利用するものなど、如何なる構成の収納設備
であっても良い。
移動台車40を移動棚3a〜3cとして利用する場合、
少なくとも通路入口側の端部には側壁(枠状のものでも
良い)41が立設され、当該側壁41の上端に通路開き
操作用紐状操作具5a〜5dや非常停止操作用紐状操作
具6a〜6dがブラケット7を介して垂下配設されると
ともに、当該側壁41に操作盤9が配設される。また、
必要に応じて通路開き操作用紐状操作具5a〜5dや非
常停止操作用紐状操作具6a〜6dを係止させておくた
めの紐係止具42を付設しておくことができる。この紐
係止具42は、先に説明した他の実施形態においても利
用できる。
dは、図示のように各移動棚3a〜3cの横動方向に対
し入出庫用運搬車両Fが直角向きにある状態と、各移動
棚3a〜3cの横動方向と平行な向きに入出庫用運搬車
両Fがある状態の何れでも操作し得る位置に垂下配設す
ることが望ましいが、場合によっては、各紐状操作具5
a,6a〜5d,6dを各移動棚3a〜3cに接近させ
て、各移動棚3a〜3cの横動方向と平行な向きに入出
庫用運搬車両Fがある状態でのみ各紐状操作具5a,6
a〜5d,6dを車上から操作し得るように構成するこ
ともできる。
6dは、上記実施形態に示すように、引き下げ操作によ
りスイッチ16,22を切り換える引き紐から構成し得
るが、図8に示すように、ブラケット7などから垂下す
る紐状本体50とその下端に取り付けられた手動操作ス
イッチ51(例えば押し釦スイッチ)とから構成するこ
ともできる。この場合、手動操作スイッチ51で開閉さ
れる回路構成用コードで紐状本体50を兼用させても良
いし、当該回路構成用コードとは別の紐などで紐状本体
50を構成することもできる。
備の操作装置によれば、移動棚の横動により開かれた作
業用通路に隣接する棚に対する入出庫作業をフォークリ
フトなどの入出庫用運搬車両によって行う場合、当該車
両を運転する作業者(運転者)は車両から降りないで目
的の作業用通路に対応する通路開き操作用紐状操作具を
車上から引き下げ操作するだけで、目的の作業用通路を
開かせることができる。
を行わなければならない場合と比較して作業能率を大幅
に向上させることができる。また、ワイヤレスリモコン
方式の操作装置と比較して、リモコン本体(発信器)の
携行を忘れたために作業できなくなるような不都合や、
ポケットなどからのリモコン本体の取り出しの手間や当
該取り出し時に誤って落としてリモコン本体を損傷させ
てしまうような不都合も生じる恐れは全くない。
き操作用紐状操作具を、対応する各作業用通路に隣接す
る移動棚の通路入口側端部の外側で当該移動棚から垂下
配設しておくときは、作業用通路の何れを開いたとして
も、開かれた作業用通路に対し出入りする車両の走行経
路中に通路開き操作用紐状操作具が垂下して車両に引っ
掛かったり、車両の走行を妨害する恐れはなく、しかも
全ての通路開き操作用紐状操作具を対応する作業用通路
の比較的近い位置に垂下させることができるので、目的
の作業用通路に対応する通路開き操作用紐状操作具を確
実に操作することができる。
片持ち状に突設された張出荷受け部を備えている場合、
請求項3に記載のように前記各通路開き操作用紐状操作
具を前記移動棚の張出荷受け部から垂下させることによ
り、移動棚の端部から専用の紐状操作具吊り下げ用ブラ
ケットを突設しなくとも、各通路開き操作用紐状操作具
を入出庫用運搬車両の搭乗者が操作し易いように移動棚
の端部から適当距離離すことができる。
内に前記収納設備が設置される場合、請求項4に記載の
ように前記各通路開き操作用紐状操作具を当該倉庫の出
入口の外側に垂下配設することにより、倉庫内の収納設
備に到着してから通路開き操作を行わなければならない
場合と比較して、倉庫内での当該車両の在留時間を短く
することができ、単に作業能率を高め得るばかりでな
く、特に冷凍・冷蔵倉庫などの場合には作業者(運転
者)に与える身体的負担も軽くなる。
を有する倉庫内に前記収納設備を設置する場合、請求項
5に記載のように、前記各通路開き操作用紐状操作具を
当該倉庫の出入口の外側と倉庫内の両方に垂下配設し
て、倉庫内外何れの通路開き操作用紐状操作具でも通路
開き操作が行えるように構成すれば、倉庫内で複数の通
路を順番に開いて作業する場合でも能率良く作業するこ
とができ、倉庫出入口の無駄な開閉を少なくして、倉庫
内が庫外の影響を受けるのを少なくし得る。
操作用紐状操作具に、対応する作業用通路を識別表示す
る表示部を設けておくときは、特に各通路開き操作用紐
状操作具を一箇所にまとめて垂下配設する場合でも、目
的の作業用通路の開き操作を誤りなく行える。
紐状操作具の近傍位置に、移動棚の移動を停止させる非
常停止操作用紐状操作具を配設しておくときは、誤った
作業用通路の開き操作を行ったとき、直ちに移動棚を非
常停止させて正しい作業用通路の開き操作に入ることが
でき、無駄な待ち時間を短くし得るとともに、その他、
何らかの理由で移動棚の移動を緊急停止させる必要が生
じたときも、入出庫用運搬車両の搭乗者が車両から降り
なくとも直ちに非常停止操作が行えるので安全性も向上
する。
非常停止操作用紐状操作具を、各通路開き操作用紐状操
作具と対を成すように各通路開き操作用紐状操作具に隣
接配置させるときは、特に各通路開き操作用紐状操作具
が作業用通路のそれぞれに対応して分散配置される場合
に効果的である。
通路に隣接する棚の通路入口側端部の歩行作業者用の通
路開き操作用スイッチと前記通路開き操作用紐状操作具
の何れでも通路開き操作が行えるように構成するとき
は、前記通路開き操作用紐状操作具は歩行作業者では容
易に操作できないような高さに配設して、当該通路開き
操作用紐状操作具が低い位置まで垂れ下がっているため
に歩行作業者や入出庫用運搬車両の邪魔になるような事
態を回避できる。
単に移動棚端部の操作盤上の通路開き操作用スイッチや
非常停止操作用スイッチを利用して従来通りの作業が行
えるだけでなく、当該操作盤上の通路開き操作用スイッ
チや非常停止操作用スイッチの操作に慣れている作業者
が入出庫用運搬車両に搭乗して作業を行う場合、通路開
き操作用紐状操作具や非常停止操作用紐状操作具の操作
を誤りなく行い易くなる。
引き紐の引き下げ操作で切り換えられるスイッチであれ
ば、如何なる構造、形態のスイッチでも活用することが
できるし、請求項12に記載の構成によれば、引き紐の
引き下げ操作でスイッチが切り換えられるように構成す
る場合よりも構造が簡単で安価に実施することができ
る。
を説明する図である。
Claims (12)
- 【請求項1】横動可能な移動棚を含む複数の棚が並列配
置され、前記移動棚の横動により各棚に隣接する作業用
通路の内の任意の通路を入出庫用運搬車両の進入可能な
幅に開けるようにした収納設備において、各作業用通路
に対応する複数本の通路開き操作用紐状操作具を、前記
入出庫用運搬車両に搭乗の作業者から操作可能な位置に
垂下配設して成る、移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項2】前記各紐状操作具が、対応する各作業用通
路に隣接する移動棚の通路入口側端部の外側で当該移動
棚から垂下されている、請求項1に記載の移動棚利用収
納設備の操作装置。 - 【請求項3】前記各紐状操作具が、対応する各作業用通
路に隣接する移動棚の通路入口側端部から外側へ片持ち
状に突設された張出荷受け部から垂下されている、請求
項1に記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項4】開閉自在な扉を備えた出入口を有する倉庫
内に前記収納設備が設置され、前記各紐状操作具が前記
倉庫の出入口の外側に垂下配設されている、請求項1に
記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項5】開閉自在な扉を備えた出入口を有する倉庫
内に前記収納設備が設置され、前記各紐状操作具が前記
倉庫の出入口の外側と倉庫内の両方に垂下配設されてい
る、請求項1に記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項6】前記各紐状操作具には、対応する作業用通
路を識別表示する表示部が設けられている、請求項1〜
5の何れかに記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項7】前記紐状操作具の近傍位置に、移動棚の移
動を停止させる非常停止操作用紐状操作具が配設されて
いる、請求項1〜6の何れかに記載の移動棚利用収納設
備の操作装置。 - 【請求項8】前記非常停止操作用紐状操作具が、各通路
開き操作用紐状操作具ごとに隣接して配設されている、
請求項2または3に記載の移動棚利用収納設備の操作装
置。 - 【請求項9】前記各作業用通路に隣接する棚の通路入口
側端部には、歩行作業者が操作し得る高さに通路開き操
作用スイッチが配設され、当該通路開き操作用スイッチ
と前記通路開き操作用紐状操作具の何れでも通路開き操
作が行えるようにした、請求項1〜8の何れかに記載の
移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項10】前記各作業用通路に隣接する棚の通路入
口側端部には、歩行作業者が操作し得る高さに通路開き
操作用スイッチと非常停止操作用スイッチとが配設さ
れ、当該通路開き操作用スイッチと前記通路開き操作用
紐状操作具の何れでも通路開き操作が行えるとともに、
前記非常停止操作用スイッチと前記非常停止操作用紐状
操作具の何れでも移動棚の横動を非常停止させ得るよう
にし、前記通路開き操作用スイッチの色と前記通路開き
操作用紐状操作具の一部または全体の色とを同一にする
とともに、前記非常停止操作用スイッチの色と前記非常
停止操作用紐状操作具の一部または全体の色とを同一に
し、両色は互いに異ならしめてある、請求項7または8
に記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項11】前記紐状操作具が、引き下げ操作により
スイッチを切り換える引き紐から成る、請求項1〜10
の何れかに記載の移動棚利用収納設備の操作装置。 - 【請求項12】前記紐状操作具が、紐状本体とその下端
に取り付けられた手動操作スイッチとから成る、請求項
1〜10の何れかに記載の移動棚利用収納設備の操作装
置。
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JP22915397A JP3475995B2 (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 移動棚利用収納設備の操作装置 |
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JP3475995B2 JP3475995B2 (ja) | 2003-12-10 |
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-
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